永夢「ノーコンティニューでSAOを攻略するぜ!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 16:08:20.57 ID:T05vlQgs0
undefined

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516518500
2 :何故か書き込まれなかったんですがそれは… [saga]:2018/01/21(日) 16:08:58.04 ID:T05vlQgs0
undefined
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 16:11:25.13 ID:mJcvtphC0
文章量が多すぎて書き込めないだけ分割して書き込めばいい
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 16:11:32.71 ID:T05vlQgs0
※本編終了後トゥルーEDより前(もしそうしたら映画成り立たなそうだけど)

永夢「へへ〜」ニヤニヤ

貴利矢「どうした永夢。今日はやけに気分ノリノリじゃないの」

永夢「いや〜実は今日、朝イチであるゲームが手に入って…」

貴利矢「あ、もしかしなくてもアレか?例の新世代型バーチャルゲームか?」

永夢「ええ!給料コツコツ貯めて何とかサービス開始までに間に合ったー!」

永夢「VRを超えたVR!その名もソード・アート・オンライン!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 16:12:22.39 ID:mJcvtphC0
天才ゲーマーなら余裕だな
6 :少し設定が異なる所もあるからご注意後>>3さんありがと [saga]:2018/01/21(日) 16:13:02.97 ID:T05vlQgs0
貴利矢「確か従来のモノとは違って現実世界から仮想空間の完全互換を初めて可能にしたヤツなんだろ?」

永夢「完全互換って言ってもせいぜい五感機能がついただけですけどね」

貴利矢「それだけでも十分凄ぇだろ…食い飲みも出来るし実際に痛みも感じるんだろ?」

永夢「まぁ現実世界での痛覚とは遮断されているので実際の身体には問題ないってニコちゃんは言ってましたけどね」

貴利矢「え、嬢ちゃんもやってんの?ってか情報早ぇな」

永夢「いや、実は彼女βテストって言って…簡単に言えば体験版をある程度やってたんですよ」

永夢「実は僕その抽選に当たらなくて…」トホホ

貴利矢「へー。で、具体的にそのSAOってのは何をするゲームなんだ?マイ○ラとかGT○みたいな自由形式なのか?」

永夢「基本的にはそうですけどちゃんとクリアっていう概念自体はあるみたいですね」

永夢「このゲームの舞台はアインクラッドって言う浮遊城みたいで、その最上層にいるラスボスをしたら事実上のゲームクリアになるようで」

貴利矢「まだプレイしてないのに随分詳しいじゃないの。つーか攻略本は読まない主義じゃなかったのお前」

永夢「ネタバレと事前情報は紙一重ですよ、貴利矢さん。まぁ今回は否が応でもあちらそこらから情報がばら撒かれますけどね」

永夢「明日も休みだし、今日は徹夜するぞー♪」

貴利矢「ノリも程々にな、ただでさえお前ゲーム関連で色々巻き込まれたんだからよ」

永夢「第2のデスゲームになったりしてw」

貴利矢「縁起でも無い事言うな…」

永夢「大丈夫ですよ貴利矢さん、現実世界だろうが仮想世界だろうが」

永夢「僕のやる事は変わりません

貴利矢「…そうかい、んじゃ存分に楽しめよ」

永夢「はい!」ダダ…

貴利矢「…………」

貴利矢(アイツわざわざそれを自慢しに来る為にCRに来たのかよ…どんだけ暇なんだよ…)

貴利矢「まぁいいや。俺は仕事仕事」<新薬新薬

貴利矢「……神は…どこに居たっけな」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 16:43:44.24 ID:T05vlQgs0
永夢「12:57…そろそろ始めますか」

永夢「コンセント挿してと…」

スポッ

永夢「準備完了!後は寝て待機するだけ…」

永夢(…まだ後2分あるのか…あ、59分になった)

永夢(う〜緊張するなぁ…実際に話を聞いてるだけでしかないから実際どんな所なのか想像も付かないし…)

