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【デレマス】ライラ「ライラさんがmonkeyをレストアするですよー」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:46:38.39 ID:aRYmkSIo0
アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。
>>1
はバイクいじり初心者です。
間違った描写が多々あると思いますが、指摘やスルーをしていただけると嬉しいです。
バイクをいじる時は必ず信頼できる情報をみて安全に行ってください。
では次から初めていきたいと思います
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1513068398
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:48:41.00 ID:aRYmkSIo0
-346プロダクション、事務所-
ライラ「おはようございますですよー」
ライラ「皆様方は何をしておられるのですか?」
李衣菜「ライラさんおはよう! 今なつきちにバイクの写真見せてもらってるの」
夏樹「よぉライラ! だりーが見せてくれってうるさくてな」
菜々「おはようございますライラさん、バイクに乗ってる夏樹さんすごくかっこいいですよ♪」
ライラ「ライラさんにも見せていただけますか?」
夏樹「いいぜ、隣座りなよ」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:49:35.18 ID:aRYmkSIo0
ライラ「夏樹殿は大きなバイクにのっているのですね」
李衣菜「かっこいいよね」
夏樹「ありがとな、まだまだいろんな写真があるから見てくれよな」
ライラ「いろいろな種類のバイクがあるのですねー」
ライラ「この写真に写ってる方とても大きいですね、バイクがこんなに小さく見えますです」
夏樹「違う違う、このバイクは本当にちっちゃいんだよ。」
菜々「あ、これmonkeyですか懐かしいですね。菜々も昔これに乗ってたんですよ」
李衣菜「あれ菜々ちゃんまだ17才だから原付の免許とったのも最近じゃないの?」
菜々「」
菜々「お父さん、菜々のお父さんが昔乗っていたんですよ!!」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:50:13.45 ID:aRYmkSIo0
ライラ「このmonkey殿はとても可愛らしいですね、ライラさんが乗ってもぴったりフィットしそうです」
夏樹「ライラはmonkeyが気に入ったのか」
李衣菜「気に入ったのなら乗ってみたくない?ライラさんもう免許取れる年なんだし?」
ライラ「ですがライラさんにはバイクを買うお金もないのですよー」
菜々「それなら実家にあるmonkey差し上げましょうか?」
菜々「もう長い間乗ってなくて、実家のガレージで埃かぶってるんです」
菜々「どうせなら乗ってくれる人の手に渡ったほうがバイクも嬉しいと思います」
ライラ「そんな、もうしわけないですよ」
菜々「いいんです。それでも気に病むなら、菜々にマッサージでもしてくれれば大丈夫です!」
ライラ「本当にいいのですか? わたくしはりきってマッサージするですよ!」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:52:32.57 ID:aRYmkSIo0
夏樹「でもしばらく乗ってないんだろ? ある程度修理とメンテしないとな」
ライラ「修理とメンテナンスにもお金がかかりますね」
夏樹「ある程度はアタシがやってやれるけどな」
ライラ「でも夏樹殿も忙しいですし……」
李衣菜「なら、なつきちにも何かお手伝いしてお礼すればいいんじゃない?」
夏樹「そうだな。そうしたほうがライラも納得できるだろ」
菜々「それならプロダクションの皆さんに協力してもらうのはいかかでしょうか?」
菜々「ここには色々な趣味や特技を持ったアイドルがたくさんいるので、みんなで協力すればすぐにできますよ」
李衣菜「それいいね! そのお返しにライラさんがお手伝いすれば、みんな喜んで協力するよ」
ライラ「働かざるもの食うべからずですね」
ライラ「ライラさんがんばりますよー」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:53:43.80 ID:aRYmkSIo0
-翌日-
-千葉県某所、ウサミンの実家-
