【安価】異次元の終着点

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1 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 19:29:17.31 ID:Foub7cbe0
男「ここは異次元の終着点」

男「...まぁ、華やかなとこじゃないよな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512296957
2 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 19:46:05.21 ID:Foub7cbe0
ここは異次元の終着点!

時空移動に失敗したり、その他色々な要因で流れ着く

ここは隔離された空間であり、出る事は出来ない

男はこの世界に流れ着いた屋敷で生活している

出る事は出来ない為、男の楽しみは外部からの漂流物や漂流者だ
3 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 19:52:59.87 ID:Foub7cbe0
男「今日も空が暗いぞ」

男「おっ」


大気が振動する


男「これは何か来たな」

男「見に行こう」


この世界は区分けれているが、漂流してくるのは男の住むエリアのみだ

男が住むエリアはそこまで大きくなく、少し界王星より大きいくらいである
4 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 19:54:48.64 ID:Foub7cbe0
下1>>漂流して来た物や生物
下2>>どうやって来たか
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 19:55:24.22 ID:DWgKTQDm0
宇宙最強の生物
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 19:55:33.85 ID:i3wAgbqlo
双子らしき男の子と女の子
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 19:56:14.32 ID:ug1Q5pvGO
単なる気まぐれで転移してきた
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 19:56:15.80 ID:HRcDRiTI0
デカめの宇宙戦闘機
9 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 20:05:37.24 ID:Foub7cbe0
宇宙最強「やあ」

男「こんにちは」

宇宙最強「この世にこんな所があるなんてね」

男「碌な所じゃないがな」

男「しかし何故こんな所に?」
10 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 20:08:37.70 ID:Foub7cbe0
宇宙最強「単なる気まぐれさ」

宇宙最強「しかしこの空間は凄いね。出口がない」

男「ああ、住めば都とは良く言ったもんだと_____」

宇宙最強「時間移動」ピシュン

男「あっ、話し相手が」

男「...はぁ、陰鬱な」
11 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 20:10:28.88 ID:Foub7cbe0
男「この気配ッ!」

男「何か来たぞ!本日二回目!」

男「さぁさぁさぁ」
12 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 20:12:19.61 ID:Foub7cbe0
下1>>漂流して来た物や生物
下2>>どうやって来たか
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 20:12:22.34 ID:nrGpic9XO
4足歩行で意思がある大根
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 20:13:06.26 ID:qPFL6q6u0
自慢の大根力で
15 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 20:34:12.51 ID:Foub7cbe0
男「...はい?」

大根「ダイコーン」

男「ふむ、確かに大根だね」

大根「ダイダイコーン」

男「ほほう、四足で歩くのか」

男「いい大根だな」
16 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 20:39:39.96 ID:Foub7cbe0
男「因みに、どうやってここに?」

大根「ダイ!コン!リョク!!」

男「大根力か」

男「確かに凄まじい大根力だ」


大根の大根力は恐ろしく大根でその大根さたるや大根の中の大根と言った所だ


男「よし、ペットにしてやろう」

大根「ダイダイ」


大根はペットになった
17 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 20:50:46.19 ID:Foub7cbe0
〜屋敷・書庫〜

男「ふむ」

大根「ダイコーン?」


男は一冊の本を手に取る

『大根の飼い方』


男「成る程ね」
18 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 20:57:35.12 ID:Foub7cbe0
STEP1:大きめの容器を用意しましょう

男「壺で良いか」

STEP2:土を優しく敷き詰めて下さい

男「...」ポスポス


寝床の完成だ


大根「ダイコーン!!」ズボッ


大根は埋まって寝てしまった


男「良いな...大根って」
19 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 21:00:52.08 ID:Foub7cbe0
男「久し振りに働いたら疲れたな」

男「大根が起きるまでじっとしてるか」

男「...」


ゴッ


男「何か来たな」
20 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 21:02:14.55 ID:Foub7cbe0
下1>>漂流して来た物や生物
下2>>どうやって来たか
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 21:02:20.50 ID:dQs0sPlwO
宇宙最良の紳士
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 21:02:49.81 ID:DWgKTQDm0
またも大根力で
23 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 21:13:36.01 ID:Foub7cbe0
最良紳士「おや、ここはどこですかね」

男「ここは異次元の終着点。入れても出る事は叶わない」

最良紳士「ふむ」

最良紳士「ここには他にどんな方が?」

男「分からない。何個かワープゲートがあるがその先は未知だ」
24 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 21:22:18.04 ID:Foub7cbe0
最良紳士「私はここに大根力を感じたのですがご存知ありませんか?」

男「俺のペットですね」

最良紳士「私も大根力の使い手なのですよ」ズッ

男「力を隠すのが上手いですね」

最良紳士「大根力は紳士のたしなみですぞ、なんてな」

男「俺も身に付けようかな」

最良紳士「では、また会う日まで」ギュオオオン


最良紳士はワープゲートに消えて行った
25 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 21:36:26.40 ID:Foub7cbe0
大根「アアアアーイ」

男「起きたか」

大根「ダンダン」

男「腹が減ったのか」


STEP1:バケツを用意しましょう

男「ほい」ゴト

STEP2:半分と少し水に浸しましょう

男「...」ジャー

STEP3:木をブロック状にして入れよう(サイコロステーキを目安に!)

