【オリロンパ】ダンガンロンパ・フォーシーム【安価】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:17:48.20 ID:uOhis9+j0
・基本的にオリキャラばかりです。また、キャラは既に作成済みです。

・原作とは関係ない世界の話です。

・更新ちょっと遅めかも。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514463467
2 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:18:26.02 ID:uOhis9+j0
『高橋三振、ゲームセット!2年生エース、戸叶、完封!清堂北高校、優勝です!○○年ぶりに公立高校が全国の頂点に立ちましたー!』

・・・

『よっしゃ、優勝だ!』
『戸叶、お前のおかげだぜ!』
『おいみんな、監督を胴上げだ!』


・・・

『球場の皆様、お待たせいたしました。優勝投手インタビューです!戸叶選手、ズバリ今の気持ちを聞かせてください!』

戸叶「清堂北を選んで、本当に良かったです!!」

ワアアァァァァァァァ!!!!!!!
3 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:19:20.20 ID:uOhis9+j0
…僕は、戸叶麗児。野球をやっている。中学時代からそこそこ名の知れた選手だったが、迷った末に強豪校の誘いを断り、地元の公立、清堂北高校へ進学した。わざわざ、そこを選んだ理由はただ一つ。強豪校のライバルたちと戦い、倒したいという思いからだった。





僕の素質の開花は早く、1年の秋には県の中で、有望株と評され、2年生でチームのエースとなった。その後も急成長を遂げ、2年生ながらドラフト候補となっていた。そして、その年の夏には早くも全国制覇を果たし、僕には『超高校級左腕』『空前の逸材』『新時代の怪物』幾多の称号が与えられた。何もかもが順調だった。






しかし…
4 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:20:33.74 ID:uOhis9+j0










あの日、僕は絶望のどん底に叩き落された。









5 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:22:33.38 ID:uOhis9+j0
僕は今、こうして私立希望ヶ峰学園の門の前に立っている。ここは日本全国から超高校級の才能を持つ高校生をスカウトする、少し変わった学校だ。僕はそこに『超高校級のサウスポー』として、招待された。僕はあれだけの思い出が詰まった清堂北をやめて、ここに入る決意をした。ここは、自分の夢をつなぐ、まさに希望の学園なのだ。

戸叶(必ず…必ず僕は…)

大きく息を吸って、僕は学園へ足を踏み入れた。




と、同時に周りの景色がぐにゃりと曲がった。

戸叶(な、なんだ…僕は一体どうしてしまったんだ…)



やがて、僕の意識は闇の中へ吸い込まれていった。

6 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:23:44.29 ID:uOhis9+j0







PROLOGUE【絶望のマウンド】



7 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:26:16.18 ID:uOhis9+j0
―体育館

???「おい、いつまで寝てやがるんだ。さっさと起きろ」

しばらくして目を覚ました僕の目に飛び込んできたのは肌の焼けたハンサムな少年だった。
この人、どこかで見たような…

???「目開けたならとっとと立て。もうお前以外自己紹介終わらせてるぞ」

戸叶「君は誰?ここは…」

能海「ああ?俺のこと知らねえのか。俺は日本の大スター、能海影高だよ!」

【超高校級のアクション俳優】能海 影高(のうみ かげたか)

戸叶「そっか、能海影高って…思い出したぞ、この前も映画に出てたよな?」

見たことあるはずだ。彼は今を時めく大人気二枚目俳優だったのだから。

能海「なんだ知ってるのかよ。それはそうとお前も早く自己紹介済ませてきた方がいいぜ、戸叶麗児」

戸叶「え、何で僕の名前を…」

能海「そこの機会が生徒手帳になってるみたいなんだ。見させてもらった。ま、お前ほどの有名人ならそんなの見なくても分かるけどな」

僕は能海の指した機会を開いてみた。確かに自分の才能と名前が表示された。

【超高校級のサウスポー】戸叶 麗児(とかの れいじ)

戸叶「なるほど…色々ありがとう!」

能海「礼にはおよばねえよ」

8 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:30:27.13 ID:uOhis9+j0
???「あら、あなた戸叶君じゃない」