ライラ「到着でございますね」
ライラ「夏樹殿バイクの後ろに乗せていただいてありがとうございました」
夏樹「べつに、礼を言われるようなことじゃあないよ」
菜々「ライラさんに夏樹さんいらっしゃいませ」
菜々「じゃあ早速バイクを見てみましょうか」
ライラ「れっつごーです」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:54:32.49 ID:aRYmkSIo0
夏樹「見た目はそんなに悪くないな」
菜々「ずっとガレージの中にいましたからね」
夏樹「それじゃ最低限エンジンが生きてるかの確認しないとな」
ライラ「お願いしますですよ」
夏樹「ライラ、カバンから工具類とバッテリーとってくれ」
ライラ「かしこまりです」
夏樹「早速始めていこうか」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:56:09.95 ID:aRYmkSIo0
ライラ「monkey殿の体調はいかがでしょうか?」
夏樹「ずっと置いてた割には状態がいいな」
菜々「乗らないようになってからお父さんが色々してくれてたみたいでそのお陰ですかね」
ライラ「それはよかったです」
夏樹「キックしたら圧縮もかかるし、バッテリー変えたらプラグから火花も出てるし」
夏樹「すこし掃除したら動くようにはすぐなりそうだな」
菜々「この子もまた走れるようになるんですね、なんか菜々も嬉しくなってきました」
夏樹「それじゃあ本格的に修理していこうか」
菜々「それでは修理できる場所と人を探しましょうか」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:57:04.46 ID:aRYmkSIo0
-346プロダクション、事務所-
ライラ「ひとまずプロダクションまでもどってきました」
李衣菜「おかえりライラさん、なつきち」
夏樹「おぅ、ただいま。それじゃあ早速修理できる場所を探すか」
夏樹「アイドルのみんなに協力してもらうならプロダクション内で修理をできる場所を探さないとな」
ライラ「バイクの修理ができるのはどんなところですか」
夏樹「そうだな、最悪外でもいいけど、屋根があって汚れても大丈夫な場所だな」
夏樹「あと工具なんかを置いていても大丈夫だといいな」
ライラ「プロダクションでそんな場所ありますですか?」
李衣菜「晶葉ちゃんのラボとかはどうかな?」
ライラ「晶葉さんですか、一度聞いてみましょう」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:58:01.97 ID:aRYmkSIo0
-346プロダクション、晶葉ラボ-
ライラ「たのもーです。アキハさん」
晶葉「はいどうぞ、ライラと夏樹に李衣菜かどうした」
夏樹「バイクの修理がしたくてここのラボを借りたいんだけど、構わないか?」
晶葉「それは構わない。別にここも私が使ってるだけで、アイドルみんなの部屋だ」
李衣菜「やった! これで第一歩踏み出せたね」
ライラ「貸していただくお礼に何かしたいのですがなにかありますですか?」
晶葉「別にここは私のものでもないし、構わないのだが……」
夏樹「ライラが何かお返ししないと気が済まないんだってさ」
晶葉「それなら、こんどロボットの製作を手伝ってくれないか?」
ライラ「お任せくださいです」
昌葉「あと、この部屋にある私物のロボット用の部品も自由に使ってくれ」
昌葉「多分電気系統の部品ならあらかた揃うと思うぞ」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:59:05.30 ID:aRYmkSIo0
-346プロダクション、事務所-
李衣菜「とりあえず場所は確保できたね」
夏樹「それじゃ次はmonkeyを菜々の家から運ばないとな」
ライラ「それなら車がひつようですねー」
李衣菜「ちっちゃくてもバイクを載せるんだから大きな車じゃないとね」
夏樹「車なら会社の車が借りられないかPさんに聞いてみるか」
ライラ「夏樹殿は車の運転もできるのですか?」
夏樹「まかしときな」
李衣菜「それじゃあ早速探しに行こうか」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 17:59:58.41 ID:aRYmkSIo0
ライラ「P殿、おはようございます」
P「おう、おはよう。どうしたんだ?」
夏樹「プロダクションの車を借りたいんだがいいか?」
P「それは構わないが何をするんだ?」
李衣菜「実はライラさんがバイクの修理をすることになってね」
