【オリロンパ】愛書の少女とコロシアイ宇宙旅行【安価】三冊目

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113 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 08:41:07.94 ID:tm08IQZA0
月読「誰も彼も変わらずにはいられないのかもしれないわね」

もっと平和な形で変われたら、よかったんだけれど。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【音野、黒頭、川田谷、佛生、学人、鏡在は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 08:42:52.70 ID:8uDI9Jcto
天馬 広生
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 08:56:45.30 ID:tAIKABwDO
天馬 入野
116 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 09:35:42.67 ID:tm08IQZA0
入野「むぐむぐ……」

天馬「……」

月読「……」

時間をずらして食堂に来る入野のために食事を用意してたけど……

入野「んっ……おかわり!」

天馬「まだ食うのかよ!?お前今までそんなに食ってなかっただろ!」

入野「今までは抑えてたからね!」

月読「既に今までの倍は食べてる気がするんだけど」

抑えてたにしても限度があるんじゃないかしら……

天馬「こりゃ、用意してた分じゃ足りねえな……」

1…食材足りるかしら……
2…抑えてたなら今までも足りなかったんじゃないの
3…ストレスでやけ食いしてるんじゃないでしょうね?

↓2
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 09:37:45.80 ID:tAIKABwDO
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 09:44:07.80 ID:8uDI9Jcto
119 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 10:17:22.48 ID:tm08IQZA0
月読「抑えてたなら今までも足りなかったんじゃないの」

入野「んー……正直に言っちゃうとそうだけど、仕事上抑えるのは慣れてたからそんな辛くはなかったかな」

天馬「あたしには考えらんねえ……」

月読「それはこれだけ食べる事?それとも抑えてる事?」

天馬「そりゃもちろん抑えてる事だよ!あたしなんか走ってるから抑えるなんてしたら餓死しちまう」

それは大げさじゃないかしら。

入野「むぐむぐむぐむぐ……」

何にせよ、抑えてたのをやめただけならまだマシなのかしら……

【入野ちのの好感度が3上がりました】

【天馬千里の好感度が3上がりました】
120 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 10:19:28.69 ID:tm08IQZA0
月読「食料に限度がなくて助かったわ」

食料不足でコロシアイだなんて、冗談じゃないもの。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【音野、黒頭、川田谷、佛生、学人、鏡在、入野、天馬は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 10:27:41.66 ID:tAIKABwDO
広生 四杖
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 10:52:33.30 ID:UdTbzUtE0
ミシェル 広生 
123 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 11:19:15.73 ID:tm08IQZA0
ミシェル「ラグビーシタイ」

月読「……」

いつもと違ってはっきりと口にしたミシェルのその言葉。

それはいいんだけど、なぜ私に言うのかしら?

広生「俺もスーツアクターとして思いきり動いてみたいが……いかんせん機会がないな」

月読「貴方達は天馬や黒頭みたいにはいかないものね」

ミシェル「我慢スルシカナイノハワカッテルケド……」

広生「こればかりはな……この超高校級の才能というものは中に根付いた物」

広生「それを振るえないのはどうも落ち着かない」

1…スーツアクターとして動くって具体的には何をしたいの
2…ボールだけなら倉庫にあるんじゃないかしら
3…やりたい事が出来ないのは辛いわね

↓2
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 11:22:14.84 ID:UdTbzUtE0
1
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 11:31:42.55 ID:tAIKABwDO
126 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 11:56:03.96 ID:tm08IQZA0
月読「やりたい事が出来ないのは辛いわね」

広生「月読も書庫が開く前は本を探していたものな」

月読「そうね……」

ミシェル「ハァ……」

もうすぐ二週間……こういった所でもコロシアイでの弊害が出てきてるわね。

月読「どうにかならないかしら……」

考える必要があるかもしれない、わね。

【広生燕次の好感度が4上がりました】

【ミシェル・ラマンの好感度が4上がりました】
127 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 12:02:23.51 ID:tm08IQZA0
【夜イベント】

1…音野がまた女子会を開くみたい
2…川田谷が視線を感じると言わなくなったわ
3…入野が厨房に籠ってるみたいね
4…倉庫にボールってあったかしら

↓2
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 12:05:09.32 ID:TzmVmUiOO
2
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 12:06:35.40 ID:UdTbzUtE0
1
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 12:07:22.20 ID:tAIKABwDO
131 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 12:56:20.19 ID:tm08IQZA0
音野「二回目の女子会です!」

