【このすば】カズマ「おかしい、色々とおかしい!」

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23 :横っ腹にゴッドブロー [sage]:2017/12/05(火) 19:30:09.49 ID:Xs+UY7Ob0
>>22

なんかよくわからんけどありがとうございます!
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 22:12:45.65 ID:9kF+eJK80
>>20
アクアは女神で年齢不詳のババアだから多分不老だろうしもっと長い返済プラン組めるだろ
400年返済にすれば月々約42万エリスと現実的な数字になる
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 02:28:17.56 ID:MmRR7irb0
受け取り側が15代ほど替わりそうな返済計画やね
26 :横っ腹にゴッドブロー :2017/12/06(水) 11:54:17.67 ID:1pEt43eJO


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あっ、カズマ、起きましたか。......あまり心配させないでください、そのままぽっくり行ったりしたら許しませんからね」

俺が目を開けると、めぐみんがこちらを心配そうに見つめていた。うっすらと涙の跡があるのは気づかないことにしておこう。

「ぽっくり逝きたい気分なんだけどな。......まぁエリス様が月にいくら返すかを決めておけば、俺に定期的な収入が入るって教えてくれたんだ。そしたら俺、別に働かなくても収入あるし、ならそれもいいかなって」

「ですがアクアのことですし、さらに借金を背負って来る可能性も......」

あっ、そうか。

「ダメじゃん!そしたらアレだろ、保護者だからーとか言われて俺も借金背負うことになるんだろ!?そんなことになったらそれこそ俺はアクアを捨てるぞ!?」

「今でさえアクアは捨てられても、なんなら殺されてもおかしくないことをしでかしてしまったんですが。......そんなアクアも見捨てずにチャンスをあげるなんて、やっぱりカズマは優しいですね」

めぐみんが微笑みながらそんなことを言って......

「お、おいやめろよ。お前が俺に好意を持ってくれてるのはわかってるんだけど、そういうこと言われると本当に我慢できなくなっちゃうんだけど」



27 :横っ腹にゴッドブロー :2017/12/06(水) 13:01:02.92 ID:WadtQtaHO



「前も言いましたが、責任さえ取ってくれるのなら別に構わないのですよ?今回の騒動が終わったらどうです?」

ニヤニヤしながら、俺を煽るようにめぐみんが耳元でそう言ってきたので、

「わかった。じゃあ責任取ってやるよ、お前言ったからな?いざとなって怖気付いてやっぱりやめるとか言っても聞かんからな?」

「私をなんだと思っているのですか!あっちへフラフラこっちへフラフラと節操のない男にここまで一途でいる乙女ですよ!?心配しなくてもそんなことはしませんよ!」

どーだかな。

それはともかくとして、いつの間にか俺とめぐみんが結婚する流れっぽくなってるんだが。

いや別に一向に構わないんだけど、そうなるとこのパーティが今のままで要られる保証がないというか。

......いや、杞憂か。

「それはともかくカズマ。その、今更なのですが......」

「......嫌な予感がするんだけど」

「うっ、いえ、その......カズマが死んでいる間、リザレクションをかけたアクアは、本当に反省しているのか『私、今からクエストに行ってくるわ!ダクネスがいればアンデッドの群れからも守ってもらえるし!』とか言ってダクネスを連れて行ってしまいまして......」

「うん、メンツがメンツだし、不安でしょうがないね」

アクアとダクネスだぞ?

宴会の女神様とへっぽこクルセイダーだぞ?

なんだか面倒ごとに巻き込まれそうな気が──。

そう俺が思った瞬間だった。

「サトウさん!サトウカズマさん!あなたのお連れのアークプリーストとクルセイダーの方が、街中にアンデッドを呼び込んでしまいまして......!!」

バン、と屋敷の扉が開かれ、ギルドの職員が俺にそんな厄介ごとを──

「あーもう、やっぱこうなんのかー!!」

俺は装備一式を引っ掴んで、屋敷を飛び出した!


