【忍殺】コーストガード・ナラズモノ・ソルジャーズpart12【安価】

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171 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2018/01/26(金) 12:24:41.88 ID:C0FPEoWaO
>>170

水玉模様陣羽織を持ち出すとはただ者じゃないな?
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/26(金) 23:50:40.38 ID:T0oR+bsM0
>>171 昔調べた時にあまりにも洒落ていて衝撃だったので!

【ニンジャネーム】ハーフムーン

【本名】コジュロ・カタクラ

【所属】ダーティー・グレンタイ

【外見】半月形の前立をつけた兜を被り、白い特攻服めいたニンジャ装束をまとった伊達メガネの男

【ワザ・ジツ】
仕込み笛での近接イアイド ピストル・カラテ
笛を使い相手の耳や内部へダメージを与えるオト・ジツ

【備考】元ネタは片倉景綱、マサが何か厄介事をやらかそうとする前に諌める苦労人かつ頭脳
     この男がいなければダーティー・グレンタイは勝手に崩壊している。ヤバイ級の笛のタツジンであり、甘党。
173 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga ダイジェスト殺されるサメ科学者]:2018/01/30(火) 09:57:24.62 ID:dLBx1hCnO
◆決着◆==3

たぶん2130


◆NKTです。◆
174 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga ]:2018/01/30(火) 19:14:32.37 ID:dLBx1hCnO
ところで今日で夏休み変終わるが、
安価じゃなくなったから
たぶん話が急ピッチになるぜ

そして次のエピソードでオトメの真名解放な


一体誰なんだ(欺瞞)
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 20:10:38.59 ID:IZ2lq70K0
ああー、わからないなー(棒)
176 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 21:18:03.30 ID:EFjH8kUS0
【サマーバケーション・イン・オーサカ8】


朝焼けの中、カムイとブンダは海を眺めていた。

約10分前にばくはつしたグランドオイラン級空母 『デカイシャーク』を。

デカイシャークの中には今回のサメ騒動の黒幕であるナントカという博士がいたようだ。
今ではカムイが足蹴にしている首に過ぎない。




ブンダ「なーんか、あっさり終わっちまって感慨深くないな……」


カムイ「でも、そもそもこんなスカムドクターに真面目に付き合うだけ損だろう?」


ブンダ「確かにな。実際、必要最小限の消費でまさか空母が堕ちるなんてな……」



話は5時間ほどにまき戻る。






ブンダはカムイらを旅館の会議室スペースに招いていた。
ついさっき、このサメ事件の黒幕であろうアホウドリという名の元ヨロシサン研究員が
どこから出費したのか自分で空母をサメ状に改造し、研究室も兼ねているというのだ。

オーサカの郊外の海に私邸として浮かんでいたが、灯台の下は暗い。
狂人は実際狂人といったところか。



ブンダ「だが、これはやっかいだ。空母だぜ空母。進入してぶったたくにしてもな」


カムイ「なぜか私たちが最初から協力するように話が進んでいるがまぁいい」

ブンダ「なんかいい意見はねえか?というかこの空母を狂人に売った馬鹿を問い詰めたいぜ」



ジョン「いやー、これはマジで軍導入ものだろ……カミカゼアタックでも壊せないだろ」


カムイ「カミカゼアタックは基本空母とか戦艦を落とせなかったらしいが……」


ババ「スニーキングしてぶっ壊すとか!」

ニーナ「でもこれだけ大きいとなぁ ダンジョンめいて探検するにしてももたつくよ」


アイナ「アイエエエ、お手上げでヤンすね……」


ブンダ「あまりカネの掛からない方法でなんとかならねえか……?」



全員が思案している間、
ふと小さな手が挙がる。




アルジャ「俺に考えがある」



177 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 21:26:42.03 ID:EFjH8kUS0
そしてその2時間後!決行!!




カムイはカジルにアルジャーノンたちを乗せた。


アルジャーノンはオーサカでネズミの有志を集めた。
意外なことに即座にネズミたちがそろった。



アルジャ「陸をサメが泳ぐ。 クソッたれの海の暴君がだ。今IRC端末に写っているのが真実だ」

ネズミ1「信じられへんが、噂には確かに聞いてたで!けったくそわるいやっちゃ!」

ネズミ2「海のもんが陸に悪さするとか許せへんわ!」

ネズミ3「それで、こいつをとっちめるためによんだんやろあんちゃん?」


アルジャ「ああ。相手はでかい空母」


ネズミたち「空母!」


アルジャ「コイツは堅牢だが、動力室に爆弾を仕掛ければ簡単に落ちる」

ネズミたち「ふむふむ」




アルジャ「沈めてみたいとおもわないか? 空母」


ネズミたち「……」





ネズミたち「ッシャオラー!!ヤッタルデー!!」

オーサカ特有のシャウトが響き渡る。
カムイは感慨深くその様子を見ていたが、
ブンダは冷や汗を流していた。




ブンダ「100匹くらいいねえか……20cmくらいのネズミ」


圧巻である!!






カジルが乗せたアルジャーノンと100匹のネズミが空母の排水孔を発見し、
その中に入っていく。穴さえあればネズミはどんなところでも潜れる。
彼らは背中にセッケンめいたもの  プラスチック爆弾を背負いどんどん入っていく。





そして2時間後!!




カジルたちと101匹のネズミたちが戻ってきた!全員無事!