P「そうなのか、なんか意外だな。やってもいいけど怪我には気をつけろよ」
ライラ「かしこまりましたです」
P「どうせなら俺が車を出してやりたいけど、まだ仕事があるから誰か運転手を探してくれ」
夏樹「アタシが運転するから大丈夫だよPサン」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:01:07.39 ID:aRYmkSIo0
ライラ「出発進行ですよー」
李衣菜「おー!」
夏樹「ちゃんとシートベルトしろよ、二人とも」
夏樹「そういえばライラ、お金はどれぐらい出せそうだ?」
ライラ「なるべく少なくしたいですねー」
李衣菜「そうだよねー、どうせなら目標決めてなるべく安くしてみようよ! 一万円とか!」
ライラ「諭吉殿ですかー。頑張ってお仕事しないとですね」
夏樹「一万か、普通にやったら厳しいけど、色々なアイデア出してやってみるか」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:02:26.40 ID:aRYmkSIo0
-翌日-
-346プロダクション、晶葉ラボ-
ライラ「昨日は無事、monkey殿をここまで運ぶことができましたです」
ライラ「早速monkey殿の修理をやっていきますですよ」
夏樹「よし、やっていくか!」
ライラ「はじめは何からしたらいいですか?」
夏樹「まずはエンジンを動かせるようにしないとな」
夏樹「工具類と予備のバッテリーは持ってきたし、うまくいけば今日中にエンジンを回せそうだな」
ライラ「それはたのしみですねー」
夏樹「それじゃあ、プラグとキックの確認は菜々の実家で確認したし、ガソリン入れてみるか」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:03:02.41 ID:aRYmkSIo0
夏樹「それじゃあmonkeyのタンクを外そう、これならすぐ外せられるし最初はここからだな」
ライラ「かしこまりましたです」
夏樹「それじゃそこのボルトを外してくれ」
ライラ「まかせてくださいです」
ライラ「外れましたよー」
夏樹「これでもうタンクが外せるからやってみな」
ライラ「これだけですか? 簡単ですねー」
夏樹「タンクを見せてくれ。お、思ってたより状態がいいな」
夏樹「あとでケミカルで処理はしないとだけど、とりあえずは使えそうだな」
夏樹「それじゃあこれを持ってガソリンスタンドにいこうか」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:04:18.09 ID:aRYmkSIo0
ライラ「ただいまかえりましたよー」
夏樹「それじゃあ早速取り付けてみようか、さっきやったことの逆だから大丈夫だよな」
ライラ「まかせてください!」
ライラ「つきましたよー」
夏樹「それじゃあエンジンかけてみるか」
夏樹「キーを挿して、ここのペダルを思いっきり踏み抜いてみな」
ライラ「えい! えい! えい! ……何も起きませんねー」
夏樹「まあそうだろうな、やっぱりキャブを掃除しないとか」
夏樹「そこのコックを閉めて、バイクの下にバットに古新聞を敷いてと」
夏樹「このネジを緩めて……」
ライラ「何も起きませんねー」
夏樹「ちゃんとキャブからガソリン抜いていたのか、これはよかった」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:05:19.42 ID:aRYmkSIo0
夏樹「そこの二つのボルトを外してみな」
ライラ「よいしょ、よいしょ、はい、外れましたよ」
夏樹「それじゃあ繋がってるチューブを外したらキャブがバラせるから」
ライラ「おーけーですよー」
夏樹「あ、はずしたところにこのウェウス突っ込んどきな」
ライラ「穴に蓋をするのですねー」
夏樹「外れたら、キャブのネジを外したら開けられるから見てごらん」
ライラ「すこし汚れてますねー」
夏樹「案外綺麗だな、ちゃんと保存できるように処理してんだな」
夏樹「とりあえず全部バラしてみようか、それから掃除だな」
ライラ「手が汚れるので軍手をしての作業ですねー」
夏樹「一応繊細な部品だから無理な力はかけないようにな」
ライラ「幾つかの部品にバラせましたよー」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:06:04.95 ID:aRYmkSIo0
夏樹「まずはこのパーツクリーナかけてからブラシで磨いていこうか」
ライラ「お掃除ですよー」
夏樹「ある程度磨いたらエアーを吹きかける」
