凛「行くわよセイバー!」アーチャー(言えない…!実はアーチャーとか言えない…!)

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174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 17:06:06.69 ID:S1yDkFfko
この和気あいあい空間に原作通りのイリヤがやってきて大変なことになるのか…
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 22:27:58.40 ID:dzJ3+8Ho0
イリヤなら美遊がいるから大丈夫、すぐに友達になれる。
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/17(水) 11:20:49.88 ID:4ksGkJiUo
>>セイバー「男でもバイクでも車でも見た事ない乗り物でも乗れますよ!」

騎乗のスキルをセックスに使うな!!
177 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/01/18(木) 00:47:27.92 ID:OUmXffWX0


〜そして朝、衛宮家〜



士郎「んじゃ、行ってきます!」

舞弥「行ってらっしゃい。気をつけて登校してください」

士郎「ん!」

美遊「ふぁ…お兄ちゃんもう出るの?」

士郎「ああ、弓道部の朝練があるんだ」

美遊「そう。頑張ってね」

士郎「ああ!ありがと!」


タタタ…



178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 00:52:44.03 ID:OUmXffWX0

舞弥「さ、美遊も準備して。私と切嗣も出かけてしまいますから」

美遊「?」

舞弥「ですから朝の支度は手伝えません。今のうちにいつでも出られるように自分で準備を」

美遊「デート?」

舞弥「…ええ、そのようなものです」

舞弥「ですから今日は遅くなります」

美遊「…」

美遊「…気をつけて、ね」

舞弥「!…ええ。ありがとう」



舞弥(今ので色々と察しましたか。頭の良い子です)

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 00:53:15.40 ID:OUmXffWX0

美遊「晩御飯はどうする?」

舞弥「士郎にまたお願いを」

美遊「うん。わかった」



タタタ…



舞弥「…」


180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 00:53:56.52 ID:OUmXffWX0


切嗣「…士郎は行ったかい?」

舞弥「ええ」

切嗣「そうか」




切嗣「では」

舞弥「はい。まずは言峰教会へ、ですね」



181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 00:59:36.15 ID:OUmXffWX0

切嗣「出来ればアイツには2度と会いたくないんだけどな」

舞弥「しかし一切を取り仕切っているのは彼です」

切嗣「ああ、わかってるさ。言ってみただけだ」

舞弥「言峰神父には…まずは確認ですね」

切嗣「ああ。まだ出揃ってないクラスのサーヴァントか、”はぐれ”が居ないか確認だ」

舞弥「参戦資格の”調達”が出来なければ?」

切嗣「無論、誰かからその資格をいただくさ。…できる限り穏便に済ませたいものだが」

舞弥「切嗣」

切嗣「なんだい」

舞弥「あなたのその愉しげな表情は穏便に済ませる気など1ミリもないようですが」




切嗣「そうかい?それは…気づかなかった」ニヤリ。

舞弥「楽しそうで何よりです」


182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:00:52.61 ID:OUmXffWX0


切嗣「ふっ…隠居生活も悪くはないと思ってたが」

切嗣「やはり目的完遂のために活動するというのは『生きている』という充足感がある」

切嗣「…『死んでるみたいに生きたくはない』とはなんのセリフだったかな」

舞弥「切嗣。行きましょう」

切嗣「ああ」





切嗣「できれば今度こそ”アサシン”のマスターになりたいものだ」

舞弥「前回からずっと言ってましたしね、それ」



183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:01:53.34 ID:OUmXffWX0


〜穂群原学園、弓道場〜



士郎「…」キリ…キリキリ…!


士郎「…ふっ!」パシュッ!


スカンッ!!!


セイバー(霊体化中)『おお!お見事ですねシロウ!』

士郎(まあ、これくらいはね)ドヤッ




184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:03:28.03 ID:OUmXffWX0


セイバー『どのくらい練習したらその域に到達できるのですか?』

士郎(さぁなぁ…んー…いっぱい!)パシュッ


スカンッ!!!!


セイバー『いっぱい、ですか』

士郎(セイバーこそ。青タイツの人に剣を使って圧倒してたけどアレでも全然本気じゃなかったんだろ?)

セイバー『まぁ彼が憔悴しきっていたからというのもあるのですが…ええ、まぁ』

士郎(セイバーこそ凄いじゃないか。かっこよかったよ)

セイバー『そんな…///なんだか照れますね』

士郎(よっ!綺麗で強くてかっこいい女の子!)

セイバー『や、やめてください///なんだか恥ずかしいです!』

士郎(それで?その域に至るまでにはどのくらい練習したんですかセイバーさん?)

セイバー『ふふ…”いっぱい”、です♪』

士郎(はははっ)

セイバー『ふふふっ』

185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:06:23.61 ID:OUmXffWX0


慎二「よ〜う。エェミヤァ」|'ω')ヒョコッ

士郎「お、そっちはもう百射終わったのか?」

慎二「まぁね。ほら、ボクって天才だからさ?」ドヤァ…

士郎「まぁ慎二かなり上手いもんなぁ。ほとんど中ってたし」

慎二「…何それ皮肉?お前の方が命中率いいからって僕を馬鹿にしてんの?」

慎二「は、さすが天才衛宮様だなぁ?」

美綴(え?うわあんなに煽って…ケンカ始まる?ちょっ、勘弁してよね!)

士郎「オイオイそんな褒めんなって」

美綴(いや褒めてねーし!煽られてんだよ穂群原のブラウニー君よぉ!)

