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ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」 キョン「驚愕、だな」
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170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/28(水) 22:15:05.95 ID:k6apvfE40
キョン「ジョン・タイターにトンネル効果、サン・ジェルマン伯爵ね……」ペラペラ
ハルヒ「オカルト研究会なんて言ったらぶっ飛ばすから」
キョン「分かってるよ。しかしまぁ、よく集めたもんだ」
ハルヒ「まあね。とは言っても正直あんまり役に立つとは思えないけど」
キョン「読んでみんことには分からんさ。何しろこっちの世界は元の世界とは……お?」
ハルヒ「なになに!? なんか変なのあった!?」
キョン「いや、多分そんな変なもんでもないぞ。ほら」
ハルヒ「『激録!! 鶴屋房右衛門の秘密に迫る』……ああ、これ鶴屋さんの先祖の人ね。これがどうかした?」
キョン「いんや、なんでも」
キョン「(房右衛門は佐々木の子だが……鶴屋さんがいるってことはそういうことなんだろうな)」
ハルヒ「あれだけの豪邸を建てるだけの富を残した人だかんね。きっと常人とは違う何かを持ってたに違いないわ!」
キョン「いやぁ、むしろあいつは極端に運が良かっただけというか、なんというか……」
ハルヒ「これはっ!? キョン! 『異世界転生!! 世界の歩き方!!』」
キョン「ラノベじゃねーか。それをどう活かせというんだ」
ハルヒ「ミラもあんたもそんな感じの設定じゃない」
キョン「おっす、俺はキョン。至って普通の高校生に見えるがその実なんと、奇妙奇天烈な力を持つ―――」
ハルヒ「バカなことやってないで役に立ちそうな情報探しなさいよ」
キョン「この野郎」
ハルヒ「…………」ペラペラ
キョン「…………」ペラッ
ハルヒ「…………似てた!!?」バッ!!
キョン「あ? なにがだよ?」
ハルヒ「有希の真似ー!! どう? どう?」
キョン「バカなことやってんのは誰なんだよ。集中してくれ」
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/28(水) 22:18:23.23 ID:k6apvfE40
「今度こそ―――永遠にさよなら。僕の親友」
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/28(水) 22:23:01.31 ID:k6apvfE40
佐々木「…………ん」
橘「あ、はい。ここで大丈夫です。えっ? は、はい。彼女は眠ってるだけですので……あと領収書を……」
藤原「おい。おい」
佐々木「……ついたのかい?」
藤原「本当に眠っていたのか? 気が緩んでるんじゃないのか?」
佐々木「すまないね、ついうとうとと。慣れないものだ、『力』の無い体というのも」ノビー
橘「九曜さんは……」
佐々木「まだのようだね。その内ひょっこり顔を出すだろう」
藤原「……」
佐々木「さて」
ハルヒ「…………」スー
佐々木「眠り姫をお城へと運び込むとしよう」
藤原「……ああ」
佐々木「じゃあ橘さん。案内をよろしく頼むよ」
橘「はい。じゃあ、お二人共手を……」
佐々木「……」
佐々木「(キョン。今キミはどこにいるのかな?)」
佐々木「(急がなければキミの望まぬバッドエンドまではもうすぐだよ)」
橘「行きます」ズッ
藤原「む……」ズズッ
佐々木「(……さあ、キョン―――)」
佐々木「(―――僕の期待を超えられるかい)」
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/28(水) 22:24:53.72 ID:k6apvfE40
ここまでー
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/28(水) 22:25:22.51 ID:TtQoXwQa0
久しぶりでも面白い!
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/28(水) 22:41:08.98 ID:J1qvtqeyo
乙です
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/29(木) 01:49:33.56 ID:R+dORQRqO
なぜこうも毎回いいタイミングで切るのか乙
焦らしプレイがだんだん上手くなってきてる
>>1
だこと…
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/02(月) 16:56:28.00 ID:cWFYA6CUO
乙
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/02(月) 22:13:54.81 ID:Eyty2v7i0
ageちゃうわ
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/08(日) 11:50:50.24 ID:ON8BiOM+O
良いところでおわっちまうなぁ、続きを、
むしろ続編外伝なんかも書いてほしい
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/08(日) 15:38:45.11 ID:1YBVOFuP0
>>179
オリジナルだろうけど面白そうだね
書いてくれたら嬉しいね
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/13(金) 22:24:39.31 ID:lgTxNocn0
そろそろ来て欲しいw
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/13(金) 22:25:48.65 ID:lgTxNocn0
楽しみにしてるから
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 18:53:24.78 ID:CvHLz2B+0
>>182
ありがとうございます!
というわけで、19時半より投下しますー
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 18:54:42.78 ID:mQr4IYC0O
やったぜ
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 19:25:53.39 ID:CvHLz2B+0
とうかー
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 19:30:55.72 ID:CvHLz2B+0
α
pipipipipipipipipipipipipipipi
キョン「ん」パチ
キョン「目覚まし通りに目が覚めるとは……我ながら驚きだ」
キョン「さてさて、と……」ノビー
キョン「不思議探索か、やれやれ」
キョン「っと」シュン!
キョン「おやまぁ珍しい。集合時間2時間前だってのに誰も来ちゃいねえぞ」
キョン「…………ん? なんか言ってることがおかしい気が―――」
ヤスミ「先輩っ!! おはようございますっ!!」ヒョコ!
キョン「……ヤスミ。俺の背後に立つな、命の保証はないぞ」
ヤスミ「フフ。ビックリするかと思って! 先輩、随分来るのがお早いんですね!」
キョン「SOS団の悪しき風習さ。直にぞろぞろ集まってくる」
キョン「それに、お前だってもう来てるじゃないか」
ヤスミ「あたしは今日という日が楽しみで楽しみで!! つい早く来ちゃいました!!」
キョン「つい、ってレベルじゃねえと思うが……ふぅ」ドサッ
ヤスミ「おとなりいいですか!?」
キョン「勝ってにしろ」
ヤスミ「失礼しますっ!」ストンッ!
キョン「…………」
ヤスミ「いやあ、それにしてもいい天気ですね先輩っ! こんなに雲がない日なんて珍しいっ!」
キョン「ヤスミ」
ヤスミ「はいっ! なんでしょう先輩っ!!」
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 19:35:28.91 ID:CvHLz2B+0
キョン「お前は誰だ?」
ヤスミ「……あたしはわたぁしですよ、先輩っ!」
キョン「そうじゃなくてだな……」
ヤスミ「あっ! 古泉先輩っ! おはようございます!!」シュバッ!
