提督「艦娘に殺されたい」

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703 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:17:45.38 ID:gNQ01S2v0
風呂場

ザバッ

提督「いててててて!!!自分が大怪我したって完全に忘れてた!!」ジンジン

「提督ー。入りますよー」

提督「は!?待て!入るな!」

ガラガラ

明石「えへへ、来ちゃいました♪」

提督「来ちゃいましたじゃねえよ!帰れ!」サッ

明石「ちょっとちょっと!隠さないでいいですって!私が全部洗ってあげますから!」グイッ

提督「マジでいいって!俺の身体今超グロいし!普通に見ないで欲しいから!」

明石「私も提督のこと、あ...愛してますから///どんな提督でも受け入れますよ///」

提督「...お前なぁ」

提督「まぁ...分かった。お前がこの鎮守府で誰より俺を想ってるかはよく知ってるからな」

明石「提督...」

提督「それじゃ早いとこ洗ってくれるか?」

明石「あっ///はい///」

ーーーーーーーー
704 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:18:14.93 ID:gNQ01S2v0
脱衣所

提督「はぁ...さっぱりした。ありがとうな明石」

明石「はい///」

提督「お、下着も全部変えてくれたのか?流石だな。気が利いてる」ニコニコ

明石「え...?」

提督「どうした?」

明石「私、変えてません」フルフル

提督「じゃあ一体誰が...」ゾクッ

明石「あの、もしよければ新しいの持って来ますけど...」

提督「すまないな、そうしてもらえるか?」

明石「はい。すぐにお持ちします」タタタッ

「...」ギリッ

ーーーーーーーー
705 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:19:34.22 ID:gNQ01S2v0
司令室

提督「そろそろ朝飯にするかー」

明石「そうですね。食堂へ...はまだ行けないですよね?」

提督「そうだなぁ。全員の顔を一通り見るまではあまり人目につくとこには行きたくないかな」

明石「そもそも人がいませんけどね!」フフッ

提督「ハハハ!笑わせてくれるな...ほんと、お前の事好きだわ」ケラケラ

明石「ちょ、急にやめてくださいよ///」

提督「あ、飯だけど明石なんか作れる?手料理とか食べて見たいなぁ」

明石「え、私の手料理ですか...ちょっと自信ないんですけど...」

提督「クサいこと言うけど、お前が作ったものならなんでもいいよ」

明石「じゃ、じゃあ作って来ますね///」タタタッ

ガチャッ

ゴンッ

明石「ん?」

提督「どうした?扉に何かぶつかったか?」

明石「は、はい...これって...」

提督「ん?」ヒョコッ

美味しそうな料理「タベテ」

明石「い、伊良湖さんが置いてくれたんでしょうか?」

提督「(...霞か。盗聴器、隠しカメラはどこだ?)」チラッ

明石「提督...?」

提督「え?あぁ、気味が悪いから捨てちまおう。また毒でも入ってたら嫌だしな」パチッ

明石「(合図...演技はもう始まってるんですね。了解)」パチッ


明石「分かりました。そうですよね。私以外の人間が作った料理なんて、提督に食べさせられませんよ」

提督「あぁ。俺も明石以外の奴が作ったものは食べたくない」

明石「またそんなこと言う///じゃあちゃっちゃと作って来ますから、待っててくださいね///」

「...」ギリギリ

ーーーーーーーー
706 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:21:33.18 ID:gNQ01S2v0
司令室 昼

ジリリリリ

提督「はい」ガチャッ

元帥『やぁ提督君、無事かね?』

提督「あぁ、お疲れ様です。お陰様で何事もなく過ごせております」

元帥『それは良かった...安心したよ』

提督「ご心配をおかけしてすみません...」

元帥『いやいや、とんでもない。それより調査官のことだがね』

提督「(来た!)」

元帥『予定より大幅に早く、今日到着する事になった』

提督「えっ!?今日ですか!?」

元帥『あぁ。ちょうど近くに憲兵隊が視察へ行っていてね。輸送機で直行させたんだ』

提督「それはどうも...ご迷惑をおかけしまして...」

元帥『迷惑だなんてよしてくれ。海軍としては君の安全が第一なんだ。君を失うわけにはいかないからね』

提督「はぁ...それで、時間はいつ頃...」
707 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:22:20.58 ID:gNQ01S2v0
undefined
708 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:23:12.92 ID:gNQ01S2v0
バンッ

明石「提督!」

提督「おぉ、明石か。どうした?」

明石「だ、大本営より調査官の方が派遣されて来ました!」ケイレイ

提督「元帥...今来たと...」

元帥『...予定より10分遅いな。この間に提督君が殺されていたらどうするつもりだったんだ?』

提督「まぁまぁ...結果的には無事なわけですし...」

元帥『フン、陸の奴らは信用ならんからね。ただ、その調査官にはウチの息がかかってるからなんでも伝えてくれ。必ず力になってくれるよ』

提督「ありがとうございます」

元帥『あぁ、最後に今入ってきた艦娘に代わってくれるかな?』

提督「明石ですか?分かりました」チョイチョイ

明石「?」

明石「はい、トラック泊地所属の工作艦明石です」

元帥『貴様、上官の会話中にドアを許可もなく勢いよく開けたか?』

明石「ぇ...」

元帥『貴様は提督君を舐めているのか?その場にいれば反逆罪で後頭部をぶち抜いてやりたい気分だ。以後気をつけろ。次は無いぞ』ガチャン

明石「は、はぃ...」チョロロッ

提督「なんだって?」

明石「て、提督によろしくと...」ガクガク

提督「そうか...それじゃ調査官の所に案内してくれるか?」

明石「あーーーっ!!!」

提督「なんだ?」

明石「へ、部屋の前で待たせてるんでした...」

提督「それを早く言え!」ヨロヨロ

ガチャッ

提督「す、すみません長らくお待たせし...ッ!?」

ガバッ

調査官(以下女)「提督君...」ギュッ
709 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:23:49.15 ID:gNQ01S2v0
提督「うわ、女さんじゃないですか!なんでこんな所へ!?所属は海軍のはずじゃ...」

女「元帥の意向でね。私みたいに陸へ転向するスパイも多いのよ」

提督「せっかく海軍でのキャリアがあったのに...」

明石「あの...元々海軍の所属だったんですか?」

提督「あぁ。この人は俺が士官候補生だった頃の教官でな。めちゃくちゃ優秀な人なんだぞ?」

明石「へぇー」

女「ところであなたは?」ギロッ

明石「あ!申し遅れました!今提督の秘書艦...の代理を務めている明石です。よろしくお願いします!」

女「で...」

チャキッ

明石「ぇ...?」

女「こいつは例の件に関わったの?提督君、怖がらないで答えてちょうだい。もしそうならこの場で射殺してあげるから」ニコッ

提督「と、とんでもない!明石は唯一俺の治療にあたってくれた艦娘です!」

女「ほんとに?」

提督「本当です。俺の目を見てください」ジッ

女「...分かったから。もういいわ///」

提督「それで...今後のご予定は?」

女「サッと聞き取り調査をして終了ね。あなたは明石の報告は冗談であると伝えてきたでしょう?私達としては万が一の事を考え、明石の意見を信じてここへ来てるの。そうである以上、あなたが虐待を受けたという事実が確認できない事を確認しなければならないの。ややこしいわね...」