黒頭「今回は以前のように何をすればいいのかわからないという事はありませんね」

月読「前回話し合って結論は出なかったけどね」

音野「だ、大丈夫です!今回は助っ人がいますから!」

月読「助っ人?」

音野「はい!ではお願いします!」

【音野の呼んだ助っ人とは?】

【一人選んでください】

【男子でも可です】

↓2
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 13:04:31.75 ID:UdTbzUtE0
入野
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 13:05:32.26 ID:FfO42y2l0
四杖
134 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 13:57:36.75 ID:tm08IQZA0
四杖「あの……音野さんに呼ばれましたけど、本当にいいのでしょうか」

月読「……」

黒頭「こんばんは四杖様、どうぞこちらに」

四杖「は、はい」

音野「それでは……」

月読「音野」

音野「はい?」

月読「ちょっとこっちに来なさい」

音野「はあ……」


月読「これは何の集まりだったかしら」

音野「ふふっ、嫌ですね月読さん。私でも言った事は忘れませんよ」

音野「これは女子会です!」

月読「……四杖の性別は」

音野「えっ、もちろん四杖さんは男子…………」

音野「……!」ハッ

その今、自分の変な事に気付いたような顔は何かしら……

音野「ど、どうしましょう!準備委員の四杖さんなら、きっといい知恵が借りられるって事にしか気が回ってませんでした……!」

月読「そういう意味では正しい人選よ。これで学人や佛生連れてきてたら頭痛くなってたわ」

音野「ここはやっぱり引き取ってもらうべきですか……?」

月読「それは四杖に失礼よ。とにかく今回は四杖にはいてもらって進めましょう」

音野「わ、わかりました」


黒頭「粗茶ですが……」

四杖「す、すみません」

月読「戻ったわ」

音野「戻りました……」

黒頭「おかえりなさい」

四杖「あ、あの、わたくしがいるのは何かまずかったのでは?」

月読「そういうのじゃないわ。とにかく四杖、助っ人として来たからには頑張ってもらうわよ」

四杖「は、はあ……それで何をすれば」

音野「あの、女子会についてご教示願えたらと……」

四杖「……」

四杖「!?」

その後混乱する四杖に説明して、女子会について色々聞いた。

なかなか参考になったわね……それが男子の四杖の教えっていうのがあれだけど。

【音野響の好感度が4上がりました】

【黒頭明夜の好感度が4上がりました】

【四杖礎の好感度が4上がりました】
135 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 14:16:08.02 ID:tm08IQZA0
月読「さて、そろそろ部屋に戻りましょうか」

少しでも仲を深めればコロシアイも起きにくくなるわよね……なんて。

そんな風に考える私は冷たいのかしら。

月読「ダメね……本でも読んで落ち着きましょう」

パラパラと本を読みながら部屋までの道を進む。

今思うと、それがいけなかったのかもしれない。

ズッ

月読「っ……?」

突き飛ばされるような感覚と急な痛み。

床に倒れた私から眼鏡が飛んでどこかに落ちる。

月読「は、なに……」

痛む脇腹に手をやってみると、手が真っ赤に染まっていた。

そしてようやく把握した……私は、刺されたんだと。

誰かの走る足音、だけど視界はぼやけて誰なのかがわからない。

月読「痛っ……!」

っ、何で刺されたかはわからないけど、抜かれて血が溢れ出してる……!

このままだと、私は……死ぬ。

月読「まずい、わね……!」

医務室までは距離がある……ここは部屋に戻って、止血を……

カツカツ

月読「っ」

誰か来た……まさかとどめをさしに?

