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永夢「ノーコンティニューでSAOを攻略するぜ!」
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79 :
腰掛ける時と立ち上がる時のSEが思いつかない…
[saga]:2018/01/25(木) 15:08:33.56 ID:1KQvK4/V0
永夢「さてと…そろそろ宿に戻ろっか」
ユウキ「んっ…あ、永夢忘れてる忘れてる!ほらクr
パラド「およしなさい」ガバ
ユウキ「9○☆?いQ/_〆〜!?」ジタバタ…
永夢(ナイス相棒)スタスタ…
「え…あ、ちょっと……クリーム…」
永夢「」チョンチョン
(何か指差してる…HPバー…の下かな?)
(tsukatte iiyo……………)
「…………」
永夢「」ペコッ
スタスタ…
ユウキ「…ぷはっ…こほっ!何すんのよさ!」
パラド「いや普通に…口封じ(物理)」
ユウキ「も〜クリーム渡すなら渡すってちゃんと言ってくれればいいのに!」
永夢「そりゃ直接渡したら遠慮して断るに決まってるでしょ…」
永夢「…今思えばただのお節介とか変な風に捉えられている可能性も無くないけど」
ユウキ「…まぁ今回はほとんど中身の残ってないクリームをお姉さんにお裾分けしたから良かったけど…」
永夢「そんな失礼な事する訳ないよ…渡したのは正真正銘、未使用の新品だ」
ユウキ「ええ〜!」
パラド「…ユウキがクリーム1番多く使うからな…無断にってのはちょっとやり過ぎたかな」
ユウキ「ボクのバタークリームが…命綱が…」
パラド(クリーム=命なのかよ)
永夢「悪かった悪かったって…後でもっと買ってあげるから」
ユウキ「永夢大好き!」ギュッ
パラド(うわぁ…完全に手懐けてる。心が萎える萎える)
パラド「あ、そういやユウキ、お前よくあれだけのやり取りで今のロープが女だと分かったな」
永夢「確かに…僕も声だけじゃ確証は無いけど…」
ユウキ「ん〜?いや……あのお姉さんからちょっと懐かしい感じがしてね…」
パラド「懐かしい?」
ユウキ「うん、懐かしい……」
ユウキ「お姉ちゃんの香り」
永夢「……」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/25(木) 19:11:39.82 ID:AgXCkyom0
このゲームはゲーマーよりも格闘家とかの戦闘技術の高い人が有利だよな、素手より剣道習ってる人が有利だけど
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/25(木) 19:28:35.36 ID:1KQvK4/V0
翌日
ズバッ!
ディアベル「ふぅ…ここも、大体片付いたか?」パリッ…
キバオウ「おう!」
「…」コクッ
ディアベル「それじゃ進むぞ!」ダダッ…
(かなり奥まで来たわね、そろそろボス部屋かしら……)
(……)ズキズキ…
(大丈夫…落ち着いて対処すれば絶対上手くいく!)
(焦る必要は無い…!)ガシッ
ディアベル「止まれっ!…着いたぞ」
「!…」ピタッ
キバオウ「ほぉ〜ん?確かに他のと比べてえらいデカイ扉やなぁ」
エギル「という事はここが例の…」
ディアベル「ああ、フロアボスのいる場所だ」
ディアベル「…いいか、戦う前に1つだけ俺から言わせてもらう」
ディアベル「勝とうぜ、そして全員揃って…皆でここに戻ってこよう」
「…」コクッ
ギィィ…
(…真っ暗な。でもかなり広い。この奥に…)
「っ!」ボッ!
(灯…!)
シュゥゥ…
イルファング「ゴォォオッ!」シュゥゥ…シュゥゥ……
ルイン<キィィィ!
ドドド…
ディアベル「攻撃開始ィッ!!」
キバオウ「うおおおおっ!!」ダダダダダ…
82 :
※アニメではルインじゃなくてセンチネルと呼んでた…だと
[saga]:2018/01/25(木) 21:14:43.91 ID:1KQvK4/V0
センチネル<キィィィ!
ディアベル「A隊!C隊とスイッチ!!」
イルファング「グゴォッ!」ブンッ
ディアベル「っ来るぞ!B隊ブロック!!」
エギル「ふんっ!」ガギィッ!
キバオウ「うおおおらぁっ!」ズバッ
イルファング「ガァッ!?」
ディアベル「よし!C隊はガードしつつスイッチの準備!」
ディアベル「D・E・F隊、絶対にセンチネルを近づけるな!!」
「了解!」ダダ…!
センチネル<キィィ!
ダダダダ
ズォッ…
「3匹目…!」シャッ
センチネル<…ッ…?
パリィッ
ディアベル(…あの娘、疾い!!剣先が捉えられないぞ…)
ディアベル(彼女もβテスターなのか…?)
ディアベル「……あれ、というか君パーティは………」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/25(木) 21:15:21.81 ID:1KQvK4/V0
イルファング「グルルル…!」ピピッ
ディアベル「っ!動きが止まった!?」クルッ
ブンッ!
ズドドッ!
エギル「武器を捨てたぞ」
キバオウ「どうやら、情報通りみたいやな…!」スッ…
ディアベル「待て!」
キバオウ「ぁん?」
ディアベル「俺が出る!!」ダダッ…
「!?」グサッ!
(攻撃パターンや武器が変わる以上、単騎で臨むのは危険じゃ…)
(っ!)
ディアベル『金は全員に自動均等割り、経験値は倒したそのパーティの…アイテムはゲットした者の物とする』
ディアベル『異存は無いかな?』
(…もしかしてあの人……っ!)
イルファング「グルル…!」ガシッ
チャキ…
ディアベル「!?」
エギル「どういう事だ!ありゃ…」
キバオウ「ノダチ(刀)…!?」
「駄目!!戻ってっ!!!」
ディアベル「でやぁああっ!!」ゴオオッ!
イルファング「ガァッ!」ダダンッ!
ディアベル「なっ…!」シュババッ…
ディアベル(支柱を踏み台に!?なんて速さっ…
イルファング「グオオァァアッ!!」ズバァッ!!
ディアベル「ぐあぁっ!?」
ドサッ
キバオウ「ディアベルはん!!」
クルツ
エギル「こっちに来るぞ…!」
イルファング「グルォオオアアアッ!!!」ドドド…
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/25(木) 21:21:42.84 ID:23YA7eP6O
永夢は有名だから皆知っててもいい気がするんだけどなぁ
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/25(木) 21:27:05.73 ID:AgXCkyom0
テレビ出てたよな記者会見だかで
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/25(木) 21:38:40.92 ID:mR2JOM3EO
SAOなんて大半がゲームオタクだろうし天才ゲーマーMとしても知名度あると思うんだがな
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/25(木) 21:41:08.92 ID:vDhHCM6Ao
どうでもいいんだけど
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/25(木) 21:42:12.35 ID:cf+E2k9t0
知ってても知らなくてもどっちでもいいと思うが
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/25(木) 23:02:34.82 ID:1KQvK4/V0
「…っ」ダダッ
ディアベル「き、君はさっきの…」
ディアベル「あぅ」ペシッ
「自分から仕切っていた癖に、なんでそんな身勝手な真似するの!」
「待ってなさい今回復させるから…」スッ…
ガッ
ディアベル「駄目だ…それは君のだろ……?」
ディアベル「僕なんかじゃなくて自分の為に使うべきだ」
「自分のって…何言っているの!?貴方もう瀕死状態なのよ!?放置したら死ぬなよ!?」
ディアベル「……俺1人の命でβテスター皆の償いが出来るならそれで十分だ」
「っ!?貴方まさか…それを隠して……」
ディアベル「はは…折角後ちょっとで……報酬……手に入ったのにな…」シュゥゥ…
ディアベル「さっきの1撃…ちゃんと見てた、よな?」
「……」コクリ
ディアベル「そっか…ならいいんだ」
ディアベル「なぁ…最後に1つだけ頼みがある」シュゥゥ…
「何」
ディアベル「……アイテム、ドロップ…したら皆に分け
パリィッ…
「っっっ!!」
スカッ…スカッ……
「…嫌……嫌……嫌っ嫌…」
エギル「ちぃっ!」ガギィッ!
イルファング「クゴォッ!」ダダンッ!
キバオウ「アカン!抜けた!!」
ズドッ!
イルファング「ガァァッ!」ブンッ!
