他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。
【モバマス安価】凛「いい加減決着をつけようよ」 まゆ「望むところです」
Check
Tweet
825 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/21(水) 23:54:00.10 ID:JE69kB4x0
テレッテテーレーテ♪ テレッテテーレーテッテッテッテ♪
キッタゾ♪ キタゾ♪ アラレチャン♪
凛「キーーーーーーン!」スタタタタッ
都・みちる・裕子「!?!?」
春菜「手を横に広げて走ってきたー! 再現度が高い!」
春菜「一応説明します! これはDr.スランプというマンガの」
春菜「アラレちゃんというガイノイドです!」
裕子「がいのいど?」
春菜「人間の女性に似せて作られたヒューマノイドのことです! 詳しくは調べてください!」
凛「んちゃ!」スッ
春菜「おおっと、ここで可愛らしい挨拶!」
凛「うっほほほ〜〜いっ!」ピョンピョン
春菜「これはアラレちゃんが喜んでいる様子ですね! 愛くるしいです!」
都・みちる・裕子「……」
春菜「おや? 皆さんポカーンとしてますよ?」
みちる「だって、アラレちゃん知らないし……」
都「元が分からないと何とも」
春菜「なるほど、ごもっとも!」
826 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 00:06:21.93 ID:QMGdceoS0
凛「はるなちん! はるなちん!」チョイチョイ
春菜「ん? 何ですか?」スタスタ
凛「ヒソヒソ」
春菜「ふむ、ふむ……ほうほう」
春菜「えー、凛ちゃんの言ったことを代弁しますと」
春菜「キャラ知らなくてもいいから、可愛さと元気一杯なのを見て欲しいと」
春菜「あくまで渋谷凛として見て欲しい、とのことです!」
凛「うっほほほ〜いっ!」
みちる「凛ちゃんとして見るんなら……」
裕子「頭がおかしくなってしまったのかと思いますけど」
凛「ほよよよよ〜〜っ」
裕子「新しいの出た!」
春菜「これは驚いた時や疑問に思った時に出るセリフですね」
都「私たちはそれを遥かに上回る驚きに満ちてますけど」
凛「うっほほほ〜〜いっ!」
凛「バイちゃっ!」
みちる「今のは?」
春菜「お別れの挨拶です。もう引き返すみたいですね」
スタタタッ
827 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 00:23:37.35 ID:QMGdceoS0
春菜「はいありがとうございました!」
春菜「元気いっぱいで、とっても可愛かったですね! つかささんとどちらが勝つんでしょう!」
都・みちる・裕子「……」
――――
春菜「結果発表です!!」
春菜「審査員の方はもう既に決めたようです! 楽しみですね!」
春菜「つかさちゃん、今の心境は?」
つかさ「良い勝負だったんじゃね」
春菜「……マジですか? てっきり怒ってるのかと」
春菜「凛ちゃんのショーを見て」
つかさ「まあ理解はできねぇけど。凛は本気で策を練って、本気でぶつかって来たんだ」
つかさ「勝ちにいってのあれなんだろ? 文句もねぇよ」
凛「つかさ……」
春菜「凛さん、今の心境は?」
凛「イメージ通りできたけど、勝てるかどうかは正直分かんない」
凛「ただ、やりきったから悔いはないよ」
春菜「素敵な笑顔ですね! 出し切った感が出てます!」
春菜「さて、そろそろ発表しましょうか! 果たしてどっちが勝ったのか!」
つかさ・凛「……」
春菜「審査員、札を上げてください!」
都・みちる・裕子「……」
↓1 都
↓2 みちる
↓3 裕子
コンマ一桁 偶数がつかさ票 奇数が凛票 0は10
828 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 00:30:10.74 ID:uGZwi3TpO
(ФωФ)
829 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 00:32:59.31 ID:e7dRUnmSo
エピ
830 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 00:33:04.46 ID:1zuI5+lao
にゃー
831 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 00:56:29.49 ID:QMGdceoS0
春菜「出ました! 都ちゃんはつかさちゃん、みちるちゃんは凛ちゃん!」
春菜「そして裕子ちゃんがつかさちゃん!」
春菜「メガネファッションショーはつかさちゃんの勝利ー!」
凛「ダメか……!」
つかさ「当然」
春菜「都ちゃん、何故つかさちゃんに?」
都「まるで実力派の探偵のように、とてもカッコよかったので!」
春菜「独特な表現ですね! そして裕子ちゃんもつかさちゃんですが」
裕子「惚れてしまいそうな色気がよかったです! サングラスが似合う人って素敵ですよね!」
裕子「凛ちゃんも、冷静になって考えたら可愛かったんですけどねー。やっぱりつかささんですね!」
春菜「分かりますよー! 宝塚に引き込まれる女の子の気持ちって、あんな感じなんでしょうか!」
春菜「さあさあ! 2人がつかさちゃんの札を上げてますが、みちるちゃんは凛ちゃんに一票入れましたね?」
みちる「可愛いかった! それが全てです!」
みちる「最初ちょっと引いちゃったんですけど、よく見たらとってもキュートで」
みちる「特にメガネが最高でした! アラレちゃんのコスプレじゃなく」
みちる「普通のファッションでかけても似合うと思いますよ!」
凛「そ、そうかな……嬉しいよ」テレテレ
832 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 01:01:35.74 ID:D0g8Hsu3o
GUとコラボしてたから知ってるものかとばかり…
833 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 01:17:00.03 ID:QMGdceoS0
つかさ「それ。もっと可愛めのファッションで勝負されてたら」
つかさ「危なかったかもな。そのくらい凛の新たな素質を見れた」
つかさ「今度アタシの会社のモデルやらね?」
凛「そんなに私のメガネ良かったの。お誘いは嬉しいけど……プログラムのつかさに言われても……」
つかさ「あーそうだったわ、ならダメか。見逃すのマジ惜しいんだけどな」
つかさ「ゲーム終わったらさ、アタシに言ってくんない?」
つかさ「可愛めのファッションでモデルやらせて欲しいって」
凛「分かった。覚えてたら…」
つかさ「絶対覚えとけ。記憶に刻め、忘れんな」
凛「はい……」
春菜「よっぽど気に入ったみたいですね」ハハ…
――――
心「善光寺、どうだった?」
まゆ「心が穏やかになりました。邪な感情が浄化されていくようです」
まゆ「まゆにはそんなのほとんど無いですけど」
心「このボードゲーム何のためにやってんのか言ってみろ☆」
まゆ「……。さあて、サイコロ振らないとっ」スッ
心「スルーの次ははぐらかしか☆」
ポイッ コロコロコロ
【進行状況】
福井 山梨 長野 岐阜
凛 ○●○ ○☆× ○○× ×☆○
長野 岐阜 静岡 愛知
まゆ ○●× ×☆○ ○○○ ○×○
↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください
834 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 01:23:35.34 ID:N0r+RK+2o
ほい
835 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 01:36:46.13 ID:QMGdceoS0
まゆ:4マス進む−2
【進行状況】
福井 山梨 長野 岐阜
凛 ○●○ ○☆× ○○× ×☆○
長野 岐阜 静岡 愛知
まゆ ○●× ×☆○ ○○○ ○×○
まゆ「4、から2を引いて2マス進む」
まゆ「もうちょっと大きい目が出て欲しかったけど、スペシャルマスだからセーフ!」
心「欲望全開だな☆」
まゆ「仕方ないです、これは仕方ない」
まゆ「ということで、たくさんのスイーツを頂いてしまって……ありがとうございました」
心「もう口の中は大丈夫?」
まゆ「おかげさまで。今度は現実でも長野県に行ってみたいと思います!」
心「はぁとも誘えよ☆ 案内するぞ♪」
ビュンッ
――――
ビュンッ
まゆ「スペシャルマスは海外出身のアイドルが相手なんですよね」
まゆ「予想がつきません……というかここは……?」
???「すきありぃーー!!」
ポスッ
まゆ「あうっ」
まゆ「なな、何ですか!? 今のは……」
836 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 01:49:29.31 ID:QMGdceoS0
フレ「敵将まゆちゃん、うちとったりー!」
まゆ「フレデリカさん!」
まゆ「何してるんです? 新聞紙を丸めた棒を持って」
フレ「戦だよ!」キリッ
まゆ「へ?」
フレ「戦じゃ戦じゃー! サムライ魂ここにありー!」
まゆ「あの、説明をぜひ」
フレ「えへ♪ ごめんね、つい武将になりきっちゃって♪」
まゆ「武将?」
フレ「んっと、急だけど、ここがどこだか分かる? 挙手をして答えてね!」
まゆ「はい。岐阜県の……町、ですか?」
フレ「その通り! ここは関ヶ原町といって」
フレ「壬申の乱や関ヶ原の戦いの古戦場として知られてるところなんだー♪」
まゆ「あー……だから新聞紙の棒を?」
フレ「鋭い! 日本刀のような切れ味だね♪ こやつできる!」
フレ「これからアタシとまゆちゃんで繰り広げるのは、この新聞紙の刀を使った」
フレ「チャンバラ合戦だよ!」バンッ
まゆ「チャンバラ……」
837 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 01:55:31.14 ID:QMGdceoS0
今日はここまでにします
ちなみにですが、
>>1
は去年の2月頃からデレステをプレイして、デレマスにハマっていったにわかなので
コラボとかの知識はほとんど無いです…
そのためおかしいと感じるところがあると思います、すみません
838 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 02:00:32.31 ID:gVrd1t4rO
2マスなら1回休みじゃないの?
