ミリP「よし、千早と初詣に行くぞ!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:34:47.71 ID:IkrkuFooo
美咲「あ、プロデューサーさん! えへへへ、明けましておめでとうございます!」

P「明けましておめでとうございます、青羽さん。今年もよろしくお願いします」

美咲「はい、よろしくお願いします! それで早速なんですけど……。
   じゃーんっ! 社長さんからお年玉を預かってます!」

P「本当ですか! おお、すごい! こんなにたくさん……!」

美咲「普段がんばってくれてるから、って言ってましたよ!」

P「あはは、ありがたいですね。あとで社長にお礼を言っておかないと。
 青羽さんも、ありがとうございます」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515065687
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:35:40.22 ID:IkrkuFooo
美咲「いえいえ、私は預かったものをお渡ししただけですから!」

P「あ、そうだ。ところで青羽さん、千早はもう事務所には来てますか?」

美咲「千早ちゃんですか? はい、少し前に来て、今はレッスンルームだと思いますよ」

P「そうですか、ありがとうございます!
 それじゃ、ちょっと千早のところに行ってきますね!」

美咲「あっ、はい! いってらっしゃーい」

美咲(プロデューサーさん、千早ちゃんとお仕事の話かなぁ?
  レッスンのあとは確かオフって言ってたけど……お正月から仕事熱心だなぁ。
  私も頑張らなきゃ!)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:38:17.49 ID:IkrkuFooo



劇場、廊下

P「……」

P(いよいよだ……遂にこの時がやってきたぞ! 念願の、千早と初詣に行く時が!
 担当アイドルと一緒に初詣に行くのが俺の夢だったんだ!
 そして千早の隣で、神様にお願いするんだ……。
  『俺の願いはいいから、千早の願いを二倍叶えてください』ってな……!)

P「ふふふ……そのためにスケジュールはばっちり調節したし、
 単純計算で少なくとも180回は初詣に行くチャンスがあるはず。
 まぁ、180回も使わなくても普通に誘えば行けるだろうけど……」

P(っと、独り言が過ぎたな。いかんいかん。
 さて、もうすぐレッスンルームに……)

P「……ん? あれは……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:42:13.17 ID:IkrkuFooo
エミリー「日本の冬も寒いですが、ジュニオールさんは暖かそうですね!」

星梨花「えへへっ、そうなんです!
   ジュニオールは雪の中でも元気いっぱいなんですよ!」

P「エミリーと星梨花か……。この寒い中、外で何をしているんだ?」

星梨花「こーやってぎゅーって抱きついたら、とってもふかふかなんです!」

エミリー「Wow! とっても気持ちよさそうです!」

星梨花「えへへっ。もし良かったらエミリーちゃんも……」

P「おーい、二人ともそんなところで何をしてるんだ?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:43:30.37 ID:IkrkuFooo
エミリー「仕掛け人さま! 明けましておめでとうございます!」

星梨花「明けましておめでとうございます、プロデューサーさん!」

P「ああ、明けましておめでとう。それより、外に居たら寒くないか?
 ジュニオールも一緒に中に入った方がいいと思うけど……」

星梨花「いえ、平気です! ジュニオールはとっても暖かいですから。
   今から私とエミリーちゃんで、ジュニオールにぎゅーってしようとしてたんです!」

エミリー「えっ? わ、私もいいんですか?」

星梨花「もちろんです! ジュニオールはふかふかで気持ちいいって、
   エミリーちゃんにも知って貰いたいですから! ジュニオールも喜んでくれます!」

エミリー「そ、そうですか? でしたら……ジュニオールさん、失礼しますね」ギュッ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:44:31.53 ID:IkrkuFooo
エミリー「ふぁぁ……ふかふかでしゅ……」

P「おお……これは確かに気持ち良さそうだ……」

星梨花「良かったらプロデューサーさんもどうですか?
   とっても気持ちいいですよ!」

P「え? いやでも俺は今から千早と……」

エミリー「ふかふかでしゅ……極楽でしゅぅ……」

P「……ごくり……」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:45:13.43 ID:IkrkuFooo



P「……」

P(くっ……! なんてことだ、俺としたことが小一時間も
 ジュニオールのふかふかを堪能してしまった……!)