戸叶「そういう君は…ああ、橋本か。久しぶりだね」

能海「なんだ、お前ら知り合いなのか?」

橋本「仕事柄、戸叶君には何度かお話を聞いたことがあってね。改めて自己紹介するわ。超高校級の記者、橋本昌子よ」

【超高校級の記者】橋本 昌子(はしもと しょうこ)

戸叶「君もここにスカウトされていたんだ。まあ当然か」

橋本「お世辞はやめてちょうだい。それより、ここにはあなた以外にもスポーツ選手が来てるわ」

戸叶「本当か?」

橋本「ええ、そこのやんちゃそうな男の子と向こうの明るそうな女の子。後で挨拶行くといいわ」

戸叶「もちろん、そのつもりさ」
9 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:31:50.99 ID:uOhis9+j0
戸叶「もしかして君が、橋本の言っていたスポーツ選手?」

沢村「あっ、昌子ちゃんから話は聞いてるよ。戸叶君だよね。私は沢村巽。ゴルフやってるんだ」

【超高校級のゴルファー】沢村 巽(さわむら たつみ)

戸叶「ゴルフは友達と行ったことあるけど散々だったなあ…」

沢村「私でよければ今度教えてあげるよ!その代わり…」

戸叶「その代わり?」

沢村「私にも野球を教えて欲しいなあ…なんて」

戸叶「御安い御用さ!お互い、頑張ろう」

沢村「うん、これからよろしくね」
10 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:33:14.49 ID:uOhis9+j0
???「あー、何でもいいけどフットサルしてえ。入学式でも何でもいいから早く終わってくれ!フットサルさせろおおおおおおおおおおお!」

彼が橋本の言っていたスポーツ選手のもう一人か。一体何のスポーツをやっているんだろう。いや、分かりやすすぎる。

戸叶「ねえ…」

牧野「あっ、お前戸叶だろ?俺は牧野圭拓郎、天才フットサル選手だ!気軽に圭って呼んでくれよな!」

【超高校級のフットサル選手】牧野 圭拓郎(まきの けいたくろう)

戸叶「う、うん」

牧野「ああ、何でもいいからフットサルがしたい。そうだ戸叶、入学式まで2人でやらねえか?」

戸叶「いや、多分時間ないよ…」

牧野「そうか…」

戸叶(そもそもフットサルって2人でできたっけ…?)
11 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:34:39.11 ID:uOhis9+j0
???「あれ、あんた戸叶麗児だよね?」

戸叶「そうだよ、もしかして知ってるの?」

細川「知ってるも何も大ファンよ!まさか同級生になるだなんて、これほど家柄に感謝した日はないわ!あっ、私は細川智恵、『細川コンツェルン』の一人娘よ!よろしくね!」

【超高校級の令嬢】細川 智恵(ほそかわ ともえ)

戸叶「あ、ああ…こちらこそ」

確かに、世界でもトップレベルの規模を誇る細川コンツェルンはそこらの金持ちとはちょいと格が違う。超高校級の令嬢としてスカウトされるのも納得だ。ただ…

細川「そうだ!サインちょうだいよ!それから握手も!」

戸叶「ははは、随分と活発なんだね…」

細川「そりゃそうよ。いつもパーティーだのなんだのでお高いドレス着せられて、お淑やかにさせられて…もう息苦しくてやってられないわ」

戸叶(だからってこんな性格に育つものなのか…?)

戸叶「まあ、よろしく。サインは後で書くよ」

細川「ホントに?やったー!!」
12 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:36:15.08 ID:uOhis9+j0
戸叶「やあ、自己紹介いいかな?」

大武「…大武相樂。…ドラムをたたいてる」

【超高校級のドラマー】大武 相樂(おおたけ さがら)

戸叶「そういや前テレビで見た様な…人気バンドのメンバーなんだっけ?」

大武「…そう」

戸叶(盛り上がらないなあ…)

戸叶「まあこれからよろしく頼むよ」

大武「…こちらこそ」

戸叶「…」

大武「…」
13 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:37:38.65 ID:uOhis9+j0
???「遂に来たんだ…ここが、ここが俺の夢の舞台だ…!」