178 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 21:33:52.95 ID:EFjH8kUS0
アルジャ「信管とプラスチック爆弾も仕掛けてきた。 あとはスイッチを押すだけだブンダ=サン」


ブンダ「ええぇ……いいのぉ?これ押して いいのぉ?」


カムイ「顔がアルコールランプに火をつけたくてしょうがない子供の顔になっているぞ」



ブンダ「よし、まて。深呼吸してから……」






ぽちっ



ブンダ「あっ」












KABOM



KABOM


KABOMKABOMKABOMAKABOMKABOM!!!!



KABOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!!!





アホウドリ「グワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」



アホウドリ博士の絶叫が響き渡る!!!
声がでかい!!!




アホウドリ「バカナーッ!!!!!なんなんだーっ!!!せっかくの研究がーッ!!!」



声がでかい!!



アホウドリ「おのれーっ!!!『ブンメイ・ソサエティ』めーッ!!謀ったな!!ハカッタナァーッ!!!!」








「サ!!ヨ!!!ナ!!!!ラ!!!!」





アホウドリ博士が爆発四散!!!!
179 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 21:41:35.71 ID:EFjH8kUS0
そして連鎖的にニンジャ爆発四散が起こる!!


KABOMKABOMKABOM!!!


KABOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!!!





そして今に至る



ブンダ「……あっけなかった」


カムイ「ああ、だが。あれだけが最後のサメだとは思えない。まだまだ新しいサメが来るかもしれないな」



さざなみの音が聞こえる。



ブンダは何か思案して、口を開いた。



ブンダ「職を失ったらうちで養ってやるよ」


カムイ「おいおい、私は湾岸をやめるつもりはないぞ」


ブンダ「いや、お前さんの場合アレだ。『でかい権力にとっては邪魔者』にされかねない」


カムイ「……心当たりは昔からある」


かつてのあるじであるソウソを裏切ったチュウタツ・ニンジャの下卑た笑顔をいまだに忘れられない。
実の弟をゆがんだ笑顔で討伐命令を出したグンペイ・ニンジャの非道さを記憶から消すことができない。



ブンダ「まぁ、そのうち無色になったら考えておいてくれや」


カムイ「そのときはよろしくたのむ」




PIPIPIPIPIPI


ブンダ「あん?電話だ」

カムイ「出たほうがいいんじゃないか?」




ピッ


ブンダ「ハイ、モシモシ」









アイナ「ギャーッ!!!ギャーッ!!」

180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 21:42:34.69 ID:IZ2lq70K0
あっという間に終わったな、サメ…
181 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 21:47:54.32 ID:EFjH8kUS0
ブンダ「アイナ!?どうした!!」



???「どうしたですって?」




ブンダの顔が一気に真っ青になった。


ブンダ「お、お前……ナンデ?」




???「ナンデもなにも、アイナからの報告だと」



『急にサメが出てきた』


『でかいサメも出てきた』

『壁を潜るサメが出てきた』


『すげー子供がいるからスカウトがんばる』




???「としか聞いていないんだけど」















リリィ「あ き ら か に な に か 隠 し て な い ?」



メキメキと何かがひしゃげる音がする。


アイナ「ンアーッ!!姐さん!!私のIRCガーッ!!」






電話の主はブンダの妻。サカイ・リリィであった。

182 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 21:54:09.21 ID:EFjH8kUS0
リリィ「ダッテロオラーッ!!」


メコッ



アイナ「ンアーッ!! オボエテロッ!!」


爆発四散音が鳴り響く!!





そしてその音は

意外と近い場所から聞こえてきた。


ブンダ「ヒッ」



アイナ「姐さーん!!私は再生可能だけどIRCは無理でヤンすよー!!」


リリィ「まったく、アンタのせいで気づかれたじゃない」



ブンダの視線の先に烈火のごとく怒りを表している真紅の髪の美女が仁王立ちしていた。
その美女にアイナがしがみついている。そして美女は豊満であった。



リリィ「さて、アンタが禁欲できるわけないとおもったけど」




アイナ「ブンダ=サン!!       スイヤセン」


アイナが平身低頭している!バラされた!!






リリィ「ちょっと、オイタがすぎるんじゃないかしら?そしてアイナが掌握していない部分もあるかどうかキッチリ聞きたいけれど」




ブンダ「カムイーッ!!馬とかなんとか出してくれ!!逃げる!!」


カムイ「私も巻き添えになりそうだが!?」


ブンダ「絶対!!お前も!!巻き添えになるから!!」




リリィ「そして隣の子が例の子かしら カワイイじゃない。スゴイカワイイ」


メキメキメキ


IRC端末を握りつぶし、

粉末に!!粉末に!!コワイ!!





