【安価】勇者の休日

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 16:38:20.45 ID:E9ZlFwmx0
勇者「...」

勇者「これはやばい。何事にもやる気が起きない」


勇者は魔王を倒したが、目的を失ってしまった


勇者「これが魔王ロスって奴か」

勇者「...いや、何だそれ」

勇者「よし、ホリデーにしよう」

勇者「休日だ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513409900
2 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 16:42:40.07 ID:E9ZlFwmx0
男「よし、まずは占いでもして貰おう」


〜占い屋〜

勇者「ども」

占い師「おや、勇者様?」

勇者「俺の事を知っているのか?」

占い師「国中に名前とか顔とか噂とか知れ渡ってますよ」

勇者「あぁ、そう。ところでさ、俺のすべき事を占って欲しいんだ」

占い師「勿論占いますよ...むむむ」
3 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 16:45:55.00 ID:E9ZlFwmx0
下2>>占いの結果
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 16:46:45.79 ID:pCCvWxca0
嫁を探すべき
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 16:46:51.11 ID:dl041RP4O
魔王が遺した娘と結婚
6 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 16:55:59.67 ID:E9ZlFwmx0
占い師「...うーん」

勇者「見えたか?」

占い師「知って後悔しません?」

勇者「...うん。聞く」

占い師「『魔王が遺した娘と結婚しろ』ですって」

勇者「あー成る程。そういう事か」

勇者「やはり俺に魔王は欠かせない存在のようだ」

勇者「切っても切れない縁がある」
7 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 16:59:18.01 ID:E9ZlFwmx0
〜魔王城〜

勇者「この前は玉座までノンストップで突っ切ったからなぁ」

勇者「適当に歩き回ってみるか」


勇者は城内を歩き回る


勇者「思ったより広くないし、誰も居ねぇぞ?」

勇者「おや?」
8 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 17:01:26.36 ID:E9ZlFwmx0
地下への階段があった


勇者「ふむ、地下があるのか」


〜地下〜

勇者「流石に空気が湿っているな」

勇者「...お?あれは」
9 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 17:05:16.16 ID:E9ZlFwmx0
下2>>そこにあった物(生物ok)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 17:06:13.78 ID:aBKaFRPDO
宝物庫
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 17:06:17.61 ID:Ubho8/0Ro
墓の前で泣いてる気弱そうな少女
12 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 17:16:50.05 ID:E9ZlFwmx0
そこには、とても質素ながら哀愁漂う墓があった

その墓前で、気弱そうな少女が一人泣いていた


勇者(やっべえこれ絶対駄目な奴だ)

勇者(あいつ絶対魔王の娘だろ...)

勇者(しかもお前の親殺したの俺だぞ!?)

勇者(くそぅ...どうした物か)
13 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 17:23:35.81 ID:E9ZlFwmx0
勇者(いっそのことシラを切り通すか?)

勇者(いや、こんな所にいる時点で怪しさMAXだ)

勇者(かと言って殺される訳にも殺す訳にもいかんしなぁ)

勇者(くそ、俺は阿呆だ。そんな簡単に親殺しが許されてたまるか)

勇者(やはりここは償い。恨み尽きる事無くとも魔王に準ずる者がそこに居れば...)


勇者は感じていた。苦悩する己への充足感を、そして運命を
14 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 17:27:37.71 ID:E9ZlFwmx0
勇者「はじめまして」

魔娘「...?」

勇者「俺は勇者。君の親を殺した者」

魔娘「あなたが...?」

勇者「ああ。しかし君を殺そうという訳じゃない。償いに来たんだ」

勇者「さぁ、望みを言え。命にまつわる事以外なら叶えよう。この命尽きてもな」
15 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 17:29:20.28 ID:E9ZlFwmx0
下1、2>>魔娘の望み
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 17:29:35.88 ID:CfLCe84h0
美味しいご飯
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 17:31:44.60 ID:QaorUo/+o
友達になってほしい
18 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 17:48:00.34 ID:E9ZlFwmx0
魔娘「じゃあ、美味しいご飯が欲しいです」

