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アンパンマン「ぼくの顔をお食べよ」藍染惣右介「君がこの世界の“勇気”か」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:07:49.06 ID:PM6b1FXj0
アンパンマン×BLEACH
途中一度だけ安価あり。登場キャラクターとストーリーが分岐します
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1512788868
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/09(土) 12:33:21.00 ID:51KfgQqUO
undefined
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/09(土) 12:34:20.14 ID:51KfgQqUO
undefined
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/09(土) 12:34:46.84 ID:JaN4cnOeO
1レスも書かずにエタった
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/09(土) 12:37:27.43 ID:51KfgQqUO
最強 アンパンマン(スターライト)?
EX デビルスター
SSS+ アンパンマン(勇気百倍) ブラックノーズ ゴロンゴラ?
SSS 黒雪姫 スーパーカビダンダン ジャイアントだだんだん メタルグリンガ バイキンヘンテエネルギーメカ(戦闘形態) ?
SSS- ニャニイ(覚醒) アンパンマン(ヤミラの剣およびサンシャイン) アンパンマン(元気300倍) ジャイアントベアリングロボ ムウマ?
SS+ スーパーダダンダンモグリンスリー ズダダンダン ヨゴスゾウ バイキンシャボンダダンダン 鋼鉄ばいきんまん スーパーダストデーモン チェンジバードロボ スーパーモグリン1号?
SS マジョーラ ブラック大魔王 氷の女王 ブラックココリン 黒バラの女王 化石の魔王 こおりおに(バナナ島) ガラゴン ジャイアントモグリン?
SS- ばいきんまん(大魔法) ウッドラー ばいきん大魔王(メコイス) ドロンコ魔王 バイキン大魔王(バイキン星の王) ランプの巨人 砂の魔王 モグリンゆうれい船?
S+ アンパンマン(元気百倍・光) ばいきん黒騎士 ブラックロールパンナ(ロールとローラ) ハロウィンマン 闇の女王?
S アンパンマン(元気百倍) ロールパンナ 鉄骨ばいきんまん スーパーモグリン2号?
S- 砂男 にじおばけ いわおとこ こおりおに なだれおに くらやみまん?
A+ グリンガ 鉄骨ホラーマン 怪傑ナガネギマン あかちゃんまん?
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:47:06.28 ID:PM6b1FXj0
【尸魂界(ソウルソサエティ)】 地下監獄最下層・第8監獄『無間』
藍染「……」
カッ… カッ…
藍染「……」
カッ… カッ…
藍染「――私の目と口の封印を解いたのか」
「邪魔をしてすまんのう」
藍染「君は、誰だ」
「その問いにはいずれ答えさせてもらおうかの。封を解いてやった礼と言ってはなんじゃが、ちょいとお主に手伝ってほしいことがあるのじゃが」
藍染「荒唐無稽なことを言う。君に封を解くよう頼んだ憶えはないが」
「おお! 手伝ってくれるか! 実は近々わしらの世界に“大いなる危機”が訪れようとしておるのじゃ」
藍染「どうやら、私の言葉が聴こえていないらしい。いや、理解しようとしていないのか」
「何をいうか無礼者」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:49:01.38 ID:PM6b1FXj0
藍染「もう一つ、問いに答えてもらおう。霊圧すら持たない君がどうやってこの無間に立ち入った」
「わしの力でちょちょいっとな。ほっほっほ」
藍染「……」
「とにかく世界の危機を救うのじゃ藍染惣右介! そう、まさしく正義の味方というやつじゃな!」
「わしらの世界とお主の世界は表裏一体。この脅威を取り払わねば、尸魂界がユーハバッハなる者に滅ぼされる以前にこの星がなくなってしまうかもしれんのう」
