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トナカイ「もうすぐクリスマスですねぇ」サンタ少女「そうですね」
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1 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 18:31:58.89 ID:dAyvT1JTo
三年前
サンタ幼女「クリスマスなんてぶっ潰してやるよぉ!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418810304/
サンタ幼女「我はメシア、明日この世界を粛清する」トナカイ「...」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419297207/
一昨年
トナカイ「メリークリスマ...」サンタ幼女「うるせー!!!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451294535/
去年
サンタ幼女「今年もクリスマスをぶっ潰すぞォ!!!!トナカイぃ!!!!」鹿「...」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1482572195/
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1513503118
2 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 18:32:48.66 ID:dAyvT1JTo
前回のあらすじ
主役交代
あらすじおわり
3 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 18:33:25.40 ID:dAyvT1JTo
トナカイ「毎度のことながら、今年もあっという間に過ぎましたねぇ」
サンタ少女「えぇ、本当に。あと一週間でクリスマス…早いものです」
トナカイ「全くですよ、私も今年でこの職についてから三年目ですからね。いい加減そろそろ慣れてきましたよ」
サンタ少女「クスッ…頼もしいです。今年もよろしくお願いしますね」
トナカイ「はいっ!こちらこそ!」
4 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 18:34:41.98 ID:dAyvT1JTo
トナカイ(今年もこの季節がやって来た。クリスマス、私達トナカイとサンタさんにとって、一年で一番忙しくなる日)
トナカイ(…どうしても、クリスマスが近付いてくると、あの人のことを思い出してしまう)
トナカイ(サンタさん、私の初めてのパートナーで…クリスマスを毎年潰そうと画策していた幼女)
トナカイ(三年前は気候操作や時間停止の能力を使い、サンタ協会を潰そうとするも聖女さんに敗れ失敗)
トナカイ(二年前はサンタ狩りと手を組み、リベンジをしようと仕掛けますが、聖女さんに全てを見抜かれていて失敗)
トナカイ(そして去年は二分の一の確率でクリスマスを中止させるところまで行きましたけど…最後は運に見放され、敢え無く敗北)
トナカイ(そして、罰ゲームで幽霊屋敷に行くことに。一見、何事もなく終わったように見えましたが…)
5 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 18:35:20.63 ID:dAyvT1JTo
トナカイ(……あの日以来、サンタさんの消息は分からなくなりました)
6 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 18:36:07.41 ID:dAyvT1JTo
トナカイ(これは呪いなのか、それとも人知れずにサンタを引退したのか…ただ、一つ…確信出来るのは絶対に死んではいないということですね)
トナカイ(人一倍にクリスマスを憎んでるサンタさんが、憎悪だの呪怨だのに負けるわけがないです。むしろそれを取り込んでてもおかしくないくらい)
トナカイ(…きっと、サンタはもう辞めて、どこかで幼女らしく生きているはずです。もう二度と会うことはないでしょう)
トナカイ(…そうですよね?サンタさん……)
7 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 18:37:22.45 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「さて、協会からリストも届いたことですしプレゼント作りを始めましょうか」スッ
トナカイ「あれ?今年は去年より少ないような気が」
サンタ少女「少子化の影響で、年々子供は減ってますからね。最近はインターネットの普及でサンタを信じてない子供も多いですし」
トナカイ「そうですか…何だか悲しい話ですね」
サンタ少女「…それでも私は、プレゼントを待っている子供達に笑顔を届けたいと思っています」
トナカイ「サ、サンタさん…」ウルウル
サンタ少女「ちょっと暗くなってしまいましたね!早くプレゼントを作らないと!」
サンタ少女「えーっと…最初は五歳のゆうくんからですね。
>>8
が欲しい?」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 18:38:11.08 ID:tn9rxSlO0
Nintendo Switch
9 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 18:48:28.08 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「Nintendo Switch…?あぁ、テレビで見たことがあります。ゲーム機でしたよね?」
トナカイ「そうですね、今一番子供達が欲しがってるアレです」
サンタ少女「う、うーん…こ、困りましたね。プレゼントの予算は一人五千円までと規定で決められているので…結構いい値段しますよねこれって」
トナカイ「ソフトならともかく、ゲーム機ですからね…五千円だとだいぶ厳しいです」
トナカイ「そもそも、今でも品薄ってくらいに人気があるやつですから…サンタさんでも手に入れられるかどうか」
トナカイ「噂だと、これを求めて一国が滅びたって話もありますし」
サンタ少女「…」
10 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 18:53:33.40 ID:dAyvT1JTo
