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【デレマス】ライラ「ライラさんがmonkeyをレストアするですよー」
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80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/12(火) 22:11:56.30 ID:XFzTCVAxO
おつ
ベスパとか乗ってそうだよね
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/13(水) 18:01:35.13 ID:CIx6vJFyO
バイク詳しくないけど面白かった
調べたら小さくてかわいいバイクだね
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/14(木) 12:16:04.21 ID:t3nI0R6F0
乙
続編は新スレ建てるの?
83 :
>>1
[saga]:2017/12/17(日) 01:50:25.28 ID:B6o+j2sA0
>>79
本当に申し訳ないです。二次創作するものとして、名前を呼び方だけは間違えてはいけないと思ってたので悔しいです。
>>80
ベスパも可愛らしいですね。
>>81
こんなニッチな二次創作にも人を呼べるライラさんの求心力
>>82
ここでやりますよ
少し書き溜めができたので続き貼っていきます。
保険の話(短い)とデコレーションの話です。
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 01:51:40.24 ID:B6o+j2sA0
-しばらくして-
ちひろ「そういえばライラちゃん、保険はどうしてますか?」
ライラ「保険ですか? ナナさんが『自賠責は残ってます』っていってましたですよ」
ちひろ「そうじゃなくて任意のほうですよ」
ライラ「そういえば忘れておりました。 任意保険は大事って勉強しましたねー」
ちひろ「なら346プロの保険に入ってはいかがですか?」
ちひろ「福利厚生のサービスなんで安くて、充実の保障内容ですよ」
ライラ「お安いのはよいことですねー」
ちひろ「それに給料から天引きですので楽ですし」
ライラ「是非ともおねがいしますですよ」
ちひろ「では後で申込み用紙もってきますので」
ライラ「恩にきるのですよー」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 01:52:26.88 ID:B6o+j2sA0
-翌日、朝-
-346プロダクション、駐車場-
きらり「ライラちゃん、おっす!おっす!」
ライラ「キラリさん、おっすおっすでございますよー」
莉嘉「ライラちゃんおはよー☆」
みりあ「おはよーライラちゃん」
ライラ「リカさんにミリアさんもおはようございますよー」
みりあ「あーライラちゃんバイクに乗ってるー!」
ライラ「ライラさんの相棒でございますよー」
きらり「このバイク、ちっちゃくてきゃわいいねー♪」
ライラ「monkey殿と申しますですよー」
莉嘉「バイク乗ってるってオトナって感じー☆」
ライラ「ライラさんはおねえさんですから、えへへー」
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 01:53:25.76 ID:B6o+j2sA0
莉嘉「でもこのバイク少し地味じゃない?」
みりあ「地味っていうよりも飾り気がない感じかも?」
ライラ「そういえば亜季さんが『自分好みにデザインできますな』っていてましたです」
莉嘉「それじゃあみんなでライラさんのバイクオシャレにしちゃおうよ☆」
みりあ「みりあもやるー!」
きらり「莉嘉ちゃん、みりあちゃん、勝手に決めたらライラちゃん困っちゃうにぃ」
ライラ「いえいえ、すごくありがたいのですよー」
みりあ「本当にいいの!? よーし、がんばるぞー!」
莉嘉「それじゃあ、どうやってデコるかライラちゃん知ってるの?」
ライラ「前にミヨさんが"カッティングシール"なるものを使うと言ってましたですよー」
莉嘉「シール!!」
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 01:54:03.17 ID:B6o+j2sA0
莉嘉「スマホで調べてみたけど、専用のシートに印刷したらそれでシールになっちゃうんだって☆」
みりあ「すごーい!」
きらり「それじゃあ、どんなシールをはるか決めるにぃ☆」
きらり「ライラちゃんはー、どんなデザインがいいとかあゆー?」
ライラ「ライラさんはアイスがいいですねー」
莉嘉「どんなデザインならバイクにあったアイスになるかな?」
みりあ「それならいっそ、みりあ達でデザインしちゃうのはどうかな?」
きらり「グッドアイディアだにぃ☆」
莉嘉「そうと決まったら早速事務所でみんなで考えよ☆」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 01:54:28.07 ID:B6o+j2sA0
-しばらくして-
-事務所-
きらり「デザイン、できたにぃ☆」
みりあ「ライラちゃんの要望通りにアイスをメインにしてー」
莉嘉「バイクに貼っても似合うようにロゴマークみたいにしてみたよ☆」
ライラ「おお、これはすごいですね」
ライラ「とてもかっこいいのです!」
きらり「それじゃあみんなで、シールの材料買いに行くにぃ☆」
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 01:55:10.94 ID:B6o+j2sA0
-しばらくして-
みりあ「ホームセンターってなんでも売ってるんだねー」
ライラ「思ったよりお安いのでよかったのですよー」
きらり「それじゃあ早速貼ってみるにぃ☆」
莉嘉「それじゃあまず、デザインした紙をシートに貼り付けて……」
みりあ「貼れたら、紙をカッターナイフで切り抜いていくよー」
きらり「それから、いらない部分を剥がしていくにぃ☆」
きらり「シールの完成だにぃ☆」
ライラ「これをどうやってバイクに貼るのですか?」
莉嘉「説明書を読んでみよう☆」
みりあ「霧吹きとヘラがいるみたいだねー」
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 01:55:39.66 ID:B6o+j2sA0
ライラ「ヘラなら工具箱にありますですよ」
みりあ「あとは霧吹きだねー♪」
きらり「だれか霧吹き持ってる人いゆ?」
輝子「霧吹きなら…… もってる……」
莉嘉「あ、輝子ちゃん。 机の下にいたんだ☆」
輝子「本当は…… キノコくんのだけど…… つかって…… いいよ……」
ライラ「ありがとうございますですよ」
きらり「道具も揃ったし、シール貼りにいくにぃ」
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 01:56:15.60 ID:B6o+j2sA0
-駐車場-
ライラ「それでは、まずmonkey殿のタンクを綺麗に拭いていきますよー」
ライラ「それから貼るところを霧吹きで濡らしていきますですよ」
きらり「貼るところはここら辺でいいかにぃ?」
ライラ「ばっちりですよー」
莉嘉「空気が入らないように綺麗に貼っていって……」
みりあ「できたー!」
ライラ「おおー、かっこよくなったですね」
きらり「すっごくかわいいにぃ☆」
ライラ「みなさん、ありがとうございますですよ」
ライラ「何かライラさんにお返しできることはありませんですか?」
莉嘉「バイクにシール貼るなんて初めてだったからすっごく楽しかったよ 逆にアタシがお礼言いたいぐらい☆」
みりあ「みりあもー!」
きらり「きらりんも、すごーく楽しかったにぃ☆」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 01:57:37.47 ID:B6o+j2sA0
とりあえず以上です。これからまた書きためるのでうまくいけばこのまま更新できるかもです。
