【安価】とりあえずランダムに百人勇者

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384 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/04(日) 21:19:37.53 ID:qi7odqS50
〜説明〜

ブルマ娘「ほほーん、先代の勇者さんが」

初代幽霊「その通り」

ブルマ娘「皆さん、神の事をどう思ってますか?」

二代幽霊「あっちから出てこないから文句の言い様がないし」

三代幽霊「私は、目を治してもらったようなものだから...」

初代幽霊「能力を返してくれればなぁ」

ブルマ娘「...とんだお人好しなのですね」
385 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/04(日) 22:05:10.23 ID:qi7odqS50
〜翌日〜

魔物ハンター「よく寝た」

ブルマ娘「私は寝付けなかった」

魔物ハンター「ウソ付け、寝息聞こえたぞ」

ブルマ娘「くっ...」

魔物ハンター「そんなに寝袋が欲しけりゃ、然るべき手段を取るんだな」

ブルマ娘「...」スッ

魔物ハンター「止めろ。その鞭を下ろせ」
386 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/04(日) 22:10:02.16 ID:qi7odqS50
魔物ハンター「俺は明日には目的地に着く」

ブルマ娘「ふーん」

魔物ハンター「そこそこ大きな国があってね」

ブルマ娘「仕事?」

魔物ハンター「ああ、蝿叩きにな」

ブルマ娘「?」

魔物ハンター「蝿っつーのは黒龍の事さ。なんでも王宮の地下迷宮に潜んでるとか」

ブルマ娘「ま、私には関係ないわ」
387 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/04(日) 22:11:20.07 ID:qi7odqS50
下2>>砂漠での出来事
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 22:12:56.51 ID:T7aMAkPoO
オアシスを発見
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/04(日) 23:22:20.98 ID:/VeMpDsD0
魔物登場
390 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/05(月) 19:58:25.24 ID:oJtMqO+f0
魔物ハンター「っ!!」

ブルマ娘「!?」

魔物ハンター「魔物が来る!やるなら身構えろ!でもなきゃ伏せとくんだな!」

ブルマ娘「私がやらなくてどうするの!?」

魔物ハンター「俺がやる」

ブルマ娘「私は勇者なのよ!」

魔物ハンター「いきなりカミングアウトされてもどうしようもないぞ!」


ズドドドドドド!!

巨大砂人形が現れた!


砂人形「オオォォォ...」

ブルマ娘「気持ち悪い奴っ!」


まるで魂を抜き取られた死者のような形相の人形だ
391 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/05(月) 20:06:02.07 ID:oJtMqO+f0
魔物ハンター「こいつは見た目以上に面倒な奴」

魔物ハンター「こいつにはコアがある!そこを攻撃したいが...」

魔物ハンター「...」

魔物ハンター「兎に角、やる気があるなら足止めしてくれ!」

ブルマ娘「しょうかないか」

砂人形「ガッカカッガカガガガツガツガツガガ」


砂人形は不快な音をたてている
392 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/05(月) 20:07:39.72 ID:oJtMqO+f0
下1>>コンマ25以上で勝利
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/05(月) 20:08:05.18 ID:U5Nyx17v0
394 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/07(水) 18:28:22.01 ID:WBaLXL+o0
ブルマ娘「ちぇりゃ!」ピュン

砂人形「ゲヒ」ペシ


砂人形は一歩後退する


ブルマ娘「せりゃ!」ピュイン

砂人形「アグ」ベシン


また一歩後退する


ブルマ娘「よーしっ!行くよ!」ダッ


ブルマ娘は距離を詰める

しかし、砂人形はその隙を突く


砂人形「カカ...カカカカ...」ゴオオオ

魔物ハンター「まずい!どけ!」
395 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/10(土) 08:15:41.46 ID:ruASox9X0
砂人形が口から砂嵐ビームを発射する

その刹那


魔物ハンター「...」

魔物ハンター「...」ドサッ


魔物ハンターはブルマ娘を庇った


ブルマ娘「へ...?」
396 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/10(土) 08:21:07.50 ID:ruASox9X0
ブルマ娘「うっ...嘘だ!こんな...」

ブルマ娘「何でぇ...」

砂人形「ギャギャギャギャギャ」

ブルマ娘「逃げなきゃ...!」
397 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/10(土) 08:29:48.55 ID:ruASox9X0
下1>>コンマ20以上で逃走成功
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 08:33:38.60 ID:kjx54Vdp0
399 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/10(土) 09:01:57.56 ID:ruASox9X0
〜逃走〜

