永夢「ノーコンティニューでSAOを攻略するぜ!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/28(日) 16:48:14.73 ID:Q542bWxGO
ちなみに危険度でいえばプロトより死のデータをもろに受けるゾンビの方が上だったりする
138 :IDが変わる前にトリップ付けようとしたが間に合わなかった…まぁこんなスレ乗っ取られる訳ないか [saga]:2018/01/28(日) 18:15:08.91 ID:airQljvnO
ユウキ「」スヤスヤ…

永夢「…絶賛爆睡中だな」

パラド「まぁ最近は怒涛のボスラッシュの連続だったからな」

パラド「疲れが溜まってても仕方ないんじゃないか?」

永夢「それもそうだね」

永夢(目立たないようにとは言うが一応僕らも領域拡大にはある程度貢献している)

永夢(とは言えごく偶に経験値稼ぎがてらにボスに挑んでるだけだけどね)

永夢「さてと…そろそろ皆寝静まった頃だろ」

永夢「行くか」スタッ

パラド「おう」

パラド「ところで永夢」

永夢「ん?」

パラド「さっき遊びがてらにそこら辺散策してた時面白いのを見かけたんだけどさ…」

永夢「面白いの?」

パラド「着いてくるか?」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 18:35:35.91 ID:airQljvnO
ニコ「おおおらぁっ!!」ズバッ!

モンスター「キャウンッ!?」パリィッ…

ニコ「ふぅ…」

「ぅぅ…全然貯まんないぞぉお!」

ニコ「レベル1桁の時と比べたらそりゃ上げにくいに決まってるさね…」

ニコ「もう1レベルくらい上げたら切り上げよ!」

「そーだね」

「っしゃああっ!来いケダモノぉぉ!」チャキ…

永夢「ニコちゃん!」

ニコ「?」

「誰あれ、ボーイフレンド?」

ニコ「なっ…な訳あるか!!」

ニコ「永夢か…ちょっと皆先やってて!」タタタ…

「え…う、うん」

ニコ「永夢!パラドー!」タタッ

ニコ「ご無沙汰してんね〜半年振り?」

永夢「かな?」

ニコ「2人もレベル上げ?」

パラド「ま、そのついでに様子見ってとこだな」

ニコ「あ、そういやあんたバグスターだから自由に移動出来たんだ」

ニコ「それでウチらを嗅ぎつけて…」

パラド「そういう事。ただし解放されているフィールドに限りだけどな」

ニコ「ねぇねぇ、今どの位まで上がってんの?」

永夢「よ…40ちょっと」

パラド「嘘つけ今日で50は行ったろ」

ニコ「え!?ご…50!?」

永夢「しー」
パラド「しー」

ニコ「あ、そっか…ごめん」

ニコ「…あれ、アンタ達そのマーク……」

ニコ「もしかしてギルドに?」

永夢「まぁちょっと…成り行きというかノリで」

ニコ「ふーん」

「ニコちゃーん。そろそろ切り上げるー!?」

ニコ「あ、そろそろ皆待たせると悪いからあたしこれで…」

永夢「そっか。それじゃ…」

パラド「呉々も滑らないように…頼むぜ」

ニコ「…うん。分かった」

スタスタ…

ニコ「……あいつらも苦労するもんなのね〜。ゲームの中でも」

140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/28(日) 19:07:45.97 ID:airQljvnO
シュゥゥ…

永夢「ふぁああ…」

パラド「半分も稼げなかったなぁ…残りは明日までお預けか」

パラド「いやもう日付更新してるけど」

永夢「しょうがないよ…今日1レベル上げられただけでも勲章モンだ」

永夢「もっと高くなれば1週間みっちり特訓しても1、2Lvしか上がらなくなってくる」

パラド「せめて他のガシャットさえありゃなぁ…」

永夢「僕もそれが気掛かりだ。もう1/4も制覇してるのに未だに1つも発見できていない」

永夢「まさか第100層に全部配置されたなんて事は…」

パラド「どうだか」

ピピピ…

永夢「ん」ピピッ

パラド「ケイタからだ。何だ?こんな時間帯に」

永夢「『ケイタです。サチが散歩に行ったっきり帰ってきません。俺達は迷宮区を探してみます。永夢も、何か分かった事があれば連絡を下さい』…」

永夢「だってさ」

パラド「へいへい」シュゥゥ…


141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/28(日) 19:21:16.83 ID:MJ+0LQQF0
そろそろ新しいガシャットほしいな
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 18:06:05.00 ID:pK5PKY3WO