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 05:13:00.11 ID:u8EA+854o
乙です
こういう風にちょっとずつ自分好みに仕上げて行くってのが楽しいよね
しかしちひろさんの勧誘は、どうしても裏を勘ぐってしまうw
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 06:54:32.84 ID:B6o+j2sA0
>>93
書いている間は優しいちひろさんのつもりだったのに、読み直すと自分でもそう思いますw
書き溜めた分投下していきます。気づいたら朝日が登ってました。
あと、これ以降バイク要素が薄くなりますのでご留意を。
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 06:56:11.50 ID:B6o+j2sA0
-翌日-
-事務所-
菜々「今日のレッスンはハードでしたね…… あいたた…… 腰が……」
ライラ「ナナさんお疲れのようですねー」
菜々「ライラさんみたいに若い子にはピンとこないと思いますが……」
菜々「激しい動きをすると、すぐに腰が悲鳴をあげちゃって…… あいたた……」
ライラ「?? ナナさんはまだ17才なのでは……?」
菜々「そ、そう! ライラさんの一つ年上の永遠の17才です!!」
菜々「あっ!! 大きな声を出したらまた腰が……」
ライラ「ナナさん、ソファーに寝転んでくださいですよー」
ライラ「ライラさん、monkey殿のお返しにナナさんにマッサージをすると約束しました」
菜々「うう…… ありがとうございます…… それではお願いします……」
ライラ「では準備してきますですよ。しばしの間、くつろいでいてくださいです」
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 06:56:37.34 ID:B6o+j2sA0
ライラ「ただいまもどりましたよー」
菜々「何を準備してたんですか、ライラさん?」
ライラ「蒸しタオルですよー、温めるのは大事です」
ライラ「服をめくりますねー」
ライラ「蒸しタオルおきます、熱くないですかー?」
菜々「あ〜〜 あったかくてきもちいです〜〜」
ライラ「それでは少しこのままにしますね、それからマッサージしていきますです」
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 06:57:05.85 ID:B6o+j2sA0
ライラ「それでは始めていきましょー、タオルをどかしますねー」
菜々「おねがいします……」
ライラ「やりやすいように、ナナさんにまたがるように座りますね。 失礼しますよー」
ライラ「まず、筋肉をさらにリラックスさせていきますよー」
ライラ「手のひらで、あまり力を入れすぎないように全体をさすっていきますよー」
菜々「気持ちいいですねー」
ライラ「痛くはないですかー?」
菜々「大丈夫です〜」
ライラ「それから上から下にかけてゆっくりと揉みほぐしていきますよー」
菜々「あ〜 ききますね〜」
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 06:57:40.75 ID:B6o+j2sA0
菜々「ライラさん、とてもお上手ですね」
ライラ「昔から、家のメイドさんがよくやってくれたのですよ、ライラさんはその真似をしているだけですよ」
ライラ「そういえば、ナナさんもメイドさんでしたね。どなたに使えておるのですか?」
菜々「菜々はそんな本格的なメイドじゃなくて…… 言うなればファンの方々にですね」
ライラ「そんなメイドさんもいるのですねー、日本は不思議ですよー」
菜々「というか、ライラさんの家にはメイドさんがいるのですか?」
ライラ「実家にはたくさんいましたよー、今のライラさんの家にはひとりだけですね」
菜々「一人いるだけで十分すごいと思います……」
ライラ「そういうものですかねー」
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 06:58:08.44 ID:B6o+j2sA0
ライラ「ナナさん、この後のスケジュールはどうなっておりますか?」
菜々「この後はフリーですね。どうしてですか?」
ライラ「どうせなら、体全身マッサージしてしまおうと思ったのですよー」
菜々「それはありがたいです!」
菜々「でもそれじゃ大変じゃありませんか?」
ライラ「monkey殿のお礼にはまだまだ足りないのですよー」
菜々「そう言って下さるなら、お願いしますね♪」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 06:58:55.96 ID:B6o+j2sA0
ライラ「一通り終わりましたねー」
菜々「あ〜、気持ちよかったです、気持ちよすぎて最後の方半分寝てましたよ」
ライラ「ナナさんはお寝不足ですか?」
菜々「そうなんですよ、昨日深夜アニメを見てまして」
ライラ「それならいいマッサージがあるのですよ」
ライラ「菜々さん、ここに頭を預けてくださいですよ」
菜々「そのお膝ポンポンの動作は、もしや膝枕でしょうか?」
菜々「さすがにこの年になって膝枕は恥ずかしいですよ……」
ライラ「大丈夫ですよ、事務所にはナナさんとライラさんしかいませんので」
ライラ「それに、とってもきもちいですよー」
菜々「そこまでいうのでしたら……」
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 06:59:44.76 ID:B6o+j2sA0
菜々「それでは…… 失礼しますね」
ライラ「どうぞですよー」
ライラ「それでは始めますねー」
菜々「何が始まるのでしょうか。 菜々、すごく恥ずかしいです」
ライラ「ナナさん、目をつぶっていただけますか?」
ライラ「それでは手のひらをまぶたに当てますのでリラックスしてくださいですよ」
菜々「あ〜、ライラさんの手暖かいですね、暖かいアイマスクをしてるみたいで気持ちいいです」
ライラ「ぽかぽかライラさんですよー」
ライラ「それではしばらくこうしてますのでリッラクスしてくださいねー」
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:00:14.73 ID:B6o+j2sA0
ライラ「それでは次に頭のマッサージをやりますねー」
菜々「美容室でやってくださるようなやつですか? あれ気持ちいですよね♪」
ライラ「そんな感じですよー」
ライラ「こめかみから顎のラインにかけて優しくほぐしていきますねー」
菜々「あ〜 気持ちいですね」
ライラ「それはよかったです」
菜々「ライラさんありがとうございました! これでウサミン完全復活です!」
ライラ「まだ終わりではないのですよー」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:00:51.37 ID:B6o+j2sA0
ライラ「それではまた、さっきのようにまぶたの上にライラさんの手をおきますね」
ライラ「ではナナさんゆっくりお休みになってくださいです」
菜々「いやいや、それはまずいですよ!」
ライラ「いいのですよー ライラさんもメイドさんに膝枕されるとすごくよく眠れるのでー」
菜々「そういう問題ではなくて……」
ライラ「眠るまで、頭をなでなでです」
菜々「人に頭を撫でてもらうなんていつぶりでしょうか……」
菜々「ああ…… なんだか本当に眠くなってきました……」
ライラ「ゆっくりおやすみなさいです」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:01:26.41 ID:B6o+j2sA0
菜々「ふわぁ…… よく寝た……」
ライラ「ナナさん、おはようございますです」
菜々「そういえば菜々、ライラさんに膝枕されて寝ていたんですね」
菜々「あれ? あんなに高かった太陽が、綺麗な夕日に……」
菜々「菜々もしかして、完全に寝てましたか?」
ライラ「可愛らしい寝顔でしたー」
菜々「ごめんなさい! ライラさん、お膝しびれてませんか?」
ライラ「ナナさんは軽いので大丈夫ですよ」