ブルマ娘「こいつっ...思ったより軽い」

ブルマ娘「それにあの砂人形、動きは鈍いみたいね」

ブルマ娘「とにかく、あいつの行く予定の国とやらに行かないと」

ブルマ娘「勇者が庇われちゃ形無しよ」
400 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/10(土) 09:06:46.99 ID:ruASox9X0
〜夜〜

ブルマ娘「予定では...明日には着くらしいし」

ブルマ娘「とりあえず寝ましょう」

ブルマ娘「寝袋だけ借りて寝よう」

ブルマ娘「砂漠は冷えるし...」

ブルマ娘「やっぱり止めた!」


ブルマ娘魔物ハンターを寝袋に押し込んだ


ブルマ娘「...ふんっ」
401 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/10(土) 09:09:35.88 ID:ruASox9X0
下1>>夜のイベント
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/10(土) 09:12:06.00 ID:v41AUZPh0
夢で魔物ハンターと会話(あくまで夢扱い)
403 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 16:02:45.20 ID:DTXUr7/n0
〜夢〜

魔物ハンター「よう」

ブルマ娘「...」

魔物ハンター「おい?」

ブルマ娘「ふへっ!?」

魔物ハンター「お前から話しかけてきたんだろうが」

ブルマ娘「...あれ?そうだったっけ?」

魔物ハンター「なんなんだ...?まあいい、要件は何だ?」

ブルマ娘「ああ、そうそう。なんで___」

ブルマ娘「...何だっけ?」

魔物ハンター「お前健忘症か?医者行けよ」

ブルマ娘「むっ、違います!」
404 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 16:16:45.35 ID:DTXUr7/n0
魔物ハンター「つっても、こんな砂漠のど真ん中に病院があるわけねぇか」


そうだ、ここは砂漠なのだ

思い出すと急に暑くなってきた


ブルマ娘「あっ!」

魔物ハンター「何?コンタクトレンズ見つけた?」

ブルマ娘「違う違う、君に聞こうとしてたこと、思い出したんだ」

魔物ハンター「...?」

ブルマ娘「ねぇ、なんで___」
405 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 16:24:50.78 ID:DTXUr7/n0
〜現実〜

ブルマ娘「...夢ですかぁ」

ブルマ娘「じゃあ、行こうか」

ブルマ娘「まだ生きていてね」
406 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 16:29:47.28 ID:DTXUr7/n0
ブルマ娘「ふぅ、ふぅ...」

ブルマ娘「やっと、見えてきた...」


町のようなものが見える。城もあるので、国で間違いないだろう


ブルマ娘「行かなければ...」

ブルマ娘「私は勇者だから」
407 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 16:39:02.42 ID:DTXUr7/n0
〜砂漠の国〜

ブルマ娘「蜃気楼じゃなくて良かった」ホッ

ブルマ娘「病院を探さなきゃ」

ブルマ娘「おっ、病院っぽい建物!」


〜病院〜


ブルマ娘「__という訳なんです」

医者「分かりました、とりあえず傷を見せてください」

ブルマ娘「はい。どんな感じですか...?」ペロン


魔物ハンターの服を捲り、医者に見せる
408 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 16:40:22.20 ID:DTXUr7/n0
下1>>魔物ハンターの状態
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/02/11(日) 16:41:05.34 ID:JcJe3rp90
軽傷
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 16:41:59.21 ID:YwF5v5Jf0
ダメージは受けているが、数日安静していれば大丈夫
411 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 17:46:20.41 ID:DTXUr7/n0
医者「ちょっと打ち所が悪かったみたいですが、軽傷ですな」

ブルマ娘「そ、そうですか...」

医者「じき、目覚めるでしょう」

医者「ごく近い内に目覚めると思いますので入院の必要もございません」

ブルマ娘「分かりました」
412 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 17:50:32.41 ID:DTXUr7/n0
ブルマ娘「じゃあ宿でも探して泊まりましょう」ズボ


ブルマ娘は水を瓶ごと魔物ハンターの口に突っ込んだ


ブルマ娘「...ほんとにこんな奴が黒龍なんて倒せるのかしら?」

ブルマ娘「疑問だねぇ」
413 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 17:52:53.41 ID:DTXUr7/n0
〜宿〜

ブルマ娘「疲れたぁ...」

ブルマ娘「もうここ最近寝心地最悪だったんだから」

ブルマ娘「うっ...急に眠くなってきた」

ブルマ娘「...」スースー
414 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 18:00:13.95 ID:DTXUr7/n0
〜翌日〜