サチ「…」

永夢「サチ!」

サチ「っ」ビクッ

永夢「こんな所で何してるの?」

永夢「皆心配してるよ」スタスタ…

サチ「…ねぇ永夢」

永夢「?」

サチ「一緒に、どっか逃げよ」

永夢「逃げるって…何から」

サチ「この街から…モンスターから…黒猫団の皆から」

サチ「この世界、SAOから」

永夢「っ!まさか心中…!?」

サチ「冗談だよ、冗談」

サチ「そんな度胸あるならこんな街角の端っこにある橋の下で蹲ってなんかいないよね」

永夢「…とても冗談のようには聞こえなかったけどな」

サチ「私、怖い」

永夢「…」

サチ「死ぬのが怖いの。皆みたいに強くなろうとか皆を守ろうとか…」

サチ「そんな大それた意志や勇気なんて私には持てないよ」

サチ 「私は皆と違って小心者だけど…それでも……」

サチ「ここでケイタ達と一緒に立ち上がれば、私も強くなれるきっかけを掴めると思ったの」

サチ「でも…駄目だった。あの時と何も変わってない」

サチ「我儘だよね…こんな弱くてちっぽけな命なのに……」

サチ「それでも生きたい…お家に帰りたいなんて夢見ちゃって」

永夢「そんな事無い。サチは充分よく戦ってる」

永夢「モンスターとも、自分の運命とも…」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/30(火) 18:28:04.77 ID:CXH1D6Xa0
乙です
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 16:36:37.85 ID:cbfugNS50
何か月も経ってるならさすがに社長が何かしてくるだろ
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 16:36:38.38 ID:cbfugNS50
何か月も経ってるならさすがに社長が何かしてくるだろ
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 18:39:43.94 ID:QuHyQfu7o
茅場が現実世界で神の妨害をしてるのかもしれん
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 18:46:45.77 ID:OmZ7Lwf2o
そしてラボでまた発狂しながら死んでると
いつも通りだな
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 18:47:18.65 ID:nUedpiMAO
でも神って最終的に宇宙規模の現実改編使えるまでいくしな…
茅場が神の妨害が出きるのはなんか考えにくい
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/01(木) 02:04:52.95 ID:BNdDRpIx0
茅場ぁ!
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/02(金) 01:15:33.91 ID:ESimRagi0
しっそうかな?


これにてSAOxエグゼイドは終わり!
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/02(金) 12:21:37.72 ID:4+cTdj0mO
書く気無いなら最初から立てるな
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/02(金) 12:35:39.10 ID:P2TDa87ZO
作者の自由だけど、やっぱディニッシュは気になる…
劇中のカットインにもフィニッシュって書いてあるからなぁ…
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 18:09:11.69 ID:Yu2+t75w0
まだ最後の書き込みから1週間もたってないのに気が早すぎじゃね?本当に失踪したかもしんないけど。
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/08(木) 20:43:29.69 ID:TPCtS0ldO
サチ「嘘…そんな訳無い!」