慎二「いやいやいや…素直な感想さ。衛宮は凄いよ」

美綴(えっ!?違うの!?本当にアレ褒めてたの!?)



186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:07:55.31 ID:OUmXffWX0

慎二「そういえば桜がこんなの作ったらしいんだよねぇ」

士郎「ん?クッキー?」

慎二「ああ。『センパイに』って」

士郎「えーなんか悪いなぁ」

美綴(へーやるじゃん桜のやつ)

美綴(結構手が込んでるわね。相当朝早く起きて作ったんだろうなぁ…)

慎二「丁度小腹も空いたろう?食べないか?」

士郎「ああ。じゃあいただこうかな」

慎二「あーあのさ、僕もちょっと欲しいんだけど」

士郎「ん。いいぞ」つ

美綴(ふふっなーんだ。仲良いのねっ)

美綴(いやいやでもでも道場でおかしはダメでしょ!注意してやんなきゃ!)




慎二「ふんッッ!!」グシャッ!!

士郎「…」

美綴「」




187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:09:08.45 ID:OUmXffWX0


慎二「ひゃーはっはぁーっ!!」バキッ!

慎二「それそれそれ!」バキッ!パキパキッ!

士郎「…」

美綴「な…!?」

美綴(こ、こいつ!!桜のクッキーにパンチして粉々に砕きやがった…!)ギリッ

美綴(桜が衛宮にってあげたクッキーを!)

美綴(何よそれ…!)

美綴(…許せない!許せないぞ!)

188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:13:06.16 ID:OUmXffWX0


慎二「ひゃははははは!!あーあ!!衛宮が食べるクッキーが粉々だぁ!!」

美綴「」ブチッ



美綴「…おi」



士郎「お、いい感じに食べやすい大きさになったな」

慎二「で、これをこのアイスの上に乗せるんだってさ」パラパラ

慎二「クラッシュクッキーってヤツらしいよ。最初に粉々にするんだってさ」

士郎「へー…ん?」

士郎「オイオイでもさ、それ結構放置してたんじゃないのか?溶けてるんじゃ…ってアレ?」

慎二「ああ。これジャガイモで作ったアイスクリームだから溶けないんだって。中々やるよねぇ桜のやつも」

士郎「へー…」

美綴「」



189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:16:08.33 ID:OUmXffWX0


慎二「…なんだよ美綴。もどかしさ100%!な表情しちゃってさ」

美綴「え?えーと、その、」

士郎「ん?ああ、美綴も食べるか?」

慎二「フン、お前にも桜の料理の美味さを教えてやってもいいけどぉ?」

美綴「あ、えと…気持ちだけ貰っとく…」アハハ…


190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:17:21.50 ID:OUmXffWX0

慎二「何それ。遠慮なんてくだらないことするなよ」

美綴「ううん…なんか私食べる資格がない気がするの…」

士郎「?」

慎二「?」

美綴(ああ…この振りかぶった拳はどこにぶつければいいのっ)くぅ!

191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/01/18(木) 01:23:33.70 ID:OUmXffWX0

〜固有時制御!お昼の生徒会室だよアクセル!〜



一成「うむ、馳走になった」

士郎「おかず交換した唐揚げ美味かっただろ?」

一成「ああ。衛宮は本当に料理が上手いものだな」

慎二「フン」

一成「なんだ慎二、お前強引におかず交換して貰っておいて衛宮の唐揚げが不服だったというのか?」

慎二「そんなわけないだろ。衛宮の唐揚げは世界一さ」ブスー

士郎「照れるな…」

セイバー『ですが私も彼に激しく同意です』

192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:26:29.69 ID:OUmXffWX0

士郎「じゃあどうしたんだよ。そんな不貞腐れて」

慎二「別に」プイッ

一成「否、否。そこまで不満げな顔と唇を尖らせていれば気にもかかろうというもの。申せ」

士郎「そーだぞー申せ申せー」

セイバー『そうです!申せ申せー』

慎二「別に。」

慎二「…衛宮には色んな所で負けて悔しいってだけさ」

士郎「ええ?でも慎二は勉強とかスポーツとかオレより凄いじゃないか」

慎二「それだけじゃないんだよ。桜の事でも色々世話させてるし、借りを返しておきたいんだけどね」

士郎「借りって。友達なんだから助け合うとか当たり前だろ?」

士郎「それに世話はオレがしたいからしてるだけで」

慎二「フン!僕の気が収まらないってだけさ」


193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:30:08.20 ID:OUmXffWX0

士郎「はは…じゃあそのうちお返し期待してるよ」

慎二「ああ、期待して楽しみに待ってるんだな」ハッ

一成「うむ…慎二は色々と面倒臭いな」

慎二「あんだと」

セイバー『ふふ。彼は中々クセがある御仁ですね。シロウ』

士郎(まぁね。でもそういう所が一緒にいると面白くてさ)

一成「さて、今日は明日に持ち越さぬよう仕事を早く片付けなくては」

士郎「?明日になんかあるのか?」

一成「ああ。明日な、柳洞寺の客分の…ああいや、衛宮達には社会の葛木先生と言った方がいいか」




一成「彼がな、祝言を挙げるのだ」

士郎慎二「「マジで!?」」ガタッ





194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 01:32:48.20 ID:dK/IeoRYo
このセイバー霊体化できるのか…
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:34:41.93 ID:OUmXffWX0


一成「相手の方はこれまたかなりの別嬪さんでな」

士郎「へー…隅に置けないなぁ葛木先生も」

慎二「ふーん…で?どんなヤツなわけ?」

一成「うむ。キャスター・メディアという方でな、」

士郎「外国の方なのか」


慎二(…”キャスター”?…まさかな。いくらなんでも結婚だの真名を晒すだのするほど愚かじゃないはずだ)

セイバー(”キャスター”…もしや)


一成「あとは…青髪で耳がエルフのように尖っていたな」

士郎「へー」

慎二「…ふーん」



慎二(証拠ないし、一成の話だけじゃガチキャスター疑惑45%ってとこかな)

セイバー(これは99%確定ですね!私の直感がそう囁いている!)