839 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 02:02:17.88 ID:D0g8Hsu3o
ああ、コラボってアラレちゃんの話です汗
840 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 02:23:46.77 ID:QMGdceoS0
>>838
うわ本当ですね…
すみません、どうかしてました
>>835
からやり直します…
>>839
CMですか、なるほど
お茶の間に流れてるなら知ってる可能性ありますね
841 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 02:29:37.08 ID:QMGdceoS0
まゆ:4マス進む−2
【進行状況】
福井 山梨 長野 岐阜
凛 ○●○ ○☆× ○○× ×☆○
長野 岐阜 静岡 愛知
まゆ ○○× ●☆○ ○○○ ○×○
まゆ「」
心「んーと、4が出たから2を引くと、2マス進む」
心「あれ? ×に止まっちゃうじゃん!」
まゆ「」
心「まゆちゃん? おーい」
心「放心しちゃってるし……こういう時は頭をかるーく」
ポンッ
まゆ「はっ! な、何だ……夢でしたか」
心「現実から目を逸らすな☆ 岐阜県の1回休みに止まったぞ☆」
まゆ「」
心「ちょーっ! また頭叩くか? いや、このまま送っちゃってもいい?」
心「晶葉ちゃーん☆」
晶葉『話の流れは分かってるぞ! このまま送ればいいんだな!』
842 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 02:38:18.34 ID:QMGdceoS0
心「はぁとに聞くなよ☆」
晶葉『それもそうか! んー、ここで目を覚まさせるとまた放心するかもしれないし』
晶葉『よし、このまま岐阜に送ろう!』
心「そか☆ まゆちゃん、今度はリアルで長野に来いよ☆」ウインク
ビュンッ
――――
ビュンッ
まゆ「」
晶葉『まゆ、いつまでそうしてるんだ!』
まゆ「はっ! こ、ここは……」
晶葉『岐阜の1回休みマスだ!』
まゆ「そう、ですか……やっぱり止まってしまったんですね」
まゆ「何てことでしょう……」ガクッ
晶葉『気落ちするな! まだお前が先頭だし』
晶葉『特技も1回残してる! さらに、凛だってこの休み地獄に囚われるかもしれないんだぞ!』
まゆ「そ、そうですね。リアクションがオーバーでした」
〜♪ 〜♪
まゆ「?」
843 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 02:54:13.43 ID:QMGdceoS0
まゆ「綺麗な音色……バイオリンですか?」
まゆ「あっ」
星花「……♪」
まゆ(星花さんが演奏してる)
――――
〜♪
星花「ふぅ」
パチパチパチ
星花「!」
まゆ「とっても素敵でした」
星花「まゆさん……いらしてたのですね」
星花「ごめんなさい。私気づかずに……」
まゆ「いいんです。素晴らしい演奏を聴くことができて、得しちゃいました♪」
まゆ「ここは星花さんのマスなんですよね?」
星花「ええ、岐阜県の下呂市ですわ」
星花「下呂温泉はご存知?」
まゆ「はい! もしかして温泉に入れるんですか?」キラキラ
844 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 02:55:42.64 ID:QMGdceoS0
本当に今日はここまでで…ミスしてしまいすみません
22時頃に再開します
845 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 05:21:12.02 ID:D5pla7NXO
乙、にわかとか言うけど無茶苦茶ちゃんと書けてるよなぁ、安価捌きもすげぇし。続きも頑張って下さい。
846 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 05:40:02.09 ID:zFaJn0Xjo
グッバイフレちゃん
847 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 22:36:17.25 ID:QMGdceoS0
星花「そのつもりですわ」ニコッ
まゆ「嬉しいです! ……運動はしませんよね?」
星花「?」
まゆ「入る前に汗を流す、とか」
星花「まあ、それは良い案ですわね♪」
まゆ「いえいえ! 考えてなかったならいいんです!」アセアセ
まゆ「それよりぜひ温泉を紹介していただけないでしょうか?」
星花「もちろん。行きましょうか」
――――
星花「着きました」
まゆ「ホテル?」
星花「ここに一泊する予定ですの。まずはチェックインをして」
星花「浴衣に着替えてから、温泉街を回りましょう♪」
まゆ「素敵なプランですねっ!」ワクワク
(数十分後)
まゆ「どうでしょうか?」ジャーン
星花「とてもお似合いですわ!」
まゆ「星花さんも、セクシーです……髪をまとめた姿も大人っぽくて……」
848 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 23:16:08.06 ID:QMGdceoS0
まゆ「立ち振る舞いが上品で……思わずため息が」ハァ…
星花「お褒めの言葉、ありがとうございます」ニコッ
星花「では始めに近場の温泉へ行きましょうか」
星花「忘れないうちにこれを」スッ
まゆ「何ですか?」
星花「湯めぐり手形というものです。これを持っていれば」
星花「湯めぐりに指定された温泉のうち、3つに入れるんですの」
まゆ「へー!」
――――
スタスタ
まゆ「あの、こんなこと聞くの失礼なんですけど」
星花「はい」
まゆ「この湯めぐり手形って、使ったことあるんですか?」
星花「ありますよ。何故そのようなことを?」
まゆ「星花さんはお嬢様なので、顔パスか何かで入れるんじゃないかなって」
まゆ「勝手な妄想です……すみません」
星花「ふふっ、そんなことありません」クスクス
星花「私も他の方と同じように温泉に入って、足湯に浸かっています」
星花「たくさんお話ができて楽しいですよ♪」
849 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 23:33:12.24 ID:QMGdceoS0
まゆ「そうなんですか、すみません」
星花「謝罪なんてする必要は……あ、到着ですわ」
星花「クアガーデン露天風呂。その名の通り露天風呂のみの施設です」
星花「打たせ湯もあるんですよ」
まゆ「打たせ湯……滝行みたいな感じでしょうか」
星花「あんなに大袈裟ではありませんけどね。入ってみましょう」フフ
――――
まゆ「はぁー……きもちい……」
星花「ええ……安らぎの空間ですわ」
星花「幼い頃もよくここへ来てたんです。バイオリンのお稽古に行き詰まってしまった時とか」
星花「気分が曇ってしまうと、必ずここへ」
まゆ「一人でですか?」
星花「そのつもりでしたけど、どうやらお付きの方に監視されていたようで」
星花「覗きと疑われて、警察の方にお世話になりかけたことも」
まゆ「愉快な人ですね」
星花「ええ」クスクス
星花「温泉で体を暖めていると、嫌なことがすぅっと晴れていくんです」
星花「複雑に絡まった糸が解けていくような……」
850 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/22(木) 23:53:40.82 ID:QMGdceoS0
まゆ「心に癒しを与えてくれる、かけがえのない場所ですね」
星花「はい」ニコッ
――――
まゆ「気持ちよかったぁ」ホカホカ
星花「どうされます? 今の場所で心が満たされたのなら」
星花「街中を観光するという選択も…」
まゆ「温泉がいいです! もっともっと入りたいです!」
星花「よかった。それでは次の温泉へ。少し遠いですけど……」
まゆ「平気です!」
まゆ(いつきさんに鍛えてもらってよかったです)
――――
まゆ「え? ここって宿泊施設ですよね?」
星花「そうですね。望月館という、家族やカップルに人気の旅館です」
星花「露天風呂を貸切にできたり、旬のお料理がとっても美味しいんですよ」
まゆ「温泉だけ入れちゃうんですか?」
星花「湯めぐり手形を使用すれば。ただし入浴の時間は指定されていますけどね」
851 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 00:15:16.95 ID:Iu1n5i/G0
まゆ「そうなんですか……って当たり前ですよね」
まゆ「温泉だけ借りさせてください、って言ってるんですから」
星花「ふふ、ええ。そういえば今の時期だと、露天風呂からどんな景色が見れるんでしょうか」
星花「季節ごとに違うのですよ」
まゆ「1年を通して違った楽しみ方があるんですねー」
――――
星花「木々の葉が、緑から黄色、赤へ移り変わる時ですわ」
星花「いつ見ても美しいわ……」
まゆ「本当に綺麗です……」
まゆ(ここもやっぱり季節を変更できるのかな)
星花「やはり露天風呂はいいですね。解放的にもなれて」チャプ
まゆ「……」
まゆ「星花さんって、お肌や体型へ注ぐ努力とかしてます?」
星花「えっ」
星花「そうですね……気を使っている、というほどでは」
星花「ただ、規則正しい生活は心がけています」
まゆ「それだけでそんなにすべすべのお肌……」
852 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 00:28:09.31 ID:Iu1n5i/G0
まゆ「体型も完璧で……」
星花「そ、そうでしょうか。他のアイドルの方が断然魅力的だと思いますわ」
星花「まゆさんだってこんなに」サワサワ
星花「あっ、私ったら失礼なことを……」
まゆ「いいんですよ。その代わり私も触ってもいいでしょうか?」
星花「どうぞ」
まゆ「ありがとうございます♪」
――――
まゆ「ふー……長湯しちゃったかも」
星花「そうですわね……ゆったりホテルへ戻りましょう」
星花「途中で足湯もあるので休憩しつつ」
まゆ「賛成です!」
まゆ「足湯は湯めぐり手形の対象なんですか?」
星花「いいえ、全て無料ですわ」
星花「どなたでも気軽に、気楽に入れるんですの」
まゆ「それは色んな人との交流が捗りますね」
星花「そうなんです♪ お友達になった方も数人いますし」
853 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 00:40:59.42 ID:Iu1n5i/G0
星花「今でもお会いして、一緒にお出かけしたりするんです」
まゆ「いいですねぇ、そういうの♪」
星花「もしかしたら足湯にいらっしゃるかもしれません」
星花「その時は、まゆさんにご紹介しますわ」
まゆ「ぜひ!」
――――
凛「いいなー」
晶葉『お前も充分温泉を堪能しただろう!』
凛「そりゃそうだけど、温泉は何回も入りたいでしょ」
凛「また入れるマスに止まって、ホテルか旅館に泊まりたい」
つかさ「ならそうしてもらえば? 晶葉、可能か?」
晶葉『凛が1回休みのマスに止まりたいというなら止まらせてやろう!』
凛「私が悪かった、ごめんなさい」
凛「もうサイコロ振っていいの?」
