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【ミリマス】志保「抱きしめられるって、どんな感じなんだろう」
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1 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/17(水) 23:55:56.22 ID:0a7PiXdg0
―北沢家―
北沢志保(以下、志保) 「…………」ゴロン
志保 (結局、プロデューサーさんから抱き枕の事聞きだせなかったな……)
志保 「…………」ムー
志保 「……あなたはどう思う?」
黒猫のぬいぐるみ 「…………」
志保 「……ごめんね、答えられるわけないよね」
志保 「……おいで?」スッ
ぬいぐるみ ダキッ
志保 「……抱きしめられるって、どんな感じなんだろう」ギュゥ
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1516200955
2 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/17(水) 23:57:10.88 ID:0a7PiXdg0
―――――
ガチャリ
志保 「おはようございます」
ミリP(以下、P) 「志保、おはよう!今日もよろしくな!」
志保 「…………」ジーッ
P 「……ど、どうかしたか志保」アセ
志保 「いえ……なんでもないです」
P 「そうか?それなら良いんだけどさ」ホッ
3 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/17(水) 23:57:45.42 ID:0a7PiXdg0
音無小鳥(以下、小鳥) 「きっと呆れられてるんですよ」フッ
P 「そ、そんな事ない……はず」
小鳥 「あるでしょ!?中学生を無理やりベッドに連れ込むとか……」
P 「どっちかっていうと、連れ込まれたの俺ですよね!?」
小鳥 「言い訳無用!大人の責任ですよ、責任!」ビシッ
P 「ぐっ、言い返せない……」
志保 「…………」
P 「っと、悪いな志保。置いてけぼりにしちゃって」
志保 「いえ、大丈夫です」
4 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/17(水) 23:58:16.42 ID:0a7PiXdg0
志保 「……それで、なんで呼ばれたんですか?」
P 「ああ、実はな……」ガサゴソ
P 「じゃーん!この前のオーディション、受かったぞ!」
志保 「!ほ、本当ですか?」パァアア
P 「ああ!ドラマだ!」
P 「……ただ、主役というほどの役ではないんだが」
志保 「大丈夫です、問題ありません……しっかりとチャンスをモノにしてみせます」
P 「そうか……それじゃ、これ台本な」
志保 「ありがとうございます」パラパラ
5 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/17(水) 23:58:59.68 ID:0a7PiXdg0
P 「やったの覚えてるよな?」
志保 「はい……主人公の娘の役ですよね」
P 「そうだ、中学生の女の子だな」
P 「設定上の歳はあんまり志保と変わらないから、のびのびとやってくれて構わないよ」
志保 「……分かりました」
P 「困ったことがあったら、いつでも力になるからな!」
P 「遠慮なく相談してくれて構わないぞ!」グッ
志保 「……どんなことでも、ですか?」
P 「おう!男に二言はない!」
志保 「……ありがとうございます」
小鳥 「志保ちゃん、頑張ってね!」グッ
志保 「……はい!」
6 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/17(水) 23:59:40.63 ID:0a7PiXdg0
―――――
志保 「……どうしよう」
所恵美(以下、恵美) 「あれ?志保じゃん!やっほー!」フリフリ
志保 「恵美さん……おはようございます」
恵美 「どったの?なんか浮かない顔してるね」
志保 「いえ……少し、悩みがあって」
恵美 「悩み?」
志保 「大丈夫です、自分で何とかしてみますから」
恵美 「もー、そーやって抱え込むの良くないよ?」
志保 「別に、抱え込んでるつもりじゃ……」
恵美 「嫌ならいいけどさ……アタシじゃ頼りにならないかな?」
7 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:00:42.27 ID:TQxFwSYF0
志保 「そこまで言うなら……」スッ
志保 「実は、これの事について悩んでたんです」