士郎(へー美人さん見てみたいなー)





196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:39:47.72 ID:OUmXffWX0


一成「ああ、良かったらお前らも来るか?飛び入りもOKだ」

士郎「え?あーどうしよっかな。慎二はどうする?」

慎二「…行ってやってもいいかな」

一成「おおそうかそうか」

士郎「えっ!?」

慎二「…なんだよ、僕が行ったらおかしいかい」

士郎「いや…珍しいなって」

慎二「何が」

士郎「いやいつもの慎二だったらさ、」

士郎「『ハァン?!なぁーんでボクがそんなヤツのくだらない式に参加してやんなきゃいけないんだ?ハッ!暇人衛宮が行ってやれば?』」

士郎「とか言いそうなのに」

慎二「言わないよ…てか僕そんなキャラじゃないし」






197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:41:27.65 ID:OUmXffWX0

一成「いやそんな感じじゃないか?」

士郎「だよな!」

慎二「お前ら…ハァ。いいだろ別に」

慎二「あーほら、葛木先生には常日頃からご指導いただいてお世話になってるワケだし?」

慎二「お祝いくらいはしてやろうってだけさ」



慎二(本音はもちろん『確かめたい』だけどね)


198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:43:55.94 ID:OUmXffWX0


一成「ふむ…これは明日は槍が降るな」ゴクリ

士郎「ああ、竜巻注意報が出るな」ゴクリ

慎二「うるさいよお前ら」チッ




士郎「ふーん…まぁでも慎二も行くならオレも行こうかな」

一成「よしきた。では明日の…」




───────────

───────────────
───────────────────

199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:45:52.61 ID:OUmXffWX0


〜柳洞寺、宗一郎の自室〜


キャスター「宗一郎様」

葛木「なんだ」

キャスター「本当に私などと結婚して良いのですか?」

葛木「ああ」

キャスター「…」

葛木「…」

キャスター「私は人ならざる身です」

葛木「ああ」

キャスター「聖杯戦争という殺しあいに本格的に参戦する事になります」

葛木「ああ」

キャスター「戸籍がありませんから籍も入れられません」

葛木「ああ」

キャスター「子供も…作れますが通常の出産ではありません」

葛木「ああ」

キャスター「ホムンクルス的なアレです」

葛木「ああ」

キャスター「ずっと…私の事だけを愛し続けてくれますか?」

葛木「ああ」

キャスター「…」

葛木「…」


200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:48:52.18 ID:OUmXffWX0

キャスター「…」ソッ

葛木「…」

キャスター「宗一郎様」

葛木「なんだ」

キャスター「あなたが私と結婚する理由は…どういったものなんですの?」

葛木「…」

キャスター「…」

葛木「…」

キャスター「…」

葛木「…側に、」

キャスター「!」



201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:49:34.28 ID:OUmXffWX0


葛木「側にいてもらうと安心する」

キャスター「…」

葛木「…今気づいたことだが」

葛木「私は…ずっと誰かのために生きたかった」

キャスター「…」

葛木「だが私の周りにそんな人間は居なかった」

葛木「私を必要としてくれる人は、私がこの人のために生きようと思える人は」

キャスター「…」

葛木「…君だけだ」

キャスター「…!」

葛木「私には君が必要だ」

キャスター「宗一郎様…!」ギュッ!