古泉「やあ、どうも。お二人共随分早―――」
キョン「間が悪ぃ」ドンッ!
古泉「空気砲ッッッッ!!?!?」ドゴォォォオ!!
キョン「安心しろ…………安心しろ」
古泉「そ、こは……峰打ちだ。とかじゃ、ないん……ですかね……いや、十分、ダメージを負いましたが……」カハッ!
キョン「根拠のない安心もたまにゃ必要さ」
古泉「今じゃないですよね……」
朝比奈「おはようござ、古泉くんが!!??!? ボロボロ!!」
長門「見慣れたもの」スッ
朝比奈「それも……そうですけど……」
古泉「………………」
キョン「男はァ、泣きたい時こそ〜笑うもンだァ〜〜!!」デデン!
ヤスミ「わあっ! ナイス歌声!!」イヨッ!
古泉「……笑うしかないですね」
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 19:40:42.13 ID:CvHLz2B+0
キョン「治れったら治れ!!」パアァ
古泉「……本当に治るのはありがたいのですが、釈然としない治療法ですね」
キョン「文句言うな。爪剥ぐぞ」
古泉「悪魔ですか」
ハルヒ「みんなおっはよー!! 集合時間1時間半前! うん、みんな揃ってるわね!!」
朝比奈「(もう涼宮さんは、わたしたちより早く来ようという気はなくしてしまったみたいです。十分早いですが)」シミジミ
ハルヒ「じゃ言った通り、今日は午前はみんなで回りましょう! 午後はくじ引きで!!」
キョン「結局どこ回るんだ? どこでもいいのか、了解」
ハルヒ「どこでも―――そう、そうよ」
ヤスミ「面白い会話ですね!」
朝比奈「そ、そうかなぁ……?」
ハルヒ「そんじゃ行くわよー! ついてきなさいっ!!」オー!
ヤスミ「おーっ!」
キョン「空の旅をお求めの方はこちらでーす。ビーフオアチキンでーす」
ヤスミ「わあぁ!!」タタタッ!
長門「……」スタスタ
ハルヒ「そこ! 団体行動を乱すな!! 有希! 食べ物につられない!! なにが空の旅よ!!! まったく!! みんな!!」
ハルヒ「結局、雲の上には乗れるのか乗れないのか確かめるわよ!!」オー!
ヤスミ「おーっ!」
キョン「じゃねえよ。誘惑に流されてんのはお前も同じじゃねえか」
朝比奈「?? 普通に乗れますよね??」
古泉「……えーっと。この時代では無理かと……」
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 19:45:03.69 ID:CvHLz2B+0
ハルヒ「ついたわよっ!」
朝比奈「ここって……」
古泉「懐かしいですね。野球場ですか」
ハルヒ「そっ! かつてSOS団が野球というスポーツ生み出し、世界に広めた場所よ!!」フフン!
ヤスミ「なっ!!!??!?!? まっ!!?!?!?」ガーン!
朝比奈「えっ!!!?!?!?? ええっ!!?!!?」ガガーン!
キョン「約二名ほど信じてるから、得意顔で大ウソつくな」
ハルヒ「惜しくも優勝を逃しちゃったのは心残りだけどねー!」
キョン「古泉、誰のせいで負けたんだっけ? 誰がホームラン打ったのにアウトになって初戦で負けたんだっけ??」
古泉「……さあ、あまり昔のことは覚えてませんので」シラッ
キョン「さっき懐かしいとかほざいてたじゃねえか」
ハルヒ「もっかいぐらいホームランかっ飛ばしたいわねー!!」
キョン「コイツはコイツでいい記憶だけ覚えてやがる」
ヤスミ「あたし、やきゅうやったことないから是非やってみたいですっ!」
ハルヒ「決まりね!! 今年もエントリーして今年こそ優勝するわよ!!」
古泉「では、練習できるグランド押さえておきましょうかね」
ハルヒ・キョン「「専用グラウンド持ってる野球好きの?」」
ヤスミ「???」
古泉「んっふ」
ハルヒ「あはははっ! 別荘持ってる知り合いがいるくらいだもんね!! 今更よね!」
キョン・キョン「「慣れって怖いなぁ」」
長門「同意」ペラ
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 19:50:56.07 ID:CvHLz2B+0
ハルヒ「ここよ!!」
ヤスミ「池!?」
古泉「池です」
朝比奈「池ですね」
長門「池」
キョン「池だァ!」
ヤスミ「ここが何か?」
ハルヒ「ふっふっふ、ここはね……SOS団が制作した世界的に大ヒットした映画のロケ地の一つなのよ!!!」
ヤスミ「えぇぇぇえええぇぇぇええぇぇええぇぇええええ!!?!?」
キョン「狭い世界だな」
ハルヒ「あの有名シーン、『ミクルビーム』が出たのもここなのよ!!!」
ヤスミ「あの『ミクルビーム』がここで!!?!?」
キョン「絶対知らないだろヤスミ。あの、とか言ってんじゃねえ」
ハルヒ「懐かしついでにみくるちゃん、撃っちゃいなさい」ニコッ
朝比奈「えぇぇぇえええぇぇぇええぇぇええぇぇええええ!!?!?」
キョン「ヤスミとまったく同じリアクションをなさってるじゃねえか。無茶ぶりは止せ」
ハルヒ「無茶じゃないわよ。ねーみくるちゃん。はい、いくわよ3.2.1!」
朝比奈「えっ、わっ、あっ、み、『ミクルビーム』!!」カッ!
古泉「えっ、何でこっち見―――」
ドォオオォオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
ヤスミ「わあっ!! すごい!!! すごすぎますっ!!」パチパチ!
ハルヒ「さっすがみくるちゃん!! 主演女優なだけあるわ!!」
朝比奈「ふええぇええぇええっ!! 何で!? 何で出るの!!?!?」ビエェエン!!
キョン「儚い命が今散ったがな」
古泉「か、勝手に散らさないでください……ありがとうございます長門さん」ケホッ
長門「平気」ホーホゥフフォー!!
古泉「マジカルステッキ……悪い魔法使いユキ様様ですね」
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 19:55:02.99 ID:CvHLz2B+0
ハルヒ「あれ!!」
朝比奈「鶴屋さん、あっ、鶴屋山……」
ヤスミ「大きい山ですよねー。こんな大きな山持ってる人って一体どんな人なんだろう……」
ハルヒ「なんと! この山はSOS団の名誉顧問である鶴ちゃんのお家のものなのよ!!!」
ヤスミ「っ!!?!!? っ、で、ですがこれ以上はもう驚きませんよっ!!」グッ!