永夢(あ、そういえばボタンとかが無い代わりに起動する為の合言葉みたいなのがあるんだっけな…えっと……そうだ)


永夢「リンクスタート」






エム「んん…ん……」パチパチ

エム「ここは…」

エム(瞬きできる…手も握れる…足も…多分動く)ギュッ

ゴォオオ…

エム「こ、これが…SAO……!!」

エム(す、凄い…まるでアニメの中に居るみたいだ)

エム(なのに立体感ありまくり…建物も…自然も…)

エム「ここがアインクラッドか…」

エム「そうだ、ニコちゃん居るかな、良ければ一緒にプレイ…」ザワザワ…

エム「…」ワイワイガヤガヤ

エム(こ、これじゃ見つかりそうに無いな…考えてみれば何万人も居る中から見つけるなんてほぼ不可能)

エム「仕方ない…1人で進めるか……」スタスタ




8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 17:00:24.20 ID:T05vlQgs0
エム「やばい…適当に歩いたらさっきの街並みから外れて平野に移動してたんだが…」スタスタ

エム「フィールドが広大過ぎて何が何だか…」

エム「ん?」ドドド

フレンジーボア「グゴッ」

エム「なんだこの子…青い猪?鳥じゃなくて?」

フレンジーボア「グゴッ」ズドッ

エム「だっ!?」ドサッ

エム「痛たた…って言うほどあまり痛くは無いけど」

エム「あ、ちゃんとHP減ってる、なんか感動する」ドドド

ドッ! !

エム「痛っ!」ズザザ…

フレンジーボア「グゴゴッ」

エム「こいつ…雑魚モンスターか」

エム「2発も食らって間抜けな所見せちゃったけど…」

エム「今度は俺のター…」

エム(あ、武器何も持ってない)

フレンジーボア「グゴ!」ズドッ

エム「ぐっ…」ズズ

エム(駄目だ!避けようとしても反応が何故か遅れる…)

エム(まだ一度も闘った事無かったからか身体が馴染まない!)

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 17:31:25.05 ID:T05vlQgs0
フレンジーボア「グゴ!」ドドド

エム(どうにかしてこの場を退かないと…)

エム(とにかく動け…手でも脚でも何でもいいから…)ググッ

エム「っ!」ピカッ

エム(腕が光った…いける!)

エム「うおおおっ!!!」ゴォッ

ガッ!

フレンジーボア「ゴ! ?」

エム(よっしゃ!手応えアリ……え)

エム(な、なんで猪のゲージが変わらな…)

フレンジーボア「グゴ!」ドドド

エム「ぅあっ!?」ドッ!

エム「いってぇ…」ドサッ

ドガッ

エム「がっ…!?」

エム(馬乗り…完全に押さえ込まれた…)グリッ

エム(ヤバイ…HPがもう…)

フレンジーボア「ゴッ」

エム「くっ…」




「やああっ!!」ズッッ!

エム「!?」

フレンジーボア「ゴッ!?」

「てやぁっ!」ズバッ!

フレンジーボア「ッ???」

パリィッ…

エム(消えた…倒してくれたのか?)

