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【オリロンパ】愛書の少女とコロシアイ宇宙旅行【安価】三冊目
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375 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/15(木) 23:31:26.92 ID:K5eN8aaA0
今回はここまでで。
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/15(木) 23:36:36.02 ID:TWbQqhbDO
乙です
377 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/16(金) 23:22:29.94 ID:KJMOrBGA0
ミシェル「フン、フン!」
月読「精が出るわね」
スポーツをしてるとあんなにトレーニングをしないといけない物かと思うと私には出来そうもないわ。
四杖「ミシェルさん、毎日欠かさずトレーニングをしていますからね」
月読「毎日……」
ミシェル「フゥフゥ……」
四杖「お疲れ様でしたミシェルさん」
ミシェル「アリガト」
月読「……あら」
1…四杖とは話せるようになったのね
2…この機械壊れてない?
3…前にハンカチ渡された時とは偉い違いね
↓2
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/16(金) 23:25:07.79 ID:zTKoICZp0
1
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/16(金) 23:29:24.49 ID:9aeQ4YGDO
1
380 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/16(金) 23:54:32.21 ID:KJMOrBGA0
月読「四杖とは話せるようになったのね」
前は緊張するからって私に落とし物渡したぐらいだったのに。
ミシェル「イシズエハ話シヤスイカラ……」
四杖「会話はコミュニケーションの第一歩ですから。話しやすさは準備委員として当たり前のスキルですよ」
話しやすさ……ミシェルの様子を見るとそのすごさがわかるわ。
ミシェル「慣レモアルケド……最近ハヨク来テクレルシ……」
四杖らしいわね……
【ミシェル・ラマンの好感度が3上がりました】
【四杖礎の好感度が3上がりました】
381 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/17(土) 00:23:43.68 ID:4+It/nOA0
【ミシェル・ラマン通信簿イベント2】
ミシェル「ウウウ……」
月読「貴女はいつも不安そうにしてるわね、ミシェル」
ミシェル「ソウカナ……」
月読「そこをどうにかしないと緊張しないなんて夢のまた夢ね……どうしてそうなったかはわかるかしら」
ミシェル「エット、多分シスターヤミンナガ……」
月読「シスター?」
ミシェル「昔住ンデタトコロニイタ親代ワリノ人……」
……ミシェルは施設で育ったって事かしら。
ミシェル「昔カラ身体大キクテ、シスターヤミンナニヨク悪ク言ワレタカラ……人ト話スト何言ワレルカ怖イ」
ミシェルの不安はそういうところから来てるのね……これはまた根が深そうだわ。
【ミシェル・ラマン通信簿2】
【施設で育ったミシェルは昔から身体が大きかったそこのシスターなどに色々といわれていたらしい。
その経験から人と話す時怖いというミシェルに月読は根の深い問題だと感じるのだった】
382 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/17(土) 00:27:00.51 ID:4+It/nOA0
月読「ミシェルも少しは進んでるのかしら」
手加減についてはまだまだみたいだけど……
【自由行動を開始します】
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
【学人、川田谷、佛生、鏡在、ミシェル、四杖は選べません】
【生徒を選んでください】
↓2
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/17(土) 00:28:17.15 ID:LmVd8eoM0
入野 天馬
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/17(土) 00:29:18.21 ID:bCtQgoxDO
黒頭 入野
385 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/17(土) 00:53:36.80 ID:4+It/nOA0
本日はここまでで。
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/17(土) 01:32:09.08 ID:3Z8baO8mO
乙乙
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/17(土) 08:08:09.44 ID:dE43wVbC0
乙
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/17(土) 10:44:58.73 ID:bCtQgoxDO
乙でした
389 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/19(月) 22:15:21.62 ID:Rswf1LqA0
入野「ふふふ〜ん♪」
黒頭「……」
月読「あら、ブラッシング?」
黒頭「入野様から古武術の指導のお礼にわたしの髪に櫛を入れたいと言われまして」
入野「だってこんなに綺麗な金髪なんだよ!これはブラッシングしなきゃ!」
それってお礼というよりは貴女がしたかっただけじゃないの?