P「千早のレッスンはもう終わってるよな……。
 じゃあ今はどこに……」

奈緒「あっ、プロデューサーさんや!」

P「! 奈緒じゃないか……って、どうしたんだその格好」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:46:06.28 ID:IkrkuFooo
奈緒「えへへっ、似合ってるやろ?
  せっかくのお正月やから、着物着てみたんです!」

P「わざわざか? すごいな、大変だったんじゃないか?」

奈緒「そーなんです! もうメッチャ大変で!
  でも、こうしてプロデューサーさんに会えたんやったら、
  大変な思いした甲斐もあったかもなぁ」

P「うん? それはどういう……」

奈緒「プロデューサーさん、今から初詣行きましょう!
  そのあとは屋台の食べ歩きや!」

P「え!? い、いや俺は千早と……」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:47:29.16 ID:IkrkuFooo



奈緒「とりゃあーっ!!」ガランガランガラン

奈緒「よっしゃ! メッチャ音鳴ったし、神様も気づいてくれたはずやんな♪」

P(結局一緒に来てしまった……)

奈緒「もっと鳴らしたいけど、今日はこのぐらいにしとこ。
  今年もいいコトたくさんありますように!」

P(でもまぁ……アイドルが楽しそうな顔をしてるんだ。
 それだけでもよしとしないとな)

P「……って、『今日はこのぐらいに』?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:49:12.66 ID:IkrkuFooo
奈緒「ふー、メッチャお願いしてもうたわー。
  お待たせしました、プロデューサーさん!」

P「いや、それはいいんだけど。奈緒、お前もしかして明日も……」

奈緒「さ、次は屋台や! 行くでプロデューサーさん!」

P「えっ、お、おい奈緒! そんな格好で走ったら危ないぞ!」

奈緒「ほんならプロデューサーさんが私のことエスコートしたってや♪ なーんてな!
  あっ、あそこ、たこ焼きや! お好み焼きもある!」

P「こら奈緒、待てって! おーい!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:49:54.62 ID:IkrkuFooo



P「……」

P(なんやかんやでめちゃくちゃ楽しんでしまった……。
 本当の目的は千早との初詣だったはずなのに……)

P「くそっ、とにかく千早を探さないと!
 しかしレッスンはとっくに終わってるし、一度控え室に戻って……」

響「あっ、プロデューサー! はいさーい!」

P「響!?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:50:56.83 ID:IkrkuFooo
響「あけましておめでとう、プロデューサー! 今年もよろしくね!」

P「あ、あぁよろしくな」

響「それにしても、すごく良いタイミングだぞ!
 自分、ちょうどプロデューサーを探してたんだ!」

P「え? お、俺をか?」

P(嫌な予感しかしない……!)

響「ねぇプロデューサー! 今から水族館に行こうよ!
 お正月キャンペーンで、今行くと色々いいことがあるんだ!」

P「す、水族館!? いや、俺は千早と初詣に……!」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:51:45.79 ID:IkrkuFooo



響「見て見て、プロデューサー! この子、人懐っこくてめちゃくちゃカワイイぞ!」

P(結局断れずに来てしまった……)

響「自分のこと、すっごく見てくるんだけど……もしかして劇場に遊びに来たいのか!?
 よーしよし、いつでもおいで〜、クマ作っ!」

P「いや、劇場にシロクマを呼ぶわけには……って、もう名前をつけたのか」

響「もちろんさー! 仲良くなった動物は名前で呼んであげたいしね!」

P「そうか。まぁ、響に友達ができたみたいで良かったよ」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:53:12.74 ID:IkrkuFooo
響「ちょっとー! その言い方だと、自分に友達が居ないみたいでしょ!」

P「あはは、ごめんごめん。それよりほら、他の水槽は回らなくていいのか?」

響「もちろん回るさー! 自分、今日は全部の生き物に名前を付けるんだ!
 プロデューサーも手伝ってよね!」

P「えっ、俺もか?」

響「うん! 自分の友達はプロデューサーの友達だからね!」

P「そ、そうか。よし、じゃあがんばって名前考えないとな!」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 20:53:58.83 ID:IkrkuFooo



P「……」

P(普通に楽しんでしまった……こんなことしてる場合じゃないのに……。
 まずいぞ。このままじゃ日が暮れてしまう)

P「夜に参拝に行くのは良くないって言うし、
 流石にそろそろ千早を見つけないと明日以降になってしまうぞ……」

P(……っていうか、千早はもう春香あたりと初詣行っちゃってる気も……)

P「い、いや、でも諦めないぞ! まだまだ……」

雪歩「ひうっ!? プ、プロデューサー……!」

P「雪歩!?」
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