提督「とんでもないです。ご迷惑をおかけしてしまって...」

女「それじゃ私は聞き取りをしてくるから。あなたは通常通り業務を行って下さい」スタスタ

明石「...」

提督「はぁぁぁ...バレてないよな?」

明石「バレてたら私はもう殺されてますよ...」

提督「義眼に義指...って言うのか?見えるところの傷は全く分からなくなってるようだな」

明石「それより調査、大丈夫ですかね?」

提督「皆も素直に答えれば俺がここからいなくなることくらい分かってるだろうから大丈夫だ」

明石「そうですね。それじゃ次の作戦、行きますか」

提督「おう」ニヤッ
710 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:24:19.37 ID:gNQ01S2v0
司令室

カキカキ

紙『以上が作戦内容だ』

明石「...」コクッ

提督「いくぞ...」ボソッ

明石「提督ぅ...」

提督「うわっ!なんだ急に!?」

明石「もう我慢できません...提督、お慕いしてます」ギュッ

提督「あ、明石...」

明石「提督...キスして下さい...」

ドゴッ

提督「(来た!)」

明石「な、なんの音ですか...?」

提督「分からんな...ちょっと様子を見てくる」ヨロッ

明石「提督は座ってて下さい!私が見て来ますから!」スッ

提督「あぁ...すまないな」

明石「すぐ戻りますから!」タタタッ
711 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:24:50.58 ID:gNQ01S2v0
廊下

明石「おかしいな...誰かが扉を叩いたはずなんだけど...」キョロキョロ

ガチャン

明石「!?今誰かが司令室に!?」ダッ

明石「くっ!開かない!!」ガチャガチャ

明石「(ま、作戦通りなんですけどね)」クスッ

ーーーーーーーー
712 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/13(火) 22:25:53.29 ID:gNQ01S2v0
書き溜めたのはここまでです
おやすみなさい
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 22:28:33.03 ID:rP+iSVwzO

霞かわいい、手籠めにしたい
714 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/13(火) 22:37:55.77 ID:gNQ01S2v0
すまん>>709が矛盾してる
↓が正しいです
ーーーーーーーー

調査官(以下女)「提督君...」ギュッ

提督「うわ、女さんじゃないですか!なんでこんな所へ!?所属は海軍のはずじゃ...」

女「元帥の意向でね。私みたいに陸へ転向するスパイも多いのよ」

提督「せっかく海軍でのキャリアがあったのに...」

明石「あの...元々海軍の所属だったんですか?」

提督「あぁ。この人は俺が士官候補生だった頃の教官でな。めちゃくちゃ優秀な人なんだぞ?」

明石「へぇー」

女「ところであなたは?」ギロッ

明石「あ!申し遅れました!今提督の秘書艦...の代理を務めている明石です。よろしくお願いします!」

女「で...」

チャキッ

明石「ぇ...?」

女「こいつは例の件に関わったの?提督君、怖がらないで答えてちょうだい。もしそうならこの場で射殺してあげるから」ニコッ

提督「と、とんでもない!あの通報は誤報でして...」

女「ほんとに?」

提督「本当です。俺の目を見てください」ジッ

女「...分かったから。もういいわ///」

提督「それで...今後のご予定は?」

女「サッと聞き取り調査をして終了ね。あなたは明石の報告は冗談であると伝えてきたでしょう?私達としては万が一の事を考え、明石の意見を信じてここへ来てるの。そうである以上、あなたが虐待を受けたという事実が確認できない事を確認しなければならないの。ややこしいわね...」

提督「とんでもないです。ご迷惑をおかけしてしまって...」

女「それじゃ私は聞き取りをしてくるから。あなたは通常通り業務を行って下さい」スタスタ

明石「...」

提督「はぁぁぁ...バレてないよな?」

明石「バレてたら私はもう殺されてますよ...」

提督「義眼に義指...って言うのか?見えるところの傷は全く分からなくなってるようだな」

明石「それより調査、大丈夫ですかね?」

提督「皆も素直に答えれば俺がここからいなくなることくらい分かってるだろうから大丈夫だ」

明石「そうですね。それじゃ次の作戦、行きますか」

提督「おう」ニヤッ
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 23:01:39.60 ID:4mXepsFDO
明石ですら処刑されかけたのに…
この調査官から処刑されずに済ませれるのか、霞…
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/13(火) 23:36:55.13 ID:d764frdA0
元帥にヤンホモ疑惑が再浮上した件、
いや、これは確定か
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 01:18:18.85 ID:Ul8ZwraSO
この元帥潰したい
718 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 08:07:12.63 ID:8DPh3zn+0
司令室

ガチャッ

霞「司令官...」

提督「霞...!?」ビクッ

霞「怯えないで...司令官を助けに来たの...」スッ

提督「は...?お前は何を言ってるんだ!?お前にされたことは忘れてないぞ!」

霞「あれは違うの!あの時の私は私じゃないわ!」

提督「お前...めちゃくちゃだぞ」

霞「司令官、あなたは明石さんに洗脳されてるのよ!大体おかしいじゃない!どうして明石さんだけがあなたに友好的に接し続けたの!?」

提督「(マズイな...それに関しては言い訳が思いつかない...)」...」

ドカッ

明石「ふぅ...やっと開きました...」

提督「あ、明石!!」

霞「チッ...もう入って来たの...」

明石「提督をお守りするのが私の役目ですから。提督、後ろへ」スッ

提督「すまないな...」

霞「このッ!!貴女だけは絶対に許さない!!」バキッ

明石「くっ...」ドサッ

霞「あら、この程度のパンチは避けれると思ったけど、工作艦には難しかったかしら?」ニヤッ

明石「フフ、こうすれば大義名分ができますからね...」

霞「...は?」

女「提督君、調査終わったよ...!?貴様!そこで何をしてる!」チャキッ

霞「ぁ...いや、これは!」アセアセ

提督「女さん!!良いところに!あいつが明石を殴ったんです!」

女「ほう...憲兵隊が滞在中の鎮守府で喧嘩とは勇気があるな」

霞「ち、違うの!提督は明石さんに洗脳されてて、それで私が...」

女「手を頭の後ろに回して跪きなさい。言い訳は取調室でたっぷり聞いてあげる」

霞「そんな...」ガクガク

ーーーーーーーー
719 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 08:07:39.10 ID:8DPh3zn+0
提督「明石...ありがとう。助かったよ...」ギュッ