勇者「...ふむ」

魔娘「あと、友達になって欲しいです」

勇者「分かった。...それだけ?」

魔娘「とりあえず今はね」
19 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 18:08:31.65 ID:E9ZlFwmx0
勇者「ところで、一つ聞きたいのだが」

魔娘「?」

勇者「俺を恨んで無いのか?」

魔娘「確かに悲しかったけど、お父様より強い人に興味があるの」

勇者「流石だ」

勇者「じゃあまた来るぞ」
20 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 18:20:51.19 ID:E9ZlFwmx0
勇者「求婚は後回しだな」

勇者「はぁ、緊張した俺が馬鹿みたいだ」

勇者「リフレッシュしよう。そうだな...」

勇者「面白そうだし、町外れの人気のない館にでも行くか」
21 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 18:23:28.30 ID:E9ZlFwmx0
〜館〜


その館は、人気が無いというより廃墟そのものだった


勇者「よし、早速探索しよう」

勇者「面白い物が見つかるといいな」
22 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 18:24:30.54 ID:E9ZlFwmx0
下1、2>>見つけた物や生物
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 18:25:55.68 ID:CfLCe84h0
メタルスライムの群れ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 18:26:39.27 ID:B+tLDDNEO
ダイヤモンドゴーレム
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 18:27:20.88 ID:/x7M+kC90
完成直後に魔王が倒され放棄された対勇者用人造魔神
26 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 21:21:13.48 ID:E9ZlFwmx0
勇者「...」

シャシャッ

勇者「逃がさん!」メキッ

シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ

勇者「多くね!?」


メタルスライムの群れが激しく動き回っている


勇者「もう放置しよう」
27 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 21:26:48.62 ID:E9ZlFwmx0
勇者「さっきから妙に強いオーラを感じる」


ダイヤモンドゴーレムなのだから、当然だが


勇者「あれか」

ダイゴ「...」ギゴガゴ

勇者「来い」

ダイヤモンドゴーレムはパンチを繰り出す

勇者「せいやぁ!!」シュッ!


勇者は勢いよく拳を突き出す


ダイゴ「ォ...ォ...」パラパラ


勇者「一点からの攻撃に脆いのがお前の特徴だ!」
28 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/16(土) 21:28:25.70 ID:E9ZlFwmx0
下2>>館の最奥部に待ち受けていたのは?
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 21:31:49.74 ID:WV414Seoo
賢者
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 21:31:55.60 ID:0HPz8SGNO
両手がカニの少女
31 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/17(日) 16:20:59.43 ID:LGD0mmWN0
〜最奥部〜

勇者「...誰?」


そこに居たのは、何の変哲も無い少女だった

...その腕を除いては


蟹娘「えっ」

勇者「ふむ、かわいいな」

蟹娘「ええっ」
32 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/17(日) 16:45:32.21 ID:LGD0mmWN0
勇者は魔物ばかり見ていたせいで異形を気にしなくなってしまったのだ


勇者「何故驚く?」

蟹娘「うぇ、えぇ!?えっでも、かわいいって、その...」

勇者「...えーっと、何でここに居んの?」

蟹娘「あ、あぁ...その、人間が怖くて」

勇者「人間がか」

蟹娘「はっはい」

勇者「お前ビビり過ぎな。そんな緊張すんなよ」

勇者「理解者になってやるからな」

蟹娘「え、ありがとうございます...」
33 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/17(日) 16:55:26.73 ID:LGD0mmWN0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

勇者「さっきは勢いで逃げてしまったが、今度こそ魔娘と結婚する!」

勇者「...告白のセリフを考えなくては」

勇者「下準備は大切だな」
34 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/17(日) 17:12:45.81 ID:LGD0mmWN0
下2>>告白のセリフ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/17(日) 17:15:23.85 ID:IsNA9kGwO
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/17(日) 17:16:00.82 ID:H0XHzeCYO
貴様らのような劣等種はこの世から消えるべきだ。二度とそのツラ見せるな
13.05 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)