戸叶「君も新入生かい?」

石山「ん?ああ、俺は石山達郎。超高校級の幸運としてここに来たんだ」

【超高校級の幸運】石山 達郎(いしやま たつろう)

戸叶「毎年全国から一人だけ選ばれるってやつか…」

石山「そうさ。やっぱり俺は持っていたんだよ!フハハ…ここに来たからには必ず成功してやる。必ずな…」

戸叶「石山?」

石山「あ、悪い悪い、ちょっと興奮しちゃってさ」

戸叶「そ、そう…まあよろしく」

石山「おう!」

14 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:39:19.48 ID:uOhis9+j0
???「おい、お前が戸叶か?」

戸叶「え、ああ、そうだけど」

???「ふうん…流石希望ヶ峰だな。スポーツ選手、学者、探偵…挙句は御令嬢までいやがる。ま、一番すごいのは俺だけどね」

戸叶「あの、君は一体…?」

加藤「俺は加藤秀悟。天才ハッカーとしてここにスカウトされたんだ。まあよろしく頼むよ」

【超高校級のハッカー】加藤 秀悟(かとう しゅうご)

戸叶「ハッカーってよく映画とかで出てくるネットを使う悪い奴のことか?」

加藤「ああ、違う違う。ハッカーは別に悪人とは限らないよ。…ま、俺に限った話ならそれも間違ってないけどね」

戸叶「どういうことだ?」

加藤「俺さ、今までこの素晴らしい才能を生かして色々やってるんだよね。大企業のHPにウイルス送り付けたり、ちょっとやばいメール日本中にばらまいたり…」

戸叶「…!いったいなんでそんなことを…」

加藤「暇つぶしだよ、暇つぶし。しかもそのお陰でここからスカウト貰ったし。一石二鳥ってやつ?」

戸叶(こいつヤバイかも…)

加藤「まあ、お互い楽しくやろうぜ?」

15 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:40:35.44 ID:uOhis9+j0
???「一体なんだ、この建物は…壁は普通木じゃないのかい、木じゃ!」

戸叶(何を言っているんだろう…あの子は)

戸叶「やあ、ちょっといいかい?」

川上「ん…アンタも新入生みたいだね。アタシは川上実巳。代々刀鍛冶の家系に生まれているんだ!」

【超高校級の刀鍛冶】川上 実巳(かわかみ さねみ)

戸叶(本当にこの学園は色んな才能を集めてるんだな)

戸叶「ところで、さっき木がどうのこうのって…」

川上「ん?ああ、アタシの一家、山奥で静かにくらしててさ、こんな建物見たことないんだ」

戸叶「なるほど…そういうことだったのか」

川上「都会は知らないものだらけで面白いね。アンタも色々教えてよ!」

戸叶「ああ、任せてくれ」

16 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:41:41.46 ID:uOhis9+j0
??「〜〜♪」ジャカジャカー

戸叶「一体、楽器ひいて何歌ってるんだ」

???「全く人が気持ちよく歌ってるところだっていうのにねえ」

戸叶「ご、ごめん…でも君も新入生だろ?ちょっと自己紹介したくてさ」

外原「ああ、全然構わないよ。あたしゃ外原稔。世界中をうろついて吟遊詩人をやっているのさ」

【超高校級の吟遊詩人】外原 稔(とのはら みのる)

戸叶「へえ、吟遊詩人か…そんな人初めて会ったよ」

外原「そりゃそうだろうねえ…さ、演奏を続けたいからそろそろいいかい?」

戸叶「ああ、ありがとう!」
17 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:43:47.90 ID:uOhis9+j0
???「はあ…全く、好きなだけ植物いじっていいって聞いたから来たのに…花壇も何もないじゃない」

戸叶「君も新入生だよね。名前聞かせてくれないかな」

森崎「おっ、私に話しかけるなんていいセンスしてるじゃない!私は森崎礼。超高校級の栽培委員としてここにきたのよ」

【超高校級の栽培委員】森崎 礼(もりさき れい)