「はっ!?」クルッ
エギル(駄目だ!この距離じゃ間に合わん!)
「ひぐ…っ」ゴォォオオオ
Lv1M「うおおおおおおおおおっ!!」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
「へ…」キキィィィッ
Lv1M「大・変・身!」ガッチャ-ン
レベルアップ!
イルファング「グガッ!?」ドガガガ…
キバオウ「何や今のごっつ太いのは!?」マイティジャンプ!
エギル「装甲が吹っ飛んだ!?」マイティキック!
ドサッ
マイティマイティアクション!エ-ックス!
Lv2M「はっ!」
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/25(木) 23:52:11.25 ID:1KQvK4/V0
>>89
死ぬなよwww
何か定期的にの→なに変換される
誤字が多くてスマソ
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/26(金) 00:04:31.64 ID:e2x2I8jP0
キリトはいない設定か
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/26(金) 01:58:58.86 ID:O9X7wgqs0
>>92
現実世界で明日奈とイチャイチャしてるんじゃね? 須郷がいたからイチャイチャ出来ないかwww
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/26(金) 02:21:07.53 ID:vHmo90j7O
>>92
でもアスナぽい人はもう出てるぽいから、そうなるとこのssではキリトさんだけが存在を消された世界なんじゃね?
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/26(金) 12:38:10.48 ID:vdHwAwuU0
Lv2M「大丈夫ですか。アスナさん」
アスナ「だ、誰…なんで私の名前を……」
イルファング「ゴガ…ガ…」ググッ
ユウキ「もう!永夢はなんでそう1人で先走るの…」ダダダダ
ユウキ「かなっ!!」ズバァッ!
イルファング「ガァアッ!?」
Lv2M「悪い悪い。ちょっと魔がさして…」キキ-ッ
ユウキ「改めて見るとやっぱり大きいねー」
イルファング「グガァアアッ!」ドドド…
Lv2M「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」
ユウキ「はぁっ!」ダダッ!
イルファング「グギィァアッ」ブンッ
ユウキ「でやあああっ!!」
ガギィッッ!
イルファング「グ…ゴ……?」
ユウキ「スイッチ!」
Lv2M「うおおおっ!」ザクッ
イルファング「グガッ!」
Lv2M「でりゃ!どりゃあっ!だぁああっ!!」HIT!HIT!HIT!
イルファング「グゴオオッ!」ブンッ
Lv2M「真下失礼しますっと!!」ズザァアッ…
ズババァッ!
キバオウ「股を潜って滑りながら脚を切りおった!!」
Lv2M「スイッチ!」
ユウキ「はぁああっ!」ガギィッ!
ギィンッ!ガッ!キンッ…
ユウキ(この子…段々攻撃が重く…!)
イルファング「グガァァッ!!」ブオッ
ユウキ「やああっ!!」ブオッ
ギィンッ!
ユウキ「くぁっ…」ガクッ
エギル「駄目だ…相殺し切れてないっ!」
ユウキ(弾かれた!?早く態勢を…)
イルファング「ゴガァアアアッ!」ブオッ!
ユウキ「しまっ…」
Lv2M「危ねぇ!!」キキ-ッ
ズバァアッ!
Lv2M「ぐっ…あ!ゴオオッ…
ユウキ「ぁうっ」ドサッ
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/26(金) 14:02:24.02 ID:vdHwAwuU0
ユウキ「大丈夫!?永夢…」
Lv2M「ああ…何とか……」
エギル「おいお前ら!!」ドドド
Lv2M「っ!」クルッ…
イルファング「グガァァアッ!」ブンッ
ギイィンッ!
アスナ「くっ…」
Lv2M「アスナさん!」
イルファング「グルォァアアア!!」ブンッ!
アスナ(さ、避けきれない…!)
バサッ…
Lv2M「ろ、ロープが…………」
アスナ「……っ…」ファサッ…
ユウキ「綺麗…」
アスナ(掠った…危なかった!)
アスナ(でも態勢が崩れた!今なら……)
アスナ「せやぁああっ!!」
ズォッッ!
イルファング「ガバッ…!!??」ズドン…
ピクピク…
キバオウ「なっ…武器を捨てよった!?」
エギル「恐らく度重なるダメージによる麻痺…」
エギル「怯んでいる今なら畳み掛けられる!!」
Lv2M「ユウキ…」
ユウキ「?」
Lv2M「フォーメーションγだ…」フラフラ…
Lv2M「行けるか?」
ユウキ「……当然!」
Lv2M「よっしゃ行くぜ!!」
ユウキ「うん!」ダダダッ
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/26(金) 14:39:18.26 ID:dRpQDMjhO
ギアデュアル没収されてなかったらパラドも戦力になったのに...
97 :
誰が何と言おうとアレはフィニッシュじゃなくてディニッシュだ
[saga]:2018/01/26(金) 15:34:04.17 ID:vdHwAwuU0
Lv2M「飛ぶぞ!」ダダンッ!
ユウキ「はっ!」ダダンッ…
キバオウ「た、高ぁあああ!?」
ゴオオォ
Lv2M「うぉぉぉおおお…」グルグルグルッ…
Lv2M「ああっ!!!」ズドォッ!
ユウキ「んっ!」ビュンッ…
エギル「味方を蹴った!?」
アスナ「いえ…」
アスナ(互いに脚を蹴り合う事で踏み台にした!?)
アスナ(あれだけ加速すれば…)
イルファング「グゴオォァアアッ!!」
ガシッ
エギル「まずい…覚めたぞ!」
イルファング「グァアッッッ!」ブオッ
ユウキ「てぇやぁあああっ!!!」ゴゥッ…
バギィッ!!
イルファング「!?」
キバオウ「あいつ…武器ごと破壊しよった!?」
ザクッ!
イルファング「グァァァアア!!!」
ガッシュ-ン …
Lv2M「フィニッシュは必殺技で決まりだ…」ダンッ…
ガシャット!
マイティ-クリティカルディニ-シュッ!!
Lv2M「うぉぉぉおおおっ!!」ゴォゥッ…
イルファング「グァ」
ズバババァッ!!
Lv2M「ふぅ」シュタッ
イルファング「ガ…ガガ…ガガガガッ」カイシンノイッパツ--!
パリィッッ…
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/26(金) 16:07:33.33 ID:ucaGA1oqO
クリティカルフィニッシュやで
確かにディニッシュって聞こえるけど
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/26(金) 19:16:11.67 ID:O9X7wgqs0
空耳を採用するなんて最高だなオイww
キリト君が存在しない世界なんてアスナさん絶望じゃないですかやだー
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/26(金) 19:41:04.29 ID:JhHphGezO
>>99
よし、進之介に須郷を逮捕して貰おう
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/26(金) 21:41:15.97 ID:8tqVjHkQ0
一部戦隊や先輩ライダーのアイテムと同化しそうな子がいるな
エグゼイドはOPが一番のネタだと思う
102 :
関西弁として成立していない可能性が微レ存…?
[saga]:2018/01/26(金) 22:10:23.23 ID:vdHwAwuU0
ガッシュ-ン
ガッチャ-ン…
永夢「ふぅ…」シュゥゥ…
パラド「危ねぇ所だったな、永夢」
アスナ「ぶ、分裂した…それにさっきの姿……」
アスナ「貴方達何者なの?」
永夢「え、い…いや僕達はその……」
エギル「良くやってくれた!お前達のお陰で無事ボスを倒せた!」
エギル「俺達も…助かった」
<お手柄だぞー
<よーやった!
<スゲェよお前ら!!
ユウキ「い、いやぁ…それ程でも〜」パチパチ…
パラド「……」ヒュ-ヒュ-!
キバオウ「なんでやっ!!」
永夢「!」
キバオウ「なんで…なんでディアベルはんが死ななアカンのや!!」
キバオウ「くそっ…」
アスナ「…キバオウさん……」
キバオウ「そこの女」
アスナ「へ…」
キバオウ「元はと言えば!お前が情報を事前に伝えておればこんな事にはならなかったんや!!」
キバオウ「自分、さっき止まれ言うたやろ…っちゅう事は次の攻撃がお前には見えとった筈やろ!!」
キバオウ「なんでディアベルはんを見殺しにしたんや!!」
アスナ「そ、それは…危なかったし……その…」
キバオウ「そこに突っ立てるコスプレイヤーとガキにしたってそうや!」
永夢「コスプレ?」
ユウキ「ガキ?」
パラド「お前らの事だよ」
キバオウ「このボス部屋の場所は攻略組以外のプレイヤーには他言厳禁だった筈や!!なんで余所者がここに辿り着いとんのや!?」
キバオウ「まさか自分…ここの事を予め知っとって、手柄を横取りしようって魂胆やないやろな」
キバオウ「ちゃうか?」
ザワザワ…
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/26(金) 22:12:00.02 ID:f/LI1pww0
キバオウクズだな
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/26(金) 22:54:41.51 ID:vdHwAwuU0
undefined
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/26(金) 22:57:41.09 ID:vdHwAwuU0
コピーしてないんだぞ…( ゚д゚)?