トナカイ「ここはwii辺りで我慢してもらしかないですね。あれなら手頃な値段でも買えますし、きっと五歳の子供なら違いなんて分かりませんよ」
サンタ少女「さすがにwiiは…け、結構強引なところありますよね。トナカイさんって」
トナカイ「えっ、そうですか?」
トナカイ(…あの幼女サンタさんの性格のクセが移っちゃったのかな)
サンタ少女「でも諦めてもらうというのも…この子はきっと、今でもこのゲーム機を待ち望んでるはずです。楽しみで夜も眠れないくらいに」
サンタ少女「クリスマスの朝に、希望と願いを胸に込めて目が覚め、いざプレゼントを開けてみたら…違う物だったというのは…あまりにも酷なものです」
11 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 19:02:13.77 ID:dAyvT1JTo
『はぁ?プレゼントが違う?』
『あのさぁ…いつでも自分の希望通りに物事が進むと思ってんのぉ?人生舐めんじゃねぇよぉこのクソガキがああああああああああ!!!!!!!』
トナカイ(…あの人なら絶対こう言ってますね)
サンタ少女「…よし!決めました!この子のプレゼントの代金は私のポケットマネーから出します」
トナカイ「!?」
トナカイ「えっ…サンタさん?何もそこまでしなくても…」
サンタ少女「この子の笑顔の為なら安い買い物です。私たちサンタは子供の笑顔の為に働いているんですから」
サンタ少女「…あっ、サンタ協会にはこのことは秘密にしてくださいね?バレたらちょっと問題になってしまうので」シーッ
トナカイ(自分の身を削っても子供の願いを叶えるって…天使かこの人)
12 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 19:10:58.73 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「ということで、この子には希望通りにNintendo Switchをっと…」カキカキ
トナカイ(い、いや…これが多分普通のサンタさんなんでしょうね。どう見ても割に合わない影の仕事ですし)
トナカイ(子供が好きで、思いやりがあって…最初にサンタを始めた人もこんな気持ちから始めたんでしょう)
トナカイ(…あの人が特別に変だっただけです。いい加減に忘れないと)
サンタ少女「次は...ゆうなちゃん7歳からですね」
サンタ少女「
>>13
が欲しいそうです」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 19:11:45.45 ID:t54eStNRO
弟か妹
14 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 19:19:39.77 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「弟か妹…?」ピクッ
サンタ少女「こ、これは…どうしましょうか」カァーッ
トナカイ「…」
『弟か妹ぉ?簡単じゃん、両親に頼んでヤッてもらえばいいじゃん』
『ってことでこいつにはエロ本をプレゼントだ、参考資料用に渡しとけぇ』
サンタ少女「こ、困りましたね…さすがにこれは…サンタが介入出来る問題でもないですし」
サンタ少女「どうしたらいいと思いますか?トナカイさん」
トナカイ「…エロ本」ボソッ
サンタ少女「えっ」
15 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 19:34:17.17 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「い、今なんて…?」
トナカイ「あっ…いや、い、今のはその…」
トナカイ「…ね、猫本って言ったんですよ!ほら、子供の代わりにペットを買うって話あるじゃないですか!」
トナカイ「でも本物の動物だと家庭の事情によっては買えないかもしれないですし!!!!なら猫の本をあげたら少しは気持ちが紛れるんじゃないかなって!!!!」
サンタ少女「そうだったんですか…ビックリしました。てっきりトナカイさんがエ――――///」カァーッ
サンタ少女「こ、こほん…ど、動物というのはいいアイデアですね。でも本よりはやっぱり本物の方がいいと思います」
16 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 19:41:40.32 ID:dAyvT1JTo
トナカイ(あ、危ない…うっかり心の中のサンタさんの声が漏れてしまった)
トナカイ(気を付けないと私の株が下がりかねない…いてもいなくても主張が強いですね、あの人は)
サンタ少女「と、なると…どこの家庭でも飼えて、小さい子でも世話が出来る動物…」
サンタ少女「…ハムスター辺りはどうでしょうか」
トナカイ「いいアイデアですね!ハムスターならペットショップで安く売ってますし、ゲージ代もそこまでかからないです」
サンタ少女「ではゆうなちゃんにはハムスターをプレゼントということで」カキカキ
サンタ少女「いいペースですね。これなら今日中に終わりそうです」
サンタ少女「次はともきくん4歳から、
>>17
が欲しい?」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 19:42:37.24 ID:FqJiKZ7t0
売り切れ続出で中々買えないゲーム機
18 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 19:53:29.68 ID:dAyvT1JTo
トナカイ「…被りましたね」
サンタ少女「は、はい…」
トナカイ「大体本体が定価で三万円だとして、それが2つでプレゼント代の一万円を引くと…」
トナカイ「…五万円の出費ですね」
サンタ少女「…」
トナカイ「…サンタさん、私も少し出しましょうか?」
サンタ少女「…だ、大丈夫です!この子達の笑顔に比べたら、五万円ぐらい安いもんです!」
サンタ少女「こう見えてもサンタは結構お給料貰えてますからね!あと十個は余裕ですよ!」
19 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 20:00:21.50 ID:dAyvT1JTo
トナカイ「い、いやでも…私の前任のサンタさんが言ってましたけど、下っ端のサンタはフリーターとそんなに変わらないって言ってましたよ」
トナカイ「サンタさんってまだ地区を任されて二年目ですし、無理しない方が…」
サンタ少女「ぜ、全然無理なんてしてないですよ。これでも副業もしてますから、他の人と比べたらそこそこお金はある方ですし」