黒頭「少しくすぐったいですね」
入野「ふふふ、それが次第に心地よくなるんだよ」
何を言っているのよ……
入野「さてと!これから明夜ちゃんの髪をセットしちゃうよ!どんな髪型がいいかなー」
黒頭「入野様におまかせします」
入野「汐里ちゃんはどんな髪型が見たい?」
月読「私?そうね……」
1…三つ編みなんてどうかしら
2…ポニーテールなんていいんじゃない?
3…奇をてらって黒頭がしなさそうな髪型がいいわね
↓2
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/19(月) 22:17:18.40 ID:6pVh90gDO
3
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/19(月) 22:20:12.78 ID:e+Sxwm2x0
3
392 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/19(月) 23:04:17.92 ID:Rswf1LqA0
月読「奇をてらって黒頭がしなさそうな髪型がいいわね」
入野「うーん、だったら……」
入野「出来たよツインテール!」
月読「黒頭がと考えると違和感があるけど、金髪だからか妙に似合ってるわね」
黒頭「似合っているならよかったです」
入野「金髪ツインテって基本だよね!」
どこの基本よ。
入野「じゃあ次は……」
入野「盛ってみたよ!」
月読「これはまた……」
黒頭「頭が重いのですが、これは何かの修行なのでしょうか……」
入野「次は……」
入野による黒頭の髪弄りはそれからしばらく続いた。
黒頭も疲れたけど楽しんでいたみたいね。
【入野ちのの好感度が4上がりました】
【黒頭明夜の好感度が4上がりました】
393 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/19(月) 23:28:42.42 ID:Rswf1LqA0
【入野ちの通信簿イベント2】
入野「えーと」
月読「……ちょっと」
入野「どうしたの汐里ちゃん?」
月読「下着見えてるわよ」
入野「これ?見せてるんだよ?」
月読「……前々から思ってたんだけど貴女、露出狂の気でもあるの?」
入野「うーん、よくわからないけど。でも見られてるかと思うとドキドキしちゃうかな?」
月読「……」
もしかしてこの子、筋金入りなんじゃ……
月読「少しは自重した方がいいわよ。襲われでもしたらどうするの」
入野「そこは大丈夫!これでも運がいいから今汐里ちゃんに見られたのが初めてだし」
月読「運がいいからって貴女ね……」
入野「昔なんて偶然裸にパーカーだけになっちゃったけど誰にも気付かれなかったよ!」
……本当に偶然だったのかしらそれ。
【入野ちの通信簿2】
【見られる事にドキドキするという入野は運がいいのか実際に見られた事はないらしい。
筋金入りの気配を漂わせる入野に月読は戦慄するのだった】
394 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/19(月) 23:31:13.80 ID:Rswf1LqA0
月読「入野の様子は変わりないけど……」
時間はずらしたままだから佛生に会う気はないんでしょうね。
【自由行動を開始します】
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
【学人、川田谷、佛生、鏡在、ミシェル、四杖、入野、黒頭は選べません】
【生徒を選んでください】
↓2
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/19(月) 23:32:16.29 ID:e+Sxwm2x0
広生 天馬
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/19(月) 23:32:30.64 ID:i4UhxOcM0
天馬 広生
397 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/19(月) 23:54:04.49 ID:Rswf1LqA0
天馬「はぁぁ……」
月読「……珍しいわね。貴女がため息だなんて」
天馬「つきたくもなんだろ、なんだかんだで出る方法全く見つかってないんだぜ?」
広生「気にしていたのか……意外だな」
天馬「お前らあたしをなんだと思ってたんだよ!」
月読「それはね……」
広生「聞きたいか?」
天馬「いや、やっぱいい。言うな、言うなよ!?」
1…でも実際問題どうしたものかしらね
2…地球に帰ったら色々と変わっていそうだわ
3…黒幕はどこでこんな宇宙ステーションを用意したのかしら
↓2
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/19(月) 23:54:31.99 ID:e+Sxwm2x0
1
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/19(月) 23:54:54.20 ID:i4UhxOcM0
3