サチ「いつも永夢やユウキちゃんにしがみつく事しか出来てない…」

サチ「皆もどんどんレベルアップしているのに私は全然モンスターを倒してないから経験値も稼げてない…」

サチ「分かっているよ…何をどうしなきゃいけないのか位、私だって!」

サチ「でも…無理、無理だよ私には」

サチ「もう懲り懲りだよ!嫌なんだよ!!これ以上怖い目に遭いたくない!ケイタ達に迷惑ばかりかけて、足手まといになりたくない!!」

ポロポロ

サチ「もう……何も考えたくない、苦しみたくない…いっそ…楽になりたい……」

永夢「……」

ポンッ

サチ「…?」

永夢「サチ、人の命はちっぽけなんかじゃない」

永夢「今この世界に存在している以上、誰にだって生きる義務があるはずだ」

サチ「生きる…義務?」

永夢「ああ。現に僕はこうしてケイタに頼まれてここにやって来ている」

永夢「なんで皆大慌てで君を探しているんだと思う?」

サチ「なんでって…それは、その…」

永夢「因みに、今手分けして色んなダンジョンを片っ端から探し続けている」

永夢「夜はモンスターが特に行動が活発化する時間帯だ。君だってその事を踏まえて出て行ったんだろ?」

サチ「……」

永夢「……サチ、ケイタ達が危険を冒してまで助けたいのは【友達だから】なんて単純な理由じゃない」

永夢「君が皆に必要とされているからなんだ」

サチ「…!」

永夢「サチは確かに戦闘じゃ芳しい戦績は残せていないかもしれないが、別に強さが全てって訳じゃないだろ?」

永夢「君には君なりの役割があるはずだ」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/08(木) 21:02:26.28 ID:TPCtS0ldO
サチ「私なりの役割?」

永夢「ああそうさ。君には他の4人には無い強い能力がある」

永夢「それは、明るさだ」

サチ「えっ」

永夢「初めてこのギルドメンバーと話した時、比較的皆明るいタイプだと思ったけど」

永夢「心なしか無理に笑顔を作っているように感じられていた」

永夢「でも、サチが茶化したりちょっと面白い事をしたら皆自然と元気を取り戻していった」

永夢「…サチには皆を笑顔にさせたり、場を和ませたりする才能に長けていると思う」

永夢「それって多分、常に極限状態に陥得るこのSAOで生きていく上で無くてはならない役目なんじゃ無いかな」

サチ「…永夢…」

永夢「それに、それはケイタ達だけに向けるモノじゃないだろ?」

永夢「他のプレイヤーや現実世界に取り残された家族や友達にもその幸せを分け与えるべきだ」

永夢「だからサチ、泣いちゃ駄目。笑おう」

サチ「……」ポタポタ…

永夢「ね?」

サチ「っ…ぅぐ」ポタポタ…

サチ「うん…私、笑う、笑うよ」ゴシゴシ…

サチ「少しでも皆の安らぎになるなら…いくらでも…」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/08(木) 22:07:42.33 ID:pdy6o8M+o
戻ってきたかー
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/08(木) 22:20:17.14 ID:OponuV+BO
やったぜ。
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/10(土) 00:06:36.47 ID:z8HfqGVR0
戻ってきたか支援
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/12(月) 20:45:11.91 ID:z35cyJvvO
仮宿


