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凛「行くわよセイバー!」アーチャー(言えない…!実はアーチャーとか言えない…!)
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44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 05:26:07.28 ID:th+VUaq4o
おつ
うっか凛どころじゃねぇ!?
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 06:05:58.21 ID:n+kEKXhGO
アンリミテッド乙
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 07:05:21.80 ID:OwTA5saVO
途中コブラがいましたね…
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 09:41:05.60 ID:xYWJZJ8T0
乙です
この段階だと真名ばれたところで日本人、エミヤで調べても切嗣くらいしか行き当たらないだろうから特に問題は……
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 09:41:47.89 ID:KkYRdprtO
ロー乙デス
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 22:27:04.03 ID:ecJte75G0
同調・乙始(トレース・オツ)
もうこのエミヤはフェイカーでもいいよね
某王がそう呼ぶしクラス偽ってるし
50 :
◆3rfPz4lVbmKs
[ saga]:2018/01/01(月) 07:47:59.10 ID:kVQoJLJP0
ランサー「なぁ退いてくんねーか?それか一緒に殺らねーか?」
ランサー「神秘の秘匿くらいは守ろうぜ?お互い常識あるサーヴァントだろ?」
アーチャー「…」
アーチャー「”I have created over a thousand blades.”
(幾たびの戦場を越えて不敗。)
ランサー「…」
アーチャー「”Unknown to Death.”」
(ただの一度も敗走はなく、)
アーチャー「”Nor known to Life.”」
(ただの一度も理解されない。)
ランサー「そーかい。詠唱をやめねーって事はあくまでも殺させねーと」
アーチャー「ああ。今はまだ、な」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/01(月) 07:49:09.93 ID:kVQoJLJP0
アーチャー(そりゃあ私はこのあと起こる聖杯戦争のあらすじを知っているからな)
アーチャー(こんなタイミングで衛宮士郎は死んではいけないんだよ)
アーチャー(…彼女を召喚し、バーサーカーを仕留めるまではな)
アーチャー(殺すのはその後だ)
アーチャー(そう、)
アーチャー(この世界線で衛宮士郎が英霊”エミヤ”になる前に)
アーチャー(英霊”エミヤ”が”座”に登録される前に…!)
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:49:46.97 ID:kVQoJLJP0
凛「セイバー!」
アーチャー「…」
凛「セイバーってば!」
アーチャー「…」
凛「これだけ!これだけ見て!」
アーチャー「…何かね!?」バッ
凛「雪うさぎ作ってみたわー!」キラキラ
雪うさぎ<ウサーッ!
アーチャー「遠坂ァァァアア!?」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:50:44.67 ID:kVQoJLJP0
アーチャー「君は!現状を!わかっているのか!?」
凛「だって見てるだけで暇だし」プクー
アーチャー「…」ピキッ
アーチャー「…ええい、落ち着け。大人の余裕、大人の余裕…今はランサーを、」
ランサー「いやぁーポンコツマスターで良かったなぁーw」シュタタタタタ
アーチャー「あ"ー!!」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:51:33.16 ID:kVQoJLJP0
凛「ランサーが逃げたわ!追うわよセイバー!」
アーチャー「ああ!八割がたは君のせいだがね!!」
凛「私を背負って追って!」
アーチャー「…承知した!」バッ
凛「さんきゅ!」
凛「ガンド!ガンド!」
ランサー「ハハハハ!んなもん当たらごがっ!?」
ランサー「痛ッ!?いだだだだだ!痺れっ!?」
ランサー「アレ!?あの嬢ちゃん何者だ!?すげー命中率、あだっ!?」
ランサー「おい!まさかホントに赤いのがセイバーで嬢ちゃんがアーチャーだったりしないだろうな!?」
ランサー「あだっ!?雪玉の中に石!?」
凛「おりゃりゃりゃりゃ!!」ブンブンブンブン
アーチャー(赤い悪魔…)シュタタタタ
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:52:17.73 ID:kVQoJLJP0
ランサー「あだだだだだ!!!おごっ!?」
ランサー「ちくしょう!やってられるか!霊体化!」
シュンッ。
凛「あー!逃げられた!!!」
アーチャー「惜しかったな」
凛「…まだ近くにいるはず!さっきの生徒を探しましょ!絶対また狙うわ!」
アーチャー「そうだな」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:53:28.98 ID:kVQoJLJP0
凛「ダイイングメッセージ…『なんでさ』」
アーチャー「…」
凛「ごめんなさい…!」
アーチャー「…」
凛「ざ、」
アーチャー「…」
凛「ザオリク!ザオリク!」
アーチャー「…もう少し真面目に現実的な治療詠唱をしたまえ」
凛「でもザオラルはザオリクよりも蘇生する確率が…」
アーチャー「そっちではない!そういうことではない!」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/01(月) 07:54:26.98 ID:kVQoJLJP0
凛「どうしよう!ねえセイバー…?」
アーチャー「…君のあの宝石を使ってはどうかね」
凛「え…」
アーチャー「そう、君が大切に魔力を貯めてきた宝石群の中で最も魔力貯蔵量が多いモノだ」
凛「…」
アーチャー「…」
凛「でも勿体無い…」
アーチャー「ああ!わかる!わかるよ!9年分だからな!けど使ってもらえないか!?死んじゃうから!エミヤも今死んじゃうから!」
凛「わかったわよ…うう…そんなに仲良くもなかったのに」
アーチャー(おかしいなオレが助けてもらった時の薄れゆく意識の中ではもうちょっと感動的だったはずなんだが)
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:59:52.89 ID:kVQoJLJP0
凛「エクスペクトパトローナム!」ペカー
アーチャー「それ違」
士郎「う、うう…」
アーチャー(治っちゃうのか…もしかしてオレもパトローナスチャームで助かったのか…?)