晶葉『ああ、まゆが温泉旅行を終えるのはまだ先だからな!』
晶葉『これを機に追い抜いてやれ!』
854 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 00:45:02.55 ID:Iu1n5i/G0
凛「だね。間違っても1回休みのマスに止まらないよう……あっ」
凛「今のはフラグでもなんでもないから! 違うから!」
晶葉『誰に言ってるんだ!』
凛「フラグの神様」
つかさ「んなもんいねぇよ。自分の力で掴み取れ」
都・みちる・裕子(カッコいい)
凛「よ、よーし……掴み取ってみせるよ」
凛「10を掴む! この手で!」ポイッ
コロコロコロ
【進行状況】
福井 山梨 長野 岐阜
凛 ○●○ ○☆× ○○× ×☆○
長野 岐阜 静岡 愛知
まゆ ○○× ●☆○ ○○○ ○×○
↓1 コンマ一桁 0は10
855 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/23(金) 00:52:27.86 ID:mdlrQmVi0
逆転なるか
856 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/23(金) 00:53:57.71 ID:kTr50UR3O
にゃ
857 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 01:01:54.21 ID:Iu1n5i/G0
凛:6マス進む−2
【進行状況】
福井 山梨 長野 岐阜
凛 ○○○ ○☆● ○○× ×☆○
長野 岐阜 静岡 愛知
まゆ ○○× ●☆○ ○○○ ○×○
凛「……う」
凛「うわぁぁぁぁぁぁ」ガクッ
つかさ「掴んだじゃねぇか、1回休みを」
晶葉『凛が1回休みに止まればまゆも止まり、今度はまゆが止まったら凛も止まったな!』
晶葉『お前らどんだけ仲良しなんだ!』
凛「ふぅっ、くっ……このままじゃ負けるよぉ……!」グスッ
凛「きっと神様もまゆに勝って欲しいんだ……プロデューサーにふさわしいのはお前じゃねぇから(笑)って……」
晶葉(またネガティブ凛になってるな)
つかさ「……」
パンッ
凛「ひぅっ!?」ビクッ
つかさ「シャキっとしろよ。こんな程度でなよなよしやがって」
つかさ「あいつの正妻を決める勝負だかなんだか知らねぇけど」
つかさ「まだ負けと決まったわけじゃねぇだろ」
858 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/23(金) 01:05:35.30 ID:T/TomNVto
止まらない限りその先に道はあるから…
859 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 01:09:42.40 ID:Iu1n5i/G0
つかさ「いいか、どんだけ差をつけられても」
つかさ「負けと確定するまで怯むな。それが勝負ってやつだ」
都・みちる・裕子(カッコいい)
凛「……そうだね」
凛「またまたネガティブになってたよ。目を覚ましてくれてありがとう」
凛「だけど、お尻を叩くことないじゃん」スリスリ
つかさ「気合入ったろ」
凛「まあね……」
つかさ「行ってこい」
凛「うん」
ビュンッ
都「あの、つかささん」
つかさ「?」
みちる「サインもらえますか」
裕子「私も!」
つかさ「は」
晶葉(つかさも何気にイケメンアイドルだな)
860 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 01:27:55.34 ID:Iu1n5i/G0
――――
ビュンッ
凛「ここは温泉なのかな。山が見える見晴らしの良い場所だけど」
凛「っていうか温泉以外の1回休みマスってあるのかな」
???「ふぅー」
凛「きゃっ!? 何!?」ガバッ
志乃「ふふ……カワイイ悲鳴。クールなあなたでも、そんな声が出せるのね」
凛「し、志乃さん……首に息を吹きかける必要ありましたか!?」
志乃「普通に呼んだってつまらないじゃない」
志乃「で、あなたここに止まっちゃったの?」
凛「見ての通りです。まゆが目に見えるマスにいるんですけど」
凛「結局追いつくことができなくて……」
志乃「そう……チャンスね」
凛「チャンス?」
志乃「ピンチはチャンスって、よく言うじゃない」
凛「はあ……」
凛(この状況でチャンスも何もないと思うけど。励ましてくれたのかな)
861 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 01:48:26.19 ID:Iu1n5i/G0
凛「えっと、ここで何をするんですか?」
志乃「何がしたい?」
凛「えっ、いや……何をする場所なのか分からないので」
志乃「場所にこだわることないわ。自分の好きなように過ごすのもいいと思う」
凛「せっかくなのでどんなところなのか知りたいです」
志乃「そう、分かった」
志乃「ここは山梨県甲洲市、勝沼町にある、ぶどうの丘と呼ばれる観光施設よ」
志乃「日本最大級のワインショップを有しているの」
凛「片手にワインの入ったグラスを持ってるのはそういうことですか」
志乃「美味しいのよ。凛ちゃんにはまだ早いから、ジュースで我慢ね」
凛「子供扱いが過ぎます」
志乃「ごめんなさい」クスッ
志乃「ワインショップもそうだけど、ワインカーヴも地下にあるの」
凛「カーヴ? セラーじゃなくて?」
志乃「それが差すものは同じよ。言語の違いだけで、イギリス語がセラー、フランス語がカーヴ」
志乃「でね。お金を払えば、カーヴに貯蔵されてる200種類ものワインを」
志乃「試飲できるのよ」
凛「すごい。ワイン好きにとっては楽園ですね」
862 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/23(金) 01:50:26.77 ID:Iu1n5i/G0
ここまでにします
明日は20時頃に始められる予定です
863 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/23(金) 08:22:18.85 ID:hgtlFQClO
おつおつ
864 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/23(金) 10:43:35.74 ID:KDcrgCDUo
ペロッ!これは、飲酒リンがPへの諸々を吐き出す流れッ!
865 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 20:34:34.81 ID:Iu1n5i/G0
志乃「それだけじゃないのよ。大人だけでなく家族でも楽しめるように」
志乃「宿泊施設があって、バーベキューしたり温泉に入れたり美術館で芸術に触れたり」
凛「すごい!」
志乃「選り取りみどりとはこのことね」
志乃「さあ、何をしようかしら。あなたのしたいことに付き合うわ」
凛「ありがとうございます。それじゃあ」
凛「バーベキュー、いいですか?」
志乃「花より団子ね」フフ
凛「眺めも良いし、こういうとこでやってみたかったから……」モジモジ
――――
志乃「希望通り、眺めの良いテラス席でしましょう」
志乃「Aセット、Bセット、Cセットがあるけど、どれにする?」
凛「何が違うんですか?」
志乃「どれも牛ロースと野菜、ライス、漬物が固定で」
志乃「Aセットは海鮮串、ホタテ、ソーセージ」
志乃「Bセットはソーセージ。Cセットは豚ロースが付いているの」
凛「迷うなぁ……」
凛(海の幸は千枝と一緒に食べたけど、焼いたのは食べてないし)
凛(特にホタテとか絶対美味しいやつだし……)
866 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 20:47:18.60 ID:Iu1n5i/G0
凛(けど豚ロースも……うーん……)
凛「決めました、Aセットでお願いします」
志乃「気が合うわね。注文するわ」
――――
ジュウウウウ
凛「うわぁ、良い匂い」ゴクリ
志乃「私が焼いていくから、どんどん食べて」
凛「ありがとうございます! 途中で私が交代しますから」
凛「まずは牛ロースを……」スッ パクッ
凛「美味しい……!」キラキラ
志乃「良い笑顔」
凛「美味しいものを食べると自然になっちゃう……」パクッ
凛「野菜も美味しいっ」モグモグ
志乃「ホタテ、もういいわよ」
凛「やった、いただきます」スッ パクッ
凛「はふはふっ、あふいっ(あつい)」
凛「モグモグ……幸せ……」
志乃「私も焼いている甲斐があるわ」ニコッ
867 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 21:08:04.12 ID:Iu1n5i/G0
凛「私ばかりすみません。代わります」
志乃「まだ食べ始めたばかりでしょう、いいのよ」
志乃「……見れば見るほど良い笑顔ね。さすがアイドルだわ」
凛「志乃さんもじゃないですか」
志乃「あなたの笑顔ほど眩しくないわ」
凛「そんなことないと思いますけど……」
志乃「プロデューサーさんにも、その笑顔をちゃんと見せてあげてるの?」
凛「……」
凛「……どうでしょう。アイドルとしての笑顔は見てもらってますけど」
凛「純粋な笑顔はないかもしれないです。どうしても邪な感情が混じっちゃうので」
志乃「もったいない。その笑顔を見せれば、どんな男の人でも虜にできそうなのに」
志乃「試しに意識してみたら?」
凛「プロデューサーの前でですか? 難しいですね」
凛「抑えてもにじみ出てきちゃうっていうか……」エヘヘ
志乃「本当にもったいないわね……」
868 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 21:59:44.04 ID:Iu1n5i/G0
――――
凛「満足……もう食べられない……」
志乃「食べ過ぎちゃったわね。でも体型を気にしなくていいのがこの空間よ」
凛「夢のゲームですよね」
志乃「次は何をする? ちょっと食休みするとして」
凛「美術館に行ってみたいです。どんなものが展示してあるのか気になります」
志乃「いいわ、行きましょう」
(数十分後)
凛「……」
志乃「静かな空間で、こうしてじっくり観賞するのもいいでしょう?」
凛「はい」
凛「この女の人、志乃さんに似てますね」
志乃「そうかしら。こんな美人に似てるなんて、嬉しいわ」
凛「いやいや、志乃さん美人じゃないですか。見とれちゃうくらい」
志乃「ありがとう」フフ
凛「……この女の子はまゆに似てる」
志乃「あら、そうね。可愛い」
凛(まゆ……今頃何をしてるんだろ)
869 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 22:23:47.58 ID:Iu1n5i/G0
――――
星花「欧調風の建物、白鷺の湯の前に作られたこの足湯は」
星花「ビーナスの足湯といって、女性の方に人気なのです」
まゆ「優雅ですねぇ♪ お嬢様になった気分」
まゆ(お嬢様が足湯をするのかという話ですけど)
星花「♪」チャプチャプ
まゆ(そういえば目の前にいた)
まゆ「私たちの止まるホテルって、ええっと……」
星花「下呂ロイヤルホテル雅亭様ですわ」
まゆ「そう、雅亭さんなんですけど」