男「...」コロコロ...ジャポン!

STEP4:木のブロックが湿って柔らかくなったら出来上がり


男「よし、待とう」
26 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 21:42:55.77 ID:Foub7cbe0
〜〜〜〜〜〜〜〜

男「良し、出来たぞ」

大根「ウマアジウマアジ」モシャモシャ

男「良く食えよ」

男「...そろそろ寝るか」
27 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 21:49:42.65 ID:Foub7cbe0
〜翌日〜

男「んー...」

男「地響きがする」

男「またなんか来たっぽい?」
28 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/03(日) 21:52:01.63 ID:Foub7cbe0
下1>>漂流して来た物や生物
下2>>どうやって来たか
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 21:52:03.88 ID:DWgKTQDm0
幸薄そうな銀髪の少女
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 21:52:04.78 ID:UVFBluIC0
金髪ロリババア
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 21:53:06.92 ID:K4OuxTlNO
悪そうな男に連れてこられた
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 23:30:14.06 ID:kxijr/Ioo
火傷ありそう
33 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/04(月) 14:47:28.18 ID:gNyd0pxc0
男「ここらから気配を感じるな...」

銀髪「けほけほ」

男(二人居るっぽいな。身を隠そう)

男(二人居ると面倒なパターンになりやすいからな)

悪男「へへへ...ここに入ったからにはもう出られねぇ」

銀髪「うぅ...」

男(おいおい、何だこの状況)

男(正義のヒーローでも現れてくれないかな)
34 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/04(月) 18:03:26.89 ID:gNyd0pxc0
大根「ダイコーン!」


男を追っていた大根が声を上げる


悪男「ん!?何だぁ!?」

大根「コン?」

男「げっ」

銀髪「あっ...」

男(見れば見るほど幸薄そうな顔してやがんね...)

悪男「何だお前?文句あるかァ!?」

男「くっ」

男(これだから団体は嫌いだ)

男(とにかく、この状況...どうする!?)
35 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/04(月) 18:04:46.75 ID:gNyd0pxc0
下2>>男の次の行動
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 18:16:59.55 ID:1SeukF8AO
大根の変化形態大根ブレードは全てを殲滅する
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 18:26:50.48 ID:4GpiBecrO
男の内に秘める大根力が覚醒する
38 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/04(月) 18:58:53.39 ID:gNyd0pxc0
男「む!?」


男の内に秘める大根が語りかける

お前は大根力を使い、大根王を目指せと

男の中で激しく大根力が共鳴する


男「うおおおおおっ!!」

悪男「何だァ!?てめぇ下痢かコラ!」

男「...俺は理解したぞ」

男「大根力とは...いや、大根とはなんであるかを...!!!」

男「大根おろし!!」ズシャ


男の大根力が刃となり、敵をすりおろす


悪男「んなにぃーッ!?」シッ
39 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/04(月) 19:42:08.66 ID:gNyd0pxc0
大根「ンコンコ」

男「ああ、俺は目覚めた」

銀髪「あのー...」

男「うん?」

銀髪「ここは何処なんですか?」

男「異次元の終着点さ。ごみ捨て場みたいな物だよ」

銀髪「出れないんですか?」

男「無理だねぇ。宇宙最強レベルなら行けるかもだけど」

銀髪「えぇ」
40 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/04(月) 21:18:42.22 ID:gNyd0pxc0
男「とりあえず、ここは安全な所だ」

銀髪「そ、そうなんですか」

大根「ダイコココン?」

銀髪「かわいい」

男「あそこにある屋敷に泊まるといい」

男「...つっても今は俺の家だけど」

銀髪「はい」
41 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/05(火) 20:59:10.30 ID:OdhHwjv60
〜屋敷〜

男「まぁ適当な部屋で寝てくれ」

銀髪「あ、はい...」

男「おっと、すまない。言い忘れていたが、シャワールームもある」

銀髪「えっ」

男「どうした?何か問題があるのか?」

銀髪「シャワールーム使って良いんですか!?」

男「駄目な訳ないだろ。お前が虐げられる理由はここには無い」
42 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/05(火) 21:05:00.64 ID:OdhHwjv60
男「...あと、もう一つ」

