ダージリン「ローズヒップを弄り倒す」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/18(月) 09:19:17.50 ID:9T+3LBOIO
・ガルパンssスレ

・安価、コンマ要素あり

・主にダージリン(その他も)が色々なイタズラを通してローズヒップを弄ったり愛でたりするスレ

・あまりのグロ、狂気安価はスルーで下の場合があります、ご了承ください

・諸事情によりエタったもののリニューアル完結(目指す)版、基本的には初見でも大丈夫ですが、一部の独自設定は引き継ぎます。(ルクリリとバレー部、エリカの大敗など)

最終章公開記念と前スレの供養も兼ねて。遅筆に重ねて久々で感を取り戻せず遅くなりがちですがゆっくり進めていきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513556357
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/18(月) 09:20:02.16 ID:9T+3LBOIO

〜〜聖グロリアーナ女学院 紅茶の園〜〜

ダージリン「此処から見る景色はいつも変わらないわね、アッサム」カチャッ ズズーッ

アッサム「…そうですね、ダージリン」

ダージリン「私はね、この聖グロリアーナの学園艦を一望できるこの景色が何よりも大好きなの」

アッサム「はぁ…そうだったんですか」

ダージリン「あら、貴女に話したこと無かったかしら?」

アッサム「…そんなこと三年間一緒で始めて聞きましたわ」

ダージリン「ふふ…とにかく、此処で紅茶を嗜む時だけは、私が私らしく居られる…そんな気分になれるのよ」ニコッ

アッサム「そうですか」

ダージリン「えぇ…」



アッサム「………」

ダージリン「………」



アッサム「…黄昏れるのも良いですけど、ちゃんと仕事してくださいね?」

アッサム「数ヶ月分の仕事が溜まりに溜まって山積みなんですから」ハァ

ダージリン「…アッサム、こんな言葉を知って──」

アッサム「知りませんからさっさと仕事をしてください」

ダージリン「ちゃんと後でやるから、ローズヒップに一つイタズラしても──」

アッサム「終わるまでは此処から一歩も出しませんから」

ダージリン「せ、せめて一目ローズヒップに──」

アッサム「会わせませんっ!さっさと仕事してください!」

ダージリン「…はい」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 09:21:07.50 ID:9T+3LBOIO

──数時間後

ダージリン「ふぅ…これで最後かしら」ピラッ

アッサム「えぇ、全て完了ですダージリン。お疲れ様でした」

オレンジペコ「後はこちらで調整しておきますね」

ダージリン「お願いするわ…んんっ、久々に仕事をすると肩が凝るわね…」ノビーッ

アッサム「まったく…次回から気を付けてくださいね?溜め込んだ仕事は不意に無くなったりしない、ただ蓄積して枷になるだけなんですから」

ダージリン「あら、それは誰の格言かしら?」

アッサム「自前です。茶化さないでください」


オレンジペコ(…何だかんだ言いながら大量の資料の山を数時間で処理するこの二人は規格外ですよね…私も見習わないと)


ダージリン「さて、日も暮れてきたし今日は解散なのだけれど…」

アッサム「…?」

オレンジペコ「??」

ダージリン「久々だし改めて…ローズヒップに↓1をするわ!」

アッサム「そこはやっぱり変わらないんですね…」ハァ

オレンジペコ「もはや様式美ですね」クスッ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 10:03:10.05 ID:z6QJ5ON6O
季節はずれの肝試し
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 10:29:35.66 ID:NJThaMGE0
オレンジペコ「肝試し、ですか…?」

ダージリン「えぇ、そうよ?ローズヒップの怖がる姿が見たいのよ!」

アッサム「以前散々怖がらせたばかりじゃないですか」

ダージリン「それはそれ、これはこれよ。ローズヒップのびっくりする顔が目に浮かぶわ…」フフフ

アッサム「はぁ…程々にしてくださいね」

アッサム(無理だと思うけど)