恵美 「ん?なにこれ、本?」
志保 「台本です。ドラマのオーディション、受かったので」
恵美 「ドラマ!?志保、やったじゃん!」
志保 「そ、そんなに喜ぶような事じゃないですから……」
恵美 「志保は照れ屋さんだねぇ……よーし!アタシがナデナデしてあげよう!」ナデナデ
志保 「もう……恵美さんってば」
恵美 「褒めてもらえるような事した時はちゃーんと誰かが褒めてあげないとねー♪」
志保 「…………」ニコ
8 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:01:11.06 ID:TQxFwSYF0
恵美 「それで?ドラマ決まったから不安になったとか?」
志保 「そういう事じゃないんですけど……役柄で、ちょっと分かりづらい所があって」
志保 「ここの指示なんですけど」スッ
恵美 「なになに……『無邪気に甘える』?」
志保 「はい……どうすればいいのか、ずっと悩んでて」
恵美 「え?志保だって人に甘えたことくらいあるでしょ?お母さんとかにさ」
志保 「……中学生になる前は、親に甘えてましたけど」
志保 「でも、中学生になって……そういう事はやらなくなりました」
恵美 「中学生も甘えたい盛りだと思うんだけどなー……?」
9 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:02:00.54 ID:TQxFwSYF0
志保 「恵美さん、何かいいアイディアありませんか?」
恵美 「んー……甘える、かぁ」
恵美 「……よし!」
志保 「?」
恵美 「ほら、おいで!」バッ
志保 「……話が全く読めないんですけど」
恵美 「えっ?甘えるんでしょ?」
恵美 「なら、やっぱりハグは欠かせないでしょ!」
志保 「ハグって……はぁ」
10 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:02:56.38 ID:TQxFwSYF0
志保 「……これで良いですか?」バッ
恵美 「オッケ!それじゃあ……ぎゅーっ!」ダキッ
志保 「ちょっ、恵美さん!?く、苦しいですから!」ジタバタ
恵美 「ほらほら、遠慮しないの!」
志保 「うぅ……あれ?」チラッ
恵美 「ん?」チラッ
田中琴葉(以下、琴葉) 「……何やってるの、二人とも?」
志保 「こ、琴葉さん……これには、事情があって」アワアワ
恵美 「なんなら琴葉も一緒にぎゅーってしたげるよ?」ニヤニヤ
琴葉 「なっ!べ、別にやってほしかった訳じゃないから!」
恵美 「素直じゃないなー」ニヤニヤ
11 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:03:28.36 ID:TQxFwSYF0
琴葉 「もう……それで、何やってたの?ただハグしあってた訳じゃないんでしょ?」
志保 「ドラマの役に対して相談してたんです。『甘える』ってどういう事なのかって」
琴葉 「甘える?」
志保 「はい……琴葉さん、どう思いますか?」
琴葉 「甘える……甘える」
琴葉 「……ごめんなさい、私も上手く出来ないかも」
志保 「そうですか……琴葉さんで分からないなら、仕方ないですね」
恵美 「まぁ、琴葉は甘えるの下手だし」シレッ
琴葉 「恵美!?わ、私だって人に甘える時くらいあるわよ!」
恵美 「ホントぉ?」
琴葉 「本当だもん……多分」
12 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:04:17.96 ID:TQxFwSYF0
恵美 「例えば?」
琴葉 「え、えっと……プロデューサーに、お姫様抱っこしてもらったりとか」
恵美 「……へ?」
志保 「詳しく聞かせてください」
琴葉 「こ、この前レッスンで足くじいた時に……その」
恵美 「…………」
志保 「…………」
琴葉 「……ちょっと用事を思い出したから帰るわね」スッ
恵美 「あっ、逃げた!」
志保 「待ってください!まだ聞くことが――!」
13 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:04:54.65 ID:TQxFwSYF0
―――――
志保 「……結局、あの後琴葉さんから聞き出せなかった」
志保 「後でプロデューサーさんに問い詰めないと……」
ガチャリ
志保 「ただいま戻りました」
天海春香(以下、春香) 「あっ、志保ちゃん!おっはよー!」
志保 「春香さん、おはようございます」
小鳥 「おいひぃ……ひあわしぇ」モグモグ
志保 「小鳥さんは何食べてるんですか……」
小鳥 「んむ……春香ちゃんの手作りクッキーよ、さっき持ってきてくれたの」