202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:53:05.12 ID:OUmXffWX0


葛木「…最善を尽くす。私が死ぬまで一緒にいてくれ」

キャスター「もちろんです…!ずっと、ずっとお側に…!」

葛木「…そのうち持ち家も持つ。…君との家だ」

キャスター「まぁ!」

葛木「そして…今はコレが限界だが…君へ贈り物だ」つ

キャスター「まぁまぁ!嬉しい!ありがとうございます!」

葛木「ああ」

キャスター「何かしら!…開けてみても?」

葛木「ああ」

203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:54:45.33 ID:OUmXffWX0

キャスター「〜♪」ビリビリッ

葛木「君は模型や人形の箱庭を作るのが趣味だったな」

キャスター「ええ!」

葛木「私は贈り物などした事が無い。…君が気に入るかはわからないが」

キャスター(もう…//その気持ちが嬉しいのですよ?物は何でもいいのです///)〜♪

キャスター「〜♪」ガサガサ…

キャスター「!」

キャスター「わぁっ…!」



葛木「家の模型だ…」

キャスター「素敵…!」


204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:55:11.64 ID:OUmXffWX0

キャスター「凄く細微に…なんて繊細な仕事!コレ高かったのではありませんか?」

葛木「まぁそれなりには。だが私は金などあっても大して使わん」

葛木「私の趣味も金を使うものではない。だが…」

葛木「…どうやら私は初めて自分の金をつぎ込める何かが見つかったようだ」

キャスター「お待ちください!私のために使ってくださるのは…その、とても嬉しいのですけれども!」

葛木「…すまない。迷惑だったか」

キャスター「いえ!そうではありません!ただ、」

キャスター「金は大事なものですから…ね?」

葛木「わかった」

205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:56:34.30 ID:OUmXffWX0


キャスター「…」モジモジ

葛木「…」

キャスター「あの、宗一郎様」オズオズ

葛木「なんだ」

キャスター「よろしければ一緒に作りませんか?」ニコッ

葛木「私は不器用だが」

キャスター「構いません。ただ、一緒に何かをしたいのです」

葛木「わかった。君がそう言うのなら」




キャスター「♪」カチャカチャ

葛木「…」カチャカチャ

206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 01:59:07.16 ID:OUmXffWX0



キャスター(ああ…幸せだわ)




キャスター(もう聖杯とかどうでもいい。だって私の願いはもう叶ったのだもの)

キャスター(強いて言うならば現状維持。このままずっと今が続くようにすること)

キャスター(ふふっ!そうとなればすぐに準備しなくては!)

キャスター(まずは強力な隠れ家が必要ね…鉄壁の城塞や砦、それを守る下僕共が…いえ、)

キャスター(私と宗一郎様の愛の巣がね!!!)ホーホッホッホッ





207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/18(木) 02:00:29.28 ID:OUmXffWX0


キャスター「ふふふ…」カチャカチャ

葛木「…」フッ…

キャスター(あら?今宗一郎様が笑った…?)

葛木「模型作りというのも存外楽しいものだな」

キャスター「!」

葛木「…いや、君と一緒にやっているからというだけなのかもしれないが」

キャスター「んもぅ!宗一郎様ったらぁ!///」バシバシ!

208 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/01/18(木) 02:02:11.58 ID:OUmXffWX0
”破壊すべき全ての今回はここまで”
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 02:14:31.07 ID:auFSFPn1o
キャスター幸せだなとか以前にジャガイモアイスに衝撃を受けたわ
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 03:43:13.75 ID:8hN5TkSb0
大丈夫?この幸せ空間壊れたりしない?
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 05:26:39.77 ID:WBk5r7kEO
もうこれ聖杯いらんでしょ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 06:58:00.80 ID:tbMMjQfc0
キャスター組は通常運転かー。
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 07:21:20.81 ID:FDSL4VhPo
なんだ、ただの葛木夫妻か
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 07:31:20.12 ID:HvM1GzjDo
全体的に平和な世界
出来ればこのままグダグダな聖杯戦争になって欲しいところ
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 10:44:31.30 ID:YLT2/Rw/0
キャスターさんなら多分聖杯無しで現世に留まれるだろうしマジで戦う理由ないな
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 12:35:24.79 ID:e3svQycxO
型月厨は何でアルトリアが霊体化できるのとか突っ込むなよ?
そういう世界線と考えるんだ
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 13:19:41.06 ID:hwZcxt7Ao
>>216
安心しろそんな疑問は最初の展開でなくなってる
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 15:54:49.49 ID:Jr20XCue0
この人のssの登場人物はみんなカワイイな
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 20:01:02.81 ID:bikit9Th0
今見返すと昼の2時に凛召喚の儀式行きやってて草
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 20:25:51.22 ID:WBk5r7kEO
ほんとだうっかりってレベルじゃねえぞ
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 21:13:20.34 ID:weXWVoFWO
>>215
この世界なら魂食いも必要無さそうだしな


問題はケリィがキリツグマシーンなのかキリングマシーンなのかだけか?
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 02:50:38.38 ID:4IxfxIjA0
まだだ、まだ琴峰とギルが残っている!
きっと(悪い意味で)平常運転のはず!
今ならまだgdgd聖杯戦争にならずにすむ
頑張れ、畜生共!
カニバの悲劇()を繰り返してはいけない
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 12:18:55.51 ID:Oa3s5reBO
琴峰って誰だよ
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/19(金) 12:30:45.20 ID:KaQjU525O
娘に占拠された言峰協会しか浮かばないんだよなぁ……
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 17:40:42.75 ID:50qkcFJgO
タイコロでも一人シリアスしてた葛木てんてーは流石やで
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 17:53:29.94 ID:NY3smV170
ここの慎二すこ
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 20:11:57.46 ID:u/EKzE0FO
holliwっぽい平和なキャスター陣営安心するわこの雰囲気好き
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:15:36.72 ID:oR4qNXdD0
>>222
そして士郎はみんなを幸せにするデート(多数)に奮闘するんですね分かりたくもありません
229 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/01/21(日) 02:27:10.47 ID:SUsQiDUr0