ダージリン「ふふ、任せなさい。場所は…そうね、この校舎なんてどうかしら?」

アッサム「夜は忍道の生徒とサバゲ同好会が利用許可を申請してますから、人だらけですね」

ダージリン「じゃぁ…薄暗い学園艦の艦内とか良いんじゃない?」

アッサム「今日は配電系の定期点検で居住区以外艦内全域点灯しっぱなしです」

ダージリン「うっ…じゃ、じゃぁ私たちが一年の頃噂してた開かずの洋館でも──」

アッサム「あそこは元々ただの借家で、今は人が住んでます」

ダージリン「 」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 10:43:53.31 ID:NJThaMGE0

アッサム「…だいたい、元々が船の舗装された学園艦の中にそんなスポットあるわけないじゃないですか。裏の山道ですら夜煌々と明かりが点いてるんですよ?」

ダージリン「絶望的につまらないわねこの艦…」

アッサム「そういうものですよ、というか艦に不備が無いように完璧に整備しているのは貴女の手腕ですよダージリン?」

ダージリン「憎い…デキる女の自分が憎いわ…」

アッサム「はいはい、そういうの良いですから…もう良いじゃないですか、裏山の山道で。灯りは点いてますけど、少なくとも二人きりでゆっくり散歩は出来ますよ?」

ダージリン「それは素敵だけど…そうじゃないのよぉ…ローズヒップが涙目で私の腕にしがみ付く姿が見たいのよぉ…」

アッサム「………」ピキッ

オレンジペコ(あ、アッサム様の額に青筋が見える気がします…)

オレンジペコ「あ、あーっ!肝試しなら良い方法がありますよ!」

アッサム「えっ?」

ダージリン「!ふふっ、流石オレンジペコね、どういったものか教えて頂戴?」

オレンジペコ「えぇ、今一年生の間で評判なんですけど…↓1とかは暗くておっかないって夏は肝試しの名所になってましたよ?」

肝試しに最適な場所とは?
1.森の中の教会
2.旧校舎
3.備蓄庫の奥の廃材置き場
4.その他何でも(アッサムが却下した所でも可)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 11:42:44.57 ID:rfWDvSZSO
3
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 12:47:44.92 ID:NJThaMGE0
オレンジペコ「船頭の工業区にある廃材置き場、戦車や船の廃材を溜めて寄港した際に陸の施設でリサイクルする為に置いてある場所があるんですけど…」

オレンジペコ「そこで作業してた船舶科の子達が、何度か音や声を聞いてるらしいんです」

アッサム「それで肝試しのスポットになっている、と…」

オレンジペコ「はい、灯りもありませんから真っ暗で雰囲気出るんですけど、廃材の間はちゃんと整備通路になって舗装されてて安全ですし、遮蔽物も多いですから脅かしやすいって評判なんですよ」

ダージリン「ふむ…そこまでお膳立てが揃っているなら、そこを使わない手はないわね」

ダージリン「それじゃぁ場所はそこに決定ね。後は任せたわアッサム」

アッサム「…分かりました、とりあえず噂の真相を確かめるという程で先生方には許可を取っておきますね」

ダージリン「ふふっ、お願いね♪」

アッサム「はぁ…」


オレンジペコ(アッサム様、苦労してるなぁ…)
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 13:12:13.84 ID:NJThaMGE0
〜〜PM9:00,廃材置き場入り口〜〜

ダージリン(私服)「さ、てと…すっかり暗くなったわね…」

ダージリン「ふふ、灯りは皆無だから懐中電灯を持ってきて正解だったわ」

ダージリン「…それにしても、今日は冷えるわね…っふう…寒い…ローズヒップ、早く来ないかしら…」ブルブル


???「ダージリンさまぁーっ!」

ダージリン「!こっちよローズヒップ!」


タッタッタッダダダダッ



ローズヒップ(私服)「おっまたせしましたー!ローズヒップ到着しましてですわっ!」

ダージリン「ふふ、こんばんはローズヒップ。夜中でも貴女は元気ね」ニコッ

ダージリン「…それにしても急に呼び出してごめんなさいね、こんな些事のために呼び出して…」

ローズヒップ「モーマンタイですわダージリンさまっ!わたくし、ダージリン様の為なら例え火の中水の中っ!」

ローズヒップ「24時間いつでもオールオッケーですわーっ!」

ダージリン「あらあら、それは頼もしいわね」ナデナデ

ローズヒップ「ぅん…えへへ、ダージリン様の手、あったかくて大好きです…♪」

ダージリン「」ズキューン
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 13:13:14.88 ID:NJThaMGE0
ローズヒップ「…それで、今日はどんなお仕事であらせられますですの?」