藍染「……」
藍染「理解したよ、貴方もまた理を超越した一つの存在であるというわけか」
「助けてくれるかの?」
藍染「構わないよ、少し退屈していたところだ。貴方の誘いに乗るとしよう」
「ほっほ! それじゃわしらの世界にレッツゴー!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:51:08.63 ID:PM6b1FXj0
【アンパンマンワールド】 パン工場
バタコ「あ、起きたわ!」
藍染「君は?」
バタコ「私はバタコ。砂漠で倒れていたあなたをアンパンマンが見つけたの」
アンパンマン「こんにちは、ぼくアンパンマンです。あなたの名前は?」
藍染「私は藍染惣右介。君が私を介抱してくれたようだね。礼を言うよ」
アンパンマン「どういたしまして! ところでそうすけくん、おなかが空いてるでしょ? 一緒にパンを食べようよ」
藍染「さほど空腹というほどではない。私を気に掛ける必要は――」
ジャムおじさん「バタコ、アンパンマン、パンが焼けたよ」
アンパンマン「ジャムおじさん!」
ジャムおじさん「おや、よかったよかった、彼も目を覚ましたようだね。さあ、みんなでパンを食べようか」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:52:11.08 ID:PM6b1FXj0
ジャムおじさん「どうぞ、焼き立てのカレーパンだよ、召し上がれ」
藍染「……頂こう」モグモグ
藍染「!」
藍染(芳醇な香りが鼻をくすぐりパン表面の美しい焼き色は目でも楽しめる。たくさんの具材とスパイスが溶け合ったまろやかさの中心に力強くしっかりとしたコクがある。しつこくはないが後を引くうまみに食が進み、気が付くころには食べ終わっている――)
藍染「美味だ、素晴らしい逸品だよ」
ジャムおじさん「あっはっは! ありがとう」
藍染(アンパンマン、バタコ、そしてジャムおじさん……)
藍染(見たところ、私をこの世界に引き込んだ者はこの場にいないようだ)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:53:21.32 ID:PM6b1FXj0
ジャムおじさん「ところで、そうすけくんと言ったかな。砂漠で倒れていたと聞いたけど、きみは一体どこから来たんだい?」
藍染「私の身の上を語る前に、一つ話をしようか」
藍染「アンパンマン、バタコ、ジャムおじさん」
藍染「私の刀を見てくれるかい? この『鏡花水月』を――――」スッ
ドオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!
藍染「!!」
バタコ「わっ!?」
ジャムおじさん「あわわ、今の音は…!?」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:55:16.52 ID:PM6b1FXj0
ばいきんまん「ハ〜ヒフ〜ヘホー! やいやい! 出てこいアンパンマン!」
アンパンマン「ばいきんまん!」
ばいきんまん「でたなアンパンマン! 今日こそお前との決着をつけてやる! かびるんるん出撃!」
かびるんるん軍団「「「「かびかびーーーーーーーー!!!!」」」」
アンパンマン「うわーーっ!? か、顔が汚れて力が出ない……」
ばいきんまん「ハッヒフッヘホー! アンパンマン敗れたり! このままパン工場のパンも全部奪いつくしてやるー!」
藍染「待つんだ」
ばいきんまん「ムッ、誰だおまえは!」
藍染「君こそ何者だい? 見慣れぬ飛行体を操っているようだが」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:56:33.41 ID:PM6b1FXj0
ばいきんまん「フン! オレさまの名はばいきんまん! オレさまの邪魔をするならお前もアンパンマンと一緒にこのバイキンUFOでやっつけてやるー!」
藍染「成程、君ごときがこの私を“やっつける”か。些か滑稽な物言いだな」
ばいきんまん「なに〜! オレさまをバカにしたなー! ゆるさんゆるさーん!」
藍染「『縛道の八十一「断空(だんくう)」』」
ゴッツーーン!!
ばいきんまん「あいたたた……」プスプス
ばいきんまん「ありゃ? バイキンUFOからケムリが! あっちゃっちゃっちゃ!」バチバチ
ドッカーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!