まゆ「湯めぐり手形に指定されたところなんですか?」
星花「はい。午前中に1時間ほど」
星花「ちなみに雅亭様のお風呂は、畳敷きの展望大浴場に」
星花「貸切露天風呂、貸切岩盤浴、足湯など、様々な温泉があるのです」
まゆ「岩盤浴! やってみたい……」
星花「着いてからのお楽しみですわね」ニコニコ
870 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 22:52:11.00 ID:Iu1n5i/G0
――――
星花「ちょうど日が暮れる頃ですわ。お料理をいただく前に、もう一度体を暖めましょう♪」
まゆ(さっきまでまだお昼だったのに、旅館に入った途端……)
星花「初めに展望大浴場、次に岩盤浴へ向かいましょうか」
星花「貸切露天風呂や足湯は、お料理を食べてからでも、明日の朝でもいいですから」
まゆ「欲張るのはよくないですしね!」
まゆ「まあ全部に入ろうとしてる時点で欲張りなんですけど」
星花「そうですわね」クスクス
――――
カポーン
まゆ「すごい、町が見えます!」
星花「入浴しながら一望するのもいいですわね」
まゆ「ですねぇ」
まゆ「……あのー」
まゆ「もう一度触ってもいいでしょうか、お肌」
星花「え? ええ」
まゆ「ありがとうございます」
871 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 23:08:25.65 ID:Iu1n5i/G0
まゆ「はぁ……本当にすべすべですね」サワサワ
星花「あはは……熱心な視線……」
まゆ「いつでも触ってらいれます……」サワサワ
星花「……」
星花「ま、まゆさん」
まゆ「はい?」
星花「その……ひょっとして、まゆさんは……」
星花「……女性もお好きなんですの……?」
まゆ「え」
まゆ「な、何でですか?」
星花「手の動きが、艶やかというか……」
まゆ「あ! すみません、違うんです!」パッ
まゆ「羨ましいなぁと思って。まゆもこんなお肌だったら」
まゆ「プロデューサーさんを魅了できるって……」
星花「そうでしたか。思い違いでしたわね」
まゆ「いえ、確かに今のは誤解されても仕方ないです」アハハ…
872 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/23(金) 23:37:11.89 ID:Iu1n5i/G0
星花「自信をお持ちになって。まゆさんはとても魅力的な女の子ですわ」
星花「プロデューサー様もいつかきっと手をとってくださります」
星花「今はアイドルというお仕事に就いていますから、我慢していらっしゃるのですよ」
まゆ「そうだといいんですけど……」
――――
まゆ「これが岩盤浴……汗がどんどん出てきます……」
星花「体の毒素が抜けていきますから、お肌にも健康にもいいんです」
星花「ただし、岩盤浴前後の水分補給は大切ですわ」
まゆ「これだけ汗が出ると欲しくなりますね……お水が……」
星花「大丈夫ですか?」
まゆ「はい、気持ちよくて……眠気が……」
星花「いけませんわ! 寝てはダメです!」
――――
星花「安心しました……」
まゆ「心配させてしまってごめんなさい」
まゆ「あったかくなると、寝ちゃいそうになりませんか?」
星花「お気持ちは分かりますけど、岩盤浴の最中は危険ですわ……」
まゆ「以後気をつけます」
873 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 00:06:21.89 ID:+1lYeR7z0
まゆ「そろそろお夕飯ですねっ」
星花「お刺身、焼き魚など、季節の食材を使用したお料理ですの」
星花「お部屋でゆっくりいただきましょう♪」
――――
まゆ「これは中毒になりますよ」
星花「そんなに気に入れられたんですの?」
まゆ「いえ、お料理のお話じゃなくて。もちろんお料理は美味しいんですけど」
まゆ「実感します。こんなに良い思いができるゲーム、身近にあったら何度もやってしまいます」
まゆ「そして晶葉ちゃんの凄さは尋常じゃないです……」
星花「私も同感ですわ。晶葉ちゃんや志希さんがこの世界に貢献しようものならば」
星花「数年後には空を飛ぶ車が実現してしまいそうですもの」
まゆ「地球以外の星に住むこともできそうですね。コロニーとかロボットとか」
星花「不老不死の薬も作れそうですわね」
まゆ・星花「……」ジー
晶葉(2人とも天井を見上げて、私の反応を待っているのか?)
晶葉(旅館を満喫させるため、そっとしておこうかと思ったが仕方ないな)
晶葉『プログラムの私に聞かれても困るぞ!』
まゆ「でも晶葉ちゃんの姿形、声をしてますし」
まゆ「本人の思考が分かる可能性が……」
874 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 00:18:45.20 ID:+1lYeR7z0
晶葉『そうだな……まあ作れるんじゃないか!』
晶葉『だが作ろうとしないだろうし、仮に作り始めたら途中で飽きそうだな!』
晶葉『世界に貢献なんてつまらなさそうな事もしない! というのが私の意見だ!』
星花「なるほど、その通りかもしれませんわね」
まゆ「志希さんも、1つの場所に留まるような性格じゃないですしね」
晶葉『もういいか? 私は引っ込むぞ!』
まゆ「ありがとうございます」
星花「もったいないですわね……」
まゆ「私もそう思います。でも、あの2人らしいですよ」ウフフ
まゆ「話を変えましょうか。ここって露天風呂がついてるんですよね?」
星花「はい。後で入りますか?」
まゆ「どうしましょう……貸切露天風呂も入りたいし」
まゆ「足湯は明日にして、このお部屋も明日に?」
星花「温泉三昧ですわね」ニコニコ
まゆ「幸せな悩みです」ニコニコ
875 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 00:42:42.12 ID:+1lYeR7z0
――――
凛「温泉は何度入っても最高」
志乃「そうね。見て、南アルプスが見えるわ」
凛「良いですね……」
凛「……こっちの山も……」ジー
志乃「?」
凛「聞いてください志乃さん。私、千枝から……」
凛「いえ、千枝のプログラムから言われたんです。凛さんみたいなスレンダーな体になりたいって」
凛「嬉しかったんです。けど私は……雫や早苗さん、愛梨」
凛「そして志乃さんみたいな大きな胸に、少し憧れを持ってて」
志乃「その3人が出てくると、私はちっぽけになっちゃうわね」
凛「どうしたら大きくなるんでしょう。っていうか私の年齢でまだ大きくなるんですか?」
志乃「なると思うわ。私の友人で、38歳の人がいるんだけど」
志乃「今が人生で1番大きいって話してたし。私もこの目で見たけど、確かに大きかったから」
凛「へぇー……そうなんですね」
志乃「もし凛ちゃんが本当に胸を大きくしたいなら」
志乃「世間で言われてる、キャベツや牛乳、鶏肉をたくさん摂取してみるとか」
876 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 00:56:24.83 ID:+1lYeR7z0
志乃「規則正しい生活で女性ホルモンを整えたり……あとは……」
凛「あとは?」
志乃「お母さんになることね」
凛「!!」
志乃「妊娠して子供ができると大きくなるわよ」
凛「そうか……その手が……」
志乃「何で大きくしたいの?」
凛「プロデューサー、大きい方が好みなのかなって」
凛「本人は『胸で判断しない』なんて当たり障りのない答えを言ってたんですけど」
凛「巨乳アイドルと一緒にいる時、必ず1回は視線を向けてますし」
凛「体に当てられたら困った顔しつつも嬉しそうですし」
志乃「男性として普通の反応だと思うけど」
志乃「凛ちゃんだって、雫ちゃんや早苗ちゃんが急いでる時」
志乃「上下に揺れて主張してる胸へ視線がいってしまうでしょう?」
凛「は、はい……特に雫は圧倒されます」
志乃「胸を押し当てられたら、その部位に集中しちゃうでしょう?」
凛「はい、触ってみたいとも思っちゃいます」
志乃「女性ですらそうなんだから、男性はもっと大変よ」
凛「……」
877 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 01:06:58.63 ID:+1lYeR7z0
凛「じゃあプロデューサーは本当に、胸では判断しない?」
志乃「真意は不明だけど、巨乳が好きかどうかは分からないわね……」
凛「胸に興味ないのかな。お尻の方が好きとか」
志乃「太ももかもしれないわね。うなじかも」
凛「混乱してきた。どうすればいいんでしょう」
志乃「そのままでいいんじゃないかしら」
志乃「ありのままのあなたでぶつかって、ありのままのあなたをアピールすればいいわ」
凛「いいんですか?」
志乃「ええ」ニコッ
凛「そっか……ありのままでいいんだ……」
凛「あの、もう一つ相談が」
志乃「何?」
凛「胸、触ってみたいなって……」
志乃「ふふ……特別よ……♪」
凛「ありがとうございます」
ワー ヤワラカイ ムニュムニュ
878 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 01:15:24.43 ID:94i9gOdSO
スケコマシ凛
879 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 01:25:22.88 ID:+1lYeR7z0
――――
凛「な、なんかそわそわする」
凛「大人の人が来るようなレストランって感じで……」
志乃「気を楽にして。未成年向けのメニューもあるから」
志乃「これがメニュー」スッ
凛「ん?」
凛「あの、展望『ワイン』レストランって書いてありますけど」
志乃「大丈夫よ」クスッ
凛「ワインって文字がどのメニューにも入ってるんですけど」
志乃「……ちょっとくらい、ね♪……」ウインク
凛「現実だったら犯罪ですよ……」
志乃「分かった、凛ちゃんはこのやわらかビーフシチューを頼んで」フフ
志乃「私が頼むコース料理で、ワインが入ってない料理をあげるから」
凛「そんな、悪いですよ! ビーフシチューだけでいいです、美味しそうですし」
――――
志乃「ゴクン……ふぅ……♪」
凛「ワインばかりですね。料理にはいつ手をつけるんですか?」
志乃「ふふ、ちゃんと食べてるわよ」
880 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 01:35:08.49 ID:+1lYeR7z0
志乃「ビーフシチュー美味しい?」
凛「ほっぺたが落ちちゃいそうです」モグモグ
凛「ゴクン……ここから見る夜景、目を奪われちゃいますね」
志乃「でしょう。まるで宝石のよう……」
志乃「ワインが一層美味しいわ」ゴクン
凛「そればっかりですね」
凛「……志乃さん」
志乃「いいわよ」
凛「まだ何も言ってません」
志乃「ワイン、飲んでみたいんでしょう?」
凛「違いますけど……そんな得意げな顔されても」
凛「フィレ肉のソテー、美味しそうだなって」
志乃「こっちだったのね。どうぞ」スッ
凛「ありがとうございます」パクッ
凛「柔らかくて美味しい……」モグモグ
志乃「食べ物を口に入れながら喋らないの」
凛「ゴクン……ごめんなさい」