ダージリン「…はっ!いけないいけない…ローズヒップは廃材置き場でお化けが出るって噂、聞いたことないかしら?」

ローズヒップ「あー…確かヴァニラ辺りが夏辺りに話してたよーな…してないよーな…」

ダージリン「ん…まぁその幽霊騒ぎの真相を確かめて、私たちで対処して夜も安心出来る学園艦を目指そうっていうのが今日の趣旨になるの」

ローズヒップ「なるほど…流石ダージリン様ですわっ!」

ダージリン「ふふっ、ありがとうローズヒップ」

ダージリン「…それじゃぁ、とりあえず整備用通路を一週して確認しましょうか。懐中電灯は持って来ていて?」

ローズヒップ「もちろんですわーっ!」

ダージリン「それじゃ、行きましょうか」


ギギギギギ… バタン


怖がりコンマ
00〜99で数値が低いほど怖がり、高いほど余裕
↓1 ダージリンの数値
↓2 ローズヒップの数値
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 13:16:05.03 ID:nZ4yK+oo0
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 13:16:16.34 ID:89VoFjP1o
はい
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 14:03:30.44 ID:NJThaMGE0
コツ コツ コツ コツ コツ…


ローズヒップ「………」

ダージリン「………」ガクガクガクガク

ローズヒップ「…………」

ダージリン「ひっ…っ……」ブルブルブルブル

ローズヒップ「あの…だ、ダージリンさま?」

ダージリン「なっ、なななな何かしらっ?」ギューッ

ローズヒップ「えっと…ダージリン様と腕を組んで歩けるのは、とっても光栄なのですけど…少し掴む力を緩めていただかないと…血流がお止まりあそばせてまして…」

ダージリン「ご、ごごごめんなさいねローズヒップ、今すぐ──」


ガララララッ

ローズヒップ「ひ───」

ダージリン「きゃぁぁぁっ!いや、いやぁぁっ!おばけ、おばけはだめぇぇっ!」ギギューッ

ローズヒップ「お、おお落ち着いてくださいましダージリンさまっ!」

ローズヒップ「だ、大丈夫ですわ!ただの、ただの猫さんですからっ」ライトペカー

猫「なぁーご」

ローズヒップ「ほっ…ほ、ほら!猫さん!バランスの悪い瓦礫に乗っかっちゃって、崩れただけですわっ!」

ダージリン「ひっぐ…ぅぇ…ろ、ローズヒップ…」

ローズヒップ「だ、ダージリンさま…あの、もし怖かったら引き返しても…」

ダージリン「っ…だ、ダメよ…ちゃんと監査はしなきゃ──」

猫「にゃーっ」

ダージリン「っひぅぅっ!大丈夫、大丈夫だからぁっ…!」

ローズヒップ「ほ、ホントですの…?それじゃぁ、ゆっくり立って…」

ダージリン「っ…ぐす…えぇ、ありがとうローズヒップ…」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 14:05:16.95 ID:NJThaMGE0
ローズヒップ(うぅ…まさかダージリン様がこんなに怖がりだったなんて…)

ローズヒップ(私も相当怖いですけれど、正直それどころではないですわ…)

ローズヒップ(…そうですわ!)


ローズヒップ「…だ、ダージリンさまっ!」

ダージリン「っ!…な、何かしら、ローズヒップ…?」グスッ

ローズヒップ「お、お歌を歌いながら回りましょう!」

ローズヒップ「きっと二人で楽しく歌えば、幽霊さんだって出てこない筈ですわーっ!」

ダージリン「っぐ…そう、ね…そうかも、ひれない…わ…」

ローズヒップ「それからっ、やっぱり私も怖いので手を繋ぎましょう!腕を掴むよりあったかくてきっとポカポカ良い気分になれますわーっ!」

ダージリン「っ…ふ…ローズヒップが、そう言うなら…」ギュッ

ローズヒップ「んっ!それでは出口へ向けて、パンツァーフォー!ですわーっ!」ギュッ

ダージリン「ローズヒップ…あ、ありがとう…っ」

ローズヒップ「怖いときはお互いさまですわっ!えーんたーえーんたーみっしょーん♪」

ダージリン「っ…ぷ、ふふ…」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 14:08:06.58 ID:1tbjL7ZnO
俺はこのスレを待ってたお帰り