書き込み出来たとほざいている癖に肝心な時に機能しないゲームは絶版だ…
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/26(金) 22:58:16.36 ID:f/LI1pww0
やっぱ小刻みに書き込まないとね
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/26(金) 23:55:08.81 ID:vdHwAwuU0
キバオウ「それに何やその装備!!」
キバオウ「全身覆うアーマーとか、AボタンやBボタンがあるソードなんてある訳無いやろ!」
キバオウ「一体何者や我ぇ!!」
「そういやあの娘さっきあいつの事エムエム言ってたよな…」
「確かに…プレイヤー名もMだし…ってえ!?」
「つー事はあいつ天才ゲーマー【M】かよ!?」
「んな訳ねぇだろ〜。よく見てみぃ、テレビで見た事ある奴だ」
「あーCRの。謝罪会見の人だ」
「言われてみればさっきの…クロニクルの時のライドプレイヤーに似てないか?」
「え?何々つまりCRは裏で幻夢コーポレーションとつながっていて?それでその中に天才ゲーマーMも紛れてて?しかもMは兼医者で?え、え、え」
「これもうわかんねぇな」
パラド「まずいな…変な方に話が拡大した」
ユウキ「CR?クロニクル?幻夢?え、えええ?」ソワソワ…
「きっとあいつら、βテスターだ!」
「3人ともつるんでて、ボスのドロップ報酬を狙ってたんだ!!」
「なるほどな。確かにそうすりゃさっきのも偶然を装って事前にタイミングを図ってた訳だ」
「合点が行く」
「なんて汚ぇやつだ!!」
永夢「ちょ、ちょっと皆さん!落ち着いてください!」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 00:29:19.59 ID:3Rh0Kojm0
永夢「僕達の話を聞いてください!」
永夢「まず僕らはβテスターじゃありません!正真正銘ビギナーです!」
ユウキ「わt
パラド「しー」
永夢「それに彼女とも1度も会っていません!今日初めて顔を合わせました」
アスナ「……」
永夢「このアイテムについては僕の友達がここに来た際に持ってきてくれたものです」
永夢「バグが起きたのか僕の身体に異常があったのか…理由は不確かですが僕はさっきの姿に変身しないと攻撃できないシステムになっているんです」
永夢「だからコレはモンスターに対する攻撃手段として使っているだけで、それ以上の用途はありません」
永夢「皆さんが今身につけている鎧や武器とスペックは何ら変わりありません!」
永夢「それと……このボス部屋の情報についてですが、それに関しては貴方の言う通り僕達は何日も前からボスの居場所は知っていました」
キバオウ「やっぱり知っとったやないか!なんでわしらに伝えとうなかったんや!?」
永夢「僕達はこのフロアの別の部屋でレベル上げしてただけです」
永夢「2人で戦えば苦戦は必至!だから経験値が最も稼ぎやすいボスステージ付近の部屋で…」
キバオウ「説明になっとらんやんけ!!結局利益が目的に変わりは無いやないかい!」
永夢「いえっ…ですから僕らは一刻も早く第2層を解放したかっただけで……」
「今更βテスターの泣き言なんか真に受けるかー!」
「そうだそうだ!」
「恥を知れ恥を!!」
「ただのチーターが偉そうにしてんじゃねぇ!」
「最低!!」
エギル(ちっ!こいつらさっきまで散々称賛していた奴らを…コロコロと便乗しやがって!)
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 00:59:27.46 ID:3Rh0Kojm0
エギル「おいお前ら…いい加減に
アスナ「いい加減にして!!」
ビクッ
キバオウ「な、何やいきなり…」
アスナ「さっきからβテスターβテスターってうざったらしいのよ…」プルプル…
アスナ「皆必死になって生きようとしてるのよ!?なんで過去の事掘り起こすの!?なんで隔てるの!?頭おかしいんじゃないの!?」
アスナ「特にそこの髪もじゃもしゃの貴方!!」
キバオウ「なっ…誰が誰が髪もじゃもじゃ言うて……」
アスナ「昨日も言ってたじゃない…!βテスターの人達がちゃんと初心者にも情報を与えているって!」
アスナ「それなのに貴方はビギナーなのをいい事に都合の悪い時はβテスターのせいにして…」
アスナ「何も努力してない人が言えるものですか!!」
キバオウ「はぁぁ!?ワイが怠けてる言うとんのかお前!!」
アスナ「当たり前でしょ!?昨晩、貴方達散々飲み散らかしていたわよね?あれだけの時間あればどれだけ経験値稼げたか分かってるの!?」
キバオウ「アレは…決戦前の余興っちゅうか…」
アスナ「余興?はぁ!?寝言ほざく暇があるならレベルの1つや2つ上げてなさいよ!」
アスナ「この人達も!私も!寝る間も惜しんで特訓してたの!?分かる!?」
アスナ「それでも力不足だからPSやテクニックで補ってるの!?分かるっ!?」
アスナ「悔しかったらさっきのボス1人で勝てるようになってからいちゃもんでも何でも付けてみなさいよ!!!」
アスナ「そうやって貴方が人を責め立てるから…だから……」
アスナ「ディアベルさんが……っ!」
永夢「…」
キバオウ「あ〜もうさっきから何や突然乱し始めて!情緒不安定か!!」ピピッ
キバオウ「それじゃまるでワイのせいでディアベルが死んでしもうたみたいな言い方やないか?」ピピッピ
アスナ「そうよ!アンタがその人を殺したのよ!!」ピッ…
アスナ「このっ…人でな
ドン
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/27(土) 02:55:16.70 ID:FtSk7Snm0
>>100
須郷ならキリト君がいないなら逮捕も出来ないじゃないか・・・明日奈は、僕の物だ!とか言ってそうだな
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/27(土) 02:57:01.44 ID:FtSk7Snm0
>>100
須郷ならキリト君がいないなら逮捕なんて出来ないじゃないか!これで明日奈は、僕の物だ!とか思ってそうだなw
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/27(土) 02:57:42.26 ID:FtSk7Snm0
大変な書き込みを二回して申し訳ない
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/27(土) 07:03:20.34 ID:ozqtXCTU0
安心安定のキバオウ
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/01/27(土) 12:43:02.74 ID:RxN40HgO0
SAOは詳しく知らんのだが、何であの屑はβテスターを嫌ってるんだ?
自分が選ばれなかったから僻んでるんですかね?
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/27(土) 13:07:55.06 ID:I9RhrC8DO
>>114
キバオウだから仕方ない
116 :
昨日テンションがおかしかったせいか誤字多過ぎwでも書いててスカッとしたわ
[saga]:2018/01/27(土) 13:18:21.73 ID:3Rh0Kojm0
アスナ「…」
キバオウ「…ぉん…?」
永夢「さっきドロップした、アイテムとコインです」
永夢「コレでいいんでしょう?キバオウさん」
永夢「確かに僕達は残りHPが少なくなってからここにやってきた」
永夢「こいつを受け取る道理は無い」
エギル「お、おいアンタ…それじゃあまりに…」スッ
パラド「……やめとけおっさん」
エギル「…」
永夢「…それとも、経験値も欲しかったのなら…」
永夢「試しに殺ってみますか?バグが起こって今までの経験値丸ごと吐き出すかもしれませんよ」
ユウキ「えっ…ぇぇ…」オドオド…
キバオウ「……かっ!」ガシッ
キバオウ「生意気な事しよるわ…β上がりの癖に」スタスタ…
永夢「チーターなりビーターなり何とでも言ってりゃいいだろ」ボソッ…
ザワザワ…
永夢「行くよ、ユウキ」スタスタ
ユウキ「う、うん…」スタスタ…
「ビーター…チート級のβテスター…」
「そうだよ…あいつはビーターだ!!」
パラド「…」ビ-タ-ビ-タ-ビ-タ-!
