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【モバマス安価】凛「いい加減決着をつけようよ」 まゆ「望むところです」
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300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 00:10:16.77 ID:OMxUYfbnO
しかし現状8人+αが取憑いている状態でもりくぼ・しゃっとあうとをしても大丈夫なのだろうか…
目覚めたと思ったらもりくぼの中に別の誰かが入ってましたなんてことにならんといいが
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 00:11:37.75 ID:tnwOUEMe0
小梅「さあ……次はまゆさんと飛鳥ちゃんの番だよ……」
飛鳥「今のを聞いてしまったら、そう易々とは出発できないね」
まゆ「乃々ちゃんは大丈夫なんですか?」
小梅「うん……これは乃々ちゃん自身が身を守った結果だから……」
小梅「どうしても無理なら、私も一緒に行くよ……」
飛鳥「!」
まゆ「い……いえ。凛ちゃんと乃々ちゃんは行って帰って来たんですし」
まゆ「私たちも2人で頑張ります」スタスタ
飛鳥「まゆさん!?」
飛鳥(全く、そこまでして意地を張らなくてもいいのに……)スタタタッ
小梅「がんばれー……」ヒラヒラ
――――
まゆ「……」ギュウ
飛鳥(例によってまた密着されている)
飛鳥「もう少し離れた方がいいと思うよ。身に危険を感じたら、すぐに行動できないし」
まゆ「そうなった時に離れるので……ごめんなさい」
飛鳥「うん……まあいいけどね」
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 00:22:26.98 ID:uTeSWlnc0
>>299
きらりは関係ないだろっ!
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 00:37:45.23 ID:tnwOUEMe0
まゆ「……本当にごめんね飛鳥ちゃん」
まゆ「私がカッコつけようとしてるせいで、小梅ちゃんが差し伸べた手を払っちゃって」
飛鳥「気にしないでくれ。2人きりで巡るのがルールだし」
飛鳥「にしても、ここはさっきの心霊スポットより凄いというのが」
飛鳥「肌で感じ取れるよ。霊感なんてものは無いはずなんだけどね」
まゆ「そうですか? まゆは何も感じませんけど」
飛鳥「……霊感あるのかな、ボク……」
――――
飛鳥「まゆさん。ボクが心のざわつきの正体を知りたいと言ったことを覚えているかな」
まゆ「もちろん」
飛鳥「凛さんと乃々のペアが徘徊している時に分かったよ」
飛鳥「幽霊は本当に存在するのかという想い。そして」
飛鳥「いるなら一度見てみたいという想い」
まゆ「それって……好奇心ですよね」
飛鳥「言ってしまえばね。凛さんの指摘通りだ」
飛鳥「けどもう1つある。幽霊とはどんな存在なのか」
飛鳥「霊体で彷徨うのは何故か。感情はあるのか」
飛鳥「あるとしたら、孤独は感じるのか。寂しいと思うものなのだろうか」
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 00:53:40.76 ID:tnwOUEMe0
まゆ「小梅ちゃんに聞いてみればいいですよ」
飛鳥「聞くのは簡単だけど、自分の力で確認することも大切だよ」
まゆ「霊感無いんですよね?」
飛鳥「霊感が無くても、もしかしたら……と思ったんだろうね」
飛鳥「結果はこの通りさ。雰囲気は感じられても見聞きすることは叶わない。残念だよ」
まゆ「まだこれから出会うかもしれませんよ。そういう幽霊さんに」
飛鳥「……このままでいいかな」
まゆ「何でですか?」
飛鳥「怖いから。恐怖という感情にボクは支配されてしまっている」
飛鳥「いざ来てみたら、こんなにも身の震える想いをするなんてね」
――――
飛鳥「手術室。ここで声を聞いたのかな」
まゆ「3階に行きましょう、何もありませんし」
飛鳥「耳を澄ませてみよう」
まゆ「やめてくださいっ、聞こえたらどうするんですかっ」
飛鳥「聞くために澄ませるんだよ」
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:07:04.75 ID:tnwOUEMe0
まゆ「怖いんですよね? 恐怖という感情に支配されてるんですよね?」
飛鳥「今は好奇心が勝ってるね。せめぎ合いさ」
飛鳥「…………」
まゆ「あーあー、何も聞こえません。まゆは知りません」
飛鳥「……聞こえないね。仕方ない、次に行こう」
まゆ「あーあー」
飛鳥「まゆさん、耳はもう塞がなくていいよ」
――――
まゆ「今、何か聞こえませんでしたか?」
飛鳥「ボクたちの足音が反響してるし、それじゃないかな」
飛鳥「この角を曲がって……行き止まりか。結局何も起こらなかったね」
まゆ「起こって欲しかったんですか?」
飛鳥「フィフティーフィフティーかな」
カンッ コロンッ
まゆ・飛鳥「!!!」ビクッ
まゆ「何ですか今の……!」
飛鳥「瓦礫だよ。壁から崩れたんだろう」
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:18:49.37 ID:tnwOUEMe0
まゆ「もー……! 脅かさないでください……」
飛鳥「瓦礫に言って欲しいね。よし、階段を降りよう」スタスタ
まゆ「……」スタスタ
まゆ「……」スタスタ
まゆ「……」ピタッ 『スタ』
飛鳥「どうしたんだい?」
まゆ「……いえ」スタスタ
スタスタ
まゆ「……」ピタッ 『スタ』
まゆ「……っ」プルプル
飛鳥「まゆさん?」
まゆ「あ、飛鳥ちゃんっ……これを聞いて振り向いたりしないでくださいね……」ヒソヒソ
まゆ「私たちの足音に紛れてます……誰かの足音が……!」ヒソヒソ
飛鳥「!」
まゆ「私が止まったら、後ろから1歩余分に聞こえるんです……」ヒソヒソ
まゆ「距離は遠いみたいですけど……」ヒソヒソ