サンタ少女「さぁ!次のプレゼントに行きましょう!まとめて3つぐらい読み上げますね」
サンタ少女「ゆいちゃん
>>20
たかしくん
>>21
けんとくん
>>22
だそうです」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 20:01:43.55 ID:tn9rxSlO0
ソシャゲで欲しいキャラ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 20:09:12.19 ID:aQhLUh3hO
世界平和
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/17(日) 20:33:42.73 ID:wOzdivtgO
Mrサタン
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 20:36:11.00 ID:dnE2kcwOo
ハムスターゲージとは一体…
24 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 20:48:14.98 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「ソシャゲで欲しいキャラ…?」
『んなもん私が欲しいわ!舐めとんのかクソガキが、てめぇにはカード100円分で十分だ』
サンタ少女「世界平和…?」
『は?サンタのプレゼントにそんな抽象的なもん頼むって頭大丈夫かこいつ、除草剤で頭の中のお花畑掃除しとけ』
サンタ少女「Mrサタン…??」
『こいつは何を考えてMrサタンなんて書いたんだろうね。何を求めてるのか私の脳味噌ではさっぱり理解出来ないや』
トナカイ「…」ガンガン
サンタ少女「だ、大丈夫ですか?トナカイさん、何か頭を壁に打ち付けてますけど」
トナカイ「え、えぇ…すみません。ちょっと目眩が」
25 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 21:01:35.47 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「まず最初の、ソシャゲの欲しいキャラって書いてますけど…ソシャゲってなんでしょうか」
トナカイ「それはスマホで出来るゲームのことですね。ほら、CMとかでよく流れてるやつです」
サンタ少女「あー…何となく分かりました」
サンタ少女「ではその欲しいキャラというのは…」
トナカイ「この手のゲームは大体課金ガチャシステムになってます。一回300円から500円のガチャを引いて、数%の確率で当たる欲しいお目当てのキャラって意味じゃないですか?」
サンタ少女「…一回、回すだけでもそんなにするんですか?それに数%って…下手をしたら何万円もお金を出さないとキャラが当たらないってことなんじゃ」
トナカイ「そこがソシャゲの恐ろしいところです。いつの間にか何万円…何十万円も吹き飛ぶ可能性がある、まさに底無し沼というやつですね」
26 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 21:13:29.09 ID:dAyvT1JTo
トナカイ「一応、救済措置としてある程度回すと確定でそのキャラが手に入るというシステムがあるところもありますが…そこまで行く時点でもう既に取り返しが付かない金額に行ってるパターンが大半です」
サンタ少女「お、恐ろしいですね…ど、どうしましょうか。このプレゼントは…」
トナカイ「私個人の意見としては、五千円分のゲーム内で使えてガチャが引けるカードでいいと思います」
トナカイ「もしかしたら運良く数回で引ける可能性もありますからね。ガチャというのは金額で表現するのは不確定過ぎるので、このくらいがちょうどいいかと」
トナカイ「そもそも…ソシャゲ自体が青少年の育成的にアレな部分がありますから…」
サンタ少女「…分かりました。ではそれで行きましょうか」カキカキ
27 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 21:21:25.75 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「次は世界平和ですか」
サンタ少女「うっ...」ウルウル
トナカイ「サンタさん!?どうしたんですか急に泣いて!」
サンタ少女「い、いえ…こんなに小さい子が自分のプレゼントよりも世界の平和を願ってくれたのかと思うと…涙が」ポロッ
トナカイ(それで泣けるサンタさんも大概いい人ですよ)
『あーこいつの狙い分かったわ。多分アレだ。サンタに媚び売って海老で鯛を釣る気だ』
『いい子アピールして規定の金額以上のプレゼント貰おうとしてるんだろ。腹黒っ!性格悪っ!』
トナカイ(あなたは黙っててください!)
28 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 21:41:29.56 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「このプレゼントはどうしましょうか…具体的なプレゼントじゃないですし…難しいです」
トナカイ「うーん…確かに悩みますね」
サンタ少女「平和の象徴…というと、鳩でしょうか?」
トナカイ「鳩…クリスマスですし、チキンの丸焼きとか?」
サンタ少女「丸焼きはちょっと…」
サンタ少女「…あっ、そうだ。なら私が手作りの鳩の銅像を作りましょうか」
トナカイ「銅像…ですか?」
サンタ少女「はい、メッセージカードも添えて」
サンタ少女「世界平和の実現には私個人の力では叶いませんが、きっとこの子がその気持ちを忘れないで、人を思いやる心をずっと持ち続けてくれたら…いつかその志の輪が広がって、真の世界平和が訪れるはずです」
サンタ少女「少しでもその気持ちを忘れない為に記念になる物を残そうかと思ったんですが…どうですか?」
29 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 21:49:15.96 ID:dAyvT1JTo
トナカイ「いいと思いますよ!私は好きです!」
サンタ少女「良かった…ならこの子には鳩の銅像をプレゼントしますね」カキカキ
トナカイ(…世界平和か)
トナカイ(多分、サンタさんが思い浮かべてる世界平和は…世界中の人が争いを止めて、愛に溢れている世界なんだろうな)
トナカイ(…でもそれを気に入らない人も世の中にはいる。だから争いはなくならないだと思う)チラッ
トナカイ(あの人が望む世界平和はどんなものなんだろうか…カップルが死滅している世界とか…?)