踏んでたら↓
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 14:08:09.05 ID:nZ4yK+oo0
ダー様ェ…
安価なら下
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 14:13:57.59 ID:NJThaMGE0

〜〜あくる日の放課後 紅茶の園〜〜

ダージリン「…という事で、大成功だったわ」

アッサム「いや…これは誰がどう見ても大失敗だと思うのですが…」

ダージリン「少なくとも優しい気遣いの出来るローズヒップが見られたから大満足よ」

アッサム「…そうですか、それは良かったですね(棒)」

オレンジペコ「というかダージリン様、ジェ◯ソンや伽◯子のコスプレまでしたのにお化けはダメだったんですね…」

ダージリン「アレは正直手に取るのも嫌だったわ…」

アッサム「…ということは中身は…?」

ダージリン「見られる訳無いじゃない!」

アッサム「自信満々に言うことじゃ無いですよ!」


オレンジペコ「あはは…次は↓1なんてどうですか?」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 14:23:01.02 ID:nZ4yK+oo0
紅茶に大洗のハバネロクラブを混ぜる
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 15:06:24.79 ID:NJThaMGE0
ダージリン「なるほど…ハバネロクラブね」

アッサム「ハバネロ、クラブ…」

オレンジペコ「えぇ、ハバネロクラブです」

ダージリン「ハバネロクラブ…」

アッサム「ハバネロクラブ…」

オレンジペコ「ハバネロクラブ…」



ダージリン「ハバネロクラブ、って何?」


〜〜 大洗に確認中 〜〜


ダージリン「ラム酒にペッパーソース…激辛、ねぇ…」

アッサム「ラム酒のアルコール抜きはともかく、ペッパーソースを手に入れるのが困難ですね…どのようなソースが良いのでしょうか…」

ダージリン「そうねぇ…とりあえずペコはノンアルコールのラム酒を用意してちょうだい?」

オレンジペコ「かしこまりました、ダージリン様」パタン

ダージリン「…さて、ペッパーソースは…取り敢えず手近な辛いものを掻き集めてきましょう」

ダージリン「アッサム、家庭科室からそれっぽいものを見繕ってきて頂戴?」

アッサム「…どうなっても知りませんよ?」パタン



ダージリン「ふふっ…さて、楽しみだわ」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 15:06:59.17 ID:NJThaMGE0
ダージリン「アルコール抜きしたラム酒に…」

ダージリン「わさび、にんにく、山椒から抽出したエキスと…」ポトッ ポトッ

ダージリン「大量のブラックペッパー…一味唐辛子も入れましょう」サラサラサラ

ダージリン「デスソースと…ジョロキアのペーストを隠し味に…っと」



ダージリン「(多分)完成よ!ハバネロクラブ!」


アッサム(違う…!絶対違う…!)

オレンジペコ(辛さはともかくビジュアル的に本家よりアウトです…っ!)

ダージリン「ふーむ、中々背徳的なものが出来たわね…」

アッサム「あの、ダージリン…その大学生の悪ノリの化身みたいなのを、ローズヒップに飲ませるんですか…?」

ダージリン「安価は絶対だもの、もちろんじゃない」

オレンジペコ(ローズヒップさん…生きて、生きてくださいっ…!)