明石「提督がご無事で良かったです...」ギュゥゥ

明石「...」チラッ

霞「ッ...!」キッ

明石「フフッ」ニヤッ

霞「いつか殺す...」ボソッ

憲兵「行くぞ、早く立て!」

霞「チッ...指図さんじゃないわよ...」

女「提督君、君の言った通り虐待の事実は確認できなかったわ。これで私達は帰る...と言いたいところなんだけど、生憎帰路に嵐が発生してるらしくてね。あと1日はここに泊まらせてもらうわ」

提督「女さん、ありがとうございます。何もないとこですが、ゆっくりしていってください」ニコッ

ーーーーーーーー
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 08:30:52.80 ID:rQfaD1sio
憲兵に連れていかれて何も思わないんじゃ提督実は艦娘のこと嫌いだろw
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 09:29:09.02 ID:Ul8ZwraSO
指図さんじゃないのか…
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 09:33:09.47 ID:Y9HaQ7Evo
結局提督の目的はなんなのか
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 09:39:54.08 ID:1JdqvNbMO
苦しむ艦娘が見たいだけでしょ
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 10:06:51.53 ID:mAJzLkIAo
愉悦
これに尽きる
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 15:45:52.31 ID:Q36S3UlmO
かつて艦娘に家族を殺されたが、自分の優しい艦娘達のことは好き。

それでもその好きな艦娘達の苦しむ姿が見たい。(愛のある嗜虐願望)

さらにそれによって自分が死にたい(破滅願望)

家族を奪った艦娘達自身に、敬愛する自分を奪わせることで苦しめたい(潜在的復讐願望)

死に損なったことでそれらを超越し、もはや愉悦の権化となった←イマココ

そう単純でもないかな?
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 18:16:21.28 ID:ylLxfAP/O
最初の傷つけたいとは思わないってのが何処かにいってしまった
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 18:57:51.79 ID:CY3yRjmco
暴走は止まらないんだよ…
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 19:19:29.74 ID:Ul8ZwraSO
>>725
>かつて艦娘に家族を殺された

よりも深海棲艦に襲われたのに来るのが遅かったからのほうが愉悦感ある
729 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/14(水) 19:19:41.15 ID:O5MFYQvl0
>>726
すまん、この傷つけたくないは殴る蹴るとかの物理的な攻撃で傷つけたくないって意味で書いた
いかに自分の手を汚さずに艦娘を苦しめられるかがこの提督の課題
ーーーーーーーー
司令室 夜

提督「もうこんな時間か...明石、頼んだ」

明石「はいっ」タタタッ

女「...?何を頼んだの?」

提督「食事です」

女「食事?食堂へは行かないの?仕事も片付いてるみたいだけど」

提督「恥ずかしながら、食事は明石と二人でって決めてるんです」

女「へぇ〜、そりゃお熱いことで...」

提督「よかったら女さんもどうです?一緒に食べましょうよ?」

女「え?いいの?」

提督「女さんなら大歓迎ですよ」ニコッ

女「そ、それならお邪魔させてもらいます///」

ガチャッ

明石「提督、女さんの分もお持ちしたんですけど、大丈夫ですか?」

提督「おう、ナイスだ明石」

女「ふーん、貴女以外と気がきくのね。いいお嫁さんになるわ」

明石「えっ!?あ、ありがとうございます///」

提督「それじゃあ頂きましょう」

ーーーーーーーー

730 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 19:20:34.67 ID:O5MFYQvl0
提督「ご馳走様でした。明石、ちょっといいか?」

明石「はい?」

提督「曙をここにけしかけてくれ」ボソッ

明石「分かりました」ボソッ

女「?」

ーーーーーーーー
731 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 19:21:02.61 ID:O5MFYQvl0
駆逐寮

コンコンコン

明石「すみませーん、曙さんいますか?」

曙「何?」ガチャッ

明石「あ、提督が曙さんに用事があるそうで」

曙「て、提督が!?何の用事か言ってた!?」

明石「いえ、そこまでは...」

曙「そ、そう...けど、何か困ってるに違いないわ。私が行ってあげなくちゃ。全くクソ提督ったら...」ニヤニヤ

明石「調査官の方も一緒なので言葉遣いには気をつけたほうがいいですよー」

明石「って...聞こえてないか」ニヤッ

ーーーーーーーー
732 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 19:21:39.98 ID:O5MFYQvl0
司令室

女「あーそこそこ...気持ちいい...」

提督「だいぶ凝ってますね...ちゃんと身体動かしてます?」

女「ぶっちゃけあんまり動かしてないのよねー...デスクワークの方が多くって...」

コンコン

提督「(来たか...)」

「クソ提督、入るわよ」

ガチャッ

提督「(ソファーに寝てる女さんはそこからじゃ死角だ...さぁ、楽しませてくれよ...)」ニヤッ

曙「あら、思ったより元気そうじゃない。全く、何の用なのよ?」

提督「いや『おい』!?」

女「お前所属と名前は?」

提督「(凄まじいスピードで起き上がりやがった...もう一言二言くらい罵倒させてやりたかったんだが...まぁいいか)」

曙「あ...調査官の...」ビクッ

女「聞こえなかったか?所属。名前。答えろ」

曙「だ、第七駆逐隊の曙です」

女「何ださっきの態度は?」

曙「あ、あれは普段からの対応で、その、反抗的な意味はないんです」

女「は?普段からあの態度なのか?」

曙「...」

女「答えろ。私も提督君の仕事部屋でお前の汚い脳髄をぶちまけたくないんだ」チャキッ

曙「普段からです...」

女「19時37分...抗命罪で現行犯逮捕だ」

曙「ぇ...?」

提督「あの...」

女「提督君、輸送機に憲兵が待機してるから連行するよう連絡してちょうだい」

提督「りょ、了解です」

ーーーーーーーー
733 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 19:22:17.21 ID:O5MFYQvl0
憲兵「全く...1日に何人逮捕者が出るんだ?この鎮守府は...」カチャカチャ

憲兵「ほら、歩け」

曙「...嫌」

憲兵「...」バキッ

曙「ッ...」ドサッ

憲兵「提督さんは優しいからな...今まではそんな態度でも通用したかもしれんが、陸ではそうはいかんぞ?」

曙「提督に一言だけ言わせて...」ヨロッ

憲兵「ダメだ。行くぞ」

曙「...」

ーーーーーーーー
734 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/14(水) 19:23:25.65 ID:O5MFYQvl0
提督「あの、曙はどうなるんですか?」