サンタ少女「このMrサタンというのは…」
トナカイ「Mrサタンのフィギュアでいいんじゃないですか?」
30 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 21:57:21.67 ID:dAyvT1JTo
.......................................................
.........................................
サンタ少女「ふぅ、だいぶ終わりましたね。残りはあと一人です」
トナカイ「結構疲れましたね、かなり無茶振りなお願いも多かったですし」
サンタ少女「その無茶振りに答えるのがサンタの仕事ですからね!頑張らないと!」
サンタ少女「さて、最後は…ん?名前が書いてないですね。それに住所も」
トナカイ「何も書いてないんですか?」
サンタ少女「いえ、一言だけ…
>>32
と書いてあります」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 22:16:09.86 ID:vf5GTL/7o
家に帰りたい
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 22:17:43.55 ID:V0L1UnaGo
お前を見ているぞ
33 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 22:22:48.12 ID:dAyvT1JTo
『 お前を見ているぞ
』
サンタ少女「!?」クルッ
トナカイ「!?」クルッ
サンタ少女「…」
トナカイ「…」
サンタ少女「…な、なんでしょうかこれ。このリストは協会から届いているのに…」
トナカイ「わ、分かりません…向こうの印刷ミスか何かでしょうか」
サンタ少女「…不気味なので、これは協会に送り返しておきましょうか」
トナカイ「そ、そうですね…それがいいと思います」
34 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 22:28:24.05 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「な、何だかちょっと怖くなってきましたね。気を取り直して、プレゼントの材料を買いに行きましょうか」
トナカイ「そ、そうしましょう!あんなの忘れるべきです!」
サンタ少女「…何だか懐かしいですね。トナカイさんと出会ってからもう一年も経ったんですね。去年も一緒に買い物に行ったことを思い出します」
トナカイ「去年…あぁ、そうでしたねぇ…」
サンタ少女「あの時は私が帰り道で転んで頭を打って、そのままクリスマスまでずっと気を失ってたんですよね…不甲斐なくて申し訳ないです」
トナカイ「…いや、本当にこっちこそ申し訳ないです。マジで」
35 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 22:34:45.42 ID:dAyvT1JTo
サンタ少女「今回はあんなことがないように、気を付けますね!サンタがお荷物になれませんから!」
トナカイ「…今年は大丈夫だと思いますよ。あの人もいないですし」
サンタ少女「あの人?」
トナカイ「いえ、こっちの話です」
シャンシャンシャン シャンシャンシャン
サンタ少女「もうすっかり街もクリスマスムードですね。私、この雰囲気が一年で一番好きです」
サンタ少女「…今年も、みんなが平和にクリスマスが過ごせますように」
トナカイ「…」
36 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/17(日) 22:37:50.35 ID:dAyvT1JTo
今日はここまで
ってことで今年はサンタ幼女不在のまま進みます
サンタ幼女がの生死は…どうなるんでしょうね
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 22:48:40.13 ID:VckxnC1Xo
乙
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/18(月) 09:48:11.18 ID:c865CUHDo
乙
そろそろ来る頃だと思っていたよ
39 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 19:44:09.68 ID:zo8Hbvyio
☆☆☆☆ 12月18日 ☆☆☆☆
サンタ少女「…」カキカキ
サンタ少女「…んー?」
サンタ少女「…」
トナカイ「サンタさん?」
サンタ少女「…」カキカキ
トナカイ「サンタさーん??」
サンタ少女「えっ?」クルッ
サンタ少女「あっ…す、すみません!もしかして無視してたみたいになってましたか?ごめんなさい」
トナカイ「いえ、サンタさんがそんなことをする性格じゃないことなんて知ってますし、何を真剣に書いてたんですか?」
40 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 19:46:21.94 ID:zo8Hbvyio
サンタ少女「あぁ、これですか?子供達が書いてくれたサンタへの手紙ですよ」
トナカイ「あー…あれって本当にサンタさんが返事書いていたんですね。初めて見ました」
サンタ少女「そうなんですか?サンタには基本全員に配られるものなので、トナカイさんの前任のサンタさんのところにもあったと思いますよ」
トナカイ(…あのサンタさんのことだ。絶対にサボって書いてないな)
トナカイ「へ、へぇ〜…どんな内容なんですか?」
サンタ少女「大体は質問系ですね。今書いているのは
>>41
?と聞かれてます」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/18(月) 19:52:40.17 ID:TpBoihzHO
サンタ死すべし、慈悲はない。
42 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 20:00:49.63 ID:zo8Hbvyio
『サンタ死すべし、慈悲はない。』
トナカイ「…」
サンタ少女「…」
サンタ少女「ま、まあ中にはこんなイタズラも混じっています。これは宛先も書いていないので処分して大丈夫ですね」クシャ
トナカイ「何だかこんな感じのイタズラ多いですね…サンタさんのところにはよくあるんですか?」
サンタ少女「本当に時々ですよ。よくあるって程まではないです」
サンタ少女「…悲しいことですが、クリスマスを憎んでいる人達も多少はいますからね。そういう輩のイタズラの被害を受けているサンタさんも多いそうです」
トナカイ「…」
43 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 20:08:56.70 ID:zo8Hbvyio
トナカイ(…あの人の場合はどう考えても加害者の立場だったけど、こんな嫌がらせは見たことなかったな)
トナカイ(…もしそんな手紙が来たら発信者を特定して、爆弾をプレゼントしに行きそうだけど)
サンタ少女「気を取り直して、次の手紙を見ましょうか」ペラッ
トナカイ「でも今時、手作業で全部の返事を書いているなんて凄いですよね。テンプレ的な回答で終わらせてるところもあるのに」
サンタ少女「せっかく書いてくれた手紙ですからね。こちらも気持ちを込めて返事を書いてあげるのが礼儀ですよ」
サンタ少女「えーっと、どれどれ…」
『
>>44
』
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/18(月) 20:14:58.19 ID:HhhDldSio
愛はどこで手に入りますか?