夏樹「エアーコンプレッサーもあるなんていい設備だなここ。アタシも今度使わせてもらおうかな」
ライラ「しゅっ、しゅっ、気持ちのいい音ですねー」
夏樹「あらかた綺麗になったらまた組み立てて取り付けだ」
夏樹「キャブの掃除、分解は基本だから覚えていて損はないぞ」
ライラ「大切なのですね」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:06:50.34 ID:aRYmkSIo0
ライラ「キャブの取り付けができました」
夏樹「それじゃあエンジンをかけてみるか、ドキドキするぜ」
ライラ「えい! えい! えい!!!」
ライラ「付きましたですよ!!」
夏樹「やったな!!」
ライラ「でもすぐに止まってしまいました……」
夏樹「調整しないとだな、もう一回エンジンかけてからここのネジを調整してみよう」
ライラ「エンジンの音が安定してきましたねー」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:07:30.31 ID:aRYmkSIo0
夏樹「よし、今日はこれまでだな。エンジンがかかってよかったな」
ライラ「ありがとうございますです、夏樹殿」
夏樹「まだいろいろやりたいけど仕事もあるからな」
ライラ「monkey殿のためにもがんばりましょー」
夏樹「続きは明日だな、次からはとりあえず全部バラしていこうか」
ライラ「がんばりましょー」
ライラ「そういえばライラさんが夏樹殿にお手伝いできること何かありますか?」
夏樹「そうだなー、それじゃあアタシのバイク洗ってもらおうかな。洗車はメンテの基本だからな」
ライラ「まかせてくださいです」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:08:32.90 ID:aRYmkSIo0
-翌日-
-346プロダクション、駐車場-
ライラ「今日は夏樹殿のバイクを洗ってきますですよ」
李衣菜「がんばっていこー」
ライラ「リイナさんと一緒に洗車をするのですよー」
李衣菜「今日はなつきちはお仕事だから帰ってきたときにびっくりさせてあげよう!」
ライラ「夏樹殿はバイクの近くに洗車道具を置いていると言っていたのですが」
李衣菜「これかな? ブラシと洗剤とスポンジとタオルと…… いろいろあるね」
ライラ「なにかメモも入ってますね」
李衣菜「なになに? 『このサイトを参考にしてくれ』 だって」
李衣菜「スマホで調べてっと…… このサイトなら動画もあるし私たちでもわかりやすいかな」
ライラ「ピカピカにしていきますよー」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:09:45.09 ID:aRYmkSIo0
ライラ「まずは全体を水で流しますよー」
李衣菜「それからカーシャンプーと水をバケツで混ぜて」
ライラ「スポンジに洗剤をつけて優しくこすっていきますよ。ごしごし」
李衣菜「あらかた洗えたら今度はブラシでタイヤ周りを洗っていくよ」
ライラ「泥が固まってるのでゴシゴシいきますよー」
李衣菜「それじゃあ泡を流していこうか」
ライラ「それから拭き上げですねー、このタオルすごく吸水がいいですねー」
李衣菜「これだけでもかなり綺麗になったね」
ライラ「仕上げにワックスがけですねー」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:10:29.35 ID:aRYmkSIo0
ライラ「綺麗なウェスで薄く伸ばしていきますよー」
李衣菜「ピカピカだね!」
ライラ「最後にミラーなどの汚れが目立つ部分を洗車シートで吹き上ですよー」
李衣菜「終わったー!!」
ライラ「大きなバイクだったので大変でした」
李衣菜「でも綺麗になると嬉しいね。やりがいがあるってやつ?」
李衣菜「これだけ綺麗にしたら、なつきちビックリするだろうな」
ライラ「そうだと嬉しいですねー」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:11:29.45 ID:aRYmkSIo0
-夕方-
-346プロダクション、事務所-
夏樹「ただいまー」
夏樹「ライラありがとな。バイク見違えるほど綺麗になってたじゃないか」
ライラ「リイナさんも手伝ってくれましたのですよ」
李衣菜「私は手伝っただけだよ。頑張ったのはライラさんだよ」
夏樹「まあ二人ともありがとうな」
夏樹「ライラ明日の予定はあるか? なかったらまたmonkeyレストアしようぜ」
ライラ「ライラさんは大丈夫なのですよ」
李衣菜「私も時間あるから手伝ってもいい?」