女「さぁ?死刑じゃないか?」

提督「(それは困るな...死なんて今の彼女達には願っても無いことだろう...)」

提督「女さん...」ポロッ

女「ど、どうした!?もう君をコケにする奴はいない!大丈夫だ!」ギュッ

提督「違うんです...」ポロポロ

女「じゃあ一体...」オロオロ

提督「こんなこと言うと、まだまだ甘いって思われるかもしれません...けど、死刑だけは勘弁してやってください...」ポロポロ

提督「もう人が死ぬのは嫌なんです...」

女「そうか...君はご家族が...」

提督「...」チラッ

女「...分かった。君からの嘆願があったと上には伝える。流石にそれで死刑にはなるまい」

提督「ありがとうございます...」ギュゥゥ

女「いいんだ。私たちは君の為なら何でもしてやるからな...」

ーーーーーーーー
735 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/14(水) 19:27:24.88 ID:O5MFYQvl0
↓1次のターゲットと提督の対応
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 19:39:03.30 ID:CY3yRjmco
五月雨
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 19:41:48.05 ID:tG3v2tefO
出てないやんけ
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 19:44:21.93 ID:UQMvEvEDO
龍田に追い討ち
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 21:02:30.70 ID:85nMkl3x0
天龍にやってもらおう
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 00:07:40.91 ID:Pqlz3HRSO
ん?今なんでも
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 08:40:47.79 ID:SeM9YerlO
するって
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/15(木) 19:33:15.11 ID:fY2XvfH9O
ここの霞、ちょいちょい大事なとこで噛むなw
743 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 02:31:04.51 ID:I/fsmSo30
司令室 朝

提督「おはようございます。女さん」

女「あぁ。おはよう。ところで用とは何だ?」

提督「実は鹿島を異動させられないかと...」

女「...あの女に何かされたのか?」

提督「とんでもない!彼女はとても優れた秘書艦の能力を持っていまして、私の鎮守府では宝の持ち腐れなんです。彼女はより大規模な鎮守府でこそ輝く人材だと思うんです」

女「ふむ...君がそこまで言うなら考えてもいいが、鹿島は異動を望んでいるのか?」

提督「勿論です!彼女も自身のスキルを理解していますから、口にこそ出しませんが異動を強く願っているのはヒシヒシと伝わってきます」

女「...分かった。秘書艦という枠では直ぐには置いてやれないが、元帥のところではどうだ?ちょうど練習艦を欲しがっていてな」

提督「おぉ、元帥の所でしたら私としても安心です!どうかよろしくお願いします」ペコリ

女「...もうこんな時間か。帰りの輸送機が出る頃だ。それでは失礼する。鹿島も飛行場へ連れてきてもらえるか?」

提督「了解です!」

ーーーーーーーー
744 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 02:31:57.70 ID:I/fsmSo30
飛行場

提督「女さん、お疲れ様でした。こんな所までわざわざありがとうございました」ペコリ

女「なに、こちらこそもう少し君と話していたかったんだがな。報告書を作成する為にもう帰国することになってしまってすまない」

女「二人の処分に関しては、死刑は免れるよう掛け合っては見よう...」

女「所でこの女...これから異動だというのに何を呑気に寝てるんだ」

提督「鹿島は昨日も徹夜で書類整理をしてくれていましたから、悪く言わないでやってください」

提督「(ま、伊良湖が朝飯に睡眠薬混ぜたんだけど)」

提督「それではお気をつけて」ケイレイ

女「あぁ」ケイレイ

ーーーーーーーー
745 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 02:33:16.95 ID:I/fsmSo30
廊下

提督「ふぅ...何とか誤魔化せたな、明石」

明石「正直に話しちゃう子がいるんじゃないかって内心ヒヤヒヤしましたよ〜」

提督「話してもないのに連行されたのが二人いるけどな」ケラケラ

明石「まぁ残念でもないし当然だと思いますけど」フッ

龍田「ぁ...」

提督「ん?(あ、演技演技)」

提督「ひぃぃ!!お、お前なにしにこんな所に!!」ビクッ

龍田「わ、私はただ食堂に行こうと...!」

明石「食堂は逆の方向ですけど...そんなこと知ってますよね?」

提督「ま、また俺のことを殺しに...」ガクガク

龍田「違います!!私は...私は...提督の顔が見たくて...」ポロポロ

天龍「どうしたっ!?提督の悲鳴が聞こえてきたぞ!」

提督「て、天龍!龍田がぁ...龍田がぁ!!」

龍田「ち、違うの天龍ちゃん!!私はただ提督の顔が見たくて...!」

天龍「提督にはもう近づくなって言わなかったっけか?」ガシッ

龍田「そ、そんなの無理だよ...」

天龍「何が無理なんだ?お前が近づくから提督はこんなに怯えてるんだぞ!?なぁ!」グッ

龍田「く...苦しいよ天龍ちゃん...」

天龍「提督はもっと苦しい思いしたんだぞ...?」ギュゥゥ

龍田「コヒュッ...」

明石「て、天龍さん...その位にしとかないと龍田さんが...」

天龍「こいつは何にも分かってないんだ。俺があれだけ提督には近づくなって教えてやったのに...」グググ

龍田「た...す...け...」ポロポロ

提督「天龍...」ヨロッ

天龍「提督!?大丈夫なのか!?」

提督「すまないが、龍田を離してなってくれ...」

天龍「...分かった」パッ

龍田「ぁ...」ドサッ

提督「龍田...」

龍田「提...督...ありが」

提督「この通りだ」ドゲザ

龍田「ぇ...?」

提督「もう俺の事を許してくれ。本当に龍田の事を見るだけで震えが止まらなくて...吐き気がして...頭も痛くなるんだ...もう...もう二度と関わらないでくれ」

龍田「...」ポロポロ

天龍「行くぞ、龍田」

龍田「...」コクッ

龍田「ていと『声も』」

提督「声も聞くだけで気分が悪くなるんだ...すまない...」

龍田「...」ペコリ

天龍「提督、悪かったな。また龍田が何かしでかしたら教えてくれ。龍田、次はないからな」ギロッ

龍田「...」コクッ

ーーーーーーーー
746 : ◆9Ce54OonTI [sage]:2018/02/16(金) 02:58:29.35 ID:I/fsmSo30
↓次のターゲットと提督の対応

リクエストあればなんでもどうぞ
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 03:02:55.84 ID:4DIAdOgAO
白露型
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 03:04:58.07 ID:UfVaqr13o
金剛 やっぱトラウマ的な
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 09:37:27.94 ID:fw+E22al0
暁型
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 09:37:51.96 ID:uZr8im/SO
やりますねぇ!
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 09:40:00.68 ID:yb4ALnIDO
なかなか龍田は天龍にキレないな
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 10:35:59.17 ID:oNX5dUmh0
龍田が天龍相手にキレるって、言われると想像つかんな
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 11:46:10.56 ID:juq/MlzwO
つらい現状に頭がついていけなくなった金剛が錯乱して提督刺してきかねん
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 16:01:47.69 ID:mlr+uaCzO
読んでないのに安価書いてるやついるな
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 16:06:12.08 ID:x0fXpSTS0
しかしこの提督、今後どうやってこの鎮守府機能させていくんだろな
主力組は信頼関係崩壊、遠征組は人数が減り、執務担当も消えたし
756 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 16:57:21.08 ID:I/fsmSo30
番外編として書いてたけど丁度金剛のご指名があったのでそのまま使います
安価先は話に出てきた艦娘でお願いします。
残りは鳳翔さんと瑞鳳かな?まだいたらすまん
ーーーーーーーー

