【ガルパン】ミカ「この継続の制服も西住さんが着るためにあったんだと思うよ」

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1 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:02:26.61 ID:bdnJKm9X0


このお話は


西「西住キャプテン!我が知波単の制服はいかがでしょうか?」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474726454/


のラストからの続きになります


 ラストを簡単に説明

しぽりん達、あんこうスーツで聖グロに突撃

そのまま、プラウダへ突撃敢行

途中で遭難←今ココ


よろしくお願いしマウス



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512914546
2 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:03:43.29 ID:bdnJKm9X0


しほ「ありがとうございます、ミカさん、継続高校の皆様方」

ミカ「この継続の制服も西住さんが着るためにあっただと思うよ」ポロン

アキ「サイズの方は大丈夫ですか?」

好子「問題ないです!何というか、爽やかな感じの制服ですね!!」

百合「この青と白…瑠璃唐草のようですわ」

久子「おっ、あんたはスカートの下にジャージを履くのか…股が冷えなくてよさそうだな」

ミッコ「履く?ジャージ持ってくるよ」

沙織「今回ばかりは、ホントに助かったよ…」


………




3 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:05:17.02 ID:bdnJKm9X0


………



数日前


― 聖グロ


しほ(あんこうスーツ)「よーし!!このまま次の高校へ行くわよー!!」

百合(あんこうスーツ)「私、魚の美味しい所が良いですわ」

好子(あんこうスーツ)「青森のプラウダとかはどーですか?」

百合(あんこうスーツ)「大間のマグロ…素晴らしいですわね!」

しほ(あんこうスーツ)「じゃあ次はプラウダに突撃よ!!」


久子(あんこうスーツ)「マグロ、ご期待ください」クルッ


ダージリン(あんこうスーツ)「とっとと出てっ行ってぇーっ!!」


……

……


久子(あんこうスーツ)「遭難、二夜連続!!」クルッ

沙織(あんこうスーツ)「やだもー!!」


4 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:10:41.40 ID:bdnJKm9X0


沙織「ど、どうしよう!戦車は動かないし、連絡は取れないし!」オタオタ

しほ「やっぱり、横浜から青森は無理があったようね」

百合「静岡のアンツィオに行って焼津のマグロにした方が確実でしたわ」

沙織「そういう問題じゃなくて!これからどーするの私達!!」


好子「皆さーん!味噌鍋が出来ましたよー!!」

久子「ほれ、沙織もメシ食って落ち着け」

沙織「皆が落ち着きすぎだよ!!もっと焦ってよ!!」

沙織「なんでそんなに余裕なの!!」


好子「優花里に付き合ってサバイバルしてたから、これくらいじゃあねぇ」

沙織「母子のコミュニケーションがそれなの…」


百合「華道の家元ですから、食べられる野草くらい簡単に見極めて調達できますし」

沙織「華道はそういうもんじゃない…」

百合「ちなみに、この鍋の野草も私が厳選したんですよ」


久子「戦後と比べたら、このくらい屁でもないぞ」

沙織「説得力あるような無いような…」


しほ「私は…」

沙織「あ、いいよ、しぽりんは言わなくても生命力強そうだし、なんか普段着もゴキブリみたいだし」

しほ「ちょっと!!私だけ扱い酷くない!?」


5 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:15:36.33 ID:bdnJKm9X0


沙織「うう…こんな状況なのに…美味しいよぉ…」モグモグ

百合「おかわりもありますからね」

好子「肉が食べたいなら、兎でも捕まえてきましょうか?」

沙織「い、いや…そこまでは…」


久子「おい、獣用に仕掛けていた罠に獲物がひっかかたぞ」



ミカ「こ、こんな罠に…かかるなんて…」ポロロン

沙織「け、継続高校の!?」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 23:16:11.57 ID:lOy3/bjs0
なんてっこった新作かよ!
7 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:19:52.67 ID:bdnJKm9X0


ミカ「わ、私を食べても、い、意味なんてない!!」ジャカジャカ!