凛「ふぅ…」
凛「請求書…ここに置いとくわね衛宮くん」スッ
アーチャー「そういうの嫌われるぞ遠坂…」
凛「え?」
アーチャー「…いや、忘れてくれ」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:01:47.35 ID:kVQoJLJP0
>>55
と
>>56
の間に
〜なんやかんやで見つけたら士郎死んでた〜
士郎「」死ーン…
凛「」
アーチャー「…」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:03:07.91 ID:kVQoJLJP0
〜真セイバー召喚〜
士郎「うわぉあああああ!!!誰か助けてくれ!」
ランサー「ま、待ちやがれ…!」ヨロヨロ
士郎「あんたも諦めろよ!既に満身創痍じゃないか!」
ランサー「るせぇ…見た奴は生かしちゃおかねぇって決めたんだよ…!」
ランサー「男が1度決めたんだ、最後までやり通さなきゃ格好がつかねぇんだよ…!」
士郎「そのガッツと漢気は別の所で活かしてくれよ!」
ランサー「こ、来いやぁぁ…ああ…!」ガクガクガクガク
士郎「もう膝が笑ってるじゃないか!」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:04:12.93 ID:kVQoJLJP0
ランサー「来いやぁあああ…!」ガクガクガクガク
トレ-ス・オン
士郎「ぐ、…”投影開始”!」
ランサー「ぐ、ぐぐ…あの嬢ちゃんめ…クソ、身体中が、ずんがずんがしやがる…!」
ランサー「人の顔を青タンだらけにした上に体の半分が動かなくなるまで撃ちやがって…なんなんだあの命中精度」
士郎「うわぁぁあああ!!怪我人相手にも容赦しないぞ!くらえー!!!」
ランサー「…」ニヤリ
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:05:12.86 ID:kVQoJLJP0
ランサー「その心臓、貰い受ける!」
ゲイ・
ランサー「うるぁあああ!!”刺し穿つ──」
ぴきゃーん!!!
セイバー「…」シュゥウウ…
ランサー「な──────」
士郎「えっ」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:37:08.90 ID:kVQoJLJP0
セイバー「…」
ランサー「…」ゴクリ
セイバー「剣の柄でどーーーーん!!!!」ドコシャッ
ランサー「おがぁあああああああああ!!!」ズシャァアアア
士郎「」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 08:38:43.65 ID:A1/97bLl0
ランサーが死んだ!(明けましておめでとう!)
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 09:32:45.43 ID:gZ8SMuNPO
これはぐだぐだ聖杯戦争ですわ
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 10:36:06.83 ID:kVQoJLJP0
ランサー「ま、待て待て!お前何者」
セイバー「どーん!どーん!どーん!!!」ゴシャッゴシャッゴシャッ
ランサー「」ピクピク
セイバー「ふぅ…いい汗をかきました」シュピッ
セイバー「さて、」クルッ
士郎「」ビクッ
セイバー「───問おう」
セイバー「あなたが私のマスターか」
士郎「いや人違いだと思うんだけど…」
セイバー「えっ」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 10:56:38.49 ID:KegE0Ijl0
今年の初笑い、まさかの「剣の柄でどーーーーん!!!!」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 11:28:06.21 ID:JGpOZzsao
あけましておめでカリバー!
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 13:00:28.20 ID:kVQoJLJP0
士郎「いやだってさっきから何のことかわからないし、確かに助けは呼んだけどマスターとか知らないし」
セイバー「しかしあなたの手の甲にマスターの証である令呪が」
士郎「え?この紋章がそうなのか?」
セイバー「はい。マスターの証です」
士郎「え、もしかしてコレのせいでオレ狙われ出したのか?」
セイバー「他のサーヴァントに、という意味でならばそうですね」
士郎「えぇえ…勘弁してくれよ…なぁコレなんとかならないのか?」
セイバー「…監督役、に会えれば令呪の譲渡はできるかもしれませんが」
士郎「え?この街にそんなの居るのか?」
セイバー「ええ聖杯戦争ならばどのような形であれ必ず監督役が居ますし」
セイバー「先回と同じであれば冬木にもそういった者がいるはずです」
士郎「よく知ってるんだな?」
セイバー「え?…ええ、まぁ」ギリッ
士郎(今凄い苦虫を噛み潰したよう顔した)
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 13:07:38.51 ID:AfSd6WuSO
>>69
だいよじせいはいせんそうのきりつぐとのよくない思いで引きずってるのかー
えみやしろうと聞いたらどう反応するのか
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/01(月) 13:13:59.02 ID:kVQoJLJP0
士郎「なあ、お前何者なんだ?」
セイバー「…」
セイバー「…」ウーン
セイバー「初めまして。実は私はあなたの祖父から依頼を受けて護衛に来たセイバーという者です!」ニコッ
士郎「嘘だ!絶対嘘だ!絶対今考えただろ!」
セイバー「騙されてくれませんか」ムゥ
士郎「そりゃそんだけ間を空けられたらな!」
セイバー「えー、…そうですね、」
士郎「いや考えんな!素直に言ってくれよ!」
セイバー「では…とりあえず服を脱いでください。話はそれからです」
士郎「なんでさ」
セイバー「何でもクソもまずは魔力パスを繋がないと話にならないので」
士郎「はぁ?魔力パス?つまりどういう?」
セイバー「今からあなたを抱きます」
士郎「何1つ説明になってねぇ!?」
セイバー「観念してください大丈夫です私結構上手いんで」ヌギヌギ
士郎「え、ちょっ、待っ」
セイバー「安心してください私は妻を娶った事もありますし」ヌギヌギ
士郎「妻!?いやオレ男だから安心できる要素にならな、」
セイバー(全裸)「行きますよ少年…!精子の貯蔵は充分か?!」
士郎「助───」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 13:20:34.13 ID:kVQoJLJP0
ランサー(ああ…指一本動かせねぇ…)
ランサー(そうつまりオレは小僧の初体験を延々見せられるってわけだな)
ランサー(ああ…うわ、すげっ、あらららら…)
ランサー(いいぃ!?嘘だろうわっえげつねぇ!)