銀髪「?」

男「お前は誤解しているかも知れないが、恐らくお前が今まで居た場所は安全じゃない」

銀髪「...」

男「傷口に触れたなら怒れ。嫌だったら悲しめ」

男「そして、笑顔は捨てずにいろよ」

男「...以上だ。俺らしくも無い」

銀髪「分かりました」
43 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/05(火) 21:06:00.60 ID:OdhHwjv60
下2>>銀髪の次の行動
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 00:41:47.91 ID:Ll2kxCeN0
大根を溺愛し始める
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 00:48:34.83 ID:OjXRjsZS0
男の首にしがみついて離れない
46 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/06(水) 21:09:13.85 ID:QsQqUDJw0
銀髪「...」ムンズ


銀髪は男に後ろからしがみつくようにして、首にくっついた


男「!?」

銀髪「何だか、こうしていたい気分なんです。...駄目ですか?」

男「まぁ気が済むまでやれば良い」

大根「ンコイダ」ピョン


大根はジャンプして、男の頭の上に乗る


男「...俺の前世は、世界樹か何かか?」
47 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/06(水) 21:17:32.32 ID:QsQqUDJw0
男「お」

銀髪「?」

男「また何か流れ着いた」

銀髪「分かるんですか?」

男「入口機構のエネルギーを感じたからな」

銀髪「良く分かりません」

男「別に分からなくても良いんじゃないか?」

銀髪「発進」

男「俺はロボットかよ...見に行くけどさ」
48 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/06(水) 21:19:32.87 ID:QsQqUDJw0
下1>>漂流して来た物や生物
下2>>どうやって来たか
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 21:25:05.06 ID:KrCjnP22O
手のひらサイズUFO
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 21:36:22.82 ID:Ll2kxCeN0
宇宙制服を目論み人参力でやってきた
51 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/07(木) 19:53:24.09 ID:+fahEhIB0
男「...あれ?何も無くね?」

銀髪「確かに...」

大根「ダイ!ダイ!」

男「え?危険な力を感じる?」

男「ふぅむ...ん?」


男は足元に小さな円盤を発見する


男「何これ。UFO?」

大根「コン!コン!」

男「この中から?」
52 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/07(木) 20:00:18.64 ID:+fahEhIB0
UFO「何者だ!名を名乗れ!」フヨフヨ


その小さな円盤は浮き上がった


UFO「貴様等、大根の回し者だな?」

銀髪「へ?」

男「...俺大根しか知らねぇや。そう言うお前は何なんだ?」

UFO「人参力の使い手さ。ここにも人参力で来た」

男「それは残念だったな。ここからは出られない。そういう空間なんだ」

UFO「なっ、何だと!?」
53 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/07(木) 20:04:41.95 ID:+fahEhIB0
UFO「そんな...俺の宇宙制服計画が...」

UFO「人参スタイルで統一してやろうと思ったのに...」

大根「イダイ、ダイコン」

UFO「黙っていろ!」

男「帰るか」

銀髪「うん」

大根「ダイン」
54 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/07(木) 20:53:25.25 ID:+fahEhIB0
男「最近は自爆する奴が多いな」

大根「イ?」

銀髪「そうなんですか」

男「そうだったりする」


流星の如き光明を放たんばかりの音が鳴る


男「...また何か来たよ」
55 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/07(木) 20:54:46.87 ID:+fahEhIB0
下1>>漂流して来た物や生物
下2>>どうやって来たか
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 20:55:15.57 ID:hf1vLUN+O
金髪のお嬢様
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 21:31:32.74 ID:uICjtgLto
マッドな科学者の転送装置の実験台にされた
58 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/08(金) 20:14:30.92 ID:EkwNiAqn0
お嬢「うーっ...ここは一体何処なのよ?」

お嬢「何か少し寒いし、野外の癖にこんなに薄暗いなんて」

男「おや?」

お嬢「あっ、貴方何者!?ここは何処か答えなさい!」

男「ここは異次元の終着点。そして、ここからは出れない」

銀髪「...」

大根「イン、ダイ、イン」
59 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/08(金) 20:22:25.74 ID:EkwNiAqn0
お嬢「嘘でしょう?」

男「嘘ではない。少なくとも君も含め俺達にはな」

お嬢「じゃあ、私はもう...」

男「とりあえず、此処に来た経緯を教えてくれ」

お嬢「...私は喧嘩して家出したのよ」

お嬢「そしたら、家に泊めてくれるって言う人が現れたの」

お嬢「私は喜んでついて行ったわ。研究所みたいな...いや、研究所だったわ」

お嬢「そして恐らく装置か何かで飛ばされてここに来たの」


お嬢の涙腺は決壊寸前だ


男「そうか、となると...」
60 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/12/08(金) 20:26:11.76 ID:EkwNiAqn0
男「...」ポン


男はお嬢の頭に優しく手を置く

思わず、涙が溢れてしまう


お嬢「えっ」ポロ

男「...?」ポンポン

男「...あった」ガシッ


男はお嬢の体から発信器を外す


男「くそっ」グシャ
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