夏樹「よし。一緒にがんばろうぜ」
ライラ「おー」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:12:15.78 ID:aRYmkSIo0
-夕方-
-346プロダクション、事務所-
夏樹「ただいまー」
夏樹「ライラありがとな。バイク見違えるほど綺麗になってたじゃないか」
ライラ「リイナさんも手伝ってくれましたのですよ」
李衣菜「私は手伝っただけだよ。頑張ったのはライラさんだよ」
夏樹「まあ二人ともありがとうな」
夏樹「ライラ明日の予定はあるか? なかったらまたmonkeyレストアしようぜ」
ライラ「ライラさんは大丈夫なのですよ」
李衣菜「私も時間あるから手伝ってもいい?」
夏樹「よし。一緒にがんばろうぜ」
ライラ「おー」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:12:59.90 ID:aRYmkSIo0
夏樹「あらかたバラせたな」
ライラ「見事にバラバラになりましたねー」
李衣菜「大きく分けて、エンジン、タンク、ハンドル周り、シート、フレーム、タイヤ、チェーン、ブレーキに分けられたかな」
夏樹「おお、だりー。よく名前知ってたな」
李衣菜「これでも勉強してきたからね」
ライラ「リイナさんすごいです」
夏樹「それじゃあ部品ごとに使えるかどうか見ていこう」
ライラ「使える部品が多いといいですねー」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:13:34.42 ID:aRYmkSIo0
夏樹「部品の目利き終わったぞ」
李衣菜「それじゃあ結果発表だね」
ライラ「ぱちぱち」
夏樹「少し直せば使える部品はフレーム、シート、エンジン、ブレーキ周り、フロントフォーク、ハンドル周り、あたりだな」
ライラ「結構多いですよー」
夏樹「がっつり直す必要があるのがタンクとチェーンだな。錆が出てるな」
李衣菜「錆びてても大丈夫なの?」
夏樹「錆を取るようなケミカルもあるから大丈夫だよ」
夏樹「最後にもう使えないパーツ、これはタイヤ周りだけだな」
ライラ「これはむりでしたかー」
夏樹「地面に直置きだったせいでタイヤは歪んでいるし、ホイールは錆がひどいな」
李衣菜「逆に言えばタイヤ周り以外は直せば使えるんだね」
ライラ「お安くすませられそうですよ」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:14:10.75 ID:aRYmkSIo0
夏樹「今日はこれまでにしておこうか」
ライラ「ありがとうございましたー」
李衣菜「初めてバイクなんかいじったけど面白かったね」
ライラ「次からは何をしていくのですか?」
夏樹「そうだなー、色々あるけどライラ一人でもできることだとパーツの掃除と錆取りかな」
夏樹「仕事もあるからつきっきりにはできないからな」
夏樹「その間に私いなくてもできる作業をやってみな」
ライラ「かしこまりましたでございますよー」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:14:56.28 ID:aRYmkSIo0
-翌日-
-346プロダクション、事務所-
ライラ「おはようございますですよー」
響子「おはようございます!ライラさん」
ライラ「キョウコさんですねー、なにをしておられるのですか?」
響子「事務所のお掃除をしているんです、お掃除は楽しいですから」
ライラ「お掃除は気持ちいですねー」
響子「そういえばライラさん、Pさんからバイクの修理をしていると聞いたのですが」
響子「なにか私に手伝えることはありませんか?」
ライラ「わたくし有名人ですねー」
ライラ「手伝っていただけるなら嬉しいですよー」
ライラ「今日はパーツのお掃除ですね」
響子「お掃除なら私の得意分野ですね! ぜひお任せください!」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:15:52.90 ID:aRYmkSIo0
ライラ「キョウコさん、代わりになにかわたくしにお手伝いできることはありますですか?」
響子「そうですねー、それなら今度お料理のお手伝いと試食をしていただけますか?」
ライラ「ライラさんのお手伝いしてくれた上にゴハンをくれるのですか?」
ライラ「キョウコさんは天使のようなお方ですねー」
響子「それでバイクのどんなところをお掃除すればいいんですか?」
ライラ「説明しますのでラボにいきましょー」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:16:29.77 ID:aRYmkSIo0