28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 21:26:33.12 ID:zwwkKBR8o
アニメのみだから、web後の好感度がいまいちつかめてない。

めぐみん 相思相愛?あとは行くか行かないか
アクア 互いに興味なし?ただアクア側は戻りたいとは思ってなさそう
ダクネス 片思い?めぐみんに遠慮ひてる感じ
エリス 友達?ダクネスの支援者っぽい
ウィズ 世話になってるから惚れてそう
受付嬢 ウィズに同じ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 23:28:18.55 ID:uVNIqoRRO
ウィズなんてただの嫁ぎ遅れ万年金欠がカズマさんハーレム入りなんてありえないから
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 23:50:04.80 ID:lbZEL/0Vo
ウィズは老けないし強いし店の経営さえしなければ問題起こさない癒し枠だから余裕でハーレム入りだぞ
31 :横っ腹にゴッドブロー :2017/12/07(木) 10:56:29.80 ID:j/ZGHrTtO


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「わあああああーっ!ねぇダクネス、来てるんですけど!ダクネスを通り過ぎてアンデッドがこっち来てるんですけど!」

「しょ、しょうがないだろう!私一人でこの量のアンデッドを引き止められるわけが......!というかなんなんだこいつらは、ありえない量のアンデッドだぞ!?」

駆け出しの俺たちがカエルを狩っていた頃、よく通っていた門の入り口あたり。

ダクネスが体を張って門の中にアンデッドを入れまいとするも、ついに侵入を許してしまい、たかられたアクアがアンデッドから大急ぎで逃げているようだ。

「ダクネスー!お願い、デコイで引きつけて!このままだと私汚されちゃう!カズマさんに借金返せなくなっちゃう!」

いい心がけじゃないか。ちょっと感心した。

アクアがちゃんと借金を返そうとしていることを知った俺は、甘いと知りながらもアクアを助けるべく、

「このままだとカズマさんに私の信者たちが酷い目に遭わされそうな気がするの!だってカズマさんよ、アルカンレティアの浄化されちゃった温泉にところてんスライムを大量に入れるくらいはするわ!」

やっぱり助けるのはやめよう。

「何を馬鹿なことを!カズマがそんなことをやるなんて、そんなことは......!......そんなこと......うぅ、なんかやりそうな気がしてきた」

あの変態、この騒動が終わったらバインドで縛って外に放置しといてやる。




32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 11:44:52.17 ID:y/Syn9Ur0
乙。支援!
33 :横っ腹にゴッドブロー :2017/12/07(木) 13:14:41.45 ID:j/ZGHrTtO


「カ、カズマ、早いですよ!もうちょっと待ってくれてもいいじゃないですか!」

装備一式を引っ掴んで来た俺とは違い、ちゃんと装備をつけてから走って来たらしいめぐみんがそんなことを──

「言ってる場合か!街中にアンデッドが入るとか、キワモノが多くて騒動が起きやすいこの街でもだいぶやばいぞ!」

最悪アクアがターンアンデッドで浄化できるが、あいつはポンコツなので期待できそうにない。

「うぅ、せっかく来たのに、流石に街中で爆裂魔法を撃つとカズマに多大な迷惑がかかりますし......」

「めぐみんが勉強してる!うわぁ、なんだこの感動、俺の中でめぐみんの株が急上昇したよ!」

「この男!そうですか、生まれつき知能が高い紅魔族を馬鹿にするとはなんたる屈辱!いいでしょう、撃ってやろうじゃありませんか!『エクスプロー......」

俺は暴走しためぐみんを地面に組み伏せ、魔法を発動させないように抱きしめる。

「このバカ、なんてことしようとしてんだよ!お前が街中に爆裂魔法を撃ち込んだら俺に請求が来るんだぞ!」

「あっ、でもこの体勢も割といいかもしれません、離したらすぐに爆裂魔法を撃つので、その体勢のままでいてくださいね」

「甘えてんのか脅してんのかわかんねーぞ!ていうか、この体勢のままだと俺らがあいつらを助けに来た意味が......」

何やら脱力して、俺に抱きつかれるままになっためぐみんが変なことを言って、俺がそれにツッコミを入れた瞬間、

「わあああああーっ、カズマさーん!カズマさーん!ごめんなさい、借金は返すから!でも今は助けてください!」

「カズマ!?頼む、狙撃スキルでこいつらの動きを止めてくれ、動きさえ止まればアクアの魔法で浄化できる!」

アクアとダクネスが俺に気づき、そう声をかけて来るが、

「でも俺がめぐみんを離したらこいつ爆裂魔法撃つとか言ってるんだけどー!」

俺がそう返すと、ダクネスがめぐみんを見て、

「め、めぐみん!?流石にそんなことはしないだろう!?」


「します」


「ダメだカズマ、めぐみんの目が本気だ、そのまま押さえておけー!」

あーもう、本当に手のかかる!

