河嶋桃「西住!お前がどこかに転校しろ!!」西住みほ「……え?」

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31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 22:23:48.10 ID:1v1aLXDJo
>>30
訂正

愛里寿「下手なことをいって、自体をより混乱させることもある。だから、こうして隣にいる」

愛里寿「下手なことをいって、事態をより混乱させることもある。だから、こうして隣にいる」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 22:29:41.36 ID:i6J6YumU0
慌てふためく桃ちゃんかわいい
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:32:29.05 ID:1v1aLXDJo
桃「私は西住に言ってはならないことを、言ってしまった」

愛里寿「……」

桃「島田、お前が大洗に転校することをやめて、私は焦った。より大洗が強くなるチャンスだったのに……と」

桃「それでつい口にでてしまった。お前がどこかに転校しろ、と」

愛里寿「……」

桃「西住は黒森峰から大洗に転校してきた。戦車道をやめたくて、大洗にきたんだ」

桃「それを知っていて、私たちは西住を戦車道に引きずり込んだ。嫌がっているのも分かっていた。それでも戦車に乗せた。私たちの故郷を、思い出を守るために」

愛里寿「知らない場所なのに西住さんはあんなに必死なっていたのか」

桃「そうだ!! 西住にとって大洗は縁も所縁もない場所だ!! 見捨てたっていいはずだった!! 無視されてもこちらは文句など言えるはずがなかった!!」

桃「けど、西住は隊長として、やってくれたんだ。大切な友達と、もう一つの故郷だから、と。大きなプレッシャーもあったはずなのに」

愛里寿「大学選抜のチームに無かったモノはそれかもしれないな」

桃「なのに……私は言ってしまったんだ……もうひとつの故郷からも……でていけと……」

愛里寿「……」

桃「わたしは……わたしは……」

愛里寿「酷すぎる」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 22:34:30.22 ID:BkoMZwWDO
ですよねー
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:37:25.08 ID:1v1aLXDJo
桃「わ、わかってる。だから、こうして――」

愛里寿「貴方も酷いが、西住さんも酷い」

桃「え……」

愛里寿「貴方が本気でそう言ったなんて分かっているはずだ。だから、謝罪があるまでは怒っていてもいい。しかし、謝罪はきちんと受け止めなければならない」

愛里寿「でなければ、次は貴方が壊れる」

桃「しまだ……?」

愛里寿「行こう」

桃「ど、どこへだ?」

愛里寿「西住さんのところだ」

桃「え……」

愛里寿「河嶋さんが追い込まれていることを知ってもらわないといけない」

桃「いや、まて。悪いのは……」

愛里寿「十分に反省している。私なら、もう許している」

桃「し……まだ……」

愛里寿「私は西住さんを叱る」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 22:39:56.31 ID:1v1aLXDJo
>>35

訂正

愛里寿「貴方が本気でそう言ったなんて分かっているはずだ。だから、謝罪があるまでは怒っていてもいい。しかし、謝罪はきちんと受け止めなければならない」

愛里寿「貴方が本気でそう言ってないなんて分かっているはずだ。だから、謝罪があるまでは怒っていてもいい。しかし、謝罪はきちんと受け止めなければならない」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:42:48.75 ID:1v1aLXDJo
大洗学園艦 寮

桃「島田……あの……ほんとうに……?」

愛里寿「……」

桃「悪いのは私で、西住に非はこれっぽっちもないぞ?」

愛里寿「……」

桃「島田……」

愛里寿「西住さんの部屋の前にボコグッズを置いたって言ってたけど……」

桃「え? ああ、そうだが?」

愛里寿「では、誰かが回収したか」

桃「なに? あ……ない……。西住か……?」

愛里寿「よし」ピンポーン

桃「しまだっ!? そんな急に……!?」

愛里寿「……西住さん、いるのはわかっている。出てきてほしい」

みほ『ありす……ちゃん……?』

愛里寿「うん」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:45:10.63 ID:1v1aLXDJo
みほの部屋

みほ「どうぞ……」

愛里寿「お邪魔します」

桃「……」

みほ「あ、どうぞ」

桃「あ、ああ……お邪魔する……」

みほ「……」

愛里寿「みほさん」

みほ「は、はい」

愛里寿「何か言うことは」

みほ「へ?」

愛里寿「……」

みほ「えっと……?」

桃「やめてくれ、島田」

愛里寿「やめない」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:49:37.25 ID:1v1aLXDJo
桃「しかしだな……」