ケイタ「良かった…無事にサチは見つかったんだな」

テツオ「それで、今は?」

永夢「僕のベッドで休ませてる。この状態で1人で寝かせるのもちょっとアレだし」

ダッカー「そっか…」

永夢「…なぁ皆」

ケイタ「?」

永夢「しばらくの間は気負わせずにこのまま槍戦士で維持させてやってくれないか」

ササマル「い…いやでも、なぁ?」

ササマル「もうすっかりギルドに馴染んでるとはいえお前らに手を煩わす訳にも…」

永夢「僕達の負担は二の次だ。まずはパーティメンバーの事を気遣ってやったらどうだい?」

永夢「彼女、目の下にクマが出来てるし、少し痩せているようにも感じた」

ダッカー「うっそだろ…」

テツオ「最近は結構ペース緩めだと思ったけどな…トレーニングにしろ狩猟にせよ」

永夢「特訓がきついとかそういう話じゃない」

永夢「僕等が思っている以上にサチは精神的に追い詰められているんだよ」

永夢「最近寝ようとしてもロクに眠れてないんだろう」

ケイタ「サチが……そんな」

永夢「だから今度からはサチの好きなようにプレイさせてあげてくれ」

永夢「自分から進んで前線に出るのなら構わないけど、これ以上無理強いしてサチを追い込むのはいけない」

永夢「少しの間でもいいから様子を見てみようよ」

ケイタ「…そうだな」

ケイタ「何から何まですまないな、面倒見てもらっちゃって」

永夢「どうって事無いよ。悩んでる人のカウンセリングを受けるのも医師の務めだしね」

ダッカー「……え」

パラド「ぷ」プルプル

テツオ「…永夢って医者だったんだ」

永夢「…………」

永夢「あ」

ササマル(てっきり俺は学生だとばかり…)
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 21:37:09.77 ID:IdGj6qGIO
そろそろ原作で助けられなかったキャラの救済が欲しいな
ライダークロスSSはクロス先のキャラ救ってなんぼだと思っているので(龍騎とか555はそんなイメージが皆無だろうけど)
あ、キバオウは絶版でいいです
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/12(月) 22:04:09.51 ID:7TCwJSLl0
キバオウは死んでほしいけどそれ以外のキャラは助かってほしいよね
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 22:13:50.20 ID:bFGlXDTLO
なんで…なんでディアベルはんを見殺しにしたんや!
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/12(月) 22:36:10.79 ID:z35cyJvvO
パラド「流石小児科。ガキの扱いも手馴れてるってか」

永夢「僕今内科だし…」

永夢「それと、高校生はもうガキなんて言葉じゃ括れないよ」

永夢「せめて青年って呼ぶべきだ。そこまで幼稚じゃないぞ」

パラド「そうかいそうかい」

パラド「で、どうした。なんでベッドに近付こうともしない」

永夢「………」

パラド「あれか、JKの布団に飛び込むのに抵抗があるのか?」

永夢「うぐ」グサッ

パラド「逆か?こんな聖域を自らの手で汚すのは恐れ多いか?」

永夢「うぐぐ」グサグサッ

パラド「それともほのかに香るサチ臭を堪能して心を滾ら
永夢「それは無い」

パラド「前者2つかよ」

永夢「うぐえ」グサグサグサッ

パラド「女の子の相手なんて日常茶飯事だろ?なんで渋る」

永夢「そ、そりゃ幼稚園児とか小学低学年とは訳が違うだろ!」

永夢「つい数年前まで学生だったんだぞ!が・く・せ・い!」

パラド(20代前半の奴からして数年前って結構なブランクじゃないの?)

パラド(いや待て25ってどっちだ)

永夢「はぁ…はぁ…」

パラド「そこまで考え込むなら最初から元の部屋で寝かせてやりゃいいのに」

永夢「あんな状況で1人で寝かせたら冗談なしにアイキャントフラ-イしそうで怖いんだよ!」

永夢「だからってユウキをここに移す訳にもいかなかったし…」

永夢「…どうしよ、いっそオールナイトしようかな」

パラド「体調がどうだの御託を並べていた奴が真っ先に不健康生活促進するのはどうよ」

永夢「う、うむむ…」

コンコン

永夢「ん?」
パラド「ん」

ガチャ…

サチ「ごめん。邪魔…だったかな?」

永夢「サチ…?あれ、もしかして起こしちゃった……」

サチ「ううん…少しうとうとしたけど、やっぱり寝付けられなくて」

サチ「その…お願いが」

パラド「お…」

永夢「お願い?」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/12(月) 23:42:53.10 ID:z35cyJvvO
ユウキ「」スヤスヤ

永夢「…」

サチ「…」

サチ「ねぇ永夢」

永夢「何サチ」

永夢「もしかして狭い?」

サチ「ううん、別に」

永夢「あっそう…」

サチ「…」

サチ「ねぇ永夢」

永夢「何サチ」

サチ「なんで身体そっち向きっぱなしなの?」

サチ「別にこっち側に向いてもらって構わないんだよ?」

永夢「いや、その、えと…」

永夢「左を向いた方が寝やすいと言いますか何というか」

サチ「ふーん」モゾモゾ…

永夢「……」

永夢「」チラッ

サチ「…………」

永夢「…」

永夢「」クルッ
サチ「やっとこっち向いてくれた」クルッ

永夢「〜っっ!!?」

パラド(何やってんだあの夫婦)