戸叶「へえ…栽培委員ってどんなことしてるの?」

森崎「まあ、本来は学校の花壇や菜園の植物の世話…なんだけど…」

戸叶「なんだけど?」

森崎「私、それが暇すぎて勝手にいろんな品種掛け合わせて、新たな品種作っちゃったのよね」

戸叶「ええ、そりゃすごい」

森崎「まあ、失敗続きで先生から何度も怒られたけどね。でもここに来たからにはもう心配はいらない。心行くまで品種改良してみせるわ!」

戸叶「おお…」

戸叶(ん?何か本来の目的から外れてるような…)
18 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:44:57.86 ID:uOhis9+j0
戸叶「ちょっといいかい、自己紹介したいんだけど」

???「ん?ああ、君は戸叶君だね。この前の試合見てたよ」

戸叶「はは、何か照れくさいなあ…」

???「スポーツ観戦は結構好きだからね。参考になることもあるし」

戸叶「え、参考っていったいなんの…?」

山本「ああ、言い忘れていた、申し訳ない。俺は山本飛雄馬、脚本家をやっている」

【超高校級の脚本家】山本 飛雄馬(やまもと ひゅうま)

山本「スポーツは誰にも結末が分からない最高のシナリオだ。あれほど人をワクワクさせるものは中々ないよ」

戸叶「そういうことか…てっきり何かの選手かと…」

山本「それにしてもここは嫌な臭いがする。とても恐ろしい物語の臭いが」

戸叶「おいおい、縁起でもないこと言わないでくれよ…」

山本「単なる勘だ。そんなに気に病むことはない」
19 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:49:52.12 ID:uOhis9+j0
???「あなたも新入生ですか?」

戸叶「ああ、そうだよ。戸叶麗児、超高校級のサウスポーだ。君は?」

古坂「私は古坂快永。超高校級の考古学者としてスカウトされました」

【超高校級の考古学者】古坂 快永(ふるさか かいえい)

戸叶「へえ、考古学者か。高校生でそんなことやってるなんてね…」

古坂「別に大したことではないですよ。私の書いた論文が2、3本学会の方々から評価されまして。それだけです」

戸叶「何気に凄いこと言ってないか?」

古坂「戸叶さん達に比べればまだまだ未熟者です。未だに失敗ばかりですからね」

戸叶「失敗ばかりなのはこっちだって変わらないさ。これからよろしく」

古坂「ええ、こちらこそ」
20 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:51:46.54 ID:uOhis9+j0
???「クソッ、俺を一体誰だと思っているんだ!学園長だかなんだか知らないがこんなに待たせやがって…ん?お前も新入生か?」

戸叶「僕?そうだけど…」

江頭「何の才能でスカウトされたか知らないが間抜けそうな面をしてるな。いいか、よく聞け。俺は江頭崇光。ここにいる下らん才能を持つ連中とは一線を画す存在、超高校級の起業家だ」

【超高校級の起業家】江頭 崇光(えがしら たかみつ)

戸叶「君の名前はよく聞くよ。最近引っ張りだこだね」

江頭「当たり前だろ!俺みたいな天才、そうそういないぜ」

戸叶(なんか前テレビで見た時もこんな感じだったような…これでよく会社経営出来てるな…)

江頭「ん?お前、今…」

戸叶(やばい、顔に出たか…?)

江頭「俺の事を尊敬しただろ?まあ無理もねえな、ハハハ」

戸叶(ますます何でこんなのが超高校級か分からなくなってきたよ…)
21 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:53:04.06 ID:uOhis9+j0
???「どうも怪しいわねえ…」

戸叶「ねえ…」

梶矢「あらまあ、こんなところにもハンサムでカワイイコが。アタシは梶矢三次。超高校級の探偵よ」

【超高校級の探偵】梶矢 三次(かじや みつぐ)

戸叶(よくこの人の話聞くけど…まさかオネエだったなんて…)

梶矢「あらぁ、何強張っているのかしら?まあ考えていることは大体分かるけど、心配しないで。アタシの口調、今じゃ全然珍しくないから」

戸叶(そうなのか…?いや、違う。そういう問題じゃない。何かこの目線はまともに見ちゃいけないような…)