カムイはスーリヤを走らせた。
183 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 22:04:14.58 ID:EFjH8kUS0
スーリヤは後に語った。



スーリヤ「あの女はアイナとかいう女を縦回転で投げつけてきて、俺にヒットさせては死んだ彼女を投げるというコンボを繰り出してきた」

スーリヤ「そして落下してしまった。アルジュ・ニンジャもびっくりだ。いや、あいつの場合は私ならもっとスゴイやり方ができると言い出すだろうな」



スーリヤ「マスターはなんとかオメガエンドがガード&弁護 通称 ガード弁護でなんとか助かった。でもいくらなんでもズボンを下ろすことはないとおもう」


スーリヤ「ブンダ=サンは罰として『下の毛を素手で抜かれていた』 恐ろしいな」





そしてネオサイタマに帰る当日。


ブンダたちは空港まで見送りに来てくれた。


ブンダ(車椅子)「まぁ、いろいろあったけど。また来てくれや。歓迎するぜ?舎弟として」

カムイ「しばらくは他の女と寝ることができないな」

ブンダ「ウン」

リリィ「だから、ちょっとやりすぎたって言ったじゃない」

アイナ「ツルツルの男はちょっと簡便でやんすからねぇ」

キヨコ「舎弟として来るならあたしがセンパイだからな!」



イリタマ「いいヤクザと悪いやくざがいるんだなぁ  いりたま」

ババ「なんでミツヲふうに言うんだオッサン……」


イリタマ「ネオサイタマ本当にクソみたいなヤクザばかりだからな……」



ヤクをきめているやつとかな。



ニーナ「そろそろ出発だよ!」

オメガ「それでは、私たちはこのへんで」


ブンダ「おう、気をつけていけよ」


ジョン「まるで面倒なことが起きるわけじゃないんだからそんな不吉なこと言うなよ……」


ブンダ「まぁ、空港から降りた瞬間ってのはスキだらけだからな。」


カムイ「覚えがあるのか?」


ブンダ「ちょっとな」

184 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 22:10:28.51 ID:EFjH8kUS0
飛行機に乗り、
カムイたちはオーサカからネオサイタマへと帰る。



窓の下から見えるオーサカの町、そしてタワー。


タワー最上部にいた、バハム・ニンジャの亡霊を鎮めることに成功したカムイは、
かつての兄貴分であり、クランのマスターであるライド・ニンジャの伝えられなかった遺言を聞くことができた。


バハム「カムイ=サン。マスターから最後の言葉です。」







バハム「カムイ・ニンジャと名乗れ」



遺言でアーチ級を名乗る許可を与えられたのだ。



バハム「私はこれが伝えたかった、謀殺された地に近いこのオーサカであなたと再び会えることができて本当に良かった」


バハム「私と同じ血統のものが、 幕張ベイエリアという地で感じます。 わかるんです。 0と1の 空間からそれを見ていた」



バハム「私はアノヨで待っています。あなたは来なくていいです」



バハム「自由に、自分の正義にまっすぐ生きてください」



バハム「それでは、ゴキゲンヨ」







カムイ「……」


カムイは、首から提げたニンジャギア・キーの『レプリカ』2つを握り締め、
まぶたを閉じた。

つぅと涙がこぼれたが、ぬぐう暇はない。






イリタマ「グゴゴゴゴゴゴッゴゴゴ ゴガガガガガ」


ババ「おっさん、飛行機慣れしたらしたでうるせえ」
185 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 22:14:43.45 ID:EFjH8kUS0
ネオサイタマ国際空港




イリタマ「フアアアアー よく寝た!」

ババ「ああ、おかげでこっちは不眠症だよ」


ジョン「なんとかボディチェックも通ってよかった……」


ニーナ「ジョン=サンそういえば指名手配されてたね」

ジョン「言うなよ!」


カムイ「帰りはゆっくり帰ろう、私がタクシーを呼んできてやる」


イリタマ「はは、走ると危ないぞー」


カムイは意気揚々と新たな誓いを胸に、空港の外へと向かって走り出した。



自動ドアが開き、珍しく快晴のネオサイタマの空がカムイを出迎えた。






カムイ「ああ、今日もいい天気だ」


オメガ「ええ、本当に」






【サマーバケーション・イン・オーサカ8】


終わり





























【ラ・ピュセル・ナイトメア 〜プロローグ〜】
186 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 22:17:47.73 ID:EFjH8kUS0




GAOOOON!!!








バスッ!!



カムイ「 」








カムイの頭を遠距離からビームめいたものが貫いた。




カムイ「……」


カムイは自分の額をかすったことに気が付き、
えぐられた額をなでる。 放心状態だ。



オメガ「  ! 」


オメガが何か騒いでいる

GAOOOOON!!!



二発目のビームがカムイの胴体を貫く。





カムイがビームの発射された方向を振り向くと




ノーリプライ。 フランスのニンジャが。







苦悶の表情で、鉄パイプの先端から硝煙のようなものを出しつつ、
カムイの方向に向けていた。


ぐりんとカムイの目がひっくりかえり、

倒れると同時に、その体はなにものかに抱きかかえられた。





ノーリプライ「俺は、クズだ……ッ!!ニンジャとして、貴族としてッ!!」

【つづく】
187 :GMのスズキ ◆jndPILsvCY [sage]:2018/01/30(火) 22:43:28.90 ID:KgcOb7MjO
オツカレサマドスエ!
リリィ=サンが大体イメージ通りだった(コナミ)
自分もいい加減頑張らなければ…こちらも今度とも楽しみにしてます
188 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/01/30(火) 22:50:05.11 ID:EFjH8kUS0
>>187
ブンダ=サンを一時的にツルツルにしてすまなかった
反省はしていない。


リリィ「こうすれば他の女には見せられないわ」


ブンダ「すっごいいたいけどな!!」
189 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga ]:2018/02/09(金) 20:25:47.62 ID:XQLi1RIJO
執筆予定リスト