魔物ハンター「う...くぅ」

ブルマ娘「遅っそいお目覚めね」

魔物ハンター「ここは...?」

ブルマ娘「あなたの目的地の国よ」

魔物ハンター「そうか...すまないな」

ブルマ娘「一つ質問があるの」

魔物ハンター「言ってみろ」

ブルマ娘「なんで私を庇ったの?」

魔物ハンター「それは答えなければいけないのか」

ブルマ娘「うん。早く答えないとその布団剥ぐよ」


魔物ハンターはベッドにくるまって困った顔をしている


魔物ハンター「分かった。言うよ」
415 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 18:00:58.59 ID:DTXUr7/n0
下2>>魔物ハンターがブルマ娘を助けた理由
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 18:05:38.68 ID:69L6DcW8O
深い理由はなく、「なんも死ぬことはねー」とおもったから
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 18:41:37.18 ID:o+ERJLfP0
死んだ幼馴染に似ていたから
418 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 19:05:01.41 ID:DTXUr7/n0
魔物ハンター「お前は、俺の幼馴染に似ている」

ブルマ娘「へ?」

魔物ハンター「正直、お前に助けられた時に幻覚だと思った一番の理由だ」

魔物ハンター「...いや、天国に逝ったのかと思った」

魔物ハンター「でも俺が天国になんぞ行ける訳がないから幻覚だって事にした」

魔物ハンター「でも、お前は別人だった」

魔物ハンター「それでも、別人だなんて信じたくなかった」

魔物ハンター「だからあんな偉そうな態度を取ったんだ」
419 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 19:08:44.95 ID:DTXUr7/n0
魔物ハンター「性格も似ていた」

魔物ハンター「顔も似ていた」

魔物ハンター「喋り方も似ていた」

魔物ハンター「服装は...」

魔物ハンター「...」

魔物ハンター「置いておくとして」

ブルマ娘「おい」


威圧。


魔物ハンター「とにかく似ていたんだ。生き写しだよ」
420 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 19:14:26.28 ID:DTXUr7/n0
魔物ハンター「そんな所だ」

ブルマ娘「やけに冷静だね」

魔物ハンター「そうだな。もしかしたらまだあいつが死んだなんて事実受け止めきれてないだけかもしれない」

魔物ハンター「それとも...お前がここに居るからかもしれない」

ブルマ娘「...意外とだらしない人ですね」

魔物ハンター「きっちりしてたらあの程度で気を失ったりしないだろ?」

ブルマ娘「そうかもね」クスクス
421 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 19:18:12.66 ID:DTXUr7/n0
ブルマ娘「面白い事教えて貰ったしもう満足」

ブルマ娘「私は出掛けてくる。まだ暫くは安静にしていてね」

魔物ハンター「あっそう」

ブルマ娘「じゃ、また」バタン


ブルマ娘は宿から出た
422 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 19:28:57.70 ID:DTXUr7/n0
ブルマ娘「...」ジーッ


ブルマ娘は虚空を見つめているような目をしている


ブルマ娘「出でよ!」

初代勇者「へーい!!!」ボンッ


爆発と共に現れる


二代勇者「あっ」スーッ


透明からのフェードイン


三代勇者「ご用ですか...?」ヌッ


背後を取られている


ブルマ娘「さっきの話聞いてた?」

初代勇者「うん。いい話だよね」

二代勇者「それがどうかしましたか?」

三代勇者「勿論です。それ以外のあんなことやそんなことも」

ブルマ娘「じゃあさ、あいつの幼馴染の霊って連れてこれる?」

初代勇者「お任せあれ!さあ行くよ!」

二代勇者「おー!」

三代勇者「はい」


そう言い残して幽霊達は消えてしまった


ブルマ娘「それまで、軽くぶらついてましょうかね」
423 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/11(日) 19:30:19.60 ID:DTXUr7/n0
下1、2>>ブルマ娘の砂漠の国内での行動
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/02/11(日) 19:32:23.63 ID:YwF5v5Jf0
途中で飯を食べながら情報収集
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/11(日) 20:13:22.03 ID:o+ERJLfP0
魔物ハンターへの差し入れを買う
426 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/12(月) 19:06:30.48 ID:eIVFLn+G0
〜飯屋〜

ブルマ娘「しまった、お金がない」

ブルマ娘「昨日までは魔物ハンターの金を横領して使ってたけど」

ブルマ娘「...もう、能力に頼るしかない」

ブルマ娘「面倒だけどね」
427 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/12(月) 19:10:55.04 ID:eIVFLn+G0
〜事後〜