「…お、早速レベルアップだ♪」ピカッ

「Lv2になるだけでもかなり手間取っちゃったなぁ」

「あ、そうだ。お兄さん怪我無い?」

エム「まぁ何とか…HPがもう2、30しかないけど…」

「じゃあボクの回復薬あげるよ。大分貯まってきたし」

エム「あ、ありがとう…」シュゥゥ

エム「君…誰なのかな?」

「え、ボク?ボクはユウキって言うんだ」

ユウキ「よろしくね。お兄さん」

エム「よろしく」



10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 17:32:42.17 ID:mJcvtphC0
ユウキを治すのかな
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 17:56:37.27 ID:JaTelfeO0
期待
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 17:59:40.37 ID:I2FUTGAUo
永夢が慣れてないのはなんか違和感
幻夢VRでVR戦闘は経験済みなはずだし
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 18:05:09.70 ID:T05vlQgs0
>>12トゥルーEDより前なんすよ…
まぁそれでなくても理由はつけられるんだが
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 18:10:23.87 ID:I2FUTGAUo
>>13
神が序盤に戦闘データを集めする等の建前でドクター全員VRで戦闘させてるのよ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 18:16:35.70 ID:T05vlQgs0
>>14そ、そうだっけ…それならスマソ。確かに度々VR使ってましたね
ほ、ほらナーヴギアとはかなり違うから…まぁ理由づけはできるしいいんだけど
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 18:26:08.00 ID:I2FUTGAUo
>>15
ドクターズのVR戦闘はエグゼイド裏技での話だから知らなくてもしゃーない

とりあえず続きよろしく
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 18:35:52.37 ID:T05vlQgs0
ユウキ「へー、それでさっき苦戦してたんだ」

エム「い、いやはや…一応VRの経験はあるんだけどね、何故か」

ユウキ「でも最後の一撃、お兄さんのモーション完璧だと思ったけどなぁ」

エム「え、そう?」

エム(あれ、というより一部始終見てたのかこの子…)

ユウキ「うん。多分効果自体はあったと思ったけど」

エム「いや、それがHPのゲージが減ってなくてさ」

ユウキ「うーん…確かに不可解だね」

ユウキ「ボクが少し診てあげよっか?」

エム「いいの?」

ユウキ「うん、ボクこう見えてβテスターだしね〜」

ユウキ「少し位ならお兄さんにレクチャーできるよ」

エム「…じゃあお言葉に甘えてチュートリアルしてもらおうかな、先生」



〜3時間後〜

エム「うおおっ!」ゴオオッ

フレンジーボア「」スカッ

エム「マジかよ…!!」ズドッ

ユウキ「大丈夫!?お兄さん!」ドサッ

エム「な、何とか…」

フレンジーボア「グゴゴ!」ドドド…

ユウキ「やぁああっ!!」ズバッ!

フレンジーボア「ゴ…」

パリィッ

ユウキ「つ、ついでにレベルアップしちゃった…」ピカッ

エム「は、はは…なんで攻撃できないんだろ…」

エム「もう操作は難なくこなしてるけど…何故か攻撃だけ当たんない…」ズ-ン…

ユウキ「ま、まぁ何かしらのバグの可能性もあるし、しばらくしたら治るって…」

ユウキ「元気出そ?」ニコッ

エム「……ユウキ…」

エム「とは言っても3時間ぶっちぎりで続けたからなぁ…そろそろ休んだ方がいいかな」

エム「ごめん、ちょっと疲れたしログアウトするわ」

ユウキ「そう?じゃあボクはここら辺でまた狩りでもしながら待ってるよ」

エム「ん、そうしてくれ…」ピッピッ…

エム「…ん…んん?」ピピピッ

ユウキ「どしたのお兄さん。顔色悪いよ」

エム「……い…」

ユウキ「?」



エム「ログアウトボタンが…無くなってる…!」




18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 20:50:51.94 ID:T05vlQgs0
ユウキ「嘘だぁ!そんな訳…」ピッピピッ…

ユウキ「…ホントだ。確かにメニューに表示されない」

エム「どういう事だ…どうしてログアウトできない!?」ピピッピピッ…

ユウキ「普通はこんな事有り得ないんだけどなぁ」

エム「正式サービス初日だ…確かに多少のバグはあり得ると思ったけど」

エム「ログアウトできない…つまり、現実世界に戻れないなんて不具合じゃ済まされないぞ」

エム「もうゲームが始まってから3、4時間だ。苦情が来て今頃運営が必死に対策している筈だ…」

エム「いや、発覚した時点で一旦サービス停止、強制ログアウトされてメンテナンスって事態になり兼ねない」

ユウキ「ん〜…参ったなぁ。ログアウト方法は流石にボクもお手上げだよ…」

ユウキ「ナーヴギアを外せば或いは解除できたりしないかな」

エム「俺独り暮らしなんだよね」

ユウキ「あ、奇遇だね!ボクもだよ!」

エム(素直に喜べねぇ)