【刺された月読の下に現れたのは?】

↓2
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 14:21:13.17 ID:EyuhQxpIo
広生
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 14:23:24.28 ID:tAIKABwDO
佛生
138 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 14:47:13.36 ID:tm08IQZA0
シャンシャン……

月読「この音は……佛生の錫杖……」

佛生「むっ、この臭いは……」

月読「佛生……!」

佛生「月読殿、いったいどうされたのですか?この臭いは血の……」

月読「これは……」

……刺されて、とは言えなかった。

ここで刺されたなんて言えば、また疑心暗鬼に陥る……それこそ武忍の思惑通りに。

月読「ちょっと、怪我しちゃってね……止血したいから医務室まで肩を貸してくれないかしら」

佛生「承知しました。それでは手を……」

佛生の肩を借りて医務室に向かう。

それまでもてば、いいんだけどね……
139 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 15:22:20.60 ID:tm08IQZA0
【医務室】

月読「うっ、くうっ……」

なんとか、血は止まったわね……だけど数日はお風呂は控えるべきかしら……

佛生「……」

月読「ありがとう佛生。貴方のおかげで助かったわ」

佛生「いえ……しかし、それは本当にちょっとの怪我なのですかな?」

月読「……」

話すべきかしら……佛生ならそうそう人に話はしないでしょうけど。

月読「……本当にちょっとした怪我よ。思ったよりは深かったけどね」

佛生「……わかりました。月読殿がそうおっしゃるのであれば、某は何も言いませぬ」

月読「……」

さすがに感づかれてるわね……

月読「感謝するわ……」

佛生「では、某はこれで……どうかお気をつけて」

月読「……えぇ」

……私は誰かに刺された。

いったい誰に?

月読「……本当に、問題がなくならないわね」

【佛生空也の好感度が5上がりました】
140 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 15:28:20.59 ID:tm08IQZA0
【十ニ日目】→【十三日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……52
 
天馬……29
 
鏡在……24
 
ミシェル……35
 
黒頭……41
 
入野……31
 
佛生……34
 
広生……31
 
学人……33
 
川田谷……31
 
四杖……37
141 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 15:40:59.35 ID:tm08IQZA0
【十三日目】

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ「オマエラおはようございます!」

モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」

モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」

月読「っ、はぁ……」

やっぱり痛むわね……

廊下の血痕はなんとか処理したし、事件の痕跡はなくなったと思うけど……

月読「眼鏡……ヒビ入ってるわね」

はぁ……普段使いだったから愛着あったんだけれど。

月読「予備を使うしかないわね……」
142 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 16:28:28.45 ID:tm08IQZA0
【食堂】

音野「あれ?月読さん眼鏡変えましたか?」

月読「えぇ、ちょっとね……」

黒頭「そちらも似合っていますよ月読様」

月読「ありがとう」

黒頭「しかし……どこか動きがぎこちないですね」

広生「怪我でもしているのか」

月読「そんな事はないわよ」

さすがに黒頭や広生には不自然に思われるか……注意しないといけないわね。

佛生「……」

佛生は黙っていてくれるみたいだけど……いつバレるかは、私次第ね。
143 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 16:42:44.41 ID:tm08IQZA0
月読「……はぁ」

包帯を換えるのも一人だと一苦労ね……

月読「かといって、佛生に任せる訳にもいかない……」

どうしたものかしら……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 16:48:04.55 ID:riiMGi+wO
広生 天馬
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 17:00:51.85 ID:D+Ia0g1q0
146 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 17:18:43.35 ID:tm08IQZA0
天馬「……んー?なんでだ?」

広生「どうした」

天馬「いや、医務室行ってきたんだけどな?なんつうか包帯がすっげえ減ってんだよ」

月読「……!」

広生「包帯が?」

天馬「後ガーゼもだな。誰か怪我したのか?」

広生「そんな事は誰も言ってはいなかったが……」

月読「……」

まいったわね……包帯の量を把握してるとは思わなかったわ。

広生「しかし怪我をしているなら言えばいい……わざわざ隠す理由はなんだ?」

天馬「そこがわかんねえんだよなぁ」

1…怪我した事だけ伝える
2…黙ったままでいる
3…口止めして全て話す

↓2
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 17:20:52.93 ID:tAIKABwDO
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 17:33:55.30 ID:Byi25DCpo
3
149 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 18:01:43.41 ID:tm08IQZA0
月読「……」