金剛「はぁー、ムカつきマス...」イライラ

比叡「すみません...」

霧島「比叡お姉様は悪くありませんよ...提督の言ってる事は一理あります...」

金剛「それにしても榛名は一番ムカつきマス。なんで榛名ばっかり贔屓されるんデスカ?」イライラ

比叡「提督が榛名を愛してたからだと思います」ボソッ

霧島「比叡お姉様!」シッ

金剛「...なら、徹底的に榛名から提督の存在を奪えばいいんデスネ」ニヤッ

比叡「...え?」

金剛「榛名は既に指輪、それを戻す提督の薬指、それに赤ちゃんまで失いマシタ...まだ奪えるもの、有りマスカ?」ニヤニヤ

比叡「お姉様...!」キッ

霧島「...実は心当たりが」

金剛「本当デスカ!?」

ーーーーーーーー
757 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 16:58:29.45 ID:I/fsmSo30
霧島「...という具合に、榛名は提督の写真や私物を沢山持っています」

金剛「それをこっこりと...」

霧島「いえ、堂々と頂きます」ニヤッ

金剛「why!?」

霧島「私もそうであるように、榛名はお姉様にだけは強く言えません。要は逆らえませんから」ニヤニヤ

金剛「ナルホド...流石は艦隊の頭脳デスネ!」

霧島「ありがとうございます!」

比叡「(付き合ってられない...)」スッ

ーーーーーーーー
758 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 16:59:23.99 ID:I/fsmSo30
司令室

提督「醜い姉妹争いだなー」ニヤニヤ

明石「提督、こんな監視カメラつけてたんですか...」ドンビキ

提督「うん。ところで明石、この状況利用するぞ」

明石「えっ!?唐突ですね...一体どうやって...?」

提督「比叡を堕とす」

明石「はぁ〜」クソデカタメイキ

提督「なんだ、反対なのか?」

明石「普通昨日ケッコンしたばっかりの相手にそんなこと言います?」キラッ

提督「あー...すまない明石。俺が本当に愛してるのは君だけだ」キリッ

明石「(こんな棒読みのセリフで機嫌なるなんて本当に私って激チョロだなぁ...)」

明石「今夜も可愛がってくれたら許します///」

ーーーーーーーー
759 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 16:59:55.73 ID:I/fsmSo30
戦艦寮

榛名「(今日も指輪、見つからなかった...)」ボフッ

金剛「チッ...埃が立つからやめるデス...」

榛名「す、すみません...」ゴソッ

榛名「あ、あれ!?」アセアセ

霧島「どうしたの?」

榛名「枕の下に置いておいた提督の写真がないの!」

金剛「あー、それなら私が貰いマシタ」

榛名「ぇ...?」

金剛「榛名だけ提督の写真を持ってるなんてズルいデス!夫婦なんだから新しい写真くらい用意できマスヨネ?」ニヤニヤ

榛名「今の榛名には無理ですよ...」ボソッ

霧島「あ、そうそう、私はコート貰ったから!」スッ

榛名「そ、それは提督が初めてのデートで買ってくださった...!」

霧島「えへへ、どうしても欲しくって。代わりに私のコート入れといたから!交換よ交換」

榛名「ッ...」ギュッ

金剛「え?何デスカ?その顔。私達、姉妹なのにこんな事も許して貰えないんデスカ?」

榛名「いえ...」

霧島「なーんだ!よかった!」

金剛「流石は榛名ネー!そうだ、提督から貰ったもの、全部下サイ!」

榛名「ぇ...えっ!?」

金剛「榛名と提督は夫婦なんだからいつでも提督のグッズなんて手に入るデショ?お姉ちゃんにも分けて下サイ!」

霧島「いいですね!姉妹同士共有しましょう!」

金剛「NO!榛名は提督を共有させてくれないんだから、グッズも共有させてあげマセン!」フフン

霧島「一理ありますね。といえことで榛名、ありがとうね」ニコッ

榛名「ぃ...ぇ...」ポロポロ
760 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 17:01:35.08 ID:I/fsmSo30
司令室

明石「提督、扉の前の隠しカメラに比叡さんの姿が...」

提督「来たか。すまんが少し隠れていてくれ」

明石「了解です」

「すみません提督!比叡です!」

提督「どうした?入っていいぞ」

比叡「提督...度々すみません...榛名を助けてあげて下さい」ペコリ

提督「何があったんだ?」

比叡「私...もう見てられなくて」グスッ

提督「お、おい...大丈夫か?」ギュッ

比叡「うぅ...うぇぇぇぇん...」ポロポロ

ーーーーーーーー
761 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 17:02:03.01 ID:I/fsmSo30
提督「落ち着いたか?」

比叡「はい...」

提督「一体榛名は何をされてるんだ?」

比叡「もうめちゃくちゃです...赤ちゃんまで奪われたのに...今度は私物まで取られてて...」

提督「そうか...」

比叡「提督、どうか榛名を助けて下さい!!」

提督「俺は...」

比叡「...」ジッ

提督「俺は...榛名が怖いんだ...」

比叡「...」

提督「助けても、また何か大切なものを奪われて...指を折られて...そんな気がするんだ...」

比叡「そ、そんなこと...」

提督「ないと言い切れるのか?」

比叡「ッ...」

提督「俺が榛名から暴行を受けたのだって、つい数日前のことなんだぞ?そう簡単に心を許せないよ...」

比叡「提督は...榛名を愛していたんじゃないんですか...」

提督「愛してたよ...あぁなる前までは」

明石「榛名さんの自業自得なんじゃないですか?」

比叡「!?」クルッ

明石「あ、急にすみません。けどそうですよね?一方的に提督を虐げたのは榛名さんなんですよ?」

比叡「それは...」

明石「大体榛名さんが今酷い目にあってるのも、榛名さんのせいで提督から嫌われるんじゃないかっていう内輪揉めですよね?榛名さんのせいじゃないですか」

比叡「あなたね...!」

提督「明石、その辺にしてやってくれ」

明石「...はい」

提督「比叡...榛名を助けてやることはできない」

比叡「そんな...」

提督「けど、金剛と霧島を躾けてやることはできる」

比叡「そ、それなら!」

提督「間接的にだが...榛名を助けられる」

比叡「け、けど一体どうやって?」

提督「作戦はまた考える。取り敢えず今日のところは引いて貰えないか?」

比叡「分かりました...」

ーーーーーーーー
762 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 17:02:40.95 ID:I/fsmSo30
明石「一体どうするつもりなんですか?」