45 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 20:23:40.54 ID:zo8Hbvyio
『愛はどこで手に入りますか?』
サンタ少女「…」
トナカイ「な、なんだかずいぶん哲学的な質問ですね」
サンタ少女「難しい質問ですね…どう答えるのがベストでしょうか」
トナカイ「愛、ですもんねぇ…この手のことは私もサンタさんも疎いですし」
『愛ぃ?それって性欲のことでしょ』
『性欲がどこから来るかって話なら簡単じゃん。答えはチン―――』
トナカイ「…いや、さすがにここまでど直球な下ネタは言わないか」
サンタ少女「…?どうしました?」
トナカイ「いえ何も」
46 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 20:44:11.55 ID:zo8Hbvyio
サンタ少女「愛が手に入るところ…ですか。私個人の見解としては…」
『ラブホ!』
サンタ少女「―――やはり、自分の家ですかね」
トナカイ「家…ですか?」
サンタ少女「はい、家には家族がいますし、思い出もある」
サンタ少女「幼少期の頃を振り返ってみると…私はとても母や父に愛されていた記憶があります」
サンタ少女「これはどこの家庭でも変わらないと思います。愛し、愛され、想いが積み重なった場所こそが…自分の生まれ育った家ですから」
サンタ少女「少し、この子が求める回答とは少し違うと思いますが…これでいいんですかね」
トナカイ「答えがない質問とも言えますし…サンタさんの感じたことでいいと思いますよ」
47 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 20:54:39.41 ID:zo8Hbvyio
サンタ少女「ではこれで」カキカキ
トナカイ「…サンタさんの家族ってどんな人だったんですか?」
サンタ少女「私の家族ですか?普通の家庭ですよ。どこにでもいる…主婦とサラリーマンです」
サンタ少女「だから、私がサンタの仕事をやっていることも秘密です。これでも表向きは一応、学生ですからね」
トナカイ「えっ!?サンタさんって学生とサンタ両方やってるんですか!?」
トナカイ「で、でも昨日は副業もあやってるって…」
サンタ少女「あぁ、それはアルバイトのことです。この近くの飲食店で接客をやっています」
トナカイ「だ、だいぶハードな生活ですね。3つのサイクルをこなしてるなんて」
サンタ少女「確かに、少しキツいですが…やり甲斐はありますよ。学業も、アルバイトも、サンタの仕事も」
48 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 21:03:50.46 ID:zo8Hbvyio
サンタ少女「一度きりの人生ですからね。色々なことを経験しないと損ですから」ニコッ
トナカイ(凄いなぁ…サンタの仕事って割りとハードなのに、学生とバイトもしてるなんて)
トナカイ(確か、サンタになるのって試験が必要なんでしたよね。かなり過酷って聞いたけど)
トナカイ(それも合格したなんて…しかも性格も出来てるって超人か)
トナカイ(…そういえば、あの人は最年少でサンタになったエリートだって言ってたな。両親もサンタだったとか)
トナカイ(あれで中身さえマシならどれだけいいか…爪の垢を煎じて飲んで欲しいぐらいです)
サンタ少女「さて、次の手紙ですね」ペラッ
『
>>50
』
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/18(月) 21:08:22.35 ID:edQW1YZdo
安価下
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/18(月) 21:10:05.69 ID:GXKdw5g20
サンタさんって知らない人の家に入ってプレゼントを配るけどそれって不法侵入になるじゃないの?
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/18(月) 21:16:19.83 ID:GXKdw5g20
訂正
サンタさんって知らない人の家に入ってプレゼントを配るけどそれって不法侵入じゃないの?