ランサー(…頑張れ!小僧!イけ!そこだ!突け!)
ランサー(中々いい槍さばきだぜ小僧!お前、サーヴァントになるならランサーでもイケるんじゃねぇか?)
ランサー(…ああ…なぁマスター?聞こえてんだろ?)
ランサー(オレに霊体化)
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 13:23:57.00 ID:kVQoJLJP0
ランサー(…はぁ、そうかい)
ランサー(オレはここで坊主の初陣を観戦してろ、と)
ランサー(全く…趣味が悪いマスターだ)
ランサー(…お?1回戦が終わっ、あっハイそのまま2回戦目に突入すんのね)
ランサー(よし、頑張れー坊主ーファイトー応援してるぜー)
士郎「ンギモチィイイイ!!!」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 13:25:12.69 ID:kVQoJLJP0
>>69
士郎(今凄い苦虫を噛み潰したよう顔した) ×
士郎(今凄い苦虫を噛み潰したような顔した) ○
75 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2018/01/01(月) 13:26:15.05 ID:kVQoJLJP0
今回はここまで。あけましておめでカリバー!!!
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 13:38:03.82 ID:StTItyz/O
これどこでやってんだろ…セイバー出てきた所だから土蔵か?
でもランサーがバッチリ見てるってことはまさか士郎の初体験青姦…
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2018/01/01(月) 13:55:46.97 ID:DBn939tLo
是非もないね
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 00:53:32.01 ID:CmuPISwZo
ってか、ランサーに飛び道具当たるんだね
矢除けの加護とかなんとかあるんじゃなかったっけ
言うだけ野暮かな……
79 :
◆3rfPz4lVbmKs
[ saga]:2018/01/05(金) 04:02:45.49 ID:zgFmhoKs0
クーさんのスキル、”矢避けの加護”は発動条件として『狙撃手、又は投擲手を”視界に捉えた状態であれば”』や『投擲物が”余程のレベルでない限り”』などがあります。
割愛され背負って走ってた描写だけだったためわかりづらいのですが彼女らはランサーがクーフーリンと知っていたため彼のスキルはわかっていた。
そしてそれを突破する方法として彼女らは彼が自分達を見てない時に投擲、姿を隠しての射出、時には分散し、『狙撃手、投擲手が見えない狙撃や投擲』として彼のスキルをすり抜けていた。
あの槍の名手のランサーも『どうせ大したことない攻撃だろ?捨て置くか』『本当にヤベェ攻撃は対処するし』『あんな嬢ちゃんじゃ俺のスキルを突破できるほどのチカラなんて持ってねぇだろ』
と油断。が、凛ちゃんのガンドがカテゴリ的には物ではなく呪い扱いだったり石入り雪玉は彼がガンドで怯んだ時や視界に入ってない時にスナイプしたためにヒットした。
って事にしておくんだ!別にうっか凛とかじゃないんだ!忘れてたとかじゃないんだ!
短いの投下!
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/05(金) 04:06:29.25 ID:zgFmhoKs0
セイバー「さぁ私達が繋がってる所を彼に見てもらいましょう」
士郎「やめろぉ…!目覚めるから!なんか目覚めるかから!」
セイバー「ふふふ…ああ…なるほど、これが愉悦…!」
ランサー(ああ?なんだよウチのマスターの関係者か?)
ランサー(ああクソ、せめてここが土蔵じゃなければな…床が冷てェ)
ランサー(いやここが土蔵で良かったのか?寒ぃし砂とか痛てぇだろうし、坊主の初体験が青姦にならなくて済んだし)
ランサー(はぁー…オレも多少落ち着いたら隙を見て霊体化して帰るか。)
ランサー(さすがにこの状態で万全のセイバー?に勝負挑んで勝てるとは思えねぇしよ)
────────
────────────
────────────────
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/05(金) 04:09:10.64 ID:zgFmhoKs0
セイバー「ふぅ…ご馳走様でした。大変美味しかったですよ」ナデナデ
士郎「しくしくしく…腕枕されながら…くぅ、もう婿に行けない」
セイバー「む…?わかりました、では責任をとって私が貰いましょう」
士郎「そういう事じゃない!」グスン
セイバー「いきなり襲ってすみません。ですが私ももう今回はなりふり構ってられないのです」
士郎「はぁ?」グスッ
セイバー「端的に言います。」
セイバー「マスター、あなたは『手に入れればなんでも願いが叶うカップ』争奪戦に参加してしまったのです」
士郎「はい!?」
セイバー「敵は6人のサーヴァント、6人の魔術師」
セイバー「最後まで生き残ったサーヴァントと魔術師がそのカップを手に入れられる」
士郎「オレは別にそんなカップなんて要らないけど…」
セイバー「ではそのまま他の我欲に塗れた者に殺されるのを待ちますか?」
士郎「いやそれは」
セイバー「もしくは大災害を起こすようなな願いを持ったマスターに願いを叶えさせてしまいますか?」
士郎「…」
士郎(冬木の…大火災…)
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:10:39.53 ID:zgFmhoKs0
セイバー「ええ、私もそれは避けたい」
セイバー「それに私にもどうしても叶えたい願いがある」
士郎「…それはどんな、」
セイバー「安心してください。沢山の人に迷惑かけるような願いではありません」ニコッ
士郎「ふぅん…」
セイバー「…マスター。実は…私は前回の聖杯戦争の時にも喚ばれたサーヴァントなのです」
士郎「そうなのか?」
セイバー「ええ。そしてその時の私のマスターが…これまたド外道な人間でして」ギリッ
