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キリカ「美樹さやかと間違えられて変なとこ連れて来られた」
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37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 00:54:16.66 ID:m4eVQWGG0
--マミの家--
キリカ「こんばんはー」
まどか「こんばんは」
マミ「呉さん。鹿目さん……」
なぎさ「まどか、キリカ、お勤め御苦労様なのです。まどかは思い出したのですか?」
まどか「うん。少しずつだけど……」
杏子「……」
キリカ「佐倉、機嫌悪そうだね」
杏子「……別に」
キリカ「……? まぁいいけどさ。……電話、なってるよ」
杏子「……ほむら……」
キリカ「出たら?」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 00:54:44.78 ID:m4eVQWGG0
ほむら「……ごめんなさい」
杏子「謝んなくていいよ。あんたは知らなかったんだろ? あたしだって……こんなの」
ほむら「……あなたも、真実にたどり着いたのね」
杏子「あぁ」
ほむら「こんな簡単なこと……少し考えれば分かったはずなのに。まどかがいる世界をねつ造できるとしたら、それは、まどかのことを知ってる者だけ……」
杏子「その、さ」
ほむら「?」
杏子「……全部忘れてしまえばいいんじゃない? この見滝原はあんたの理想なんだろ? だったら!」
ほむら「……それは出来ない。真実にたどり着いた以上、私が進むべき道はもう一つだけ」
杏子「おい! ほむら!」
ほむら「本当に、巻き込んでしまってごめんなさい」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 00:55:25.32 ID:m4eVQWGG0
まどか「ほむらちゃん……」
キリカ「鹿目。仕方のない結末だ。君が罪悪感を持つ事はない。それより……」
キリカ「……佐倉、君この世界にそんなに未練があったの?」
杏子「……悪いかよ」
キリカ「……いや、悪いというか……単純に、分からない。君にはこの世界に未練なんかないよね。美樹はいないわけだし」
杏子「……」
キリカ「だんまりって……」
なぎさ「キリカは鈍感なのです」
キリカ「百江まで…なんだっていうのさ」
なぎさ「何でもないのですよ」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 00:56:04.21 ID:m4eVQWGG0
なぎさ「マミの家が崩れていく……」
マミ「えぇ……そしてあれが……魔女」
キリカ「……予想以上にやばいな。下手すればワルプルギスの夜に匹敵する」
マミ「ワルプルギスの夜?」
キリカ「強いってこと。まぁ、最後の夜にふさわしいお祭りかもね」
杏子「笑えねぇな」
「待ってくれみんな!」
まどか「……キュゥべえ」
QB「あれは暁美ほむらなんだ。君たちは仲間と戦う気かい?」
QB「まどか、君なら」
キリカ「うるさい」
キリカの爪がキュゥべえを引き裂いた
なぎさ「キリカ。それは流石にキュゥべえが可哀想なのです……」
キリカ「何、いっぱいいるから大丈夫だ」
キリカ「……鹿目。さっき私が教えた風にやればいい」
まどか「う、うん」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 00:56:37.60 ID:m4eVQWGG0
キリカ「さぁ使い魔達! 出番だ! 思いっきり暴れてこい!」
薔薇の魔女の手下、お菓子の魔女の手下、その他諸々の魔女の使い魔達が一斉にほむらの魔女に襲い掛かる
それに対してほむらの魔女は自らの使い魔で迎え撃つ
闘いの火蓋はきっておとされた
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 00:57:25.75 ID:m4eVQWGG0
QB「君たちは、一体、何者なんだ?」
なぎさ「私たちは、かつて希望を運び、いつか呪いを振りまいた者たち」
キリカ「そして今は円環に導かれ、この世の因果を外れた者たち」
QB「そんな……」
キリカ「鹿目だけに的を絞って、うまく踊ってくれたね」
QB「じゃぁ君たちもまた、円環の理…?」
キリカ「まぁ言ってしまえば鞄持ちみたいなものだよ。ほむらの結界に取り込まれる前に鹿目が置いていった記憶と力を誰かが運ばなきゃならなかったからね」
なぎさ「いざとなったら、私かキリカかどっちか無事な方が預かっていた記憶と力をまどかに返す手筈だったのです」