飛鳥「歩こう。このままのペースで、気づいてないフリをしよう」ヒソヒソ
スタスタ
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:27:52.58 ID:tnwOUEMe0
スタスタ 『スタスタ』
スタスタ 『スタスタ』
飛鳥「聞こえるよ、確かに」
まゆ「どうすれば……!」
飛鳥「言っただろう、このまま知らんぷりで戻るんだ」
スタスタ 『スタスタスタ』
スタスタ 『スタスタスタ』
まゆ「……あ……飛鳥ちゃん……」
飛鳥「増えてるね。それに距離が縮まってきてる」
飛鳥「ちょっとペースを上げよう」
まゆ「追いつかれたらどうすれば……」
飛鳥「落ち着いて。これを降りれば2階だ」
まゆ「ふぇっ……ぐすっ……」
『クスクス』 『オーイ』
飛鳥(声も聞こえてきた。足音を皮切りに次々と)
まゆ「っ……!」ガタガタ プルプル
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:36:43.96 ID:tnwOUEMe0
スタスタ 『スタスタスタスタスタ』
スタスタ 『スタスタスタスタスタスタ』
まゆ「ひぃっ……!」
飛鳥「落ち着いてまゆさん。あと少しで1階だよ」
まゆ「でもっ、足音……どんどん迫ってますよぉ……っ」
飛鳥「大丈夫。大丈夫だから…」
『キコエテルヨ』
まゆ・飛鳥「!?!?」ビクッ
飛鳥「走って!! 早く!!」スタタタッ
まゆ「いやぁぁぁぁっ!」スタタタッ
――――
凛「あ、戻ってきた」
スタタタタッ
まゆ「はーっ、はーっ、はーっ」
ちひろ「どうしました!? 何があったんですか!?」
飛鳥「ははは……腰が抜けるかと思ったよ」
飛鳥「ボクとまゆで密かに会話をしていたら、耳元でこう聞こえたんだ」
飛鳥「『聞こえてるよ』ってね。男性の声だった」
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:47:16.71 ID:tnwOUEMe0
乃々「ひやぁ……こ、怖すぎですっ……!」ビクビク
飛鳥「乃々、起きてたんだね」
まゆ「ふぇぇぇっ、こわかったぁぁぁ」ギュー
凛「まゆ!? あ、あんなにクールだったまゆをここまでにするなんて……!?」
飛鳥(無事に騙せてたようだね)
飛鳥「それに、大量の足音にも追われたんだ。気が動転しそうだったよ」
ちひろ「す、すごい恐怖体験ですね」
小梅「……」
小梅(出入り口からじっとこっち見てる……お騒がせしました……)ペコリ
――――
ちひろ「もう1箇所、本当に行くんですか?」
飛鳥「ちひろさんも不安になっているようだね」
ちひろ「そりゃそうですよ。みんなが心配ですし」
ちひろ「私にも憑いてるんじゃないかと思ったら……」
凛「小梅、どう?」
小梅「ふふっ」
ちひろ「何ですかその笑い! 憑いてるんですか!?」
小梅「大丈夫……害はないから……」
ちひろ「そうですか、それなら……よくないですけど……」
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:51:40.51 ID:tnwOUEMe0
小梅「……」ジー
小梅(凛さんが↓1……乃々ちゃんが↓2……)
小梅(まゆさんが↓3……飛鳥ちゃんが↓2……)
小梅(賑やかになってきたね……少しの間だけど、よろしくね……)
↓1 凛
↓2 乃々
↓3 まゆ
↓4 飛鳥
それぞれに憑いた幽霊の数 コンマ一桁 0は0
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 01:52:47.59 ID:sNSLtRn+0
はい
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 01:53:30.44 ID:HWjc5Lwdo
どうなるか
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 01:53:32.57 ID:8Wq2Gma80
ほい
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 01:54:06.25 ID:pQPALRwko
ほ
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 02:19:24.66 ID:tnwOUEMe0
凛:9人 乃々:12人 まゆ:10人 飛鳥:9人
乃々「こ……小梅さん……えっと……」
乃々「悪い幽霊さんはいるんですか……?」
まゆ「私も気になってました」
小梅「ううん……みんな乃々ちゃんたちが気になったから、ついて来てるだけだよ……」
小梅「1番初めについて来た人もそうだったし……何人か飽きて帰った人もいて……」
飛鳥「それだと勝負にならないんじゃ……」
小梅「人数は覚えてるから大丈夫……」
――――
小梅「最後の心霊スポットにやって来たよ……」
小梅「ここはお寺とお墓の近くにある森で……真夜中に子供の笑い声や……」
小梅「白い服の女の人を見たっていう噂があるんだ……」
まゆ「さっきよりは怖くなさそうですね」
凛「比較的だけどね」
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 02:22:34.17 ID:tnwOUEMe0
ここまでにします
続きはまた明日始めます
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 06:28:34.04 ID:btHLTYILo
乙
ちひろさんに憑くと霊魂の髄まで吸いつくされそう
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 09:05:09.97 ID:6ydOa95to
ちっひに憑いたら地獄で強制労働させられるんやろなあ
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/01/28(日) 09:49:25.13 ID:F7M7lq0go
鬼!閻魔!ちひろ!