14 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:06:02.41 ID:TQxFwSYF0
春香 「志保ちゃんも食べる?」
志保 (どうしよう……とっても美味しそうだけど)チラ
春香 「いっぱい作ったから、遠慮しなくて良いよ?」
志保 「……それじゃあ、頂いても良いですか?」
春香 「うん!はい、どうぞ!」スッ
志保 「ありがとうございます……はむ」ポリッ
春香 「どうかな?」ドキドキ
志保 「美味しい……サクサクしてて、ほんのり甘くて」
春香 「ホント?良かったぁ」ホッ
志保 「…………♪」モグモグ
15 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:06:51.38 ID:TQxFwSYF0
春香 「そうだ、志保ちゃん弟君の分も持って帰る?クッキー、ダメかな?」
志保 「えっ、良いんですか?」
春香 「勿論!弟君の感想、聞かせてくれると嬉しいな!」スッ
志保 「分かりました、明日のおやつにさせてもらいますね」
小鳥 「それで、志保ちゃん?台本の方はどう?」
春香 「台本?何のことですか?」σのワの
志保 「この前オーディションしたドラマの役受かったので……その」
春香 「そうなの!?志保ちゃん、おめでとう!」ニコ
志保 「あ、ありがとうございます……」
16 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:07:28.65 ID:TQxFwSYF0
志保 「そうだ、春香さん。役の事で少し相談しても良いですか?」
春香 「演技得意な志保ちゃんが?わ、私なんかに出来るかな……?」
志保 「いえ……私、あんまり馴染みがなくて」
志保 「春香さんは、甘えるってどういう感じだと思ってますか?」
春香 「甘える、かぁ……難しいね」
小鳥 「甘える……なるほど」
志保 「何を納得してるんですか、小鳥さん」
小鳥 「んー?別にー?」ニヤニヤ
志保 「もう……」
17 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:08:21.66 ID:TQxFwSYF0
春香 「んん……難しいなあ」ムムム
小鳥 「……春香ちゃん、自分が甘えた時の事考えてみたら?」
春香 「私が、ですか?」
小鳥 「例えば……プロデューサーさんにどうやって甘えたいのか聞いてみたいわね!」グッ
春香 「ぷ、プロデューサーさんに……ですか?そうですね……」
春香 「……まず、頭を優しく撫でて欲しいです」
小鳥 「ふむふむ」メモメモ
春香 「それで、ギュって抱きしめて欲しいし……」ポー
志保 「なるほど……」カキカキ
春香 「それでそれで、抱き寄せられながらぁ……」ニヤニヤ
志保 「……?」
春香 「『春香は可愛いな……』って囁いてくれたりー……♪」ニッコニコ
志保 「……春香さん、ただの欲望になってる気がするんですけど」
春香 「……はっ!?」パッ
18 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:09:21.12 ID:TQxFwSYF0
春香 「で、でも!甘えるんだからこのくらいしても良いと思うよ!?」
志保 「……なんか多くないですか?」
春香 「よ、欲張っちゃダメかな……?」
志保 「欲張りすぎて、その人に迷惑かけるのは良くないと思うんですけど」
春香 「うう……それは、そうなんだけど」シュン
春香 「……でも、甘えるってそういう事じゃないかな」
志保 「え?」キョトン
小鳥 「そうねぇ……少なくとも、遠慮してたら甘えられないんじゃないかしら」
志保 「遠慮しないことが、甘える事……」
19 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:10:06.59 ID:TQxFwSYF0
春香 「うん!これで少しは役に立ててると嬉しいな!」
志保 「……ありがとう、ございました」ペコリ
小鳥 「春香ちゃん、そろそろ出なくて良いの?」
春香 「へ?……あっ、そうですね!そろそろ行かないと!」
春香 「それじゃ、志保ちゃん!ドラマ頑張ってね!」
志保 「……はい!」
20 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:10:36.95 ID:TQxFwSYF0
―――――
志保 「…………」モグモグ
小鳥 「それで、志保ちゃん?」
志保 「んく……はい、なんですか?」
小鳥 「甘えるってどういう事か掴めた?」
志保 「……まだ、良く分かりません」
志保 「ただ迷惑をかけるのと、甘えるってのは違うと思うんですけど……」
小鳥 「区別がつかない、って事ね?」
志保 「はい」コクリ