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/19(月) 23:55:14.39 ID:6pVh90gDO
2
401 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/20(火) 00:22:27.69 ID:9zlduhLA0
月読「黒幕はどこでこんな宇宙ステーションを用意したのかしら」
天馬「そりゃ、店に決まってんだろ!」
天馬「……宇宙ステーションってどこに売ってんだ?」
広生「宇宙ステーションの建設には莫大な資金も必要だ。その上モノクマや施設の設備も考慮すれば……」
天馬「百万ぐらいか?」
月読「桁が違うわよ」
天馬「宇宙ステーションって十万で買えんのか!?」
月読「……」
広生「とにかく相当な資金は必要だろう……この世界にどれだけその資金を用意できる人間がいるかは、わからんがな」
宇宙ステーションを用意できる資金力……
私の愛書達を資産としても不可能でしょうね。
【天馬千里の好感度が3上がりました】
【広生燕次の好感度が3上がりました】
402 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/20(火) 00:22:54.66 ID:9zlduhLA0
明日は早いので今回はここまで。
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/20(火) 00:34:20.77 ID:G0JqQl740
乙です
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/20(火) 00:51:51.30 ID:gyZbsx4y0
乙乙
405 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/21(水) 23:10:57.94 ID:xCJLVNuA0
月読「前に聞いたんだけど、貴女が車に勝ったって話は本当なの?」
天馬「おっ、なんだ!あたしの武勇伝が聞きてえのか?」
月読「気になるのは事実ね」
天馬「とはいってもな、あの時って実のところあたしは車に勝ったってより追い付いたんだよ」
月読「追い付いた?」
天馬「あの時どっかで強盗事件があってな。犯人が車に乗るのを見たあたしは走ってその車を追いかけたんだ」
月読「そんな背景があったのね」
天馬「で、追い付いたから車に蹴り入れて犯人引きずり出してやったんだぜ!」
月読「危ない真似するわね……返り討ちにあうかもしれなかったのよ?」
天馬「そうかもしんねえけど、あたしからしたらああいうの放置する方が気持ち悪いんだよ」
正義感が強いというのかしら……モノクマに率先して突っかかるのも天馬だものね。
【天馬千里通信簿2】
【車に勝った逸話は強盗犯を追いかけた事から来たもの。
危険を顧みずに動く彼女は正義感が強いようだ】
406 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/21(水) 23:45:10.21 ID:xCJLVNuA0
【広生燕次通信簿イベント2】
月読「スーツアクターともなると危険な仕事も多いのかしら」
広生「そうだな、崖から飛んだり、地面を転がったり、車に引きずられたり……色々ある」
月読「よく続けていけるわね」
広生「俺にはこれぐらいしか出来る事がないからな。幸い身体能力には恵まれていた」
月読「自己評価が低いわね……貴方の身体能力なら道は複数あったと思うけど」
広生「そうもいかない事情があってな……」
仮面で表情はわからないけど、なんだか遠い目をしている気がするわね……
【広生燕次通信簿2】
【スーツアクターとして危険な仕事も数多くこなす。
本人はそれぐらいしか出来る事がないと語るが……】
407 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/22(木) 00:16:30.40 ID:oZOu9SZA0
【夜イベント】
1…音野はそろそろ元に戻ったかしら
2…今日は何もなかったわね……
3…少しは怪我も治ってきたかしら……
↓2
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 00:17:34.89 ID:GGYugN+p0
3
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 00:17:50.64 ID:CSXo1l1DO
1
410 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/22(木) 00:33:26.96 ID:oZOu9SZA0
音野「……」ズーン
まだ落ち込んでるわねあれは。
月読「音野」
音野「……なんでしょうか」
月読「まだ落ち込んでいたのね」
音野「別に落ち込んでなんて……私のファッションセンスがダメダメなのは事実ですから」
月読「……」
やりにくいわね……動機の時より対応に困るわ。
1…これから良くなればいいじゃない
2…貴女にはそれを補うほどの特技があるじゃないの
3…それでも昔の私よりは扱いいいのよ?