愛里寿「河嶋さんはとても反省している。失言の内容はあまりにも酷いし、擁護できるものでもない」

愛里寿「人として最低の部類だし、このまま大洗を追放されても仕方ないと思う」

桃「うぅ……」

愛里寿「でも、反省し、謝った。それは認めてあげるべき」

みほ「……」

桃「しまだ……」

愛里寿「みほさんっ」

みほ「えっと……あの……もしかして……昨日の転校しろって……発言のことですか……?」

桃「そ、そうだ……」

みほ「あの……ええと……特に気にしては……」

愛里寿「嘘だ。だったらどうして無断で欠席した?」

みほ「そのことは明日、みんなに謝った上で説明しようと思ってたんだけど」

桃「な、なに?」

みほ「実は……お姉ちゃんが遠いところにいくことになったみたいで……それで……ちょっとショックで……ボコのDVDを全話みて、気分を落ち着かせようとおもったんですけど……」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:53:03.81 ID:1v1aLXDJo
愛里寿「まほさんが?」

みほ「留学することになったって、昨日の夜、連絡をもらって」

みほ「もうしばらくは会えないなぁって思うと、寂しくなっちゃって……」

愛里寿「それでボコに元気をもらおうと?」

みほ「う、うん」

愛里寿「……わかるっ」

みほ「だよねっ!」

桃「わからん!!」

みほ「えぇ!?」

愛里寿「何故だ!?」

桃「西住!! 怒っていたんじゃないのか!?」

みほ「お、怒ってません!」

桃「気にしていたんじゃないのか!?」

みほ「確かにちょっとだけショックでしたけど、そのあとのお姉ちゃんからの連絡のほうがショックで……」

桃「……だったら、今日のわたしはなにをしていたんだぁ……」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:58:55.03 ID:1v1aLXDJo
みほ「ごめんなさい。午前中、みなさんが心配して電話をかけてきてくれているのはわかっていたんですけど……どうしても、話すと泣いてしまいそうだったので……」

桃「気持ちはわかるが、メールなりなんなり、説明してくれ……」

みほ「本当にすみません。反省します」

桃「はぁ……ぁぁ……」

みほ「あのぉ……」

桃「うわぁぁぁん!!」

みほ「えぇぇ!? か、河嶋先輩!?」

愛里寿「あぁ……またか……」

桃「うわぁぁぁん」

みほ「あぁ、ど、どうしよう……」

愛里寿「みほさん。ボコだ。ボコの後ろに隠れよう」

みほ「あ、うん! ボコボコ作戦です!」

愛里寿「よう! オイラ、ボコだぜっ!」

みほ「ボコがきたから安心だぜっ!」

桃「うわぁぁぁん!!!」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:03:55.30 ID:1v1aLXDJo
桃「ひっく……えぐっ……うぅ……」

みほ「すみません……」

桃「いい……んだ……もとはと……いえば……わたしが……わるくて……」

みほ「いえ……」

愛里寿「ボコだぜっ」ヒョコッ

桃「しまだ……もういいから……」

愛里寿「そうか」

桃「う……くっ……それで……?」

みほ「は、はい?」

桃「おま、えの……きもちの……せい、りは……ついたのか……?」

みほ「あ、はい。寂しいですけど、河嶋先輩も含めて、みなさんがいるので」

みほ「さっき、お姉ちゃんから電話がきて怒られました。遠くの私より、近くの者を頼れって」

桃「に、しずみ……」

みほ「河嶋先輩。大変、ご迷惑をおかけしました。私、これからも隊長、がんばります!」

桃「すま、ない……ありがとう……にしずみ……」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:08:58.30 ID:1v1aLXDJo
桃「いちじは……どうなるかと……ふあんで……ふあんで……」

みほ「そんなにですか……。私、酷いことを……」

桃「また……さいあく……おおあらいが……はいこうになってしまうかもしれないって……」

桃「そうなったらわたしの……せいで……」

愛里寿「まずい」

桃「わたし……の……うぐっ……」

みほ「やってやるやってやるやーってやるぜー!」

愛里寿「いーやなあーいつをぼーこぼこにー!」

桃「うぅ……」

みほ「これじゃないみたい!」

愛里寿「わかった。あのボコパジャマは?」

みほ「これ!」バッ

愛里寿「ありがとう」ゴソゴソ

愛里寿「――オイラ、ボコだぜっ!」

桃「……ありがとう……かわいい……ぐすっ……」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:11:24.36 ID:1v1aLXDJo
みほ「今日は泊まっていってください。愛里寿ちゃんも」

