紗枝めし!【小早川紗枝と餃子編】

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1 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 05:25:11.54 ID:mdJovYaO0
モバマスSSです

紗枝はんとモバPが飯食うだけです

何!?季節の変わり目は風邪をひきやすいのか!?


言葉遣い間違ってても堪忍してや

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512246310
2 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 05:27:39.54 ID:mdJovYaO0
仁奈「お仕事無事に終わったでごぜーますよ!」

モバP「そいつぁ重畳。何事も無いのが一番良い事だ」

紗枝「ほんまにねぇ。うちらの所はとらぶる続きやったしなぁ」

撮影時間長引いたり、あとから注文色々付けられたりで大変やったなぁ……

モバP「言うんじゃあない。まだある程度予想できてたトラブルなんだから」

仁奈「あ、紗枝おねーさん!お疲れ様でごぜーます!」

紗枝「はい、お疲れ様どす」

お仕事疲れもあるやろうに仁奈はんは元気やなぁ

若いってことやろか?

……いやうちも若いですけど
3 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 05:31:45.68 ID:mdJovYaO0
モバP「んじゃ帰るかー。あ、仁奈は今日はママさんが遅くなるらしいから俺と一緒にご飯だ。何が食べたい?」

仁奈「ん〜……悩み所でごぜーます」

モバP「今日は何でもいいぞ。好きなだけ頼め」

仁奈「えっ!?何でもいいでごぜーますか!?」

モバP「良いぞ。おかわりもある」

キラキラした目ぇして悩んではんなぁ

ほんまにかいらしぃわぁ♪

うちにもこないな子が妹におったらなぁ
4 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 05:38:07.94 ID:mdJovYaO0
仁奈「……!プロデューサー。本当に何でもいいでごぜーますか?」

モバP「え?あんまり壮大なのは止めてくれよ。晩鐘が俺の財布を指し示さない程度には」

紗枝「あら?何でもええ言うたんはプロデューサーはんやあらへんの?」

モバP「勘弁してくれ」

仁奈「餃子が食べてーでごぜーます」

モバP「餃子か……近くに佐竹飯店ってのがあったな……」

仁奈「ちげーでごぜーますよ。作って食べてーでごぜーます」

紗枝「手作り?」

仁奈「そうでごぜーます!一緒に作ってくだせーますか?」

モバP「作るのは構わないがそうなるとうちのキッチンだと手狭だな」

紗枝「せやったら女子寮の食堂はどないやろか?」

調味料、食器、調理道具完備やさかいなぁ

作ろう思たら何でも作れるんとちゃうやろか?

モバP「あんまり俺が女子寮に入るのも……今更か」

プロデューサーはん顔ぱすやさかいなぁ

ほんまに今更やと思うわぁ
5 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 05:47:15.44 ID:mdJovYaO0
モバP「んじゃあ紗枝、送って行く前に買い物寄っていいか?」

紗枝「あ、せやったらうちもご一緒してええ?」

モバP「いいぞ。その代わりに手伝って貰うけどな」

仁奈「紗枝おねーさんも一緒に作りやがるでごせーますか?」

紗枝「うちも餃子作るんは初めてやさかい色々教えてな♪」

仁奈「仁奈は作ったことごぜーますから色々教えるでごぜーますよ!」

紗枝「頼もしいわぁ♪あんじょう頼みますわぁ」

仁奈「仁奈に任せやがりませ!」

モバP「(定番の焼き餃子……折角だから水餃子も作るか……となると豚ひき肉とキャベツとニラと……ニンニクも入れたら美味いんだが女の子2人だからそれは入れずに……中華スープの素が多分あったはずだから……)」
6 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 05:54:07.64 ID:mdJovYaO0
仁奈「みーぎてでワンチャーン」

仁奈「ひだりてにサイコガンを持った男」

モバP「ヒュー!」

紗枝「遊ぶんもよろしいけどそろそろ準備せな間に合わへんよ?」

モバP「お、そうだな。じゃあやろうか仁奈よ」

仁奈「はいでごぜーます!今日はありがとうごぜーますですよ!」

紗枝「仁奈はんは作ったことあるみたいやけどいつ作りはったん?」

仁奈「前にパパとママと一緒に作ったでごぜーますよ」

モバP「ほう」

仁奈「でも今はパパもママも忙しいでごぜーますから……」

モバP「……」

紗枝「……」

空気が重たい……
7 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 05:56:03.96 ID:mdJovYaO0
モバP「仁奈……」