↓2
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 00:35:09.80 ID:CSXo1l1DO
2
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 00:36:20.92 ID:GGYugN+p0
3
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 07:26:59.30 ID:VHFQ2IEf0
乙です
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 07:28:45.31 ID:CSXo1l1DO
乙
415 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/24(土) 22:26:42.97 ID:J04Q83EA0
月読「それでも昔の私よりは扱いいいのよ?」
音野「それは……」
思い出される鏡在からの数々の罵倒……
月読「……」
なんか腹が立ってきたわね。
音野「あ、あの月読さん……なんだか顔が怖いですよ……」
月読「思い出すには不愉快な事ばかりだったのよ……むしろあんな罵倒されてないだけ貴女はマシじゃないかしら」
音野「でも月読さん、昨日は評価よかったじゃないですか」
月読「あれは運が良かったのよ」
音野「はっ!もしかしたら月読さんに教えてもらえば私も……」
月読「期待されても困るわよ」
音野「うう……」
月読「……」
はあ。
月読「それでもいいなら付き合うわ、好きにしなさい」
音野「……月読さん!」パァ
……私最近この子にすごく甘くなってないかしら?
【音野響の好感度が5上がりました】
416 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/24(土) 22:56:31.46 ID:J04Q83EA0
月読「……」
結局今日は何事もなく過ぎたわね……
いいことなんだけど……どうしてこうも、不安を掻き立てられるのかしら?
月読「……」
とにかく、今後も何も起きない事を祈りましょう……
417 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/24(土) 23:01:48.84 ID:J04Q83EA0
【十五日目】→【十六日目】
好感度(MAX100)
音野……75
天馬……51
鏡在……45
ミシェル……51
黒頭……59
入野……48
佛生……47
広生……49
学人……59
川田谷……51
四杖……56
418 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/24(土) 23:09:16.69 ID:J04Q83EA0
【十六日目】
キーンコーンカーンコーン……
モノクマ「オマエラおはようございます!」
モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」
モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」
月読「……」
無事に、朝を迎えたわね。
モノクマ「あっ、そうだ!オマエラ展望室に集合!」
月読「……!」
やっぱり、来たわね……
419 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/24(土) 23:36:20.60 ID:J04Q83EA0
【展望室】
モノクマ「オマエラよく集まったね!」
天馬「ちっ、またかよ……」
鏡在「人がせっかく寝てたの叩き起こして何のつもりよ!」
広生「おそらくは、今までのように動機……といったところか」
モノクマ「その通り!そろそろ新しい動機でもって思ってさ!」
学人「ふん……拒否権などないのだろう?さっさと出したらどうだ」
モノクマ「さすが殺人者の弟を持つだけあってキミは覚悟してるみたいだね!」
月読「……」
モノクマ「そんなに睨まないでよ月読さん!じゃあオマエラに送る今回の動機は……これだよ!」
モノクマが手を上げるとモニターが天井から下りてくる。
そして映像が流され始めた。
420 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/24(土) 23:41:43.29 ID:J04Q83EA0
廊下を歩く誰か。
カメラを持ち歩いているのか、映像はその誰かの歩みに対応するように動く。
そしてしばらく歩いていると。
私が本を読みながら、廊下を歩いていた。
月読「……」
まさか、これ。
カメラにナイフが映る。
そして勢いよく私に迫ったその人物は、私の脇腹にナイフを突き刺した。
カメラが倒れて血を流す私を見下ろすように映して。
映像は終わった。
421 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/24(土) 23:51:37.00 ID:J04Q83EA0
音野「えっ、い、今の……月読さん?」
モノクマ「本当はこれを月読さんが周りに話して大騒ぎになればよかったんだけど黙ってるからさ!」
モノクマ「だからボクが直々に伝えてあげる事にしました!」
モノクマ「見ての通り!月読さんは以前何者かに襲われました!」
モノクマ「もしかしたら死んでたかもしれないレベルの傷を負わされたの!」
モノクマ「なんかファッションショーしてたけど、月読さんが包帯巻いてたのはそのせいだよ!」
モノクマ「それを行ったのは、な、な、なんと!」
422 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/24(土) 23:52:17.78 ID:J04Q83EA0
モノクマ「オマエラの中にいる内通者でーす!」