パラド「面倒な事になったなぁ…ったく」スタスタ…
アスナ「……」ビ-タ-!ビ-タ-!
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/01/27(土) 13:53:42.57 ID:goCMYBGl0
ビーター呼ばわりしてる奴って、レジェンドライダーのことも無根拠に嫌ってるんだろうな
118 :
そういえばユウキさんが私とか一人称変わってましたね
[saga]:2018/01/27(土) 15:49:15.14 ID:3Rh0Kojm0
永夢「…」スタスタ…
ユウキ「なんか…ごめんね」
永夢「?」
ユウキ「ボクのせいで2人に迷惑かけちゃってるみたいで」
永夢「ば、馬鹿な事言うなよユウキ!」
永夢「さっきのはあいつらが勝手に騒ぎ出しただけで…」
アスナ「ちょ…ちょっと待って!貴方達!!」タタタッ
クルッ
パラド「ぉ…誰かと思えばさっきの赤ずきんじゃん」
アスナ「わ、私は…赤ずきんじゃ…無いわよ!!」
アスナ「ごめんなさい。さっきはあんな失礼な事をしてしまって…」
永夢「とんでもない!寧ろ僕達が話を拗らせたというか…なんというか」
アスナ「…き、昨日のクリームもその…」
アスナ「美味しくいただきました…」
ユウキ「ボクのK#/¥$々◇@!」ジタバタ
パラド「…」
アスナ「それと…なんで貴方、私の名前を知ってたの?」
永夢「…?あぁ…それは…」チョンチョン…
アスナ「そこは…昨日の……」
アスナ(あ、Mに変わってる……)
永夢『…』ピピッピッ
ユウキ『ん、どしたの永夢?ユーザーネームなんかいじり始めて』
アスナ(あー……)
アスナ「…は…はは…」
アスナ「ぁははっ!なんだ…そんな所に書いてあったのね!」
アスナ「なんでこんな簡単な事気づかなかったんだろ…」クスクス…
永夢「…」
アスナ「…Mさん」
永夢「えあハイ」
アスナ「パラドさん」
パラド「おう」
アスナ「ユウキ…ちゃん?」
ユウキ「ユウキでいいよ!お姉さん」
アスナ「…皆さんからのご恩、確かに受け取りました」
アスナ「このお礼は、いつか必ず返します」
アスナ「……お元気で…」
タタタッ
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 15:55:07.21 ID:3Rh0Kojm0
ユウキ「…行っちゃった」
パラド「あいつならパーティに大歓迎だったのにな」<後おっさん
永夢「良いよ、彼女は彼女が生きたい道を歩めばいい」
永夢「…それにしても…」
パラド「まさか仮想空間でも振り回される羽目になるとはな…」
ユウキ「え、何、何々?何の話?」
「…」タタタッ
明日那「え?」
永夢 パラド(ぽ、ポッピー…真面目ver……)
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 15:57:04.27 ID:3Rh0Kojm0
奈と那違いとはたまげたなぁ…
本当は最後の2レス繋げたかったけど昨日みたいに絶版されたくなかったので仕方なく分割
第2話分終了!
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/27(土) 16:06:32.90 ID:j/0KD5B+0
アスナとあすなか
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/27(土) 16:38:30.65 ID:s0WiQywFO
仮のナースとガチの令嬢のヒロイン対決かな
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 19:55:46.77 ID:3Rh0Kojm0
SAO開始から約半年後…
第11層
モンスター「グルル…」
「駄目だ!囲まれた!」
「クソッ!数が多過ぎる!」ザクザクッ…
「い、嫌…来ないで……!」ズルズル…
ドサッ
「痛っ」
モンスター「グォアアッ!」ダダンッ
「危ねぇ!サチ!!!」
サチ「っ…!」
ボォッ!
モンスター「キャゥン!?」ドサッ
サチ「な、何…何なの…?」
「ビーム!?」
Lv2M「お前ら伏せろ!!」ガシャット!
マイティ-クリティカルディニ-シュッ!!
Lv2M「セイハァァッ!!」ズオォッ!
サチ「きゃっ!」ゴオオッ
「飛ぶ斬撃とか…うっそだろお前…」
パリパリパリ…
「あの狼の大群を一撃で…」
Lv2M「皆さん、怪我はありませんか!?」
サチ「う…ぅぅ……」
サチ「うぇぇぇぇ」ダキッ
Lv2M「え、ちょっ…ええ!?」
ユウキ「あ、永夢!女の子泣かせちゃ駄目だよー」
Lv2M「い!いやいや僕は別に変な事なんか…」
「あ、ありがとうございまずぅぅぅ」ダキッ
Lv2M「何か群がってきた!?」
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/27(土) 20:02:08.61 ID:j/0KD5B+0
そろそろレベル2じゃ厳しくなってきそうだな
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 20:05:26.86 ID:3Rh0Kojm0
>>104
一応saoのレベル上昇に伴ってスペックも高くなる設定にはしてますが確かにもうLv2の戦闘描写書くのは飽きた
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 20:06:17.68 ID:3Rh0Kojm0
>>125
間違った
>>124
だわ
127 :
誰か誰だか思い出せるかな?
[saga]:2018/01/27(土) 20:50:12.19 ID:3Rh0Kojm0
ダッカー「我ら、【月夜の黒猫団】に、乾杯!」
「乾杯!!!」
永夢「か、乾杯」
ユウキ「かんぱーい!」
パラド「乾杯」
ダッカー「でもって?命の恩人永夢さん達に乾杯!!」
「乾杯!!」カラン…
テツオ「ありがとう!」
ササマル「サンキュー!助かったぜ!」
サチ「ありがとう…」
サチ「本当にありがとう」
永夢「い、いや僕はそんな大した事をした訳じゃ…」
サチ「あの時、すごく怖かった…だから助けに来てくれた時はすごく嬉しくて……」グスッ
永夢「あ、おっ落ち着いてサチちゃん…」
パラド(あいつって本当女の子には未だに弱いよなぁ…ロリコンかな?」
永夢「聞こえてるぞ」
パラド「何でもねぇよ」
ササマル「なぁ君、俺とフレンドになってくれないか?」
ダッカー「ああ俺も俺も!!」
テツオ「俺ここら辺で良い店知ってるからさ、一緒に行かね!?」
ユウキ「うん!良いよ」
永夢「そっちも止めろ!!」
パラド(今となっては立派な保護者になってんなぁ永夢)
ケイタ「あの…大変失礼だとは思うんですが……」ボソボソ…
ケイタ「貴方方のレベルっておいくつなんでしょうか…」
永夢「えっと…に、20位かな」
パラド「俺も」
ユウキ「……」
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/27(土) 20:51:39.17 ID:j/0KD5B+0
これ嘘ついてるんだっけ
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 21:09:03.69 ID:3Rh0Kojm0
ユウキ『隠す!?情報を…?』
永夢『ああ。今まではそれ程危険視していなかったけど…』
永夢「僕の考えが甘かった。昨日で分かったが僕は一連の事件で思ったよりも顔が割れているらしい』
永夢『僕がソロならまだしも…特にユウキに負担が掛かりかねない』
永夢『今後は目立たない範囲内で活動していこう』
永夢『進めていったらいずれ怪しまれるかもしれない。その場合…』
永夢(会話は【僕】に合わせてくれ)
ユウキ「…」
ユウキ「ボ、ボクも同じ位だなぁ…うん」
ケイタ「へー。俺達とあまり変わらないのに、随分強いんですねぇ…」
永夢「鍛えてますから(`・∀・´)」
ユウキ「…」<ダハハ…
ユウキ(永夢はあの時言ってた事件について…まだ何も話してくれてない…)
ユウキ(でもボクが今、現実で起こったその事件ってのを無理に聞く必要も理由も無い…か)
永夢「それとケイタ。敬語で話すのはやめよう」
永夢「プレイヤーである以上、お互いに上下関係は築くのは…少なくとも俺は好まない」
ケイタ「そっか…あ、じゃあさ永夢!」
永夢「ん」ゴクゴク…
ケイタ「良かったら俺達のギルドに入ってくれないかな?」
永夢「…………」ゴクゴクゴクゴク
永夢「え?」
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 00:32:20.97 ID:OVlHsXVP0
ケイタ「今の所前衛ができるのがメイス使いのテツオだけでさー」
ケイタ「どうにかサチを盾持ち片手剣士にして前衛に出そうとはしてるんだが…」ポンッ
サチ「う」
ケイタ「いかんせん勝手が分からないらしくて…」ポンッ
サチ「うっ」
ケイタ「少しの間だけでもいいから、コイツにレクチャーしてくれないか?」ポンッ
サチ「何よ…人をみそっかすみたいにして」
ケイタ「俺そこまでは言ってないぞ…」
サチ「だってだって!…急に最前線で接近戦やれなんて言われても無理に決まってるじゃん」
サチ「おっかないよ…」
ササマル「ただ盾に隠れりゃ良いんだって…」
ケイタ「全く…お前は昔から怖がり過ぎなんだよ」
サチ「なっ…皆揃って私を囃し立てて〜!」
サチ「ぶー」
ユウキ「ははっ!」アハハハ!