881 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 01:45:19.47 ID:+1lYeR7z0
凛「……」
志乃「どうしたのかしら。ワインを見つめて」
凛「……」
凛「ちょ……ちょっとだけ……」
志乃「やっぱり興味あったのね……♪」
志乃「一口よ」スッ
凛「これはゲームの中だし……少しだけ……」ドキドキ
凛「……」コクン
凛「んっ……うー……渋い……!」
志乃「うふふっ、そうよね。私も初めて飲んだ時、そんな感じだった」
凛「大人になれば飲めるようになるんですか?」
志乃「味が分かるようになるわ、多分」
凛「多分って……」
志乃「飲める人と飲めない人がいるから」
志乃「凛ちゃんはどっちかしらね」ニコニコ
凛「想像がつきませんね」
882 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 01:51:09.60 ID:+1lYeR7z0
――――
志乃「デザートが来たわ。凛ちゃんにあげる」スッ
凛「……」
志乃「凛ちゃん?」
凛「はい……ありがとうございましゅ……」スッ
凛「パクッ……モグモグ……おいしぃ……」ポー
志乃「……」
志乃「もしかして、酔っぱらっちゃった……?」
凛「このデザートおいしぃ……シェフをよんでください」
凛「お礼をいいたいです……」
志乃「私が言っておくわ」
凛「そうですか……」
凛「……はあぁぁぁ……」
志乃(深いため息)
志乃「ごめんなさい凛ちゃん。飲ませるべきじゃ…」
凛「志乃しゃん」
志乃「!」
883 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 02:01:38.61 ID:+1lYeR7z0
凛「だいすきでしゅ」
志乃「え?」
凛「わたし、プロデューサーが……だいすきなんでしゅ……」
志乃「ああ、そういうこと……」
凛「なのに」
凛「なのにどうして振りむいてくれないんだろう……」クスン
凛「魅力ないのかなぁ……かわいくないからかなぁ……」
凛「かわいさでいえば、まゆのほうが……キュートで売りだしてるし……」
凛「わたしなんて……うう……ぐすっ、ふうぅっ……」
志乃「……」
志乃(凛ちゃんは泣き上戸?)
凛「わたし、プロデューサーのこと、なんでも知ってるんでしゅよ……」
凛「朝おきる時間とか……体のにおいで、たいちょう分かるし」
志乃「そう、すごいわね……」
凛「におい……プロデューサーのにおい、だいすき……」
凛「シャツのにおい嗅ぐと、しあわせになるんでしゅ……えへへ……」
志乃「好きな人の匂いっていいわよね」
884 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 02:12:47.49 ID:+1lYeR7z0
凛「モグモグ……おいしぃ……」
志乃「……」
志乃(たった一口でこんなに……? よっぽど弱いのかしら)
志乃(場に酔ったとか?)
凛「……ごめんなしゃい……」ボソッ
志乃「え?」
凛「たいちょうまでは、分からないんでしゅ……」グスッ
凛「うそついて、ごめんなさいっ……ふぇ……っ」ポロポロ
志乃「いいのよ、泣かないで。体調までは分からないわよね流石に」
凛「つかみかけてはいるんでしゅけど……」
志乃「そうなの。近づいてるのね」
凛「……」
志乃「……?」
志乃(止まった)
凛「……ねむくなってきました……」
志乃「アルコールのせいね。もう部屋に行きましょう」
凛「モグモグ……ゴクン」
凛「ごちそうさまでした……」ペコリ
885 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 02:13:59.26 ID:+1lYeR7z0
ここまでにします
明日は夕方4時くらいから始めていきます
886 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 11:03:12.29 ID:PpuGyvUVO
意外と普通の会話だ(錯乱)
887 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 15:39:30.59 ID:+1lYeR7z0
すみません、1時間遅れて5時になりそうです…
888 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 17:20:33.39 ID:+1lYeR7z0
凛「うぅ……ふらふらする……」スッ
志乃「支えてあげるわ」
凛「ごめんなさい……」
――――
凛「わぁ……いい部屋ですね……」
志乃「もうすぐベッドだから……」
バフッ
凛「ふかふかべっどー……んぅ……」
志乃「お水をもらってくるから、少し待っててね」
凛「……」
志乃「? もう寝ちゃったのかしら」
凛「……起きてます……」
凛「本当にすみません志乃さん……」
志乃「あら、呂律が回ってる。早くもアルコールが抜けてきたみたいね」
志乃「それともやっぱり場酔いだったのか……」
凛「私、変なこと言っちゃいましたね」
凛「忘れてください……」
889 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 17:33:02.27 ID:+1lYeR7z0
志乃「お酒の失敗は誰にでもあるものよ」
志乃「元はといえば、飲ませた私が悪いんだし」
凛「私も断ることできたので」
凛「ここに泊まるんですか……?」
志乃「そうよ。くつろいでいて、お水買ってくるから」スタスタ
ガチャ
パタン
凛「ふぅ……」
晶葉『凛!』
凛「! 晶葉、どうしたの?」
晶葉『お前に謝っておきたいことがある!』
晶葉『実はゲームに小さなバグが生じていてな! お前が酔いやすかったのはそのせいなんだ!』
晶葉『未成年が飲むとは思わなくてな! もう修正したから大丈夫だ!』
凛「バグ……そうなんだ……ごめんね」
凛「じゃあこの部屋に入ったら正気に戻ったのも、そういうことなんだね」
晶葉『直したからだな!』
凛「……」
凛「もしかして、私の酔い方もバグのせい?」
890 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 17:45:46.67 ID:+1lYeR7z0
晶葉『凛の持ち前のものだ!』
凛「……そう」
晶葉『ゲームのメモリーに録画されているぞ! 見るか?』
凛「!? や、やめて! 消して!」カァァ
――――
――――
ピピピピ ピピピピ
まゆ「……ん」
まゆ「もう朝ですかぁ……んーっ」ノビー
星花「おはようございます」
まゆ「! 星花さん、おはようございます」
まゆ「もう起きてたんですね」
星花「早起きが日課になってしまって」
星花「いつもならバイオリンの練習をしているのですけど」
まゆ「ここじゃ弾けませんしね」
星花「どうですか? 朝食の前にもう一温泉」ニコッ
まゆ「ご一緒します!」
891 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 18:00:38.87 ID:+1lYeR7z0
――――
まゆ「いただきます」
まゆ「はむっ……モグモグ……上品な味です」
星花「もうそろそろ、サイコロのお時間ですわね」
星花「寂しいですわ。もう一泊くらい下呂温泉を楽しみたかった……」
星花「なんて口にしては、ご迷惑ですよね」フフ
まゆ「私も同じ気持ちですよ」ニコッ
まゆ「できればもっとここで過ごしたいんですけど」
まゆ「勝負してるってことも忘れちゃいけませんし……」
星花「まゆさん、餞別の意を込めてバイオリンの演奏をしたいのですけど」
星花「ここでなく、外で」
まゆ「いいんですか? 嬉しい!」
――――
〜♪ 〜♪
星花「♪」
まゆ「……」
〜♪
星花「……以上です」
まゆ「素敵! スタンディングオベーションです!」パチパチパチ
892 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 18:05:53.27 ID:+1lYeR7z0
星花「ありがとうございました♪」
星花「ではサイコロを」
まゆ「はい」スッ
まゆ「幸いにも追いつかれなかったし、この距離を意地したい……!」
ポイッ コロコロコロ
【進行状況】
山梨 長野 岐阜 愛知
凛 ○☆● ○○× ×☆○ ○×○
岐阜 静岡 愛知 三重
まゆ ●☆○ ○○○ ○×○ ○○○
↓1 コンマ一桁 0は10 特技を使う場合は使用のレスを加えてください
893 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 18:06:18.38 ID:KpD5xGfCO
(ФωФ)
894 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 18:07:59.27 ID:+1lYeR7z0
>>892
凛の進行状況から静岡が抜けているミスです
895 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 18:16:10.70 ID:eRr69aZAo
さすまゆ
896 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 18:29:57.30 ID:8K20edvBo
ワイ静岡民、静岡よって欲しかった
897 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 18:31:59.60 ID:+1lYeR7z0
まゆ:8マス進む
【進行状況】
山梨 長野 岐阜 静岡
凛 ○☆● ○○× ×☆○ ○○○
岐阜 静岡 愛知 三重
まゆ ×☆○ ○○○ ○×● ○○○
まゆ「出ました! 8マス!」
星花「大きい目ですわね」
まゆ「それでは、ありがとうございました星花さん!」
星花「凛さんとの勝負、スクリーンで見ながら応援しています!」
ビュンッ
――――
ビュンッ
まゆ「愛知県。これで都道府県の半分まで来たことになりますよね?」
まゆ「……ここって……どこ……?」
まゆ「カラフルな建物やアトラクションがたくさん。ああいうのって確か」
まゆ「レゴ、だったっけ……」
晶葉『ここはレゴランド・ジャパン・リゾートだ!』
まゆ「晶葉ちゃん!」
晶葉『愛知県名古屋市、港区に去年できたばかりの、レゴブロックのテーマパーク!』
晶葉『子供はもちろん、家族で楽しめる人気の場所なんだぞ!』
898 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 18:33:31.17 ID:8K20edvBo
人気()
899 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 18:37:15.15 ID:PuIlK97Io
芸能人だから仕方ないね
900 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 18:45:52.94 ID:+1lYeR7z0
まゆ「へぇー! って……どうして晶葉ちゃんが説明を?」
まゆ「今までの流れだと、出身のアイドルの人が登場して」
まゆ「止まったマスの説明をしてくれるはずじゃ……」