梶矢「まあ、緊張なんかしちゃって、見掛けによらす案外シャイね。これからよろしくね、戸叶ちゃん♡」

戸叶「は、ははは…」
22 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 21:53:49.03 ID:uOhis9+j0
今日はこんなところです。
最後に生徒一覧貼っておきます。
23 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 22:01:19.78 ID:uOhis9+j0
〜男子〜

【超高校級のサウスポー】
戸叶 麗児(とかの れいじ)
交友10 精神9 ※主人公


【超高校級のアクション俳優】
能海 影高(のうみ かげたか)
交友7 精神9


【超高校級の起業家】
江頭 崇光(えがしら たかみつ)
交友4 精神3


【超高校級のフットサル選手】
牧野 圭拓郎(まきの けいたくろう)
交友8 精神4


【超高校級のハッカー】
加藤 秀悟(かとう しゅうご)
交友2 精神10


【超高校級の探偵】
梶矢 三次(かじや みつぐ)
交友5 精神10


【超高校級の幸運】
石山 達郎(いしやま たつろう)
交友6 精神6



【超高校級の脚本家】
山本 飛雄馬(やまもと ひゅうま)
交友5 精神8
24 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/28(木) 22:06:12.85 ID:uOhis9+j0
〜女子〜

【超高校級のゴルファー】
沢村 巽(さわむら たつみ)
交友10 精神3


【超高校級の栽培委員】
森崎 礼(もりさき れい)
交友9 精神7


【超高校級の考古学者】
古坂 快永(ふるさか かいえい)
交友6 精神6


【超高校級の吟遊詩人】
外原 稔(とのはら みのる)
交友4 精神9


【超高校級のドラマー】
大武 相樂(おおたけ さがら)
交友3 精神5


【超高校級の令嬢】
細川 智恵(ほそかわ ともえ)
交友8 精神8


【超高校級の刀鍛冶】
川上 実巳(かわかみ さねみ)
交友7 精神7


【超高校級の記者】
橋本 昌子(はしもと しょうこ)
交友10 精神8



25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 22:08:31.53 ID:zwo/asAB0

誰がヒロインになるかわからんな、これは
個人的にはゴルファーの沢村と睨んでいる
26 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:37:56.09 ID:gfxypMh40
眠れないので少し進めようと思います。
しばらく安価はないです。
27 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:39:13.04 ID:gfxypMh40
戸叶「ふぅ…これで全員かな?しかし、心配になるなぁ…特に梶矢とか…」

ピンポンパンポーン

戸叶「いきなりなんだ?」

橋本「入学式が始まるんじゃないの?知らないけど」

牧野「マジ?よっしゃあ!やっとフットサルが出来るぜ!」

『ほらそこ!私語は慎むように!ていうか段階飛ばしてフットサル始めようとするな!まだ入学式始まってすらいねえよ!』

牧野「なっ…なんだよ今の声!誰が喋ってるんだ?」

圭が驚くのも無理はない。なぜならその声はどこか不気味さのあるアニメ声で、さらにどこを見渡してもその声の主がいなかったからだ。

森崎「い、一体何が…」

能海「おい、隠れてないで出てこい!一から説明しやがれ!」

『もう…能海クンはせっかちだなあ…まあいいでしょう!ボクのキュートな姿をご覧あれ!』
28 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:40:19.44 ID:gfxypMh40
そう言って壇上に現れたのは…




『ボクはモノクマ』




半分は凶悪で、半分はどこか人懐っこい…




『この学園の』




白黒のグラデーションをした…




『学園長なのだー!』




クマのヌイグルミだった。
29 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:41:47.14 ID:gfxypMh40
石山「は、はぁ?クマ?」