ケイタ「いやぁ、実は俺達リアルじゃ同じ高校のパソコン研究会でさ…」
ケイタ「あ、でも安心しろよ?すぐ溶け込める筈さ、絶対!」
パラド「…どうすんだ永夢」
永夢「………そ、それじゃ…」チラッ…
サチ「…」ニコッ
永夢「オコトバニアマエテ…」
サチ「!」パァァ
ダッカー「ウオォー!よろしく永夢!!」ダキッ
ユウキ「……」ワイワイ…
パラド「…」チラッ
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:56:13.98 ID:OVlHsXVP0
キラーマンティス「キシャァァ!」
サチ「う、わわ…」
ブンッ
サチ「きゃっ!」ガッ!
Lv2M「ととっ」ガシッ
Lv2M「大丈夫?」
サチ「何とか…」
キラーマンティス「シャァァアッ!!」ブンッ
ササマル「危ねぇ永夢!」
Lv2M「一旦退がってて」
サチ「うん…」タタッ
ズバッ!
キラーマンティス「ーーッ!?」クルクル…
キンッ
ダッカー「っしゃあ!鎌一本取ったり!」
Lv2M「テツオ!スイッチ!!」ザザッ
テツオ「うおおっ!!」ズドッ!
キラーマンティス「ィァァアア!?」
パリィッ
テツオ「おおっ!」ピカッ
テツオ「久々のレベルアップ来たぁあああっ!!」
ユウキ「おめでとー!テツオ!」
ケイタ「うお…こりゃ俺も負けてらんねぇな…」
ケイタ「っしゃあ!まだまだ行くぞ!!」
「おー!」
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 02:42:17.69 ID:OVlHsXVP0
一・時・休・憩
ケイタ「…今日の特ダネはと」ピラッ
ケイタ「うおっ…攻略組第28層突破……」
ケイタ「だってさ」
永夢「マジかよ」モグモグ…
ケイタ「初めは第1層を突破するだけで1ヶ月もかかったって言うのに…」
ケイタ「大分ペースが上がったよな〜」
永夢「…」ガブッ
永夢(あれからもう何ヶ月も経った…)
永夢(アスナさんは無事に上手くやっているだろうか)
永夢(…少なくとも元気にって事は無さそうだけど)
ケイタ「なぁ永夢…」
ケイタ「この1ヶ月このギルドで活動して、大分俺達のスタイルを理解してきただろうけど」
ケイタ「お前から見て攻略組と俺達の決定的な違いって何だと思う?」
永夢「違いね…」モグモグ
永夢「情報量かなぁ…彼らは効率よく経験値を貯める方法とか、隠しアイテムの場所とか…」
永夢「とにかく網が広いからね」
ケイタ「情報か…一理ある」
ケイタ「がしかし、俺はそれ以上に意志力が足りないと思うんだよねー」
永夢「意志力?」
ケイタ「ああ。仲間…というか全プレイヤーを守る意識っていうか、そういうのはまだウチらは低いのかなって」
ケイタ「今はまだ守ってもらう側だけど気持ちじゃあの人達にも負けてないつもりだよ」
ケイタ「確かに第1優先は仲間の安全だけど…いつか俺達も攻略組の一員になれたらいいなって…」
ケイタ「少なくとも、俺はそう思ってる」
永夢「…そっか……」
永夢(この子達はまだ高校生だ…明るい未来や未知なる可能性が残されている)
永夢(若い芽を摘むような真似はさせない。僕がドクターであり、ゲーマーであり、仮面ライダーであるのならば…)
永夢(サチを…皆を護る義務がある)
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 13:08:31.23 ID:OVlHsXVP0
ダッカー「おーリーダー格好いい事言う!」ダキッ
ケイタ「だっ…も…首絞まる!やめろ!」ギュゥゥ
テツオ「晴れて俺達も聖龍連合や血盟騎士団の仲間入りってか?」
ケイタ「んだよ…目標は高い方がやる気も出るし良いだろ」
ケイタ「まずはLv30な。話はそれからだ」
サチ「ええぇ!?無理だよ!」
永夢「……」
ユウキ(…もうすぐレベル50か…)ピピッ
パラド(でも実際、第11層で苦戦していた頃と比べるとこいつらはかなり強くなっている)
パラド(このスピードならその内その理想も絵空事じゃ無くなってるかもな)
パラド「それはそれで、心が躍る…なぁ?永夢」
永夢「…そう、かな」
永夢「そうだよね…」
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 14:50:23.18 ID:OVlHsXVP0
同日夜
ケイタ「はいはい皆さーん!俺から大事なお知らせがありまーす!」ザワザワ…
ケイタ「実は…今回の狩りで20万コル貯まっちゃいました!」
テツオ「う、うおっ!?20万か!」
ダッカー「念願のマイホームも夢じゃねぇな!」
ユウキ「宿賃って結構高いからねー」
ササマル「あ、その前にサチの装備整えた方が良くね?」
サチ「え?」
パラド「確かにもう少し防御力を上げた方が戦いやすくなるだろ」
サチ「ううん。私は良いよ、このままで」
ササマル「遠慮すんなって。いつまでも永夢やユウキに前衛やらせる訳にもいかないしさ」
サチ「…ごめんね」
永夢「僕は全然構わないよ」
パラド「ぶっちゃけ戦わないと俺達のベルトとガシャットかさばるだけだしな」
テツオ「いいよなぁ俺も一度変身してみたいぜ…」
ダッカー「俺達にも1回位貸してくれよー頼むからさ」
永夢「本人認証機能があるから僕達以外の人が付けても起動しないしなぁ…」
ダッカー「ちぇっ…」
パラド(それどころか死ぬんだよなぁ)
ケイタ「悪いな3人とも、手間かけさせちまって」
ユウキ「気にしなくて良いよ。コレはコレで楽しいし」
ケイタ「サチ…確かに転向が大変なのはよく分かる」
ケイタ「でも、もうちょいだ!皆で頑張ろうぜ」
サチ「…うん」
永夢「…」
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/28(日) 15:11:15.27 ID:MJ+0LQQF0
プロトのゲーマドライバーだと適合者以外は使うと死ぬけど、本編のはウイルス感染だけで済むぞニコとか
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/28(日) 15:15:20.69 ID:MJ+0LQQF0
いやあれはプロトガシャットで変身しようとしたから死んだんだっけ、プロトは体に負担掛かるから社長は死のデータ集めてゾンビ作ろうと必死だったし
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 16:48:14.73 ID:Q542bWxGO
ちなみに危険度でいえばプロトより死のデータをもろに受けるゾンビの方が上だったりする
138 :
IDが変わる前にトリップ付けようとしたが間に合わなかった…まぁこんなスレ乗っ取られる訳ないか
[saga]:2018/01/28(日) 18:15:08.91 ID:airQljvnO
ユウキ「」スヤスヤ…
永夢「…絶賛爆睡中だな」
パラド「まぁ最近は怒涛のボスラッシュの連続だったからな」
パラド「疲れが溜まってても仕方ないんじゃないか?」
永夢「それもそうだね」
永夢(目立たないようにとは言うが一応僕らも領域拡大にはある程度貢献している)
永夢(とは言えごく偶に経験値稼ぎがてらにボスに挑んでるだけだけどね)
永夢「さてと…そろそろ皆寝静まった頃だろ」
永夢「行くか」スタッ
パラド「おう」
パラド「ところで永夢」
永夢「ん?」
パラド「さっき遊びがてらにそこら辺散策してた時面白いのを見かけたんだけどさ…」
永夢「面白いの?」
パラド「着いてくるか?」
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 18:35:35.91 ID:airQljvnO
ニコ「おおおらぁっ!!」ズバッ!