疑心暗鬼に陥るのが嫌だから黙ったままでいようとしたのに……このままだと違う面で……

月読「広生、天馬」

それなら、方法は……

天馬「おっ、月読も気になるだろ?消えた包帯なんて……」

月読「それについては心配ないわ」スッ

広生「なっ、お前いきなり服を……!」

天馬「って、なんだよこれ!?」

腹部に巻かれた包帯に二人の息を呑むのが伝わってくる。

月読「これは、ここだけの話にしてほしいんだけど」


広生「刺されただと!?」

天馬「いったい誰にだよ!つうかなんで黙ってたんだ!?」

月読「最初の事件で武忍がやった事を思い返せばわかるでしょう」

広生「疑心暗鬼に陥るからか……」

天馬「っ、それはわかるけどよ!」

月読「……とにかく、この事は内密にお願い」

広生「……」

天馬「くそっ、だったらあたしがそいつを捕まえてやるよ!」

月読「ちょっと天馬!」

広生「……俺もそいつを放置するわけにはいかん。探すのだけはさせてもらうぞ」

月読「……わかったわ」

【天馬千里の好感度が5上がりました】

【広生燕次の好感度が5上がりました】
150 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 18:04:25.81 ID:tm08IQZA0
月読「……天馬も広生も無茶はしないといいけれど」

誰がしたかは……私も知りたいのよね。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【天馬、広生は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:09:00.33 ID:Byi25DCpo
鏡在 川田谷
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:09:54.12 ID:X7UGZHLF0
学人 ミシェル
153 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 18:17:51.80 ID:tm08IQZA0
学人「……」

ミシェル「ウウウ……」

また、珍しい組み合わせね……

学人「おい」

ミシェル「ヒイッ!?」

学人「……」

学人の額に青筋が……

ミシェル「ア、アノ」

学人「なんだ」

ミシェル「ヒッ……」

月読「……あのままだと危険ね」

学人が、だけど。

1…あんまり怯えないでいいわよ
2…眉間に皺寄せてると余計に怖いわよ
3…ミシェル、何を話したいの?

↓2
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:18:40.81 ID:tAIKABwDO
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:18:46.64 ID:/U++oAKM0
3
156 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 18:31:39.50 ID:tm08IQZA0
月読「ミシェル、何を話したいの?」

ミシェル「アッ……」

学人「ちょうどいい。通訳は任せた」

月読「余裕ね……貴方あのままだとタックルやられてたわよ」

学人「なに!?」

月読「それで?私に話してくれれば伝えるわよ」

ミシェル「エット……イシズエガ探シテタ」

月読「四杖が?」

ミシェル「ウン」

学人「……それを言うためだけに三十分もそこにいたのか」

三十分……ミシェルにしては持った方ね。

学人「はぁ……わかった。四杖はどこにいた」

ミシェル「ジ、情報エリア……」

学人「そうか」

月読「ミシェルもよく耐えたわね……話せたらもっとよかったけど」

ミシェル「ダッテ……緊張シテ」

ミシェル「ガクト……カッコイイシ」

……ん?

【ミシェル・ラマンの好感度が4上がりました】

【更科学人の好感度が4上がりました】
157 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 18:34:25.57 ID:tm08IQZA0
月読「……学人がかっこいい、ね」

変態的な面を知ってるからなんとも言えないわ。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【広生、天馬、学人、ミシェルは選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:38:45.97 ID:Byi25DCpo
鏡在 川田谷
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:40:27.48 ID:tAIKABwDO
音野 川田谷
160 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/11(木) 18:42:45.38 ID:tm08IQZA0
今回はここまでで。
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:45:21.47 ID:tAIKABwDO
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:47:59.49 ID:X7UGZHLF0
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 18:51:37.19 ID:Byi25DCpo
乙です
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 00:22:09.71 ID:2w+6gl8DO
乙です
刺されて医務室行くことを冷静に思い付く月読姉貴かっけぇ…
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 17:30:59.04 ID:72Ul0nSW0
誰が刺したのも気になるけど、殺されかけたのに普通に過ごしている月読も大した精神してるなぁ
166 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/12(金) 22:28:16.72 ID:VNRtKJDA0
音野「今日は何を弾きましょうか?」