ブルマ娘「はー美味しかった」

ブルマ娘「さて、情報の整理をしなくちゃ」

ブルマ娘「えーっと確か...」
428 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/12(月) 19:11:50.92 ID:eIVFLn+G0
下1、2>>手に入れた情報
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 19:14:50.34 ID:3lizV+I30
この国の偉い人が勇者を探しており、連れてきた人には大金を渡してくれるらしい
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/12(月) 20:03:47.79 ID:4fmLCqCC0
王子が恋人募集中
431 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/12(月) 21:57:41.25 ID:eIVFLn+G0
ブルマ娘「そう、お偉方が勇者を探している」

ブルマ娘「そして王子が恋人募集中」

ブルマ娘「しかもお偉方さんは大金をくれる」

ブルマ娘「これは良い。魔物ハンターから貰った分返して余りを貰おう」

ブルマ娘「ふふふ」
432 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/13(火) 21:46:25.58 ID:QrKWqPuy0
ブルマ娘「...何か買っていってあげようかな」

ブルマ娘「回復を早めるために栄養ドリンクを買っていこう」

ブルマ娘「これは完璧」

ブルマ娘「それにしても、心配ばっかりかけさせてくれるねぇ」
433 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/14(水) 21:40:12.05 ID:y9e1FpDS0
初代幽霊「とうっ」

二代幽霊「報告です」

三代幽霊「魔物ハンターの幼馴染の情報」

ブルマ娘「なになに?」

初代幽霊「彼女は生きています」

二代幽霊「城の地下に居ます」

ブルマ娘「えっ、でもそこって」

三代幽霊「黒龍が住み着いています」

初代幽霊「あの黒龍、幽霊ですら敵視して攻撃してくるの」

二代幽霊「僕達も無敵ではないので...」

三代幽霊「幼馴染がいるのだけは確認しましたが、奥にはどうも...」
434 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/17(土) 19:19:42.33 ID:pC+VVO0H0
ブルマ娘「しょうがあるまい、打ち明けよう」

二代幽霊「打ち明けるって、何を?」

ブルマ娘「そら私の霊視と幼馴染の霊の位置よ」

ブルマ娘「そうと決めたら宿にレッツゴー!!」ズダダダダダダ
435 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/17(土) 19:26:42.28 ID:pC+VVO0H0
〜宿〜

ブルマ娘「へい!」ガターン


唐突に勢い良くドアを開けて入ってきたため、魔物ハンターは面食らう


魔物ハンター「!?」

ブルマ娘「ほい、これ」スッ

魔物ハンター「ドリンク?」

ブルマ娘「栄養ドリンクだよ。何が入ってるか知らないけど、そこそこ高級みたい」

魔物ハンター「ふーん」ゴクゴク

魔物ハンター「ぷはぁ」
436 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/17(土) 19:36:24.13 ID:pC+VVO0H0
ブルマ娘「この国の王子って知ってる?」

魔物ハンター「ああ、良い奴だし、結構腕が立つよ」

魔物ハンター「...ちょっと女好きだけどな」

ブルマ娘「やっぱりかー」

魔物ハンター「さては、誰かに王子が恋人募集中だって聞いたろ」

ブルマ娘「うぇっ!?なんで!?」

魔物ハンター「この国の奴らはそうなのさ。あの王子はな、恋人がいると国政に出てくる」

魔物ハンター「しかも超勇ましくてな。国民からの信頼も厚かった」

魔物ハンター「そしたら王子、別な女に浮気して破局したんよ」

魔物ハンター「そっからまた引き籠っちゃって、一回無理矢理引きずりだして国政させたけど...」

ブルマ娘「させたけど?」

魔物ハンター「詳細は省くが、南の油田が爆発しかけたり」

魔物ハンター「自国内視察の時すっ転んで、顔面に傷負ったりだとかしてな」

魔物ハンター「しょうがないから元の王が国政に戻ったんだ」
437 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/17(土) 19:39:58.62 ID:pC+VVO0H0
魔物ハンター「またあの王子が戻ってきて欲しい」

魔物ハンター「そんな願いでみんなこの国に来た女性には王子の話をする」

ブルマ娘「勇ましいって何?そんな大したこと?」

魔物ハンター「いや、実際国内は物凄い勢いで発展してたよ」

ブルマ娘「ふぅん」
438 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/17(土) 19:49:54.93 ID:pC+VVO0H0
ブルマ娘「あとなんかお偉いさんが勇者探してるって」

魔物ハンター「そうなの?」

ブルマ娘「うん、連れていけばお金貰えるらしいからどうぞ連行してくれてもいいよ」

魔物ハンター「考えとく」

ブルマ娘「でも今すぐという訳にはいかないと思う」

ブルマ娘「大切な話が一つ、あるんだ」

魔物ハンター「...ん。なんだ。言ってみろ」


魔物ハンターの力の抜けた表情に緊張感が戻る
439 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/17(土) 19:55:17.98 ID:pC+VVO0H0
ブルマ娘「...貴方の幼馴染は、生きているよ」