モンスター「キャウンッ!?」パリィッ…
ニコ「ふぅ…」
「ぅぅ…全然貯まんないぞぉお!」
ニコ「レベル1桁の時と比べたらそりゃ上げにくいに決まってるさね…」
ニコ「もう1レベルくらい上げたら切り上げよ!」
「そーだね」
「っしゃああっ!来いケダモノぉぉ!」チャキ…
永夢「ニコちゃん!」
ニコ「?」
「誰あれ、ボーイフレンド?」
ニコ「なっ…な訳あるか!!」
ニコ「永夢か…ちょっと皆先やってて!」タタタ…
「え…う、うん」
ニコ「永夢!パラドー!」タタッ
ニコ「ご無沙汰してんね〜半年振り?」
永夢「かな?」
ニコ「2人もレベル上げ?」
パラド「ま、そのついでに様子見ってとこだな」
ニコ「あ、そういやあんたバグスターだから自由に移動出来たんだ」
ニコ「それでウチらを嗅ぎつけて…」
パラド「そういう事。ただし解放されているフィールドに限りだけどな」
ニコ「ねぇねぇ、今どの位まで上がってんの?」
永夢「よ…40ちょっと」
パラド「嘘つけ今日で50は行ったろ」
ニコ「え!?ご…50!?」
永夢「しー」
パラド「しー」
ニコ「あ、そっか…ごめん」
ニコ「…あれ、アンタ達そのマーク……」
ニコ「もしかしてギルドに?」
永夢「まぁちょっと…成り行きというかノリで」
ニコ「ふーん」
「ニコちゃーん。そろそろ切り上げるー!?」
ニコ「あ、そろそろ皆待たせると悪いからあたしこれで…」
永夢「そっか。それじゃ…」
パラド「呉々も滑らないように…頼むぜ」
ニコ「…うん。分かった」
スタスタ…
ニコ「……あいつらも苦労するもんなのね〜。ゲームの中でも」
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 19:07:45.97 ID:airQljvnO
シュゥゥ…
永夢「ふぁああ…」
パラド「半分も稼げなかったなぁ…残りは明日までお預けか」
パラド「いやもう日付更新してるけど」
永夢「しょうがないよ…今日1レベル上げられただけでも勲章モンだ」
永夢「もっと高くなれば1週間みっちり特訓しても1、2Lvしか上がらなくなってくる」
パラド「せめて他のガシャットさえありゃなぁ…」
永夢「僕もそれが気掛かりだ。もう1/4も制覇してるのに未だに1つも発見できていない」
永夢「まさか第100層に全部配置されたなんて事は…」
パラド「どうだか」
ピピピ…
永夢「ん」ピピッ
パラド「ケイタからだ。何だ?こんな時間帯に」
永夢「『ケイタです。サチが散歩に行ったっきり帰ってきません。俺達は迷宮区を探してみます。永夢も、何か分かった事があれば連絡を下さい』…」
永夢「だってさ」
パラド「へいへい」シュゥゥ…
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/28(日) 19:21:16.83 ID:MJ+0LQQF0
そろそろ新しいガシャットほしいな
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 18:06:05.00 ID:pK5PKY3WO
サチ「…」
永夢「サチ!」
サチ「っ」ビクッ
永夢「こんな所で何してるの?」
永夢「皆心配してるよ」スタスタ…
サチ「…ねぇ永夢」
永夢「?」
サチ「一緒に、どっか逃げよ」
永夢「逃げるって…何から」
サチ「この街から…モンスターから…黒猫団の皆から」
サチ「この世界、SAOから」
永夢「っ!まさか心中…!?」
サチ「冗談だよ、冗談」
サチ「そんな度胸あるならこんな街角の端っこにある橋の下で蹲ってなんかいないよね」
永夢「…とても冗談のようには聞こえなかったけどな」
サチ「私、怖い」
永夢「…」
サチ「死ぬのが怖いの。皆みたいに強くなろうとか皆を守ろうとか…」
サチ「そんな大それた意志や勇気なんて私には持てないよ」
サチ 「私は皆と違って小心者だけど…それでも……」
サチ「ここでケイタ達と一緒に立ち上がれば、私も強くなれるきっかけを掴めると思ったの」
サチ「でも…駄目だった。あの時と何も変わってない」
サチ「我儘だよね…こんな弱くてちっぽけな命なのに……」
サチ「それでも生きたい…お家に帰りたいなんて夢見ちゃって」
永夢「そんな事無い。サチは充分よく戦ってる」
永夢「モンスターとも、自分の運命とも…」
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/30(火) 18:28:04.77 ID:CXH1D6Xa0
乙です
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/31(水) 16:36:37.85 ID:cbfugNS50
何か月も経ってるならさすがに社長が何かしてくるだろ
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/31(水) 16:36:38.38 ID:cbfugNS50
何か月も経ってるならさすがに社長が何かしてくるだろ
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/31(水) 18:39:43.94 ID:QuHyQfu7o
茅場が現実世界で神の妨害をしてるのかもしれん
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/31(水) 18:46:45.77 ID:OmZ7Lwf2o
そしてラボでまた発狂しながら死んでると
いつも通りだな
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/31(水) 18:47:18.65 ID:nUedpiMAO
でも神って最終的に宇宙規模の現実改編使えるまでいくしな…
茅場が神の妨害が出きるのはなんか考えにくい
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/02/01(木) 02:04:52.95 ID:BNdDRpIx0
茅場ぁ!
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/02/02(金) 01:15:33.91 ID:ESimRagi0
しっそうかな?
これにてSAOxエグゼイドは終わり!
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/02(金) 12:21:37.72 ID:4+cTdj0mO
書く気無いなら最初から立てるな
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/02(金) 12:35:39.10 ID:P2TDa87ZO
作者の自由だけど、やっぱディニッシュは気になる…
劇中のカットインにもフィニッシュって書いてあるからなぁ…
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/04(日) 18:09:11.69 ID:Yu2+t75w0
まだ最後の書き込みから1週間もたってないのに気が早すぎじゃね?本当に失踪したかもしんないけど。
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 20:43:29.69 ID:TPCtS0ldO
サチ「嘘…そんな訳無い!」
サチ「いつも永夢やユウキちゃんにしがみつく事しか出来てない…」
サチ「皆もどんどんレベルアップしているのに私は全然モンスターを倒してないから経験値も稼げてない…」
サチ「分かっているよ…何をどうしなきゃいけないのか位、私だって!」
サチ「でも…無理、無理だよ私には」
サチ「もう懲り懲りだよ!嫌なんだよ!!これ以上怖い目に遭いたくない!ケイタ達に迷惑ばかりかけて、足手まといになりたくない!!」
ポロポロ
サチ「もう……何も考えたくない、苦しみたくない…いっそ…楽になりたい……」
永夢「……」
ポンッ
サチ「…?」
永夢「サチ、人の命はちっぽけなんかじゃない」
永夢「今この世界に存在している以上、誰にだって生きる義務があるはずだ」
サチ「生きる…義務?」
永夢「ああ。現に僕はこうしてケイタに頼まれてここにやって来ている」
永夢「なんで皆大慌てで君を探しているんだと思う?」
サチ「なんでって…それは、その…」
永夢「因みに、今手分けして色んなダンジョンを片っ端から探し続けている」
永夢「夜はモンスターが特に行動が活発化する時間帯だ。君だってその事を踏まえて出て行ったんだろ?」
サチ「……」
永夢「……サチ、ケイタ達が危険を冒してまで助けたいのは【友達だから】なんて単純な理由じゃない」
永夢「君が皆に必要とされているからなんだ」
サチ「…!」
永夢「サチは確かに戦闘じゃ芳しい戦績は残せていないかもしれないが、別に強さが全てって訳じゃないだろ?」
永夢「君には君なりの役割があるはずだ」
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:02:26.28 ID:TPCtS0ldO
サチ「私なりの役割?」
永夢「ああそうさ。君には他の4人には無い強い能力がある」
永夢「それは、明るさだ」
サチ「えっ」
永夢「初めてこのギルドメンバーと話した時、比較的皆明るいタイプだと思ったけど」
永夢「心なしか無理に笑顔を作っているように感じられていた」
永夢「でも、サチが茶化したりちょっと面白い事をしたら皆自然と元気を取り戻していった」
永夢「…サチには皆を笑顔にさせたり、場を和ませたりする才能に長けていると思う」
永夢「それって多分、常に極限状態に陥得るこのSAOで生きていく上で無くてはならない役目なんじゃ無いかな」
サチ「…永夢…」
永夢「それに、それはケイタ達だけに向けるモノじゃないだろ?」
永夢「他のプレイヤーや現実世界に取り残された家族や友達にもその幸せを分け与えるべきだ」