ばいきんまん「バイバイキーーーーーーーン!!!」キラーン
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:57:35.45 ID:PM6b1FXj0
ジャムおじさん「アンパンマン! そうすけくん! 大丈夫かい!?」
藍染「問題ないよ」
アンパンマン「ぼ、ぼくもなんとか……」フラフラ
バタコ「もう、またばいきんまんの仕業ね! 今新しい顔を焼くから待っててアンパンマン」
アンパンマン「ありがとうバタコさん……」
ジャムおじさん「申し訳ないそうすけくん。怖い思いをさせてしまって」
藍染「……」
ジャムおじさん「さっきの彼はばいきんまんと言ってね。今みたいにときどき町に出てきてはイタズラや悪さをしていくんだ」
ジャムおじさん「アンパンマンは彼とも仲良くしたいと思っているんだがね。なかなか上手くいかないんだよ」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 12:59:17.32 ID:PM6b1FXj0
【ばいきん城】
ばいきんまん「ハヒ〜…… あんな変なヤツにオレさまのメカが壊されるなんて」
ばいきんまん「オレさまにはアンパンマンを倒すという使命があるのに! あのオジャマムシめ!」
ばいきんまん「オレさまが相手をしてやってもいいが、このばいきんまん様はあいにく忙しいのだ」
ドキンちゃん「さっきから何ぶつぶつ言ってるのよばいきんまん」
ばいきんまん「そうだ! あの変なヤツの相手をさせるのに丁度いいのがいたぞ」
ドキンちゃん「そんなことよりばいきんまん。ドキンちゃんお腹すいた〜。ケーキ買ってきて〜」
ばいきんまん「グフフ、もしかしたらアンパンマンを弱らせるのにも役に立つかも……」
ドキンちゃん「ねえ、ばいきんまんったら、聞いてるの?」
ばいきんまん「そしてオレさまは弱ったアンパンマンとついでにあの変な奴をやっつける! 完璧だ! ハッヒフッヘホー!」
ドキンちゃん「ばいきんまーーーーーーーーん!!!!!」
ばいきんまん「ハヒッ!?」ビクッ
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:00:52.56 ID:PM6b1FXj0
【市街地】
―――
―――――
ジャムおじさん『そうかそうか。君は砂漠の向こうからこっちに旅行に来る途中だったんだね』
ジャムおじさん『そうだ、せっかく旅行に来たのなら一度町に行ってみるといい。とても賑やかで楽しいところだよ』
―――――
――
藍染(ジャムおじさんの言った通り、街は随分と賑わっているようだ)
てんどんまん「てんてん、どんどん、てんどんど〜ん! おいしい天丼はいかがザンスか〜?」
カツドンマン「くろぶたお肉をパン粉に包み〜!」
かまめしどん「かまかま、どんどん、かまどんどん〜!」
藍染(一部浮浪者もいるようだが、それでも街の治安は流魂街の比にならないほど良好だ)
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:02:01.06 ID:PM6b1FXj0
ミミ先生「ソウスケ先生〜! どこですか〜!」
藍染「……」
ミミ先生「あっ、いましたいました! よかった見つかって、もう授業が始まっちゃいますよ」
藍染「もしや私に言っているのかい。悪いが人違いではないかな」
ミミ先生「いいえ、写真でみた方と同じですもの。あなたがソウスケ先生だわ」
ミミ先生「子どもたちもあなたの授業をとても楽しみにしているんですよ。さあ、行きましょう」
藍染「……」
藍染(成程、世界に干渉するほどの力。これは私を導いたあの男の仕業というわけか)
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:03:30.42 ID:PM6b1FXj0
【学校】
ミミ先生「それではソウスケ先生、授業のほうをよろしくお願いします。困ったことがあったらいつでも私に言ってください」
藍染「心配することは無いよ。これでもかつては霊術院で教鞭を執った身だ」
カバオ「せんせー、早く授業をはじめてくれよー」
藍染「待たせてすまない。では講義を始める前にまずはみんな大きな声であいさつをしようか」
藍染「おはようございまーーーす!!!」
生徒たち「「「「おはようございまーーーーーす!!!!」」」」
藍染「ありがとう、それでは始めさせてもらうよ」
うさ子「そうすけ先生―! 今日はなにするの?」
藍染「死神と虚の戦いの歴史を学んでもらおうと思う。君たちも多少なり私の住まう世界に興味があるだろう」
カバオ「えー、なんかメンドくさそうだなあ、あんまり難しいと憶えられないぜ」
藍染「先人の見聞を識るというのは、自身の視野を広げるのにも役立つものだよカバオくん」
藍染「なに、死神も虚も超越した私が振るう教鞭だ。君たちにも容易に理解できる教育を施すことを約束しよう」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:06:08.25 ID:PM6b1FXj0
【授業後】
ミミ先生「みなさーん、お勉強を教えてくれたソウスケ先生にお礼をいいましょう」
生徒たち「「「そうすけせんせー! きょうは楽しいおはなしをありがとうー!」」」
藍染「礼には及ばないさ。私も君たちに喜んでもらえて嬉しく思うよ」
藍染「そうだ、最後に一つ、とっておきの手品を見せてあげよう」
カバオ「そうすけせんせー手品もできるのかよ! すげー!」
藍染「さあ、私の刀を見るといい。この『鏡花水月――――」
ドオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!