【エンペラー・オア・ガール?・ノット!・シーイズ・バビロン・ローマ・666】

【グラム・オブ・ダイエット】


【コーストガード・ナラズモノ・ソルジャーズ(終章)】


いろいろカットしたらこれしか残らない上に一番したが一番長くなりそう

190 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga ]:2018/02/09(金) 20:31:19.06 ID:XQLi1RIJO
ちなみにグラムは魔剣のことや
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/09(金) 20:36:24.49 ID:Cx48Oj8t0
重さ? 文法? ドッチ?  とか思ってました(小声)
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 11:43:22.57 ID:ELLhSmpFO
前スレで女学院ものをニンジャでやる意味を感じられないといっておいて
結局女主人公にするあたりやっぱり建前と本音は違うんだなぁ
193 : ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2018/04/01(日) 22:21:34.11 ID:jSN/D0+TO
ニンジャ名鑑

ニンジャネーム ボナパルト
本名 ボナパルト・ニンジャ


外見・能力

フランス軍人めいた時代錯誤のニンジャ装束を纏う。
類いまれな指揮能力と、ゲン・ジツの使い手。
そして、ワルキューレみたいに小型大砲を使ったカノン・カラテを使う。


性癖

人間不信のためオイランしか抱かない。


備考


テンプル騎士団創始者。
実はニンジャであり、歴史の裏で暗躍していた。
ニホンに来たのは現在のテンプル騎士団があまりに不甲斐ないため、
隠居していたがしゃしゃりでてきた。
リオンヌノワールからは軽蔑されている。

ナポレオン・ボナパルト本人。
194 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2018/06/18(月) 00:18:06.83 ID:eQ4imIsdO


ボロ雑巾めいたワンピースを着た少女が十字架に縛り付けられていた。

十字架の根本には大量の薪。
下卑た笑みでさらに薪をくべる兵士たち。

群衆は薪をくべられる度に騒ぐ。

「魔女め!」「死ね!」「火炙り重点!」

少女は群衆の中に自分が命を削って守ろうとした国民たちもいるのに気がついた。
しかしもはやそんなことはどうでも良かった。


あのときもし神の声を聞かなければ

もし0101101の助言を受け、肉体を改造しなければ

激化する戦争を終わらせるために、
あの兵器を使わなければ。




こんなことにはならなかったのだろうか?


薪に火が灯され、
少女は炎と煙にまかれる。

燃えるならば燃やし尽くしてほしい。

とてもじゃないが、少女の体と呼ぶにはあまりにも惨たらしくなぶられていたから。

ふつふつと火に焼かれ
彼女は呟く












「ラ・ピュセル 起動。」




195 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2018/06/18(月) 00:31:39.59 ID:eQ4imIsdO
そこから後のことは歴史書には載ってはいない。


本来なら死んでいるものが生きていることにされたり、
彼女の処刑も、現在我々に伝わっている不自然なほどに描写の細かい表現も、
すべては真実を隠すための捏造である。

だが、フランス王室の王族しか入ることが許されない部屋には、
戒めめいてその後の出来事を記した絵画がある。



黒こげになった少女が、

神の鎧をまとい、

群衆を虐殺している絵だ。


この絵画を描いたのは万能の人である。
万能の人は真実を世に広めようとしたが、
英仏、そしてバチカンにより封印された。



『オトメ真実』と呼ばれる真実は、
死海文書よりも宗教的に、そして国際的にタブーであったからだ。



【ラ・ピュセル・ナイトメア】





薄暗い地下牢で、
カムイは目を覚ました。
両腕両足にはサイバネでできた枷がはめられている。
この枷は無理にはずそうとすると、
枷にしこまれたチェーンソーで切断されてしまう厄介なものだ。



カムイ「体が痛い……」

オメガ「お目覚めですか、マスター」


体の中から慈しむようなオメガの声が聞こえてくる。
一時的にカムイの体の中に避難したのだ。



カムイ「ここに来てもう何日になる?」

オメガ「5日です。感覚がおかしくなるのも仕方ありません。気まぐれめいてあのニンジャがマスターに拷問をしますから」

カムイ「ああ……確かにな」
196 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2018/06/18(月) 00:57:30.75 ID:b2fDLkNjO
カムイが連れてこられたのはフランス大使館の地下牢だ。
あの時、頭と腹を狙撃されたカムイは、その場に崩れて黒づくめの何者かたちに車で拉致された。

黒づくめの一人が口々にカムイに対して謝罪の言葉をかけていたので
何者かかはすぐにわかった。


カムイに謝罪をしていたのはノーリプライ。
フランスのテンプル騎士団のニンジャだ。
さらに一人は首をとったりつけたりしている。
そして豊満だ。

カムイ「ブリオシュ=サンか……」

ブリオ「今はしゃべらないでちょうだい。手当てをしてから話を聞くわ」

冷静ながらも苛立ちが混じっているのがわかった。



最低限の手当てを受けたとはいえ意識が朦朧としたカムイは、
現在のテンプル騎士団のトップに引き合わされた。


傍らにはリオンヌノワール。本来ならばテンプル騎士団の団長は彼女だ。


だが、今はテンプル騎士団の『創始者』であるニンジャの側近でしかなかった。

身長がカムイよりやや高い小柄な男は連れてこられたカムイを見てため息をつく。

ボナパルト「これが、キーを預かっている小僧かね」

リオン「はっ。その通りです。」

小柄な男の名はボナパルト。
あのナポレオン・ボナパルト本人だ。

絵画と違い背が低いが、
実際のかれも小柄だったという。

ボナパルトは教鞭めいたボーで虚ろなカムイの額と腹をつつく

カムイ「グワッ……」

ボナパ「頭に腹か。もし死んでいたらどうするつもりだったかね?」

ボナパルトはガタガタ震えるノーリプライを睨み付ける。

ボナパ「一生忘れられない死体にするつもりだったかな?」

ノーリプライ「わ、私は……ハッ!」

ナムサン!ノーリプライの足に脳漿と臓物をぶちまけたカムイがまとわりつく!
だが、この光景は本物ではない!