〜ちなみに言峰教会〜



ガチャ…バタン。


切嗣「…」

舞弥「…」



「おや、これはこれは。珍しい客人だ」



230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:29:01.47 ID:SUsQiDUr0


コツコツコツ…



「君が生きている内にここに足を踏み入れるとは思わなかった」



切嗣「…ああ、できれば僕も君がくたばってから訪れたかったよ」

舞弥「…」


コツ。


綺礼「ははは…本当に久しぶりだな衛宮切嗣。…9年振りかね?」

切嗣「かもしれない」




231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:31:34.42 ID:SUsQiDUr0


綺礼「それで?今日はどういった用件で?」ニコッ

切嗣「…」

綺礼「告解部屋で君が今まで殺してきた人への懺悔でも私に聞いてもらいにかね?」

切嗣「…」

綺礼「君自身が神父になって君の亡き妻や師匠、前回の聖杯戦争で君が撃ち殺したサーヴァントに祈りでも捧げにかな?」

舞弥「…」

綺礼「いや武装しているようだ。私を殺しにかな?」

切嗣「…」

綺礼「それとも…旧交を温めるための食事のお誘いかな?」ニコッ

舞弥「そんなわけないでしょう。私達はあなたに聞きたい事があって」

切嗣「そうだ。それに僕達は既に食事は済ませてきている!」キリッ

舞弥「切嗣ちょっと黙っててください」



232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:34:01.77 ID:SUsQiDUr0


綺礼「そうか。いい麻婆豆腐を出す店を知っているのだが…それでもかね?」ドヤ

舞弥「ええ。興味ありません」

切嗣「どこの店だ」

舞弥「食いつかないでください切嗣」

綺礼「えー…五丁目のな、あの…大きめのドンキがある交差点の」

舞弥「あなたも言わなくていいです」

切嗣「待ってくれ、五丁目の?」φ(・ω・ )メモメモ

舞弥「メモらないでください切嗣」


233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:36:47.66 ID:SUsQiDUr0


綺礼「しかし久宇舞弥。その店でしか出していない『麻婆拉麺』も美味いぞ?」

舞弥「知りません。興味ありません。話を元に」

切嗣「待て、なんだその素敵な名前の食べ物は?」スチャッ

舞弥「切嗣、再度言いますがメモと興味を持たないでください」

綺礼「申し訳程度の麺の上に泰山麻婆豆腐と餡が乗っている」

舞弥「言峰、再度言いますがあなたも答えないでください」

234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:39:20.72 ID:SUsQiDUr0


綺礼「その店はデリバリーもやっているが…?」つスマホ

舞弥「頼みません。スマホしまってください」

切嗣「待て舞弥。もうここは出前を頼まなければいけない流れだ…」サッ

舞弥「そうですね、切嗣が食い意地張ってなければその流れも回避できたのですが」

切嗣「メニューはないのか?」

言峰「無論あるとも」サッ

切嗣「どうも…ふむ…」

切嗣「…言峰!誘ってきたからには奢りなんだろうな?!」

綺礼「バカを言え、割り勘だ」

切嗣「チッ、ケチんぼめ…!」ギリッ

舞弥「…」







切嗣「舞弥、あいつ貧乏だぞ!」ヒソヒソ

舞弥「切嗣、私達何しに来たんでしたっけ?」


235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:41:41.02 ID:SUsQiDUr0


・・・・・。




綺礼「なるほど。つまり第五次聖杯戦争に参戦したいと?」ハフハフフスハフ


切嗣「そうだ。僕の手に令呪は現れてない…だが奪う事はできる。そしてお前なら」ハフハフハフハフハフハフっ

綺礼「ふむ…参戦者が出揃っているかの確認、マスターと喧嘩別れ等をしたはぐれが居ないかの確認…かね?」ハグハグハグハグクッチャクッチャ

切嗣「ああ」モグモグモグモグモグモグクッチャクッチャ

綺礼「なるほど…ならまだ”アサシン”が召喚されていない」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ

綺礼「そして”はぐれ”は今はいないな」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ

綺礼「もし令呪が発現するならば”間桐”か君だろう」クッチャクッチャクッチャクッチャ

切嗣「…へぇ?」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ

綺礼「素直に教えてくれた事が意外かね?」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ

切嗣「鵜呑みにはしない」モチャモチャモチャモチャモチャモチャ


236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:47:17.69 ID:SUsQiDUr0



切嗣(まぁ”御三家”は選ばれるだろう。)

切嗣(もし言峰の言葉を信じるならば『”間桐”からはまだ選出されていない』か、)

切嗣(或いは『既に選出と召喚まで済ませているが他にマスター候補が居ないから衛宮切嗣か、間桐からもう1人選出されるかもしれない』)

切嗣(とも取れる。嘘かどうかはまだ分からないが…)


切嗣(間桐さんとこのか…色んな意味で厄介だな…当主の臓硯さんはPTA会長やっていて表に顔が知れ渡り過ぎている…消したら騒ぎに…)

切嗣(や、そもそも彼自身がかなり手強い上、正直こちらにサーヴァントが一騎以上居た上で入念に準備したとしても容易に殺せるとは思えない…)

切嗣(慎二くんと桜ちゃんはちっちゃい頃からウチに遊びに来てるから僕だって酷い事も殺しもしたくはない)

切嗣(仮に二人がマスターならなるべく穏便に…サーヴァントだけ殺そう)

切嗣(あと…雁…なんとかさんは別にいい。どうでもいい。聖杯もあの人よりは僕を選ぶはずだ)




237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:51:12.85 ID:SUsQiDUr0



切嗣(”遠坂”…娘さんが恐らく既に選ばれてるだろう…)

切嗣(”アインツベルン”…イリヤだろうな)

切嗣(アレ?待てよ?って事はイリヤはあの堅牢なアハト翁の城から出るって事じゃないか!!)

切嗣(やった!!!これでイリヤを迎えに行ける!!!)