※実は最終章未見だったりします。コレジャナイ感があったらすみません…。
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 15:07:32.13 ID:NJThaMGE0
ダージリン「さて、と…それじゃぁ呼んでみましょうか…ローズヒップ!」


シーン


オレンジペコ「…いや、犬じゃないんですから流石にきませんよ…」

アッサム「だいたい、学内のどこかに居るローズヒップにそんな声で届く訳が…」


バタバタバタバタバタバタ


バターン


ローズヒップ「お呼びでございますか、ダージリンさまっ!」

ダージリン「ふふっ、よく来たわねローズヒップ、流石聖グロ一の駿足の名は伊達じゃないわね」

ローズヒップ「お呼ばれされれば即登場、ですわーっ!」

ダージリン「でも淑女たるもの優雅でお淑やかに入ってこなければダメよ?扉の前からやり直してらっしゃい?」

ローズヒップ「りょーかいですわーっ!」バターン

アッサム(犬だ…)

オレンジペコ(犬っぽい…)

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 15:20:34.93 ID:NJThaMGE0

と、いう訳で取り敢えずここまで。続きは多分明日です。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 15:44:27.32 ID:z6QJ5ON6O
おつ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 08:37:41.36 ID:fE5PI7hD0
〜〜〜〜〜〜〜〜

ダージリン「…さて、それじゃぁ今日も始めましょうか、オレンジペコ?紅茶の準備をして頂戴?」

オレンジペコ「かしこまりました、ダージリンさま」

ローズヒップ「あっ、私もお手伝いいたしますわーっ!」

ダージリン「ローズヒップ、貴女は座ってゆっくりお待ちなさい?」

ローズヒップ「???でも、いつも二人で準備をしていますのよ?」

ダージリン「今日はペコが一人で用意したお茶が飲みたい気分なのよ」

ローズヒップ「そう…なんですの…ダージリンさまがそうおっしゃるのなら…」シュン

アッサム(あ、ちょっと表情が曇ったわね…)

ダージリン「…こ、今度はローズヒップにも一人で用意してもらおうかしら」

ローズヒップ「!お任せくださいまし、ダージリンさまっ!その時は誠心誠意、完璧なお紅茶を淹れて差し上げますわーっ!」

アッサム(と、思ったら今度は見事な晴れ模様…ローズヒップにはこちらの方が似合いますね)クスッ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 08:51:02.42 ID:fE5PI7hD0

オレンジペコ「お話中失礼します、紅茶の準備が整いました」

ダージリン「あら、どうもありがとうオレンジペコ」

オレンジペコ「はい、ダージリン様とアッサム様は此方のカップで…」

オレンジペコ「………」チラッ

ダージリン「………」コクッ

アッサム(意味深に目配せして…ダージリンもノリノリね…)

ローズヒップ「…………」ソワソワ

オレンジペコ「此方が、ローズヒップさんの分ですね」

ローズヒップ「ありがとうございます、オレンジペコさん!」

アッサム(ローズヒップの紅茶だけ、心なしかくすんでる様に見えるわね…ローズヒップ大丈夫なのかしら…?)

ダージリン「…さ、ではそろそろいただきましょうか?」カチャ

ローズヒップ「はいっ、ダージリンさまっ!オレンジペコさん、いただきますですわーっ!」ズズーッ

三人((((の、飲んだ…っ!)))

ローズヒップの反応↓2
※ダージリン製ハバネロクラブのため、辛い以外の反応でも自由に安価、ただし安価のコンマ40以下で普通に激辛の対応をします。
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 08:54:27.77 ID:fE5PI7hD0
昨日は頭痛で更新できませんでした、申し訳ございません…。朝はとりあえずこの安価だけ飛ばして、夜また更新致します。遅筆ゆっくり更新安価多めですが、ご容赦ください。
安価下
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 09:31:25.84 ID:DddCzIdHO
あまりの辛さに盛大に吹き出してダー様のお顔にぶっかける
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 09:31:34.47 ID:9bHKCvd/0
気絶
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 21:10:00.70 ID:YZHRzeCx0
ローズヒップ「〜〜♪」ズズーッ

ローズヒップ「……?…???」ハテ?