キリカ「いろいろ手違いはあったけどね! ほんっとうに苦労したよ。まぁ私自身暁美ほむらに後ろめたいところもあるしね。借りの一つぐらいは返さないと」
マミ「鹿目さん。私たちもいくわよ」
まどか「マミさん!」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 00:57:58.58 ID:m4eVQWGG0
やめて 私はこの世界で 死ななければならないの
キリカ「それは無理な相談だ!」
ほむらの魔女の中で一際強い精鋭部隊がキリカに襲い掛かる
キリカ「!!」
対するキリカも自らの魔女と使い魔を召喚し抵抗する
キリカ「やるな……流石に……」
杏子「ち、全くわけのわかんねぇ事に巻き込みやがって!」
キリカ「佐倉!」
杏子の槍がほむら魔女の精鋭部隊を切り裂く
キリカ「助かる!」
杏子「なぁ、一つ聞いていいか?」
キリカ「?」
杏子「この戦いが終わったら……あんた消えちまうのか?」
キリカ「それは……まぁ」
杏子「……なんとかならねぇのかよ」
キリカ「え?」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 00:58:30.99 ID:m4eVQWGG0
杏子「私はこの時間。あんたといてとっても楽しかった。ずっとこのままでいたいと思っていた。……これって悪い事か?」
キリカ「えぇ……てっきり嫌われてるものだとばっかり」
杏子「なんでだよ!」
キリカ「だっていつも喧嘩ばっかりだったじゃないか! それに勉強も結局ほとんど私任せだったし!」
杏子「勉強は関係ないだろ! ……悪いかよ」
杏子「あんたを相棒だと思ってちゃ……悪かったのかよ……」
キリカ「佐倉……」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 00:58:59.92 ID:m4eVQWGG0
キリカ「まぁ、うーん……佐倉。実はその……いや、なんでもない。円環で、待ってるからさ」
杏子「それって死んだ後ってことか?」
キリカ「魂は永遠だ。私たちは死なない。それが魔法少女だ。なに、うっかり死ねばすぐ会えるよ」
杏子「冗談じゃねぇっつーの!」
杏子「……キリカ、一つ聞いていいか?」
キリカ「何だい?」
杏子「なぎさはお菓子の魔女だから私たちと接点はそれなりにあった。でも、キリカ。あんたが来るのは適任だったのか?」
キリカ「あぁ、それはね……」
キリカ「外見が似ていたせいで、鹿目に美樹さやかと間違われて連れてこられてしまったんだ」
杏子「……は?」
キリカ「いや、私も最初どうしたもんだろうと思ったんだけど、案外うまくいくもんだよね。良かった良かった」
杏子「ちょっと待てよ! 神様がそんなミスするか!? 普通!!」
キリカ「鹿目だからなぁ……まぁ、うん。私も正直いろいろ言ってやりたいものはあるんだけど」
杏子「ぷ……あははは、何だよそれ!」
キリカ「笑うな! 私は必死だったんだ!」
杏子「そうかい! でも、まぁ、手違いでも、あんたに会えて良かったよ」
キリカ「……私もだよ。佐倉」
杏子「じゃぁ……いくぜ、相棒!」
キリカ「うん! 私たちの最後の戦いだ! 派手に盛り上げていこう!」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/24(水) 01:01:46.57 ID:m4eVQWGG0
覚えている人、いらっしゃるでしょうか…
次回、次々回ぐらいで完結の予定です
完結させてから投稿しても良かったんだけどね! ごめんね!
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/24(水) 13:00:22.51 ID:r88121an0
構わん、大事なことは何事も投げ出さずにゴールまで到達することだ
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/25(木) 00:48:07.50 ID:1qPhG1Rao
乙ー
なんとなく覚えてるよ続きも期待
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:09:06.12 ID:6MznkDlq0
マミ「ティロ・フィナーレ!」
杏子「キリカ、あたし達もいくぞ!」
キリカ「速度低下!」
杏子の槍が出現するもすぐには飛んでいかない
キリカが杏子の槍を速度低下で止めているからだ
そして、杏子はそのまま槍を増殖させていく。そして
杏子キリカ「いけぇええええええ!!!!」
速度低下を解除。無数の杏子の槍が放たれる!