魔物ハンター「...」

ブルマ娘「私ね、いままで死んでいった勇者の霊が見えるの」

ブルマ娘「そしてその勇者さんに聞いた。幼馴染の霊は何処にいるか、ってね」

ブルマ娘「そしたら、その幼馴染はまだ生きてて黒龍と一緒に城の地下に居るって」

ブルマ娘「ねぇ___」

魔物ハンター「知ってるよ」

ブルマ娘「え」
440 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/17(土) 19:57:37.92 ID:pC+VVO0H0
魔物ハンター「『俺の幼馴染』は死んださ」

魔物ハンター「そこに居るのは只の『兵器』」

魔物ハンター「そうか、まだ話していなかったか」

魔物ハンター「あいつが死んだ経緯」

魔物ハンター「教えてあげよう」
441 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/17(土) 20:03:36.08 ID:pC+VVO0H0
魔物ハンター「数年前の話だ」

魔物ハンター「ある日、この近くの砂漠に大量の砂人間が出現した」

魔物ハンター「とにかく異質だった。尋常じゃない量の砂人間が恨み節を呟きながら一斉に国を襲撃した」

魔物ハンター「あまりの事に軍の部隊は壊滅した」

魔物ハンター「しかし、日が沈むと砂人間達は何かに怯えるように退散した」

魔物ハンター「軍の部隊が壊滅したのは、意表を突かれたからではない」

魔物ハンター「砂人間達が強かったんだ。奇跡的に一体砂人間を捕らえた」

魔物ハンター「急ぎ、ソイツを解剖した」
442 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/19(月) 21:41:12.22 ID:onBOoelG0
魔物ハンター「ソイツを解剖したときのレポートを持ってる」

魔物ハンター「公式なやつじゃなく、解剖に携わった個人のレポートだがな」


〜レポート〜


まず、表面を削ってみる事とする

硬い。

どうにか大さじ一杯くらいの表面を削れた

成分を分析してみよう



おかしい。


異物や人体に影響を及ぼさない細菌が大量に付着している

だが、何よりおかしいのがもう一つの要素

   人間の、体液である

なぜか、この砂人間は表面に多量の人間の体液を染み込ませている
443 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/22(木) 19:51:10.22 ID:FJ/5qF9Y0
成分の分析が終わった

もう用は無いので破壊しよう


(魔導ハンマー使用につき、メンテナンスを後で行う)


勢い良く弾けとんだ


中には、シワシワにふやけて破れた人間が入っていた

...これが正体か
444 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/24(土) 17:30:27.64 ID:P3SuRtFe0
魔物ハンター「こんなとこだ」

ブルマ娘「おぞましいね。なんでそんな状態なの?」

魔物ハンター「さあね。王様の知り合いの冒険者もこんな屍呪術は無いと」

魔物ハンター「それはそれとして、そんな奴らが国を明日にでも襲いに来る」

魔物ハンター「皆怯えたさ。その時に幼馴染が王様に伝えたのさ」

ブルマ娘「何を?」

魔物ハンター「『私の家系の秘術を使えば、破魔のバリアを張れます!!』」

魔物ハンター「しかしこの秘術、流石にノーリスクという訳にもいかない」
445 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/24(土) 17:59:45.72 ID:P3SuRtFe0
魔物ハンター「と言っても、そのリスクが何なのかは俺にも分からない」

魔物ハンター「あいつが俺に教えてくれたんだが『大切なもの』を何か一つ失うそうだ」

魔物ハンター「止めたかったが...止められる訳がないだろう?」

魔物ハンター「結局あいつは今も閉じ籠ったまま」

魔物ハンター「だが...止めるべきだったんだ、きっとな」

魔物ハンター「閉じ籠っちまうような状態になる前に俺があの得体の知れない化物を倒せば良かった」

魔物ハンター「だから俺があいつに顔を合わせる資格は無い。死んだ事にでもしないとやっていけないさ」
446 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/24(土) 18:11:06.34 ID:P3SuRtFe0
魔物ハンター「...理解できたか」

ブルマ娘「...」プルプル

魔物ハンター「?」

ブルマ娘「ナメてんのかこの野郎!!」ガシッ


ブルマ娘はおもむろに魔物ハンターの胸ぐらを掴む


ブルマ娘「そんな事!行ってみなきゃ分からないだろうし!あなたが全ての悲しみを代表する権利もない!!」

ブルマ娘「それに!あなたの仕事はあの黒龍を倒すことでしょう!?」

魔物ハンター「...」

魔物ハンター「はぁ、行けば良いんだな?」

ブルマ娘「ええ」

魔物ハンター「じゃあ行くよ。明日の朝にな」
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 00:34:10.69 ID:0q0qsbxBo
熱い展開だ
448 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/25(日) 17:27:21.40 ID:CpT4/FZQ0
〜翌朝〜

魔物ハンター「...」

ブルマ娘(寝息もたててない...いや、聞こえないのかな?)