ローズヒップ「……………」ゴゴゴゴ



ローズヒップ「ぶぅぅぅぅっ!!」

ダージリン「 」ビッチャァァ

アッサム「!?」

オレンジペコ「!!?」



ローズヒップ「からっ、からっ、ひぃぃぃっ!」ジタバタ ジタバタ

オレンジペコ「ろ、ローズヒップさん!落ち着いて!」

ダージリン「…………」プルプル プルプル

ローズヒップ「からっ、からひ!みずっ、みずぅぅっ!」

アッサム「ろ、ローズヒップ!み、水はこっちよ!」

ローズヒップ「!っ、んぐっんぐっ…」ゴクッゴクッ

ローズヒップ「っぷはぁぁっ!な、なんですの!?今日のお紅茶は激辛ですわっ!」

オレンジペコ(涙目なのは何時もと違って新鮮ですけど、袖口で口を拭う姿はローズヒップさんらしいですね…)

ローズヒップ「はぁ…はぁ…一瞬お三途の川がお見えになりましたですのよ!」

アッサム「か、辛さと焦りでいつもより言葉遣いがヘンになってるわよ、ローズヒップ…」

ローズヒップ「うぅ…まだ口の中がヒリヒリしますわぁ…」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 21:11:35.40 ID:YZHRzeCx0
オレンジペコ「ご、ごめんなさいローズヒップさん、私がどうやら間違えて淹れちゃったみたいで…」

ローズヒップ「だ、大丈夫ですわぁ…ちょっと喉がイガイガジリジリする程度ですし…」

ローズヒップ「それに貴重なペコさんの失敗を見ることができて、私ちょっと安心ですわーっ!」

オレンジペコ「ローズヒップさん…っ」ジーン

ローズヒップ「ふぅ…今日は珍しいものが見れてラッキーですわ!ね、ダージリンさ──」


ダージリン「…………」ビチャァァ


ローズヒップ「ま……って、あ゛…」

アッサム「 」

オレンジペコ「 」

ダージリン「……ローズヒップ?」ニコッ

ローズヒップ「ひ、ひゃい…ダージリンさま…?」

ダージリン「…リネン室からバスタオルを持ってらっしゃい?ダッシュで」

ローズヒップ「し、承知いたしましてございますーっ!」ピューッ

アッサム(肩をプルプルさせて…尚且つ笑顔って…)

オレンジペコ(普通に怖すぎですダージリンさま…)


バタンッ ダッダッダッダッ


ダージリン「………ローズヒップは行ったかしら?」

アッサム「…え、えぇ、もう行きましたよ、もう我慢しなくて大丈夫です」

ダージリン「っ…!っっっ…!」ジタバタ

オレンジペコ「…あれだけ刺激物を入れれば肌に触れるだけでも激物並みですよね…」

ダージリン「目がっ!目がいたいっ…!肌がピリピリするぅぅっ…!」ガクガク
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 21:12:45.78 ID:YZHRzeCx0
〜〜後日 紅茶の園〜〜

ダージリン「……酷い目にあったわ…」

アッサム「ただの自業自得です、反省してください」

ダージリン「…最近ローズヒップがどうこうより私が被害を受けるケースが多くないかしら?」

アッサム「幽霊が怖いのに肝試しなんて提案するからですよ」

ダージリン「うぅ…最近はちゃんとローズヒップの可愛いところも見られていないし、純粋にローズヒップの反応が見たいわ…」


ダージリン「激しいのは懲り懲りだし…↓1くらいが丁度いいかしら…」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 21:15:26.93 ID:LJdOrvV10
丸山ちゃんを呼んできて2人きりにさせる
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 21:16:01.07 ID:81epI3Szo
みんなでローズヒップ口調の真似をする
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:18:07.08 ID:YZHRzeCx0
ダージリン「今日はローズヒップがどれだけ沈黙に耐えられるかを調べましょう」

アッサム「はぁ…沈黙、ですか…?」

ダージリン「えぇ、あの子は基本的にはおしゃべりで落ち着きがないから…ちょっとテストしてみようと思うの」

オレンジペコ「でもそれって何か意味があることなのですか?」

ダージリン「ふふっ、オレンジペコ、イタズラに意味を求める事自体ナンセンスなのよ…」

アッサム「つまり、意味は無いと言う事ですね?」

ダージリン「…"沈黙は賢者には十分なる答えなり。沈黙は同意を示す。"」

オレンジペコ「格言で暗に肯定しないでください!」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:18:59.62 ID:YZHRzeCx0
ダージリン「と、言うわけで今日はお客様をお呼びしているわ」