川上「違う!あんな形態のクマ、アタシの家の周りには一匹もいなかったよ!」

加藤「あのさあ、あれが生物なわけないでしょ。ヌイグルミ…いや、操作されてるからラジコンって言った方がいいのかな?」

モノクマ「ボクはラジコンなんかじゃない!正真正銘のモノクマなのです!」

江頭「そんなの俺の知ったことか!早く学園長を出せ!」

モノクマ「え、言ったじゃん。ボクが学園長だけど?」

江頭「おのれ…俺が誰だか分かっておちょくっているのか?」

山本「落ち着け、江頭。まずはあいつの話を聞こう」

外原「まあ、それがいいだろうねえ」

モノクマ「さすが!賢明な人たちがいると、スムーズに進むよ。さあさあ、どこから話しましょうか」

能海「この訳の分からねえ状況はなんだ!何で窓や扉が封鎖されている?」

モノクマ「あ〜やっぱりそれかあ…いいでしょう!それはオマエラ新入生を歓迎するための準備なのです!」

能海「歓迎?監禁の間違いじゃねえのか」

モノクマ「人聞きの悪いこと言わないでよ!いいかい?全国の高校生の中でも特に希望に満ち溢れた才能を持つオマエラが将来、社会で大活躍できる人間になれるように、皆さんで共同生活を送ってもらうことになりました!」
30 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:43:02.13 ID:gfxypMh40
大武「…共同生活、か」

川上「なんだい、面白そうじゃないか!それで、どのくらいここで過ごすんだい?」

モノクマ「いい質問ですねぇ!な、な、なんと!期限なんてものはありません!つまり一生この学園の中で過ごしてもらうのです!」

古坂「え、それって…」

石山「そんなバカな!話が違うぞ!ここから出せ!」

細川「こいつの言う通りよ!私がどんな家の娘が知ってるの!早くしないとあんたこそ痛い目に合うわよ!」

モノクマ「はあ…これだから最近の若者は…いい、細川さん?君が一体誰の子供だとかそんなのは関係ないんだよ」

細川「ど、どういうこと…」

モノクマ「巨大財閥の主だけじゃない。もっといえば警察でも政府高官の子供だとしても…オマエラが助けられることはないんだよ」

細川「一体何を…」

モノクマ「この学園は今や鉄壁の要塞なのだ!嘘だと思うなら暫くここで過ごしてみればいい。きっと何日、何か月…いや、何年経っても、何も起きない。オマエラはここで死んでいくのです!」

細川「そ、そんな…」
31 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:44:10.32 ID:gfxypMh40
梶矢「待ってちょうだい」

モノクマ「ん、なんだい?梶矢さん…じゃないや、梶矢クン?」

梶矢「今のあなたの言い方…まるでここで過ごす以外に選択肢があるかのようだったわ。まだ何かあるんでしょう?」

モノクマ「流石、探偵やってるだけのことはあるね。その通り!なんと、たった一つだけ、ここから出る方法があるのです!」

森崎「なんだびっくりさせて…早くそれを教えなさいよ」

モノクマ「それは…」

牧野「それは?」
32 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:44:45.86 ID:gfxypMh40







モノクマ「この中の誰かを殺すことです!」

牧野「なんだってえええええええええええええええええええええええええ!!!」









33 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:45:37.88 ID:gfxypMh40
モノクマ「うぷぷ…牧野クン、君面白いよ!リアクション芸人になれるよ!」

牧野「俺はそんなの興味ねえ!俺はフットサルに人生をささげたんだ!」

江頭「そんなことはどうでもいい!モノクマ、今お前なんて言った?」

モノクマ「ん?聞こえなかったのかな?じゃあもう一度だけ言うね」

モノクマ「コロシアイです!この中の誰かが、他の誰かを殺すことです!殺し方は問いません!」

江頭「ふざけるのもいい加減にしろ!」

沢村「そ、そんなのって…」

山本「…嫌な予感が当たってしまったな」

加藤「へぇ…」

外原「全く、こんなバカげた話、古今東西の伝承を探しても見つからないよ」

石山「そ、そんな…」

古坂「人を…殺す…?」

モノクマ「うぷぷぷ…みんないいよ、その表情!あとこれで入学式終わりだから。早速殺すもよし、暫く様子見するもよし、ま、せいぜい疑いあってくださいな!」
34 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:46:38.44 ID:gfxypMh40








能海「…待てよ」





35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 01:47:40.36 ID:vr5oSHvM0
糞スレ立てんなカス
36 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:48:00.24 ID:gfxypMh40
モノクマ「ん?」