52 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 21:51:27.19 ID:zo8Hbvyio
『サンタさんって知らない人の家に入ってプレゼントを配るけどそれって不法侵入じゃないの?』
サンタ少女「...」
トナカイ「...」
トナカイ「な、何だか今日は回答に困る質問が多いですね」
サンタ少女「え、えぇ…まったくです」
トナカイ「…正直、ここら辺ってどうなんですか?法律的にアウトかセーフか...」
サンタ少女「…アウトですね。不法侵入が適用されます」
トナカイ「や、やっぱり...」
53 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 21:52:32.61 ID:zo8Hbvyio
サンタ少女「そもそも、サンタ協会という組織自体が国からは非公認的な扱いなので…どうしてもそのことを突っ込まれると何も言えないです…」
トナカイ「サンタを追跡している組織とかありますもんね…」
サンタ少女「で、でも!私達はただ純粋に、子供達の笑顔が見たいだけなんです!!決して後ろめたいことがあるわけじゃない!」
サンタ少女「ただ、それを行うには法律という檻が邪魔で…サンタが家に入るの行為はその檻をちょっとだけ開ける必要があるので、見逃してもらえるとありがたいんです…」
サンタ少女「正直私も…見ず知らずのご家庭に勝手にお邪魔するのは、ちょっと心が痛みます」
トナカイ「…色々思うところがあるんですね」
54 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 21:53:52.62 ID:zo8Hbvyio
トナカイ(…あの人はそこら辺割り切っていたというか、全然気にしてなかったな)
トナカイ(…つくづくめちゃくちゃな人だな。どこの世界に音が漏れないようにガムテープを張って、窓ガラスをトンカチで割るサンタがいるんだ。泥棒か)
『やってることは真逆だろうがぁ。それぐらい許せや』
サンタ少女「ということで…返事はこれでいいですね。見逃してください、ごめんなさい…っと」
サンタ少女「次で手紙も最後ですね。どれどれ…」
『
>>55
』
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/18(月) 21:57:43.28 ID:edQW1YZdo
サンタさんに会いたいです!
56 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 22:11:35.42 ID:zo8Hbvyio
サンタ少女「これは...」
トナカイ「えらくストレートなのが来ましたね…どうしましょうかこれ」
サンタ少女「…行きますか」
トナカイ「えっ、本気ですか?」
サンタ少女「えぇ、住所はこの手紙に書いてますし、向こうが会いたがっているなら…それを拒むわけにはいきません」
トナカイ「で、でも…サンタ規約的に問題があるんじゃないですか?」
サンタ少女「規約違反より子供のお願いが最優先ですよ!『分かりました。家に伺わせてもらいます』っと」カキカキ
トナカイ(大丈夫かなぁ…)
57 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/18(月) 22:12:07.79 ID:zo8Hbvyio
今日はここまで
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 00:23:13.32 ID:cZ6ntAgD0
乙
59 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/19(火) 19:52:57.25 ID:PajJedRio
☆☆☆☆ 12月19日 ☆☆☆☆
シャンシャンシャン♪シャンシャンシャン♪
トナカイ「本当に大丈夫なんですか?サンタさんがお忍びで一般の方と会っても」
トナカイ「サンタの正体ってトップシークレットだと思うんですけど…」
サンタ少女「大丈夫です。ほんのちょっぴりだけですから。それに変装道具も持ってきてますし」
サンタ少女「ほら、ホッケーマスク。これで顔はバレません」スチャッ
トナカイ「…」
サンタ少女「さて、手紙の差出人の住所は…
>>61
ですか」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 21:04:20.82 ID:x+i7zcXZO
廃病院
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 21:44:58.80 ID:8YvuDYO4o
病院の一人部屋
62 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/19(火) 23:13:51.19 ID:PajJedRio
サンタ少女「病院…部屋番号も書いてありますね」
トナカイ「ということは…入院中の子供でしょうか」
サンタ少女「その可能性が高いですね」
トナカイ(…何だか重い話になりそうですね。もし不治の病にかかっている子からの手紙だったら…)
サンタ少女「あ、トナカイさん!あそこの病院みたいです。ソリを駐車場に止めてください」
トナカイ「お、大きな病院ですね。設備がしっかりしてそうです」
サンタ少女「そのようですね。さっそく面会に行きましょうか」スタスタ
63 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/19(火) 23:14:55.38 ID:PajJedRio
サンタ少女「すみません、面会をお願いしたいんですが」
看護婦「はい、部屋番号をどうぞ」
サンタ少女「444号室です」
看護婦「」ピクッ
看護婦「…本当にその患者さんとの面会を希望ですか?番号が間違っているとか...」
サンタ少女「え?…はい、確かに444号室ですか」
看護婦「…分かりました。少々お待ちください」スッ
サンタ少女「…」スタスタ
トナカイ「どうでしたか?面会出来そうですか?」
サンタ少女「それが…部屋番号が合っているかどうか確認されて、少し待ってほしいと言われました」
トナカイ「えっ…?」
64 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/19(火) 23:16:09.33 ID:PajJedRio
サンタ少女「普通だと…言われないですよね。こんなことって」
トナカイ「は、はい…聞いたことがないです」
サンタ少女「何か問題があったりするんでしょうか…心配です」
トナカイ「あんまり面会する人が来ないから、本人に確認してるとか…?それにしてもおかしな話ですが」
看護婦「すみません、お待たせ致しました」
看護婦「…どうぞ、444号室は8階になります」
65 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/19(火) 23:17:27.38 ID:PajJedRio
☆☆☆ 8階 ☆☆☆☆
サンタ少女「…この病室ですね」
トナカイ「はい...」
トナカイ(入口の案内を通った時に、看護婦さんがヒソヒソ話している声が聞こえた…この部屋には一体、誰が入院しているんだろ)
サンタ少女「…」フーッ
サンタ少女「…ノックしますね」
コンコン
>>66
『…どうぞ』
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 23:20:05.70 ID:lI2cjOyCo
サンタ幼女に似た女の子
67 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:04:37.83 ID:CaIfBZBCo
ガラッ
幼女「...」
トナカイ「!?」ビクッ
トナカイ(サンッ―――じゃない?よく似ているけど、髪の色も、目の色も違う。別人だ….)