ハルヒ「で、さっきからずっと横にある壁。この内側が全部鶴ちゃんの家」
ヤスミ「ひいぃいいぃいぃいぃいいぃぃいぃぃいい!!!!」ガタガタ!
キョン「どういうリアクションだよ、まあ無理もないが」
古泉「まさに大豪邸ですからね」
ハルヒ「で、ここが入口。つーるーちゃん! あーそーぼ!!」
朝比奈「あはは、まさかそれで鶴屋さんが出てくるわけ……」
鶴屋「呼んだ?」ニョロ
朝比奈「キュウ……」パタン
古泉「朝比奈さーん!!!」ガシッ!
ハルヒ「鶴ちゃん!! 一緒に遊びましょ!! 不思議探索中なのよ!!」
鶴屋「やっ、ハルにゃん! むむむっ、そうしたいのはやまやまなんだけど、これからちょいと行くとこあってねぇ、ん?」
ヤスミ「どうも! あたし、ヤスミと申します! 鶴屋先輩っ!」
ハルヒ「紹介するわ! この子が噂の、SOS団新入団員候補のヤスミちゃんよ!」
鶴屋「ほほう! この子がハルにゃんの遺志を継ぐものだねっ! うんうん! いい目をしているっさ!」
ヤスミ「ありがとうございます!」
鶴屋「これで未来のSOS団も安定ですなぁ!」ハッハッハ!
ハルヒ「いやいや! 鶴屋家ほどじゃございませんよ!」ホッホッホ!
キョン「あたりまえだろが」
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 20:00:11.25 ID:CvHLz2B+0
ハルヒ「っと、もうこんな時間ね。そろそろお昼にしましょうか!」
キョン「おいおいハルヒ。ツッコミが遅れたが、こりゃなんだ? 到底不思議探しとは言えんぞ」
ハルヒ「はぁ〜……ったくあんたは察しの悪い。古泉くん、説明したげて」
古泉「おそらく涼宮さんはヤスミさんにSOS団に縁のある場を案内し、SOS団の歴史を知ってもらおうとしたのではありませんか?」
ハルヒ「それよ! まさにそう!! 古泉くん、さすがよ!」
古泉「光栄です」
ヤスミ「なるほどです! ご配慮いただき、ありがとうございます!」
キョン「わざわざ実際に回らんでも……腹減った。早く飯を食おうぜ」
長門「こっち」スタスタ
ハルヒ「有希の歩き出しが早いっ!! いいお店知ってるの? あたしの気分的にはあっさりより―――」
古泉「長門さんおすすめともなると期待できますね」
朝比奈「まってくださぁーい!」
キョン「大食いチャレンジ専門店とかじゃねえだろうな」
ヤスミ「頑張ります!」フンス!
キョン「いらんやる気を出すな」
ヤスミ「あっ、そうだ! 先輩先輩っ!」
キョン「なんだ後輩」
ヤスミ「ヤスミですっ! 午後は確かペアで行動するんでしたよね?」
キョン「そうなのか? いつもは2人組3人組だが、今日は6人だからそうなるのかもな」
ヤスミ「だったら! もし、くじ引きであたしと一緒になったら―――!」
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 20:04:17.65 ID:CvHLz2B+0
キョン「違う」
ヤスミ「それってデートですよね!!?」
ヤスミ「否定が早い!!」ガーン!
キョン「嫌な予感しかしねえからだよ。ったく」
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/14(土) 20:06:52.46 ID:CvHLz2B+0
ここまでー!
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 20:10:27.88 ID:BKMfiiqnO
くっさすが
>>1
だ。いいところで切ってくれる乙
おかげで最近眠りが浅く一時間二時間毎に起きてしまう。
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 20:25:08.28 ID:QxjwDtKco
乙です
治ったら治れwww
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 21:00:29.17 ID:TCTTuQ3x0
あぁ面白え
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/14(土) 22:50:44.53 ID:SHHnteBi0
久々に板覗いたらこのシリーズも驚愕まで来てて驚いた。
>>1
これからも頑張って下さい!
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 23:04:13.60 ID:VIyK2bi20
>>198
うるせぇsageろks
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/15(日) 19:12:24.03 ID:pfhvxYoC0
谷川仕事しろ
冨樫仕事しろ
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 20:23:46.88 ID:sLeLPkZnO
>>200
sageろ
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 22:58:04.13 ID:stpcQqHp0
荒らしにかまうなよ
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/18(水) 19:50:34.76 ID:BhpYDFwxO
ぶっちゃけストーリー楽しんでるやついない説
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/18(水) 20:11:35.20 ID:S1uwZ79oo
それはありえない
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/18(水) 20:45:48.11 ID:9XswRFbV0
>>203
ぶっちゃけ俺は楽しんでる
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/18(水) 22:04:58.82 ID:ufFE1omfO
>>203
じゃあ何を楽しみにするの?
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 08:28:48.41 ID:kEXwtiiF0
もうストーリーごちゃごちゃしててわけわかんないから古泉がひどい目にあうの楽しみにしてるよ
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 08:58:37.18 ID:d617rD1Vo
そんなごちゃごちゃしてないだろ
大筋は原作と同じだし
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 10:11:16.66 ID:xEXpTjG8O
可愛い朝倉さん期待乙
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 19:03:02.80 ID:mT0PIiNNO
キョンにいじられて若干涙目になってるハルヒ想像するのが楽しいから見てる。
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/19(木) 20:26:59.26 ID:P33gouYVO
誰かαβのストーリーの流れ、伏線、見所教えてくれよ
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 20:56:50.63 ID:LXKwIuygo
ageんなカス
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 22:27:05.62 ID:mHjF+z+rO
>>211
そこに携帯あるじゃろ?
Googleがあるじゃろ?
あとはわかるな?
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 15:12:41.91 ID:vWr+1daw0
四時ごろ投下―
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/22(日) 15:20:27.04 ID:0CLai88y0
待ってます!
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 15:57:59.26 ID:vWr+1daw0
投下―
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/22(日) 15:58:22.75 ID:TMO7g7dAO
リアタイwwktk!