ユウキ「あ〜でも外してくれる事は可能…かな」

エム「え?」

ゴォン…ゴォン…

ユウキ「…!」

エム「鐘…?」

エム「わっ!?」ピカッ…


19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 21:41:32.71 ID:T05vlQgs0
はじまりの街

エム「っ…こ、これは確かスタート地点…!?」

「どうなってるの…」ザワザワ…
「新しいイベントか?」ガヤガヤ…
「詫び石早よ詫び石」ワイワイ…

「に、ニコ…一体全体何が…」

ニコ「分かんない…けど」

ニコ(この雰囲気…いやに見覚えが…)

エム「周りの話からするにやっぱりβテスターだとか関係無く、全員ログアウトできないみたいだな…」

エム「どうしてこんな事に…」

ユウキ「お兄さん、アレアレ」チョンチョン

エム「え…上………!?」

ドロォッ

エム(warning!?しかもなんだあの血?みたいな液体は…)

ゴゴゴ…

?「……」

「なんだあのロープ…モンスター?」

?「……プレイヤーの諸君、ご機嫌よう」

?「私はこのソード・アート・オンライン及びアインクラッドの秩序をコントロールできる唯一の存在」

茅場「茅場晶彦だ」

ユウキ「かやば…えっと……誰?」ザワザワ…

エム「茅場晶彦、ナーヴギアの開発からこのSAOのソフトまで…全て彼が開発したものだ」

ユウキ「えっ!」

エム「彼程優秀なゲームデザイナーは存在しない、そう断言されている位偉大な人物だよあの方は…」

ユウキ「へー」

茅場「既に君達はメインメニューからログアウト機能が消滅している事をご存知だろうか…」

茅場「これは決してゲームの不具合などでは無い」

エム「は…?」

茅場「繰り返す。これは不具合では無い。SAO本来の仕様である」

ニコ「し、仕様って!どういう事!?」


20 :エムニコユウキ、いずれにせよ紛らわしい名前 [saga]:2018/01/21(日) 22:06:47.28 ID:T05vlQgs0
茅場「プレイヤーは自発的にはログアウトできない」

茅場「また外部の人間によるナーヴギアの停止、或いは解除もあり得ない」

茅場「それを試みられた場合、ナーヴギアの信号阻止が発する高出力マイクロ波がプレイヤーの脳を焼き尽くし、生命活動を停止するだろう」

「何言ってやがる…」
「滅茶苦茶だ!」
「ただの演出だろ?別に大した
エム「…いや」

エム「確かにマイクロ波を利用すれば脳を焼く位簡単な事だ」

ユウキ「マイクロウェーブって何なの?お兄さん」

エム「電子機器でよく使用されている電波さ。電子レンジで物を温めたりなんかするだろ?アレはそのマイクロ波を発生させ、水を振動させているからなんだ」

ユウキ「え、出来るの!?電波なのに!?」

エム「ああ、だけどこの際可能とか不可能とか関係ない。問題は…」

エム「なんでそんな無茶苦茶な設定にしているかだ…!」ググ…

茅場「残念ながら、現時点でプレイヤーの家族・友人が警告を無視し、ナーヴギアとの遮断を試みたケースが少なからずあり…」

茅場「214名のプレイヤーがアインクラッド、そして現実世界から強制退場という事態が発生した」

茅場「しかし、これらは既に様々なメディアで取り上げられており今後こういった外部から干渉される可能性は極めて低いと考えられる」

茅場「安心してゲーム攻略に励みたまえ…」

大我<〜ッ!ーッ!!