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 22:45:21.49 ID:tnwOUEMe0
飛鳥「さて、ここはボクたちが先攻か」
まゆ「さっきあんな体験をしたばかりなのに」ハァ…
小梅「がんばれー……」
ちひろ「これで終わりですからね」
――――
まゆ「……」ビクビク
飛鳥「こういう場所、何回行っても慣れそうにないね」
まゆ「慣れるわけないです……もう二度と来ません……」
飛鳥(トラウマになりかけてる)
ガサッ
まゆ「ぴゃっ!?」ギュウッ
飛鳥「まゆさんっ、苦しいよっ……!」
まゆ「な、何かがいました! 草むらからガサって!」
飛鳥「タヌキだよほら、よく見て」
まゆ「あ……本当ですね。よかった……」
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 23:02:27.67 ID:tnwOUEMe0
ガサガサッ
まゆ「ひぅっ!?」ギュムッ
飛鳥「まゆさん! 首が締まって……!」
まゆ「また動きました! 草むらから黒い影が!」
飛鳥「イヌだよ、幽霊じゃないから安心して!」
まゆ「あ……本当だ。よかった……」
飛鳥(そのうちボク自身も幽霊になりそうだ)
――――
まゆ「……」
飛鳥(完全に沈黙してしまったね)
飛鳥(こうなるとボクも恐怖心が増してくるんだけど……)
飛鳥「まゆさん。何か愉快な話をしないかい」
まゆ「愉快な話……?」
飛鳥「それで恐怖を紛らわすんだよ。どうかな?」
まゆ「……そうすると、幽霊が寄って来なくなるかもしれませんし……」
まゆ「やめておきましょう……」
飛鳥「そうかな? 幽霊だって、愉快な話が好きかもしれないよ」
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 23:10:59.73 ID:tnwOUEMe0
まゆ「でも、怖がる人に寄ってくると言いますし」
飛鳥「ああ、確かに。ならやめておこう」
まゆ「はい……」
ガサササッ
まゆ「きゃっ!?」ギュッ
飛鳥「く、首に抱きついてくるのはわざとなのかな?」
まゆ「ごめんなさい、つい反射的に」
まゆ「今のは何ですか……?」ビクビク
飛鳥「今のは……男の子だね」
まゆ「あ……本当だ。よかっ……」
まゆ・飛鳥「男の子?」
男の子『……』
まゆ「で、でっ、出っ……!」ガタガタ
飛鳥「待って。まだそうと決まったわけじゃない」
まゆ「こんな時間に1人で、あんな小さな子がいるはずないですよぉ……!」
飛鳥「それはそうだけど……」
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 23:19:18.23 ID:tnwOUEMe0
飛鳥「話を聞いてみればいいじゃないか。それでハッキリするよ」
まゆ「まゆが聞くんですか……!?」
飛鳥「どっちでもいいけど」
まゆ「うう……協力してくれてる飛鳥ちゃんには任せられませんし……分かりました」
まゆ「あのぉ……」
男の子『……』
まゆ「こんなところで何してるの? おウチの人は?」
男の子『……』
飛鳥「……」ゴクリ
まゆ「何で後ろを向いてるの? こっちを見てお顔を見せて」
男の子『……』クルッ
まゆ・飛鳥「!!」
飛鳥(め、目が無い! 真っ黒だ!)
まゆ「あ……あああ……っ」ペタンッ
男の子『アソンデ……アソンデ……』スタスタ
飛鳥(こっちに近づいてくる!!)
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 23:28:30.77 ID:tnwOUEMe0
飛鳥「まゆさん逃げよう! まゆさん!?」
まゆ「あ……足がすくんで……!」プルプル
飛鳥「手を貸すよ! さあ!」グイッ
まゆ「だ、だめっ……力が入らない……!」
まゆ「まゆを置いて逃げて……っ」
飛鳥「そんなこと……!」
男の子『ああああああ』スタタタッ
飛鳥(走ってきた!!)
まゆ「……!!」ガタガタ ビクビク
飛鳥「くっ、待ってくれ! この人には何もしないでくれ!」
フッ
飛鳥「!」
飛鳥(消えた。どこへ行った?)キョロキョロ
飛鳥(……いない。去ってくれたようだ)
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 23:40:34.75 ID:yC1jdTqs0
飛鳥君イケメン過ぎない?