ライラ「またお疲れでしたら、いつでもわたくしを呼んでくださいです」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:02:26.14 ID:B6o+j2sA0
-翌日-
-346プロダクション、晶葉ラボ-
ライラ「たのもーですよー」
晶葉「やあライラ、まっていたよ」
ライラ「今日はアキハさんのお手伝い、しっかり頑張りますよー」
晶葉「ああ、それは頼もしいな」
晶葉「それじゃあ早速始めていくか」
ライラ「それで今日はなにをするのでございますか?」
晶葉「今日はロボットのメンテナンスを行うつもりだ」
晶葉「以前渡した白衣は持ってきいるな?」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:03:05.02 ID:B6o+j2sA0
ライラ「メンテナンスというと、具体的には何をするのでございますか?」
晶葉「分解して、掃除して、直す。 ライラがバイクの修理をしたのと同じだ」
ライラ「おー、ライラさんの得意分野ですねー」
晶葉「期待しているぞ、それでは私がバラしていくから掃除を頼む」
ライラ「あいあいさーですよー」
ライラ「シキさんから頂いたパーツクリーナ、本当によく汚れが落ちますねー」
晶葉「ああ、すごいな。 今度、私も作ってもらおうか」
ライラ「代わりにhshsされるのですよー」
晶葉「hshsか…… それは少し恥ずかしいな……」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:03:45.73 ID:B6o+j2sA0
ライラ「一通りの洗浄が終わりましたねー」
晶葉「ありがとう、ライラ。 一度休憩しようか」
晶葉「疲れた時にはやはり糖分だ、このモンスターエナジーをやろう」
ライラ「変わったデザインの缶ですねー」
晶葉「そうだろう、まあいわゆるエナジードリンクというものだ」
晶葉「これを飲めば疲れなんか吹っ飛ぶぞ! それにバイク乗りには愛飲する人も多いらしいぞ」
ライラ「ならライラさんも飲まないとですねー」
ライラ「……不思議な味ですねー」
晶葉「だがこれがクセになるのだよ」
晶葉「さあ、続きを始めようか」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:04:15.00 ID:B6o+j2sA0
ライラ「今度は何をすればよいのでしょうか?」
晶葉「今度は組み立てだな」
晶葉「その前に油を注すのを忘れるなよ」
晶葉「油は駆動系の摩擦を少なくする他にも、金属製のパーツを空気に触れないようにすることで錆を防ぐ役割もあるのだ」
ライラ「そんな理由があったのですねー」
ライラ「機械というのはとても合理的に作られているのですねー」
晶葉「そうだ、それこそが機械の美しいところなんだ、ライラもわかってきたじゃないか」
ライラ「今日はアキハさんのことが、もっと理解できた気がするのですよー」
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:04:46.22 ID:B6o+j2sA0
晶葉「テスト駆動も成功。 これで終了だな」
ライラ「アキハさんはこれを一人で作っているのですね、すごいです」
晶葉「まあ私は天才だからな!」
晶葉「……だが天才といえども一人でなんでもできるわけではない」
晶葉「……また来てくれるか?」
ライラ「もちろんですよー」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:05:29.02 ID:B6o+j2sA0
-翌日-
-346プロダクション、女子寮前-
ライラ「今日はキョウコさんとお料理のお手伝いの約束をしている日ですよ」
響子「ライラさん、こっちですよー」
ライラ「キョウコさんこんにちはですよ」
響子「はい、こんにちはライラさん」
ライラ「わざわざお迎え、ありがとうございますです」
響子「いえいえ。 それに寮は管理が厳しいので、一緒に入らないと入れないんですよ」
ライラ「おー、それはすごいですね。 ライラさんのアパートとは大違いです」
響子「……戸締りはちゃんとしてくださいね」
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:06:03.14 ID:B6o+j2sA0
-女子寮、キッチン-
ライラ「本日は何を作るご予定でございますか?」
響子「今日はせっかくなんでライラさんのお国の料理、中東料理を作ってみたいと思います!」
ライラ「それはたのしみですねー」
響子「食べ慣れた人に食べてもらって感想をいただくのが上達の早道ですから」
ライラ「いっぱい食べますよー」
響子「ふふっ、それは頼もしいです」
ライラ「キョウコさん、今日のメニューはなんでございますか?」
響子「マチブース、ハモス、リモナナですね」
ライラ「どれも懐かしい名前ですね」
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:07:19.32 ID:B6o+j2sA0
響子「まずは時間のかかるマチブースから作りましょう」
ライア「日本風に言うと鶏肉の炊き込み御飯ですねー」
響子「まずお米を洗ってざるにあげておきます」
響子「もちろんお米は長くてパラパラした食感のインディカ米です」
ライラ「久しぶりに、このお米を見ましたです」
ライラ「初めて日本に来たときは、お米がもちもちしていてびっくしりましたですよー」
響子「それから鶏肉、トマト、玉ねぎをそれぞれ一口大、2cm角、みじんに切っていきます」
響子「鍋にオリーブオイルを引き、玉ねぎを炒めます」
響子「しんなりしてきたら鶏肉を入れてさらに炒めます」
ライラ「いい匂いがしてきましたねー」
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:08:14.59 ID:B6o+j2sA0
響子「焼き色がついてきたら、水とトマトを入れて煮ていきます」
ライラ「この時に塩、胡椒、ターメリックやガラムマサラなどで味を整えますよー」
響子「沸騰したら鶏肉をとりだして、鍋に先ほどのお米を入れて弱火でしばらく炊きます」
ライラ「スパイスの香りがたまらないですねー」
響子「では炊いている間にハモスを作りましょうか」
ライラ「ひよこ豆のディップですねー」
響子「ひよこ豆はスーパーで買った缶詰のものを使用します」
響子「これにニンニク、レモン汁、オリーブオイル、練りゴマを合わせてフードプレセッサーでペーストにします」
響子「本当は練りゴマではなくタヒニというゴマペーストを使用するのですがスーパーには売ってませんでした」
ライラ「ライラさんの家にありますよー、メイドさんが売ってるところを探しました」
響子「是非今度分けてください! というかライラさんのお家にはメイドさんがいるのですか?」
ライラ「みなさん驚かれますねー」
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:08:51.27 ID:B6o+j2sA0
響子「ペーストの材料に味付けとして塩とカイエンペッパーを加えます」
響子「ライラさんフードプロセッサーの蓋押さえてもらってもいいですか?」
ライラ「おまかせくださいです」
ライラ「うぃーんですよー」
ライラ「すごい勢いでペーストになっていきますねー」
響子「本当はピタパンというパンにつけて食べたいのですが、もしかしてライラさんの家にあります?」
ライラ「ありますよー」
響子「……先に連絡しておけばよかったですね」
響子「今回は買ってきたトルティーヤチップスと野菜スティックにつけてみたいと思います」
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:09:35.41 ID:B6o+j2sA0
ライラ「マチブースの水気がなくなってきましたねー」
響子「それでは火をを止めて蒸らしましょう」
響子「その間に野菜スティックとリモナナを作ってしまいましょう!」
ライラ「ミントの入ったレモネードですねー」
響子「野菜スティックはセロリとキュウリを棒状に切るだけなので簡単ですね」
ライラ「背の高いコップに盛り付けると綺麗ですねー」