423 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/25(日) 00:03:23.77 ID:KjICuvYA0
入野「内通、者?」
四杖「それは、武忍さんの事では」
天馬「まさか生きてやがるってのかよ!?」
佛生「馬鹿な……武忍殿が生きていられたはずがありませぬ」
黒頭「それに武忍様は夜方々木様が殺めたはず……だからこそ夜方々木様は」
広生「処刑されたはずだな」
川田谷「そ、それじゃあ、まさか……他にいるっていうのかい」
音野「内通者が、私達の中に?」
ミシェル「ヒィィ!?」
鏡在「何の冗談よ……」
学人「ちっ……」
月読「……」
モノクマ「内通者はいつもオマエラを見ているよ!月読さんのように襲いかかる機会を窺ってるんだ!」
モノクマ「このままだと殺されるよ!それが嫌なら何をするのか!」
モノクマ「オマエラならわかってるよね!」
やられる前にやれ……そう言いたいのね。
モノクマ「じゃあボクは帰るから!せいぜい内通者を抱えながら頑張ってくださーい!」
モノクマは消えた。
その場に残された私達の間には、重苦しい空気が流れる。
【月読に話しかけてきたのは?】
【一人選んでください】
↓2
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 00:06:01.03 ID:SN+rFwrDO
四杖
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 00:06:17.84 ID:5zydd5fD0
佛生
426 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/25(日) 00:34:24.59 ID:KjICuvYA0
佛生「月読殿」
月読「……」
佛生「やはり何者かに襲われていたのですな」
月読「……えぇ」
黙っていた事を動機に利用された。
私の選択は間違っていたっていうの?
佛生「月読殿……たとえ月読殿が話していたとしてもこの状況は生まれていたはず」
佛生「自分を責める事はありませぬ……」
月読「……ありがとう、とは言っておくわ」
そう思えるかは、別としてね……
重苦しい雰囲気のまま、一人、また一人と出ていく。
そして展望室には静寂だけが残された。
【佛生空也の好感度が10上がりました】
427 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/25(日) 00:41:59.91 ID:KjICuvYA0
月読「……」
内通者……その存在が動機というわけね。
【自由行動を開始します】
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】
【生徒を選んでください】
↓2
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 00:45:04.89 ID:5zydd5fD0
ksk
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 00:45:27.68 ID:SN+rFwrDO
音乃 学人
これ好感度高いほうが危ないのかな
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 00:45:37.62 ID:+eDs+4/h0
天馬、学人
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 00:46:08.96 ID:SN+rFwrDO
すみません
音野 学人
でした
432 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/25(日) 01:02:51.79 ID:KjICuvYA0
音野「月読さん!あうっ!?」
月読「……何をしてるのよ貴女は」
いきなり抱きつこうとするわ、急に止まって転ぶわ……
音野「だって怪我してるから……抱きついたら痛いかなと……」
月読「はぁ……そんな気を遣わなくてもいいわよ」
学人「ふん、何にしろ裏目に出たな」
月読「こうなるのが嫌だから黙っていたんだけど」
学人「それを奴が黙っていたままでいるはずもない」
月読「……そうね」
音野「武忍さんが、あんなにあっさり明かしたのも……もう一人の存在から目をそらすためだったんでしょうか」
月読「どうかしらね。ただ一つ言えるのは」
1…私は内通者じゃないって事かしらね
2…疑心暗鬼が酷くなるでしょうね
3…カメラで撮っていたなら私は動機のために襲われたのね
↓2
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 01:05:41.25 ID:tSSJ2QLQ0
3
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 01:08:21.53 ID:5zydd5fD0
3
435 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/25(日) 01:15:09.42 ID:KjICuvYA0
月読「カメラで撮っていたなら私は動機のために襲われたのね」
学人「そういう事になるな。話していたとしても内通者の存在を動機にしていたんだろう」
音野「あ、あれ?月読さんいっぱい血が出てましたよね?」
月読「そうね、はっきり言うと死の危険性を感じたわ」
音野「で、でも月読さんは動機のために襲われたんですよね?それなら殺したら……」
学人「動機の意味がなくなるな」
月読「……モノクマと内通者も、一枚岩じゃないという事かしら」
そうだとしても、やっぱりこれはおかしいわね……
どういう事なの……?