ダージリン「入ってきて頂戴?」パンッ パンッ


ガチャッ

紗希「………………」

ペッタペッタペッタ

紗希「…………」コクッ



アッサム「…………」

オレンジペコ「…………」

ダージリン「…………」ズズーッ

紗希「………」



紗希「…………………丸山………紗希」ポソッ


アッサム(く、クセの強い子ね…)

オレンジペコ(大洗の生徒さんは皆さん個性的ですね…)
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:21:15.22 ID:YZHRzeCx0
ダージリン「ローズヒップには彼女と放課後の間一緒に過ごして貰います、今回は給餌の仕事もナシで、ね」

アッサム「確かに、落ち着きのないローズヒップとは真反対と言ってもいい子だけど…」

紗希「………」

アッサム「うーん…別にいつもの通りにローズヒップが空回りするだけのような気も…」

オレンジペコ「…私は、気になります」

アッサム「オレンジペコまで…一体どうしたの?」

オレンジペコ「今までローズヒップさんの一番近くにいた同級生は私ですから…どんな反応なのか、学友として興味があります」

ダージリン「ふふっ、ペコも乗り気なようで良かったわ」



ダージリン「それじゃぁ、丸山さんは応接室で待機、アッサムはローズヒップにお客様の事を説明して頂戴、オレンジペコと私は別室から隠しカメラでモニターするわ」

ダージリン「丸山さんもそれで良いかしら?」

紗希「……」コクッ

アッサム「しょうがないですね…承りました」


ダージリン「それでは、だんまり作戦、開始するわ!」

アッサム(ネーミングセンスが…)

オレンジペコ(大洗に似てきましたね…)
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:22:13.44 ID:YZHRzeCx0
〜〜応接室前〜〜

ローズヒップ「……わっかりましたわー!要は中のお客様とお茶をしながらおしゃべりすればいいんですのね!」

アッサム「おしゃべり…になるかはわからないけれど、とにかくそういうことだから、くれぐれも同級生だからといってお客様にはしたない姿は見せないこと!わかったわね?」

ローズヒップ「もっちろん!お茶の子さいさいですわーっ!」ペカーッ

アッサム「はぁ…」

アッサム(大丈夫かしらこれ…)

アッサム「…と、とにかく私は戦車道の講義があるから、あとはお願いねローズヒップ」

ローズヒップ「行ってらっしゃいませーっ!」


〜〜別室モニター部屋〜〜

ガチャッ

オレンジペコ「──ふふっ、それ面白い話ですね、ダージリンさま」

ダージリン「でしょう?オチの効いた素晴らしい話だと…あら、早かったわねアッサム」

アッサム「そこのカメラ映像で見てたでしょう……なんの話をしていたのですか?」

ダージリン「あぁ、以前話していた"赤い洗面器の男"の話をしていたのよ」

オレンジペコ「ふふっ、最後がとっても面白いんですよ!」

アッサム「へぇ…因みに最後はどんなオチ──」

ダージリン「おっと、ローズヒップが応接室に入るみたいね」

アッサム「ダージリンっ!」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:23:16.74 ID:YZHRzeCx0

ローズヒップ『失礼いたしますですわーっ!』

紗希『………』コクッ


ダージリン「さぁ、二人はどんな面白…ステキな時間を過ごすのかしら」ワクワク

オレンジペコ「楽しみですね、ダージリンさまっ」ドキドキ

アッサム(さっきの話、オチは…オチはっ…!)


ローズヒップ『初めまして…でしたわよね?私は聖グロリアーナ一の俊足、ローズヒップですわっ!』

紗希『…………』

ローズヒップ『まるやま、さき…さんですわね!アッサムさまからお話頂戴しているのでございますわーっ!』

紗希『…………』

ローズヒップ『…………?』

紗希『………』

ローズヒップ『………お人形さんですの?』フリフリ

紗希『…………めなんどろす』

ローズヒップ『わひゃぁぁっ!お、おしゃべりになるんですの!?』

ダージリン「ぷっ…ふふふ…見ていてペコ?ローズヒップったら飛び上がってたわよ…?」

オレンジペコ「ろ、ローズヒップさんらしいですね…」クスクス

アッサム(メナンドロス…って何かしら?)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 22:24:11.46 ID:YZHRzeCx0
ローズヒップ『び、びっくり仰天おどろきモモノキですわ…』