月読「そうね……」

川田谷「あっ、いたいた。音野さん、ちょっといいかな」

音野「はい、どうしましたか?」

川田谷「ちょっと弾いてもらいたい曲があるんだけど……」

音野「えっ、でも……」

月読「あら、私は構わないわよ。まだ何を聞くかは決めてなかったもの」

音野「わかりました……それで何を弾けばいいですか?」

川田谷「これなんだけど……」

音野「…………はい、ありがとうございます」

月読「あら、楽譜返していいの」

音野「覚えましたから大丈夫です!」

川田谷「あの十数秒程度で覚えたんだ……」

音野「こんな風に覚えられるのは楽譜だけなんですけどね……それじゃあ、弾きます」

音野が弾き始めた曲……それは私の記憶の中にはまるでない曲。

だけど聞いた限りでは悪い曲じゃないわね……

川田谷「……〜〜♪」

月読「!?」

川田谷「―#:@+……♪」
ちょっと……

音野「ふぅ……っ!?」

演奏の終わった音野がビクッと震えると耳を塞ぐ。
最後の方は演奏聞けなかったわ……

音野「っ、あ、あの!」

川田谷「……あれ、もう終わったの?」

音野「い、一応」

1…川田谷、今のはなに
2…演奏はよかったわね……演奏は
3…この曲、聞いた事がないんだけれど

↓2
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 22:31:23.89 ID:cAa3z0GDO
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 22:32:18.58 ID:bv//59sm0
2
169 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/12(金) 23:05:00.97 ID:VNRtKJDA0
月読「演奏はよかったわね……演奏は」

音野「あ、ありがとうございます」

川田谷「あはは、そう言ってもらえると作曲したかいがあるよ」

音野「これ川田谷さんが作曲したんですか?」

川田谷「いつもは作詞だからたまにはね。つい考えてた詞を歌っちゃったけど」

あの歌らしき物はそれだったのね……

川田谷「どうかな?いい歌だったでしょ」

月読「……曲はよかったわ」

音野「そ、そうですね……」

川田谷「あはは、それならよかった」

あくまで、曲は……よ。

【音野響の好感度が4上がりました】

【川田谷昌の好感度が3上がりました】
170 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/12(金) 23:14:01.81 ID:VNRtKJDA0
月読「……川田谷は作曲も出来るのね」

歌だけはひどい物だったけど。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【広生、天馬、学人、ミシェル、音野、川田谷は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 23:14:47.79 ID:wAL0PVJv0
黒頭 佛生
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 23:14:49.24 ID:sF62riLs0
佛生 四杖
173 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/12(金) 23:48:07.03 ID:VNRtKJDA0
佛生「……」

四杖「佛生さん、どうぞ」

佛生「かたじけない……」

四杖「いえいえ、わたくしにはこれぐらいしか出来ませんから」

佛生「……本来ならば某は拘束されても仕方がない事をしたのです。食事を用意していただけるだけでもありがたき事」

佛生「某は、死して償うべきなのでしょうがな……」

四杖「佛生さん……」

月読「拘束なんてモノクマの思う壺よ」

佛生「月読殿」

1…それに貴方は生きて償うべきなのよ
2…入野とはあれからどうなの
3…誰かが孤立するのは避けるべきでしょう?

↓2
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 23:50:51.16 ID:R83QOqWzo
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 23:51:22.26 ID:cAa3z0GDO
176 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 00:03:10.23 ID:mZSlzA3A0
月読「それに貴方は生きて償うべきなのよ」

佛生「……」

月読「それに貴方が死んでいたら私だってどうなっていたか」

四杖「えっ?月読さん、佛生さんと何かあったのですか?」

月読「まあ、色々とね……佛生」

佛生「……」

月読「貴方がこれからどう生きるかはわからないけど……死を償いにするのはやめる事ね」

佛生「……」

なんて、釈迦に説法ってやつかしらね。

だけど貴方がいなかったら私が死んでいたかもしれないという事は理解してほしいところね。

【佛生空也の好感度が3上がりました】

【四杖礎の好感度が3上がりました】
177 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 00:14:13.81 ID:mZSlzA3A0
【四杖礎通信簿イベント2】