沙織「い、いや…私ですよ…大洗の…」

ミカ「ひいっ!ひ、ヒバゴン!実在していたんだね…」ガクガクブルブル…

沙織「……」

久子「あたしゃ久子だよ」

百合「完全に怯えて、パニックになってますね」

好子「多分、私達を未確認生物と思っているんでしょう」

沙織「そんな、いくらなんでも…」


ママさん達の服装(あんこうスーツが遭難でボロボロ、全身汚れまくり)


沙織「…たしかに」


しほ「ウッホ!ウッホ!!オマエ、チチデカイ、ウマソウ」

ミカ「ひぃぃっ!!私は美味しくなんてない!!」ウルウル

沙織「しぽりん!!やめなさい!!」


8 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:22:58.18 ID:bdnJKm9X0


しほ「すみません、この顔を見てたらつい泣かしてやりたくなって…」

沙織「んもー、でも継続の人がここにいるってことは…」



アキ「ミカぁー、どこにいるのぉー!!」

ミッコ「出てこーい」

ミカ「アキ!ミッコ!!助けて」


アキ「み、ミカ?」


9 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:25:04.26 ID:bdnJKm9X0


アキ「えっと…その服装で遭難していたということなんですか?」

しほ「そうなんです」ドヤァ

沙織「継続の人がいるってことは、ここは継続高校の近くってことなんですよね!!」

ミッコ「え、えーと…方角はそうなんだけど…」

アキ「私達も戦車が燃料切れで…」

ミッコ「無線もなくてな、詳しい位置まではわからなくて」

沙織「ええ!つまり継続も遭難してるの!?」

アキ「そうなんです…」


10 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:29:03.33 ID:bdnJKm9X0


沙織「結局、遭難者が増えただけじゃない!!」

アキ「ご、ごめんなさい…」

百合「まぁまぁ、沙織さん落ち着いて」

好子「こういう時は笑って気を紛らわせるのもいいですよ」

ミッコ「何かあるのか?」

久子「よし、アタシがとっておきのネタをやろう」


 スッ… プルルル…

久子「しもしも〜?」


ミカ「これが、今吹いている新しい風なのかな?」ポロロン

沙織「いや、そんなに新しくないけど…ん!?」

沙織「お、おばあ?…その手に持っているゴツイ電話は?」

久子「ん、これか?麻子が持たせてくれた 衛星電話 だ」


 プルルル〜


沙織「電話あるんじゃないの!!貸して!!」


沙織「もしもし!!麻子!?麻子なの!?」

麻子『おばあ!!繋がった!!今どこ!?大丈夫!?』

沙織「助けて!!このままじゃ結婚も出来ずに野たれ死んじゃうよ!!」

麻子『死ぃ!?おばあ!!おばあ!!死んじゃやだよぉ!!』ウルウル


久子「お互い混乱してて会話になってないな」


11 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:33:39.78 ID:bdnJKm9X0




……

沙織「その後、継続高校に連絡して迎えに来てもらって助かったけど…」


しほ「大洗女学園から来た、西住しほです!!(みほ真似)」

アキ(うわぁ…)

沙織「ねぇ…しぽりん、これからどうするの?」

しほ「そうですね…せっかく継続高校まで来たのです、もし継続の皆さんさえ良ければ戦車道のお手伝いどうでしょうか?」

ミッコ「って言ってくれてるけど、ミカ?」

ミカ「この人達の参戦に意味があるとは思えない、しかし彼女達に期待しよう」ポロロン

好子「え〜と、つまりオッケーって事でいいのですかね?」

久子「回りくどい物言いだね、ハッキリ言わないとさっきの続きで食っちまうぞ」

ミカ「ひぃぃ!手伝ってください!!猫の手も借りたいくらいなんです!!」ジャカジャカ


12 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:38:03.91 ID:bdnJKm9X0


アキ「今度、練習試合があるんです」

ミッコ「その試合までに色々とやらなくちゃいけない事がありすぎてな…」

しほ「なるほど…」

しほ「ところで沙織さん、継続高校についてどれだけ知っていますか?」

沙織「たしか、みぽりんが黒森峰にいた頃、試合して強かったって言ってたよ」

沙織「隊長がすっごい優秀って言ってたし」

ミカ「ふふん」ドヤァ

沙織「あとは…ゆかりんが…」




優花里「継続高校は、優れた整備能力とずば抜けた操縦技術で戦場を縦横無尽に駆け巡るんですよ!!」




沙織「…って言ってたかな」

しほ「そうです、それが継続高校の長所であり弱点でもあるんです」


13 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:41:32.51 ID:bdnJKm9X0


しほ「ストレートに言います、継続高校には色々と足りてないんです」

沙織「足りない?」

しほ「戦車道は砲弾、燃料等の物資、戦車を動かす人員に整備修理をする人員」

しほ「大雑把ですが、こういった物が必要なのはわかりますよね」

沙織「うん」

しほ「黒森峰をはじめ、強豪と呼ばれる学校は、まずこの点が充実してるんです」

アキ「うちは物資が乏しいから、他所から、ぬす…集めてきたりしてなんとかやっているんだけど…」

ミッコ「戦車も寄せ集めを合わせてメンバー全員で走れるようにしているからな」

しほ「高い整備技術ですね、ですが逆に言えば、その為の整備と試運転、物資の調達に集中して他の事ができない」

ミカ「貧しさに負けたのさ…」ジャカジャカ

久子「お、枯れすすき懐かしいな」


14 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:45:42.52 ID:bdnJKm9X0


しほ「作戦を立て全軍を統率し練度を上げて戦車を動かす…その為の訓練ができないのはとても悲しいことです」

アキ「大会だと進むにつれて整備や修理しなくちゃいけないし…」

ミッコ「勝ち進めば、大会のレギュレーションで上限台数が増えるけど、ウチは動かせる車輌が減る…」

沙織「そうなんだ」

しほ(それを考えると、みほ達の異常性を再認識させるわね…)