切嗣(前回の聖杯戦争で聖杯を手にしたセイバーを撃ち殺した上に聖杯を破壊した僕をアインツベルンは拒絶した)

切嗣(当然だな。…そして、僕は2度と城どころか領域に足すら踏み入れられなかった)

切嗣(全盛期の僕でもあの手この手で徒党も組んで何十回も侵入を試みたが無理だった)



切嗣(イリヤ…大きくなっただろうな…ああいや半分ホムンクルスだし”調整”もあっただろうから成長はしてないだろうけど)




238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:51:38.39 ID:SUsQiDUr0




切嗣(会いたいなぁ…)


239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:55:07.17 ID:SUsQiDUr0



切嗣(一目、一言でいいから)

切嗣(『約束破ってゴメン』って)

切嗣(『長い間1人にしてゴメン』と)

切嗣(『もう絶対1人にしないから』と)

切嗣(…ダメだな前言撤回だ一言なんかじゃ足りない)




切嗣(ともかく。”間桐”から最低1人、遠坂の娘、士郎、イリヤ…4人は確定、次いで有力候補としては言峰、と言ったところか)

切嗣(他に有力な魔術師はこの街には居ないはず…だとすれば…エーデルフェルト家、エルメロイ、ユグドミレニア…その他フリーの外来魔術師か)

切嗣(さて…どう発見するか…)クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ

言峰「あフッ!ハフハフっ!ホグホグ!」ガツガツガツ

舞弥「…あの、あなた達はもっと静かに食べられないのですか?」





切嗣綺礼「「いやこれはコイツへの嫌がらせだ」」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ

舞弥「そうですか。私にも被害が出ているのでやめていただけませんか?」




240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 02:59:56.75 ID:SUsQiDUr0




切嗣「コイツがやめたら僕もやめる」クッチャクッチャクッチャクッチャ

言峰「その言葉、そっくりそのままバットで打ち返してやろう衛宮切嗣」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ

舞弥「いい加減にしてください精神年齢小学生男子オッサンども」

切嗣「ゲェェエエエエッッツップッッ!!」ワザトォォ

舞弥(最低だこの人…)ゲンナリ

言峰「けぷっ。」

切嗣舞弥(かわいい…!///)

241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 03:04:05.57 ID:SUsQiDUr0



・・・・・。




言峰「フーッ…やはり泰山麻婆豆腐は最高だ」フキフキ

切嗣(かなり辛かった…だが辛さばかりが先行しがちな辛いものご飯なのに唐辛子?の味がしっかりわかった…中々良かったな)

切嗣(麻婆拉麺…だったか?他のメニューも気になるな)

舞弥「くすん…舌が…痛い…涙が…うう」


言峰「それで?他に何かあるかね?」

切嗣「…いや。もう無い。」

言峰「そうか。では気をつけて帰るんだな」

切嗣「ああ。……っと、言峰」

言峰「? 何かね?」

切嗣「確かにお前の言った通り泰山麻婆豆腐は美味かったよ」

言峰「…!」

切嗣「…どうした?」

言峰「…いや、アレを完食でき、良さを理解できる人間を初めて見たのでな」

切嗣「…」

言峰「…」




切嗣言峰((アレ…?コレ今ならヤツと和解できるのではないのか?))


242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 03:09:15.84 ID:SUsQiDUr0



切嗣(そう…”監視役”のコイツと仲良くしておいて損はない…)チラッ

切嗣(もしヤツをこちらの身内にできれば士郎を贔屓してもらう事も出来るんじゃないのか?”友達”なら…)

切嗣(預託令呪とか10画くらいくれるんじゃないのか…?)

切嗣(そしたらセイバーに『3時間くらい、死ぬほど間抜け面しながら半裸で全力どじょうすくいしろ!』とか)

切嗣「…」チラッ

言峰「…」

243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 03:16:52.86 ID:MMR9I1/lo
令呪の使い道がくだらなさすぎて草
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 03:19:34.53 ID:SUsQiDUr0

言峰(そう、コイツと仲良くしておいて損はないのではないか?)

言峰(仲良くして友達になって、信頼されて…かーらーのー……裏切りッッツッ!!)

言峰(愉悦!!ありがちで王道過ぎて反吐が出る愉悦!!)

言峰(ヤツとは殺しあって…というか殺されて以来まともに会話はしていない)

言峰(視界には入ったり名前を聞いたりはしたが近寄ろうとはしなかった…)

言峰(…私は恐れていたのかもしれない。『衛宮切嗣に今度こそトドメを刺されるのではないか?』と)

言峰(…それは許されない事だ)


245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 03:24:59.40 ID:SUsQiDUr0


言峰(私の人生への問いかけ、衛宮切嗣を恐れながら探求するなど許されない!冒涜だ!!)

言峰(克服だ…!)

言峰(衛宮切嗣を懐柔し、仲良くなり、そして…最後の最後で最高の裏切りをしてやるッッ!!)