永夢「だからサチ、泣いちゃ駄目。笑おう」
サチ「……」ポタポタ…
永夢「ね?」
サチ「っ…ぅぐ」ポタポタ…
サチ「うん…私、笑う、笑うよ」ゴシゴシ…
サチ「少しでも皆の安らぎになるなら…いくらでも…」
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 22:07:42.33 ID:pdy6o8M+o
戻ってきたかー
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 22:20:17.14 ID:OponuV+BO
やったぜ。
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/10(土) 00:06:36.47 ID:z8HfqGVR0
戻ってきたか支援
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 20:45:11.91 ID:z35cyJvvO
仮宿
ケイタ「良かった…無事にサチは見つかったんだな」
テツオ「それで、今は?」
永夢「僕のベッドで休ませてる。この状態で1人で寝かせるのもちょっとアレだし」
ダッカー「そっか…」
永夢「…なぁ皆」
ケイタ「?」
永夢「しばらくの間は気負わせずにこのまま槍戦士で維持させてやってくれないか」
ササマル「い…いやでも、なぁ?」
ササマル「もうすっかりギルドに馴染んでるとはいえお前らに手を煩わす訳にも…」
永夢「僕達の負担は二の次だ。まずはパーティメンバーの事を気遣ってやったらどうだい?」
永夢「彼女、目の下にクマが出来てるし、少し痩せているようにも感じた」
ダッカー「うっそだろ…」
テツオ「最近は結構ペース緩めだと思ったけどな…トレーニングにしろ狩猟にせよ」
永夢「特訓がきついとかそういう話じゃない」
永夢「僕等が思っている以上にサチは精神的に追い詰められているんだよ」
永夢「最近寝ようとしてもロクに眠れてないんだろう」
ケイタ「サチが……そんな」
永夢「だから今度からはサチの好きなようにプレイさせてあげてくれ」
永夢「自分から進んで前線に出るのなら構わないけど、これ以上無理強いしてサチを追い込むのはいけない」
永夢「少しの間でもいいから様子を見てみようよ」
ケイタ「…そうだな」
ケイタ「何から何まですまないな、面倒見てもらっちゃって」
永夢「どうって事無いよ。悩んでる人のカウンセリングを受けるのも医師の務めだしね」
ダッカー「……え」
パラド「ぷ」プルプル
テツオ「…永夢って医者だったんだ」
永夢「…………」
永夢「あ」
ササマル(てっきり俺は学生だとばかり…)
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/12(月) 21:37:09.77 ID:IdGj6qGIO
そろそろ原作で助けられなかったキャラの救済が欲しいな
ライダークロスSSはクロス先のキャラ救ってなんぼだと思っているので(龍騎とか555はそんなイメージが皆無だろうけど)
あ、キバオウは絶版でいいです
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 22:04:09.51 ID:7TCwJSLl0
キバオウは死んでほしいけどそれ以外のキャラは助かってほしいよね
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/12(月) 22:13:50.20 ID:bFGlXDTLO
なんで…なんでディアベルはんを見殺しにしたんや!
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 22:36:10.79 ID:z35cyJvvO
パラド「流石小児科。ガキの扱いも手馴れてるってか」
永夢「僕今内科だし…」
永夢「それと、高校生はもうガキなんて言葉じゃ括れないよ」
永夢「せめて青年って呼ぶべきだ。そこまで幼稚じゃないぞ」
パラド「そうかいそうかい」
パラド「で、どうした。なんでベッドに近付こうともしない」
永夢「………」
パラド「あれか、JKの布団に飛び込むのに抵抗があるのか?」
永夢「うぐ」グサッ
パラド「逆か?こんな聖域を自らの手で汚すのは恐れ多いか?」
永夢「うぐぐ」グサグサッ
パラド「それともほのかに香るサチ臭を堪能して心を滾ら
永夢「それは無い」
パラド「前者2つかよ」
永夢「うぐえ」グサグサグサッ
パラド「女の子の相手なんて日常茶飯事だろ?なんで渋る」
永夢「そ、そりゃ幼稚園児とか小学低学年とは訳が違うだろ!」
永夢「つい数年前まで学生だったんだぞ!が・く・せ・い!」
パラド(20代前半の奴からして数年前って結構なブランクじゃないの?)
パラド(いや待て25ってどっちだ)
永夢「はぁ…はぁ…」
パラド「そこまで考え込むなら最初から元の部屋で寝かせてやりゃいいのに」
永夢「あんな状況で1人で寝かせたら冗談なしにアイキャントフラ-イしそうで怖いんだよ!」
永夢「だからってユウキをここに移す訳にもいかなかったし…」
永夢「…どうしよ、いっそオールナイトしようかな」
パラド「体調がどうだの御託を並べていた奴が真っ先に不健康生活促進するのはどうよ」
永夢「う、うむむ…」
コンコン
永夢「ん?」
パラド「ん」
ガチャ…
サチ「ごめん。邪魔…だったかな?」
永夢「サチ…?あれ、もしかして起こしちゃった……」
サチ「ううん…少しうとうとしたけど、やっぱり寝付けられなくて」
サチ「その…お願いが」
パラド「お…」
永夢「お願い?」
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:42:53.10 ID:z35cyJvvO
ユウキ「」スヤスヤ
永夢「…」
サチ「…」
サチ「ねぇ永夢」
永夢「何サチ」
永夢「もしかして狭い?」
サチ「ううん、別に」
永夢「あっそう…」
サチ「…」
サチ「ねぇ永夢」
永夢「何サチ」
サチ「なんで身体そっち向きっぱなしなの?」
サチ「別にこっち側に向いてもらって構わないんだよ?」
永夢「いや、その、えと…」
永夢「左を向いた方が寝やすいと言いますか何というか」
サチ「ふーん」モゾモゾ…
永夢「……」
永夢「」チラッ
サチ「…………」
永夢「…」
永夢「」クルッ
サチ「やっとこっち向いてくれた」クルッ
永夢「〜っっ!!?」
パラド(何やってんだあの夫婦)
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:48:13.86 ID:z35cyJvvO
永夢「ちょ…サチ!結局寝ようともしてないじゃん!」
サチ「だって永夢がそっぽ向くし…」
永夢「僕がどこ向いて寝ようが僕の勝手じゃないですか…」
サチ「嫌。駄目」
永夢「ぇぇ…」
サチ「…ねぇ永夢」
永夢「今度は何!?」
サチ「貴方ってお医者さん…なんだよね」
永夢「……もう伝わったのかよ」
サチ「まぁそんな人に馴れ馴れしくするのは失礼だと承知して聞くんだけどね」
サチ「……ちゃんと私の事看てくれる?」
サチ「私の事、救けてくれる?」
永夢「…愚問だね」
永夢「君らが僕の患者である以上、僕は必ず守り切る」
サチ「本当?」
永夢「マジマジ」
サチ「…そっか」
サチ「じゃぁ、安心して寝れる」
永夢「そっか…」
ギュッ…
永夢「おやすみ、サチ」
サチ「おやすみなさい。永夢先生」
永夢「」ギリギリギリ
サチ「」ギリギリギリ
パラド「ようやく寝入ったか…」
パラド「…」ギリギリギリギリギリギリ
パラド(うるせぇ)
パラド「俺も寝るか…立ちながら……」
パラド「zzz」
ガバッ
スタスタ…
ガチャ
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/12(月) 23:49:05.16 ID:0aLRj2080
でも永夢って恋愛には無縁そうだな
大抵の女性はバグスターと縁が深いことを知れば離れていくだろうし
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/13(火) 00:08:26.12 ID:Zg4YwzDz0
身内に4人もいるからな
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/14(水) 13:28:45.42 ID:qTMbhkPR0
パラドがいる以上はまっとうな人生になり得ないしな
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/16(金) 21:06:56.47 ID:ofImX3mnO
数日後
サチ「はぁあっ!!」ズオッ
キラーマンティス「キシャ…」
パリン…
サチ「ふぅ…」ピカッ
ケイタ「っし!レベルアップだ!」
オオーッ
ユウキ「イエーィ!」
サチ「イェイッ」パチンッ
Lv2M「サチ!」
サチ「永夢…」
Lv2M「よくやったなぁ」ナデナデ…
サチ「///」
ササマル「…なぁ」
ササマル「最近サチ懐いてね?」
テツオ「つーかデレてね?」
ケイタ「…」
ダッカー「あっれぇ?もしかしてリーダー妬んでる?」
ケイタ「はぁ!?なんでそうなんだよ!」
ダッカー「いや〜視線とか、表情的な?うん」
ケイタ「あのなぁ…」
Lv2M「よし、皆。そろそろ休憩しよう!」
ダッカー「ヘイヘーイ!」
ケイタ「…」
ケイタ「はぁ」スタスタ…
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/16(金) 22:01:04.18 ID:ofImX3mnO
ガブッ
ユウキ「ん、まい!」モグモグ…
ダッカー「このホットドッグ大分クオリティ上がったな…」
ササマル「未だに2D空間で食事するの慣れないけど」ミチッ…
テツオ「いや立体ではあるだろ…」
ササマル「じゃあなんて言うんだよコレ」
テツオ「……立体的二次元?」ド ン ッ !