晶葉『その通りだ! しかしそのアイドルが、ブリックトピアと呼ばれるエリアの』
晶葉『イマジネーション・セレブレーションというアトラクションに乗っている最中でな!』
まゆ「だから晶葉ちゃんが代わりに……。誰ですか?」
晶葉『行けば分かるぞ! 案内しよう!』
――――
まゆ「レゴでできたような乗り物が、くるくる回ってます」
晶葉『イマジネーション・セレブレーションは』
晶葉『遊園地でいうコーヒーカップだからな!』
まゆ「アイドルはどこです?」
晶葉『ほら、あれだ!』
時子「……」クルクル
まゆ「……」
晶葉『居ただろう?』
901 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 18:54:56.34 ID:+1lYeR7z0
まゆ「……」ゴシゴシ
まゆ「……」ジー
晶葉『見間違いではないぞ!』
まゆ「時子さんですよね、あれって」
晶葉『そうだ!』
まゆ「意外です、ビックリです……何故こういう場所に……」
まゆ「無表情ですけど楽しいんでしょうか」
晶葉『それは本人に聞いてくれ! じゃ!』
まゆ「え? ちょっと!」
まゆ「……。終わるまで待ってよう」
――――
時子「……」スタスタ
まゆ(歩み寄ってくる)
まゆ「あ、あの……どうも」
時子「あなたが私の対戦相手?」
まゆ「はい……」
902 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 19:06:18.15 ID:+1lYeR7z0
時子「そう」
まゆ「……」
時子「驚いてるわよね」
まゆ「!」
時子「自分でもここに配置されたのが納得いってないのよ」
時子「私には似合わないわ。仁美に任せればよかったのに」
まゆ「楽しかったですか?」
時子「は?」
まゆ「今の乗り物」
時子「……まあまあね」
まゆ「そ、そうですか」
時子「萎縮しないでくれるかしら」
時子「とって食おうなんて思ってないわ。勝負にも支障が出るし」
まゆ「ごめんなさい。つい」アハハ…
時子「任されたからには、やるしかないわね」
時子「ついて来なさい」スタスタ
まゆ(くるくる回ってる時子さん、可愛かったな)
まゆ(って言ったら怒られそう……)スタスタ
903 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 19:14:53.98 ID:+1lYeR7z0
――――
まゆ「こ、これは……?」
時子「レゴブロックよ」
まゆ「ですよね」
時子「制限時間は180分。この無数のレゴを使って」
時子「自分だけのオリジナルオブジェを作るのよ」
まゆ「オブジェですか」
時子「何でもいいわ。ただし」
時子「出来上がった物は審査され、評価をつけられるから」
時子「できるだけ難しく、すごいと思わせるオブジェを作った方がいいわね」
まゆ「評価の高かった方が勝ちですね」
時子「ええ。準備はいいかしら」
まゆ「もう始めるんですか!? 作戦会議的なものを設けても……」
時子「仕方ないわね……10分間よ」
時子「10分経ったら、そこのタイマーが動き出すわ」
まゆ「分かりました!」
904 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 19:18:51.60 ID:+1lYeR7z0
中断します
8時頃から始めます
905 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 19:21:13.76 ID:y8rsexCLo
一旦乙
906 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 20:20:22.41 ID:+1lYeR7z0
まゆ(何を作ろう……できるだけ難しくてクオリティが高いものかぁ)
まゆ(そもそもレゴに触れたことないから、どんな組み立て方かを掴んでおかないと)カチャカチャ
時子「……」カチャカチャ
まゆ(時子さんも練習してる)
まゆ(何を作るんだろう。豚かな)
まゆ(って、人のことはいいから自分のことを考えないと!)
――――
時子「あと20秒で始まるわよ」
時子「作戦は決まったのかしら」
まゆ「ひとまずは」
まゆ「あとはなるようになれ、です」
時子「覚悟ができたようね。いくわよ」
まゆ(3……2……1……スタート!)カチャカチャ
時子「……」カチャカチャ
↓1 時子が作ろうとしているもの
↓2 まゆが作ろうとしているもの
コンマ二桁が完成度
907 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 20:21:38.13 ID:CjgAFxcJ0
豚小屋
908 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 20:21:44.12 ID:W4Hp4lAw0
ロダンの「考える人」
909 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 20:25:09.52 ID:y8rsexCLo
低レベルな接戦
910 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 20:30:24.14 ID:8K20edvBo
評価に困る感じやったんやね
911 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 20:35:03.42 ID:+1lYeR7z0
まゆ(認知度が高くて、これを作れたらすごいなって思うものといったら)カチャカチャ
まゆ(芸術品ですよね。私はロダンさん作、考える人を組み立てていきます!)カチャカチャ
まゆ(そうだ、今のうちにレゴを持ってこよう)スタスタ
まゆ「……」チラッ
時子「……」カチャカチャ
まゆ(時子さんが気になるなぁ。豚に関連するオブジェかな)
時子「何よ」
まゆ「!」ドキッ
時子「人をチラチラ見て、自分の作業に集中なさい」
まゆ「はい、すみません!」ゴソゴソ
――――
まゆ(むぅ……難しい……)
まゆ(一度も遊んだことない人が、いきなり考える人を作ろうとするだなんて)
まゆ(甘い考えでしたね……)
まゆ(時子さんは)チラッ
時子「!」ピクッ
時子「……」カチャカチャ
まゆ(え? 今、こっちを見てた?)
912 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 20:43:13.27 ID:+1lYeR7z0
まゆ(慌てて目を逸らして作業に戻ったけど)
まゆ(私の進行状況が気になったのかな)
まゆ(っていうか、あれは何だろう……家?)
時子「自分の作業に集中しなさいと言ったはずよ」
まゆ「は、はいっ」カチャカチャ
まゆ(時子さんだって私の見てたのに……)カチャカチャ
――――
(3時間後)
晶葉『ジャッジは私は務めるぞ!』
晶葉『もうタイムアウトだが、2人とも自分の作品を見てどうだ?』
時子・まゆ「……」
晶葉(言葉にしたくないのか)
晶葉(まあお世辞にも上手いとは言えないしな)
時子「文句あるの?」
晶葉『え? いや、そんなことないぞ! 頑張ったな!』
晶葉『まゆも特徴を捉えているぞ!』
まゆ「ありがとう……」
まゆ(気を遣われてるのが心に来ますね……)
913 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 20:51:25.17 ID:+1lYeR7z0
晶葉『では審査に移る!』
晶葉『時子のは……家か?』
時子「豚小屋よ」
まゆ(やっぱり豚関係)
晶葉『ふむ……よくできているな!』
時子「……」
晶葉『ちゃんと豚もいるし!』
時子「もういいわ」
晶葉『え?』
時子「気を遣われて褒められるのは好きじゃないの」
時子「ハッキリ言いなさい。ヘタクソと」
まゆ(自分で言っちゃった)
晶葉『了解だ! これはヘタクソだな!』
時子「……明るい声で言われると腹が立つわね、煽られてるみたいで」
まゆ(分かる)
晶葉『そしてまゆだが』
914 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 20:59:02.10 ID:+1lYeR7z0
晶葉『辛口と甘口、どっちがいい?』
まゆ「時子さんに同意です。思ったことをハッキリ言ってください」
晶葉『よし! まゆのは考える人か?』
まゆ「!!」
まゆ「分かるんですか?」
晶葉『さっきも言ったが、特徴は捉えているからな!』
晶葉『だがまるで古い時代のポリゴンゲームみたいに不格好だ!』
晶葉『もっとシャープに形作っていけば、もっと良くなるだろう!』
時子「ちょっと、それ辛口なの? 私とはかなりの違いね」
晶葉『時子がヘタクソと言えと言ったからだぞ!』
晶葉『しっかり評価するなら、せめて小屋として機能させて欲しかった!』
晶葉『屋根は穴が空いてるし、壁もボロボロだし!』
晶葉『時間が無くて慌ててしまったんだろうが』
時子「豚に神経を使ってしまったのよ」
晶葉『だろうな! 豚はよくできている!』
915 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 21:02:06.29 ID:+1lYeR7z0
晶葉『さて、肝心のどちらが勝者かだが』
時子「……」
まゆ「……」ドキドキ
↓1 時子の評価
↓2 まゆの評価
コンマ二桁 完成度とプラスして高い方が勝利
916 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:03:05.76 ID:y8rsexCLo
あ
917 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:03:30.96 ID:sVc5sqVW0
これで時子様が勝ったらどうすんだよ……
918 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:03:41.58 ID:7aruom3k0
だおりゃああ
919 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:04:15.69 ID:cDDPpmmMo
まゆがポンコツじゃないだと
つか安価取るの速すぎ
920 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:12:57.82 ID:I70v2YP80
まゆはすげぇよ…
921 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 21:14:18.26 ID:+1lYeR7z0
時子:13+76=89
まゆ:12+96=108
晶葉『2人とも下手だ! しかし情熱は伝わってきた!』
晶葉『それを考慮した結果が……』
晶葉『まゆの勝ちだ!!』
まゆ「え!? やった……!」
時子「ふん。晶葉の評価はさて置き、完成度が致命的だから」
時子「私の中ではどのみち負けよ」
まゆ「そんな……時子さんは豚に時間をかけてたんですし」
まゆ「その集中力を小屋に発揮されていたら、確実に私の負けでしたよ」
まゆ「豚、可愛いですし♪」
時子「……」
まゆ(あ、余計なこと言っちゃった……!?)