提督「直ぐに金剛達のとこへ向かうぞ」ヨロッ

明石「え?作戦はまた明日だって...」

提督「フリだよフリ。あの様子ならすぐに比叡にも飛び火しそうだからな」

明石「なるほど...」

ーーーーーーーー
763 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 17:03:15.54 ID:I/fsmSo30
戦艦寮

比叡「ただいま戻りました...」

金剛「おかえりー」

霧島「お帰りなさい」

榛名「...」ポタポタ

比叡「は、榛名!?どうしてそんなに濡れてるの!?」ダッ

金剛「あー、榛名の紅茶の淹れ方が下手だから返しただけダヨ」

比叡「な、なんてことするんですか!!」

榛名「いいんです...」

比叡「よくないよ!!熱くない!?大丈夫!?」フキフキ

金剛「そんな大声出さなくても聞こえるヨ...最近は比叡も反抗的でお姉ちゃん悲しいデス...」

霧島「比叡お姉様...謝った方が...」ボソッ

比叡「悪いのはどう考えても金剛お姉様です!お姉様こそ榛名に謝ってください!」

金剛「なっ!?」

榛名「ひ、比叡お姉様!やめてください!」

金剛「...」スッ

霧島「お姉様...何を...」ビクッ

ガチャッ

提督「...」ソッ

榛名「...!」

提督「(よし、気づいてるのは榛名だけだな...)」ソーッ

金剛「比叡まで榛名の肩を持って...ちょっと許せないデス...」

比叡「お、お姉様!やめてください!!危ないです!!」

金剛「今更遅いデス!!」ブンッ

グサッ
764 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 17:03:57.41 ID:I/fsmSo30
比叡「ッ...」

ポタポタ

比叡「...?」チラッ

提督「ぐ...」ポタポタ

金剛「嘘...どうして提督が...」フラッ

比叡「て...提督!!!」ガバッ

提督「大丈夫...腕にフォークが刺さっただけだ...」

金剛「ぁ...あぁ...」ガクガク

霧島「金剛お姉様...なんて事を...」

金剛「ち、ちが...」

提督「比叡...無事だったか...?」ナデナデ

比叡「こんな時まで私の心配なんてしないで下さい!」ポロポロ

提督「俺は医務室に行ってくる...榛名と比叡もこい。金剛と霧島の処分は追って伝える」

霧島「処分...?どうして私までなんですか!?刺したのはこの女なのに!!」

金剛「嘘デス...私が提督を刺すなんて嘘デス...」ブツブツ

比叡「榛名...行こう...」

榛名「...」コクッ

ーーーーーーーー
765 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 17:04:24.39 ID:I/fsmSo30
提督「いてて...」

比叡「すみません...軟膏塗って包帯巻く位しか出来なくて...」

提督「いいんだよ。手術するほどでもないし」ナデナデ

比叡「あの...どうして助けてくれたんですか?」

提督「...お前が大切だからだよ」

比叡「〜〜〜!?///」

榛名「...」ビクッ

比叡「け、けど提督には榛名が!!」

提督「その事なんだがな...榛名」

榛名「は、はい!」ドキッ

提督「俺と...別れてほしい」ドゲザ

榛名「ぇ...?」

比叡「そ、そんな!」

提督「まずは話を聞いてくれ」

比叡「...」

提督「榛名。俺は君を間違いなく愛していた。これは神に誓える。けどな...あの日時折笑顔を見せながら私を殴り、蹴り...君との誓いの証である指輪を捨てられ...指を折られ...あんな事があって、流石に君を愛し続けることはできないんだ...」

榛名「...」ポロポロ

提督「ここ通りだ。別れてほしい。君の純潔を奪った責任はとる。慰謝料もいくらでも払う。君の今後を助ける事も約束する。だから、別れてくれ」

榛名「お金なんて...いりません...」

榛名「提督、今までありがとうございました。短い間でしたが、榛名は提督のお嫁さんになれて幸せでした」ポロポロ

提督「あぁ...また何か困った事があったら言ってくれ...比叡を通して...」

比叡「あ、あの」オロオロ

榛名「それでは...失礼します」ペコリ

比叡「榛名...」

ーーーーーーーー
766 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 17:05:05.69 ID:I/fsmSo30
比叡「あの...提督...」

提督「ん?」

比叡「助けていただいて、ありがとうございました...」

提督「あぁ」

比叡「あの『なぁ比叡』」

提督「愛してる。俺とケッコンしてほしい」

比叡「え!?」

提督「君のまっすぐで綺麗な心に惚れたんだ」

比叡「だ、ダメですよ!榛名と別れたばっかりなのに!」

提督「榛名の話は今はやめてくれ。俺は君に言ってるんだ」

比叡「そんな...」オロオロ

提督「比叡...」ギュッ

比叡「ぁ...」

提督「もうこれ以上痛い思いはしたくなかったのに、あの時とっさに庇えたのは君だからだ。比叡」

比叡「...」

提督「君が俺を変えてくれたんだ」

比叡「私が...」

提督「そうだ」

比叡「じゃ、じゃあ...私が一緒なら提督はまだまだ変われますよね...?」

提督「...そうかもな」

比叡「その...お受けします。け、けど!あくまで提督に変わってもらうためです!私は榛名とヨリを戻してもらうつもりですからね///」

提督「ふふ、俺は素直な比叡に惚れたんだけどなぁ」ニヤニヤ

比叡「こ、これが私の素直な気持ちですから///」

提督「(どうせ扉の向こうで聞いてるんだろ?榛名)」ニヤッ

ーーーーーーーー

榛名「...」ポロポロ
767 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/16(金) 17:06:36.28 ID:I/fsmSo30
↓次のターゲットと対応

そろそろマンネリ感あるから終わらせるか迷い中
見たい展開とかリクエストあればどうぞ
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 17:18:59.77 ID:yb4ALnIDO
許されたつもりではしゃぐ天龍にふさわしい罰を
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 18:05:13.76 ID:uqr0MMpD0
調査官に連れてかれた3人のその後見たいな
特に鹿島は
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 18:08:25.73 ID:0uoHtPqkO
アメとムチは常識
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 19:15:05.10 ID:oJqAcM/D0
霧島ナチュラル屑になってて草
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 20:33:42.45 ID:T+/XI2HmO
天龍にご褒美でもあげたかった...
(のちに駆逐艦達から妬まれるように)
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 21:54:36.63 ID:0ABkqieBo
全く関係ない那珂ちゃんに理不尽な解体が襲う!
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 22:12:41.63 ID:54Nc/Xcqo
提督が検査と治療のため鎮守府を留守にした隙に提督側の艦娘への逆襲の魔の手が!
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/16(金) 23:37:55.98 ID:MamPDUqL0
>霧島「金剛お姉様、そんな言い方ないと思います!おかしくなったのは私達も同じじゃないですか!」