愛里寿「うんっ」

桃「すまない……後輩たちにわたしは……」

みほ「いえいえ! そんなの関係ないですか!」

愛里寿「河嶋さんは真ん中にして、三人で寝よう」

みほ「狭いような」

愛里寿「なんとかなる」

桃「わ、私は床でいい!」

みほ「そんなことできません」

愛里寿「うん」

桃「だ、だが……」

みほ「ほら、こっちに」

愛里寿「河嶋さん」

桃「……それじゃあ、お言葉にあまえて」

みほ「電気、消しますね」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/20(水) 23:11:38.80 ID:BM0NaqXYO
(何故か桃ちゃんに同情出来ないなんて言えない…)
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:14:50.48 ID:1v1aLXDJo
桃「うぅん……」

みほ「やっぱり狭かったね」

愛里寿「みほさん、落ちない?」

みほ「それは大丈夫」

桃(今日散々な日だったな……。明日、会長や柚子ちゃんにどう説明しよう……)

桃「ああ、そういえば西住? 玄関先に置いたボコグッズはどうした?」

みほ「はい? なんのことですか?」

桃「え?」

みほ「私、今日は愛里寿ちゃんに呼ばれるまでドアの外には出ていませんけど」

桃「バカな……」

愛里寿「きっと疲れていたんだろう」

みほ「河嶋先輩。今はゆっくり休んでください」

桃「私は正気だ!!!」

愛里寿「よしよし」ナデナデ

桃「頭をなでるなー!!!!」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:19:23.24 ID:1v1aLXDJo
大洗女子学園 生徒会室

杏「そっか。ごめんねぇ」

まほ『いや、構わない。まさかそんな事態になっているとは思わなかった。こちらも連絡をくれたことに感謝している』

杏「こっちもお姉さんに連絡してみてよかったよ」

まほ『しかし、どうして河嶋さんの失言が直接の原因でないと?』

杏「誰かが言ってたんだよね。自分の知ってる隊長は、謝っている人を無視しないんじゃないかって」

まほ『それで私に聞いたわけか』

杏「お姉さんなら何か知ってるだろうって思ったしね。けど、留学とはねぇ」

まほ『その誰かとは、自分のことか?』

杏「さぁ、どうだろうねぇ」

まほ『ふっ……』

杏「夜分遅くにごめんね」

まほ『また何かあれば連絡をくれ。できる限りのことはする』

杏「どうして?」

まほ『そこがみほの居場所だから』
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:23:41.99 ID:1v1aLXDJo
翌日

愛里寿「それじゃあ、私はここで」

桃「すまない、島田。多大な迷惑をかけてしまった」

みほ「ごめんね」

愛里寿「いいんだ。それじゃあ、次は無限軌道杯で」

みほ「え?」

桃「――行ってしまったな」

みほ「はいっ」

桃「我々も登校するか」

みほ「そうですね」

桃「あ、改めて、西住」

みほ「はい?」

桃「お前には本当に、本当に心から……」

みほ「言わなくてもいいですよ。もう河嶋先輩からは何度も聞きましたから。十分に伝わっています」

桃「……ありがとう」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:26:02.09 ID:1v1aLXDJo
大洗女子学園

優花里「にしずみどのー!!!」ギュゥゥ

みほ「わわっ!」

優花里「心配したんですよぉ!?」

みほ「ごめんなさい」

沙織「みっぽりーん!!!」ギュゥゥ

みほ「きゃぁ!?」

沙織「わたしだって心配したんだからぁ!!」

みほ「ごめんね!」

華「みほさん。連絡はください」

みほ「はい、すみません」

麻子「家族と離れるんだ。寂しいと思っても仕方ない」

みほ「麻子さん……」

麻子「だが、無断欠席は重罪だ」

沙織「常習犯の麻子が言わないでっ」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:30:16.77 ID:1v1aLXDJo
梓「西住せんぱーい!!!」

優季「わぁい! 西住せんぱいだぁ!」

典子「体は大丈夫ですかー!!!」

カエサル「もう動けるのか!?」

みどり子「何があったのか説明してよね!!」

ナカジマ「それは知りたいよねぇ」

ねこにゃー「ボクもききたいなぁ」

みほ「はいっ。実は――」


柚子「よかったぁ」

杏「結局、河嶋の早とちりだったわけだな」

桃「違います。あれでいいんです。私の失言は責められて当然ですから」

杏「そう?」

桃「それにしても私が購入した大量のボコグッズ……どこにいったんだ……」

柚子「ふふっ」

桃「何故、笑う?」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:36:06.40 ID:1v1aLXDJo
島田家