月読「……」ペラッ

月読「……」コクッ

あら、お茶がなくなったわね……

四杖「どうぞ」

月読「あら、ありがとう……ねぇ、四杖」

四杖「なんでしょう?」

月読「まさかずっといたの?」

四杖「はい、まあ……」

月読「貴方って全員参加の時はそうでもないけど、こういう時何かする以外は姿見せないわよね」

四杖「そうですね……あまり姿は見せないようにしていますから」

月読「姿を見せないように?なんでかしら?」

四杖「……それは、そうするべきだから、ですね」

月読「四杖?」

四杖「また何かあれば……」

……様子が変だったわね。

【四杖礎通信簿2】
【何かする時以外には姿を見せる事が少ない四杖。
なるべく姿を見せないようにしているという本人は言うが……】
178 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 00:16:40.44 ID:mZSlzA3A0
月読「……佛生ももうあんな事をしなければいいわね」

本人の価値観ばかりは変えられないけど……そう願うわ。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【広生、天馬、学人、ミシェル、音野、川田谷、佛生、四杖は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 00:18:57.29 ID:5sos9Qtu0
ksk
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 00:19:29.37 ID:w1P5uzGDO
鏡在
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 00:19:36.33 ID:7719aRDWo
鏡在 黒頭
182 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 00:32:10.07 ID:mZSlzA3A0
月読「……ねぇ」

鏡在「ちょっと動くんじゃないわよ!アンタは黙って突っ立ってなさい!」

なぜだか鏡在に捕まった私は脱衣場で着せ替え人形にされていた。

なんで私がこんな目に……

鏡在「うーん……ちょっと眼鏡外してコンタクトにしてみなさいよ」

月読「持ってないわよ、コンタクトなんて……」

鏡在「倉庫にあったからこれ使えば?」

月読「用意がいいわね……」

鏡在「使えるなら何でも用意しとくのは当たり前でしょうが」

1…そもそもなんで天馬じゃなくて私なの
2…なんか貴女のイメージ変わったわ
3…そういえばこんなに服どうしたのよ

↓2
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 00:34:26.59 ID:nlT1pOny0
2
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 00:36:25.94 ID:0VkMU1SDO
185 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 00:48:00.83 ID:mZSlzA3A0
月読「そもそもなんで天馬じゃなくて私なの」

鏡在「千里はダメよ。男の感覚叩き直すところから始めないといけないし、千里の身長に合う服はどうしても作れないのよ」

鏡在「まっ、アンタなら思う存分着せ替え出来そうだから付き合ってもらうわよ」

月読「……」

拒否権はないのね。

鏡在「ほら、さっさとコンタクトにしなさいよ。そうしたらこの服と……」

……まあ、たまには付き合うのもいいでしょう。

ただ包帯には全く言及しないとは思わなかったわね……服の下だからって事かしら。

【鏡在凛の好感度が5上がりました】
186 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 00:54:44.26 ID:mZSlzA3A0
【夜イベント】

1…広生達はどうしてるのかしら
2…防犯グッズ倉庫にないかしら……
3…医務室に包帯変えにいかないと……
4…コンタクトね……

↓2
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 00:56:29.44 ID:w1P5uzGDO
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 00:57:03.76 ID:7719aRDWo
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 00:57:06.44 ID:nlT1pOny0
3
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 08:17:20.62 ID:w1P5uzGDO
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 10:21:32.54 ID:+zSCiXcBo
192 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 21:16:41.40 ID:mZSlzA3A0
【書庫】

月読「……」

今私の手には鏡在に押し付けられた使い捨てコンタクトがある。

鏡在曰くなるべく着けて慣れるようにしろって話だけど。

月読「別に私は眼鏡でいいのに本当に強引よね……」

鏡在に何か言われるのも嫌だし、着けてみましょうか……


月読「……ん」

鏡を見ながらコンタクトを着けて、目をパチパチと瞬かせる。

月読「……」

普段眼鏡を着けてない顔をはっきり見た事はなかったけど……

月読「それなりに印象は変わるわね……」

何となく笑みを浮かべてみたり……いや、何をしてるのよ私は。

月読「自分の顔なんてまじまじと見るものじゃないわね……」

鏡を置いて顔を上げた私は……

そこにいた人と目が合った。

【一人選んでください】

↓2
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 21:23:08.45 ID:66xGAIFOo
入野
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 21:27:43.43 ID:5sos9Qtu0
学人
195 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 21:46:27.04 ID:mZSlzA3A0
学人「……」