「に、ニコちゃん、あの人って…」

ニコ「大……我…」



21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 22:20:52.84 ID:fu1jzAI6o
確かにエムニコ間際らしい
永夢表記でいいんじゃね
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/21(日) 22:52:00.42 ID:T05vlQgs0
茅場「それともう1つ…これはプレイヤー全員が心して欲しい事だが、このゲームにコンティニューなどという機能は存在しない。

茅場「このアインクラッドで1度HPを0にすればそのプレイヤーのアバターは消滅、それと同時に…」



茅場「諸君らの脳がナーヴギアによって破壊される」



エム「…な……に…っ…」

茅場「だがそれと同時に認識して欲しいのは【ログアウトする機能】は無くとも【ゲームを完遂し、現実世界に戻る】事は可能だという事だ」

茅場「このはじまりの街…即ち最下層である第1層から各層毎に出現するボスを倒していき、最後の砦、第100層に居るラスボスを倒せばゲームクリア」

茅場「諸君らは無事、この仮想空間から解放されるという訳だ」

エム「ひゃ、100って…!?ユウキ、βテストの時、どこまで行けたんだ?」

ユウキ「うーんと…2ヶ月でどうにか第10層までは」

エム(10!?ニコちゃんですら7までが限界だったのに…)

エム(いや…それよりもそのユウキでさえ、1/10しか攻略できてないのに…)

茅場「君達は…何故だと疑問に思っているだろう」

茅場「何故茅場晶彦はこれ程までに非道で劣悪なゲームを開発し、我々を巻き込んでいるのか…と」

茅場「私は特別君達の悲痛や苦しみが楽しみたいのでは無い、寧ろ逆、正反対」

茅場「私は、管理者としてこのソード・アート・オンラインという世界を鑑賞したい」

茅場「その為だけにSAOを開発したのだ」

茅場「自然や文化は勿論、諸君らがどう行動を起こし、どう生活をし、どうこの世界を攻略するのか…」

茅場「私は君達の側でじっくり観察するとしよう」

23 :>>21えいゆめ→永夢って面倒くさいんだ…後仮想空間内でのエムって事で敢えて区別させてる…いやニコは変えようが無いけど [saga]:2018/01/21(日) 23:26:45.35 ID:T05vlQgs0
エム「…」プルプル

ユウキ「…お兄さん、大丈夫?」

エム「け…な…」ボソッ…

ユウキ「…?」

エム「ふざけんなっ!!」

ユウキ「っ…」ピクッ…

エム(完全に黎斗さんの時と同じだ…ライダークロニクルの時と…!)

エム(これはゲームであっても遊びではない?違うだろ…!)

エム(皆で笑って、馬鹿みたいに騒いで、楽しく遊ぶのがゲームだろ…)

エム(拘りだろうがコンプレックスだろうが知ったこっちゃ無いが…人の命を弄んで危険に晒すなんて…)

エム(絶対許せない…!)