カムイ?「ヨクモォォ……」


ノーリプライ「すまない!すまない!オゴーッ!」

周りの者にはノーリプライが見えている現象は見えない。
ゲン・ジツだ!
ナポレオン・ボナパルトはゲン・ジツの使い手であったのだ!

ボナパ「まあいい。先にブリオシュ=サンからもらったこのニンジャギアキーだが」


ボナパルトはカムイが首から下げていたニンジャギアキーを握りしめ、そして!


パキッ!

カムイの目の前で折捨てた!
カムイ「な、なにを!」

ボナパ「愚民が私に質問をするなァーッ!」



◆きょうはここまで
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 01:05:13.84 ID:CvgS4syJO
オツカレサマドスエ!
久々のカムイ…懐かしい
198 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2018/06/24(日) 20:22:52.14 ID:uxycv+tIO
ニンジャ名鑑 クロスロード


ラストバタリオンの最後の幹部。

幹部? アレはそもそもニンジャなのか?

クレインが作り出した
人でもロボでもないニンジャ。
ウラミ・ニンジャクランの技術を利用して作り出したらしいが定かではない。


全長224.94m。



13人目のラストバタリオン幹部並に
機密事項だったため、
とある女幹部はカツ丼を無理矢理食わされた。
199 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2019/04/02(火) 19:12:11.50 ID:pF00ILzcO
こっちでもエイプリルフールやりたかったなあ










2200な
200 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2019/04/02(火) 20:44:26.36 ID:G4z51XPho
すまぬ残業でこれるかわからぬ

かけたらかく
201 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2019/04/02(火) 21:53:01.89 ID:p4X/C7HEO
【ヤバイ・リンカーネイション〜ヤバイ転生〜】
202 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2019/04/02(火) 22:05:38.15 ID:G4z51XPh0
豊満GMプレゼンツ



【ヤバイ・リンカーネイション〜ヤバイ転生(てんしょう)〜】



20xx年


キュウシュウ地方に現れた謎の怪老人「モリ・ソーケン」は、
暗黒大魔界サタンの魂を顕現させ、そして恐ろしい魔人を蘇らせた!!



マクサ・シェロ!!! ジェノサイド・オブ・シマバラで散ったキリスト教徒が
ヤバイ衆として復活したのだ!!


マクサ「この世を暗黒大魔界サタンにささげよ!!」


続々と現れるヤバイ衆!


偏執の魔弾  シモ・ヘイヘ!

「ケワタガモよりしとめづらいな。  楽しいな」

死なぬ暴力船坂弘!!


「殺してみろッ!!俺は不死身の船坂だッ!!!」

天空の覇者ハンス・ウルリッヒ・ルーデル!!  とガーデルマン

「いくぞガーデルマン!!赤にくれてやるくらいなら滅ぼしてやろうじゃないか!」

「えぇー」


命の剥奪者李書文!!

「[ピーーー]のが楽しい!これは死んでからも変わらんよ!」

モリ「やりすぎた!!」


とき既に遅し!!


203 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2019/04/02(火) 22:17:21.12 ID:G4z51XPh0
だが希望はまだ潰えていなかった!!


ナチスハンター ニッチェル・ブレイド

ババ「俺は敬虔なクリスチャンだぜ?ナチスからうばわれたものを取り返しにきた」


犯罪プロフェッサー ジョン!


ジョン「奴らを動かすエネルギー。ヤバイエネルギーを無効化する弾丸だ。お前にやるよ」


裏切りのヤバイ衆  ヤマサカ・トシロー


ヤマサカ「ヒトを蘇らせて日本を滅ぼせなどと協力できるかッ!!



そして天界聖王ルシフェルに選ばれた少年 


カムイ「私たちが出会ったのは偶然じゃないのかもしれない」

ババ「神の思し召しだぜ」

ジョン「ヒト使いが荒いぜ、ジーザス」




魔窟!!島原城!浮翌遊!!


マクサ「サタンに捧げよ!魂を!!」


世界よ

タダーン!!


これが

タダオーン!!


日本のサムライたちだ!!


タダダオーン!!!



ジョン「ブル・シット!!バスタードッ!!」

BLAMBLAM!!

船坂「死なねえエエエえっ!!!」


ジョン「眉間に弾丸3発だぞ!?」



BLAM!カァンッ!
BLAM!カァンッ!!

ヘイへ「矢で弾丸を落とすか!」

カムイ「楽しくなってきた!」


204 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2019/04/02(火) 22:21:23.23 ID:G4z51XPh0
書文「イー!アル!サン!」


ドォンッ!!