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 23:42:49.79 ID:tnwOUEMe0
飛鳥「もう大丈夫だよまゆさん」
まゆ「……」
飛鳥「まゆさん?」
飛鳥(!! ま、まさか、乗り移ったとか言うんじゃないだろうね)
まゆ「……飛鳥ちゃん……」
飛鳥「?」
まゆ「……代えの下着とか……持ってませんよね……」
飛鳥「え」
――――
まゆ「……」
飛鳥「ボクを信用して欲しい。誰にも言わないからね」
まゆ「ありがとう……ごめんなさい……」
飛鳥「謝る必要はないよ」
飛鳥「けど、念の為にビニール袋を持ってきて正解だった」
まゆ「おかげで助かりました」
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 23:46:09.72 ID:sNSLtRn+0
ああ、だから消えたのか。幽霊だから聖水に弱い
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 23:56:32.87 ID:tnwOUEMe0
まゆ「……」
飛鳥「……仕方ないさ」
飛鳥「あんな事を目の当たりにしたら、そうなるのも不思議じゃない」
まゆ「飛鳥ちゃんは平気でした」
飛鳥「ボクはさっきトイレに行ったから、蛇口を捻ったところで何も出やしない」
飛鳥「対してまゆさんは……ごめん、変なフォローだね」
まゆ「いえ、ありがとうございます」
――――
小梅「次は……凛ちゃんチームの出陣だよ……」
凛「幽霊? ふーん、来るなら来れば?」
乃々「ちっとも怖くないんですけど……!」フンス
まゆ「凛ちゃんたち、気合入ってますけどどうしたんですか?」
ちひろ「これが最後だしお互いを鼓舞しようということになって」
ちひろ「テンションを高めあって、最終的にああなりました」
飛鳥「空回りしなければいいけどね」
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 00:02:00.69 ID:4n3DP0/R0
小梅「……まゆさん……」ヒソヒソ
まゆ「?」
小梅「これ……どうぞ……」スッ
まゆ「!!」
小梅「サイズも合ってると思うから……」
まゆ「な、何で……!」カァァ
小梅「こんなこともあろうかと……みんなの分を用意しておいたの……」
小梅「幽霊さんが教えてくれたんだよ……」
まゆ「ゆ……幽霊さんが……」
まゆ「見られたんですね……ふふ……幽霊さんに……そうですよね……」
まゆ「穿いてきます……」スタスタ
ちひろ「? まゆちゃん、どうしたんですか?」
小梅「気にしないであげてください……」
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 00:15:24.14 ID:4n3DP0/R0
――――
凛「森は野生動物もいるよね」
乃々「違う意味でも気をつけないと……」
凛「でもまあ、いざとなったら例の必殺技使っていいからね。私が運ぶからさ」
乃々「凛さん、頼もしいんですけど……!」
凛「ふふ」
ガサッ
凛・乃々「!」ビクッ
凛「……」
乃々「な、何ですか今の音……」
凛「野生動物でしょ。タヌキか何かだよ」
乃々「姿が見えないんですけど……」
凛「人がいるから驚いたんだよ、きっと」
凛「月明かりがあるから、懐中電灯が無くても歩けそうだね」
乃々「はい……でも心細いので、これだけは手放せません……」
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 00:22:52.26 ID:4n3DP0/R0
凛「さっきまでの元気はどこに行ったの?」フフ
乃々「いざ、ちゃれんじすると、身の程を知るぱたーんです……」
凛「大丈夫だって。さっきよりは怖くない…」
ガササッ
凛「!!」ドキッ
乃々「ま、また音が……!」
凛「野生動物だよ。きっとそう」
凛「先に進もう」スタスタ
乃々「不安です……」スタスタ
――――
凛・乃々「!!」
乃々「り、凛さん……これって……」
凛「歩いてるうちに、お墓に出ちゃったみたいだね」
乃々「戻りましょう」スタスタ
凛「流石に強気にはなれない。賛成だよ」スタスタ
『マッテ』
凛・乃々「!?」ビクッ
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 00:29:47.29 ID:4n3DP0/R0
凛「……」
乃々「何ですか今の」
凛「気のせいだよ」
乃々「気のせいじゃ済まないくらいハッキリ聞こえたんですけど……」
乃々「すぐ後ろから……」
凛「気のせいだから。行こう」スタスタ
乃々「……」スタスタ
『マッテヨ』
凛「……乃々」
乃々「は、はい……」
凛「走るよ!!」スタタタッ
乃々「はいぃ……!」スタタタッ
『マッテヨ』 『ネエ』
『アソボ』 『マテ』
凛(さっきより怖くないって言ったけど撤回! 怖すぎる!)スタタタッ
凛(けど声は離れていく! このまま走り抜ければ……)
凛(あれ? 乃々は?)
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 00:33:56.24 ID:4n3DP0/R0
凛「乃々!? どこにいるの!」ピタッ
乃々「凛さぁん……」グスッ
凛「乃々っ! 転んだの?」スタタタッ
凛「立てる?」スッ
乃々「なんとか……」
凛「怪我はないみたいだね。よし、逃げ…」
『ミツケタ』
凛・乃々「!?!?」
凛「だ、誰なの!? さっきから追いかけてくるのは!」キョロキョロ
凛(いない……姿が見えない。近くで聞こえたのに)
凛「乃々、早く戻ろう」
乃々「」
凛(もりくぼ・しゃっとあうとしてる!!)ガーン
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 00:40:19.88 ID:4n3DP0/R0
凛「仕方ないね……おんぶするよ? あとは任せて」グイッ
凛「はぁ……はぁ……!」スタタタッ
凛(声は聞こえない。離れてくれたの?)
