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機動戦士ガンダム――ν World――【安価スレ】
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427 :
◆Ljj.rtZBFM
[saga]:2018/08/02(木) 01:58:39.31 ID:xzpWSTZs0
パイロットの二人は技術向上を図るべく、シミュレーターに入って特訓をしている。
リアンの方は、今までに交戦してきた兵たちと同等の実力で悪くない。
問題はハリティの方で、あまりにも酷過ぎる。
素人に毛が生えた程度、というより素人同然の技量。
これから先、このままでは生存することは難しいだろう。
「…とはいえ、何も知らない俺が教えたところで、ねぇ」
前の戦闘で紆余曲折あり、結果として仲間になったが、良好な関係とは言い難い。
しかし、他者交流の経験値の低いアルには、如何にか出来るものではないのだ。
――今は、俺に出来ることをしなくちゃな。
テールから幾つかのデータを書類に纏めてもらい、技術班のところへと向かう。
428 :
◆Ljj.rtZBFM
[saga]:2018/08/02(木) 02:30:24.37 ID:xzpWSTZs0
「接近戦主体にするのはどうですか?」
「基礎フレームはガーディアンの物を流用してますからね、悪くは無いでしょうか」
「…でも、これからの情勢を考えたら。防御力を多少あったところで…ですよねぇ…」
「ええ。他の陣営も、ガンダムの性質を組み込んでくると考えれば、強固な盾を持とうと貫かれてしまう」
苦々しい顔をする整備員と、基地司令。
その横に佇むフレームからは、どこか哀愁を感じさせられる。
「あー…。今、いいですか?」
「ふぇ?」
「…ん?」
思わぬ来訪者に一人は驚き、一人は疑問を浮かべる。
「アルファルドさんですか。このようなところに何用で?」
「あぁ。何か試作機作ってるって前に聞いたんで。ここを使わせてもらってる以上、手伝わないわけにはいかないと思って」
「…メアリー。貴女…」
「えへへ…」
整備員を一瞥し、ため息を吐く司令。
呆れているように見えるが、その顔は穏やかだ。
「…試作機開発に一民間人を動員するのは法に触れますが、今はそんなこと言ってる状況じゃないですね」
「協力していただけるのなら有難いです。…それに、ガンダムのデータも貰えるみたいですし」
司令の視線は、アルの手の書類に向けられている。
その目は、酷く冷ややかだった。
429 :
◆Ljj.rtZBFM
[saga]:2018/08/02(木) 02:34:45.17 ID:xzpWSTZs0
コンマ判定を行います。↓1と↓2です。
↓1
1〜5:近接型
6〜9:射撃型
0、00:???
テールのデータ:+2
↓2
コンマ÷2分進行
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/02(木) 02:44:51.42 ID:y1YPQlD/0
はい
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/02(木) 02:45:59.19 ID:TfjUad6tO
ん
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/02(木) 02:46:01.65 ID:ec2BCCnQ0
は
433 :
◆Ljj.rtZBFM
[saga]:2018/08/02(木) 03:16:50.69 ID:xzpWSTZs0
「成程ねぇ。どういうコンセプトにするかは未定、と」
「ガンダムのデータを参考にしようと思いましたが、このフレームには合わないですね…」
「防御力があるんなら、接近させてもいいんじゃないか?牽制用の火器程度なら耐えられるだろう」
「貴方も、ですか。…討論し続けて何か完成するわけでも無し。装甲の開発に移りましょう」
司令は手渡された書類に罫線を引き、整備員に返却する。
「装甲はガンダムの物を流用しましょう。コストは嵩みますが、信頼性はより高まる」
「了解です。…アルファルドさん、今度設計プランを幾つか渡しますので、その時は何卒」
「くれるってのか。随分と気前の良いことで」
「…や、戦闘を通して、データ収集をするだけですよ。用が済めば回収します」
そう都合よく機体を幾つも受領出来ないか。
使わせてもらえるだけ有難いことではあるが。
「他にも欲しいデータがあれば言ってくれ。許可が出た分は渡すから」
「司令もきっと喜びますよ」
「…そんなつもりであげるわけじゃないんだがな」
434 :
◆Ljj.rtZBFM
[saga]:2018/08/02(木) 03:29:03.02 ID:xzpWSTZs0
「…おかしい。あいつはどこ行ったよ」
夕食の時間だというのに、お嬢様が顔を見せない。
食堂は人で賑わっており、隅の席でアルは独り寂しく食事をしている。
一方その頃のシミュレーターでは、絹のように滑らかな銀髪をした少女がシミュレーションを行っていた。
「…もう、暇で暇でしょうがありませんわ」
お嬢様という身分故か、MSの操縦も許されず、整備の手伝いもさせてもらえない。
やることと言ったら、基地で働く女性陣――とある事情で、女性しか働いていない――とのトークくらい。
「私だって…少しでもアルの役に…」
――守られるばかりでいたくないのです、私も。
日頃の、旅を始めてから、いや、幼い頃からの鬱憤が溜まっているディア。
それは、ここに来ても少しずつ溜まっていく。
頼ってばかりの自分が情けなくて。
何も出来ない自分が愚かに見えて。
自分のことを何とも思わないアルを見て。
ディアの鬱憤は非常に溜まっていた。
「…アルの…バカー!!!」
ひじょ〜に、溜まっていた。
435 :
◆Ljj.rtZBFM
[saga]:2018/08/02(木) 03:36:01.47 ID:xzpWSTZs0
すみません…。第五話全部投稿しようと思ったのですが、時間が…。
数日中に終わらせる所存でございますので、何卒…。長い間音沙汰無しで、本当にすみませんでした…。
そして、こんな愚かな
>>1
にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。感謝してもしきれません…。
自由行動は後二回このお話で行う予定です。幕間に小話も幾つかございます。
先に行動終了後の判定を。↓1は8以上、↓2は6以上で成功となります。
↓3
へなちょこお嬢様:-2
436 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/02(木) 10:57:00.21 ID:ec2BCCnQ0
は
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/02(木) 12:25:25.60 ID:KrrJ+BgHO
そい
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/02(木) 15:44:07.39 ID:fE/hhhC1O
復活してたのかよかった
439 :
◆Ljj.rtZBFM
[saga]:2018/08/20(月) 02:05:15.70 ID:garRR+QH0
突然ではありますが、本日の昼より更新を行いたいと思います。
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/21(火) 09:52:06.37 ID:ngKPopcT0
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