ブルマ娘「起きなさい」ツンツン

魔物ハンター「んぐ」


ブルマ娘は魔物ハンターの顔をつつく

そして、魔物ハンターの意識が少しずつ覚醒していく


魔物ハンター「くそ...結局あんま寝れてない」

ブルマ娘「何?今更びびってるの?」

魔物ハンター「かもな」
449 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/25(日) 17:37:45.43 ID:CpT4/FZQ0
ブルマ娘「そんな弱気じゃあ、それこそ幼馴染に見せる顔がないよ」

魔物ハンター「...そうだな、じゃあ行くか」


〜王宮〜

魔物ハンター「王様からの依頼だ、黒龍を狩りに来た」

衛兵「はっ!!しかし、昨日黒龍は少々地下迷宮内で暴れていまして」

ブルマ娘「それは幽霊の仕業だよ」

魔物ハンター「幽霊?ああ、そんな事を言っていたな。構わん、通してくれ」

衛兵「只今!!」ガガガガガガガ


王宮の扉はかなり大きく、開けにくそうだ

だが衛兵はその扉を押し開ける。このおっさん、なかなかどうして強いのではなかろうか
450 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/25(日) 17:45:44.29 ID:CpT4/FZQ0
〜地下迷宮〜

ブルマ娘「折角王宮にまで来たのに、王様には会わないの?」

魔物ハンター「会う必要はないだろう」

ブルマ娘「それもそうだね。じゃあ、幽霊に先導してもらおう」

幽霊トリオ「じゃんじゃじゃーん」

二代幽霊「...これ、本当に必要?」

ブルマ娘「よし、先導頼んだ!!」

二代幽霊「無視!?」

初代幽霊「まっかせなさーい!!」

三代幽霊「そういえば、幾つか興味深い物を迷宮で見つけました」

ブルマ娘「えっ、なになに!?」

魔物ハンター(やべえ、あいつ虚空と話している様にしか見えねぇ。前情報無かったら攻撃してたかも)
451 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/25(日) 17:46:59.81 ID:CpT4/FZQ0
下1、2>>幾つかの『興味深い物』
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 21:21:27.22 ID:ck6jmROOo
幼なじみの首飾り(魔翌力のような物を感じる)
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/25(日) 21:24:38.41 ID:Yr9RJ0Pd0
古い日記
454 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/27(火) 19:58:38.95 ID:bJ8/F5C50
三代幽霊「とにかく、進めば分かりますよ」

ブルマ娘「ふーん」

二代幽霊「はいコレ」スッ


二代幽霊は初代幽霊にバスガイドの旗を渡す


初代幽霊「では、出発いたしまーす」

ブルマ娘「レッツゴー!」

魔物ハンター「なんか進みだした」
455 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/02/27(火) 20:13:42.88 ID:bJ8/F5C50
魔物ハンター「...このネックレスは」

三代幽霊「なんだか魔力がこもっているようですので」

ブルマ娘「なんか魔力があるんだって」

魔物ハンター「このネックレスは、あいつの、幼馴染の物だ」

魔物ハンター「あいつはこれを大層気に入っていた」

魔物ハンター「もしあいつが心を閉ざしているなら...これを使えるかもしれないな」
456 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/04(日) 08:58:48.98 ID:/iG5W3Gl0
魔物ハンター「魔障が濃くなってきたな...」

ブルマ娘「魔障って何?このくっさい空気?」

魔物ハンター「そうだ」

魔物ハンター「強い魔物は強い魔障を放つ」

魔物ハンター「弱い魔物も微弱だが、魔障を放っている」
457 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/04(日) 09:08:25.16 ID:/iG5W3Gl0
魔物ハンター「これは...」


魔物ハンターは古い日記を拾った

古くなっているので、少々黄ばんでいる


ブルマ娘「見せて見せて」

ブルマ娘「ふーむ」ペラペラ

ブルマ娘「...1ページしかないじゃん内容」

魔物ハンター「それはきっと月初めのやつだからだな」

魔物ハンター「あいつは月初めに日記を別のノートにするんだ」

魔物ハンター「とりあえず読むわ」
458 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/04(日) 09:12:22.59 ID:/iG5W3Gl0
下1>>日記の内容
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 09:27:36.40 ID:RSppxNtc0
化物についての考察
460 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/04(日) 17:00:50.59 ID:/iG5W3Gl0
〜日記〜

今日はきっと、忘れてはならない日になるだろう

砂の人形が街を襲ったのだ

奴らは何者なのか?