ケイタ「…」<ナンジャソリャ
ケイタ「」チラッ
パラド「(^U^)」
サチ「んー!美味しい!」モグモグ…
永夢「辛子あるけどつける?」
サチ「あ、欲しい欲しい!」
パラド(うわぁ…気まずっ)
パラド(なんで俺がこんな修羅場に立ち会わなきゃならないんだ…)
サチ「…ねぇ永夢」
パラド「」ビクッ
ケイタ「」ビクッ!
サチ「1つ、お願い事があるんだけど…いい?」
永夢「ん、何でもいいよ?」
サチ「えっとね…私t
ユウキ「ぁああああああっ!!忘れてた!」
サチ「」ピクピク
永夢「…な、何?ユウキ」
ユウキ「そういえば今日、ボクの誕生日だ」
永夢「」ズコッ
ササマル「な、何だ…そんな事か」
ササマル「いきなり大声出すもんだからビビったぞ…」
ダッカー「おいおい…【そんな】なんてそっけない扱いすんなよ人の誕生日を……」
ダッカー「今日この瞬間にユウキちゃんがこの世に降臨してきたっつーめでてぇ日なんだぞ!?」
ダッカー「祝え祝え!」
ユウキ「そーだそーだ!讃えろ讃えろ!」
テツオ「さらっと便乗すんなよ…」
永夢「記念日か…ここの所ドタバタしてたからあんまり意識してなかったな」
永夢「そういえばユウキって今年でいくつになるの?」
ユウキ「……はお」
永夢「…ん?」
ユウキ「女の子に歳聞くって永夢って本当デリカシー無いよね」
永夢「ぇぇえええっ!?
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/19(月) 18:25:37.17 ID:6kQo/aq9O
永夢「え、年齢聞く位普通でしょ!?別に!」
ダッカー「あのなぁドクター。あんたは年がら年中異性と触れ放題なんだろうけど」
ダッカー「普通女にアルファベットや数字に纏わる質問をするのはご法度だってホモサピエンスが生まれる前から定められてんの!分かる!?」
永夢「 いやいやいや!そんな卑猥な質問した訳じゃ無いけど!?」
テツオ「ま、まぁその…なんだ」
ササマル「ほら…案外背が低いだけのロリババアな可能性もあるし…」
ササマル「無理に詮索しない方が身の為というか
ユウキ「」チャキ
ササマル「すいません許してください何でもしますから」
永夢「えぇ…そんなまずい事なのかなぁ」
サチ「ま、まぁ私もあまり聞かれたくは無い…かなぁ」
永夢「」
永夢「」チラッ
パラド「…心が躍るなぁ(^U^)」
永夢「どういう意味だ!」
ケイタ「」ホッ…
ケイタ「…はぁぁ…」
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/19(月) 18:26:21.18 ID:6kQo/aq9O
永夢「それでユウキはどうしたいんだい?」
ユウキ「ん?何が?」
永夢「プレゼントだよ、誕生日プレゼント」
永夢「ま、本人に直接聞くってのもおかしな話だけど今聞いたばかりだし…」
永夢「かといって何もしてやらないってのもアレだし折角なら帰りに何か買って
ユウキ「クリームパン」
永夢「……え?」
ユウキ「クリームパン」
「………」
永夢「えっと…ユウキさ
ユウキ「第16層で数量限定で販売されているクリームパン12個」
永夢(うわぁかなり絞られました)
ユウキ「駄目?」ズイッ
永夢「…そんな顔されて断れないし、そもそもほったん僕だし…」
永夢「仕方ないなぁ」
ユウキ「永夢超好き!」ギュッ
サチ「」ショボ-ン
ケイタ「……」
ケイタ(ありゃ完全に脈ありな反応だわな…)
ケイタ「はぁぁぁ…」
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/02/19(月) 18:27:12.23 ID:n0v3Fcqr0
パラドの笑顔やべぇ
174 :
すまんなクリームパンの数13だったわ
[saga]:2018/02/19(月) 18:56:01.14 ID:6kQo/aq9O
同日夜
ユウキ「あむ」パクッ
ユウキ「んむむ…」
サチ「よ、よく食べるね…お腹壊さない?」
ユウキ「はひほひほひほはひばへはへへふんは!」
サチ「あ…そ、そうなの……」
永夢「甘いもの本当大好きだよな、ユウキは」
パラド「…」
ユウキ「ぷはぁ…食った食った!r
ユウキ「おトイレ行こっと」スタスタ…
サチ(ギャップの差が激しい…)
パラド「俺も俺も」スタスタ…
ユウキ「」ガチャ
パラド「どうしたんだ、早く行ってくれ」
ユウキ「…男の子と女の子って一緒には入れないんだよ?オドルお兄さん」クルッ
パラド「お前は何を言っている」
パラド「そしていい加減そのあだ名やめろ」
ユウキ「えー、今更無理だよ」スタスタ…
バタン
永夢「」ホッ
サチ「」ホッ
永夢(一瞬マジで襲うかと思った)
サチ「…」
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/02/19(月) 18:57:24.40 ID:n0v3Fcqr0
バーチャルにトイレあるのか?
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/19(月) 23:26:45.82 ID:1rI2B/Opo
茅野なら作れる技術はありそう
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/02/21(水) 17:08:00.64 ID:5XYNOu+00
そろそろ新しいガシャット手に入れて原作死亡キャラ生存させてくれ
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 23:18:34.19 ID:/G7GkuxWO
サチ「ね、ねぇ永夢」
サチ「昼間の続きなんだけどさ…」
永夢「?…ああ」
永夢「お願い事、だったっけ。僕で良ければ何でも聞くよ」
サチ「うん。というより…」
サチ「寧ろコレは永夢にしか頼めない頼みなんだけど…」モジモジ…
永夢「?」
ケイタ「…」
ダッカー「妙な胸騒ぎがするって言うから部屋ん前で【聞き耳】立てた結果がコレだよ」
ササマル「いやいやいや!決めつけんの早すぎだろ!」
テツオ「そうだぞダッカー。ここ最近サチと永夢が仲良くなってるのは確かだけどそこまで進展しているようには思えない」
テツオ「第一頼み事の1つや2つ、あって不自然じゃないだろ」
ササマル「それに、毎晩共に過ごす仲でありながらまだ手を出していない所からして脈なしなのは明らかだぜ?」
ササマル「ま、ユウキちゃん一筋なだけかもしれないけど」
ダッカー「とりあえず黙れ」
ケイタ「」ガタガタプルプル
テツオ「ぅぉぉ…ケイタの幼馴染補正が仇に!?」
ササマル「こうかはばつくんだ!」
ダッカー「だーうっせぇ!」
ダッカー(そうだ…まだ焦る事は無い、よな?)
ダッカー(肝心のお願いの内容がまだ判明していない以上、まだ希望は…)
サチ<あの…永夢
サチ<私と恋人に…なってくれない、かな?
ダッカー「ダメみたいですね」
ケイタ「」チ-ン
ササマル「ケイタ は めのまえ が まっくら に なった!」
テツオ「NTRには気をつけよう」
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