士郎「はぁ」
セイバー「当時の私は騎士道を重んじ、高潔さと品性を持ち、王たらんとして、…彼とも歩み寄りたかったのですが」
セイバー「…結末は…」ギリッ
士郎「…裏切られたりした、のか?」
セイバー「…はい」
士郎「…そっか」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:12:45.45 ID:zgFmhoKs0
セイバー「ですから。私は決めた」
セイバー「──『もし”次”があるならば。」
セイバー「それこそ彼のように。いかなる手段を用いてでも聖杯を手に入れる』と」
士郎「…」
セイバー「そして…私の願い、『衛宮切嗣をしこたまブン殴ったあとごめんなさいをしてもらい、「もう無視しないでフレンドリィに接する」と誓わせる』を叶えるのです!」
士郎「えっ」
セイバー「そして受肉し、第2の人生を手に入れ、その次の聖杯戦争で今度こそキリツグと騎士道に則った勝利をするんです!」グッ
士郎「気が長い!!っていうかちょっと待ってくれ!」
セイバー「はい?…ああ、5回戦目ですか?さすが若い。元気ですね。いいですよ…」
士郎「違う!なぁ、前回の君のマスターって、」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:13:28.22 ID:zgFmhoKs0
ガラッ。
ハンバ-グ
「──士郎?僕の晩御飯はまだかい?」
セイバー「えっ」
士郎「」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:16:56.04 ID:zgFmhoKs0
切嗣「……」
切嗣「な、にを、」
士郎「あ、いや!これは!その!」
セイバー「」
切嗣「…すまない。士郎もそういう事する年頃になったんだね…」スーッ
士郎「やめてくれ!そういう優しさは!」
切嗣「…ん?」
セイバー「…」
士郎「はっ!…いやっ、まだわからないよな!同姓同名なだけかも知れな」
セイバー「…久しぶりですね、キリツグ」
切嗣「…」
士郎「アーオゥッ!!マイガッ!!!」
セイバー「…こ、」
士郎「こ?」
セイバー「ごごであ゛っ゛だが百゛年゛目゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!」シャゲャァアアア!!!
士郎「う、ウワーァアアアアアァア!!!逃げてじいさーーん!!」ガシッ
切嗣「…」
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:17:29.93 ID:zgFmhoKs0
セイバー「離してくださいマスターァァァ!!コイツは!コイツだけは!」フシューッフシューッ!
切嗣「…士郎」
士郎「へ?」
切嗣「早く服を着なさい。風邪を引いてしまう。それから早く僕にハンバーグを作ってくれ」クルッ…スタスタ
士郎「いや爺さんそれどころじゃな、」
切嗣「…”3人分”。作らなくちゃいけなくなっただろう?」
士郎「!」
セイバー「えっ…?」
切嗣「食事をとったらこれからの事を話そう」スタスタ
セイバー「…」
士郎「…」
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:18:29.35 ID:zgFmhoKs0
士郎「…」チラッ
セイバー「…」プルプル
士郎「あ、あー…その、うん。衛宮切嗣はオレの養父なんだ…」ハハ
セイバー「…シロウ、と呼ばれてましたね」
士郎「え?ああ」
セイバー「ではシロウ!見たでしょう!あの男は!ああやって!ずーっと!!私を!!無視し続けたんですよ!!!」
士郎「ああ…そういえば君には話しかけなかったなじいさん…」
セイバー「ですが…ふふ、ふふふふははははははは…!」
士郎(ああそうだよなぁ…ある意味願いが半分叶ったようなものだものなぁ)
セイバー「見ているといいキリツグ…!」フフフフ…!
士郎(なんだかよくわからないけど、とんでもない事になってきたなぁ…)
士郎(…あれ?いつの間にか青タイツの人消えてる。帰ったのか?)
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:20:20.42 ID:zgFmhoKs0
士郎「なぁ、セイバー…だっけ?君も早く服を」
セイバー「切嗣(CV:セイバーの低音)『今まで無視してすまなかったアルちゃん…!僕はこれからはもう卑怯な事はしないよ!』」ブツブツ
セイバー「ふふ…わかればよいのですケリィ!今回の聖杯戦争、必ず正々堂々と戦い、そして勝利しましょうね!いっぱいエクスカリバりましょうね…!」ブツブツ
士郎「おーい…帰ってこーい…」
セイバー「そしてカムバックマイブリテンキングダム…!王を選定し直せばきっと…!」ブツブツ
士郎「ハァー…早く服着てハンバーグ作ろ…」
89 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2018/01/05(金) 04:21:13.16 ID:zgFmhoKs0
”固有時制御”!今回はここまでアクセル!
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 06:32:40.77 ID:y3kafMWro
乙カレイドライナー!
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 09:26:31.26 ID:EP3GlQo+O
乙です
いい話 なのか…?
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 10:05:51.04 ID:83PDclYeO
切嗣生きてるのかよwwwww
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 11:30:29.67 ID:c7Bn7bYuO
騎英の絶賛(ベルレウォーツ)
切嗣生きてることに一番ワラタw
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 12:34:52.97 ID:QHpAm4dn0
突き穿乙死翔の槍(ゲイボオツルク)!