俺はめぐみんを抱っこしながらアクアの方へ走り出した!



34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 13:25:49.29 ID:HaGHzOJ7o
ええやん…続きまだー?
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 17:07:06.66 ID:SlYfjR9n0
期待
36 :横っ腹にゴッドブロー :2017/12/08(金) 17:16:21.90 ID:WUvVpksJO


「うっ、うっ、ありがとうございますカズマさん......。私が借金したのが悪いのに助けてくれてありがとうございます......」

「お、おう。別に今すぐ20億返さなくてもいいんだぞ、一応計算はしといたんだが、週に50万エリスちょっとを返してくれれば80年で全額返済できるんだ。俺も一応クエストには行くだろうし、その金で生活すれば安泰だ」

俺は優しくアクアへ告げた。

別にこの間アクアが買っておいていた高めの酒を勝手に拝借して、他の冒険者にあげたわけだからではない。

というかめぐみん、一体いつまで抱っこしてればいいんだ。

「な、なんかカズマさんが神々しく見えるんですけど......めぐみんを抱っこしてるのはなんでか気になるけど、聞かないことにしておくわ」

しょーがねーだろこいつがひっついて来るんだからさ。

「......でも週50万エリス......いえ、カズマさんが80年っていう死ぬか死なないかの期間を返済期間にしてくれたのよ、なんとかするしかないわ......」

「アクア、私も少しは工面してやる。......そもそも、この男にはアルダープの屋敷の弁償代や街の壁の修繕費も帰って来るのだぞ?それを考えれば少しくらい......」

おっと。

「おいダクネス、俺は十分に甘い条件を出してやったんだ。これ以上は譲歩しないぞ」

何を勘違いしているのか、アクアの返済の減額をなんともなしにしようとしてくるダクネスにそうキッパリと告げ、俺はめぐみんを抱っこするのをやめようとして──

「......なぁめぐみん、そろそろ降りてくれないか?」

「仕方ないですね」

そう言って俺から離れためぐみんは杖を振り上げ、

「魔翌力を練ってしまったのだから仕方ありません!えぇ、仕方ありませんもの、『エクスプロージョン』!!」

「馬鹿野郎ォォォォ!?」

俺が叫んだ時にはもう遅い。

すでに魔法はアクセルの街の上空に放たれ、その場にいた俺たちは全員爆風で吹っ飛んだ。

これだから紅魔族は!

37 :横っ腹にゴッドブロー [sage]:2017/12/08(金) 18:25:19.11 ID:WUvVpksJO
>>36

「魔翌力を練ってしまったのだから仕方ありません、えぇ、仕方ありませんとも!『エクスプロージョン』!!」

でした。すいません、
38 :横っ腹にゴッドブロー [sage]:2017/12/08(金) 18:26:28.86 ID:WUvVpksJO
なぜか魔翌力が魔翌翌翌力になるんですが...
39 :横っ腹にゴッドブロー [sage]:2017/12/08(金) 18:27:25.65 ID:WUvVpksJO

なぜだ。魔の力が魔の翌日の力になってしまう...!?
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 18:30:41.63 ID:mg+mRmRY0
メール欄に[sage saga]って入れればいいよ
41 :横っ腹にゴッドブロー [sage saga]:2017/12/08(金) 19:34:48.50 ID:Ob1Etkg90
魔力

魔翌力
42 :横っ腹にゴッドブロー :2017/12/08(金) 19:36:14.49 ID:Ob1Etkg90
>>40ほんとだ!