小鳥 「そうねぇ……これ以上となると、やっぱり実演しかないんじゃないかしら」
志保 「実演……ですか」
21 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:11:21.75 ID:TQxFwSYF0
小鳥 「志保ちゃんが最近興味持ってたのと言えばそうねぇ……」
志保 「…………」モグモグ
小鳥 「抱き枕とか?」
志保 「んぐっ!?」グッ
小鳥 「あれ、図星だった?」
志保 「……別に、興味ないです」プイ
小鳥 「興味ないなら、あんなに激しく詰め寄らないと思うんだけどな〜」ニヤニヤ
志保 「大体、甘える事と関係ないじゃないですか」
小鳥 「そうでもないわよ?小さい子が、お父さんと一緒に寝たがったりするのはよくある事だし」
小鳥 「シチュエーションとして甘えた方が、感覚も掴みやすくなるんじゃないかしら」
志保 「それは、そうかもしれませんけど……」
22 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:11:48.39 ID:TQxFwSYF0
志保 「……甘えても、良いんでしょうか」ボソ
小鳥 「ふふっ……大丈夫よ、志保ちゃん」
小鳥 「プロデューサーさんなら、ちゃーんと受け止めてくれるから」ニコ
志保 「小鳥さん……」
ガチャリ
P 「ただいま戻りましたー……あれ、志保?」
志保 「!?」
小鳥 「お帰りなさい、プロデューサーさん!」
P 「ただいまです、小鳥さん」
小鳥 「プロデューサーさん、今日はこの後予定あります?」
P 「いえ、この後はこのまま上がる気ですけど」
23 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:12:58.56 ID:TQxFwSYF0
P 「最近、ちょっと疲れが取れなくて……明日に響かないよう、早めに休む事にします」
小鳥 「そうなんですか……」チラッ
志保 「…………」ドキドキ
P 「志保、台本読んでて困った所とかなかったか?」
志保 「――そ、それは」
小鳥 「志保ちゃん、ファイト!」
P 「?」キョトン
志保 「……プロデューサーさん、お願いがあるんですけど」
24 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:13:28.16 ID:TQxFwSYF0
―――――
志保 「…………」
P 「……志保、そこまで離れられると俺が困るんだが」
P 「少なくとも、甘えてるようには見えないと思うんだけど……」
志保 「わ、分かってますから。少し待ってください」
志保 (ど、どうすれば……)アワアワ
P 「…………」スッ
志保 「…………っ!」ビクッ
25 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:13:57.90 ID:TQxFwSYF0
P ムニーッ
志保 「……なんの真似ですか」ムニムニ
P 「いや、表情硬いなと思ってさ」ニコ
志保 「…………」ハァ
P 「……甘える練習、なんだろ?」
P 「それなら、ありのままの志保で甘えてみれば良いじゃないか」
志保 「ありのままの……ですか」
P 「そうだ!俺の事、お父さんみたいに思ってくれて良いんだぞ!」バッ
志保 「……もう、何言ってるんですか」クス
P 「……た、頼りにならないか?」
志保 「……良くて兄さんくらいです」
P 「そ、そうか……」
26 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:14:31.40 ID:TQxFwSYF0
志保 「それじゃ、もう少し近づいても良いですか?」
P 「ああ、構わないよ」
志保 「それじゃ、失礼します……」
P (傍に寄ってきた……)
志保 「…………」サワサワ
P 「く、くすぐったいな」
27 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:15:10.54 ID:TQxFwSYF0
志保 「……しないんですか?」
P 「ん?」
志保 「抱き枕」
P 「……し、していいのか?」
志保 「…………」コクリ
P 「それじゃ……」ギュッ
P 「……どう、かな?」
志保 「なんというか……落ち着きますね」スリスリ
志保 「温かくて、ほっとします」
P 「そ、そうだな……」ドキドキ
28 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:16:56.45 ID:TQxFwSYF0
志保 「……ひょっとして、ドキドキしてるんですか?」
P 「……そ、そりゃな」
志保 「お父さんみたいって言ってたのに?」
P 「し、仕方ないだろ……」