ヤマサカ「この身は既に化け物よ!!死ぬものかよ!」

書文「ありがたいな!」



ガーデルマン「君からもルーデルにこんな馬鹿なことはやめるようにいってやってくれ」

ババ「アッハイ」

ルーデル「ヤバイ衆と戦ったほうが楽しいのでは?」



マクサ「ルシフェルの手先よ!この世に神はいるか!」


カムイ「お前を倒す!!」


タダーンッ!!

【ヤバイ・リンカーネイション〜ヤバイ転生(てんしょう)〜】


神は死んだ、悪魔は去った。
人しかいないこの世にわれわれはいる。








ネロ「という10分娯楽映画をかんがえたぞ」


ババ「十分じゃ足りないってそれ!!!」


終わり
205 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2019/04/02(火) 22:37:06.10 ID:G4z51XPh0

【ラ・ピュセル・ナイトメア】#2



イリタマ「イヤーッ!!」

ノーリプライ「グワーッ!!!」


ここは湾岸警備隊番外部隊の取調室。
テンガロンハットを被ったイリタマがノーリプライの頬をぶん殴った。
モータルのはずのイリタマの拳はノーリプライの顎を砕くレベルであった。

イリタマはあきらかに目が血走っていた。
当然である。生意気なバカ弟子が目の前の男に狙撃されたからだ。旅行帰りの直後に。


ジョン「オーケーオーケー、おっさん。いったんストップだ」

イリタマ「もうぶっ殺そうぜ」

ジョン「おっさん」


イリタマ「どのツラさげてコイツが!」

ジョン「おっさん」


ジョンは威圧的に銃を向ける。

イリタマは舌打ちをし、部屋の隅の椅子に座る。


イリタマ「弾の入ってない銃で注意とか、おっさん萎えちゃったよ アリガト」

ジョン「どういたしまして」



この奇妙な光景にはわけがある。



1時間前。



ノーリプライ「ハァーッ、ハァーッ  たのもう!!」


湾岸警備隊の門へ息を切らせてノーリプライがやってきていた。
一般の門番は何事かと取り次ぐも、ノーリプライはただ一言、
『番外部隊の隊長と話がしたい』の一点張りであった。

その様子をみかけたジョンがノーリプライを門の中へ通した。



ノーリプライ「ハァーッ、ハァーッ、すまない!恩に着る!実は」

ジョン「ああ、こっちも会いたかったぜお兄さん」


プシュッ


ジョンはなんらかのマスクをつけてノーリプライの鼻先にガスを吹きかけた。


ノーリプライ「うっ」





そして今に至る。
206 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2019/04/02(火) 22:49:52.04 ID:G4z51XPh0
ジョン「空港の警備員の金掴ませて実行犯がお前だってのは発覚した。まさか犯人自らこっちに来てくれるなんてな」

ノーリプライ「たのみが、頼みがあるんだ!」


イリタマ「もうぶっ殺そうぜ」


イリタマは目が血走っている。テンガロンハットを被りながら。

これはふざけているわけではない。これでもノーリプライはフランス大使館所属のニンジャ。
殺してしまっては問題がある。しかしながら、上司またはマッポに


「テンガロンハットを被った男に殴られながら尋問されて命からがら帰ってきた」


などと言っても狂人扱いされるか取り合ってくれないという心理的メソッドを利用したものである。
ジョンは情報を抜き出しながらギリギリまでいたぶろうと画策していた。



マジックミラー越しにワルキューレはポテトチップスを食べながら様子を見ている。



ワルキ「おー、怖い怖い。まあ、ジョンが一番まともだからむしろ幸運だろうよ」

ニーナ「自白剤でぼろぼろになるまで吐かせればいいとおもうんです」

ワルキ「ジュネーブ違反しちゃうからやめろ」

メッサー「しかしあいつの目的はなんだ?今にも八つ裂きにしてやりたいんだが」


ネロ「……」

ババ「こ、皇帝さん大丈夫かい?ば、バナナくうか?」


ネロ「すまんな、礼を言う。『俺』もこのアジは好きだ」

ババ「……俺?」

ネロ(俺よ、お前の愛する者は不幸になる運命だ あきらめろ)


ヤマサカ「……?」




と、そのときだ。


ジョン「ぶっ[ピーーー]ぞお前ッ!!!」


バキャッ!!

ノーリプライ「……ッ!!」


ワルキ「なんだっ!?」


ジョンが急に激昂し、ノーリプライの負傷している顎を殴り飛ばす。
ノーリプライはそれでも悲鳴を我慢し、続ける。



ノーリプライ「すまぬ……俺がこの言葉を言う資格を言うのはわかっている。だが」










ノーリプライ「たのむ、俺といっしょにカムイ=サンを助けてくれ」
207 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2019/04/02(火) 22:54:41.52 ID:G4z51XPh0
続く





カムイ「目が……かすむ……」


208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/03(水) 21:36:35.53 ID:LbTskmGv0
オツカレサマドスエ
209 : ◆U9UuyXX.Uc [sage]:2020/01/21(火) 13:52:53.81 ID:YUogl6QcO
このスレ再開はきつそうだから
最終話までのプロット、今夜か明日書くわ
210 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2020/01/21(火) 18:01:30.07 ID:evu7M/XU0
はじめるどお