藍染「!!」
カバオ「うわあ! なんだよぉ今の音!?」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:08:12.88 ID:PM6b1FXj0
ロールパンナ「白服の男! ここにいるのは分かっている! 出てこい!」
ロールパンナ「出てこないのならば次はこの建物ごと破壊する!」
藍染「パン工場に続き、またも襲撃か」
ミミ先生「しゅ、襲撃……!? いったいなにが起こって……」
藍染(あのばいきんまんという男が私を討伐するために何者かを差し向けたとみて間違いないだろう)
藍染(先程からわずか数刻。存外、敵対する者への排除意識が高い男のようだ)
ミミ先生「みなさん落ち着きましょう! 今から裏庭に避難します!」
藍染「その必要はないよ」
ミミ先生「え…?」
藍染「襲撃者の目的は私だ。私が外に出て話をつけよう」
うさ子「そんな、危ないよそうすけ先生!」
カバオ「そうだよ、ぼくたちでアンパンマンを呼ぼうよ!」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:09:43.74 ID:PM6b1FXj0
藍染「アンパンマン――」
ちびぞうくん「そう! アンパンマンはとっても優しくて強いんだ!」
ネコミ「いつも困ってるわたしたちを助けてくれるんだよ!」
ドオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!
うさ子「きゃっ!」
藍染「どうやら、そう悠長なことを言っている場合でもないようだ」
カバオ「せ、せんせい」
藍染「案ずることはない。君たちは騒ぎ立てず、ただそこに座していればいい」
ミミ先生「ソウスケ先生!」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:11:16.46 ID:PM6b1FXj0
藍染「待たせたね」
ロールパンナ「……」
藍染「どうした、私を呼んだのは君だろう? 用件を言うといい」
ロールパンナ「おまえ、強そうだな」
藍染「さあ、どうかな」
ロールパンナ「白服の男、わたしと戦え!」ザッ
藍染「私の問いにも答えず、ただ戦いを遂行することだけに執着するとは。随分と血気盛んな子のようだね」
藍染「君には幾つか訊きたいことがあったが、まずはご所望通り私が君の相手をしてあげよう。私もこの世界の住人の“戦い”というものを一度見ておきたかったところだ」
ロールパンナ「いくぞ!」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:13:19.17 ID:PM6b1FXj0
ロールパンナ「ローーールぁぁぁぁッ!!!!」ギュン!
藍染「銀条反を加工した武具か。型に嵌らない太刀筋は相手の虚を付き隙を生じさせる。だが届かない」
藍染「『縛道の八十一「断空」』」
ロールパンナ「そんなもので私の一撃を防げると思うな!!」
バキンッ!!!
藍染(――! 私の断空に罅(ひび)を入れるとは)
藍染(彼女からは霊圧を感じない。単なる膂力だけで私の鬼道を打ち破ったとでもいうのか)
藍染「『縛道の二十一「赤煙遁(せきえんとん)」』」スッ
ボウッッッ!!!!!!
ロールパンナ(目眩ましか!)
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:15:02.41 ID:PM6b1FXj0
ロールパンナ「こんな小細工すぐにでも吹き飛ばして……!」スッ
藍染「――光弾・八身・九条・天経・疾宝・大輪・灰色の砲塔、弓引く彼方、皎皎として消ゆ」
藍染「『破道の九十一「千手皎天汰炮(せんじゅこうてんたいほう)」』」
ドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!
藍染「完全詠唱の千手皎天汰炮だ。君ごときの力ではどうすることもできないよ」
ロールパンナ(避けきれない――!)