【音野響の好感度が4上がりました】
【更科学人の好感度が4上がりました】
436 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/25(日) 01:16:20.04 ID:KjICuvYA0
月読「動機のために襲われた……だけど私は死にかけた」
これは何を意味して……
【自由行動を開始します】
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
【音野、学人は選べません】
【生徒を選んでください】
↓2
437 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/25(日) 01:33:58.27 ID:KjICuvYA0
今回はここまで。
安価なら下です。
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 01:34:15.12 ID:+eDs+4/h0
広生、四杖
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 02:31:01.97 ID:v8IKaM9DO
乙
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 06:38:50.24 ID:SN+rFwrDO
乙
441 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/26(月) 23:13:35.63 ID:0MA29TPA0
月読「本当にまいったわね……」
広生「疲れているな、飲むか」
月読「あら、ありがとう。珍しいわね、貴方がお茶を入れるなんて」
広生「普段と違う事でもしなければ落ち着かないんでな」
そういう事ね……
月読「動機はともあれいただくわ」
広生「ああ」
四杖「……」
月読「あら、四杖……」
手に持った盆にはお茶が二つ……広生と私の分かしら。
四杖「広生さん、どうぞ」
広生「ああ、すまないな」
四杖「……では」
1…四杖、私は二杯飲みたい気分だわ
2…広生、貴方なら二杯ぐらいなら飲めるでしょう
3…四杖を見送る
↓2
442 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/26(月) 23:15:51.59 ID:+UmTYrKDO
1
443 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/26(月) 23:17:30.77 ID:GwMPoiZF0
1
444 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/26(月) 23:30:31.85 ID:0MA29TPA0
月読「四杖、私は二杯飲みたい気分だわ」
四杖「はい?」
月読「だからそれもこちらに貰えるかしら?」
四杖「はっ……は、はい!どうぞ!」
月読「ありがとう」
四杖「では……!」
広生「優しいものだな」
月読「あんな背中を見せられたらね」
まあ、二杯ぐらいなら問題ないでしょう。
【広生燕次の好感度が4上がりました】
【四杖礎の好感度が6上がりました】
445 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/27(火) 00:18:27.08 ID:HL51BEFA0
【四杖礎通信簿イベント3】
月読「貴方は準備委員として失敗した事がないって聞いたけど」
四杖「は、はあ、わたくしに出来る限りの事はやってきました」
月読「相当優秀だったのね。失敗がなかったなんて」
四杖「い、いえ、そのような!」
月読「……貴方はどうも自己評価が低いわね。どうしてそこまで否定するのかしら」
四杖「そ、それは……」
月読「言いにくいなら無理には聞かないけど」
四杖「は、はあ、あの……申し訳ありません」
四杖は何があったのかしらね……
【四杖礎通信簿3】
【準備委員としての活動に失敗がない四杖。
しかしその成績とは裏腹に自己評価が低い四杖に月読は何かを感じるのだった】
446 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/27(火) 00:29:32.27 ID:HL51BEFA0
月読「いつもとは違う事ね」
私も何かやってみようかしら……
【自由行動を開始します】
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
【音野、学人、広生、四杖は選べません】
【生徒を選んでください】
↓2
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/27(火) 00:31:09.82 ID:6YEFn7Rk0
川田谷 鏡在
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/27(火) 00:31:20.47 ID:sumXkUk50
川田谷
449 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/27(火) 00:38:31.22 ID:HL51BEFA0
今回はここまで。
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/27(火) 00:43:23.64 ID:oleTdqGu0
乙
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/27(火) 01:20:33.78 ID:6YEFn7Rk0
乙おつ
452 :
◆KDjMn9rkKNs9
[sage]:2018/02/27(火) 22:41:58.84 ID:HL51BEFA0
川田谷「内通者なんて本当にいるのかな」
月読「少なくとも私を刺した人間がいるのは事実よ」
川田谷「そうなんだよね……ああ、本当にまた変な空気になっちゃったな」
月読「……」
川田谷「こういうところが嫌だよね。まるで俺達が仲良くするのを見計らってるみたいでさ」