-346プロダクション、晶葉ラボ-
ライラ「アキハさん、おはようございますですよー」
晶葉「やあライラ、それに響子、おはよう」
響子「おはようございます」
ライラ「今日も使わせていただきますねー」
晶葉「かまわんよ」
響子「それでは早速やっていきましょうか」
ライラ「れっつごーですよ」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:17:28.04 ID:aRYmkSIo0
ライラ「ここに夏樹殿が残してくれた手順のメモがあります」
ライラ「……漢字は難しいですねー」
響子「私に見せてください。なになに?」
響子「洗っていいパーツ類とその洗い方がかかれてますね」
ライラ「ではこれは参考にしてがんばりましょー」
響子「とりあえずは洗車の要領で全体的に汚れを落とすみたいですね」
響子「細かいネジなんかも綺麗にするみたいです」
響子「それから錆とりですね、研磨剤で綺麗にしてしまうみたいです」
響子「あ、でもフレームなどの部品はそのままでいいみたいです。あとから機械でやるようなので」
ライラ「洗車なら任せてくださいねー」
響子「ふふ、たのもしいですね」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:18:01.08 ID:aRYmkSIo0
ライラ「ここに夏樹殿が残してくれた手順のメモがあります」
ライラ「……漢字は難しいですねー」
響子「私に見せてください。なになに?」
響子「洗っていいパーツ類とその洗い方がかかれてますね」
ライラ「ではこれは参考にしてがんばりましょー」
響子「とりあえずは洗車の要領で全体的に汚れを落とすみたいですね」
響子「細かいネジなんかも綺麗にするみたいです」
響子「それから錆とりですね、研磨剤で綺麗にしてしまうみたいです」
響子「あ、でもフレームなどの部品はそのままでいいみたいです。あとから機械でやるようなので」
ライラ「洗車なら任せてくださいねー」
響子「ふふ、たのもしいですね」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:18:41.85 ID:aRYmkSIo0
-翌日-
-事務所-
ライラ「おはようございますですよー」
夏樹「おう、おはようライラ」
亜季「おはようございます。ライラ殿!」
美世「おはようライラちゃん」
夏樹「今日は塗装をしようと思ってな、二人が塗装の経験があるって聞いて手伝ってもらうことにしたんだ」
美世「もっと早くあたしに声をかけてくれればよかったのに」
亜季「あまり知られていませんが、私プラモデル趣味もありまして」
亜季「それにサバゲの装備を自分で塗装することもあるので任せてください!」
ライラ「それは頼もしいのですよー」
夏樹「アタシもそんなに得意じゃないから助かったよ」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:19:25.03 ID:aRYmkSIo0
ライラ「美世殿、ライラさんがなにかお手伝いできることはないですか」
美世「んー特にないかな」
ライラ「それは困るのですよ……」
美世「だってバイクの修理はあたしの趣味でもあるわけで、お手伝いはさせてもらいたいくらいだし」
美世「それでも気になるなら、完成したmonkeyにたまに乗せてくれればいいよ」
ライラ「美世殿はバイクが好きなのですねー」
ライラ「それでは亜季殿、わたくしがなにかお手伝いできることはありますですか?」
亜季「それなら今度私の持っているサバゲグッズを装備していただいてもよろしいですか?」
亜季「その国のものはその国の人が着るのが一番サマになりますゆえ」
亜季「そしてその雄姿をぜひ写真に納めさせてください」
ライラ「お安い御用なのですよー」
ライラ「ソルジャーライラさんですねー」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:20:01.56 ID:aRYmkSIo0
-346プロダクション、晶葉ラボ-
夏樹「お、パーツ結構綺麗にしてるじゃないか」
ライラ「キョウコさんと一緒にライラさんも頑張りましたですよー」
美世「響子ちゃんか、いい人選だね」
亜季「バイクの塗装と聞いて大掛かりなものかと心配しましたが、monkeyは小さいですな」
美世「それじゃあパーツ持ってあたしの行きつけのバイク屋にいこうか」
美世「顔なじみだしいろいろ融通してもらえるよ」