提督殺したバージョンですら、最初の頃は良識的だったのにこの霧島のクズさよw
提督生きてるほうがみんな性格悪くなってて愉悦さがたまらんわ
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 00:06:04.20 ID:VJFfoiK3O
どうせなら提督も艦娘も両方破滅してほしい
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 01:04:20.10 ID:nTJ4OmO6O
ここの提督は依頼されたゴルゴ13に暗殺されてもおかしくないレベル
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 01:27:08.08 ID:VJFfoiK3O
今更だけど提督は日常に戻ろうとするけどお互いトラウマでどうしようもないみたいなのが良かった
779 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/17(土) 03:20:22.29 ID:pIjcDwDk0
番外編 鹿島

鹿島「んぅ...」パチッ

元帥「ようやく起きたか」ジッ

鹿島「ぇ...?あれ!?げ、元帥!?」

元帥「提督君から異動を熱望していると聞いて受け入れたが...やる気はあるのか?」

鹿島「私が異動を熱望...?」

「お前は優秀だ。俺が消えれば欲しがる奴はたくさん居たはずだ」 ??「お前の望み通りにしてやる。俺もお前と仕事をする気は一切ない」

鹿島「ぁ...」

元帥「...?」

鹿島「(もうこれ以上...提督にご迷惑をおかけしたくない...)」

鹿島「先ほどは大変失礼致しました。トラック泊地より異動してきた練習艦、鹿島です!よろしくお願いします」ニコッ

元帥「うむ。それではヒトフタマルマルに執務室へ来てくれ」クルッ

鹿島「はい...」ポロポロ

ーーーーーーーー
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 10:03:18.52 ID:7+QUWXdw0
愉悦は楽しいがそれでも提督を屑と感じる気持ちもあるがなww
普通にやってる事が屑いぜww
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 10:07:15.82 ID:7+QUWXdw0
終わらせるなら次は地獄篇とかして欲しいなあ
自殺編で地獄に行った艦娘ら
地獄行きが当然だと思ってたが閻魔大王から真実を知る
でも自殺は罪は罪だと言われて地獄行き
地獄の責め苦の中で絶望と提督への怨嗟の声を上げる艦娘ら

782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 11:06:26.56 ID:17ciGOpSO
>>781
くっさ
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 12:13:45.96 ID:54tBxRwA0
>>781
地獄(苦笑)
閻魔大王(失笑)

今回の死亡と生存からの崩壊 この2パターンを超えていくものを作るとなるとそれはそれで大変だろうな
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 13:42:13.84 ID:tsqYOOKmO
>>781
いやいくらなんでも地獄に行くのは提督だろw
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 13:49:47.28 ID:nTJ4OmO6O
死刑にしてもいいぐらいだと思うな
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 14:12:16.67 ID:uBgnRrP3o
そこまで望むなら自分で書けよww
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 14:17:18.00 ID:Q0XwgLX8o
きめぇの一言っすわ
788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 14:30:03.20 ID:8lS1JkRyO
別ルートでもいいが、提督が優秀な善人だと信じきってる大本営が今回の企みや本性を知って絶望するような展開も見たい気がする。個人的には、だけど。

ああそれでも、「あの提督君にここまで恨まれるとはよほど酷い艦娘に違いない!生かしておけん!」ってなりそうだなw
789 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/17(土) 20:56:36.17 ID:pIjcDwDk0
提督私室 夜

明石「提督...」

提督「なんだ?」ナデナデ

明石「その...天龍さんの事なんですけど」

提督「天龍?天龍がどうしたんだ」スッ

明石「あ、撫でるのやめないでください」

提督「す、すまん」ナデナデ

明石「天龍さん、最近いきがり過ぎててウザいなぁ...なんて...」

提督「ウザいってお前なぁ...」

明石「いやーだって、俺は提督に許されたんだー!ってよく分からないお墨付きがあるせいであっちこっちで暴れてるんですよ?知ってました?」

提督「...いや、それは初耳だ」

明石「間宮さんなんて、もう何も持てないのを知ってて生の食材と調理器具だけ与えられてるんですよ?」

提督「天龍がそんな事を?」

明石「はい。おまけに自傷防止に包丁も石で出来たものですし...流石に泣きながら生の野菜かじってる間宮さん見た時は...」

提督「時は...?」

明石「ちょっと興奮しました」

提督「おい」

明石「と、とにかく!天龍さんがそうやって威張り散らすのは違うと思うんです!そういうことは提督がやってなんぼなんですよ!」

提督「つってもなぁ...どうやって天龍にお仕置きすんだよ...」

明石「その為の私じゃないですか?」

提督「お前ほんとに都合のいい女だよなぁ...そういうとこほんと好き...」チュッ

明石「じゃ、じゃあもう一回夜戦を///」サワサワ

提督「...覚悟しろ」ガバッ

ーーーーーーーー
790 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/17(土) 20:57:10.55 ID:pIjcDwDk0
廊下 昼

明石「提督、そろそろ天龍さんが通る頃です」

提督「よし、やるか」

ーーーーーーーー

天龍「〜♪」

明石「やだもー!提督ったら何言ってるんですか!」ケラケラ

バシッ

提督「いてて!背中はまだ治ってないんだから叩くなよ!」

天龍「!」

明石「またまたー!昨日は結構良くなって『おい』」

提督「(うわー...明石が言ってた通りだな...こんな事で絡んでくるとは)」

明石「あ、天龍さん。どうかしました?」

天龍「お前今なんで提督のこと叩いたんだ?火傷してんだぞ?」

明石「す、すみません...」

天龍「すみませんじゃねーよな!?なんでそんなことすんだよ!?」

明石「(私が提案したからでーす)」

提督「(俺が指示したからでーす)」

天龍「聞いてんのか...?」グイッ

提督「天龍!やめろ!」

天龍「提督!ここで止めなきゃまた調子に乗るやつらが出てくるんだぞ!」

明石「苦し...」

提督「やめろって言ってるだろ!!!」バシッ

天龍「ぇ...?」ジンジン

提督「大丈夫か!?明石!」

明石「ケホッ...だ、大丈夫です...」

提督「お前...俺の妻になんて事するんだ!!」

天龍「は...?妻...?」チラッ

明石「...」キラッ

天龍「そ、そんな!すまねぇ!二人が結婚してたなんて知らなかったんだ!」

提督「...もういい。行ってくれ...」

天龍「ほんとにごめん...」シュン

明石「天龍さん、この際だから言わせてもらいますけど」

天龍「な、なんだ?」

明石「最近調子に乗りすぎですよ。どれだけの覚悟があって提督に謝罪したのか知りませんが、それで許されたからってつけあがりすぎです」

天龍「ぅ...」

明石「提督から直接指示がない限りは勝手な行動は慎んでください。それでは」

天龍「ごめん...」

ーーーーーーーー
791 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/17(土) 20:57:45.57 ID:pIjcDwDk0
司令室