月読「そうね……」
1…そういえば、例の視線はどうしたのよ
2…事実、向こうはそのタイミングを狙っているんでしょうね
3…内通者はどんな気分で私達を見ていたのかしら
↓2
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/02/27(火) 22:45:13.45 ID:+8QtuRW20
1
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/27(火) 22:46:56.19 ID:Ay2L49gDO
3
455 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/27(火) 23:19:02.42 ID:HL51BEFA0
月読「内通者はどんな気分で私達を見ていたのかしら」
この日常を過ごしながら、私を刺した人間。
それはいったいどんな……
川田谷「笑ってたんじゃないかな」
月読「笑って?」
川田谷「今真実を告げればどうなるかとか、そんな事ばっかり考えてさ」
川田谷「武忍君だって俺達煽るの楽しんでたみたいだし……」
笑ってる、ね……
やっぱりろくな考え方はしてないって事かしら……
【川田谷昌の好感度が6上がりました】
456 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/27(火) 23:20:35.45 ID:HL51BEFA0
月読「内通者……」
やっぱり武忍みたいな思考回路なのかしらね……
【自由行動を開始します】
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
【音野、学人、広生、四杖、川田谷は選べません】
【生徒を選んでください】
↓2
457 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/27(火) 23:21:54.64 ID:Ay2L49gDO
鏡在 入野
458 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/27(火) 23:22:28.99 ID:2GRkNglE0
天馬 鏡在
459 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/28(水) 12:28:26.36 ID:kMk2C+aDO
乙です
460 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/28(水) 23:02:32.33 ID:x+iRfNlA0
天馬「くそっ、内通者なんて武忍みてえな奴がまだいんのかよ!」
鏡在「やってらんないわよね!布被りがいなくなってやっとマシな生活になったっていうのに!」
天馬「とにかく見つけたらただじゃおかねえ!取っ捕まえて絶対黒幕吐かせてやらぁ!」
鏡在「あはは、気合い十分じゃない!思い切りやっちゃいなさいよ千里!」
天馬「おうよ!まかせときな凛!」
月読「……」
相変わらずね、この二人は。
1…それで?当てはあるの天馬
2…貴女達はお互いをまるで疑ってないのね
3…万が一ミシェルや黒頭、広生だったらどうするのよ
↓2
461 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/28(水) 23:07:30.87 ID:lTv64LYo0
1
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/28(水) 23:08:02.62 ID:pxu7Jl6o0
1
463 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/28(水) 23:28:39.21 ID:x+iRfNlA0
月読「それで?当てはあるの天馬」
天馬「ない!」
鏡在「ないの!?」
天馬「凛と刺された月読が違う事しかわかんねえよ!あたし頭よくねえし」
月読「鏡在はどうして違うってわかるのかしら」
天馬「ん?だって凛だからな!なんつうか、凛はそういう事しないだろうなと思うんだよ」
理由になってないわよ。
鏡在「わかってんじゃない!さすが千里!」
それでいいのかしらね……
まあ、鏡在がそうだと決まったわけでもないんだから、あまり疑うのも問題かもしれないわね……
【天馬千里の好感度が4上がりました】
【鏡在凛の好感度が4上がりました】
464 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/28(水) 23:30:30.90 ID:x+iRfNlA0
月読「信じるのも悪くはないんでしょうけどね」
なんだか天馬は鏡在を疑う事すら考えてなさそうなのよね……
【自由行動を開始します】
【一度に二人まで選ぶ事が可能です】
【音野、学人、広生、四杖、川田谷、天馬、鏡在は選べません】
【生徒を選んでください】
↓2
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/28(水) 23:34:21.06 ID:lTv64LYo0
ミシェル 佛生
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/28(水) 23:35:00.46 ID:5AiklcBZ0
↑
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/28(水) 23:35:14.71 ID:kMk2C+aDO
ミシェル 入野
468 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/02/28(水) 23:59:47.45 ID:x+iRfNlA0
ミシェル「ウウウ」
月読「やっぱり怯えてるわね……」
ミシェルの事だから無理もないとは思うけど。
佛生「……」シャンシャン
ミシェル「ヒッ」
佛生「ミシェル殿、ご安心を。某でございます」
ミシェル「クウヤ……」
佛生だとわかると落ち着いた?