凛(ううん、まだ油断はできない。走って戻ろう)
ガシッ
凛「!!」
凛(う、腕……掴まれて……)チラッ
男の子『うひひひひひひ』
凛「」
フッ
凛「……っ」ガタガタガタ
凛(消えた……い、今のは……っ)ブルブルブル
凛(早く!! 早く戻ろう!!)スタタタッ
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 00:46:04.99 ID:4n3DP0/R0
――――
凛「ぜぇ……はぁ……」フラフラ
飛鳥「戻ってきたね」
まゆ「乃々ちゃんまた気絶してる」
凛「ご、ごめんちひろさん……乃々をお願い……」スッ
ちひろ「ええ……よいしょっ。車に寝かせておきますね」グイッ
スタスタ
凛「ふぅ……はぁ……」ガタガタ
飛鳥「脚が震えてるね。何があったんだい?」
凛「……っ!」カァァ
ササッ
まゆ「何で脚を隠すんですか?」
凛「いや……何でもないよ……」
凛「話は後でするから、みんな車に乗って」
飛鳥「そうだね。長居はしない方がいい」
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 00:52:18.81 ID:4n3DP0/R0
まゆ「凛ちゃんもですよ」
凛「わ、私はちょっと落し物しちゃって」
まゆ「え!? それは大変ですっ。私も一緒に…」
凛「1人でいいから!」スタタッ
まゆ「あっ、凛ちゃん!」
小梅「ちょっと私も行ってくるね……」
スタタッ
飛鳥「小梅がいるなら安心だ」
まゆ「ええ……」
――――
凛(はぁ……どうしようこれ)
凛(捨てた方がいいよね……匂いが充満したらマズいし……)
小梅「凛さん……」ヌッ
凛「ひっ」
凛「小梅、脅かさないでよ」
小梅「ごめん……それより、これどうぞ……」スッ
凛「!」
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 01:00:13.04 ID:4n3DP0/R0
凛「……何で知ってるの……」
小梅「幽霊さんが教えてくれたの……」
小梅「こんなこともあろうかと、用意してたんだ……みんなの分……」
凛「幽霊が……そっか……」
凛「だ、誰にも言わないで! 特にまゆには!」
小梅「分かってるよ……はい、タオルとビニール袋も……」スッ
凛「恩にきるよ」
――――
凛「そしたら、男の子の幽霊に腕を掴まれて」
凛「うひひひひって笑ったの」
飛鳥「それは本当の話なのか……」
まゆ「まゆたちも、男の子が目の前に現れて」
まゆ「ああああ、って叫びながら迫られたんですよ」
乃々「ひぃぃっ……こ、怖いぃぃ……!」プルプル
ちひろ「どちらもとんでもない体験をしましたね……」
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 01:06:19.42 ID:4n3DP0/R0
小梅「……」ジー
小梅(ついて来てる……その男の子も……)
小梅(イタズラっ子なんだね……あまり怖がらせすぎちゃダメだよ……)ナデナデ
凛「小梅、何を撫でてるの?」
小梅「ううん、気にしないで」
凛・乃々・まゆ・飛鳥・ちひろ(幽霊だ)
小梅「……」ジー
小梅(新しい人がついて来てるね……)
小梅(ええっと……今までの人数を合わせると……)
↓1 凛
↓2 乃々
↓3 まゆ
↓4 飛鳥
それぞれに憑いた幽霊の数 コンマ一桁 0は0
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:06:53.87 ID:RKgVWabmo
はい
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:07:05.24 ID:UCmgxEXVo
ほ
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:07:15.69 ID:0XpaWYIqo
どうなる
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:07:25.16 ID:BchWqL1Oo
はい
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 01:17:02.87 ID:4n3DP0/R0
凛:16人 乃々:16人 まゆ:19人 飛鳥:15人
小梅(こうなるね……)
ちひろ「皆さん、これで全ての心霊スポットを巡り終えたんですし」
ちひろ「小梅ちゃんに最終結果を聞きませんか?」
まゆ「私も言おうと思ってたんです。小梅ちゃん」
凛「お願い」
小梅「分かった……けっかはっぴょー……!」
小梅「えへへ、幽霊のみんなも拍手してくれてる」
飛鳥「想像はしない方がいいね」
乃々「怖い……っ」
小梅「えっと……まず、どっちのチームが勝ったかを言うね……」
凛・まゆ「……」ドキドキ
小梅「勝者は……」
小梅「まゆさんチーム……!」バッ
まゆ「!!」
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:18:22.43 ID:4+XZpTFdO
こんなに接戦になるとはな
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 01:23:14.62 ID:4n3DP0/R0
まゆ「やりました! でも怖い!」
凛「……上り詰めたって感じだね、まゆ……」
凛「お互い3勝で、王手がかかってる。次の勝負で決まるよ」バチバチバチ
まゆ「ですね……!」バチバチ
飛鳥「火花を散らしてるところ悪いけど」
飛鳥「誰に何人ついたかを教えてくれないか?」
乃々「聞くんですか……!!」
飛鳥「気になるじゃないか」
小梅「りょうかい……じゃあ凛さんから順番に……」
小梅「凛さんは……16人」
凛「16!?」
小梅「乃々ちゃんも、16人だね……」
乃々「」
小梅「まゆさんが1番多かったよ……19人……」
まゆ「じゅっ……19……!?」
飛鳥「ボクは?」
小梅「15人……1番少なかったよ」
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:25:06.16 ID:GmT94Sh70
15人超えてる時点でかなりとりつかれてるのでは…
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:27:36.76 ID:PNpuJF12O
有利不利のないコンマ勝負とはいえ凄い接戦ですなぁ
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 01:27:39.07 ID:4n3DP0/R0
飛鳥「少ないと言ってもそんなに変わらないじゃないか……」
小梅「そうだね……」
凛「……小梅」
凛「ちなみに、どんな人が私に憑いてるのか、教えてくれる?」
乃々「そこまで聞いてしまうんですか……!?」
小梅「いいよ……3人くらい教えるね……」
↓1、2、3 凛に憑いた幽霊はどんな人か
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:28:01.21 ID:LONIXP9M0
学生妊娠して堕胎された水子
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:28:09.57 ID:Kdfku4lro
ネネさんの妹(幽体離脱して散歩中)
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:28:15.50 ID:yjEkPmhA0