時子「見る目あるじゃない」
まゆ「へ……?」
922 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:15:40.07 ID:+1lYeR7z0
>>919
残りのレス数に焦ってしまいました…
凛で終わる予定なので
923 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 21:24:24.84 ID:+1lYeR7z0
時子「可愛いでしょう。可愛くて惨め」
時子「ちなみに、モデルはあいつよ」
まゆ「あいつ? ……プロデューサーさんですか?」
時子「ええ。似てるでしょう、この情けない顔も」
時子「徹底的に躾したくなるわ」フフフ
まゆ「そ、そうですね……」
まゆ「……時子さん」
時子「?」
まゆ「もしよければ、一緒に遊びませんか?」
まゆ「良い機会ですし仲良く……と言っても、本人じゃないんですけど」
まゆ「本人とも仲良くなるために、ヒントを掴みたいなって」
時子「……」
まゆ「ダメでしょうか」
時子「来なさい」
まゆ「!」
時子「気になる場所があったの。付き合って」スタスタ
まゆ「はいっ!」スタタタッ
924 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 21:33:56.24 ID:+1lYeR7z0
晶葉(時子のやつ、プログラムとはいえ)
晶葉(何だかんだここを気に入ってるじゃないか)フフ
まゆ「あとでジェットコースターにも乗りましょう♪」
時子「嫌」
まゆ「え?」
まゆ「……怖いんですか?」
時子「そんなわけないでしょう。あんなの子供騙しよ」
まゆ「じゃあいいじゃないですか」
時子「……」
――――
凛「……ん」パッチリ
凛「ふわぁ……よく寝た。なんか寝覚めが良い」
凛「!」
志乃「すー……すー……」
凛(志乃さん、服がはだけて胸元が……すっごいセクシー)ドキドキ
志乃「んんっ……あら……?」
凛「!!」ドキッ
925 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 21:43:20.47 ID:+1lYeR7z0
志乃「おはよう」
凛「お、おはようございます……」
志乃「よく眠れた?」
凛「快眠でした」
志乃「よかったわ」
志乃「……見てたでしょ、胸」
凛「うっ……そりゃバレますよね」
志乃「触りたいの?」
凛「昨日充分触らしてもらったので。ただ、この色気を学びたいなって」
志乃「学ばれるほどかしら」
凛「とてつもないです」
志乃「クスッ、ありがとう」
凛「……」
凛(なんか私、思春期の男の子みたい)
凛(大人組は恐ろしい……)
926 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 21:52:14.75 ID:+1lYeR7z0
――――
凛「朝食もしっかり食べて満腹。腹ごしらえはできた」
凛「特にあのスープが……もう1回食したい」
志乃「また機会があればね」
凛「志乃さんには感謝しかありません。ありがとうございます」
志乃「お礼は、勝負に勝ってから言いにきて」ニコッ
志乃「負けないで。プロデューサーさんの隣にいる座を勝ち取りなさい」
凛「頑張ります!」
凛「ふぅー……精神統一。大きい目を出さなきゃ」スッ
凛「フラグの神様には頼らないよ!」ポイッ
コロコロコロ
【進行状況】
山梨 長野 岐阜 静岡
凛 ○☆● ○○× ×☆○ ○○○
岐阜 静岡 愛知 三重
まゆ ×☆○ ○○○ ○×● ○○○
↓1 コンマ一桁 0は10
927 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:54:18.01 ID:IO04znqMo
か
928 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:55:27.86 ID:7aruom3k0
それゆけ凛ちゃん!
929 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:56:22.21 ID:I70v2YP80
りんちゃんは最小値!
930 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 21:57:12.45 ID:hMqZIR/Yo
静岡きちくりー
931 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 22:01:45.95 ID:+1lYeR7z0
凛:1マス進む
【進行状況】
山梨 長野 岐阜 静岡
凛 ○☆× ●○× ×☆○ ○○○
岐阜 静岡 愛知 三重
まゆ ×☆○ ○○○ ○×● ○○○
凛「……」
志乃「あら」
凛「……」
凛「……ううっ……」プルプル
晶葉(おっとこれは、凛がまたネガティブに…)
凛「負けない!」キッ
晶葉(!!)
凛「つかさと約束したもん、最後まで諦めるなって」
凛「晶葉も励ましてくれたし、志乃さんも応援してくれてる」
凛「私負けない!」
晶葉『その調子だぞ凛!』
志乃「強い子ね」フフッ
932 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 22:22:48.06 ID:+1lYeR7z0
凛「行ってきます!」
志乃「いってらっしゃい」ヒラヒラ
ビュンッ
――――
ビュンッ
凛「わっ、リンゴがたくさん生ってる」
凛「長野県だよね……?」
???「リンゴといえば青森……と言われますけど……」
???「長野県の収穫量と出荷量は……青森に次いで2位なんですよ……」
凛「文香!」
文香「こんにちは……ここに現れた、ということは」
文香「私と対峙しなければなりませんね……」
凛「うん、勝負しよう。その前に」
凛「ここってどこなの?」
文香「松井農園という……リンゴ狩りやブルーベリー狩りのできる農園です」
文香「その他、釣り堀やバーベキューも楽しむことができます……」
凛「良いところだね」
933 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 22:48:03.65 ID:+1lYeR7z0
文香「はい……家族団欒で過ごせるスポットです……」
文香「……私もよく行きました。本にかじりついていることが多かったですけど……」
文香「釣り堀で初めて魚を釣った時の光景は……脳裏に焼きついています」
凛「いいよね、そういうの。思い出として残る場所って」
文香「話が逸れてしまいましたね……始めましょうか」
文香「今から行うのは……リンゴの飾り切り対決です……」
文香「全部で3回戦に別け、それぞれお題が異なります……」
文香「1回戦目はウサギ……2回戦目は木の葉……3回戦目は白鳥……」
文香「晶葉さんに、一つ一つに点数をつけていただき……2勝すれば勝者となります」
凛「木の葉? 白鳥? 聞いたことないんだけど」
文香「私も初体験です……スマホで調べるのを許可します……」
凛「それでも厳しそう。制限時間は?」
文香「ウサギが10分、木の葉が15分……」
文香「白鳥が30分です……」
凛(短いような気が)
文香「納得いくまで作ってください……」
文香「飾り切りしたリンゴは、あとでスタッフが美味しくいただくので……」
934 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 23:01:08.11 ID:+1lYeR7z0
凛「スタッフって誰?」
心「まかせろ☆」サッ
あずき「リンゴ食べ放題大作戦が始まると聞いて!」ススッ
凛「長野県出身アイドルズ! いつの間に……!?」
文香「説明は以上です……用意されたエプロンを身につけて」
文香「そこのキッチンの前に立ってください……」ジャーン
凛「即席キッチンと包丁&まな板! いつの間に……!?」
――――
文香「いいですか……いきますよ……」
凛「うん」
凛(まずは切り方を調べないと)
晶葉『位置について! よーい……ドン!』
凛(なんてね! リンゴウサギは作ったことあるんだ)シャシャシャ
文香「……!」シャシャシャ
凛「!?」
凛(華麗な手捌き! まあそうだよね、文香もリンゴウサギくらいは……)
↓1 文香
↓2 凛
コンマ二桁がリンゴウサギの完成度
935 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 23:03:14.86 ID:I7koZNueo
はい
936 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 23:04:23.56 ID:I70v2YP80
ほい
937 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 23:04:51.11 ID:DFzEc8Az0
あ
938 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 23:11:05.44 ID:+1lYeR7z0
文香「できました……けど、納得いきません……」
文香「もう少しだけ……」シャシャシャ
凛「む、こんなに難しかったっけ」
凛「まだ時間あるし、調整していこう」シャシャシャ
麻理菜「ごめん、遅れちゃった♪」スタスタ
あずき「もう始まってますよ!」
心「どっちもなかなか上手いじゃん☆」
文香「……っ」シャシャシャ
凛「……!」シャシャシャ
――――
晶葉『そこまで!』
凛(くっ、納得いくのは出来なかったな)
文香「……」
凛(文香の、上手くできてる。やるね)
晶葉『続いて第2回戦! スマホは自由に使ってくれ!』
晶葉『よーい……ドン!!』
939 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 23:18:43.19 ID:+1lYeR7z0
文香(これは調べないと分かりません……)タプタプ
凛(どんなワードを入れよう。リンゴ、飾り切り、かな)
文香(……)タプタプ
凛(……)タプタプ
文香・凛(あった……!)
凛(動画まである、これは助かるね)
文香(一通り観てから……)
文香(作ります……)シャシャシャ
凛(作る!)シャシャシャ
晶葉『調べてから作業に入るまで、ほとんど同じタイミングだ!』
麻理菜「デッドヒート!」
心「木の葉ってああやるんだ☆ 今度挑戦してみよっと☆」
↓1 文香
↓2 凛
コンマ二桁がリンゴ木の葉の完成度
940 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 23:20:50.74 ID:I70v2YP80
そぉい!
941 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 23:21:33.94 ID:7Ah/WVY+o
あ
942 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 23:24:56.28 ID:fmTbMxeWo
レベルたけえな
943 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 23:34:41.92 ID:+1lYeR7z0
文香(リンゴを4等分に切って、その内の1つを使うんですね……)サクサク
文香(タネを切り、端から中央に向けて切り込みを……あっ)
文香(失敗してしましました……難しい……)
文香「……」チラッ
凛「ふーん、こんな感じなんだ……木の葉っぽいね」
文香「!」
文香(もう手応えを掴んだようですね……すごい)
文香(私も負けていられません……)シャシャシャ
亜里沙「すみません、たった今到着して……!」スタタタッ
聖「ごめんなさい……」スタタタッ
あずき「まだ終わってないよ!」
麻理菜「ここからが見ものよ♪」
――――
文香「はぁ……はぁ……」
文香(何とか綺麗に作れました……)
文香(これなら凛さんの木の葉を上回れ…)チラッ
凛「ふーん、まあまあかな」キラキラ
文香「!!」
944 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 23:48:40.28 ID:+1lYeR7z0
文香(か、輝いています……凛さんの木の葉……!)