響子「次はリモナナです」
響子「夕美ちゃんからもらったたっぷりのミントです」
ライラ「良い香りがしますねー」
響子「これに自家製のレモンシロップ、水を足してフードプロセッサーにかけます」
響子「ペースト状になったら氷を加えてクラッシュアイスにします」
響子「完成です! 食後に飲むので冷蔵庫で冷やしておきましょう」
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:10:08.65 ID:B6o+j2sA0
ライラ「マチブースもちょうど出来上がりましたね」
響子「では盛りつけますので、食器の準備お願いします」
ライラ「かしこまりですよー」
響子「ではこれをテーブルに運んでくださいな」
ライラ「いい匂いがしますねー、お腹が空きました」
響子「もう準備できますから、もう少し待ってくださいねー」
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:10:41.68 ID:B6o+j2sA0
ライラ「それではいただきますですよー」
響子「いただきます」
ライラ「まずはマチブースから……」
ライラ「おお、とても美味しいのですよ。 故郷で食べていたのと負けず劣らずです」
響子「ライラさんにそう言ってもらえると嬉しいです!」
ライラ「次はハモスですねー、セロリにつけて……」
ライラ「これも美味しいです、でもこれは冷蔵庫で少し寝かせた方がもっと美味しくなりますね」
ライラ「明日、ピタパンを持ってきますので一緒に食べましょうねー」
響子「まだまだありますからいっぱい食べてくださいね!」
ライラ「キョウコさんのお料理は優しい味がしますねー」
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:11:16.46 ID:B6o+j2sA0
ライラ「ごちそうさまでしたですよ」
響子「おそまつさまでした」
響子「ではリモナナを出してきますね」
響子「はい、どうぞ!」
ライラ「透明がかった緑でとてもきれいですね」
響子「ついでに残ったレモンもコップの淵に飾り付けて、ミントを散らして……」
ライラ「まるでおしゃれなカフェのメニューみたいですねー」
ライラ「味もとても美味しいですねー。 キョウコさんのレモンシロップのおかげでしょうか?」
響子「ありがとうございます。 シロップはまだありますので、よかったら持って帰りますか?」
ライラ「いいのですか。すごく嬉しいですよ!」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:11:58.17 ID:B6o+j2sA0
ライラ「今日はありがとうございました、キョウコさん」
響子「いえいえこちらこそ、おかげで新しい料理のレパートリーが増えました!」
ライラ「ライラさん故郷のことを思い出しました」
ライラ「わたくしは日本に逃げてきた訳ですが、ドバイも悪いことばかりではありませんでした」
ライラ「これでまたしばらくアイドル頑張れそうですねー」
響子「私も寮暮らしでたまにホームシックになります」
響子「けど、そんなときはアイドルの仲間たちが励ましてくれます!」
響子「ライラさんも是非、私たちを頼ってくださいね!!」
ライラ「ライラさんは良いお友達をもったのですよー」
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/17(日) 07:15:55.64 ID:B6o+j2sA0
今回はこれでひとまず終了。
残りの協力者は小梅ちゃん、歌鈴ちゃん、美世さん、亜季殿、肇さん、P、李衣菜ちゃんですね。
後もう一度なつきち編が入る予定です。
ある程度何をさせるのかは決めているので、また近いうちにとうかしたいですね。
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/17(日) 15:01:46.95 ID:SoJitmTgO
ええぞ
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/12/17(日) 19:47:15.10 ID:q+aTV+SpO
リモナナをアベナナと空目したのはじぶんだけではないはず。はず・・・・
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 22:04:21.76 ID:u8EA+854o
乙でした
ライラさんはホントにいい仲間に恵まれたなあ
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:28:47.07 ID:V3RKXpmM0
>>1
です、少し投下していきます。
歌鈴ちゃん編と小梅ちゃん編です。
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:29:37.87 ID:V3RKXpmM0
-別の日、朝-
-ライラの家-
ライラ「今日はカリンさんのお手伝いに向かいますですよー」
ライラ「カリンさんは少し遠くの神社でボランティアをしているとのことです」
ライラ「これまでプロダクションまでの往復ばかりだったので、初めての長距離ツーリングですねー」
メイド「気をつけてくださいね」
ライラ「はい、行ってきますですよー!」
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:30:16.82 ID:V3RKXpmM0
ライラ「しっかりと点検をしてから出発ですねー」
ライラ「点検の基本は"ネン・オ・シャ・チ・エ・ブ・ク・トウ・バ・シメ" だとナツキ殿がおっしゃっていました」
ライラ「まず燃料とオイルはしっかり入ってますね」
ライラ「シャリンは空気も入ってますし傷なんかもないですねー」
ライラ「チェーンもいい感じにたわんでいますよー」
ライラ「エンジンは…… キック一発で点火ですねー。 いい調子ですねー」
ライラ「ブレーキとクラッチも異常はないですねー」
ライラ「灯火類もしっかり光ってますね、ピカピカですよー」
ライラ「バッテリーは灯火類が大丈夫なのでこちらも大丈夫ですねー」
ライラ「あとは増し締めですねー。 monkey殿は部品が少ないので楽ですねー」
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:30:42.83 ID:V3RKXpmM0
ライラ「後は持ち物ですね」
ライラ「ヘルメットよーし、免許よーし、地図よーし、お財布よーし、準備万端ですねー」
ライラ「暖機運転もこれぐらいでいいでしょうかー」
ライラ「今日も無事故無違反でいきますですよー」
ライラ「安全運転でないと手伝ってくださった皆様に申し訳ないですからねー」
ライラ「それでは出発でございますねー!」
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:31:33.68 ID:V3RKXpmM0
-神社-
ライラ「到着でございますねー」
歌鈴「ライラさーん! こっちですよー!」
ライラ「カリンさん、おはようございますですよー」
歌鈴「はい、おはようございます」
ライラ「今日はここで何をされるのですか?」
歌鈴「今日は境内のお掃除ですよ」
歌鈴「ここの神社は神主さんがもう高齢で、管理が難しいと聞いたので時々お手伝いに来ているんです」
ライラ「カリンさんはよいお方ですねー」
歌鈴「そんなことありませんよ」
歌鈴「私の実家は神社なので、たまに神社の仕事をしないと変な感じがするというか」
ライラ「心落ち着く場所、というやつですね」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:32:07.36 ID:V3RKXpmM0
歌鈴「まずはここの神様にご挨拶をしましょう」
歌鈴「御作法はご存知ですか?」
ライラ「はい、前にチヅルさんたちと来たことがあるのでー」
ライラ「二礼二拍手一礼でございますねー」
歌鈴「それでは早速お掃除にかかりましょうか」
歌鈴「お掃除道具は社務所にあるので取ってきますね」