言峰(ああ…尽くそう。捕らえたネズミを世話して肥らせてから食べる梟のように。)

言峰(世話し、信じ、尽くし、情深く、尊敬し、助け、守ろう)

言峰(衛宮切嗣が私を信じきり、衛宮切嗣にとって私が大事な人間の1人となるようになってから。)




言峰(かつてずっとそうしてきたように。私に銃口を向ける日が来たとしてもあの衛宮切嗣が引き金を引けなくなるほどの親友となり、)







言峰(─────私はそんな彼を嘲笑いながら殺してやるのだ。)ニンマリ










246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 03:47:11.63 ID:SUsQiDUr0


切嗣「…」

言峰「…」

切嗣「言峰」

言峰「なんだ」

切嗣「…さっきは喧嘩を売るような真似をしてすまなかった」ペコ

言峰「!」


247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 03:48:09.47 ID:SUsQiDUr0


言峰「いや、かまわない。むしろ楽しかった」

切嗣「何?」

言峰「私は幼い頃から技術や知識の習得に明け暮れてきた。…まともな友人を作らずにな」

言峰「それゆえ、あんな風に人に接した事などなかった」

切嗣「…」

言峰「…衛宮切嗣。私こそすまなかった。そして…」スッ

言峰「どうだろう…よかったら今度、一緒に泰山麻婆豆腐の店に行かないか」

切嗣「!」

248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/21(日) 03:48:42.51 ID:SUsQiDUr0

切嗣(これは…?!まさかヤツから申し出てくれるとは!)

切嗣(願ったり叶ったりだ!よし!よし!)



切嗣「ああ。いいとも」


切嗣「──」

言峰「──」



舞弥(…アレ?ちょっと目を離した隙に何故か切嗣と言峰神父がLINEのID交換してる…)


249 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/01/21(日) 03:50:22.48 ID:SUsQiDUr0
時間切れ。イリヤまでいけなかった…今回はここまで↑カリバー!↑
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 05:28:28.04 ID:SMdEvkMOO
これ最終的に裏切らないやつですよね
アンリミテッドお疲れワークス
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 09:37:27.06 ID:TUUqp6cV0
かつて殺し合いをした間柄であっても余裕で友達になれちゃう
やっぱ麻婆は最高の料理なんやなって
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 11:32:50.90 ID:7mr32Dyb0
一度命を救ったりしたぐらいじゃまだまだ親友とはいえないからな
親友の道は遠い
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 11:58:01.68 ID:k8cBeOsuO
令呪を以て命ず。>>1よ、筆を置いて1日の自身を労れ
令呪を重ねて命ず。>>1よ、病の類には罹るな
更に令呪を重ねて命ず。>>1よ、完結してからもいつか衛宮切嗣の孤独のグルメssを書き給え(願望)
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 14:41:32.14 ID:XcRV/eEW0
傍若無人な客に仕掛けるのがコブラツイストじゃなくて起源弾になっちゃう
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 15:25:03.33 ID:kvHGjw/x0
セイバーって前回の聖杯戦争で切嗣に撃ち殺されておいてあの態度……優しいにも程があるぞ。
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 17:41:54.84 ID:4g7JvegUO
PTA会長してる…
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 08:39:57.42 ID:6LEVBMsso
PTA会長が幼女を誘拐してレイプをするような時代だからな
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 12:30:26.50 ID:7KHg69sE0
はたしてイリヤはどんな変b、成長を遂げているのか
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 13:51:56.69 ID:Y9HmqDrEo
原作初期かプリズマかカニファンかで色々変わるぞ
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 14:00:39.15 ID:lp1jB7Pso
意表をついてかぷさばの可能性
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 14:33:57.11 ID:VycTwRAjo
20歳のイリヤと8歳の美遊だと一回り違う姉妹になるのか期待
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 15:36:31.11 ID:MzZAe//g0
真名:比企谷 八幡
穂群原学園2年A組。第五次聖杯戦争アサシンのマスター。
代々魔術師の家系で遠坂家とは親しい仲である。
魔術の師匠は遠坂時臣で凛と同時期に師事を受け始めた。腕は凛に少し劣るがなかなかのもの。
体術の師匠は兄弟子の言峰綺礼で体術は凛よりも上。
そのため時臣が死んでさらに葵の意識がおかしくなった時も自分は堪えなんともないようにふるまっている凛を支えつづけた。(八幡は時臣の死の真実を知らない)
気配遮断はアサシンもビックリする影の薄さでクラスの存在感は無しとは言えない。
なぜなら凛が同じクラスなので同じ師匠を持つ二人は時々話したり一緒に下校したりするから。
それに士朗という親友がいるため。
原作と変わらず目は腐っている。理由は幼少期の時凛と一緒にいて嫉妬でよく男子にリンチされていた。
綺礼には体術も習っていて追い返すこともできたがそれにより凛に矛先が向かないためにいじめられつづけた。
所属部活も奉仕部だったが京都のできごとの後冬木市へ引っ越す。士朗とは親友だがコミュ症は未だ治らず。
あと士朗に劣らずたらし。普段の戦闘時来ている服は対魔翌力で少しの魔術なら効かない。
第五次聖杯戦争では凛・士朗と共闘している。
※冬木市は千葉県で千葉市から毎日通える近さ。だから毎晩通っていた。

魔術回路:メイン36本 サブ22本

魔術属性:火・水・風

魔翌力量:750

真名:遠坂 凛
第五次聖杯戦争アーチャーのマスター。
魔術回路をメイン40サブ30づつと規格外な量を持ち五大元素すべてを操る。
幼少期より八幡とともに過ごし普段猫かぶりだが八幡の前では素が出る。
八幡が転校してきて内心かなり嬉しい。
八幡と幼少期よりともに過ごしているため好意はあるがそれは家族愛と勘違いしている様子。
第五次聖杯戦争では八幡・士朗と共闘している。

真名:衛宮 士朗
第五次聖杯戦争セイバーのマスター。
魔術回路は一般の魔術師と変わらないがが第四次聖杯戦争で切嗣に埋め込まれた『全ての遠き理想郷』により変化し起源が『剣』になる。弓道の腕はさすがと言わざるおえない。
八幡に劣らず天然のたらし。第五次聖杯戦争では凛・八幡と共闘している。