失恋して無理心中した女子学生
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 01:40:45.00 ID:4n3DP0/R0
小梅「1人は……学生のうちに妊娠したんだけど……」
小梅「色んな言い争いがあって……結局この世に生まれることができなかった赤ちゃん……」
凛「水子……」
小梅「もう1人は……ネネさんの妹さん」
凛・乃々・まゆ・飛鳥・ちひろ「!?!?!?」
ちひろ「え!? ね、ネネちゃんの妹って……!」
まゆ「ちひろさん危ないです!! 前見て!!」
小梅「あ、違うよ……幽体離脱で散歩してたら……」
小梅「たまたま私たちを見かけて……他の幽霊と混ざってお話ししてるの……」
飛鳥「大丈夫なのかそれは!?」
小梅「うん、今戻っていった……」
小梅「そして最後は……心から大好きだった人に振られちゃって……」
小梅「どうしても傷を癒すことができなくて……命を落としてしまった子……」
凛「失恋……か……」
小梅「みんな……話を聞いて欲しくて凛ちゃんについて来たんだよ……」
小梅「でも、凛ちゃんは話を聞けないから……私が代わりに聞いておくね……」
凛「うん、ありがとう……」
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 01:43:26.91 ID:4n3DP0/R0
乃々「あ、あの……」
乃々「私に憑いた人も……教えてくれませんか……」
まゆ「怖くないの?」
乃々「怖いですけど……今の話を聞いたら……」
乃々「気になってしまって……」
小梅「乃々ちゃんについて来た子だね……うーんと……」
↓1、2、3 乃々についた幽霊はどんな人か
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:44:13.02 ID:u1PxD3VT0
孫思いのおばあちゃん
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:45:03.32 ID:GmT94Sh70
天下無双の鬼武者
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 01:45:17.74 ID:mt0ch0+sO
幼稚園の遠足の事故で1人だけ生き残って後追い自殺した若い先生
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 01:58:48.14 ID:4n3DP0/R0
小梅「1人はお孫さん思いのおばあちゃん……乃々ちゃんが自分のお孫さんに似てるらしくて」
小梅「あたたかい目で見守ってるよ……」
乃々「おばあさんですか……優しい人ですね……」
小梅「うん……とっても……」
まゆ「乃々ちゃんには、優しい幽霊がついて来てそうですね」ニコッ
乃々「そ、そうでしょうか……」ヘヘ
乃々「あとはどんな人ですか……?」
小梅「すごく目立つ人がいるよ……天下無双の鬼武者さん……」
乃々「おにむしゃっ……!?」ビクッ
小梅「敵なしの凄い人で……戦で見かけた敵は裸足で逃げ出すほどだったらしいよ……」
凛「どうしてそんな人が乃々に?」
小梅「『愛いおなご』だからだって……気に入られたみたい……」
乃々「お、恐れ多いんですけどっ! 帰ってもらうように言ってください!」
小梅「乃々ちゃんにデレデレだから……熱が覚めるまでは無理かも……」
小梅「その間、守護霊になって見守ってくれるよ……」
ちひろ「すごいじゃないですか!」
乃々「は、反応に困りますぅ……」
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 02:05:03.20 ID:4n3DP0/R0
小梅「あと1人は……ある幼稚園の遠足中に事故があって……」
小梅「1人だけ生き残った先生なんだけど……亡くなった人たちの後を追って……」
小梅「命を落としてしまったんだって……」
乃々「あぅ……もりくぼに憑いても、どうしようもないですよぉ……!」
小梅「安心して……乃々ちゃんが、幼稚園児で仲の良かった子に似てて……」
小梅「ちょっとだけ近くにいたいだけらしいから……少ししたら離れるって……」
乃々「そうなんですか……」
まゆ「小梅ちゃん、私も聞いてもいいでしょうか?」
小梅「いいよ……」
↓1、2、3 まゆについた幽霊はどんな人か
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 02:10:30.97 ID:wr7of3Tro
自傷癖が行き過ぎて自殺してしまった人
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 02:15:16.16 ID:u1PxD3VT0
Pのひいおばあちゃん
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 02:20:43.30 ID:W3eN9pw/o
無理心中された女の子
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 02:27:06.33 ID:4n3DP0/R0
今日はここまでにします
結局最後までもつれてしまった
お付き合いありがとうございます
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 02:56:19.73 ID:Pnqzik1Ao
乙
いつもならPが颯爽と駆けつけてくれるだろうに4人ともよく頑張った
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 05:34:09.79 ID:+TuFyHif0
勝負がついたらこのSSも終わってしまうのか…
毎日楽しみにしてたからさみしい
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 07:44:33.53 ID:XFRLFuRRO
次は第一側室決定戦でしょ?
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 08:56:26.60 ID:zEMUeqCG0
シャーマンキング乃々編か…
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 22:53:26.21 ID:4n3DP0/R0
小梅「まゆさんには……自分を傷つけてしまう癖があって……」
小梅「抑えることができなくて……命を落としてしまった人と……」
ちひろ(自傷癖……ですか)
小梅「プロデューサーのひいおばあさん……」
まゆ「!?」
小梅「そして……無理心中されてしまった女の子……」
飛鳥「無理心中か。身勝手が行き過ぎた結果だね、全く困ったものだよ」
小梅「1人目と3人目に紹介した人は……まゆちゃんとお友達になりたがってる……」
まゆ「お、お友達ですか。う、嬉しいですけど……まゆはその、怖いのが大の苦手でっ……」プルプル
小梅「大丈夫……3日くらい一緒に遊べば、満足して離れてくれるらしいから……」
小梅「カラオケとか、ご飯食べたり……お話したりしよう……」
小梅「私も一緒にいるよ……」
まゆ「3日間&小梅ちゃん付きですか……そ、それなら何とか……」
乃々「プロデューサーさんのひいおばあさんというのは……?」
凛「私も詳しく聞きたい」