ラ・ピュセルナイトメア


ノーリプライを棺に入れて大使館まで行く湾岸の面々、
ワルキューレがレジライめいてオイオイ泣きながら

「なんかこいつ責任取りたいからってセプクして、死体をかき集めた」
と嘘をつき、強制的に大使館に潜入。(ノーリプライは生きてる)

その棺の下にもう一段人が入れるスペースがあってそのなかに体ばらしたオトメ(オイランロイドだから平気)をうまく組み立て、ついでに
隠していた武器とかをもって湾岸の面々となぜかつれてこられたイリタマのおっさんもカムイを探し始める。

イリタマ「もうここまできたら便乗だオラァアアン」

そんでなんだかんだ薔薇十字団と激突したりするかと思いきや事情を察した団長がカムイを開放。
やったぜ。

しかし薔薇十字団の中にはナポレオンの雇われ傭兵とか裏切り者(ノーリプライの同期のやつ)がいて、
裏切り者が自分のジツで各々に悪夢を見せるジツを発動しようとしたが、オトメがそれを妨害、

しかしオトメに命中した結果、オトメの体内から黒い靄めいたものが噴出しナポレオンは慌てて脱出。きたない


カムイが目を覚ますとなぜか農村だった。
倒れているカムイを開放する謎の金髪の少女。カムイは少女と一緒に仲間やほかの面々を探すことに、

あからさまにあやしい家のドアを開けるとそこは牢獄で、今まさにファックされようとしている薔薇十字団の一員が1人いたのでこれを助ける。(ギリギリ)
助けた瞬間金髪の少女が無表情で「なぜ助けたの?」と問う。

カムイは理由はどうあれ凌辱される道理はないと説く。

少女「私の時は誰も助けてくれなかった」

とりあえず一員をつれて違う家を訪ねるとなぜか火にまみれていた。
仲間の何人かが巻き込まれていたので救出

少女はまたもなぜ助けたかと問うけど
カムイは仲間だからだと答える

少女「私の仲間は誰も助けてくれなかった」


日が差してきて村によるがやってくると、家々の様子がおかしい。
おお、ナムサン家だったものは中世めいた格好をした人間がまるでオブジェめいて家の形にひん曲げられていたのだ。
中にはナポレオンの傭兵とかも混じっている。


ここで少女の体が変化し、その姿はなんとオトメだった。
だがオトメはすべてを告白する。


ジャンヌ「私はジャンヌ・ダルク。祖国に裏切られた女」


この世界はジツとジャンヌの恨みでできた世界で、
彼女は自分に良くしてくれたカムイ以外始末するつもりだった。
恨みが増幅されたのだ。

カムイがジャンヌに人の愚かさ素晴らしさを説きつつ戦闘。
しかし途中でジャンヌが呼び出した四足歩行ニンジャギア「ラ・ピュセル」に生体ユニットとして乗り込み、
カムイを追い詰める。

あと一歩のところで手が止まるジャンヌ。
自分にはできない。カムイや湾岸のみんなを殺すことができないと泣き出す。

カムイ「みんなでお前を受け止めてやる。私がお前を一番受け止めてやるよ」


泣きながら笑顔になったジャンヌ。やがてこの農村が崩壊し、元の世界に戻る。


戻ってきた瞬間、ナポレオンが待ち構えていたのでこれをぶち殺した。

ナポレオン「アバーッ!」

イリタマ「よわい」
211 :豊満GM ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2020/01/21(火) 18:04:57.38 ID:evu7M/XU0
その晩のこと、ナポレオンをぶっ殺されたが薔薇十字団はむしろ安心していた。
ナポレオン、クソだし。

結局のところ「鍵」は薔薇十字団と共同で使用し、封印されているであろうラ・ピュセルは破壊するという風に決まった。
(ワルキューレがうまくやらかした)

ついでに功績たたえられたのかノーリプライがフランスのネオサイタマ大使館の館長になった。出世。


夜、お前のことが好きだったんだよ!とオトメもといジャンヌに絞られるカムイ。
一方でとあるクサツにひそかに温泉施設を建設していたネロ。
だがその様子はおかしい。
実はネロは二重人格で、暴君やっていたほうがネロがつらいことから逃げるために生み出したワルイ人格だったのであった。





とりあえずここまで。

ながくなるからちょくちょくかくぜ。
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/21(火) 20:30:08.34 ID:iKiga4u9o
そういうプロットだったのか…
オトメ=サンかなりいい塩梅でヒロインだったのね
213 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2022/02/04(金) 22:00:59.73 ID:MMwxY0jHO
ネロ編

いよいよナチスと決戦が始まろうとした矢先、
ネロがクサツに変なタワーを建てたらしく、
お前行ってこいとハーヴェスターに言われる。
ワルキューレは止めようとしたが、ナチスと繋がってるかもしれんとハーヴェスターは厄介払いついでにカムイを送った。

クサツに行くとワビサビ重点な施設が立っていた。
表向きは新しい旅館らしいが、
その屋上には金で彩られたコロッセオがあった。

各ローマ皇帝たちがカムイを出迎えて諭す。

ネロ帝を止めてくれと。


いわくネロの暴君部分はあまりにおぞましいリリス・ニンジャクランの修行に耐えるために作り出された悪心らしく、
カムイと戦った方はそちらの方だった。
カムイは当時戦車で壁を走りまくってネロ(悪)の攻撃をかいくぐっていたが
これに感嘆したネロ(善)が悪をおしのけ、
カムイに勝利を送ったのだ。
だが、悪ネロは納得がいってなかった。