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/22(日) 16:03:04.50 ID:WDdZZMyvo
やった
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 16:04:40.09 ID:vWr+1daw0
β
ハルヒ「ダメだわー!! 有益な情報が見つかんなーい!!」
キョン「んな簡単に見つかるかよ」ペラ
ハルヒ「……」ムスッ
キョン「ふむふむ……」ペラ
ハルヒ「!」ピコーン
ハルヒ「そうだわっ!」ガタッ!
キョン「なんだ急に。忙しいやつだな」
ハルヒ「アレよアレ! 何かを見つけるってなったらアレしかないじゃない!!」
キョン「探偵○イトスクープ?」
ハルヒ「違うわよ!! もっと身近な、SOS団と言えば! みたいなのあるじゃない!」
キョン「……不思議探索?」
ハルヒ「ピンポーン!! 大正解!! はなまるあげるわよ!!」
キョン「……ハルヒ、別に不思議探索が嫌とか言う訳じゃねえが、そんな当てもなくブラブラすんのはな―――」
佐々木『話は聞かせてもらった』ブォン!
キョン「うわっ! んだこれ、ホログラム?? 何してんだお前」
ハルヒ「ね、ね! ミラも良いと思うでしょ? てかむしろ真っ先にすべきだったのよ!!」
佐々木『ハルヒさんの言ってることはさておき』
ハルヒ「おかないでよ!!!」
佐々木『キョン、なにも当てもなくブラブラとするだけが不思議探索じゃないよ』
キョン「当てがあるとでも?」
佐々木『ないこともないさ』
キョン「ほんとかよ……まぁ、いいんだけどよ」
ハルヒ「決まり!! それじゃ早速計画を立てなきゃ!!」
佐々木『それじゃ僕は授gおnnn戻どどどどdddddd』ザザッ!
キョン「うぉっ!! 佐々木がバグったぞ!!? どうなってんだこれ!?」
ハルヒ「その状態の時はたまにあるわ、気にしなくていいわよ」
キョン「慣れすぎだろ……」
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 16:08:32.86 ID:vWr+1daw0
放課後
古泉「失礼します。遅くなりました」ガチャ
朝比奈「あっ、古泉くん。今お茶入れますね」
長門「おかわり」
ハルヒ「遅いわよ古泉くん! 世界記録を出すつもりで走って来るのよ!」
キョン「学校サボったやつが偉そうに」
古泉「吃驚しましたよ。急に『今日休む!』と連絡が来たものですから」
ハルヒ「優先順位が違うのよ!」フフン!
古泉「それで、今は一体どのような話に?」
佐々木「一樹くん、次の休日に不思議探索をする運びとなったよ」
古泉「ほう、不思議探索ですか。なるほど」
キョン「ある程度資料を読ませてもらったんだが、正直ピンとくるモンは無かった」
ハルヒ「で、あるならば! きっと外界に何かしらのヒントが隠されてるのよ!! ゲームでは大体そうじゃない!?」
キョン「ゲーム扱いすんじゃねえ」
佐々木「で、どこに行こうかと会議していたところさ」
ハルヒ「あたしの直感ではね!! 駅の地下50mぐらいにね! 異空間に繋がるでっかいでっかい穴―――」
佐々木「それは今度確かめさせてあげるよ。なんなら今、直接見てきてもらってもいいかい?」スッ!
ハルヒ「うっ……う〜ん……うぅ……い、いや、遠慮しとくわ」
キョン「探求と常識の天秤で、常識が勝ったみたいだな」
佐々木「キョン、行きたい場所はキミが決めるといい」
キョン「俺がか?」
佐々木「なに、難しく考えなくていい。何かを探し出そうと思わず、キミの足の赴く方へ行けばいい」
佐々木「きっとそこに、キミの求める答えが…………あったりなかったりするだろうから」
キョン「えらいフワッとしてんな、おい」
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 16:14:03.91 ID:vWr+1daw0
ハルヒ「あたし的にはね、この辺が怪しいと思うのよ!!」
朝比奈「公園の近くですか?」
古泉「なにかお心当たりでも?」
ハルヒ「風の噂じゃ幽霊が出たとかなんとか言われてた時期があったのよ!!」
朝比奈「ひぃっ!!」
古泉「ほう、それはそれは」
長門「興味深い」
ワイワイ
キョン「賑やかなこって」
佐々木「懐かしいだろう?」
キョン「……まあな」
佐々木「安心していいよ。キミはきっと元の世界へ帰れる」
キョン「あん? その根拠は?」
佐々木「僕の勘さ」
キョン「……そりゃいいな」ハッ
佐々木「だろう?」
ハルヒ「キョーン! 一応あんたの行きたいとこについてってあげるけど、あたし的おすすめポイントも教えといてあげるわ!!」
キョン「ったく、あまりめちゃくちゃなトコ勧めんじゃねえぞ」
佐々木「……願わくば、この光景をずっと見ていたかったけど―――」
キョン「このボーリング場、バッティングセンター、雀荘ってお前がただやりたいだけだろ」
ハルヒ「まさかバレるなんて!! 侮りがたし!!!」
キョン「当たり前だろうが」
佐々木「―――そういうわけにも、いかないんだろうね」
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 16:19:41.60 ID:vWr+1daw0
佐々木「ほう。ここが僕の、いや涼宮さんの閉鎖空間かい」
佐々木「なんというか、味気の無い空間だね」
橘「佐々木さんの閉鎖空間であってますよ」
佐々木「確かに、この味気の無さは涼宮さんより僕らしいね」
佐々木「しかし橘さん、今僕にはこの閉鎖空間を発現させる『力』は残っていないんだよ?」
橘「あたしが侵入することができるのは佐々木さんの閉鎖空間だけだからです」
佐々木「ふぅん……」
藤原「どちらでもいいことだ。計画の邪魔が入らない空間であるならばな」
ハルヒ「……スー」
橘「そうです。さあ、いきましょう佐々木さん」
佐々木「あぁ、そうだね」
藤原「部室というのはどこに―――」
橘「ええ、こっちに―――」
佐々木「…………まずは」クルッ
ズズズッ!
藤原・橘「「ッ!!??!?!?!?」」
佐々木「くつくつ……こうなる、か」
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 16:23:22.97 ID:vWr+1daw0
α
キョン「何故っ、こうなる……!?」
ハルヒ「いつまで言ってんのよ。それとも何? 有希に大食い負けたことの方を言ってんの?」
長門「いい試合だった」
朝比奈「キョンくん、しっかりエスコートしてあげてくださいね」クスッ
古泉「紳士のマナーですからね」
ハルヒ「ちょっとちょっと二人共!! 別にデートって訳じゃ無いかんね!! 今更だけどそこんトコ分かってる?」
古泉・朝比奈「「もちろんです」」
ハルヒ「……ならいいけど。キョン! あんたも目的は不思議探索にあることを忘れちゃダメよ!! それと!」
ハルヒ「ヤスミちゃんもよ!!」ビッシィ!