八幡達は10年前の真実そして聖杯の真実を知りません。
あと門番アサシンのNOUMINはたぶん出番なしかもです。八幡がアサシンのマスターなので。
それか「サーヴァントによるサーヴァントの召喚」という違反で召喚されたサーヴァントなので一体に数えずにそのままアサシンとして召喚されるかでもす。それでも間桐の妖怪爺さんは今回傍観させて真アサシンは登場しません。桜はアヴェンジャーとはつながらない。
アサシンのマスター変更と八幡の存在以外は変化はほとんどしないです。
初め八幡が総武なのはFGOへの布石。


凛やサーヴァントという公式チートが居るのでチートじゃないはず・・・
設定でおかしなところがあったら指摘お願いします。
アサシンはやっぱりアンケで活動報告と感想まで期間は1週間です。
あと感想・評価も。
批評バッチこいです。
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 22:40:43.67 ID:wwh9K4RA0
way
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 22:58:10.99 ID:bY2LwNkK0
ケリィは何故セイバーを撃ったんだ…
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 23:37:17.65 ID:rj87jcWF0
>>262
誤爆?
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/22(月) 23:42:23.12 ID:wwh9K4RA0
触んな
267 : ◆3rfPz4lVbmKs :2018/01/23(火) 04:56:58.36 ID:NNMTobBF0

>>242

×監視役
○監督役


268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/23(火) 04:58:01.83 ID:NNMTobBF0


切嗣「…言峰、君LINEの登録名『麻婆神父』なのか」

言峰「そういうお前は『ケリィ』か」

切嗣「…思い入れのある渾名でね。戒めの意味と…僕ら親子が生んでしまったあの地獄を忘れないためにね」

言峰「そ、そうか…お前らしいな」ヒ、ヒク…

切嗣「ああ」

言峰「…」

切嗣「…」

切嗣「じ、じゃあ」

言峰「あ、ああ…うむ。無事に参戦出来ることを祈っている」

切嗣「ありがとう」

舞弥(二人ともぎこちないですね…本当に友人関係というものに慣れていないのですね…)


269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/01/23(火) 05:01:17.85 ID:NNMTobBF0

・・・・・。


切嗣「さ、舞弥行こう」

舞弥「はい切嗣」

切嗣「まずはマスターが誰かを見極める。街全体の不自然な魔術痕跡を洗い出し、使用魔術から距離、属性、周辺の目撃情報からターゲットを補足」

切嗣「場合によっては狙撃で殺す。…いいね?」

舞弥「はい」






切嗣「よし、それじゃ──アチャチャチャチャチャッッッツッ!?」ゴロゴロゴロ!!

舞弥「!?」



270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/23(火) 05:03:42.81 ID:NNMTobBF0


切嗣「アヅヅッツ!!?あれ?熱くないかも?いややっぱ熱い!!!」

舞弥「どうしました切嗣!!…おのれ魔術師!」

切嗣「ぐぁあああああ!!!痛い痛い!彫刻刀でガッツリ手を彫っちゃった時みたいな痛みが!」

舞弥「よかった大丈夫そうですね!」

切嗣「君の目と耳は節穴かい!?ごぁあああ!!」ゴロゴロゴロ!

舞弥「!」

舞弥「切嗣!右手に!」

切嗣「え?」



271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/23(火) 05:04:40.31 ID:NNMTobBF0





〜数時間後、冬木市の入口〜



ざっざっざっ。




「…ここが、冬木。」




272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/23(火) 05:05:52.93 ID:NNMTobBF0







イリヤ「…」







イリヤ「…ここで聖杯戦争を…」

イリヤ「それから…」


イリヤ「…ここにキリツグが居るのね…」



273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/23(火) 05:10:41.38 ID:NNMTobBF0

─────

────────

─────────────



セラ『イリヤ様。本当に御一人でよろしいのですか』

イリヤ『何?私一人じゃすぐに敗退するって言いたいの?』

セラ『いえ…ですが』

イリヤ『所詮は私のバックアップ役が私に意見しないでくれる?』

セラ『…出過ぎた真似を致しました』

イリヤ『わかればいいのよ』

イリヤ『あなたなんか付いてきてもすぐ死んじゃうじゃない』

イリヤ『私が何してるかとか全部お爺さまにチクッちゃうし』

セラ『ですがそれは』

イリヤ『あーもう。いいから。アインツベルンの城であなた達は待機。冬木のアインツベルン城にも私1人で行くから』

リズ『イリヤ、一人暮らし、できる?』

セラ『リズ不敬ですよ!?』

イリヤ『あのね…私ももう19なんだよ?』

セラ『…そうだね。失礼だった』

イリヤ『ご飯とかも大丈夫だから私だって出前くらいとれるから毎日寿司パーリィするから大丈夫』

リズ『…』

セラ『…』

イリヤ『洗濯だって大丈夫よ!毎日服を買えば洗わなくて済むもの!』

リズ『』

セラ『』


イリヤ『じゃ!ちゃんと留守番してるように』

セラ『ちょまっ、お待ちください!やっぱりイリヤ様お一人では!!…ああもう見えない!!!』



『イリヤ様ァァァ!!!』




イリヤ様ァァァ…イリヤ様ァァ…イリヤ様ァ…




──────────────────
────────────
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