藍染「私の勝ちだ」
ロールパンナ「うああああああっ!!!!!」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:16:05.59 ID:PM6b1FXj0
ロールパンナ「はぁっ…! はぁっ…!」
藍染「完全詠唱の私の鬼道を受けて未だ原型を留めているとは、大したものだ」
藍染「とどめを刺す前に、君と、君を差し向けた男の素性について訊いておこうか」
ロールパンナ「私は、アンパンマンを、アンパンマンを、アンパンマンを」
ロールパンナ「倒す、ために――」
藍染「!」
ブラックロール「アンパンマンを、倒すために、生まれたんだ!!」ドクン!
藍染(何だこれは。彼女の肉体が黒く変質していく――)
ブラックロール「お前には! 負けないっ!!!」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:17:50.68 ID:PM6b1FXj0
藍染「“負けない”か。私は、君のように勝機のない相手に対して蛮勇を振るい討ち伏せられる者を幾度となく目にしてきた」
ブラックロール「はああああああっ!!!!!!」ギュン!
藍染「叫んでも何も変わらないよ。だがその愚かな勇気に敬意を称し私もこの“斬魄刀”を抜いて戦うとしよう」スッ
ギィンッ!!
ブラックロール「なにっ!?」
藍染「自身の全力の一撃がたかが刀一本に防がれるなどあるはずがない。この程度なら力で押し切れた筈だ。そう言いたげだね」
藍染「しかし、恐らく君と私とでは元来“力”という言葉の認識そのものを異にしているのだ」
ブラックロール「っ! うるさい!!」
藍染「教えよう、力というのは――」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:18:51.37 ID:PM6b1FXj0
アンパンマン「やめるんだ! そうすけくん! ロールパンナちゃん!」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:20:20.41 ID:PM6b1FXj0
藍染「アンパンマンか」
ブラックロール「アンパンマン……!? アンパンマンは私が倒す!!」
アンパンマン「やめるんだロールパンナちゃん! ぼくはきみと戦いたくない!」
藍染「『縛道の六十一「六杖光牢(りくじょうこうろう)」』」
ブラックロール「ぐうっ!?」ギギッ
アンパンマン「そうすけくん!? なんてことを……!」
藍染「六杖光牢は対象の動きを封じるための鬼道だ。彼女の肉体に損傷はないよ」
藍染「しかし、激昂した相手に対して反撃の意思も見せず言葉で説得を試みるとは、随分と甘い男なのだな君は」
アンパンマン「え…?」
藍染「それとも、民衆の希望を背負って戦う立場から“そう振舞わなければならない”のかな」
藍染「いや、徒口が過ぎたな。私はこの辺りで失礼するよ」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/09(土) 13:21:51.01 ID:PM6b1FXj0
ブラックロール「アンパンマン!こいつをほどけっ!!」ジタバタ
アンパンマン「落ちついてロールパンナちゃん、きみはばいきんまんに操られているんだ」
ブラックロール「デタラメを! 私はお前を倒すために!」
アンパンマン「だいじょうぶ、思いだして、ロールパンナちゃんの中にもあるはずだよ。みんなと同じ、優しい心が」
アンパンマン「メロンパンナちゃんもきみに会いたがっているんだ。ロールパンナちゃんと一緒にいると、こころがぽかぽかするって」
ブラックロール「メロンパンナ……?」
ブラックロール「う……」ドクン
アンパンマン「さあ、ぼくと一緒にメロンパンナちゃんに会いに行こうよ」
アンパンマン(……)
アンパンマン(そうすけくん、きみは一体……)
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/09(土) 13:22:09.59 ID:9sKTMo8DO
アンコは甘いもんだよ
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/09(土) 13:23:43.28 ID:PM6b1FXj0
ミミ先生「待ってくださいソウスケ先生!」
藍染「まだ私に何か用かい」
ミミ先生「あの、本当にありがとうございます。子どもたちを守ってくれて……」
藍染「君たちを護った憶えはないよ」
ネコミ「そうすけ先生! さっきは私たちを助けてくれてありがとう!」
うさ子「またいつでも私たちの学校に遊びに来てね! 待ってるから!」
カバオ「そうすけせんせー、結局手品は見せてくれないのかよー」
藍染「……」
藍染「そうだね、最後に君たちに見せておこうか」
藍染「私の『鏡花水月』を」
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