つまりケリィは士郎がランサーに襲われてる間も呑気にご飯待ってたのか…
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 12:53:29.83 ID:kthU38vSO
切嗣生きているから聖杯が危険物ということは伝わる ということは、アンリマユ即退場ルート
セイバー、無責任すぎるぞ国王の立場安易に放棄しすぎてる・・・・
つうか切嗣と仲良く騎士道に基づいたたたかいしたいから騎士道によらない戦いで聖杯確保とか本末転倒 逆レイプとか革命されて当然
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 13:07:58.17 ID:5tUAkVbBo
ネタssだぞ
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 13:45:08.49 ID:GAPfgRSC0
狙撃手、又は投擲手を”視界に捉えた状態であれば
そもそも相手の目に見える範囲で狙撃なんて普通はやらないから実質狙撃には効果ないよな矢避けの加護
ってかアーチャークラスはみんな弓矢で狙撃してくるから矢避けの加護役にたたないんじゃないか?
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 15:54:01.94 ID:WQ3gl/v2o
セイバーからポンコツ臭がしないな
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 18:25:14.73 ID:W9GO4YEH0
>>95
セイバーの素の姿は私以外のセイバー[
ピーーー
]だぞ
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 18:41:00.98 ID:w3DhJQ/uO
兄貴なら2〜3キロ先のスナイパーでも見えるだろ
投げボルグが結構長射程だし
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 19:25:04.35 ID:LJ8gRImi0
切嗣生きてるってことはもしかして他にも本来亡くなった方々も生きてるんかな?
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 19:29:03.75 ID:w3DhJQ/uO
>>101
超COOLだぜアンタァ!
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 20:37:19.62 ID:ytTmnCLso
また雁夜おじさんが救済されてしまったか
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/10(水) 02:29:43.25 ID:jtnJ2s2so
このセイバーどっかの性杯戦争から来てそう
105 :
◆3rfPz4lVbmKs
[ saga]:2018/01/11(木) 02:57:15.77 ID:rxMY21tg0
衛宮邸
切嗣(士郎の料理は本当に美味い)
切嗣(そりゃあ最初こそダークマターな卵焼きだった)
───────────────
──────────
──────
しろう『じーさーん!』
切嗣『ああ、ご飯かい?今日は舞弥居ないからコンビニで買ったスープデリのトマトだ』
しろう『大丈夫!今日はおれがめし作った!』
切嗣『そうかい?それは楽し……え?!』
─────────
───────────
──────────────
切嗣(卵焼きっていうか”可哀想な卵”だった)
切嗣(『オレ卵焼きしか作れないんです〜』とか言っていたが)
切嗣(練習を重ね修行をした結果、士郎はそこらの料理屋より美味くなった)
切嗣(僕の1日の一番の楽しみが士郎の食事になるくらいには)
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 02:58:11.14 ID:rxMY21tg0
切嗣(だから僕は夕食前に軽く走る事にしている)
切嗣(お腹を空かせてより美味しくいただくためにだ)
切嗣(結果、今日は何者かの侵入を許してしまったが…今後は気をつけなければ)
切嗣(お、ハンバーグのいい匂いが台所から)クンカクンカ
切嗣(至福…!この最高のご馳走が出来上がる瞬間が至福…!)
セイバー「あの、シロウ?キリツグはいつもあのように締まりのない顔をしながらソワソワして何も手伝わずに席についているのですか?」ヒソヒソ
士郎「え?まあな」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 02:58:49.25 ID:rxMY21tg0
セイバー「私ですら皮むき手伝ってるというのに…これがジャパニーズ亭主関白というものですか?」
士郎「亭主じゃないけどな」ハハ
セイバー「シロウ…あなたの仕事も増えるでしょう?『ちったぁ動けや!ボケツグが!』とでも言った方がよいのでは」
士郎「はは…いいよ。オレは大丈夫だから」ニコッ
セイバー「しかし」
士郎「いいんだ。それに…」
士郎「今夜はセイバーの歓迎会?みたいにしたいからさ、むしろオレはセイバーに座ってて欲しいぐらいだよ」
セイバー「…なぜ、そんな…だって私はあなたを」
士郎「必要な事だったんだろ?じゃあいいさ。…その、突然だったからオレも色々動揺してたけど」
士郎「よく考えたらオレも童貞捨てれたし、…気持ち良かったし…///」
士郎「その…オレの初めてがセイバーみたいな綺麗な子で本当に良かったし…///」テレ
セイバー「シロウ…///」キュン
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/11(木) 02:59:23.86 ID:rxMY21tg0
セイバー「…その、まだ充分魔力を貰ってなかった気がするので…後でまた、…お願いしますね、…シロウ?//」キュ
士郎「ほ、ほえっ!?///」
切嗣(性バーが何か言っている。なんだろうな僕には何も聞こえない)
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 02:59:57.77 ID:rxMY21tg0
切嗣(というかよく考えたら情事の後の手で捏ねられたハンバーグを僕は食べるわけか)
切嗣「…」
切嗣(士郎のは…まぁ家族だし許容範囲内だな。性バーのが混ざってるのが気に食わないが)
士郎「できたぞーじいさーん」
切嗣「ああ」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:01:17.51 ID:rxMY21tg0
切嗣(献立は焼きハンバーグにライス、コーンスープに赤ワインだ)
セイバー(ついに食器すら出しませんでしたねキリツグ)ゴクリ
士郎「それじゃあ…セイバー、ようこそ衛宮家に!」
セイバー「あ、ありがとうございます」
士郎「聖杯戦争っての頑張ろうな!」
セイバー「はいっ!」
士郎「じゃ、かんぱーい!」
セイバー「かんぱーい!」
切嗣「いただきます…!」
セイバー(うわぁ音頭すら合わせられないんですか!?キリツグめ!なんというマイペースなのですか!)