ライラ「それはうれしいですねー」
美世「それじゃあ皆んなで車に乗っていきましょう」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:20:29.30 ID:aRYmkSIo0
-美世の行きつけのバイク屋-
美世「おっちゃーん、久しぶり。いろいろ機材と場所借りたいんだけどいい?」
バイク屋「買い物してくれるなら構わないよ、美世ちゃんなら勝手も分かるだろうし好きにやって」
美世「ありがと!」
ライラ「ありがとうございますですよー」
美世「まずは下地落としからね、サンドブラストいきましょうか」
亜季「なんともかっこいい響きですな」
ライラ「どんなことをするのですか?」
夏樹「細かい砂をすごい勢いで吹き付けて、パーツを綺麗にしてしまうんだよ」
美世「どうせならライラちゃんやってみなよ」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:21:06.86 ID:aRYmkSIo0
ライラ「錆も塗装も全部なくなりましたよー、すごいですねー」
亜季「下地落としは大変ですから、これはとても楽でありますな」
美世「そしたら、水で砂を落としてから洗剤で脱脂ね」
ライラ「洗車ならおまかせくださいです」
夏樹「そうだな。ライラは洗車得意だもんな」
美世「そうしたら下地塗りからだね」
夏樹「塗装は時間がかかるし二組に分かれてやるか」
美世「それじゃああたしはライラちゃんとやるから、夏樹ちゃんと亜季ちゃんは二人で大丈夫?」
亜季「心得がありますので大丈夫であります! それに何かあったらすぐに聞きに行くので」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:21:44.49 ID:aRYmkSIo0
美世「それじゃ塗装やっていこうか」
ライラ「わたくし達はフレームの塗装ですねー」
美世「サンドブラストのおかげでここまでが早いから楽だね」
ライラ「まずは何をすればいいのですか」
美世「まずは下地のサーフェイサーからね」
美世「塗装するときはこんな感じにパーツを紐で釣らすとやりやすいのよ」
美世「少し離れたところから、常に同じ方向に動かしながら吹くと綺麗に塗れるわ」
ライラ「思ったよりも簡単ですねー」
美世「こういった設備がちゃんとしたところならね」
ライラ「一通りおわりましたねー」
美世「それじゃあ乾くまで少しおしゃべりでもしましょうか」
ライラ「おしゃべりはライラさんに任せてくださいです」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:22:55.97 ID:aRYmkSIo0
ライラ「塗装の再開ですねー」
美世「ライラちゃんはどんな色にしたい?」
ライラ「そうですねー、一度塗装を落としたので好きな色に変えられるのですね」
ライラ「ライラさん、元の赤い色がいいですよ。できるだけmonkey殿の特徴は残してあげたいです」
美世「そっか、それじゃそうしよう」
ライラ「色を乗せるにはどうすればよいのですか?
美世「サフと一緒だよ。同じようにやれば綺麗に塗れるから、やってみよう」
ライラ「しゅー、しゅー、ですよー」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:23:39.51 ID:aRYmkSIo0
ライラ「綺麗に塗れたのですよー」
美世「うん。綺麗に塗れてる。ムラもないし上出来、上出来」
ライラ「monkey殿も昔はこんな姿だったのですかねー」
夏樹「おーいライラ、そっちは終わったか?」
ライラ「夏樹殿、綺麗に塗れたのですよー」
亜季「こちらも綺麗に塗れたのであります。要望通りに元の色通りに塗りましたぞ」
美世「あれ?HONDAのロゴマークは?」
夏樹「あ…… わりい忘れてた」
美世「まあ、あとからカッティングシールでいいわ」
亜季「それならもっと自分好みにデザインできますな」
美世「じゃあ最後にトップコートを吹いて仕上げちゃましょう」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/12(火) 18:24:20.37 ID:aRYmkSIo0
ライラ「どんどん塗っていくですよー」
美世「まだまだ塗装するパーツはあるからね」
夏樹「ヘッドライトに、フロントフォークにリアサスに……」
亜季「ほかにもいろいろありそうですな!」
ライラ「休憩してからまた頑張りますねー」
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