そして今に至る、メンタルがやられつつあった善ネロを乗っ取り、
地元と交渉して大型旅館ドムスアウレアを作り出した。
ちなみに後にわかるが彼(彼女)の趣味だった。

214 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2022/02/04(金) 22:19:55.03 ID:MMwxY0jHO
屋上の黄金コロッセオにたどりついたカムイ。
玉座で待ち構えていたネロは見下しながら告げる

ネロ「数千年ぶりに決着をつけよう」

カムイ「何を言おうか迷っていたが、いま決心した」

カムイ「ああ、決着をつけよう」


ネロはリリス・ニンジャクランによるヒュプノ効果のある霧を出しながら、
アンタイ・ローマカラテを扱うタツジンであった。

アンタイ獅子の構え

純粋な暴力による猫パンチ二連打で体幹を崩してから
つかみ技に移行する

猫の構え

辛くもリーチを取り戦うも
引き続き繰り出される新たな構え

アンタイ鷹の構え

猫背になり両手をだらんとし、
そのまま急接近し、繰り出そうとするスピード攻撃や、
リーチに頼った攻撃に対し、
巻き取るように両手から全身をからめ、
ポールダンスめいて絞め技を繰り出す

蛇の構え

スピードを使って翻弄しようとするも


アンタイ馬の構え

翻弄するカウンター狙いに対して
不動で待ち構え、近づいてきたところを
鯖折りで捕まえる

ゴリラの構え

噛み付いて抜け出すカムイに対し

アンタイ一角獣の構え

一角獣のカウンターと螺旋角とよばれるチョップ猛攻に対して
彼女が着目したのは下半身のガード不足。
おぞましい性技の発展とも言える、
寝転がった状態で低空ブレイクダンスからの
下半身中心に対する強力な蹴りを繰り出す
まさに下段版タツマキケンの

タコの構え


外法もまた正法ということで
オメガエンドと合体して下半身のガード(スライムなオメガエンドによる捌きでなんかする)
で防いだもののカムイの全身はヒュプノ効果のある霧で満身創痍であった。

最初から最後までの構えは囮であり、
最後のアンタイ・ローマカラテの構え

メテオの構えに移行するネロ。

連続攻撃ではなく1発ずつの殴打によるカラテ。
やわな連続攻撃では全く効かない上、
相手が死ぬまで淡々と殴るこの技は単純かつ凶悪だった。
215 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2022/02/04(金) 22:26:07.75 ID:MMwxY0jHO
メテオの構えの副産物は全身の硬化。
一種のムテキ・アティチュード状態。
なので生半可な攻撃は全て弾いてしまう。

ゆっくりと淡々とカムイを殴るネロだが
カムイはまだ諦めてなかった


カムイ「一撃一撃が憎しみだけじゃなく努力や栄光を感じる気がする」

カムイ「なるほど、たしかにこれをまともに相手しなかったんだ、ムカつくのもわかる」

カムイ「じゃあ私もみせてやるよ!現代のカラテの頑張りを!」

カムイが構えたのは素手のカラテの師匠であるイリタマから伝授された奥義。ヴァジュラ。

一つ一つの基本的な技を絶えず繰り返していく必殺技である。
繰り出そうとした矢先メテオで殴られるも更に立ち上がるのを繰り返すカムイ

ついに壁際まで追い詰められた。


いや、追い詰めさせたのだ。


カムイ「ここまできて、後ろに下がれるか?暴君」

ネロの心理上絶対に下がらないであろうことに賭けたカムイ。

動揺しつつも腕を振り上げたネロに対してそれは鳩尾からの正拳から始まった。
216 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2022/02/04(金) 22:30:18.12 ID:MMwxY0jHO
正拳、肘打ち、耳を掴んで頭突き、膝蹴り、ジャブ、
足のゆびを踏み抜く、アッパー、頭上に肘打ち、
顎下から膝蹴り耳を掴んで頭突き、正拳、鍵引き……

相手が行動に移る前にこれらを繰り返す、
相手が倒れるまで繰り返す。
これがヴァジュラである。

何度打ち終わったかわからない間についにカムイが倒れる

ネロはそれを見て仰向けになって吐血。


ネロ「「よかった、スッキリした。大丈夫、寂しくない。今までありがとう」」


声が2重になったような気がした。
カムイはそのまま昏睡した。
217 : ◆U9UuyXX.Uc [sage saga]:2022/02/04(金) 22:34:10.72 ID:MMwxY0jHO
起きたら包帯まみれのカムイにネロがドゲザしてた。

ネロ「ムラムラしてつい!すまない!でもまあ、これからは私は大丈夫だ!大丈夫!」

憑き物が落ちたネロはとりあえずめちゃくちゃ効くという薬草をカムイに塗りたくり始めた


お前のことが好きだったんだよ!(略)な目に合うカムイ。


コトが済んだあと気がついたらローマ皇帝たちは自由を求めて逃げてた。

ネロ「まあ、金がなくなったらまた来るだろう。」

そのときカムイのircに連絡!

ナチスが直で襲ってきて湾岸警備隊がピンチだ!


ネロ編 完


〜〜

コロナにかかったから一応書いたぜ。
つづきはまたいずれ
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