能海「全く…黙って聞いてりゃ好き放題言いやがって…」

そう言って能海はゆっくりと壇上にあがり、モノクマに詰め寄った。

モノクマ「能海クン、どうしてそんなに怒ってるのかな?」

能海「どうしてもクソもあるか!思い知れ!」

能海はこぶしを握り締め、思い切りモノクマの顔面を殴った。

モノクマ「」

能海「へっ、くだばりやがったか。俺に指図するなんて100年早いんだよ。おい、本体はどこに隠れてるんだ?茶番は終わりだ。とっとと俺らをここから出せ!」

モノクマ「」ピコンピコン

能海「ん?なんだこの音は…」

直観的にヤバイと感じた僕は能海に向かって叫んでいた。

戸叶「能海、早くそれを上空に投げるんだ!」

能海「ああ?なんで俺がそんなこと…」

戸叶「いいから早くしろ!」

能海「チッ、分かったよ!」

僕の表情と声から何かを察したのか、能海はモノクマを力いっぱい上へ投げつけた。

37 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:49:24.16 ID:gfxypMh40
ドカーン


それと同時に巨大な爆発音が響き、モノクマが投げられた場所を煙が包む。

能海「ば、爆発…?」

本当に間一髪だった。幸いにも能海は無傷で済んだようだ。

川上「な、なんだい、これは?アタシさっきから全然ついていけてないよ」

沢村「で、でもこれでモノクマは…」

モノクマ「いなくなったとでも言う気かい?」

沢村「えっ、えっ?」

牧野「お前、木っ端みじんになったんじゃないのかよ!」

モノクマ「残念ながらボクは何度でもよみがえるのです!能海クン、学園長への暴力は校則違反だからね。初犯だから見逃してあげるけど、次はないよ!」

能海「こいつ…どこまでも人をイライラさせやがる…」

モノクマ「まあでもこれで皆分かったよね、僕が本気だって事。あと、生徒手帳に校則事項は書いてあるから確認しといてね、木っ端みじんになりたくないなら!それじゃ、ばいばいき〜ん」

大武「…いなくなった」
石山「…何が希望ヶ峰だ!俺の行く先は結局地獄だっていうのか…?」

森崎「全く…詐欺もいいところよ…」

江頭「この野郎!こんな事が許されてたまるか!俺は絶対に死なねえぞ!」

沢村「殺し合いだなんて…許されるはずがないよ…」

古坂「まさか、こんなことになるだなんて…」

モノクマが残していった重い雰囲気は、この後の絶望を予感させるには十分すぎるものだった…
38 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:50:50.88 ID:gfxypMh40






PROLOGUE【絶望のマウンド】完





39 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 01:51:26.34 ID:gfxypMh40
今度こそ以上です。
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 15:48:00.74 ID:XjV/FtqV0
乙。頑張れ。
41 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:00:14.33 ID:gfxypMh40
進めていきます。
少ししたら安価も入ってきます。
42 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:01:08.53 ID:gfxypMh40








Chapter1【マーダーの条件】(非)日常編





43 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:04:08.50 ID:gfxypMh40
川上「もう、なにがなんだか…」

牧野「もう訳がわかんねーよ…」

細川「あのヌイグルミ…ふざけるにもほどがあるわ!」

橋本「みんな、一度落ち着いて」

細川「こんなこと言われて誰が落ち着いていられるのよ!」

橋本「ごめんなさい、無神経だったわ。でも今やるべきことは嘆くことじゃない」

細川「ッ!!…それもそうね」

山本「橋本の言う通りだ。今やらなくちゃいけないのは今度の対策だ。とりあえずそれを話し合おう」

加藤「いいこというじゃん。それで、何を対策するわけ?」

山本「俺たちはこの学園について何も知らなすぎる。まずは探索だ」

加藤「ふぅん、そんなんで殺人が防げるのかなあ…?」

山本「何が言いたいんだ、加藤」
44 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:05:41.05 ID:gfxypMh40
加藤「ぶっちゃけさ、こんな所に一生閉じ込められるくらいなら、一人くらい殺してでも外に出たいってやつ結構いるんじゃないの?俺達会って間もないしさ」