単なる魔導兵器でない事は分かる。一体一体が、押し潰されそうなくらいの怨念を持っていたからだ

おそらく、体に纏っているのも砂ではないだろう。強度が異常だし、砂質が乾いていない

砂漠では乾いていない砂などほぼ無いからである

奴らは、何に囚われているのだろう

ここからは、私の推測になる。
461 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/11(日) 09:55:51.09 ID:ZE134HL/0
奴らは、報われていない

慈悲もなく酷い仕打ちをうけ、救いを求めたのだろう

それでも報われない

もっと酷い目にあったかも知れないけど

それほどなければ破壊行為を行えない筈だ
462 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/18(日) 16:37:53.94 ID:EcppwbGy0
私は救いたい

その為に考えよう。考える時間がほしい

ただ考えるだけではいけない

失う事を知らなければ救済など出来ない

願わくば、破壊が救済でない事だ
463 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/18(日) 16:44:23.79 ID:EcppwbGy0
魔物ハンター「...」

ブルマ娘「幼馴染だけあって、似た所あるね」

ブルマ娘「残念な事に、悪い部分の話だけど」

魔物ハンター「なぁ、本当に幼馴染を連れ出すのは正解なのか?」

ブルマ娘「正解?うーん...哲学は哲学者にさせとけば良いんじゃない?」

魔物ハンター「...そうだな」
464 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/18(日) 16:51:21.98 ID:EcppwbGy0
暫く歩くと、開けた部屋に出た

荘厳な雰囲気ではあるものの、魔障があって感じ取れない

奥には大きな扉がある。四メートルはあろうかというレベルだ


ブルマ娘「ふむ、この先には」

魔物ハンター「ああ、居るだろうな。幼馴染」


一歩踏み出し扉との距離を詰めようとした瞬間

空間に穴が空き、黒龍が現れた


黒龍「ィィィィィィィィン!!!!」

魔物ハンター「だろうな」

ブルマ娘「!?」
465 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/18(日) 16:56:31.70 ID:EcppwbGy0
黒龍の特徴とは、異質であることだった

不自然な程黒く

『そこにいてはならない』という決定的な違和感がある


ブルマ娘「本当にこんなのに勝てるの?」

魔物ハンター「対策ぐらいあるさ。秘密兵器を使う!!」

ブルマ娘「最初から秘密兵器を出すの!?それ秘密なの!?」

魔物ハンター「知るかッ!!」ゴソゴソ


魔物ハンターはバッグに手を突っ込み何かを探している
466 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/18(日) 16:57:13.48 ID:EcppwbGy0
下1>>秘密兵器の正体
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/20(火) 21:37:54.31 ID:+hcWIChx0
超古代の戦闘機械
468 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/21(水) 22:19:19.51 ID:5GS6JYKS0
魔物ハンター「戦闘機械だ!!」ベシィ


しかし、それはどうみても固そうな縫いぐるみだった


ブルマ娘「間違えてないよね!?」

魔物ハンター「ああ、超古代に造られた伝説の機械さ」

黒龍「ン"ヴヴヴヴヴ!!!」ゴッ


爆発的な火力の火炎球だ


魔物ハンター「俺達を守れ!機械よ!!」
469 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/23(金) 20:57:36.85 ID:IpXt+2GZ0
戦闘機械「チュイー!チュチュン!!」


ラジオのチューニング音の様な音だ

そしてその瞬間、遺跡が歪み、遺跡の壁がせり出した

せり出した壁に阻まれ火炎球は標的に届くことは無かった


魔物ハンター「くくく、これぞ完全防衛!」
470 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/23(金) 21:17:23.19 ID:IpXt+2GZ0
魔物ハンター「安全が暫く確保された所で、質問です」

魔物ハンター「お前の能力で黒龍を従えるか、このまま殺すか」

ブルマ娘「黒龍に執着とか無いの?」

魔物ハンター「無い!!」

ブルマ娘「うーん...じゃあ」
471 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/23(金) 21:20:09.17 ID:IpXt+2GZ0
下1>>黒龍を従えるか、殺すか
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 21:44:26.02 ID:0/kr36GZO
従える
473 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/24(土) 17:57:41.19 ID:ralSimOu0
ブルマ娘「便利そうだし、従えたいな」