しほ「ですから今回は継続の皆さんに思う存分練習して万全の状態で試合に臨んでもらおうと思います!」

ミカ「え?という事は…」

しほ「物資や整備の人員は西住から出します!!」

ミッコ「うおおお!」

アキ「砲弾も気にしないで撃っても?」

しほ「おかわりもいいぞ!!」

ミカ「ひゃっほぉぉっ!!」ジャンカジャンカ!


沙織「よっ!!しぽりん、太っ腹!!」

しほ「その言い方はやめて!!」


15 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:50:44.72 ID:bdnJKm9X0


 ゴゴゴゴ……


好子「おお!上空から黒森峰の飛行船が!!」

百合「これが、しほさんのご用意した…」

しほ「ええ、この継続高校の為に用意した物資と…」


エリカ「家元、ご指定の物資お届けにあがりました」

小梅「併せて、人員もお連れしました」




常夫「し、しほ?」

ダージリン「ど、どうして私が…」


沙織「だ、ダージリンさん…それに、み、みぽりんのお父さん!?」

しほ「ええ!! “私のダーリン” の常夫さんよ!!」


しほ「…で、なんで、ダージリンさんがここに?」

ダージリン「私が聞きたいですわよ!!」


エリカ「あ、やっぱりこっちだったのね」

16 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:54:49.34 ID:bdnJKm9X0


………




― 時はさかのぼり 黒森峰 練習中


 どかーん どかーん


エリカ「隊列を乱さないで!」

 プルルル…

エリカ「練習中に誰よ…」

 ピッ

しほ『しほしほ〜私よー』

エリカ「家元、遭難したと聞いていましたが生きておられましたか」

しほ『ええ、今、継続高校に御厄介になっていてね、エリカ達に物資と燃料を届けてもらいたいのよ』

エリカ「また、他所の高校に行っているのですか」

しほ『これも戦車道の発展の為よ、それで用意してもらいたいのは…』


エリカ「…わかりました、準備出来次第そちらへ向かいます」


しほ『あと、最期に私のダー…』

  ドカーン!!

しほ『…ンを連れて来てねー、ふろしきー』プープー


エリカ「ちょ、家元!?最後の聞き取れな…どうしよう」


17 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:57:43.41 ID:bdnJKm9X0


小梅「 私のダー…ン ですか…」

エリカ「普通に考えれば、 “私のダーリン” 夫の西住常夫氏になるわよね」

小梅「で、もうひとつの可能性ですか」

エリカ「万に一つだけど、聖グロの… “私のダージリン” の可能性もありえるのよね…」

エリカ「はたしてどちらか…」

小梅「エリカさん」

エリカ「何よ」

小梅「どっちかで悩むなら、両方届けちゃいましょうよ」

エリカ「流石、小梅ね」




……


ダージリン「私、とばっちりじゃないのぉぉ!!」

18 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/10(日) 23:59:54.30 ID:bdnJKm9X0


ダージリン「こんなところにいられないわ!私は自分の学校に帰らせてもらいます!!」


 ゴゴゴゴ…


好子「乗ってきた飛行船、飛び立っていきましたね」

ダージリン「あぁぁ!!黒森峰ぇぇぇーっ!!」バンバン!

百合「まぁまぁ、せっかくですからご一緒しましょうよ」

ダージリン「いぃやぁぁ、お家に帰してぇぇぇ…」

沙織「…その、ダージリンさん、今回はもう諦めた方が…」

ダージリン「ううぅ…」

久子「ほら飴ちゃん舐めて、落ち着け」

ダージリン「え、えぇ…いただくわ…」モゴモゴ…


ダージリン「おぇぇ…不味いぃ…」ゲロゲロ…


沙織「おばあ!!何、食べさせたの!?」

久子「さっき、アッキから貰ったサルミアッキ」

しほ「…(彼女がいるなら…これは使えるわね)」


19 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2017/12/11(月) 00:02:25.65 ID:sHMaBxsy0

今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 00:09:51.99 ID:o+kvArvDO

ママさんチームの続きが見れてうれしい
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