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:02:30.88 ID:rxMY21tg0
切嗣(では前菜の代わりにハンバーグの付け合せであるインゲンから)モグ
切嗣(うん…うん…インゲンの柔らかな食感、薄くかかったデミグラスソースがいい具合だ)
セイバー「美味ッッ!!?」クワッ!
士郎「大袈裟だなー」ハハハ
切嗣(そしてプチトマト)モグ
切嗣(フルーツトマトなのに甘すぎず酸味が丁度いい…これはハンバーグの後に食べたらまた美味しいだろう)
セイバー「シロウは調理師免許を持っているのですか?」
士郎「持ってないけど?」
セイバー「ではプロの」
士郎「そんなわけないだろ?でもありがとな」ハハハ
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:03:43.28 ID:rxMY21tg0
切嗣(スープ…いや、もう我慢が出来ない!ハンバーグを一口食べてしまおう)
士郎「どう?じいさん?美味いか?」
切嗣「…」モグ…!
切嗣「…ああ、とても美味しいよ」ニコッ
士郎「良かった」ニコッ
セイバー(しかし目は死んでいます…いえキリツグはいつも死んでましたね)
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:04:39.93 ID:rxMY21tg0
切嗣(ああ…!肉!肉だ!The☆肉!だ!!!)
切嗣(よく芯まで火が通っていて程よい肉汁の量、そして焦げ付き具合…!)
切嗣(頬張った時の満足感あるボリューム…!これは肉の塊でしか生じない幸福感!)
切嗣(咀嚼してる時も幸せだ…!ああ、幸せだ!)
切嗣(さすがメインディッシュ!さすが士郎!義父さんは嬉しい!!)
セイバー「…キリツグ静かですね…険しい顔で。先はあんなに待ち遠しそうにソワソワしていたというのに」
士郎「じいさんはいつもそうなんだよなー正直本当に美味しいのかもわかんなくてさー」
切嗣「いや、いつも美味しいと思ってるよ」
士郎「本当かー?」
セイバー「もっと美味しそうな表情をしても良さそうなものですが…」
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:08:38.43 ID:rxMY21tg0
切嗣「…」モグモグ
セイバー「こほん。キリツグ」
切嗣「…」モグモグ
セイバー「…」
セイバー「…ど、どれが一番美味しいと思いますか?!キリツグ!」
切嗣(おっふ!!コーンスープ美味ッッ!!あったかい!ハンバーグの後のフォロー!まろやか!クリーミー!コーンの味濃厚ッ!!!)
セイバー「わ、私はやはりメインディッシュのハンバーグが絶品だと思います!筆舌に尽くし難いほどの…!」
切嗣(デリッシャッスッスッスッスッ!!)モグモグモグモグ
セイバー「…ッ!…ッ!」プルプルプルプル
士郎「じいさん…返事ぐらいしてあげてくれないか?昔何があったかはわからないけどさ…」
セイバー「シロウ!キリツグが!キリツグが平常運転です!ガッデム!」
士郎「よしよし、ほら俺のハンバーグもちょっとあげるから」
セイバー「良いのですか!?」パアッ…!
切嗣(?さっきからうるさいな…食事の時くらい静かにして欲しいものだ)
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/11(木) 03:10:55.98 ID:1pMzAGSUo
孤独のグルメかな...?
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:15:35.90 ID:rxMY21tg0
切嗣(さて、ドリンクにも)
切嗣(赤ワイン…どれどれ)クンカクンカ
切嗣(ふむ…ハウスワインか)ムゥ
切嗣(いや…しかし士郎の事だ…ハウスワインでも美味しいものに違いない…)
切嗣「…む」クピ
切嗣(赤ワイン美味い!!!なるほど、フルボディなのはハンバーグとの相性を考えてか!効果は抜群だ!!)
切嗣(ああ…こんだけ美味しいものを食べ続けてたらそりゃ聖杯の呪いとか弾き返すよ…!)
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:17:01.34 ID:rxMY21tg0
士郎「このくらいでいいか?」
セイバー「良いのですか!しかし士郎の分が」
士郎「いいんだよ」
切嗣(長生きはするものだな…!僕は幸せ者だ…!)グスッ
士郎「え、ああ!ごめんじいさん!じいさんも欲しかったのか!?」
切嗣「えっ?…いいのかい?」キラキラ
セイバー「ええ…ちょっ、キリツグそれは大人げないのでは」
切嗣「もう『やっぱりダメ』とか無しだぞ士郎」キリッ
士郎「分かってるって」
セイバー「あーあ!!全盛期のスーパードライなハードボイルドキリツグはどこいったのでしょうか!」
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:19:24.48 ID:rxMY21tg0
切嗣(セイバーめ…僕がもらうはずだったハンバーグを…やはり僕は彼女が嫌いだ)
セイバー「まただんまりですか?そうですかキリツグさんのお口はご飯食べるマシンでそれ以外の機能がないようですね!」
士郎「ほらじいさん。余所見してると零すぞー」
切嗣(くっ…!やはりハンバーグの塊が小さい…!早めに申し出るべきだったか…!)
セイバー「キリツグ…あの、まさかとは思いますが今ハンバーグの大きさで憤ってたりとか」
切嗣(その通りだが?)
セイバー「…いえ、すみません。違いますよね…」ハハ
切嗣(いやドンピシャだが?)