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:32:33.98 ID:V3RKXpmM0
ライラ「神社のお掃除で何か気をつけることはございますか?」
歌鈴「そうですね、神様のおられる方に箒をはかない、などでしょうか」
歌鈴「あと、神社の境内の中の物は持ち帰らないようにしてくださいね」
ライラ「かしこまりましたです」
歌鈴「それでは始めましょう、まず草むしりをしてから箒でお掃除しましょうか」
ライラ「がんばりましょー」
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:33:01.69 ID:V3RKXpmM0
ライラ「終わりましたねー」
歌鈴「お手伝いいただいてありがとうございました」
ライラ「やはり綺麗にすると気持ちがいいですねー」
歌鈴「お疲れ様でした。お菓子を用意してますので食べましょうか」
ライラ「おー、カリンさんは気がきくのでございますねー」
歌鈴「水筒にお茶も入れてきてますので一緒に楽しみましょうね」
ライラ「ライラさんもー」
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:33:32.46 ID:V3RKXpmM0
歌鈴「こちらのベンチでいただきましょうか」
歌鈴「じゃーん、今日はこちらのお菓子を持ってきました!」
ライラ「桜餅でございますかー、ライラさん大好きですよー」
歌鈴「実はこれ桜餅に似ているんですけど違うお菓子で、道明寺餅というんですよ」
ライラ「おー、カリンさんの同じ名前ですねー」
歌鈴「関西ではこっちの方が有名なんですけどね」
歌鈴「こちらではあまり見つからなくてびっくりしました」
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:33:59.62 ID:V3RKXpmM0
ライラ「ごちそうさまでしたです」
歌鈴「ごちそうさまでした」
ライラ「餡子とお茶の組み合わせは最高ですねー」
歌鈴「ライラさんは日本通ですね」
ライラ「ライラさん日本のお料理大好きですよー」
歌鈴「ではまた今度、和菓子とお茶を事務所に持っていきますね」
ライラ「なんと……!」
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:34:25.86 ID:V3RKXpmM0
ライラ「ではわたくしは帰りますですよ」
歌鈴「ライラさん、今日はありがとうございました」
歌鈴「気をつけて帰ってくださいね!」
ライラ「はい! ご心配ありがとうございます」
ライラ「また今度、一緒にお掃除しましょうねー」
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:34:59.60 ID:V3RKXpmM0
-別の日、夕方-
-346プロダクション、女子寮前-
小梅「ライラさん…… こっちこっち……!」
ライラ「おー、コウメさん。お迎えありがとうございます」
小梅「うん…… ライラさん…… いらっしゃい……♪」
ライラ「お邪魔しますですよー」
ライラ「今日は一晩お世話になりますですよー」
小梅「お泊まり会で…… 徹夜でホラー映画鑑賞会…… どきどき…… だね……」
ライラ「お手柔らかに頼みますですよー」
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:35:29.74 ID:V3RKXpmM0
-346プロダクション、女子寮、小梅の部屋-
小梅「なにもない部屋だけど…… ゆっくりしていってね……?」
ライラ「コウメさんの部屋はなんとも奇抜ですねー」
ライラ「可愛らしい服や、たくさんのDVD、派手なアクセサリーなどライラさんのお部屋にはないものがたくさんですよー」
小梅「えへへ…… かわいい…… でしょ……?」
ライラ「はい、とても可愛らしいですねー」
小梅「じゃあ早速…… 映画…… 見よ……?」
小梅「前に菜々さんとライラさんに怖い話した時…… 全然動じてなかったから…… 趣向をかえてみたよ……?」
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:35:55.42 ID:V3RKXpmM0
ライラ「すごい映画でしたねー」
ライラ「まさかサメがトルネードに乗って飛んでくるとは思いませんでした……」
小梅「人がバンバン死んでいって…… すごくドキドキだったね……♡」
ライラ「サメだけでこれだけの死因を増やせるのはすごいですねー」
小梅「低予算だけど…… 手は抜かない…… それがB級映画の魅力…… だよ……」
ライラ「まさか、最後にサメのお腹から出てくるとは思いませんでしたねー」
小梅「楽しかった……♪ それじゃゴハン食べよっか……」
ライラ「おー、楽しみです」
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:36:21.28 ID:V3RKXpmM0
小梅「響子さんのお料理…… すごく美味しかったね……」
ライラ「あいかわらずすごいですねー」
小梅「それじゃあ…… お風呂…… はいろっか……?」
ライラ「裸の付き合いですねー」
小梅「ライラさんとお風呂…… 楽しみ……」
ライラ「大きいお風呂、楽しみですねー」
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:36:47.43 ID:V3RKXpmM0
ライラ「あんなに大きなお風呂は初めてでしたねー」
小梅「足を伸ばせるお風呂って…… いいよね……」
小梅「ライラさん…… この服着てみて……?」
ライラ「これは…… コウメさんがいつも着てるパーカーですか?」
小梅「うん…… ちゃんと洗ってるからね……」
小梅「ライラさん…… 可愛い服着たら…… 似合いそう……♪」
ライラ「貸していただけるのなら着させてもらいますよー」
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:37:15.22 ID:V3RKXpmM0
ライラ「どうでしょうかー」
小梅「うん……! すごく可愛い……」
小梅「じゃあこれも…… つけてみて……」
ライラ「コウメさんはたくさんアクセサリーをもっているのですねー」
小梅「可愛いのを見つけると…… つい買っちゃうの……」
ライラ「つけてみましたー、どうでしょうか?」
小梅「よく似合ってるよ……!」
ライラ「故郷にいた頃はライラさんもたくさん着けていましたねー」
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:37:46.16 ID:V3RKXpmM0
小梅「じゃあじゃあ…… これも着てみて……」
ライラ「可愛らしい服ですねー、ゴシックホラーナイトメアのときに着ていた服ですねー」
小梅「うん…… ライラさんはこういう服着た事ある……?」
ライラ「初めての体験ですねー」
小梅「でも…… ライラさんとっても可愛い……♡」
小梅「写真とっても…… いい……?」
ライラ「少し恥ずかしいですねー」
小梅「ライラさーん…… 眼線こっちにくださーい……」
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:38:15.28 ID:V3RKXpmM0
-しばらくして-
小梅「じゃあ次は…… これ着てみよっか……」
ライラ「コウメさんはたくさん服を持ってますねー」
小梅「まだまだ…… これからだよ……♡」
ライラ「ライラさんまるで着せ替え人形ですねー」
小梅「いいよ…… ライラさん…… 可愛いよ……」
ライラ「お仕事以外でこんな服を着たのは初めてでございます」
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:38:57.91 ID:V3RKXpmM0
蘭子「隻眼の亡霊よ、夜の帳は既に満ちて尚、謙遜の中に身を置くのか! (小梅ちゃん! もう夜も遅いのにうるさいですよ!)」
小梅「あ…… 蘭子ちゃん…… うるさくしてごめんなさい……」
蘭子「一体、如何様な事 (なにをしていたんですか?)」
ライラ「コウメさんに着せ替え人形にされてますですよ」