サンタ少女「…どうかしましたか?」
トナカイ「い、いえ…何でもないです」
サンタ少女「こんにちは。あなたが私に手紙を書いてくれた子ですか?」
幼女「うん、おねえさんは本物のサンタさん?」
サンタ少女「はい、まだ新人ですが、サンタさんをやらせてもらっています」
幼女「うわぁ…来てくれてありがとう!わたし、すっごくうれしい!!」
68 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:06:47.53 ID:CaIfBZBCo
幼女「ってことは…後ろはシカじゃなくて、トナカイさん?」
トナカイ「あっ、はい。私がトナカイです」ペコリ
トナカイ(…外見はあのサンタさんに似てるけど、全然別人だ…普通の幼女みたいです)
幼女「…...」
幼女「サンタさん、わたし、一度トナカイさん話しをしてみたかったんだ...ちょっと恥ずかしいから、ふたりっきりにしてくれないかな?」
トナカイ「えっ?私とですか?」
サンタ少女「分かりました。では私は席を外しますね」スッ
サンタ少女「…後は任せました。トナカイさんのトークで楽しませてあげてください」ボソッ
トナカイ「そ、そんな突然言われても」
69 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:08:15.44 ID:CaIfBZBCo
バタンッ
トナカイ「…」
幼女「...」
トナカイ(き、気まずい…なんでこんなことになったんだろ)
トナカイ(あの子はサンタさんに会いたくて手紙を出したんですよね?ならなんで私と二人っきりに...)
トナカイ(…普通の幼女ならまだしも、あのサンタさんに似てるもんなぁ…話しにくい...)
幼女「ねぇ」
トナカイ「」ビクッ
トナカイ「は、はい!何でしょうか?」
70 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:09:06.04 ID:CaIfBZBCo
幼女「本当はね、わたし、あなたにあいたかったんだ。トナカイさん」
トナカイ「――――え?」
71 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:10:09.34 ID:CaIfBZBCo
幼女「もうね、全部だめなんだよ。まにあわない、だからあなたに伝えておきたかったんだ」
幼女「救えるのはあなたしかいない。もう時間がない」
トナカイ「えっ…な、何の話ですか?それって」
幼女「あなたにも聞こえるはず、トビラをたたく音が。もうじきひらく」
幼女「本当はかえられる運命だったんだ。ぶんきするはずだったけど…固定化されちゃった」
トナカイ「…ちょ、ちょっと。意味が分からないんですけど」
幼女「―――じごくだよ。じごく、じごく、じごく」
72 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:11:15.27 ID:CaIfBZBCo
幼女「じごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごく
じごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごく
じごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごく
じごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごく
じごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごく
じごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごく
じごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごく
じごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごくじごく」
73 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:12:28.18 ID:CaIfBZBCo
トナカイ「ひっ...」
幼女「あ、あぁ…ああああああああああああああああああああっっっっっ!!!!!!!!」
幼女「イやあああああああああああああああアアアアアアアアアアアア!!!!!!!こないでえええええええええええええええええええ!!!!!!」
トナカイ「サ、サンタさん!き、来てください!」ダッ
幼女「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
74 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:14:42.15 ID:CaIfBZBCo
…‥…………‥……………………………………………
‥…………………………………………
サンタ少女「…」
トナカイ「…」
サンタ少女「…あの子は、重度の精神病の患者だったみたいです。原因は分かりませんが、情緒不安定で…急に取り乱すのが珍しくないくらいに」
トナカイ「…」
サンタ少女「…最近はその症状がさらに酷くなったみたいで…精神病院に移る話もあるそうです」
トナカイ「…そう、ですか」
サンタ少女「…トナカイさん、あの子と話してる時に、何か言われたりしましたか?」
トナカイ「…」
75 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:15:46.13 ID:CaIfBZBCo
トナカイ「…いえ、ちょっとした会話をしていたら、急に叫んで…あんなことに」
サンタ少女「…そうですか」
トナカイ「…サンタさん」
サンタ少女「なんですか?」
トナカイ「…ごめんなさい。何でもないです」