119 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2018/01/11(木) 03:23:33.63 ID:rxMY21tg0
今回はここまで。
『衛宮さんちの今日のごはん』アニメ化おめでカリバー!
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/11(木) 03:36:45.81 ID:Wa/NZuBw0
なんだこの幸せ空間
更新乙
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/11(木) 04:38:12.19 ID:lIjuzl1HO
ええぞ
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/11(木) 06:51:14.25 ID:tm98rP/KO
この世の全ての乙
ゴから始まってフゥ〜で終わる例のBGMが脳内に流れた
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/11(木) 07:11:32.35 ID:vSjgjrSj0
これは聖杯戦争が平和的解決を迎えそうで楽しみ、あと切嗣がどこまでセイバー無視を貫き通せるかも。
それにしても新たな生存者である舞弥さんの存在がサラッと明かされてたな、アインツベルン家の現状も気になる。
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/11(木) 09:34:34.95 ID:Q+2HdFQE0
アーチャーの霊圧が消えた…?
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/11(木) 13:22:48.04 ID:ymL2Hhk2O
聖杯の呪い食らった上で生きてるのか (困惑)
しかも食前に軽く走る余裕まであるとか士郎の料理どんだけだよ
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/11(木) 16:57:09.30 ID:wa8tdRms0
夕食前に軽く走る(タイムアルタートリプルアクセル)
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/12(金) 02:09:37.48 ID:JEE/NQZcO
これ神父呼んでデカイ皿に麻婆豆腐作ってあげれば平和になるんじゃね?
あのドラマCDが再生されたわ
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/12(金) 22:44:40.74 ID:LbUz/QBTo
グルメssになって笑った
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/13(土) 18:35:13.18 ID:Q3MZtdPWO
ケリィ〜?
ケリィ〜?
エ・ミヤ・キリ・ツグッ・フゥー?
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:14:26.04 ID:0pOWxdu90
セイバー「…」
切嗣「はふっ!はふはふっふまっ!ふまっ!」
士郎「別に熱くないだろじいさん…」
切嗣「すまないちょっとテンション上がってしまった」
士郎「子供かよ」
セイバー「ふむ…知りませんでした…キリツグはハンバーグが好きなのですね!」
切嗣「…」モグモグ
セイバー「…」
セイバー「…そんなに好きなら私のハンバーグも食べますか?」
切嗣「…」ピクッ
セイバー「!」
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:15:08.29 ID:0pOWxdu90
切嗣「…」モグモグモグ
セイバー「良かったら食べますか?」つ
切嗣「…」モグモグ
セイバー「…」
切嗣「…」モグモグ
セイバー「…えぐっ、えぐっ、うぐぅ!」プルプルプルプル
士郎「はぁー…」
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:17:39.58 ID:0pOWxdu90
セイバー「ぐぬぅ!シロウ!王をここまで無視する人間はキリツグが初めてですよ!!」
士郎「王?」
セイバー「ううー!ランスロットとかアグラヴェイン、ガウェインが居たら絶対キリツグ斬られてます!」
士郎「誰?」
セイバー「…」
セイバー「まさか…シロウは『アーサー王伝説』を読んだ事が…?」
士郎「無いなぁ。あ、でもシャーロック・ホームズとかは好きだよ」
セイバー「…なんと…で、ではエクスカリバーとかも」
士郎「あ、知ってる知ってる!」
セイバー「ほっ。…ふふ、では私の真名を知ったら驚きますよ…!?」
士郎「ゲームとか漫画とかだとやたら出てくるよな!」
セイバー「…」
士郎「エクスキャリバ〜〜〜♪エクスキャリバ〜〜〜♪」
セイバー「…そうですよね…現代日本じゃ古き良き名作を読まずとも腐るほど神コンテンツが多いですものね…」
切嗣「…士郎」
士郎「?」
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:19:05.91 ID:0pOWxdu90
切嗣「士郎が召喚したサーヴァント、セイバーの真名はアルトリア・ペンドラゴン。世に名高き『アーサー王伝説』の前半の主人公だ」
セイバー「ちょっ!?」
士郎「へー」
セイバー「何故気安く人の真名バラしているのですかキリツグ!」
切嗣「…」モグモグ
セイバー「ちゃんとタイミング見計らって私がシロウを見定めてから言おうと!」
切嗣「…」
セイバー「キリツグ!」
切嗣「…」
切嗣「…」ホジホジ
セイバー「鼻をほじらないでください!!」
士郎「やめろよじいさん。まだ食事中だろ」
切嗣「すまない」
セイバー「ああああああ!!!腹が立ちます!!」
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:20:57.12 ID:0pOWxdu90
切嗣「燃費は悪いし融通も気も効かない頑固サーヴァントだが宝具の威力だけはすごいサーヴァントだ」
セイバー「ぁんですか?今私を愚弄しましたか?無視ツグ」
士郎「ほーぐ?」
切嗣「…士郎?サーヴァントから聖杯戦争についてちゃんと聞いた上で参加したんじゃないのかい」
士郎「え?いやちょっとは聞いたさ!アレだろ?ドラゴンボール的なヤツ」