志保 「ふーん……ヘンタイ♪」ニコニコ
P 「ぐっ、言い返す言葉がない……」
志保 「……でも、嬉しいです」ボソッ
P 「ん?」
志保 「……なんでもないです」プイッ
29 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:17:33.11 ID:TQxFwSYF0
志保 「そ、そういえばプロデューサーさん。聞きたい事があるんですけど」
P 「なんだ?」
志保 「琴葉さんをお姫様抱っこしたって本当ですか?」
P 「!?」ビクッ
志保 「……したんですね」ジトー
P 「琴葉歩けなさそうだったしな……無理させるのも悪いだろ?」
志保 「…………」ムー
P 「……志保もして欲しいのか?」
志保 「頼めばしてくれるんですか?」
P 「機会があれば、してもいいけど……」
30 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:18:01.04 ID:TQxFwSYF0
P 「ただ、わざと足挫くとかはやめろよ?」
志保 「そのくらい分かってます……それじゃ、楽しみにしてますね」
P 「楽しみにされても困るんだがな……」
志保 「良いじゃないですか……兄さん?」
P 「……まったく、仕方ない妹だな」ナデナデ
志保 「……ふふ♪」ニコニコ
31 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:18:29.60 ID:TQxFwSYF0
P 「……大分、リラックスしたな」
志保 「はい……家にいる時より、ずっと落ち着いてます」
P 「……甘える感覚、掴めたか?」
志保 「…………」コクリ
P 「そうか……役に立てて良かった」
志保 「……プロデューサーさん」
P 「うん?」
志保 「……これからも、もっと甘えても良いですか」
P 「良いよ、それが俺の仕事だ」
志保 「もう……それじゃ、遠慮なんてしませんからね」スリ
P 「……なんだ、立派に甘えられるじゃないか」ハハ
志保 「そうですね、甘えられたみたいです」クス
32 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:19:13.67 ID:TQxFwSYF0
志保 「……最後に一つ、わがまま言っても良いですか?」
P 「俺に出来る事なら」
志保 「……あの、その」チラチラ
P 「?」
志保 「……いえ、やっぱり良いです」
P 「良いのか?折角の機会だし、なんでも聞くぞ?」
志保 「……これからも、たくさん甘える予定ですから」
P 「……そうか。それなら、また今度な」
33 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:20:01.99 ID:TQxFwSYF0
志保 「……プロデューサーさん、そろそろ眠ったらどうですか?」
P 「良いのか?」
志保 「元々寝る予定だったんですよね?なら、問題ないじゃないですか」
志保 「……ここに、抱き枕もいますから」ダキッ
P 「……分かったよ、それじゃ早速」
P 「おやすみ、志保……」ナデナデ
志保 「おやすみなさい、プロデューサーさん……」
P スヤスヤ
志保 「……まったく、子供っぽいんだから」クス
志保 「…………♪」スヤスヤ
34 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:20:35.46 ID:TQxFwSYF0
―――――
ガチャリ
琴葉 「おはようございます……」
志保 「琴葉さんに恵美さん……おはようございます」
小鳥 「おはよう、二人とも……元気ないの?」
恵美 「いやー、昨日志保のドラマ撮影だったでしょ?」
恵美 「それで、もし志保が失敗したらどうしようって琴葉が」
琴葉 「恵美だって、昨日からずっと電話で話してたじゃない……」
恵美 「あ、アタシは心の中で志保を信じてたからね!」ニャハハ
琴葉 「もう……志保ちゃん、どうだった?」
35 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:22:58.36 ID:TQxFwSYF0
志保 「問題ないです、上手く表現できたと思います」
琴葉 「良かった……」
小鳥 「凄かったわよ?撮影見てた関係者の人から問い合わせが来たもの」フフ
恵美 「そんなに!?やるじゃん、志保!」
志保 「ぷ、プロデューサーさんのおかげですから……」
琴葉 「プロデューサーの?」
36 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:23:26.47 ID:TQxFwSYF0
ガチャリ
P 「ただいま戻りましたー」