ヤスミ「はいっ! もちろんですっ! 必ずや!!!」
ヤスミ「不思議を見つけて参りますっ!!」ニヘラッ
ハルヒ「……めちゃ顔が緩んでるけど」
ヤスミ「ハッ! し、失礼しました! 今一度気を引き締めて、決してデートなどではないことを……フフ」ニヘラッ
朝比奈「かわいいなぁ!」
ハルヒ「不安だわ……いくらクジで2人組になったからって……3人組にすべきだったかしら?」
古泉「まあまあ、少なくとも彼はこの状況に浮かれているようには見えませんから」
ヤスミ「先輩先輩っ! どこ行きますか!? どこに不思議があると思いますっ!?」グイグイ!
キョン「だ、だってく、クジがよ……く、くく、クジ……クジがぁ」ガタガタ!
ハルヒ「因果応報!!?!? 回り回ってあんたがクジをトラウマになってんじゃないの!!!!!」ガガーン!
長門「懐かしい」
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 16:27:20.31 ID:vWr+1daw0
ハルヒ「そんじゃ午後4時に駅前集合ね!! みんな遅れちゃダメよ!」
ハルヒ「特にあんたたち二人!!」ビシッ!
ヤスミ「はいっ! 決して遅れずに戻ってきます! ね、先輩っ」
キョン「俺、門限午後3時だし、適当に帰っ―――」グイッ!
ヤスミ「それじゃあ行ってきます! 先輩方!!」
ハルヒ「う、うん。気をつけてね」
ヤスミ「ではっ!」ダッ!
キョン「おぉおぉおぉお離せ離せ、自分で歩―――」
ヤスミ「わあっ! あっちこっちから面白そうな気配がしますねっ、先輩!」
ハルヒ「……大丈夫かしら?」ソワソワ
長門「問題ない。我々も行くべき」
朝比奈「そうですよ。キョンくんと一緒ですし」
古泉「むしろそれは不安要素のような……ですがまぁ、杞憂でしょう」
ハルヒ「……それもそうねっ! じゃ行くわよ有希っ! みくるちゃん、古泉くん! また後でねっ!」
長門「また」
古泉「はい、ではまた後で」
朝比奈「また後でー」
古泉「では、僕たちも行きましょ―――」
ドガーン!!! ワー! センパーイ!
朝比奈「……」
古泉「……一刻も早く、この周辺から脱しましょうか」
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 16:31:29.46 ID:vWr+1daw0
キョン「げほっ、いきなり何の爆発に巻き込まれたんだ俺は……」
ヤスミ「あっ、そうだ!」クルリンッ!
キョン「だから言ったんだ。嫌な予感がす―――」
ヤスミ「先輩っ、どうですか? あたし?」パッ!
キョン「……どう、とはなんだ?」
ヤスミ「今日のあたしを見て、ですよ! 私服ですよ私服!」
キョン「ん、ああ……」
キョン「春っぽい」バーン!
ヤスミ「やったー!! 先輩に褒めてもらえましたっ!」ワーイ!
キョン「今のって褒め言葉なのか?」
ヤスミ「何を隠そう、この服装のテーマが春なんですから!」
キョン「へー、そりゃどうでもいいこって」
ヤスミ「さっ、先輩行きましょう!!」
キョン「どっか行きたいとこでもあんのかよ?」
ヤスミ「特にはっ! ただブラブラとするのもいいじゃないですかっ!」
キョン「ハルヒが聞いたらなんて言うかね……」
ヤスミ「こっちですっ! 行きますよせんぱーい!!」タッタッタ!
キョン「ま、いいか……」
ヤスミ「早く早くー!!」タッタッタ!
キョン「前見て走れ」シュン!
ヤスミ「あうっ!」ドンッ!
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/22(日) 16:33:35.04 ID:vWr+1daw0
ここまでー
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/22(日) 16:44:49.27 ID:3OE4TnNI0
おう、次回も楽しみにしてるせ
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/22(日) 17:00:12.31 ID:0CLai88y0
楽しみにしてますよ
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/22(日) 17:39:39.57 ID:WDdZZMyvo
乙です
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/22(日) 20:35:36.53 ID:D6/MPu8Z0
冨樫仕事しろ
谷川仕事しろ
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/23(月) 05:12:36.38 ID:NItusCva0
信じてるからな
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/25(水) 16:49:15.15 ID:oGMIM/b9O
やすみの心は読めないんだっけ?
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/26(木) 21:52:58.39 ID:Q1DvPQt9O
以下好きなシーンあげてけ
消失で佐々木登場したとこ
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/26(木) 21:57:16.63 ID:rCBgHpBfo
他所でやれ
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/27(金) 20:26:47.46 ID:r9b10c1RO
wkwk
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/29(日) 09:59:21.49 ID:SNflxNIb0
全く関係なくて申し訳ないけれども
キョンたち4人がループの解消のためにハルヒをいろんな方法で[
ピーーー
]んだけれども結局解消されなくてついでにハルヒもいなくなってっていうキョン発狂
みたいなSSのタイトル知ってるやついない?
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/29(日) 10:19:11.02 ID:d1720HpLo
他所で聞け
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/29(日) 10:35:00.91 ID:zlot0BKg0
>>236
ageカスってホントゴミだな[
ピーーー
]よ
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/29(日) 11:18:01.92 ID:SNflxNIb0
>>237
他所ってどこにも雑談スレなんてないやんけ!
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/29(日) 11:54:50.23 ID:d1720HpLo
>>239
悪かった、言い直す
消えろ。ここも雑談スレじゃねーよ
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/30(月) 04:08:38.13 ID:Jvp+QLK+O
>>236
5bhにでも行って帰ってくんな
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/01(火) 01:13:13.66 ID:vO9TZd7T0
釣れるかな?
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 18:32:54.19 ID:LQOOltZz0
19時までにはとうかー
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 18:53:46.70 ID:LQOOltZz0
とうかー
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 18:59:08.23 ID:LQOOltZz0
α
ヤスミ「はい先輩あーん!」
キョン子「あーん」アー
ヤスミ「あー……どちら様っ!!?」ガーン!