165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/12(月) 23:48:13.86 ID:z35cyJvvO
永夢「ちょ…サチ!結局寝ようともしてないじゃん!」

サチ「だって永夢がそっぽ向くし…」

永夢「僕がどこ向いて寝ようが僕の勝手じゃないですか…」

サチ「嫌。駄目」

永夢「ぇぇ…」

サチ「…ねぇ永夢」

永夢「今度は何!?」

サチ「貴方ってお医者さん…なんだよね」

永夢「……もう伝わったのかよ」

サチ「まぁそんな人に馴れ馴れしくするのは失礼だと承知して聞くんだけどね」

サチ「……ちゃんと私の事看てくれる?」

サチ「私の事、救けてくれる?」

永夢「…愚問だね」

永夢「君らが僕の患者である以上、僕は必ず守り切る」

サチ「本当?」

永夢「マジマジ」

サチ「…そっか」

サチ「じゃぁ、安心して寝れる」

永夢「そっか…」

ギュッ…

永夢「おやすみ、サチ」

サチ「おやすみなさい。永夢先生」





永夢「」ギリギリギリ
サチ「」ギリギリギリ

パラド「ようやく寝入ったか…」

パラド「…」ギリギリギリギリギリギリ

パラド(うるせぇ)

パラド「俺も寝るか…立ちながら……」

パラド「zzz」








ガバッ

スタスタ…

ガチャ


166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 23:49:05.16 ID:0aLRj2080
でも永夢って恋愛には無縁そうだな
大抵の女性はバグスターと縁が深いことを知れば離れていくだろうし
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 00:08:26.12 ID:Zg4YwzDz0
身内に4人もいるからな
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 13:28:45.42 ID:qTMbhkPR0
パラドがいる以上はまっとうな人生になり得ないしな
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/16(金) 21:06:56.47 ID:ofImX3mnO
数日後

サチ「はぁあっ!!」ズオッ

キラーマンティス「キシャ…」

パリン…

サチ「ふぅ…」ピカッ

ケイタ「っし!レベルアップだ!」

オオーッ

ユウキ「イエーィ!」

サチ「イェイッ」パチンッ

Lv2M「サチ!」

サチ「永夢…」

Lv2M「よくやったなぁ」ナデナデ…

サチ「///」

ササマル「…なぁ」

ササマル「最近サチ懐いてね?」

テツオ「つーかデレてね?」

ケイタ「…」

ダッカー「あっれぇ?もしかしてリーダー妬んでる?」

ケイタ「はぁ!?なんでそうなんだよ!」

ダッカー「いや〜視線とか、表情的な?うん」

ケイタ「あのなぁ…」

Lv2M「よし、皆。そろそろ休憩しよう!」

ダッカー「ヘイヘーイ!」

ケイタ「…」

ケイタ「はぁ」スタスタ…



170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/16(金) 22:01:04.18 ID:ofImX3mnO
ガブッ

ユウキ「ん、まい!」モグモグ…

ダッカー「このホットドッグ大分クオリティ上がったな…」

ササマル「未だに2D空間で食事するの慣れないけど」ミチッ…

テツオ「いや立体ではあるだろ…」

ササマル「じゃあなんて言うんだよコレ」

テツオ「……立体的二次元?」ド ン ッ !

ケイタ「…」<ナンジャソリャ

ケイタ「」チラッ

パラド「(^U^)」

サチ「んー!美味しい!」モグモグ…

永夢「辛子あるけどつける?」

サチ「あ、欲しい欲しい!」

パラド(うわぁ…気まずっ)

パラド(なんで俺がこんな修羅場に立ち会わなきゃならないんだ…)

サチ「…ねぇ永夢」

パラド「」ビクッ
ケイタ「」ビクッ!