茅場「最後に諸君らのアイテムストレージにささやかではあるがちょっとしたプレゼントを用意した」

茅場「チュートリアル終了記念だとでも思って受け取って欲しい」

エム「プレゼント…?」ピッピッ

パシッ

エム「て、手鏡…何だこれ……!?」ピカッ…





永夢「…ん……」

「な、なんじゃこりゃあ!」ザワザワ
「アバターが完全に俺と一致してる…!」ガヤガヤ
「あ、テメェネカマかよ!!rワイワイ

永夢「嘘…なんで元の姿に…」

永夢「あれ…でもなんでユウキはそのまま…」

ユウキ「あ、なんか値が高くついてたから売っちゃった」テヘペロ

永夢「ええええ!?」

ユウキ「まぁ別に大した機能も無さそうだしいいよー。逆にリアルな自分晒すの嫌だし」

永夢「た、確かに」

「それにしてもなんで自分の身体が…」

ニコ「多分ゲーム開始前にナーヴギアが私達の身体検査をしてたんだよ」

ニコ「ほら、被って起動させた時キャリブレーションって言って私達の身体触ってたじゃん」

「あ、あのセクハラ親父機能ね」

ニコ「セクハラ親父…」



24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 23:32:25.06 ID:mWsFeQ+1O
黎斗神は今頃憤慨していそうだな
永夢とは別の意味で
25 :9K6u1r0o7t5o3 :2018/01/22(月) 00:04:48.78 ID:S1kIdyBW0
面白い。支援
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/22(月) 00:31:00.60 ID:LozaQHoO0
機械ならくろとが何とかするだろ
27 :>>26機械を弄った時点で即絶版なんだよなぁ [saga]:2018/01/22(月) 02:51:13.43 ID:VvAK15ja0
茅場「これを以ってソード・アート・オンラインの正式チュートリアルを終了する」

茅場「諸君らの健闘を祈る」シュウウ…

「…………」

「ね、ねぇ嘘でしょ…?」

「あたし達閉じ込められたって……」

「嫌…嫌……嫌ぁあああああっ!!」



「どういう事だよ!」
「早く返せよ!!」
「ママとパパに会わせてくれよ!!」
「この後彼女と会う約束してんだよ!!」
「学校とかどうすりゃいいんだよ!クリアすりゃ結果オーラ
フッ…

ユウキ「…」キリッ

ユウキ「お兄さんこっち」ガシッ

永夢「え…ちょっ…ユウキ!?」グイッ…




永夢「な、何々…路地裏に連れてきて何がしたいんだ?」

ユウキ「…さっきも言ったけど、ボクはβテスターなんだ、お兄さん」

ユウキ「だからボクはある程度ここの地理情報は把握してある」

永夢「…!」

ユウキ「乗りかかった船だよ、折角だからボクとパーティ組も?」

ユウキ「多分明日には皆頭が冷えて、その内ここでモンスターの取り合いが始まる。その前にこの街を出よう?」

ユウキ「ここの近くにある別の村を拠点にした方がいいと思うんだ」

永夢「い、いやでも…俺はまだLv1だしいきなり組もうって言われてもな…」

ユウキ「大丈夫大丈夫。モンスターが滅多に出ない道も知ってるし、Lvとか関係なく進められるよ」

ユウキ「まぁ4、5人とかもう少し多かったら話は別だったけどね」

永夢(そうだ…ニコちゃんの事もある。あまりこの街からは離れたくない…)
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 07:12:47.52 ID:aF74xTJHo
パラドはどこいった?
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/22(月) 12:03:19.14 ID:VvAK15ja0
永夢「その…俺は遠慮しとこうかな」