キョン子「ングング……キョン子だが?」
ヤスミ「初めまして!? あわわ、6人目の先輩でしたかっ!?」
キョン子「幻の6人目さ」
キョン「ところで」スッ
ヤスミ「きょ、キョン子先輩っ!!?」ゴシゴシ
キョン「キョン子はお帰りになられた。んでヤスミ、俺たちゃ一体何してる?」
ヤスミ「スイーツを食べてますっ! 食後のスウィーツ!」
キョン「悪かったな。whatじゃなくwhyだった。何故こんなことをしてる?」スッ
ヤスミ「あーっ! あたしのイチゴがー!」
キョン「さっきは食わせてきたくせに」モグモグ
ヤスミ「……何故こんなことをしてるか、ですか?」
キョン「ハルヒにゃ、決してデートじゃないからと釘を刺されただろう」
ヤスミ「はい! ですからこれはデートじゃないですよ?? デートじゃなくてですね……」
ヤスミ「………………」
キョン「ヤス―――」
ヤスミ「いえ、やっぱりこれはデートですっ! そう、デートと言えば『あーん』じゃないですか!?」
キョン「ああん? なんだ急に開き直って―――お?」グイッ
ヤスミ「行きましょう先輩っ! 時間は有限ですっ! お支払いは済ませておきましたっ!」ダダダッ!
キョン「お、悪いな」ズズズッ
ヤスミ「先輩の財布から!!」
キョン「スられておいたのさっ!!」バァーン!
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 19:03:55.16 ID:LQOOltZz0
ヤスミ「ええっと……どこに行きましょうか!? 遊園地、動物園、水族館……」ウーン
キョン「アホ。仮にも不思議探索中だということを忘れんなよ。それに」
キョン「何故デートにこだわる。いや、何故俺にこだわるんだ、お前は」
ヤスミ「分かりませんか?」
キョン「ああ、分からん」
ヤスミ「フフ。それは先輩が先輩だからですよ」
キョン「どういう意味だよ」
ヤスミ「そのままの意味です!」
キョン「……やれやれ」パチン
パアアアァァッッ
ヤスミ「う、わぁ…………!!!?」
キョン「どうだ? 満天の夜空に輝く星、宙を遊泳する魚群に、走り回る動物たち」
ヤスミ「すごい……素敵、これも先輩が……!?」
キョン「まっ、こんなこともできる程度の力さ」
ヤスミ「綺麗……すごいです先輩っ」
キョン「……そりゃよかった。それじゃあよ、この素敵な空間で―――」
キョン「少し話そうぜ、ヤスミ」
ヤスミ「…………いいですよっ、先輩」
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 19:08:26.38 ID:LQOOltZz0
キョン「あれがオーロックス。あっちはドードー、ティラノサウルスに二ホンオオカミ」
ヤスミ「絶滅した動物に恐竜まで!!? よくご存じなんですね!」
キョン「俺はまぁ、実際に見てきたしな」
ヤスミ「あー……」
キョン「というか、そうか。特にお前に俺のことを話したことはなかったな」
キョン「勝手に俺のことを知ってるもんだと思ってたからさ」
ヤスミ「そうですね。先輩から先輩のこと聞いたことはないです」
キョン「でも、お前は俺を知ってる」
ヤスミ「……ええ、知ってます」
キョン「それは、お前が…………」
ヤスミ「……」
キョン「…………『涼宮ハルヒ』だからか?」
ヤスミ「…………」
キョン「…………」
ヤスミ「……フフ。何言ってるんですか先輩。『あたしはわたぁし』です」
ヤスミ「団長ではないですよ」
キョン「……そうか」
ヤスミ「そうですっ」
キョン「…………」
ヤスミ「あ、メガロドンですかね!? あれ!」
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 19:12:30.90 ID:LQOOltZz0
ヤスミ「あれがデネブでアルタイル……ベガは……」エート
キョン「……ヤスミ。俺はさ」
ヤスミ「はい」
キョン「元々、自分が特別な人間なんだ。って思いこんでた」
キョン「こんなことできる力を持つやつなんて他にいなかったからな」
ヤスミ「はい」
キョン「同時に、特別であるが故に俺は1人なんだ、って考えていたんだ」
キョン「誰にも理解されない、繋がりを持たない世界にとっての不純物。それが俺」
キョン「だが、そんな考えを吹き飛ばす存在が現れた。そいつの名は……」
キョン「佐々木」
ヤスミ「……」
キョン「俺と同じような『力』を持ち、なんらそれを特別でないと言い切った」
キョン「変なやつだ。一言で言えばな。けど、俺はそいつに救われた」
ヤスミ「……」
キョン「結局のところ、寂しかったんだろうな。自分で勝手に1人なんて思いこんでおいて」
キョン「自分自身を特別じゃないと思えるようになってからは、そりゃ気が楽だった」
キョン「周りの人間と同じように、生きてることを楽しんでいいんだ。それだけを楽しめたんだ」
キョン「そして、佐々木と共に長い永い時を歩み―――別れ」
ヤスミ「……」
キョン「涼宮ハルヒに、SOS団に出会えたんだ」
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 19:17:25.76 ID:LQOOltZz0
キョン「面白い連中だろ? SOS団のやつらは」
ヤスミ「……フフ。それはもう、とっても!」
キョン「だろ。あいつらと馬鹿やってんのは楽しいんだよ」
キョン「超能力者だろうが宇宙人だろうが未来人だろうが、『力』を持ってようがなかろうが……」
キョン「万人を受け入れ、巻き込み、どでかい迷惑をかけつつ、楽しませてくれる存在。それが」
キョン「涼宮ハルヒだ」
ヤスミ「…………」
キョン「何を長々俺の人生を語ってんだと思ってるかもしれないが、ヤスミ」
ヤスミ「はい」
キョン「お前が誰であろうと……ハルヒに関係あろうとなかろうと」
キョン「お前を受け入れてくれる存在はここにいる」
ヤスミ「………………」
キョン「……俺が的外れなこと言ってんなら忘れてくれ。何しろお前の考えは読めんからな」
キョン「ただ、俺から見てお前はそういう風に見えたってことだけは、確かだ」
ヤスミ「……はい! ありがたきお言葉! 肝に銘じておきますっ!」
キョン「……」ポンッ
ヤスミ「わ! なんですか先輩っ!?」
キョン「……悪いな―――」スッ
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 19:21:35.82 ID:LQOOltZz0
『あ―しは――――な――す!』
『―――そ―――ほど―――』
『―――だから―――を―――!』
『―――だ。―――そうは―――い』
『でも!―――は――――――う!?』
『―――違―――キミは―――……おっと』
『話し過ぎるのもよくないかな。そうだろう?』
『えっ?』
『親友』プツンッ
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 19:27:18.25 ID:LQOOltZz0
キョン「―――……」
ヤスミ「……?」
キョン「…………あいつめ」
ヤスミ「あの、先輩?? あたしの頭に手を当てて何を……わっ!」
キョン「なんでもねえよ」ワシャワシャ
ヤスミ「わっ、わっ、わっ! なでなでタイムですか!? あたしを犬か何かだと思ってませんか!?」
キョン「鳥の巣頭だとは思ってた」
ヤスミ「ひどいっっ!!」ガーン!