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 23:05:42.50 ID:4n3DP0/R0
小梅「ひいおばあさんはね……プロデューサーさんを好いてくれる女の子が、どんな人なのか……」
小梅「ずっと見守ってるんだって……」
まゆ「ずっとって、いつからですか?」
小梅「亡くなってからずっとだよ……守護霊だから……」
ちひろ「守護してなくていいんですか?」
小梅「今は偶然離れてるだけ……凛さんとまゆさんの勝負が面白くて、つい追っちゃうんだって……」
飛鳥「まるで観客だね」
小梅「ポップコーンを片手に見てるよ……」
飛鳥「観客そのものじゃないか!!」
凛「ちなみにどっちを応援してくださってるの?」
小梅「イーブン……」
凛・まゆ「くっ!」
凛「ひいおばあさま、見ていてください! 私が必ず幸せにします!」
まゆ「私の方が幸せにできますから!」
乃々「声が大きいんですけど……」
飛鳥「小梅、ボクに憑いた人も教えてくれないかな」
小梅「うん……」
↓1、2、3 飛鳥についた幽霊はどんな人か
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 23:06:31.75 ID:GmT94Sh70
ちょっと粗末な扱いを受けたエクステ
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 23:07:56.40 ID:7Z5b57Y0O
ゴスロリの服、背中に羽(右が白、左か黒)をつけ、ウェーブがかかった髪、頭にうさ耳、左目に眼帯、赤縁の眼鏡をかけ、右腕に鎖を巻き、左腕にぬいぐるみを抱いて、方言を喋る女の子
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 23:08:25.78 ID:9RcabBurO
厨二病を拗らせすぎて自殺した人
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 23:08:36.60 ID:u1PxD3VT0
Pの生き霊(あすなろ抱き)
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 23:26:51.04 ID:4n3DP0/R0
小梅「1人目はエクステ……初めはすごく大事にされてたんだけど、ちょっと粗末な扱いを受けて……」
小梅「その結果霊体になって、彷徨っているんだって……」
飛鳥「人じゃないのか……」
小梅「飛鳥ちゃんに懐いてるよ……」
飛鳥「画が想像できないんだが」
小梅「2人目は……ゴスロリの服、背中に白と黒の羽をつけてて……」
小梅「ウェーブのかかった髪に、うさ耳と左目に眼帯……さらに赤緑の眼鏡をかけてて……」
小梅「右腕に鎖、左腕にぬいぐるみを抱いて……方言を喋る女の子……」
飛鳥「情報が多いな!?」
飛鳥「一体何者なんだ彼女は。聞いてくれないか」
小梅「教えてくれない……ただ飛鳥ちゃんに惹かれてついて来たって言ってる……」
飛鳥「何者なんだ……」
小梅「3人目はね……厨二病を拗らせてしまって……」
小梅「命を落とせば悪魔の力を手に入れられると信じて……自ら命を経った人……」
飛鳥「……」
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 23:39:15.27 ID:4n3DP0/R0
飛鳥「ふと思ったんだが、ボクだけメンツが濃くないか?」
小梅「強い幽霊じゃないよ……」
飛鳥「そういう意味じゃなくてね……まあいいよ」
飛鳥「で、彼女らはボクに何を求めている? 友人か、それとも興味本位か」
小梅「興味を持ってるんだよ……そのうち飽きて離れてくれると思う……」
小梅「私も注意して見てるから……何かあれば教えるよ……」
飛鳥(何をされるというんだ)
ちひろ「……小梅ちゃん」
小梅「……?」
ちひろ「私に憑いてる人がどんな人かも教えてもらえませんか」
ちひろ「気が気じゃないので……」
小梅「分かりました……」
↓1、2、3 ちひろについた幽霊はどんな人か
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 23:40:04.48 ID:8VBw+9VB0
昔村の風習で生贄にされた女の子
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 23:40:18.52 ID:+iDgXmea0
黒い服を着た借金取り立て人
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 23:40:43.15 ID:LONIXP9M0
金にがめつく生きていて誰にも看取られることなく孤独死した老婆
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 23:57:12.69 ID:4n3DP0/R0
小梅「ちひろさんには……3人の人がついて来てるよ……」
ちひろ「3人……まあ十数人よりはいいですね……」
ちひろ「で、どんな方です?」
小梅「1人目は……昔、とある村の風習で生贄にされた女の子……」
小梅「ちひろさんがお母さんに似てるんだって……」
ちひろ「そうなんですか……どうすればいいんでしょうか」
小梅「甘えさせてあげればいいと思う……1週間か、1ヶ月か分からないけど……」
小梅「詳しくは後で話します……」
ちひろ「ええ……怖いですね……」
小梅「そんなに深刻じゃないから……」
小梅「2人目は……黒い服を着た、借金を取り立てる人……」
ちひろ「何でそんな人が!?」
小梅「ちひろさんから取り立てなきゃいけないって……勘違いしてるみたい……」
ちひろ「どすうすればいいんですか」
小梅「お金を100万ほどお供えすれば……一発で離れてくれます……」
小梅「それか説得するか……」
ちひろ「説得でお願いします……」
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 00:11:51.36 ID:BQdezZ+T0
小梅「分かりました……これもまた後ほど詳しく話します……」
小梅「最後、3人目は……お金への執着が強くて……」
小梅「男の人とも上手くいかず……そのまま歳を重ねて……」
小梅「最後は誰にも看取られることなく亡くなったおばあさん……」
凛・乃々・まゆ・飛鳥「……」ジー
ちひろ「何かアイドルの皆さんから視線を感じるんですけど」
ちひろ「その人は何故私に?」
小梅「忠告してるんだよ……私みたいになるなって……」
小梅「お前マジでそのままだとヤバいからって……もっと金に対して寛容になれって……」
ちひろ「本当にそんな言葉遣いなんですか!?」
小梅「うん……とにかく気をつけて欲しいんだって……」
ちひろ「分かりました。っていうかそこまでがめついと思われてるのが心外ですけど」
飛鳥「日頃の行いってやつだね」ヒソヒソ
乃々「擁護できません……」ヒソヒソ
凛「がめつくないなら、もっとイメージの塗り替えをするとかね」ヒソヒソ
まゆ「現状だと仕方ないですよね」ヒソヒソ
ちひろ「……うふふっ」
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 00:16:21.52 ID:BQdezZ+T0
ちひろ「そうですかー、そんなに心霊スポットに置き去りにされたいですかー」グルグル
凛「!?」
まゆ「ま、待ってください! ハンドルを切らないで!」