魔物ハンター「任せろ。だがとにかく弱らせるのが先決だ」

ブルマ娘「どうやって?」

魔物ハンター「普通龍を弱らせる時どうする?」

ブルマ娘「剣で攻撃するとか」
474 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/24(土) 18:16:58.15 ID:ralSimOu0
魔物ハンター「普通そうだろうな!しかし、こいつらに関しては違う!!」

魔物ハンター「精々もがけよ黒龍...!」

魔物ハンター「発射!!」

戦闘機械「ガーッ...ザザザザッ...!」ゴゴゴゴゴ


戦闘機械は光線を発射しようとしている


黒龍「ン"ン"ン"ン"ン"ン"ン"ン"ン"...」


黒龍は壁をどかそうともがいている


戦闘機械「ガチリッ!シュウウウウ!」シュイイイイイイイイン!!


極彩色の光線が放たれる

あまりの眩しさに壁をも光が貫通し、周りが見えない
475 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/29(木) 18:14:05.42 ID:wr/IXqDH0
再び目を開けると、黒龍が横たわっていた

ブルマ娘はただ驚いている

魔物ハンターは威力よりも、破壊されない遺跡の壁に驚いている


ブルマ娘「ぁ....え?」

魔物ハンター「ほら、早くアイツに触れろ。黒龍の心は遠くからでは抉じ開けられん」
476 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/30(金) 09:03:06.02 ID:SlLh7Wzy0
ブルマ娘は黒龍に右手を触れる

今までに感じた事のない感覚だ

制服感と被制服感の入り交じる異様な感覚

気付いた頃に、右手は黒く変色して、動かなくなってしまった


ブルマ娘「....!?」

魔物ハンター「それが代償だろう」

ブルマ娘「代償...?」

魔物ハンター「ああ、お前も選択した事だが、いずれにせよ代償無しでは突破出来ない戦いだった」

ブルマ娘「...ッ!!何であんたそんな他人事みたいに___」ガシ


またも胸ぐらを掴もうとした時の事だ。ブルマ娘は違和感に気付く
477 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/30(金) 21:42:09.79 ID:SlLh7Wzy0
ブルマ娘「...」

魔物ハンター「おい、どうした?」

ブルマ娘「あなた、まさか...」


ブルマ娘は、魔物ハンターの胸部が異様な程硬くなっていると気付く


魔物ハンター「俺がここまで言ったのに、何も代償を払っていないと思うかい?」

ブルマ娘「成る程。異様に高性能な人形を使役できる訳だ」

魔物ハンター「はは、悲しいね。寝る前にもうストレッチできない」
478 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/30(金) 21:50:07.36 ID:SlLh7Wzy0
ブルマ娘「幼馴染は、そんなあんたを見て喜ぶ?」

魔物ハンター「...いいんだ、唯一の方法を取ったまで」

ブルマ娘「そ...そんな...」

魔物ハンター「さあ、行こうじゃないか。この先にいるはずだ」


魔物ハンターは扉に手をかけ、進もうとする

果たして、彼の幼馴染は何を失ったのか?

彼は幼馴染みを救い出してどうするつもりなのか?

真実が今、暴かれようとしている___
479 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/03/30(金) 21:54:36.98 ID:SlLh7Wzy0
下1>>魔物ハンターの幼馴染が秘術で失った『大切なもの』
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/30(金) 22:03:29.78 ID:6edFQVRI0
魔物ハンターとの記憶とか?
安価下で
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 15:17:54.15 ID:iycDIAvJ0
記憶
482 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/04/01(日) 08:29:19.51 ID:G05/acPb0
〜座敷牢〜

幼馴染はそこに居た

確かにブルマ娘に似ている

服装こそ普通な雰囲気だが


魔物ハンター「...」ギィィィィィィ

ブルマ娘「...」

魔物ハンター「よう」

幼馴染「...誰です?」

魔物ハンター「ふふっ」


魔物ハンターは哀しげに笑う
483 : ◆7M0syXftfg [saga]:2018/04/01(日) 08:45:24.38 ID:G05/acPb0
幼馴染「ごめんなさい、記憶が無くて...」

幼馴染「でも、ここから出てはならない、とは覚えている」

幼馴染「私が死んだら術が反転して滅ぶと」

幼馴染「しかし、術とは?滅ぶとは?思い出せないのです」

魔物ハンター「そうか...」

魔物ハンター「俺は黒龍を殺した」

幼馴染「!!」

幼馴染「私の友達が...」
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