永夢「まだ街に友人が残っている…かもしれないし」

永夢「それに…俺まで付いてったら何だろ…ユウキの足手まといになりそうだし…」

ユウキ「…」

永夢「だって実際モンスターに遭遇した時の対処法今の所君に倒してもらう、しか無いし」

永夢「ただでさえβテスターで有利なプレイヤーなんだ。それを俺が君のプレイを妨害するような事をしてもあれだし…」

永夢「…と、とにかく俺は…君と一緒に行けない」

ユウキ「…そっか。そう…だよね。ごめんね、無茶なお願い押し付けて」

永夢「いやいや!寧ろ謝るべきなのは俺の方!最初から最後まで世話になっちゃって……」

ユウキ「いいのいいの!人には人のペースってのがあるだろうしねぇ」

ユウキ「それじゃ…ここでお別れだね」

ユウキ「短かったけど、楽しいかったよ」

永夢「ああ、お互い…生きてまた現実世界で一緒にゲームしような」

ユウキ「……うん、そうだね」

永夢「それじゃ…友達も俺の事探しでるかもしれないからそろそろ戻るわ」クルッ

永夢「色々、助かった!」ダダッ…

ユウキ「ん、じゃ……」

ユウキ「…」クルッ

永夢(僕はゲーマーでもあり、医者でもある…!)ダダッ

スタスタ…

永夢(出来る限り多くの人を助けたい…)ダダッ

スタスタ…

永夢(ユウキには悪いけど…僕には苦しんでいるプレイヤーの人達を見捨てて先に進むなんてできないよ)ダダッ…

ユウキ「はは…」スタスタ…




ユウキ「…また、1人に……なっちゃったなぁ…」

ピ



永夢「…え……」クルッ

ユウキ「っ」ダダッ

永夢「…ユウキ…」



…ダダ……ダダダダ…



「あ!居たぁ!」

永夢「!…だ、誰だ……って…」クルッ

「ったくようやく見つけたぜ…」

「こんな所で何やってんだよ永夢」

永夢「…お、お前は!?」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/22(月) 12:22:23.02 ID:VvAK15ja0
ユウキ「えーと…ここを右に曲がってそれから…」ダダッ

ユウキ(…結局またソロプレイかぁ。ちょっと寂しいかな)

ユウキ(あのお兄さんとなら友達になれると思ったんだけど…)

ユウキ(……あ、そういえばお兄さんお兄さん言ってるけど私あの人名前聞いてないや)

ユウキ(せめて名前聞いてから別れるべきだったな…あ、でも確かHPバーの下になんか書かれていたような?あれかな?)

ユウキ「えーと…お兄さんの名前名前…」ダダッ

ミシッ

ユウキ「え」ガクッ

ユウキ「え」スポッ

ユウキ「え」ヒュゥゥ…

キョロキョロ

ユウキ「落とし穴…かな!」ヒュゥゥ

ユウキ「………」

ユウキ「ええええええええぇぇぇぇぇぇ…」


ドガッ

ユウキ「い、いってて…ここは……洞窟?」

ユウキ「まさかこんな所にトラップがあるなんて…βテストの時には無かったよ〜」

ユウキ「うぅ…明かりはついてるけど肝心なマップが機能してないから戻れないよ…」

ユウキ「どうしよ………ん?」ドドドド…

フレンジーボア「グゴッ」
フレンジーボア「グゴゴ」
フレンジーボア「ゴッゴッ」

ユウキ「……こ、ここここってまさか…」

ユウキ「イノシシさんの巣…なのかなぁ?」

ドドッ!

ユウキ「痛っ!?」ドサッ…

ユウキ(まずい…ただでさえ今の落下でかなり体力削られてるのに!)

ユウキ「やああっ!!」ズバッ

フレンジーボア「ゴッ!?」パリィッ

ユウキ(レベルアップし続けてこの場を切り抜けるしか無い…!)





31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/22(月) 14:20:59.61 ID:VvAK15ja0
ユウキ「はあっ!てやあっ!」ズッズバッ

フレンジーボア「ゴッ!?」パリィッ

ユウキ(いくら倒してもキリが無い…しかもさっきレベルアップしたばかりだからか中々…)

ユウキ「いや…でも後1、2体倒せば…」チャキ…

フレンジーボア「グゴォッ!」ドゴッ

ユウキ「ぐあっ!」

ユウキ「駄目…もう限界……何とか回復して…」スッ…
フレンジーボア「グゴゴ!」ドドド…

ズドッ!

ユウキ「ぅぁっ…たた……」ドサッ
パリッ

ユウキ「はっ…び、瓶が……!」

ドドドドドド

ユウキ(ど、どうしようどうしよう…他にアイテムは…)

ユウキ(攻撃上昇とか今いらない…!)ピピピ…

フレンジーボア「ッゴォォッ!」

ユウキ「誰か…誰でもいいから……



ユウキ「助けて……」



ボッ!

