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( ^ω^)夢の対決!零式艦上戦闘機vsP-51ムスタング!のようです
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86 :
◆9l/Fpc6Qck
[saga]:2018/01/01(月) 13:10:29.03 ID:XGJJwDC40
完全にケツを取られた。
(#゚∀゚)「させっかよぉ!!」
だが、主翼のフラップを全開、更にピッチを上げたP-51は――
瞬時に速度を落すことで猛追するゼロの真上を滑るように飛び越え、後方へと流れてゆく。
( ^ω^)「!」
ゼロがオーバーシュートしたすぐ後、水平に戻ったP-51はマーリンエンジンを全開に吹かす。
そして、6基の排気管からけたたましいバックファイアをパンパンと鳴らしながら、再度ゼロに追従した。
87 :
◆9l/Fpc6Qck
[saga]:2018/01/01(月) 13:12:00.98 ID:XGJJwDC40
(#゚∀゚)「抜かれてから追いすがる!これは、ドンガメの日本軍機には絶対真似できねぇやり方だ!」
血を嗅ぎつけた海洋の鮫ように、ゼロに猛然と食らいつくP-51の荒々しい挙動は、まさにジョルジュの憤りを表していた。
(#゚∀゚)「このP-51より性能の劣る機体……!」
(#゚∀゚)「それも、どこぞの名も知れない素人パイロット如きに……!」
(#゚∀゚)「いつまでもナメられっぱなしじゃ、本職の名が廃っちまうんだよぉぉ!!」
怒りと共に放たれた12.7mm弾幕の軌道は重力によって、左下方へのスライスバックを行うゼロの進行方向へと屈折してゆく。
そして、そのうち数発の模擬弾はゼロの胴体表層でカンカンと音を立て、蛍光ピンクの飛沫を塗りたくっていった。
88 :
◆9l/Fpc6Qck
[saga]:2018/01/01(月) 13:13:39.77 ID:XGJJwDC40
撃墜判定のブザーは――沈黙したままだった。
(#゚∀゚)「弾が滑ったか……チッ!」
( ^ω^)「……肝が冷えたお」
そう呟いて、内藤はゼロのピッチを引き起こしに入る。
89 :
◆9l/Fpc6Qck
[sage]:2018/01/01(月) 13:15:25.23 ID:XGJJwDC40
短くてホントごめんなさい……今日はここまでです
新年あけましておめでとうございます
今年も、どうかよろしくお願い致します
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 13:46:55.45 ID:62c4ooTy0
あけおめー
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 21:48:32.31 ID:0HehjtpE0
乙おめ
92 :
◆9l/Fpc6Qck
[saga]:2018/01/04(木) 06:40:06.49 ID:XlVJCkao0
>>86
排気管は12だったんだよなぁ……
というわけで修正です
完全にケツを取られた。
(#゚∀゚)「させっかよぉ!!」
だが、主翼のフラップを全開、更にピッチを上げたP-51は――
瞬時に速度を落すことで猛追するゼロの真上を滑るように飛び越え、後方へと流れてゆく。
( ^ω^)「!」
ゼロがオーバーシュートしたすぐ後、水平に戻ったP-51はマーリンエンジンを全開に吹かす。
そして、計12基の排気管からけたたましいバックファイアをパンパンと鳴らしながら、再度ゼロに追従した。
次レスから再開です。
93 :
◆9l/Fpc6Qck
[saga]:2018/01/04(木) 06:41:31.86 ID:XlVJCkao0
( ^ω^)「アレ、直撃だったら終わってたおね」
( ^ω^)「装甲の薄い零戦の宿命ってやつだお……くわばらくわばら」
P-51が後ろに付き、勝負は振り出しに戻ったかに思えた。
しかし、内藤の表情にはまだ幾分かの余裕が感じられるようだった。
……
…………
………………
94 :
◆9l/Fpc6Qck
[saga]:2018/01/04(木) 06:46:25.58 ID:XlVJCkao0
それから数分、二機のもつれ合いは更なるステージへと上り詰めてゆく。
ゼロがP-51の銃撃を横滑りによってかわし、後ろに付きかけたゼロをP-51が速度によってちぎる。
ゼロがP-51のループラインを攻め、同じ手は食わぬと降下し逃げる。
そうしたドッグファイトの神髄とも言える試合運びに、地表から見物していたギャラリー達の興奮は、より高まっていった。
(#^Д^)「おいカメラ何やってんだ!もっとよく映せよ!」
(’e’)「まさか、ゼロでP-51とこんなにいい勝負ができるなんてな!」
(-@∀@)「あのゼロはカタログスペック以上によく動く……」
/ ,' 3「わし、発注したP-51が潰れたらゼロ戦に乗り換えちゃおう!」
川 ゚ 々゚)「おぶらびwwwおぶらだwww」
95 :
◆9l/Fpc6Qck
[saga]:2018/01/04(木) 06:52:09.54 ID:XlVJCkao0
(;,゚Д゚)「……」
(;,゚Д゚)「ハローさん……マズいんじゃないっすかコレ?」
ハハ ロ -ロ)ハ「……」
( ´_ゝ`)「いや、すげーな……」
( ´_ゝ`)「25分なんて、あっという間だ」
(´<_` )「あぁ……ここにきて俺も、久々に面白いと思える試合に出会えた気がするよ」
(´<_` )(あのゼロとP-51……いつか俺も、手合せを願いたいものだ)
腕を組みたたずむ弟者の口角が、自然と吊り上る。
その背中を預けていたのは、鎮座するネイビーブルーの機体だった……。
96 :
◆9l/Fpc6Qck
[saga]:2018/01/04(木) 06:59:30.24 ID:XlVJCkao0
舞台は、再び空へ。
ゼロがP-51の追撃を撒くため、ブレイクを繰り返していた時のことだ。
二機が大きさの違うループを空に描いた後――
ゼロは突如、機体を軸に無意味なバンクを行った。
(#゚∀゚)(コイツ……煽ってやがる!)
操縦桿を握るジョルジュの手は、今にもそれを握りつぶしてしまいそうな程の力がこもっていた。
だがそうしている間にも、眼前の照準器に移るゼロの機影は、徐々に大きくなってゆく。
これまで散々プライドを傷つけられてきたジョルジュにとって、この上ないチャンスが到来したのだ。
97 :
◆9l/Fpc6Qck
[saga]:2018/01/04(木) 07:07:47.91 ID:XlVJCkao0
( ゚∀゚)「……ケッ、勝負あったな」
( ゚∀゚)「手こずらせやがって……ざまぁねぇぜ」
(;゚∀゚)「さぁ、神にでも祈……ッ!?」
だが、ジョルジュはトリガーを押し込むことをためらってしまった。
残弾が、残りほんのわずかとなっていた。
彼の脳裏には、先刻まで目にしてきたゼロの回避機動の数々がフラッシュバックする。
そして、ジョルジュは――今のチャンスよりもより“確実な勝ち”をもぎ取るべく、機体を突如急降下させた。
98 :
◆9l/Fpc6Qck
[sage]:2018/01/04(木) 07:09:31.27 ID:XlVJCkao0
今日はここまでです
次か、次の次あたりで終わらせられたらなと思います
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/04(木) 22:14:04.40 ID:ifUi1Em80
乙!
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/02/07(水) 00:45:23.57 ID:DJdoV8PBO
おい
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 12:03:36.73 ID:4gnViZTe0
おい
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