紗希『…………』

ローズヒップ『……お茶、お飲みになられますですの…?』カチャ

紗希『…………』

ローズヒップ『…………』

紗希『…………』カチャ

ローズヒップ『………!!』

紗希『………』ズズーッ

ローズヒップ『…………』ソワソワ


アッサム「…噂に聞いてはいましたがホントに喋りませんね、あの子…」

オレンジペコ「釣られてローズヒップさんも喋りませんし…」

ダージリン「…ローズヒップもずっと黙ってはいられないでしょうから、そろそろ何か起きてもおかしくないんだけど…。」

沈黙をローズヒップは…耐える?耐えられない?
↓1(耐えられないの場合は行動もお書きください)
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 22:28:50.45 ID:l7Mzsliho
落ち着きがなくなり激しく貧乏揺すりをする
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:33:46.68 ID:YZHRzeCx0
五分後──

ローズヒップ『………』ソワソワ

紗希『………』

ローズヒップ『………』ソワソワ

紗希『………』



ダージリン「…あれから全く動きが無いわね…」

アッサム「ローズヒップは頭がユラユラと動いてますけど…」

オレンジペコ(跳ねっ毛がぴょこぴょこ動いて可愛いで…はっ!私は何を!?)


ローズヒップ『………』キョロキョロ

紗希『………』ジーッ

ローズヒップ『……!?』ビクッ

紗希『………』ジーッ

ローズヒップ『………ぅ…』モゾ

紗希『……』

ローズヒップ『ぅっ…っん…』モジモジ

紗季『………』ズズーッ

ローズヒップ『ん…ぁ、んー……』モジモジ

紗希『………』



アッサム「…何というか、こんなに煮え切らないローズヒップを見るのは初めてですね…」

オレンジペコ「頻りに太ももを擦り合わせたり、腕を擦ったり…俗に言う貧乏揺すりですね…」

ダージリン「………あの太腿にどうにか頭を挟めないかしら?」

二人「「ダージリン(様)?」」

ダージリン「じょ、冗談に決まってるじゃない…」アハハ
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:35:08.60 ID:YZHRzeCx0
〜〜応接室〜〜



紗季「………」

ローズヒップ「うぅ……っ…」モゾモゾ

ローズヒップ(うー…丸山さんったら全くおしゃべりになりませんわ…)

ローズヒップ(何か私怒らせるようなことを知らぬ間にしてしまったのでございますでしょうか…?)

ローズヒップ(釣られて黙ってしまった手前、喋り辛いですわーっ!)

ローズヒップ「ぅぅぅ…っ」モゾモゾ

紗希「…………」


プルルルルル プルルルルル


ローズヒップ「のひゃいっ!?な、なななな何事ですの!?」

紗希「………」スッ ポチ

ローズヒップ(ぁ、丸山さんの携帯電話の音だったんですの…)

梓『…ぁ、もしもし?今どこに居るの?もうすぐ練習始まるよ?』

紗希「…………」

梓『…ぇ、今聖グロ、って…えぇぇ!?』

梓『ちょっと、それじゃぁ練習どうするの!というか何時になったら戻って来れるの!?』

紗希「………」

梓『すぐ戻るって…あーもぅ、じゃぁ先輩達には私から言っておくから、また戻ってくる前には連絡するんだよ!?』

紗季「………」

梓『まったくもー…。ん、それじゃぁね、バイバイ』

プーップーッ ピッ

紗希「………」スッ

ローズヒップ「わひゃっ」

ローズヒップ(い、今まで殆ど動かなかったのに、立ち上がりましたわ…!)

紗希「…………紅茶、ご馳走さま」


ガチャッ バタン


ローズヒップ「……………」ボーゼン

ローズヒップ「………はぁぁぁ…どっと疲れましたわぁ…」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 23:36:37.43 ID:YZHRzeCx0
という訳でひと段落したので今日はここまで、皆様寒い日が続きますのでお体をご自愛ください。
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