ありがとうございます、魔翌力って打つときはさげさが入れます!
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 22:35:45.41 ID:amH0CpX0O
>>1は普通にsagaでええと思うんだが
まぁ任せるわ
44 :横っ腹にゴッドブロー [saga]:2017/12/09(土) 12:03:14.24 ID:YPh3aeKhO


「見直したと思ったらこれだよ!お前俺に迷惑かけないようにしてるんじゃなかったのか!」

「えぇ、迷惑はかけないようにしていますよ、迷惑は!我が爆裂魔法が迷惑だというのですか、それはつまり私の人生を否定しているに他なりませんよ!」

爆裂魔法を打ち込んでぐったりとしているめぐみんを背負いながら文句を言うと、めぐみんが俺の髪を引っ掴んでグイグイと引っ張ってくる。

「お前だって爆裂魔法を撃つタイミングくらいわかるはずだろ......ははーん、そうか、お前は紅魔族のフリをしてるアークウィザードなんだな!このなんちゃって紅魔族が!」

「この男!言いたいことがあるならはっきり言ってください、紅魔族は生まれつき知力が高いのです!言いたいことはよーく分かりますがはっきりと言ってください!」

「あぁ言ってやるよ!爆裂魔法を街中でぶっ放す筋金入りの頭のおかしいロリ枠め!お前頭悪すぎだろ、どこが紅魔族なんだよ!」

あっ、こいつ!なにも言い返せないからって髪引っ張る力強くしやがっていたたたた!

「カズマ、助けてくれたことは礼を言う......うん、最後にめぐみんを離したのはいただけなかったが」

「えっ、あれ俺が悪いの?絶対街中で爆裂魔法を撃ったこいつが一番悪いと思うんだが」

監督責任を俺に求めるとかそれひどすぎないか。



45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 01:08:44.13 ID:JTAe4dsEo
まだかよ?
46 :横っ腹にゴッドブロー :2018/04/08(日) 08:36:57.97 ID:tGLYCK5D0
>>45ここの存在忘れてました
47 :横っ腹にゴッドブロー [saga]:2018/04/08(日) 08:47:25.01 ID:tGLYCK5D0

「あぁ、そうだカズマ。お前がアイリス様の護衛でエルロードに行った時にがっつり稼いでいたカジノ行けばいいのではないか?そうすれば貯蓄も増えアクアの借金返済にも余裕が出ていいじゃないか」

「お前が何を勘違いしてるのかは知らんが、俺はアクアが全額ちゃんと返済するまで許すつもりはないぞ」

なんというか、俺はこいつらに甘く見られている気がする。

いや確かにアクアのせいで借金したり、ダクネスをアルダープから救うために全財産を投げ打ったりしたけれども。

「あの、カズマ。アクアがスカポンタンなのはいつものことですし、何だかんだ言いつつカズマもそういう日常が好きなのではないですか?」

「じゃあそんなめぐみんに聞くけど、お前自分の持ち物が日に日になくなって行くっていう日常が好きなの?」

「なんでもないです、そうですね、流石につらいですね」

「わぁぁ、わかったわよ、わかったわよ!!いや、わかりました!じゃあ私は今からエルロードに行ってお金を稼いでくるわ!なに、このアクア様の手にかかればちょちょいのちょいよ!」
48 :横っ腹にゴッドブロー [saga]:2018/04/08(日) 08:58:53.65 ID:tGLYCK5D0

「お前それはやめろ!どうせアレだろ、また借金こさえてむしろ現状を悪化させるんだろ知ってる!」

「だ、大丈夫よカズマさん!私を信じて、ほら、三度目の正直っていうじゃない!?だから私に任せて......」

「待て、いや、確かにお前には何度も何度も嫌な目に遭わされてるけど、今のは違うよな」

「ギク」

こいつ......わかりやすいな......。

「おい、一回目が20億エリスを溶かしたことだとすると、二回目は一体なんだ?何をしたんだ言ってみろ、ほら、怒らないから言ってみろ」

「う、その、えぇと、実はね?さっきアンデッドをたくさん連れてきちゃったじゃない?その時にちょっと壊しちゃったものがあってですね?」

「ほほう」

「それが、どうやらお高いツボだったらしくてね?」

「それで?」

「その、弁償代として10万エリスが持ってかれることになっちゃって......」

ふむ、10万エリスか。まぁ二億と比べれば微々たるもんだが、今の俺からすると割と痛手だ。それこそバニルになんかかんかアイデアを売ればいいくらいだが。

「で、その壺が20個あってですね......?」

「うんうん。......は?え、20個?」

おい待てよ、それってもしかして、200万、エリ、ス?

「その、弁償代としてなけなしの200万エリスも......ですね......」


俺はショックのあまり気絶した。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/02(水) 01:38:14.73 ID:Tv6knbkco
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