蘭子「碧眼の家出娘、闇に飲まれよ! (ライラさん! こんばんわー)」
蘭子「我の眼を奪いし可憐! (ライラさんすごく可愛いです!)」
小梅「蘭子ちゃんもやる……?」
蘭子「我の羽衣を持ち馳せ参じる、暫し待たれよ! (私の衣装も持ってくるので待っていてください!)」
ライラ「……長い夜になりそうですねー」
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:41:15.51 ID:V3RKXpmM0
>>143
訂正 最初の一行が抜けてた
ライラ「おや、部屋の扉がノックされてますね、こんな時間にどなた様でございましょうか?」
蘭子「隻眼の亡霊よ、夜の帳は既に満ちて尚、謙遜の中に身を置くのか! (小梅ちゃん! もう夜も遅いのにうるさいですよ!)」
小梅「あ…… 蘭子ちゃん…… うるさくしてごめんなさい……」
蘭子「一体、如何様な事 (なにをしていたんですか?)」
ライラ「コウメさんに着せ替え人形にされてますですよ」
蘭子「碧眼の家出娘、闇に飲まれよ! (ライラさん! こんばんわー)」
蘭子「我の眼を奪いし可憐! (ライラさんすごく可愛いです!)」
小梅「蘭子ちゃんもやる……?」
蘭子「我の羽衣を持ち馳せ参じる、暫し待たれよ! (私の衣装も持ってくるので待っていてください!)」
ライラ「……長い夜になりそうですねー」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:41:55.49 ID:V3RKXpmM0
-しばらくして-
ライラ「ようやく解放されたのですよ……」
小梅「ライラさんごめんね…… すこし暴走しちゃった……」
ライラ「ライラさんも普段来ない衣装を着られて楽しかったですよー」
小梅「えへへ…… よかった……」
小梅「それじゃあ…… 夜も遅いし…… そろそろ寝よっか……」
小梅「ベッド一つしかないけどいい……?」
ライラ「コウメさんがそれでいいなら、ライラさんは大丈夫ですよー」
ライラ「おー、ふかふかなベッドですねー」
小梅「それじゃあ…… 寝るまで…… お喋りしよっか……」
ライラ「えへへー ライラさんお喋りは大好きですよー」
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/19(火) 01:43:56.10 ID:V3RKXpmM0
以上です。
ライラさんを神社に連れて行ってよかったのか(宗教的な意味で)
あとよく考えると
>>1
はホラー映画はあまり知らないのでスプラッター方向に(この映画は少し違う気も)、そして熊本弁難しい
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 03:38:02.53 ID:14Suljh8o
乙でした
サメ映画はなんか小梅ちゃんより奏の印象(風評被害
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/19(火) 04:07:19.74 ID:V3RKXpmM0
>>144
今更だけど訂正
蘭子の最初のセリフ謙遜を喧騒に脳内変換しといてください
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:36:47.71 ID:7ncC9iiP0
>>1
です、少し書き溜めができたので投下していきます。
美世さんと亜季殿です。
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:38:08.23 ID:7ncC9iiP0
-別の日-
-346プロダクション、駐車場-
美世「ライラちゃん、おはよう!」
ライラ「ミヨさん、おはようございますですよー」
美世「今日も元気にmonkeyで出社だね」
ライラ「ミヨさんたちのおかげでございますねー」
美世「そうだライラちゃん、これから少し時間ある?」
ライラ「えーと…… はい、大丈夫でございます」
美世「それじゃあ、少しmonkeyに乗せてくれない?」
美世「乗り初めてしばらく経ってるから、異常がないかも見ておきたいし」
ライラ「それは助かるのですよ」
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:38:43.94 ID:7ncC9iiP0
美世「それじゃあヘルメット借りるね」
美世「半ヘルなんて被ったのいつ以来だろ、懐かしいなー」
ライラ「スタイルの良いミヨさんが乗るとmonkey殿も小さく見えますねー」
美世「ふふっ、ありがと」
美世「音は異常無し…… それじゃあ発進!」
美世「クラッチも綺麗に切れてるね…… ブレーキもよく効いてる」
ライラ「しっかりメンテナスをしてますからねー」
美世「軽く見た感じ大丈夫そうね、それじゃあ飛ばしてみますか」
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:39:37.57 ID:7ncC9iiP0
ライラ「monkey殿のマフラーから聞いたことのない音がでているのですよ……」
ライラ「曲がるときにあんなに傾けても倒れないものなのですねー」
ライラ「なんと…… 今度は前輪が浮いております……!」
ライラ「ミヨさんは自由自在に乗りこなしているのですよ」
ライラ「ライラさんは怖いので安全運手でいきましょう」
美世「ライラちゃんありがとう、こういう軽い2stは楽しいね」
ライラ「ミヨさんは運転がお得意なのですね」
美世「まぁ昔からこんな遊びばっかりしてたからね」
ライラ「継続は力なり、ということですねー」
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:40:36.25 ID:7ncC9iiP0
-別の日-
-郊外のサバゲーフィールド、駐車場-
ライラ「今日はアキ殿との約束でここに来たのですが」
ライラ「ここは何をするところなのでしょうか……?」
亜季「ライラ殿! おはようございます」
ライラ「アキ殿、おはようございます。 アキ殿もバイクに乗られるのですねー」
亜季「はい! こいつはPS250といいまして、このミリタリー感溢れる風貌、最高ですな!」
ライラ「ごつごつとした大きなバイクですねー、たくさん荷物が乗りそうです」
亜季「そこに気がつくとはライラ殿もお目が高い!」
亜季「この大きな積載量のおかげでサバゲーに行くときも楽でありますよ」
ライラ「おー、それでサバゲーとはなんなのでしょうか?」
亜季「ではそこから説明していきましょうか!」
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:41:41.01 ID:7ncC9iiP0
亜季「サバゲーの基本はエアガンでの打ち合いですな」
亜季「もちろん怪我がないよう、ルールの設定や防具なんかはしっかりとあります」
亜季「ただ撃ち合うのも楽しいですが、装備を整えて何かになりきって遊ぶのも楽しいですな」
亜季「例えば日本の自衛隊だったり、映画の登場人物だったり……」
ライラ「コスプレのようなものですかねー?」
亜季「そう捉えてもらっても構いません」
亜季「それで今回はライラ殿に、私のコレクションを着ていただくために来ていただいたのですよ!」
亜季「この場所を指定したのはロケーションも凝りたかったからであります」
亜季「それでは早速中に入りましょうか」
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:42:44.67 ID:7ncC9iiP0
ライラ「広いところですねー、たくさん人がいます」
亜季「ここにいる全員、サバゲーをやりに来ているのツワモノであります」
ライラ「すごい熱気ですねー」
亜季「皆、早くフィールドを駆け回りたくてウズウズしていますな」
亜季「まあ今日私たちは、一区間を貸し切っての撮影なので心配はありませんぞ」
ライラ「安心ですねー」
亜季「では更衣室がありますのでそこで着替えましょう」
ライラ「アキ殿はどのような衣装をもってこられたのですか?」
亜季「よくぞ聞いてくれました! 中東の軍隊といえばやはりサウジアラビア軍!」