恵美 「おっ、噂をすれば!おかえり、プロデューサー!」
P 「……噂?」
琴葉 「志保ちゃんにアドバイスしたんじゃないんですか?」
P 「……お、おう!まぁな!」アセアセ
恵美 「?なーんでそんなに焦って……」
小鳥 「いいタイミングですね……」ニヤ
P 「…………」アセ
37 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:24:35.50 ID:TQxFwSYF0
琴葉 「……プロデューサー?」
小鳥 「さぁ……そろそろ、私と添い寝してください!」
P 「嫌ですよ!冗談ですまないでしょうが!」
小鳥 「14歳の女の子を4人も抱き枕にしといて何言ってるんですか!!」
恵美 「……抱き枕?」
P 「…………」ブルブル
琴葉 「プロデューサーさん」
P 「な、なんでしょうか……」
琴葉 「誰を抱き枕にしたんですか?」ニコ
38 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:25:09.77 ID:TQxFwSYF0
P 「……み、未来に静香に翼に」
琴葉 「……それに、志保ちゃんですか」
恵美 「へ?そなの?」
志保 「……は、はい」コクリ
P 「……こ、琴葉?落ち着いて、な?」
琴葉 「どういう事ですか、プロデューサー……!」
恵美 「プロデューサーの抱き枕……」ポー
小鳥 「さぁ、お縄につきたくなかったら私と添い寝してください!」ビシッ
琴葉 「わ、私も!」
P 「二人とも、勘弁してくれ!」
恵美 「あ、アタシはどうしようかな……」
P 「これ以上ややこしくするのはやめてくれると助かるな!?」
39 :
◆SESAXlhwuI
[saga]:2018/01/18(木) 00:25:36.73 ID:TQxFwSYF0
ワーワー
志保 「……もう」クス
P 「志保!今日はレッスンだろ、早く行くぞ!」
志保 「……はい!」タッタッ
志保 「…………♪」ギュッ
P 「志保?」
志保 (今日も沢山甘えさせてくださいね……プロデューサーさん♪)
完
40 :
◆SESAXlhwuI
[sage]:2018/01/18(木) 00:31:47.67 ID:TQxFwSYF0
以上、抱き枕番外編兼志保誕ssでした。
ごめん……アンケ取った静香で〆は出来なかった、この埋め合わせはどこかで必ず
TBも佳境を迎えてます、しほあつめなるイベントがTwitterで開催されてるそうなので皆さま参加されてみては
新入生未来推しPですが、ちょっと誕生日祝いに入れてあげようかなと思います
では、またどこかで
41 :
◆NdBxVzEDf6
[sage]:2018/01/18(木) 00:37:44.18 ID:HLG2TEDQ0
役作りからの抱き枕志保らしくていいね
4人分完走乙です
>>1
北沢志保(14) Vi/Fa
http://i.imgur.com/artGmvD.jpg
http://i.imgur.com/kD3k0ji.jpg
>>3
音無小鳥(2X) Ex
http://i.imgur.com/hFRWAa5.jpg
http://i.imgur.com/ElSKgHB.jpg
>>6
所恵美(16) Vi/Fa
http://i.imgur.com/kzw1B6Z.jpg
http://i.imgur.com/BiJOgbP.jpg
>>10
田中琴葉(18) Vo/Pr
http://i.imgur.com/8iH4EFK.jpg
http://i.imgur.com/517V6iR.jpg
>>13
天海春香(17) Vo/Pr
http://i.imgur.com/r2pANL8.jpg
http://i.imgur.com/JRjRSb7.jpg
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/18(木) 00:38:10.19 ID:4ssDrvcAO
おつ小津
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/18(木) 00:58:08.17 ID:t9OgD9+gO
おつ
抱枕も構っての方も続き頼むよー
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/18(木) 23:08:18.75 ID:amlTZdx20
乙
はぁ好き...
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/12(月) 11:28:18.91 ID:/3nC6zoq0
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