月読「……」

学人はなぜか顎に手をやりながら私をジッと見つめている……

月読「ちょっと……学人?」

学人「ふん、ギャップという物もなかなか侮れんな」

月読「は?」

学人「お前は普段仏頂面とまでは言わんが笑顔を見せる事が少ない女だ」

学人「見せたとしても微笑むぐらいで今のような笑みはまずお目にかかれないだろう」

月読「……」

そんなにかしら……あまり笑わないのは自覚していたけど。

学人「普段はお堅い女の少女のような笑みか……いいものが見れたよ」

月読「……」

なんか満足して去っていったわ……

月読「今のって褒められたんでしょうけど嬉しくないわね」

そもそも少女のようなってまだ私十代の少女に分類される年齢なんだけど。

月読「……」

深く考えるとイライラしてきそうだから……えぇ、これ以上考えるのはやめましょう。

とりあえず私にはやはり眼鏡が合ってるわね。

【更科学人の好感度が8上がりました】
196 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 21:50:37.02 ID:mZSlzA3A0
月読「包帯も変えたしそろそろ寝ましょうか……」

刺し傷だから即治るものでもないけど睡眠中の自然治癒力は馬鹿に出来ないものね。

月読「……」

目を閉じて、睡魔に身を委ねる。

そして私は眠りに落ちていった。
197 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 21:58:37.91 ID:mZSlzA3A0
【????】

月読「……?」

ここは……どこかしら?

いくつも並んだ椅子。

目の前にある大きなスクリーン。

これは……映画館?

私は確か個室で寝ていたはずなのに……

ブー

月読「……」

ブザーが鳴ってスクリーンに映像が映る。

【大・炎・上】

月読「……!」

その映像は……あの悪趣味極まりない新太に対するオシオキ。

吊るされ、叩かれ、燃やされる地獄のような光景。

【愛・待ちわびて】

次に流されたのは夜方々木のオシオキ。

愛を求めた夜方々木を徹底的に侮蔑して殺す、最低の光景。

だけどなんでこんな映像が……
198 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 21:59:46.31 ID:mZSlzA3A0






「ふぉっ、ふぉっ……良き映像じゃろう、月読の嬢よ」






199 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 22:18:25.96 ID:mZSlzA3A0
月読「……」

横を見る。

少し離れた席で蠢いているのは白い布。

月読「……武忍」

武忍「ふぉっ、ふぉっ……久しぶりじゃな。こういうのもまた夢枕というのかの?」

月読「夢枕ね……貴方がいるなんて最低の悪夢よ」

武忍「ふぉっ、ふぉっ……言ってくれるわい」

月読「人の夢にまで現れてなんの真似かしら?安眠のためにも早く消えてくれると嬉しいんだけど」

武忍「なに、ちょっと聞きたい事があってのう」

月読「聞きたい事?」

武忍「わしが消えたはずなのに襲われた気分はどうかのう?」

月読「……」

武忍「わしがおろうがおるまいが結局月読の嬢は刺された。もしかしたら死んだかもしれぬ……ふぉっ、ふぉっ、嬢が第三の被害者であれば愉快極まりなかったのにの」

月読「……」

武忍「……はて?しかし変じゃな。なぜ月読の嬢はそれなのに相変わらず仲良しこよしをしとるんじゃ?」バサッ

月読?「過ごしている相手が私を刺したかもしれないのに」

月読?「おかしいわね、私は本さえあればよかった人間だったはずよ」

月読?「親にすら見放された私が今さら誰かとの絆でも求めてるっていうのかしら?」

月読「……」

月読?「いいんじゃない?もう殺したって?だって私は殺されかけた」

月読?「私は二回の学級裁判でも中心にいたわ。誘導なんて簡単じゃない」

月読?「ほら、殺しましょう。そしてあの愛書達の所に帰るのよ」

月読「…………」

これが夢ならこれはもしかして私の深層心理なのかしら。

それが武忍、ひいては化けた私として現れた……

もしそうだとするなら、なんて、なんて……
200 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 22:19:36.35 ID:mZSlzA3A0






月読「今すぐその不快な物真似はやめなさい」

――馬鹿馬鹿しいのかしら私の深層心理は。






201 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 22:32:13.78 ID:mZSlzA3A0
月読?「……」

月読「殺すですって?馬鹿馬鹿しい、そんな事私はしないわよ」

月読?「……なんでよ」

月読「さあ?明確な理由なんてないわ」

人を殺してはいけないなんて当たり前な話だ。

だけどこのコロシアイにはそんな法も倫理も善悪も何の意味を持たない。

月読「確かに私は刺されたわ。そしてその犯人はあの中にいるんでしょうね」

だから、なに?