提督「まぁあんなもんで勘弁してやってくれ。許すって言っちゃった以上今更過去の事も持ち出せんしな」

明石「ちぇっ...折角天龍さんを叩き潰すチャンスだと思ったのに...」

提督「なら↓1のとこでも行くか。明石的にもストレス発散になるんじゃないか?」ニヤッ

明石「...いいですね」

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↓1次のターゲットと提督の対応
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/17(土) 21:00:18.32 ID:DBYZCm2DO
漣の悪いウワサを流す
「いまだに提督をいじめ[ピーーー]気でいる」とか
793 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/18(日) 06:23:19.68 ID:XTnndkuX0
明石「漣ちゃんの涙目、すごく興奮したんですよねぇ...」

提督「分かる」

明石「どうせなら徹底的に追い詰めませんか?」

提督「それは構わないが...どうするつもりだ?」

明石「漣ちゃんに関する悪い噂を流すんですよ...」ニヤッ

ーーーーーーーー
794 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/18(日) 06:23:48.92 ID:XTnndkuX0
駆逐寮

漣「(ぼのたんは逮捕...潮ちゃんは壊れた...朧ちゃんも冷静に振舞ってるけどすごく辛そう...)」

漣「(ほんとに何であんな事しちゃったんだろう...もう全てがめちゃくちゃ...)」ポロッ

ガチャッ

漣「ッ!」ゴシゴシ

朧「ただいま...」

漣「おかえり!」ニコッ

朧「あの...さ」

漣「んー?どったの?」

朧「また...提督の事殺そうとしてるってほんとなの...?」

漣「...は?」

朧「さ、さっきね...廊下を歩いてる時に聞こえちゃったの...」

ーーーーーーーー

「七駆の漣が提督に報復を考えてるんだって...」

「それほんと!?この期に及んでまだそんなこと企てる子がいたなんて...」

「ちょっと許せないですね...」

朧「(す、すぐに漣を止めないと!)」タタタッ

明石「...ふぅ。どうですか提督?この変声期」

提督「流石明石だな...こんなものが作れるとは...」

明石「えへ、もっと褒めてください///」

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795 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/18(日) 06:24:22.83 ID:XTnndkuX0
漣「そ、そんなの知らない!!」

朧「ごめんね漣...信じたいけど...万が一の事があるから...」

漣「なん...で?なんで誰も漣の事信じてくれないの!?どうして朧ちゃんまで私を疑うの!?」グイッ

朧「ちょ、離してよ!」

漣「訂正してよ!!私のこと信じてよ!!私は報復なんて微塵も考えてないよ!!」グッ

朧「...」

漣「ねぇ!!」グググ

朧「離してってば!」ドンッ

漣「キャッ!?」ドサッ

朧「ごめんね。私まで何か言われたくないから、しばらく漣には会わない。じゃあね」スタスタ

ガチャッ パタン

漣「...」

漣「うぅ...どうして私ばっかりなの...?」ポロポロ

漣「こんなのおかしいよ...」ポロポロ

漣「助けて...ご主人様...」ポロポロ

ーーーーーーーー
796 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/18(日) 06:24:56.01 ID:XTnndkuX0
司令室

明石「へー、それでも提督に助けを求めるんですね...」

提督「俺らが事件を引き起こした張本人なのにな」ケラケラ

明石「漣ちゃんもご主人様がモニター越しに見守ってくれてるなんて夢にも思ってないでしょうねぇ」

提督「そういやお前がさっき言ってた話なんだが、間宮さんが気になるから見に行ってくる」

明石「え?あぁ、食事のことですか?」

提督「あぁ。流石に餓死されたら困るからな」

明石「分かりました。気をつけてくださいね」フリフリ

提督「任せろ」

ーーーーーーーー
797 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/18(日) 06:25:35.73 ID:XTnndkuX0
営倉

間宮「...」ボロッ

ガチャッ

間宮「...」

提督「入るぞ」

間宮「ッ!?て、提督!?」ガバッ

提督「...天龍がめちゃくちゃやってたと聞いてな...すまなかった」

間宮「そ、そんな...私にはふさわしい罰です...」

提督「...俺の気持ちは分かったか?」

間宮「...いえ」

提督「...」ジッ

間宮「この程度で提督の気持ちを味わうなんて生温いです...私はもっと酷いことを提督にしましたから...」ポロポロ

提督「...間宮さん」

間宮「は、はい!」

提督「俺はまだ貴女を許しちゃいない...けど、気持ちは伝わりました」

間宮「そ、そんな...勿体ないお言葉です...」

提督「これ、食事です。長い間ロクな物を与えられずにすみませんでした」ペコリ

間宮「あ、ありがとうございます!!」スッ

間宮「ッ...」プルプル

提督「まだ持てませんか?」

間宮「はい...」

提督「...食べさせてあげますよ」

間宮「えっ!?」

提督「ほら。口開けて」スッ

間宮「ぁ...」パクッ

提督「美味しいですか?」

間宮「はい...とても...」ポロポロ

提督「はい、あーん」スッ

間宮「ん...」パクッ

ーーーーーーーー
798 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/18(日) 06:26:15.45 ID:XTnndkuX0
間宮「ご馳走様でした...本当に...」

提督「いえ。それでは」スッ

間宮「あ、あの!」

提督「はい?」

間宮「伊良湖ちゃんに...ごめんなさいと伝えていただけませんか?それと...頑張ってと...」

提督「(この間宮の感情変化は今後に使えそうだな...)」

提督「間宮さん」

間宮「は、はい...」

提督「本日付で釈放します。さぁ出てください」

間宮「え...!?い、いいんですか!?」

提督「貴女は変わった。それが分かりましたから」

間宮「そんな...なんと言ったらいいか...」

提督「伊良湖にはこちらから話をつけておきますから、今日のところは自室で休んでいて下さい。食事はまた明石に運ばせます」

間宮「提督...ありがとうございます...」ドゲザ

ーーーーーーーー
799 : ◆9Ce54OonTI [saga]:2018/02/18(日) 06:26:45.83 ID:XTnndkuX0
司令室

明石「提督、体裁上とはいえ間宮さんまで許しちゃってよかったんですか?」

提督「間宮も分かってると思うが、許しちゃいないぞ?ただあの様子であれば間宮は相当使えると見込んだまでだ」

明石「まぁ確かに提督の崇拝まで始めそうな勢いではありましたね」

提督「とことん追い詰められてからのアメの甘さは相当なもんだろうよ」ニヤッ

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800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 07:26:49.64 ID:7D9jt+fY0
起きたら更新してるという幸福
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 07:35:00.15 ID:6D5DX4+M0
今思えば鹿島って本人的には不幸かもしれんが、
実際は地獄から唯一まともに脱出できたんだよなあ
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/18(日) 08:14:46.77 ID:kQ/XeYRDO
>>801
逃げた先が元帥の所だからあまり安心もできないけどな

スレも終盤だからそろそろずほが見たい
仲直りの玉子焼きを笑顔で受け取って
ずほが見てないところ(実は影から見てる)でゴミ箱に捨ててほしい
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