加藤の発言に対し、沢村が真っ先に反応した。

沢村「殺人なんて、起こらないよ」

加藤「ん?お前…じゃあ聞くけどさ、あんたはここに居る奴ら信じられる?何考えているか分かる?もしかしたら仲良くなるふりをして自分を殺すチャンスをうかがっているのかもしれない…そんなこと考えたりしない?」

沢村「そんなこと…」

加藤「言い切れないならそれが答えなんじゃないの?まあ気にしなくていいよ、多分これ、全員が思っていることだからさ」

橋本「あなた、場の雰囲気を悪くして何がしたいわけ?」

加藤「別に?俺は忠告しただけだよ。事件が起こらないようにね」

山本「それならもう用は済んだはずだ。一度黙ってもらおうか」

加藤「はいはい、分かりましたよ」

森崎「フン、何よあいつ、感じ悪い」

山本「沢村もあまり気にしないでくれ。真に受ける必要は全くない。さて、本題に戻ろうか」
45 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:07:18.54 ID:gfxypMh40
梶矢「確か、探索するって話だったわよねえ、山本ちゃん」

山本「ああ、それで、ここにいるのは16人だから、ちょうど4人ずつの4グループに分けて行動したい。それでいいか?」

森崎「異議なーし!」

外原「それが手っ取り早いだろうねえ」

牧野「えーと、4人が4グループで、4+4にあと1,2,3、回4を足して…あれ?」

能海「お前、掛け算もできないのかよ」

46 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:12:47.64 ID:gfxypMh40
石山「俺もそれでいい。3人もいればこいつも変な事出来ないだろうからな…!!」

そう言って石山は加藤を睨みつけた。加藤はそれに対し、涼しい表情で返す。

加藤「俺が?一体なにをやるわけ?」

石山「とぼけるなよ!どうせ今誰を殺すか考えてたんだろ!」

加藤「はっ、馬鹿馬鹿しい。あんた、かなりおめでたい頭してるね」

石山「何だと!?」

石山は怒りのあまり、加藤に詰め寄る。今にも殴りかねない様子だ。一方の加藤は、相変わらずすまし顔をしているが、一触即発であることは間違いない。

戸叶(まずいな…石山を止めないと…)
47 : ◆bJXA8PM.zE [saga]:2017/12/29(金) 22:22:33.47 ID:gfxypMh40
沢村「ストップ!そこまで!」

石山「さ、沢村…」

沢村「どんなことがあったって喧嘩は良くないよ」

戸叶「沢村、お前…」

沢村「よし、収まった!飛雄馬君、話の続きお願い」

山本「悪いね、沢村。それじゃあ公平にクジで決めようか」

江頭「ったく…無駄な時間使いやがって…」

橋本「まあ無理もないわね。この状況で平然としていられる方がおかしいわ」

牧野「よっしゃ、チーム分けの時間だ!俺からくじを引くぜ!戸叶や沢村あたりと同じチームなら最強だろうなあ…」

古坂「彼、すっかりフットサルするつもりでいますけど?」

能海「反応するな。馬鹿が移るぞ」

細川「ていうか、チームメートに関わらず牧野のチームが最強なんじゃ…」

牧野「よし、1だ!おい、俺のチームメートは誰だ?」

森崎「あんたがいの一番に引いたんでしょ」

そうして、一人ずつくじを引いて、僕の番がやってきた。


戸叶(さて、誰と一緒になるかな…)



↓3まで、戸叶と同じグループになったのは?

人物が被る等した場合は安価下





48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 22:23:09.80 ID:/DZsqxlW0
梶谷
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/12/29(金) 22:23:40.74 ID:ZeGhq5bR0
沢村にしたいけどメンタル的に心配なので「細川」で

てか、俺以外に安価する人といるかな…
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 22:25:11.45 ID:51VVAg2Po
大武
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/12/29(金) 22:26:25.84 ID:ZeGhq5bR0
>>48
梶谷なんていないんだけど…
キャラ参考は>>23,>>24
165.15 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)