月読「だけどそれは私が人を殺す理由になんてならないわよ」

月読「愛書達の事は気がかりよ。だけど私は書を愛してるがゆえに血に濡れた手で本を開くなんてごめんだわ」

それに、私は嫌なのよ。

わからないけど、私は……皆の命が消えてしまうのが嫌で嫌で仕方がない。

……本当に、どうしたのかしら私は。

月読「だからさっさとこんな悪夢からは目を覚まさせてもらうわよ」

月読「これ以上、くだらない話には付き合っていられないもの」

まあ、いいわ。

こんな夢にこれ以上いたくもないのは確かだから。
202 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 22:39:28.21 ID:mZSlzA3A0
武忍「……ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ!」

月読「……」

武忍「いいのう、実にいいわ。その目、その表情……我が主の嫌いな物が詰まっておる」

武忍「恐怖と絶望に凍りつく顔が是非とも見たくなるわい……」

月読「……」

武忍「月読の嬢よ、はっきりと忠告してやるとしよう」

武忍「嬢は死ぬ、その甘さと強情さのために絶望に顔をひきつらせながらのう」

月読「あらそう……だったら決めたわ」

月読「私は笑って死ぬ、ああ、よかったと自分の人生という物語に誇りを持ってね」

その宣戦布告がこの夢の終わり。

遠のく意識の中、私は必ず生き延びることを……自分自身に誓った。
203 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 22:43:43.75 ID:mZSlzA3A0
【十三日目】→【十四日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……56
 
天馬……34
 
鏡在……29
 
ミシェル……39
 
黒頭……41
 
入野……31
 
佛生……37
 
広生……36
 
学人……45
 
川田谷……34
 
四杖……40
204 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 22:49:11.26 ID:mZSlzA3A0
【十四日目】

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ「オマエラおはようございます!」

モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」

モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」

月読「……」

朝ね……あの夢のせいで眠った気が全くしないわ。

月読「だけどはっきり言ってやったのはスッキリしたわね」

武忍にはそれはもう嫌な気分にさせられたもの。

月読「食堂に行くとしましょうか」
205 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 23:14:57.55 ID:mZSlzA3A0
【食堂】

鏡在「ちょっと月読!」

月読「いきなり何よ」

鏡在「なんでまだ眼鏡なのよ!コンタクト慣らしなさいって言ったでしょうが!」

月読「朝も着けないといけないの?」

鏡在「……アンタって奴はどうもオシャレを理解できてないみたいね」

鏡在「女子集合!」

天馬「おっ、どうした」

鏡在「今日はこの月読を徹底的に改造するわよ!」

鏡在「名付けて月読改造計画!」

……そのままじゃない。

そしてあれよあれよという間に……私の改造計画とやらが始まる事になってしまった。

拒否権は……相変わらずないわね。
206 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 23:19:42.91 ID:mZSlzA3A0
月読「改造計画ねぇ」

とんだ事になっちゃったわ……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:21:12.15 ID:nlT1pOny0
学人 鏡在
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:21:35.45 ID:W9jzIyIxo
入野 黒頭
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:21:39.91 ID:w1P5uzGDO
川田谷 入野
210 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/01/13(土) 23:42:01.50 ID:mZSlzA3A0
入野「こう?」

黒頭「はい、そうですね……腕はもう少し」

入野「なるほどなるほど」

月読「何をしているの?」

入野「あっ、汐里ちゃん!」

黒頭「入野様に少しばかり手解きを。わたしもまだまだ未熟なのですが……」

月読「黒頭ならいい指導になるんじゃない?貴女真面目だもの」

黒頭「恐縮です」

入野「そういえば汐里ちゃん!改造計画楽しみだね!」

月読「……」

忘れていてほしかったわ……

1…入野はなんで黒頭に指導してもらっていたの?
2…何を教えていたのかしら?
3…貴女達も参加するの……改造計画

↓2
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:43:41.64 ID:W9jzIyIxo
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 23:44:15.96 ID:gTCbssGB0
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