切嗣「え?う、うーん…いやまぁ…ま、間違っては、いや、」
切嗣「…」
切嗣「士郎。君は何のために聖杯を欲しがるんだい」
士郎「いや別に聖杯は欲しくないよ。ただ、『なんでも願いを叶えられる』権利を誰かに悪用されたくないからオレが取ろうかなって」
切嗣「…」
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/15(月) 00:22:25.94 ID:0pOWxdu90
切嗣(この年でまたアレを…全盛期の頃からだいぶ体力とか魔力とか落ちたしなぁ…キツいな…)
切嗣(衛宮全盛期切嗣から9%くらい前より落ちた…)
切嗣(だが士郎を戦わせるよりは、)
切嗣「うん……士郎」
士郎「?」
切嗣「僕に令呪を渡してくれないか」
セイバー「な!?」
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:24:38.68 ID:0pOWxdu90
切嗣「聖杯戦争は士郎が想像してるよりも遥かに過酷だ」
切嗣「そして”聖杯”も。アレは”願望器”などとは程遠い危険で邪悪な代物だ」
切嗣「士郎。覚悟も知識も実力も理由も無いのに死にに行くなんて僕は認めない」
士郎「そんな大袈裟な。セイバーは強いんだろ?」
切嗣「宝具だけはね。他に取り柄はない」
セイバー「そんな事ないでしょう!他も!他にも取り柄ありますよ!」
士郎「じゃあきっと勝てるさ!」
切嗣「…」ハァー
セイバー「見えない剣とか…瞬間着替えとか!男でもバイクでも車でも見た事ない乗り物でも乗れますよ!」
切嗣「…」
セイバー「ピザ1枚なら丸呑みできます!」
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:25:57.33 ID:0pOWxdu90
切嗣「士郎。君は戦争で戦車相手にビニール傘1本で挑もうとしてる兵士と何ら変わらない」
士郎「!」
セイバー「誰がビニール傘ですかァァァ!!?」
切嗣「そのくらいとんでもない戦場に君は挑もうとしてる」
切嗣「さぁ、渡してくれるね?」ズイッ
セイバー「なんですか!?散々愚弄した挙句!むぁた私の意思はガン無視ですか!?」
士郎「…」
士郎「セイバー、セイバーはどうしたい?」
セイバー「えっ…?///」
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:30:15.52 ID:0pOWxdu90
セイバー「シロウ!シロウは私に意見を求めてくれるのですか!」キラキラ
士郎「当たり前だろ?」
士郎「オレだけの問題じゃないし、セイバーはどうしたいかを聞きたい」
セイバー「シロウ…!!///」
セイバー(ああ…!シロウはとてもいい人です!)
セイバー(私を無視しないし私に優しいし、私を尊重しくれるし私を赦してくれる…食事もとても美味しかった…)
セイバー「…そうですね、私は此度の聖杯戦争はシロウと戦いたいです!」
セイバー「キリツグとももう一度、とは思いますが…彼はあの頃から何一つ変わってくれませんしね!しね!しね!」
切嗣「…」
切嗣「…」カーッペッ!
セイバー「タン!?今タンを吐きましたか!?キリツグ貴様!」ガタッ
士郎「どうどう」
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:32:20.48 ID:0pOWxdu90
士郎「…そういうわけだ。じいさん、オレやってみたい」
切嗣「ダメだ。アレは」
士郎「大丈夫だよ。いざとなったらじいさんも助けてくれるんだろ?」
切嗣「ああ…だが、」
士郎「じゃあ、大丈夫さ」ニコッ
切嗣「…それなら、いくつかアドバイスをさせてくれ」
切嗣「それと。危なくなったらマスター権を放棄する…いいね?」
士郎「ん。約束する。」
切嗣「なら、指切りだ」
士郎「おっけ」
セイバー「…」ムスー
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:34:27.86 ID:0pOWxdu90
切嗣「ゆーびきーりげーんまーん♪」
士郎「うっらぎったら♪」
切嗣「起源弾ブチこんで♪」
士郎「手足をもいで♪」
切嗣「剥製にして好事家に売り飛ば〜すっ♪」
士郎切嗣「「指切った♪」」
セイバー「どこのヤクザですか」
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:37:35.56 ID:0pOWxdu90
舞弥「ただいま戻りました…ん?」
セイバー「な、舞弥!!?」バッ
舞弥「セイバー…!?何故、」
美遊「誰…?」ヒョコ
セイバー「誰ッ?!」
舞弥「…?ああ、この子ですか」
セイバー「ええ、初めてお会いします」コクコク
舞弥「私が産みました。切嗣との合作です」
美遊「合作です」ペコリ
セイバー「セイバーです…って、うん?」
舞弥「どうしましたか」
セイバー「な、あ、あの…アインツベルンは?イリヤは…?」
切嗣「…」
舞弥「…フッ」ニヤリ。
セイバー「う、うわぁぁ!泥沼じゃないですか!キリツグ!」
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:38:16.63 ID:0pOWxdu90
切嗣「…」ボー…
セイバー「昼ドラです!『アーサー王伝説』後半のランスロット卿並みの泥沼じゃないですか!!」
切嗣「…」
セイバー「くっ、見損ないましたよキリツグ!あなたは妻に操を立てるタイプだと思っていたのに!」
切嗣「…」ぷいっ。
舞弥「ああ…切嗣はまだ無視を?」
セイバー「ええ!無視の王様、無視キングですよ!」プンスカ!
士郎(うまくはないなぁ)
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/15(月) 00:40:16.51 ID:0pOWxdu90
セイバー「うーむ…しかし切嗣は再婚していたのですか」
舞弥「いえ、籍は入れてません」
セイバー「えっ」
舞弥「…私はあくまで愛人、という事です」
セイバー「き、キリツグゥ…」
士郎「オレもそれはどうかと思うよじいさん」
切嗣「僕の妻はアイリだけだ」ツーン
セイバー「し、しかしアイリスフィールはもう…それに舞弥が気の毒だ」
切嗣「…」スッ
セイバー「キリツグ!」
切嗣「さて、舞弥。」
舞弥「はい」
セイバー「Hey!listen!」
士郎(Cボタンの↓押さなきゃなぁ)
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