千代「……もしもし、愛里寿?」

愛里寿『はい、お母様』

千代「この大量のボコグッズは?」

愛里寿『部屋に置けない分をお送りしました』

千代「そう……。それはいいとして、大洗の学園艦から直送のものもあるけれど」

愛里寿『大洗の会長から買い取ったものです。連絡があったので買い取ってほしいと』

千代「どうして買い取ったの?」

愛里寿『金欠で可哀想な子がいるから救ってほしいと言われました』

千代「それは貴女が救わなければならない人だった?」

愛里寿『はい』

千代「なら、結構。また連絡するわ、愛里寿」

愛里寿『はい』

千代「……さて」

千代「どこに飾ろうかしら」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:42:12.81 ID:1v1aLXDJo
大洗女子学園 生徒会室

柚子「島田さんのところにお礼の品を送っておきますね」

杏「うん。よろしくぅ。たっかい買い物してくれたし、良い物おくっておいてねぇ。私のポケットマネーで」

柚子「どうしようかなぁ……」

杏「さぁて、そろそろ仕事するかぁー」

みほ「仕事!?」

沙織「するんですか!?」

杏「するよぉー。生徒会選挙も控えてるしなぁ」

柚子「忙しくなりますねー」

桃「会長!! 次期会長候補が見つかりません!! 誰も手を挙げてくれません!!」

杏「ま、だろうねぇ。なら、私としてはぁ……西住ちゃん……」

みほ「わたしですかぁ!?」

杏「ま、選挙次第だねぇ。とはいえ、隊長と会長を両方やるのも酷かぁ。私としても西住ちゃん以外がいいかな」

華「あのぉ。わたくしでよければ……」

優花里「だったら、私も補佐として立候補します」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:48:06.83 ID:1v1aLXDJo
数ヶ月後 大洗女子学園 生徒会室

杏「いやぁ、悪いねぇ。河嶋のために」

桃「誠にすまない!!」

優花里「いえいえ。何を仰います」

沙織「そうですよぉ。無限軌道杯に河嶋先輩が隊長として出場して、AO入試で合格しましょう! うん!」

華「わたくしたち、がんばります」

麻子「任せてくれ」

桃「ありがとう……」

みほ「河嶋先輩」

桃「西住……。あんなことがあったのに……わたしを……その……」

みほ「河嶋先輩。今はもう貴方が隊長です。しっかり、みんなを導いてあげてください」

桃「わ、わたしが……た、いちょう……!!」

みほ「はい」

桃「あ、ああ。やるぞ……!! みんなが私のためにやってくれるのなら……!!」

みほ「……それじゃあ、軽く練習しておきましょうか」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:51:59.22 ID:1v1aLXDJo
みほ「この戦況ならどういう指示を出しますか?」

桃「ええとだな……。まず全車輌で……」

みほ「ここを見てください」バンッ

桃「ひっ」ビクッ

みほ「川があります。ここへ回り込めば相手の背後につけます」

桃「そ、そうか。で、では、そこへ全車輌をいどう……」

みほ「ここに敵車輌がいます」バンッ!!!

桃「ひぃ」ビクッ

みほ「相手がこちらの動きに気が付いたらどうするんですか?」

桃「そ、それなら……アヒルさんチームを偵察に……?」

みほ「一輌だけですか?」

桃「あ、ああ!! れ、れおぽんちーむもていさつにだそう!!」

みほ「はい。良い作戦だと思います」ニッコリ


沙織「みぽりん、こわくない?」

優花里「こわいですね」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:58:06.79 ID:1v1aLXDJo
みほ「――今の作戦では敵に見つかってしまう確率が上がってしまいますけど」

桃「で、でも……」

みほ「……はい?」

桃「あ、ああ、そうだな……これは悪手だ……」

みほ「ですよね」


柚子「桃ちゃん……」

杏「西住ちゃん、やっぱり思うところはあったんだろうねぇ」

沙織「ま、まぁ、転校しろ!はねぇ」

麻子「西住さんにとっては一番言われたくない言葉だろうしな」

華「アクティブなみほさんも素敵ですわ」

優花里「河嶋殿……今は耐えてください……」


みほ「では、このときに狙われたらどうするつもりなんですか? どう逃げるんですか?」

桃「ええと……あの……」

みほ「迷わないでください、河嶋隊長」

桃「う……ごめんなさぁい……もう……ゆるしてぇぇ……」


おしまい。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 01:14:32.70 ID:bfbcs3pxO
乙。あのセリフにはドン引きだったけど、まぁ桃ちゃんだしなぁ
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 14:28:02.63 ID:odMYvt31o
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 03:21:49.75 ID:7gt+HfCfo
乙ー
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