サチ「1つ、お願い事があるんだけど…いい?」

永夢「ん、何でもいいよ?」

サチ「えっとね…私t
ユウキ「ぁああああああっ!!忘れてた!」

サチ「」ピクピク

永夢「…な、何?ユウキ」


ユウキ「そういえば今日、ボクの誕生日だ」

永夢「」ズコッ

ササマル「な、何だ…そんな事か」

ササマル「いきなり大声出すもんだからビビったぞ…」

ダッカー「おいおい…【そんな】なんてそっけない扱いすんなよ人の誕生日を……」

ダッカー「今日この瞬間にユウキちゃんがこの世に降臨してきたっつーめでてぇ日なんだぞ!?」

ダッカー「祝え祝え!」
ユウキ「そーだそーだ!讃えろ讃えろ!」

テツオ「さらっと便乗すんなよ…」

永夢「記念日か…ここの所ドタバタしてたからあんまり意識してなかったな」

永夢「そういえばユウキって今年でいくつになるの?」

ユウキ「……はお」

永夢「…ん?」

ユウキ「女の子に歳聞くって永夢って本当デリカシー無いよね」

永夢「ぇぇえええっ!?
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 18:25:37.17 ID:6kQo/aq9O
永夢「え、年齢聞く位普通でしょ!?別に!」

ダッカー「あのなぁドクター。あんたは年がら年中異性と触れ放題なんだろうけど」

ダッカー「普通女にアルファベットや数字に纏わる質問をするのはご法度だってホモサピエンスが生まれる前から定められてんの!分かる!?」

永夢「 いやいやいや!そんな卑猥な質問した訳じゃ無いけど!?」

テツオ「ま、まぁその…なんだ」

ササマル「ほら…案外背が低いだけのロリババアな可能性もあるし…」

ササマル「無理に詮索しない方が身の為というか
ユウキ「」チャキ
ササマル「すいません許してください何でもしますから」

永夢「えぇ…そんなまずい事なのかなぁ」

サチ「ま、まぁ私もあまり聞かれたくは無い…かなぁ」

永夢「」

永夢「」チラッ

パラド「…心が躍るなぁ(^U^)」

永夢「どういう意味だ!」

ケイタ「」ホッ…

ケイタ「…はぁぁ…」

172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/19(月) 18:26:21.18 ID:6kQo/aq9O
永夢「それでユウキはどうしたいんだい?」

ユウキ「ん?何が?」

永夢「プレゼントだよ、誕生日プレゼント」

永夢「ま、本人に直接聞くってのもおかしな話だけど今聞いたばかりだし…」

永夢「かといって何もしてやらないってのもアレだし折角なら帰りに何か買って
ユウキ「クリームパン」

永夢「……え?」

ユウキ「クリームパン」

「………」

永夢「えっと…ユウキさ
ユウキ「第16層で数量限定で販売されているクリームパン12個」

永夢(うわぁかなり絞られました)

ユウキ「駄目?」ズイッ

永夢「…そんな顔されて断れないし、そもそもほったん僕だし…」

永夢「仕方ないなぁ」

ユウキ「永夢超好き!」ギュッ

サチ「」ショボ-ン

ケイタ「……」

ケイタ(ありゃ完全に脈ありな反応だわな…)

ケイタ「はぁぁぁ…」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/19(月) 18:27:12.23 ID:n0v3Fcqr0
パラドの笑顔やべぇ
174 :すまんなクリームパンの数13だったわ [saga]:2018/02/19(月) 18:56:01.14 ID:6kQo/aq9O
同日夜

ユウキ「あむ」パクッ

ユウキ「んむむ…」

サチ「よ、よく食べるね…お腹壊さない?」

ユウキ「はひほひほひほはひばへはへへふんは!」

サチ「あ…そ、そうなの……」

永夢「甘いもの本当大好きだよな、ユウキは」

パラド「…」

ユウキ「ぷはぁ…食った食った!r

ユウキ「おトイレ行こっと」スタスタ…

サチ(ギャップの差が激しい…)