ユウキ「!?」

フレンジーボア「……ゴ…」ドサッ

<あ、一応ガシャポンウェポンは使えるんだ
<例のスイッチだとかは使えそうにも無いけどな

ユウキ「……ぇ……」クルッ

「…ゲーマーの心得其ノ二十壱、一度通った道でも警戒を怠るべからず」

永夢「アドベンチャーの鉄則だよ、ユウキ」

ユウキ「さっきのお兄さん……と誰?」

パラド「俺はパラド。簡単に言えば…もう1人の永夢ってとこかな」

ユウキ「……も、もう1人のお兄さん?」

永夢「なんかややこしくしてるんですがそれは…」

パラド「だって実際運命共同体だろ」

永夢「それだと語弊生まれそうだからやめて」

フレンジーボア「グゴゴ…」ギロッ

永夢「…話は後だ。とりあえずこいつらを討伐するぞ」ガチャン

パラド「久々の変身か…心が躍るな」シュゥゥ…

永夢「……っ………」



M「……」ギッ…

ユウキ(何…何々…今パラド?がお兄さんの身体に…なんかお兄さんの目も赤くなってるし…)

ユウキ(それにあのベルトは…?)

M「フレンジーボア、お前達は…俺が攻略する」



32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/22(月) 14:41:51.23 ID:sLHapHUvo
期待
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 15:09:30.17 ID:pKbu/shrO
でも仮面ライダークロニクルが存在してたなら、対仮面ライダーのデータとか何か対策はしてそうだよね。でなきゃ流石にアホすぎるし。
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 15:20:41.12 ID:kW8a66fyO
バグスター組は普通にゲームの中に入ってそうだよね
特に神はすぐに対策作りそう
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 15:44:21.14 ID:Y9HmqDrEo
神が有能過ぎて普通に高速クリアしちゃいそうなんだよなぁ...
早めに茅場見つけそうだし
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/22(月) 15:49:16.19 ID:VvAK15ja0
ポチッ
マイティ-アクショ-ンエ-ックス!

ユウキ(何あれ…カセット?じゃなさそうだし…それに何か出てきた!?)

M「変身!!」

ガシャ
ガシャ
ガシャット??

レッツゲ-ム!メッチャゲ-ム!ムッチャゲ-ム!ワッチャネ-ム!?

Lv1M「とう!」
アイム ア カメンライダ-!

ユウキ「おおお!カッコい……というより」

ユウキ「なんか丸っこくて可愛い〜!」キラキラ

パラド<女の芸術観って本当分からねー
永夢<うん僕も

Lv1M「ユウキ…そこから動くな…」

Lv1M「よっと!!」ゴロゴロ…

ユウキ「わわっ…凄い!早い!転がってるだけだけど!」

Lv1M「うおおっ!」ゴッ

ババッバババ…

ユウキ「凄い…目で追いつくのがやっとだよ…」

ユウキ(跳躍にも長けてるんだ!)

Lv1M「ガシャコンハンマー!」

ドゴバゴズドッ…

Lv1M「あらぁっ!!」20HIT!

フレンジーボア「グ……ゴゴ…ッ!」

パリパリイッ…

ユウキ「やったぁぁ!倒した!」

Lv1M「イエーイ!」ハイタッチ

ユウキ「イエイ!」ハイタッチ

ユウキ「はは…は……は?」ドドドドドド…

フレンジーボア「グゴオオオオオ」ドドドド

ユウキ「あ、ちょっ、お兄さん!後ろ後ろ!」

Lv1M「ん…げっ!」クルッ

Lv1M「参ったな…この数はちょっとキツイぞ…さっきので大分スタミナが…」ピカッ…

Lv1M「お?」

ユウキ「あ、お兄さんレベルアップしたね」

Lv1M「今ベルトが…」

パラド<て事は…

Lv1M「行くぞ!大・変・身!」ガッチャ-ン

レベルアップ!

ユウキ「うわっ!?」ピョ-ン

マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!エ-ックス!

シュタッ

Lv2M「仮面ライダーエグゼイド…」

Lv2M「レベル2!!」

ユウキ「…仮面ライダー…」
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