飛鳥「ボクたちもイメージアップに協力するよ!」
乃々「謝りますごめんなさいぃ!」
小梅(ふふ……私は別にいいけどね……)
第六回戦 勝者:まゆ
凛 ●●●○ まゆ ●●●○
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 00:23:33.23 ID:BQdezZ+T0
――――
まゆ「……」グッタリ
凛「疲れてるね」
まゆ「ええ……3日間、小梅ちゃんに付き合ってもらって」
まゆ「色んな場所に遊びに行って……夜は金縛りにあって……」
まゆ「耳元で呼吸音が聞こえたり、手を握られたり」
凛「心中察するよ……」
まゆ「でもおかげで幽霊さんに満足してもらうことができました」
まゆ「この件が終わるまで勝負を待ってもらったこと、感謝してます」
凛「気にしないで。正々堂々戦いたいしね」
凛「っていうか、まゆのあれって強がりだったんだね」
まゆ「?」
凛「心霊スポットに行った時、平気そうだったけど」
凛「最後はめちゃくちゃ泣いてたじゃん」
まゆ「う……」カァァ
まゆ「そ、そんなことより勝負を始めましょう!」
凛(誤魔化した)フフ
↓2 7回目、何で勝負するか
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 00:25:43.74 ID:sjNd90of0
ライブバトル
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 00:25:46.28 ID:e1/AoME/0
日本縦断サイコロの旅
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 00:25:49.67 ID:iNoTkda3O
LMBGの寝かしつけ対決
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 00:25:57.78 ID:qewc2pIX0
カラオケ
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 00:26:00.28 ID:WfvhVFCOO
Pに告白対決
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 00:45:55.80 ID:BQdezZ+T0
凛「前の勝負はまゆだったから、次は私が決めさせてもらうよ」
まゆ「何でも来いですよ」
凛「もう考えてあるんだ……最後の勝負に相応しい勝負をね」
凛「その名も、日本縦断サイコロの旅!」
まゆ「日本縦断サイコロの旅!?」
まゆ「あの、今までになく大きな勝負の予感がするんですけど……説明してもらえますか」
凛「まゆの予想は外れだよ。私たちもアイドルとしての仕事があるし、実際に旅をすることはできないよ」
凛「だからこれで勝負をするの」ジャンッ
まゆ「ボードゲームですか……一気にスケールが小さくなりましたね」
凛「そう思うでしょ? けど、これが晶葉の作ったゲームだって言ったらどう?」
まゆ「嫌な予感がプンプンします」
晶葉「説明しよう!」ヌッ
まゆ「きゃっ!? び、びっくりした……!」
晶葉「これは普通のボードゲームではない。天才の私が作った、まさしく『未来のゲーム』!」
晶葉「まずはプレイヤーを登録して、ここのスタートボタンを押すと」
晶葉「プレイヤーはゲームに吸い込まれる」
まゆ「急に理解が追いつかなくなりましたけど」
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 01:02:57.19 ID:BQdezZ+T0
晶葉「人間のデジタル化というやつだ。そして中で行われるのは、日本縦断の旅」
晶葉「北海道からスタートし、サイコロを振って出た目の数だけ進んで」
晶葉「途中途中で起こるイベントに巻き込まれながらも、ゴールの沖縄を目指すんだ」
晶葉「中では何十日、何ヶ月、何年の時が流れると思うが……現実では約1時間しか経たないから安心してくれ」
まゆ「晶葉ちゃん、天才のレベルを越えてると思いますよ」
凛「だよね。私も最初聞いた時、賞賛を通り越してドン引きしたもん」
まゆ「私は晶葉ちゃんが怖いです」
晶葉「そう褒めないでくれ」フフ
まゆ「褒めてるっていうか……確かに褒めてはいるんですけど……」
晶葉「大まかな説明は終わったぞ。あとは好き勝手やってくれ」
晶葉「プレイしていれば流れは分かってくるから」スタスタ
まゆ「……」
凛「早速始める?」
まゆ「待ってください、心の準備と余裕を作る時間をください」
まゆ「明日、2人ともオフですよね? 休みなら気兼ねなくプレイできますから」
まゆ「お昼に事務所に集まりましょう」
凛「オッケー」
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 01:04:26.65 ID:BQdezZ+T0
今日はここまでにします
また明日に始めていきます
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 01:04:41.30 ID:e1/AoME/0
科学の力ってスゲー
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 01:05:14.22 ID:05hhsruBo
乙ー
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 01:05:39.43 ID:e1/AoME/0
乙乙
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 01:09:09.37 ID:iNoTkda3O
懲役30日みたいな装置だな
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 07:36:16.06 ID:XgcZcxIx0
ディカプリオと渡辺謙が出てくる映画にありそうな設定だな
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 14:06:29.36 ID:ZrXlKp3l0
ゲームの中に吸い込まれるのってジュマンジだっけザスーラだっけ
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/30(火) 21:09:06.02 ID:BQdezZ+T0
>>1
です
サイコロの旅のやり方や、各地のマスの内容など色々決めたいので
今日でなく明日から始めていきたいと思います
すみません
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 21:11:40.08 ID:e1/AoME/0
了解しましたー
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/31(水) 04:57:44.68 ID:LCscwQfuo
昔765のサイコロの旅SSがあったな
奇跡安価連発で海外の旅になってたけど
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/31(水) 08:34:36.50 ID:8CGCSoqt0
>>398
もっと手軽な感じになると思います
予定通り今日の夜から始めます
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