サンタ少女「…そうですか」
サンタ少女「……戻り、ますか」
トナカイ「…はい」
76 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/20(水) 00:17:17.38 ID:CaIfBZBCo
今日はここまで
クリスマスが近付いてきました
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 11:48:45.18 ID:LjatKhZw0
いきなり重い話に……
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 14:37:33.66 ID:m6OI3pPoO
やはりクリスマスは邪悪なイベント
ハヌカを開催せよ
79 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/21(木) 01:41:06.02 ID:ifkR0rLgo
☆☆☆☆ 12月20日 ☆☆☆☆
『本当はね、わたし、あなたにあいたかったんだ。トナカイさん』
『もうね、全部だめなんだよ。まにあわない、だからあなたに伝えておきたかったんだ』
『救えるのはあなたしかいない。もう時間がない』
『あなたにも聞こえるはず、トビラをたたく音が。もうじきひらく』
『―――じごくだよ』
トナカイ「…!」パチッ
トナカイ「…ゆ、夢?」キョロキョロ
80 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/21(木) 01:42:00.08 ID:ifkR0rLgo
トナカイ「…クリスマス前の最後の休みだっていうのに、最悪の目覚めですね」
トナカイ(…昨日会った、あのサンタさん似た幼女のことが…どうしても忘れられない)
トナカイ(重度の精神病と病院は判断していたみたいですが…最初に会った時には普通に受け答えが出来ていた)
トナカイ(…そもそも、あの一言、私に会いたかったという言葉が気になる)
トナカイ(手紙にはサンタさんに会いたいと書いてあった。でも本命は私…ということは、あの子は最初から私に会うために手紙を出した?)
トナカイ(サンタさんに似た幼女が…私に接触してきた…偶然か、それとも…)
81 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/21(木) 01:42:45.58 ID:ifkR0rLgo
トナカイ(気になるのはそれだけじゃない。あの子が言っていたいくつかのワード)
トナカイ(もう全部ダメ、間に合わない、救えるのはあなたしかいない…時間がない)
トナカイ(…ただの妄言ではないと仮定すると、あと少しで何かが起きるということを伝えたかったんでしょうか)
トナカイ(…それを救えるのが私だけだと)
トナカイ「…」
トナカイ「…何を真剣に考えているんでしょうか…私は。今はそれよりも、目の前のクリスマス本番のことが大事だっていうのに」
82 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/21(木) 01:43:57.72 ID:ifkR0rLgo
トナカイ「二度寝しますか…もう明日でクリスマス三日前ですし、身体を休ませておかないと」ゴロン
トナカイ「…」
ドンドン!!!!!!!ドンドンドンドン!!!!!!!!!!!
トナカイ「!?」ビクッ
トナカイ「な、なんですか!?今の音!!!!」
ドンドンドンドン!!!!!!!!ドンドンドンドン!!!!!!!!!
トナカイ「なっ…こ、この音は…どこから?」スッ
トナカイ(と、遠くから聞こえるようで、間近にも聞こえる…あれ?これってもしかして…)
トナカイ「…私の、頭の中?」
83 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/21(木) 01:44:42.37 ID:ifkR0rLgo
ドンッッッッッッッ!!!!!!!!!!
トナカイ「ひぃっ…」
トナカイ(ま、間違いない!わ、私の頭の中で鳴ってる…)
トナカイ(まるで脳を直接揺さぶられてるみたいな…あ、頭が痛い…!!)グッ
シーーーーーーン
トナカイ「…や、止んだ?」
トナカイ「い、今のは一体…あんな頭痛、初めて体験しました…」
トナカイ「な、何だったんでしょうか、あれ。まるで何かを叩くような」
『あなたにも聞こえるはず、トビラをたたく音が』
トナカイ「…まさか」
84 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/21(木) 01:45:21.08 ID:ifkR0rLgo
短い上に安価もないですが今日はここまで
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/21(木) 01:58:07.41 ID:+sS1blGv0
乙
86 :
◆gqUZq6saY8cj
[saga]:2017/12/21(木) 20:44:54.09 ID:ifkR0rLgo
☆☆☆☆ 12月21日 ☆☆☆☆
シャンシャンシャン♪シャンシャンシャン♪
トナカイ「今日はどこに行くんですか?サンタさん」
サンタ少女「協会からボランティアの仕事を頼まれたので、そこに向かいます」
トナカイ「ボランティア?どんな活動をするんですか?」
サンタ少女「よく駅前にサンタの格好をした人がいるじゃないですか。あんな感じで、それとなく街に紛れ込んでお手伝いをしたりするんですよ」
サンタ少女「あとは…孤児院に行って、子供達に読み聞かせをしたりもしましたね」
トナカイ「へぇ〜…ああいうのって本物のサンタさんがやっていたんですね」
サンタ少女「今日はまず、
>>87
の仕事ですね」
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