亜季「そのサウジアラビア軍の迷彩服をもってまいりました!」
ライラ「おー、初めて着る服ですよー」
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:43:19.24 ID:7ncC9iiP0
ライラ「着て来ましたよー 丈夫そうな服ですねー」
亜季「おおっ! ライラ殿よくお似合いで!」
ライラ「照れますねー」
亜季「どこかキツイところなどはありませんか?」
ライラ「大丈夫ですねー、少し大きいぐらいです」
ライラ「こんなにしっかりとした服なのにとても動きやすいですねー」
亜季「ミリタリーアイテムは使い勝手が良いように作られておりますゆえ」
亜季「では早速フィールドに出てみましょうか」
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:43:49.54 ID:7ncC9iiP0
ライラ「外はこんな風になっていたのですねー」
亜季「いわゆる資材置き場風フィールドというやつです」
ライラ「これならこの服を着ても風景によく似合いそうですねー」
亜季「さすがライラ殿よくわかっておりますな!」
亜季「ではまずこれを持ってみてください」
ライラ「これは……? 銃でしょうか?」
亜季「はい、世界で一番使われているアサルトライフル、AK47であります」
亜季「もちろん、サウジアラビア軍でも使われているものであります」
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:44:39.26 ID:7ncC9iiP0
ライラ「どのように構えればいいのでしょうか?」
亜季「では銃の側面を私に見えるように両手で構えて、銃口を軽く下に向けてみてください」
ライラ「こうでございますか?」
亜季「ライラ殿は筋が良いのでありますな」
亜季「では早速写真に収めていきましょう、ライラ殿キリッとした顔してみてください」
ライラ「キリッ!ですよー」
亜季「なんとも和やかな顔ですなー、まあこれがライラ殿らしいですな」
亜季「では撮りますぞー」
亜季「では次は銃を構えて撃っている最中のような写真にしましょうか」
亜季「ポーズはこのように……」
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:45:15.56 ID:7ncC9iiP0
-しばらくして-
亜季「ふー たくさん撮れましたな」
ライラ「色々な装備を撮りましたねー」
亜季「では撮影はこの辺りにして、ご飯でも食べるとしますか」
ライラ「おー、ご飯ですか」
亜季「はい! サバゲーフィールドでご飯といえばカレーであります」
ライラ「カレー! ライラさん日本のカレーも大好きですよー」
亜季「そうでありますか! ではまた今度自衛隊式のカレーを作ってくるのでよかったら食べてみてください」
ライラ「それは嬉しい提案ですねー」
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:45:52.19 ID:7ncC9iiP0
ライラ「ごちそうさまでしたー」
亜季「美味しかったでありますな」
亜季「この後私はサバゲーをしようと思っているのですが、ライラ殿はいかがでしょうか?」
ライラ「残念なことにこの後お仕事があるのですよ……」
亜季「そうでありますか…… ではまたの機会に!」
亜季「撮った写真は事務所に持っていきますので、今度一緒に見ましょうぞ!」
ライラ「はい! 楽しみですねー」
亜季「ではライラ殿、また事務所で!」
ライラ「はい。 また事務所で、でございます」
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/25(月) 17:46:49.50 ID:7ncC9iiP0
以上です。
間が空いた割に短い、年末年始で一気に書き終えてしまいたいですね。
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:26:46.88 ID:KD8disBs0
>>1
です
書き溜めができたので投下します。
今回で最終回のつもりです。
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:27:32.75 ID:KD8disBs0
-別の日-
-346プロダクション、事務所-
肇「おつかれさまです」
ライラ「おつかれさまです、ハジメさん」
肇「おや、ライラさんだけですか」
ライラ「皆さんお仕事に行ってしまわれました」
肇「そうですか、ライラさんはこの後ご予定は?」
ライラ「とくにないですねー」
肇「これから少し陶芸をしようかと思っていたのですが、ライラさんもいかがですか?」
ライラ「ライラさんもよいのですか?」
肇「はい、陶芸に興味のある人が増えることは嬉しいことです」
ライラ「ではわたくしに陶芸を教えてくださいませんか?」
肇「はい、喜んで」
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:28:06.40 ID:KD8disBs0
肇「では倉庫から道具を取ってきますので少し待っていてください」
ライラ「ライラさんもお手伝いしますよ」
ライラ「二人でやったら、きっと楽チンですね」
肇「ならお言葉に甘えて、一緒に行きましょうか」
ライラ「ご一緒ですねー」
ライラ「陶芸には何を使うのですか?」
肇「そうですね、特別な物ですと、ろくろとヘラ、それと素材の粘土ですね」
肇「あとは水を入れるお皿だったり、タオル、糸なんかも使います」
ライラ「このプロダクションにはなんでもございますね」
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:28:40.31 ID:KD8disBs0
肇「道具も全部持ってこれたので、早速始めましょうか」
肇「ライラさんはなにか作りたい物はありますか?」
ライラ「そうですねー、初めてでも作りやすい物はなんでしょうか?」
肇「そうですね、形が簡単であまり大きくない物ですから……」
肇「湯のみなんてどうでしょうか、実用的なのであって困る物でもないですし」
ライラ「ライラさんもお茶は大好きですよー」
肇「では決まりですね」
ライラ「ではご教示お願い致しますです」
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:29:06.92 ID:KD8disBs0
肇「道具も揃ったので始めていきましょう」
ライラ「よろしくお願いいたします」
肇「まずは粘土を捏ねましょう」
ライラ「よいしょ、よいしょ、結構力がいりますねー」
肇「慣れないと難しいですよね」
肇「全体を同じ硬さにして、うまく空気を抜かないと、焼く際に割れる原因となるので頑張りましょう」
ライラ「割れてしまうのは嫌ですねー」
ライラ「頑張っていきましょー」
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:29:40.65 ID:KD8disBs0
肇「捏ねるのはこれぐらいでいいですよ」
肇「では形を作っていきましょうか」
肇「捏ねた粘土をろくろに乗せて、ろくろを回しながら大体の形を作ります」
ライラ「台が勝手に回ってくださるのですねー」
肇「次にろくろを回しながら、粘土の真ん中に指を入れて穴を開けていきます」
ライラ「ろくろのおかげで、指を当てると穴が空いてきますねー」
肇「穴を開けられたら、今度は粘土を縦に伸ばしていきます」
ライラ「にゅーっと伸びていきますねー、まるで生きているみたいです」
肇「ではライラさんもやってみてください」
ライラ「ではライラさんも…… おや…… 歪んでしまいました……」
肇「大丈夫ですよ、また最初からやり直せますので」
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:30:07.88 ID:KD8disBs0
ライラ「二回目は上手にできましたー!」
肇「お上手ですね」
肇「では、これをろくろから切り出しましょう」
肇「粘土を切るときはこれを使います」
ライラ「糸…… ですか?」
肇「はい、何の変哲も無い糸です」