キョン「さって、古今東西数多の生き物を堪能したことだし」スッ
キョン「次は、遊園地だっけか?」パチンッ!
パアアアァァッッ
ヤスミ「! すごいっ、すごいっ!! 先輩っ! なんでもできるんですねっ!!」
キョン「なんでもってわけじゃない。俺は俺がしたいことをするだけさ」
ヤスミ「じゃあじゃあ! ジェットコースター!! あれっ! 乗りたいです!!」
キョン「いいぜ。ただし、現存するコースターを遥かに凌ぐシロモノだが覚悟は出来てるか?」
ヤスミ「もちろんっ! 恐れをなしていては何も始まりませんっ!!」
キョン「大した度胸だな。んじゃ行くか」
ヤスミ「はいっ! それと、先輩」
キョン「うん?」
ヤスミ「一通り、この遊園地を楽しんだら……今度は」
ヤスミ「……最後は、あたしがとっても素敵な場所に連れて行ってあげますね!!」ニコッ!
キョン「…………そりゃあ楽しみだ」ニッ
ヤスミ「じゃ、とりあえず! ジェットコースター乗り場までワープをお願いしますっ!!」
キョン「おうヤスミ。どこでそんなこと覚えた? 何宮ハルヒに教わったんだ? え??」
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/05(土) 19:28:10.03 ID:LQOOltZz0
ここまでー
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/05(土) 20:42:07.86 ID:dXasYmoQ0
もう少し…もう少し…
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/05(土) 20:42:42.57 ID:dXasYmoQ0
乙です
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/05(土) 20:51:24.80 ID:fU+owUuQo
乙
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/05(土) 21:23:52.77 ID:tNs09W7Q0
乙
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/05(土) 23:11:48.71 ID:3ViQD3gCO
何宮ハルヒとはいったい何宮ハルヒなんだ乙
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/05(土) 23:47:55.79 ID:gOntaRLdO
乙!
だめだ...先が気になる...気になる...私 気になります!
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/06(日) 16:59:46.84 ID:dQx9/UIDO
おお、久々に見たら進んでる
乙
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/14(月) 16:20:00.51 ID:iX96PiSP0
ンンッ……マ゜ッ!ア゛ッ!↑
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/20(日) 13:27:18.59 ID:LjU79U7F0
短め、投下しますー
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/20(日) 13:31:50.69 ID:LjU79U7F0
β
朝比奈「えっ? キョンくんの方の世界でも機関誌をつくったんですかぁ?」
キョン「まあ、一応文芸部の部屋借りてるので」
ハルヒ「へー! あたしたちも書いたわよ! 章ごとに担当をかえて長編小説を作ったの! 見る? はい!」
キョン「章ごとにって、それまとまりつくのか? どれどれタイトルは……」
キョン「『異世界開拓〜俺が魔王になって文明形成!?〜』……っ!!?!?!?!?」ガガーーン!
ハルヒ「なに驚いてるのよ? さては名作の予感に気圧されたわね!?」ニヤッ
長門「コアなファンも多く、ファンの総称を『開拓者』と言う」
キョン「知ってるよ!!!!!! こっちの世界でも!!?!?? どういう時空の歪み!!?!?」ガーン!
キョン「……うーむ」
古泉「おや、長考ですか? えらく早い段階ですね」
キョン「いや違うんだよ。古泉、おれは向こうの世界でもお前とこうしてボードゲームをしたりするが」
古泉「はい」
キョン「ここまで長く決着がつかなかったことはないんだ。それに違和感がなー」
古泉「まだ5手目ですよ!!? 将棋で5手で決着つくことなんてありますか!!?!?」
キョン「たぶん盤外戦術も影響してると思う」シュッシュッ!
古泉「場外乱闘!!?」ガーン!
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/20(日) 13:37:00.98 ID:LjU79U7F0
ハルヒ「だーかーら! ミラはねー―――!」
佐々木「やれやれ、ハルヒさん。あのね―――」
キョン「あの二人はしょっちゅうあんな感じですか?
朝比奈「ええと、まぁ……はい。あ、でもでも! 仲が悪いとかじゃないんですよ!」
キョン「じゃ一体なんであんな言い合いを……」
ハルヒ「絶対チャイナ服似合うって!! スリットから見える足とか激やばなはずよ!! だから着なさい!!! 団長命令よ!」
佐々木「ハルヒさん。団長は僕だし、似合うからといって無意味に服を着替えることもないよ」
キョン「(似合うことは否定しないのか……)」
ハルヒ「意味? 意味ならあるわよ!!」
佐々木「どんな?」
ハルヒ「あたしの眼福!!」フンス!