パラド「俺も俺も」スタスタ…

ユウキ「」ガチャ

パラド「どうしたんだ、早く行ってくれ」

ユウキ「…男の子と女の子って一緒には入れないんだよ?オドルお兄さん」クルッ

パラド「お前は何を言っている」
パラド「そしていい加減そのあだ名やめろ」

ユウキ「えー、今更無理だよ」スタスタ…

バタン

永夢「」ホッ
サチ「」ホッ

永夢(一瞬マジで襲うかと思った)

サチ「…」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/19(月) 18:57:24.40 ID:n0v3Fcqr0
バーチャルにトイレあるのか?
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 23:26:45.82 ID:1rI2B/Opo
茅野なら作れる技術はありそう
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/21(水) 17:08:00.64 ID:5XYNOu+00
そろそろ新しいガシャット手に入れて原作死亡キャラ生存させてくれ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/24(土) 23:18:34.19 ID:/G7GkuxWO
サチ「ね、ねぇ永夢」

サチ「昼間の続きなんだけどさ…」

永夢「?…ああ」

永夢「お願い事、だったっけ。僕で良ければ何でも聞くよ」

サチ「うん。というより…」

サチ「寧ろコレは永夢にしか頼めない頼みなんだけど…」モジモジ…

永夢「?」




ケイタ「…」

ダッカー「妙な胸騒ぎがするって言うから部屋ん前で【聞き耳】立てた結果がコレだよ」

ササマル「いやいやいや!決めつけんの早すぎだろ!」

テツオ「そうだぞダッカー。ここ最近サチと永夢が仲良くなってるのは確かだけどそこまで進展しているようには思えない」

テツオ「第一頼み事の1つや2つ、あって不自然じゃないだろ」

ササマル「それに、毎晩共に過ごす仲でありながらまだ手を出していない所からして脈なしなのは明らかだぜ?」

ササマル「ま、ユウキちゃん一筋なだけかもしれないけど」

ダッカー「とりあえず黙れ」

ケイタ「」ガタガタプルプル

テツオ「ぅぉぉ…ケイタの幼馴染補正が仇に!?」

ササマル「こうかはばつくんだ!」

ダッカー「だーうっせぇ!」

ダッカー(そうだ…まだ焦る事は無い、よな?)

ダッカー(肝心のお願いの内容がまだ判明していない以上、まだ希望は…)

サチ<あの…永夢
サチ<私と恋人に…なってくれない、かな?
ダッカー「ダメみたいですね」

ケイタ「」チ-ン

ササマル「ケイタ は めのまえ が まっくら に なった!」

テツオ「NTRには気をつけよう」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/24(土) 23:40:09.25 ID:GZAyPHDr0
イケメンで優しくて医者で将来有望な勝ち組だし超優良物件だよな
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 09:46:55.44 ID:YscGpbfuO
ケイタ「うあああ!認めん!認めんぞぉぉ!」

ダッカー「ちょっリーダー落ち着いて!後バレる!」ガッ

ケイタ「うっせぇぇ!止めんなぁあ!」

ダッカー「お前がうっせーんだよ!」ググッ…

ケイタ「俺だって男だ…男というからには必ずKAKUGOを決めにゃならん時が来る!」

ケイタ「今がその時だぁぁ!」ググッ

ダッカー「その覚悟はいらねぇぇ!!」ググッ

ササマル「ああもう滅茶苦茶や」

ダッカー「何突っ立ってんだ!お前らも手伝え!!」

テツオ「いや一層このまま修羅場を見てみたい気がせんでもない」

ダッカー「駄目だこいつら早く何とかしないと」ググッ

ケイタ「ぐぉぉあああ!」

スタスタ…

ユウキ「あ、ケイタ!」

パラド「とその他諸々」

ササマル「なんでモブみたいな言われ方されなきゃいけないんですかね…」

パラド(だって実際モブキャラじゃん…)

ユウキ「部屋の前で何やってんの?」

ダッカー「い、いや…これはその…」
永夢<えええ!?ぼ、僕が…恋人に!?サチの?
ダッカー(はいクソォォ!)