文香(美しい仕上がりですね……これは私の負けでしょうか……)
晶葉『まだまだ終わりじゃないぞ! これが最後、3回戦目の勝負!』
晶葉『リンゴで白鳥を作るんだ! よーい……』
晶葉『ドン!!!』
凛(幸いさっきのページに白鳥の作り方も載ってる)ジー
文香(複雑ですね……よく見てしっかり覚えましょう……)ジー
聖「スマホを見て……何をしてるんですか……?」
あずき「作り方を調べてるんだよ!」
亜里沙「白鳥かー、近所の子供によく作ってあげたなぁー」
心(亜里沙ちゃん結構やり手だな☆)
凛「よし、何となく覚えた」スッ
晶葉『おっと! 凛がテーブルにスマホを置いて作業を始めたぞ!』
晶葉『もう覚えてしまったのか!?』
凛「……」ジー サクサク
亜里沙「見ながら手を動かしてますね」
麻理菜「工程をパッと見で覚えて、曖昧な箇所は調べて補完していくスタイルか」
945 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/24(土) 23:58:34.30 ID:+1lYeR7z0
晶葉『その一方で、文香はというと!?』
文香「……」ジー
聖「まだ見てる……」
麻理菜「大丈夫なの?」
文香「……ふぅ」
文香「覚えました」
心・あずき・麻理菜・亜里沙・聖「!?!?」
あずき「今、覚えたって……!」
文香「……」サクサク シャシャシャ
晶葉『なんと文香、スマホをしまって作業をしている!』
晶葉『覚えたというのは本当のようだ!』
聖「すごい……!」キラキラ
凛「へぇ、やるじゃん……!」
凛「でも勝つのは私! 絶対に譲らないから!」シャシャシャ
晶葉『凛もペースを上げたぁ! こっちも覚えてしまったのか!?』
心「いいじゃんいいじゃん、燃える戦い☆」
心「スウィーティーではないけど好きだぞ☆」
946 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 00:03:25.18 ID:5caeHMYD0
文香「……」テキパキ
凛「……」テキパキ
晶葉『両者、テンポよく白鳥を作っていく!』
晶葉『勝つのはどっちだぁ!?』
あずき「いけいけー!」
聖「がんばってください……!」
文香・凛「……!」シャシャシャ
↓1 文香
↓2 凛
コンマ二桁がリンゴ白鳥の完成度
947 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 00:04:10.59 ID:0ivtuhFRo
こんま
948 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 00:04:15.07 ID:HNf2VKkAo
ほい
949 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 00:13:24.40 ID:5caeHMYD0
――――
晶葉『しゅーーりょーー!!』
晶葉『手を止めろ! そうだ、もう手を加えるなよ!』
晶葉『これより審査に入るぞ!』
文香・凛「……」ドキドキ
晶葉『……』
晶葉『よし、決まった!』
晶葉『まずは1回戦の勝負、リンゴウサギ対決は』
晶葉『文香!!』
文香「ふぅ……」
凛「これは私も分かってたよ……綺麗だし丁寧に作られてるし」
晶葉『そして2回戦の勝負、リンゴ木の葉対決』
晶葉『凛の勝利だ!!』
文香「上手く作れたと思ったのですが……参りました……」
凛「奇跡の1個が作れたんだ。あれができてなかったら、文香に軍配が上がってた」
晶葉『ここまで1勝1敗だな! まさしく接戦と言えよう!』
晶葉『心の準備はいいか?』
凛「いつでも」
文香「はい……」
950 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 00:23:14.60 ID:5caeHMYD0
晶葉『発表するぞ! 3回戦、リンゴ白鳥対決は……』
晶葉『文香だ!』
文香「! ……ありがとうございます……」ペコリ
凛「惜しかったね。もうちょっとだったんだけど……!」クッ
晶葉『……』
心・あずき「……」
麻理菜・亜里沙・聖「……」
凛「あれ、なんか冷たい視線を感じる」
心「凛ちゃん凛ちゃん、自分の白鳥見てみ」
凛「綺麗だね」フフ
心「はいダウト! あんなに自信満々だったのに」
心「完成したのがリンゴの塊ってどういうこと!?」
麻理菜「作業中『やるな』みたいな笑顔で文香ちゃんと笑い合ってたのに」
あずき「互角の戦いしてますよー的なね」
凛「……もう誤魔化しようがないね……ごめん」
凛「実はまだ覚えきれてなくてさ。焦っちゃったんだ」
凛「文香のペースに完全に呑まれた」
951 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 00:31:16.94 ID:5caeHMYD0
文香「私も……凛さんが作業し始めたのを見て焦りました……」
文香「おかげでいびつな白鳥になってしまい……」
凛「形になってるだけすごいよ……」
文香「……とても良い勝負でした……」スッ
凛「!」
凛「うん……そうだね」ギュッ
晶葉『私も熱くなってしまったぞ! 最後はあれだったが』
晶葉『さてと、これで決着はついたから』
晶葉『みんなでリンゴパーティーといこうか!』
イエーィ! イタダキマース!
――――
ゴォォォォォ
まゆ「きゃーーー!!」
時子「……っ」
ガタンゴトン ガタンゴトン
まゆ「ふぅー、楽しかったぁ♪」
まゆ「ね、時子さん!」
時子「……」
まゆ「時子さん?」
952 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 00:39:13.46 ID:5caeHMYD0
時子「そうね……」
時子「やっぱり子供騙しだったわ」スッ
スタスタ
まゆ「ふふ」
まゆ(あんなこと言っちゃって、小さい悲鳴がまゆの耳に届きましたよ♪)
時子「まゆ、そろそろ時間よ」
まゆ「え?」
時子「サイコロを振りなさい」
まゆ「ああ、そうですね……もっと遊びたかったですけど」
時子「勝負の途中なんでしょう」
まゆ「はい……」
まゆ「……もし。もし現実で私が時子さんを遊びに誘ったら」
まゆ「オーケーしてくれるでしょうか?」
時子「その日の気分次第ね」
まゆ「オーケーしてくれる可能性はあるんですね! よかった」
まゆ「私のワガママに付き合ってもらって、ありがとうございました」ペコリ
953 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 00:47:21.31 ID:5caeHMYD0
時子「いいから早く」
まゆ「急かさなくてもいいじゃないですか」スッ
まゆ「えっと……凛ちゃんとは12マス離れてますね」
まゆ「もっともっと引き離して、余裕ゴールを決めたいですねぇ♪」
凛『そうはさせない』ブンッ
まゆ「!!」
まゆ「り、凛ちゃん? どうしてここに」
凛『晶葉に頼んで、そっちにホログラムとして映してもらってるんだよ。私自身は長野にいる』
凛『今に見ててね。猛スピードで追い上げて』
凛『そのまままゆを追い越すから』
まゆ「……」
凛『先にゴールするのは私。そして』
凛『プロデューサーの正妻になるのも私』ドンッ
まゆ「……ふふ」
まゆ「うふふっ、ふふふふ♪」
凛『何がおかしいの!?』
954 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 00:58:46.35 ID:5caeHMYD0
――――
まゆ『すみません。これを言ってしまうと……いえ』
まゆ『凛ちゃんに絶望感を与えましょう。どうしようもない絶望感を』
まゆ『私と凛ちゃんは12マスも離れてるんです。さらに、私はこれからサイコロを振って』
まゆ『もーっと引き離します』
凛「っ……!」
まゆ『さらに! 凛ちゃんは特技を全て使い終えてしまいましたよね?』
まゆ『ですが私はあと1回残してるんですよ』
まゆ『この意味が分かりますか?』
凛「……」
凛「それでも私は負けない」
凛「絶対にね!」
まゆ『うふ、さすがですね。絶望するどころか』
まゆ『闘志の炎を燃え上がらせるなんて』
まゆ『これだけは伝えておきますね。私も全力ですよ』
まゆ『全力で勝ちにいきます! どんなに引き離していても!』
955 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 01:05:35.79 ID:5caeHMYD0
――――
凛『沖縄まで残り半分の道のりも』
凛『楽しめそうだね』ニヤリ
まゆ「ですね」ニヤリ
凛『それじゃ、通信を切るよ』
凛『今度会う時は、ゴールで直接ね』
ブツン
まゆ「……」
まゆ(今ので私も燃え上がっちゃいました)
まゆ「時子さん!」
時子「!」ビクッ
まゆ「私、頑張ります! 応援していてください!」
時子「……ええ」
まゆ「よぉーし、いきますよ!」
まゆ「それっ!」ポイッ
コロコロコロ
つづく
956 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 01:06:20.23 ID:HNf2VKkAo
ついに次スレか
957 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 01:06:53.21 ID:5caeHMYD0
一旦ここで終わります
続きは明日に立てる予定です
ひとまず、ここまでお付き合いありがとうございました
958 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 01:22:33.94 ID:b8BYgyIyO
乙
しかし本気でまだわからんぞ、くすぐり対決なんか凛がもう負けたなって状況だったのにまさかの逆転だったし
959 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 03:25:48.73 ID:qxEULLhR0
おっつおっつ
書くのが大変そうだけどものすごく面白いから他のアイドルの勝負も見たくなるね
960 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/25(日) 18:53:00.52 ID:5caeHMYD0
すみません、今日立てると言ったのですが
沖縄までのマスの設定がまだ終わっていないので、明日に立てることにします
961 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 19:34:57.37 ID:d4Ym/EMto
おけ
962 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/27(火) 11:46:24.66 ID:z1ivbxD2o
次スレ
【モバマス安価】凛「いい加減決着をつけようよ」 まゆ「望むところです」2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519652027/
455.53 KB
Speed:0.3
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)