マミ、杏子、キリカの合わせ技でほむらの結界の一部が崩れる
そしてついに
なぎさ「見えた! インキュベーターの封印なのです!」
キリカ「暁美、あれを壊せばインキュベーターの干渉を受けないまま、外の世界で、本当の鹿目に会える」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:10:01.17 ID:6MznkDlq0
ほむらとまどかが何か話している。彼女たちは最後に何を伝えあっているのか
杏子「……どうした、キリカ」
キリカ「……ん? いや、やっと終わったと思ってね。……私の役割もこれで、終いだ」
杏子「なぁ、キリカ。あんたは……」
ほむらとまどかか手を取り合い、一つの弓を二人で持つ
キリカ「話している暇はもうなさそうだ」
矢が放たれた
「「「「「わ け が わ か ら な い よ 」」」」」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:10:34.91 ID:6MznkDlq0
杏子「……」
マミ「……」
杏子「行っちまったのか? キリカも、あんたのべべも」
マミ「……いいえ。今ようやく、彼女を連れていくところよ」
神々しい姿。麗しい女神がそこにはいた
杏子「これが……鹿目まどか」
マミ「ええ、いつか私たちを導く円環の理」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:11:04.72 ID:6MznkDlq0
まどか「……そうだった。わたしはほむらちゃんの為に……こんな大事な事も忘れていたなんて……」
まどか「待たせちゃってごめんね。今日までずっと頑張って来たんだよね」
ほむら「まどか……」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:11:58.05 ID:6MznkDlq0
なぎさ「やれやれなのです」
キリカ「ねぇ、百江。果たして彼女たちの愛は無限に有限だと思うかい?」
なぎさ「え?」
キリカ「愛は一方通行である限り有限だ。それが重なり合う事で無限になる。でもね。はたして本当に彼女たちの愛は重なりあっているのかな」
なぎさ「と、突然何を言い出すのです?」
キリカ「ねぇ、百江。円環の理の力と記憶。あれ、鹿目に返した?」
なぎさ「え? だって、本物のまどかに戻った以上もう必要が……」
なぎさ「き、キリカはどうしたのです」
キリカ「……」
キリカ「すべて暁美ほむらに渡したよ」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:12:30.57 ID:6MznkDlq0
なぎさ「まどか! 裏切りなのです! 暁美ほむらに近づいては……」
キリカ「もう遅い」
気付けば暁美ほむらと鹿目まどかの周りに幾重にも速度低下の結界が張られている
言葉も攻撃も届かないように。誰にも邪魔されないように
ほむら「……捕まえた」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:13:19.67 ID:6MznkDlq0
>>36
キリカ「あぁそうだ。暁美ほむら。一つ提案があったんだった」
ほむら「……何?」
キリカ「真実にたどり着いた時……君はひとつの選択を迫られる事になる」
ほむら「……どういうこと?」
キリカ「円環の理に導かれるか、否かをね」
ほむら「……円環の理に導かれない?」
キリカ「あぁそうさ。この力と記憶を渡す。本来の鹿目まどかの記憶と力だ」
ほむら「……あなたは!?」
キリカ「ただ。そこには唯一、人間だった頃の鹿目の記憶は含まれていない。それは本体が所有しているからね。……鹿目は君に心を許している。隙を狙えるとすれば君しかいない」
キリカ「単刀直入に言うよ。その力と君の隠し持った力で、鹿目まどかを裏切ってくれないかい?」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:14:14.80 ID:6MznkDlq0
杏子「呉キリカぁあああああああああ!!」
キリカ「佐倉。今更あがいでももう無駄……ってえええええ!?」
ほむら「この想いは私だけのもの。まどかの為だけのもの」
まどか「ほむらちゃん! ダメ わたしが」
裂けちゃう!
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:14:57.64 ID:6MznkDlq0
世界が黒く染まっていく
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 21:15:34.51 ID:6MznkDlq0
ここまで! 次回最終回!
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/01(木) 01:44:55.59 ID:SOwUBQJpO
本編では記憶じゃなくて記録ってわざわざ言ってるけど
これだと単純に記憶と力奪った感じか
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/01(木) 11:58:17.21 ID:rY7tlv6x0
×キリカ「ただ。そこには唯一、人間だった頃の鹿目の記憶は含まれていない。それは本体が所有しているからね。……鹿目は君に心を許している。隙を狙えるとすれば君しかいない」
〇キリカ「ただ。そこには唯一、人間だった頃の鹿目の記録は含まれていない。それは本体が所有しているからね。……鹿目は君に心を許している。隙を狙えるとすれば君しかいない」
ですね…。記憶と力に関しては、本編でもそういう表現だったはず
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/31(日) 05:59:20.86 ID:wnGVyay7o
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