どうしてなのかしら。
1…佛生に聞いてみる
2…ミシェルに聞いてみる
3…そこには触れずに話に入る
↓2
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/01(木) 00:00:46.27 ID:Z7BseDAQ0
3
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/01(木) 00:01:31.71 ID:VA7pARaDO
2
471 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/03/01(木) 00:13:08.36 ID:jlxF6zSA0
月読「ミシェル」
ミシェル「アッ、ナ、ナニ?」
月読「貴女怯えてたのに相手が佛生だとわかると落ち着いたけど……というより私にも普通に話すわね、どうしてなのかしら」
ミシェル「ソレハ、ソノ」
佛生「ミシェル殿なりに内通者の正体を考えておられたのでしょうな」
月読「……なるほどね」
刺された私と盲目の佛生だから内通者ではないと判断したのね。
ミシェル「ゴメンナサイ……」
月読「謝る必要ないわ。ミシェルが考えて出した結論なんでしょう?」
ミシェル「ウ、ウン」
佛生「ならば胸を張られよ。己の選択なのですからな」
ミシェル「ア、アリガトウ」
ミシェルも色々考えてるのね。
【ミシェル・ラマンの好感度が4上がりました】
【佛生空也の好感度が3上がりました】
472 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/03/01(木) 00:31:22.49 ID:jlxF6zSA0
【佛生空也通信簿イベント3】
月読「コロシアイを生き残った貴方はその後すぐ修験者として生き始めたの?」
佛生「いえ、解放されてすぐは何も出来ず……ただ日々を無為に過ごしておりました」
佛生「しかしそんな日々がいつまでも続くはずもなく……某は父に呼び出され叱責を受けたのです」
佛生「たかだか数人の命を踏みにじったぐらいでなんたる様であるかと」
月読「……」
佛生「某は何も言い返せませんでした。確かに某は命を踏みにじっておきながら何もなしていない」
佛生「故に……その罪を償う事に一生を捧げようと、そう誓ったのです」
月読「そういう事だったのね」
だけどクロとして生き延びたのにそこまでになるものなのね……
もし新太や夜方々木がクロとして生き延びたなら、どうなっていたのかしらね。
【佛生空也通信簿3】
【コロシアイを生き残った直後は何もする気力もなかった佛生。
皮肉にも父親の冷たい言葉が彼を修験者の道へと進ませる結果になった】
473 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/03/01(木) 01:20:01.46 ID:jlxF6zSA0
【食堂】
月読「……」
食堂には入野以外がいたけれど空気は相変わらず重い。
仕方がないわね……朝に内通者の存在を明らかにされたばかりだもの。
入野「……」
月読「あら」
音野「入野さん?」
入野「えっと、誰か飲み物くれるかな?」
天馬「ほらよ」
入野「ありがと!」
天馬の差し出したお茶を飲み干した入野は決意に満ちた表情を浮かべると、佛生の所に歩いていく。
広生「入野、何を」
黒頭「……今は見守りましょう」
入野「空也くん」
佛生「入野殿……」
入野「正直まだ複雑だけど。それでもこんな空気はやっぱりよくないと思うんだ」
佛生「……」
入野「だからせめて私と空也くんの間はきちんとしておこうって思って……虫が良いかな?」
佛生「いえ、某は赦しを乞う身。そう言っていただけるのであれば……」
入野「それじゃ、手出して!仲直りの握手、しよ」
佛生「……はい」
佛生が差し出した手を入野が握る。
完全に解決とは言わないけど、この二人の間の問題は……
474 :
◆KDjMn9rkKNs9
[saga]:2018/03/01(木) 01:20:35.45 ID:jlxF6zSA0
入野「げほっ!」
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