肇「ろくろを止めて、この糸で引っ張ると……」
ライラ「おー、綺麗に切れました!」
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:30:37.96 ID:KD8disBs0
肇「これで今日できる作業は終わりですね」
肇「後はこれを乾燥させてから、二回窯で焼いて出来上がりですね」
ライラ「手間がかかっているのですねー」
肇「その分、出来上がった物への愛着がわきますよ」
ライラ「手間がかかる子ほど可愛いというやつですね」
肇「焼きは今度実家に帰ったときにやりますから、出来上がったら持ってきますね」
ライラ「それまでワクワクですねー」
肇「では後片付けをしてお茶にしましょうか」
ライラ「お手手を洗わないと粘土でドロドロですねー」
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:31:21.29 ID:KD8disBs0
-別の日-
-346プロダクション、事務所-
ライラ「おはようございますですよー」
夏樹「おう、おはようライラ」
李衣菜「おはよーライラさん」
ライラ「ナツキ殿に、リイナさんおはようございます」
李衣菜「突然だけど、ライラさんまたバンドやらない?」
ライラ「ライラさんはいいですよー」
夏樹「よっしゃー! ドラマーゲット!」
夏樹「だりーと話しててな、アタシとだりーとでバンドを組んでみたいってな」
李衣菜「私がギターで、なつきちがベースだよ」
ライラ「ナツキ殿はベースもおやりになるのですねー」
夏樹「まあちょっと手を出してるぐらいだけどな」
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:31:57.62 ID:KD8disBs0
李衣菜「私もギターまだあんまり上手じゃ無いし、なつきちのベースもそれなり」
夏樹「だから他のメンバーも初心者にして、みんなで一緒に上達していこう、ってなってな」
ライラ「おー、それはとてもロックでございますねー」
李衣菜「でしょ!」
夏樹「それじゃあ、アタシとだりーとライラでスリーピースバンド結成だな!」
ライラ「おー!」
李衣菜「それじゃあ早速どんな曲やるか決めようよ!」
夏樹「そんなにはしゃぐなって。 始めの曲なんだし、じっくり決めようぜ」
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:32:33.83 ID:KD8disBs0
-別の日-
-346プロダクション、事務所-
ライラ「おはようございますですよー」
P「おう、ライラさん」
ライラ「P殿は何をしておられるのですか?」
P「346プロダクションで新しいネット番組をやることになってな」
P「それ用に提出する企画を考えているんだが、なかなかまとまらなくてな」
P「なんでもいいからアイデアが欲しい。 ライラさん最近はまってることでも教えてくれないか?」
ライラ「そうですねー バイクとロックでしょうか」
ライラ「monkey殿に乗ってお出かけするのも楽しいですし」
ライラ「リイナさんやナツキ殿と一緒にバンドの練習をするのも楽しいですねー」
P「バイクとロックかー、それじゃその二つを組み合わせて企画でも考えてみるか」
ライラ「そんな適当でいいのでございますか?」
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:33:04.06 ID:KD8disBs0
-別の日-
-346プロダクション、事務所-
ライラ「おはようございますですよー」
夏樹「おう、来たかライラ」
李衣菜「この三人に呼び出しなんてなんだろうね?」
ライラ「お二人もP殿からは何も聞いていないのでございます?」
夏樹「特に何も聞いて無いな」
P「すまん待たせたな」
李衣菜「それでPさん、今日は何の話なの?」
P「実はこの三人でやるネット番組の企画が通ってな、今日はそれを伝えようと思ってな」
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:33:32.83 ID:KD8disBs0
夏樹「まじかよ!? 」
李衣菜「この三人で出来るの!? やったぁ!」
ライラ「番組ですか、お賃金がいっぱいもらえそうですねー」
李衣菜「それでどんな内容なの?」
P「まあ少し落ち着け」
P「この三人に共通することが2つある、わかるか?」
李衣菜「一つはバンドを一緒にやってるだよね」
P「正解だ、じゃあもう一つは」
ライラ「むむむ…… なんでございましょうか?」
夏樹「……あ、わかったかも」
夏樹「一緒にバイクの修理をした、だろ?」
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:34:08.76 ID:KD8disBs0
P「正解だ、夏樹」
P「なので番組もこの二つに焦点を当てたものになる」
李衣菜「バイク修理とバンド活動、この二つがどう組み合わさるんだろう……?」
ライラ「見当もつきませんねー」
夏樹「あー、なんかわかったかもしれないな」
夏樹「もしかして、あの日曜にやってる番組と趣旨は同じか?」
P「おっ 夏樹、勘がいいな。 まあそんな感じだよ」
李衣菜「えー? なに? わかんないよ?」
P「じゃあ正解発表といこうか」
P「バンド活動をしているアイドルが、本職並みのスキルでバイクをレストアする番組」
P「つまり鉄腕DASHのバイク版だな」
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:34:48.53 ID:KD8disBs0
李衣菜「……そんなパクリっぽいの大丈夫なの?」
P「パクリ言うなリスペクトだ。 まあ大丈夫だろ、企画も実際通ったわけだし」
夏樹「本当に大丈夫なのかよ、それでどんな番組なんだ?」
P「やることは最近ライラさんがやってことまんまだ」
P「レストアするバイクを見つけて、それをプロダクションのアイドルの手を借りてレストアを完成させる」
P「出来上がったら、その報告とお返しを兼ねてそのアイドルの元にお手伝いにむかう」
ライラ「本当にいっしょのことをするのですねー」
P「まあそれだけライラさんのやってきたことが気持ちのいいことだ、ってことだよ」
夏樹「なんにせよ、この三人でまたバイクいじりができるのは歓迎だぜ!」
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:35:22.41 ID:KD8disBs0
P「それと並行してこの三人でバンド活動もやっていこうと思う」
P「もちろん、バンドの方もガチじゃないと面白くならないからな」
P「気合い入れてレッスンしていくぞ」
ライラ「バイクにバンドに大忙しですねー」
李衣菜「でもバイクとバンド両立できたら、すごくロックじゃん!」
夏樹「面白そうな企画だな、ありがとなPさん」
ライラ「事務所でナツキ殿にバイクの写真をみせてもらってから、こうなるとは思ってもなかったのですよ」
ライラ「バイクにバンドどちらも大変ですねー」
ライラ「でもライラさん頑張りますよー」
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/26(火) 00:39:35.32 ID:KD8disBs0
これにて『ライラ「ライラさんがmonkeyをレストアするですよー」 』は完結です。
レスをくれた方々、本当にありがとうございました、とても励みになりました。
書きたいことはあらかた書くことができましたが、その分行き当たりバッタリな文章になってしまいました。
読み返すと誤字や勘違い、調べ不足が多いですね。まあ緩い目でみてください。
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/27(水) 04:24:42.20 ID:ECFRQElFo
完結乙でした!
ライラさんの素直な心と、周りのアイドルの優しさにほっこりと癒されるお話でした
ライラさんがツーリングに行ったりとか、後日談的なお話があればまた読んでみたいです
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