キョン「……いつもこんなしょうもない言い合いを?」
朝比奈「あはは……ええと、はい」
ハルヒ「いよいよ明日は不思議探索ね!! みんな! 準備はできてる!?」
キョン「遠足かよ。なんの準備がいるんだよ」
ハルヒ「心の準備に決まってるじゃない!! 何が起こるか分かんないんだから!!」
朝比奈「な、なにか起こるんですか?」
ハルヒ「なにかよなにか!! ねっ、ミラもそう思うでしょ!!?」
佐々木「そうだね。起こるといいね」
キョン「適当か」
佐々木「そうでもないさ」
キョン「……?」
ハルヒ「ってわけで! 明日の不思議探索、集合場所に時間通り集合!! 遅刻したら!」
ハルヒ「罰金だかんね!!!」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/20(日) 13:43:30.85 ID:LjU79U7F0
pipipipipipipipipipipipipipi
キョン「……zzz」
佐々木「おはようキョン、朝だよ。そして今日は待ちに待った不思議探索の日だ」
キョン「…………んぅ」
佐々木「さあ起きて仕度をしよう。集合場所へ遅刻した人は罰金というのは重々承知だろう」
キョン「……おぉ」
佐々木「やれやれ、困ったなぁ。いつまで経っても朝が弱いのは治らないらしいね」
キョン「…………z」
佐々木「起ーきーよーう、キョン。僕はキミの幼なじみでもお母さんでもないんだよ?」ユサユサ
キョン「……んん」
佐々木「親友ではあるけどね。っと、キョン。そろそろ独り言にも飽きてしまったよ」
佐々木「聞き上手なキミの相づちでもないと、これ以上舌も回りそうにない」
キョン「…………ぐぅ」
佐々木「……断眠法という言葉を知っているかい?」
キョン「」ピクッ
佐々木「眠るたびに寝坊するならいっそ初めから寝なければ―――」
キョン「……おはようございます」
佐々木「やあ。おはようキョン。目覚めはいかが?」
キョン「あぁ。夢見心地から一転、悪夢、もとい悪魔の囁きが聞こえたもんで目覚めはいいぜ」
佐々木「それは結構。さ、着替えて降りてくるといい。朝ごはんの仕度は終えてあるよ」
キョン「ありがとうお母さん」ボケー
佐々木「くつくつ。世話の焼ける親友だ」
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/20(日) 13:49:04.79 ID:LjU79U7F0
キョン「いただきまぁす」
佐々木「召し上がれ」
キョン「…………」モグモグ
佐々木「さてキョン。いよいよ不思議探索当日と相成ったわけだけど……」
キョン「いよいよって程でもないだろう。そう都合よく何かが見つかるわけないさ」
佐々木「それはどうだろうか」
キョン「なに?」
佐々木「だってそうだろう? このインポッシブルな状況下でわざわざ確率論を信じることもない」
キョン「確率論なんかじゃない。むしろ、こんな状況下まで追い込まれていてそう易々と打破できるような―――」
佐々木「だからこそ、さ」
キョン「あん?」
佐々木「一見、脱出不可能な、絶体絶命な、背水の陣のようで、実は完全敗北をしてるのかもしれない」
佐々木「そんな状況下だからこそ、さ」
キョン「……俺が寝ボケてるだけかもしれんが、急になにを言い出すんだ佐々木。さっぱり分からん」
佐々木「ただの逆張りなんかじゃないよ。いいかい? 向こうの僕が僕と同じ考えをしているなら」
佐々木「キミが逆転できる一手はきっとこのタイミングで打てるようにしているはずなんだ」
佐々木「僕がそう望むように、『僕』はそう望むのだろう」
キョン「なんの確証が……僕は僕だからとかいうんじゃねえんだろうな?」
佐々木「おや親友。力は失ったんじゃなかったのかい? もしくは新たな力に目覚めでもしたかい?」
キョン「なに言ってやがる……で、ようするにお前はこう言いたいわけだ」
キョン「今日の不思議探索でおれは元の世界に帰れる。自分だったらそういう風にシナリオをつくる、と」
佐々木「どこの世界だって、ヒーローはそういうものなんだよ」
キョン「誰がヒーローだよ。おかわり」ズイッ
佐々木「はいはい。たんと召し上がれ」
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/20(日) 13:53:42.82 ID:LjU79U7F0
キョン「お前だって、そう易々と元の世界に帰る方法は見つからない的なこと言ってたじゃねえか」スタスタ
佐々木「言ったね。もちろんそれも本心さ。向こうの世界にキミがいたんじゃなにかと都合が悪いらしいからね」スタスタ
佐々木「けどまぁ、どうやら耐えられなかったらしい」
キョン「なにがだよ」
佐々木「キミのいない世界にさ。キョン」
キョン「誰がだ」
佐々木「僕さ。おっと向こうの世界の僕だけどね」
キョン「…………な」
佐々木「何故わかると言いたそうだけど、別に分かっているわけじゃない。確証もない。ただ」
佐々木「そんな気がするだけさ」
キョン「…………そうかよ」
佐々木「当てにするもしないもキミの自由さ。僕としては、もっとキミといたかったとも思ってるしね」
キョン「……なんて答えりゃいいんだよ」
佐々木「くつくつ。さあね。なんと言って欲しいんだろうね」
佐々木「なにを望むんだろうね、僕は」
キョン「……自分でも分からんようなことを俺に聞くな」
佐々木「……違いない。悪かったね、おかしなことを聞いてしまって」
キョン「別に。昔っからお前は変な奴だっただろう」
佐々木「おや。キミがそれを言うかい?」
キョン「どういう意味だ。ったく……」
267 :
名無し
[sage]:2018/05/20(日) 13:54:16.40 ID:/7G5jMBL0
おぉ…リアタイ初めてだ…
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/20(日) 13:58:48.38 ID:LjU79U7F0
キョン「お」
古泉「おはようございます」
朝比奈「おはよう、キョンくん、ミラさん」
佐々木「おはよう、みくるさん、一樹くん、有希さん」
キョン「おっす」
長門「……」コクリ
キョン「んで、ハルヒはまだか。まだ集合時間には余裕があるが」
古泉「直に来るでしょう。時間には正確な人ですから」
朝比奈「キョンくん。手掛かり、見つかるといいですね」ニコッ
キョン「……そうですね。簡単にはいかないと思いますが」チラッ
佐々木「いらっしゃったみたいだよ」スッ
ハルヒ「おーい! みんな揃ってるー!!?」ダダダッ!!
キョン「んな遠くから大声で……恥を知れっ恥を!!!!」クワッ!
古泉「あなたもですよね、それ」
ハルヒ「時間1分前!! セーフ!!!」ザザッ!
ハルヒ「待たせたわねっ!! じゃさっそく行くわよっ!! ついてきなさいっ!!」
佐々木「待ったハルヒさん。今日の先導役はあなたじゃないだろう?」
ハルヒ「あらっ? そうだったわね、それじゃキョン!! あたしのアドバイスした通りの場所に行くわよっ!」
キョン「バッティングセンターやら雀荘になど行かんぞ。ま、とりあえず」
キョン「ブラブラ行くとするか」
ハルヒ「SOS団!! しゅっぱーーつ!」
古泉・長門・朝比奈・佐々木「「「「ファイヤー」」」」
キョン「なんか知らんやつでた!?!!?」ガーン!
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/20(日) 14:00:09.35 ID:LjU79U7F0
ここまでー
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