ケイタ「」チ-ン

テツオ「こ、これ以上掘り起こすのはやめろ!ケイタのライフはもう0だ!」

ユウキ「ふ〜ん?」ニヤニヤ…

パラド「そゆ事?」ニヤニヤ…

ダッカー「なんだその含みのある笑いは…」

ユウキ「多分今の、そっち系の事じゃないと思うよ?」

「…」

ダッカー「そっちって…」

ササマル「あっち?」

テツオ「こっち?」

ダッカー「どっち?」

パラド「あ〜こいつら素で知らないタイプだなこりゃ」







181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 17:00:56.33 ID:YscGpbfuO
ユウキ「もうちょっと続き聞いてごらん?」

ケイタ「ん…」

永夢<ポーションは入れときたいなぁ
サチ<ねぇコレも入れていい?

ダッカー「?何の話をしてんだ?なんでいきなりアイテム整理を…」

サチ<コレ位でいいかなぁ…
サチ<ありがとう永夢!一度試してみたかったんだ、コレ

ササマル「…試す?」

テツオ「……あああああっ!?」

ダッカー「ど、どした…テツオ。ってかうっせー」

テツオ「そういやあったな!【恋人】システム…」

ダッカー「?恋人システムぅ?」

テツオ「ああ。あまり詳しい事までは知らないが、SAO内で親密な関係になってるプレイヤー達が互いの合意を得た上でなる事が出来るシステムで…」

テツオ「確かアイテムが共有出来るとか何とか…」

ササマル「へぇ。そんなのがあるんだな」

ダッカー「つ、つまりサチはただ永夢のアイテムが欲しかっただけ…」

ユウキ「って事じゃないかな」

ケイタ「んだよったく驚かせやがって…」

ササマル「え、でもそれって結局永夢達の関係的には変わらないんじゃ…」

ササマル「いくら仲良かろうが普通使おうとするか?恋人なんてシステム」

ユウキ「んーどだろ」

ユウキ「このシステムはあくまで恋人用のアイテムBOXに互いのアイテムを入れてその中で共有するだけで…」

ユウキ「もし本当にサチが本気にしているのなら互いのアイテム・コイン全共有の【結婚】を使うと思うけどなぁ」

テツオ(高校生も一応プレイ対象者なのに結婚なんてシステム導入するのか…)
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/25(日) 17:29:59.97 ID:YscGpbfuO
パラド「なんでそう言い切れるんだ?ユウキ」

ユウキ「んー?」

パラド「サチと永夢の奴が[恋人】システムを使ったのは確かだが、だからってあいつらが恋人関係にまで発展していないなんて言い切れないだろ」

パラド「事実四六時中隣にいる俺でさえ滅茶苦茶イチャイチャしてるようにしか見えないんだけどな、ありゃ」

ユウキ「ははっ!面白い事言うね〜オドルお兄さんは」

ユウキ「永夢が誰かと付き合う訳ないじゃん!あははは」

パラド「…」

ケイタ「???」



ケイタ(コレを聞いたばかりの時は言葉の意味があまり理解出来なかった)

ケイタ(思えばこの時からそれらしい片鱗は見せたいいたのかもしれない)
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 17:38:22.01 ID:4qJbGYA/O
パラド四六時中所かほぼ本人でしょあなた
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/25(日) 21:31:58.08 ID:xmVkkcSC0
>>179
ただし原初のバグスターウイルスの抗体持ち&身内にバグスターが4人
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/03(土) 19:13:12.37 ID:ZJl5LMQv0
適合手術受ければいいのに、パラド消えても変身できるし
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/03(土) 21:28:14.40 ID:eWksJJYS0
神は最後に自分の事を檀黎斗と言いながら笑顔で消えました
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/05(月) 14:44:22.04 ID:qTOb3I6p0
爆走バイクは人間に戻りつつある
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/07(土) 21:59:04.37 ID:4VHjMtOz0
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/21(火) 17:28:46.57 ID:HgTldE4R0
まだか
117.23 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)