仁奈「?別に寂しくはねーですよ?」

仁奈「今は皆が遊んでくれやがりますから!(ペカー!)」

モバP「(ブワッ)」

紗枝「仁奈はん、いつでも遊びに来てええからね」

仁奈「はいでごぜーますですよ!」
8 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 06:05:02.14 ID:mdJovYaO0
モバP「(ゴシゴシグスッ)……んじゃ作るか!まずは野菜のみじん切りだな。仁奈は危ないから駄目だぞー」

仁奈「仁奈はまだ動く時ではないでごぜーますか」

モバP「そうだな。ここは紗枝と俺にお任せだ」

紗枝「材料切ったらええのん?」

モバP「ああ。キャベツの芯は固いから念入りに」

なんやこういうのええなぁ……

モバP「切った材料と豚ひき肉とエビのすり身に中華スープの素を入れて……」

モバP「仁奈先生出番です!」

仁奈「おぉ!今こそ仁奈が動く時が来たでごぜーますか!」

モバP「この具材を手で混ぜ合わせてくれ」

仁奈「粘土捏ねるのは仁奈はプロ級でごぜーます!」

紗枝「あら、期待してええのん?」

仁奈「任せやがるでごぜーます!」
9 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 06:12:13.28 ID:mdJovYaO0
モバP「で、具材を混ぜたら皮に包んで……」

紗枝「水を折り目に付けて包む……」

モバP「皮に具材置いてから机を叩いた衝撃で吹き飛ばしてから握り込むッッ!!って出来れば楽だけど出来ないから普通にっと……」

仁奈「仁奈は餃子作る道具がごぜーます!」

挟むと折り目付けて餃子の形に……

普段餃子なんて作らへんけど便利そうやなぁ

モバP「片方は焼いて片方は水餃子で頂こうか」

モバP「油を引いたフライパンに敷き詰めて」

モバP「羽根つきにしたいから小麦粉を溶かした水を入れて蓋をする」

紗枝「あっ、ええなぁ♪あのぱりぱりしたの」

仁奈「仁奈も大好きでごぜーます!」

出来上がりが楽しみやわぁ
10 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 06:15:24.86 ID:mdJovYaO0
モバP「水餃子茹でてるから2人は皿とか出しててくれ」

仁奈「わかりやがりました!」

紗枝「お茶碗とかお皿こっちの棚に入っとるさかい……落とさんように大丈夫?」

仁奈「大丈夫でごぜーますよ!……うんしょ!」

モバP「(微笑まし……ん?)」

モバP「げ……!」

紗枝「?どないしはったん?」

モバP「やっちまった……」

紗枝「?」

開いた餃子「(さよなら天さん……)」

紗枝「あら〜、きちんと閉じれてへんかったんやね」

モバP「中身全部出ちゃったか……」
11 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 06:20:07.38 ID:mdJovYaO0
仁奈「?どうしやがりましたかー?」

モバP「!?な、なんでも無いぞ」

どないしたんやろ?

そない慌てることあらへんと思うけど……

モバP「(これな……仁奈が包んだやつなんだよ)」(ヒソヒソ)

紗枝「(あぁ、なるほどなぁ)」(ヒソヒソ)

作ったもんが失敗やったら仁奈はんも落ち込むやろなぁ

モバP「(というわけだ。俺がなんとかするからちょっとこっちを見ないようにしておいてくれ)」

紗枝「(そらかまへんけどどないしはるん?)」

モバP「(大丈夫だ。私にいい考えがある)」
12 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 06:26:46.25 ID:mdJovYaO0
モバP「仁奈ちゃんに新しいお仕事があるぞー♪」

仁奈「おぉ!何でも任せやがりませ!」

モバP「向こうで紗枝と一緒にちょっと大根おろしを作って来てくれ」

大根おろし?

そないなもん何に使うんやろ?

仁奈「わかりやがりました!」

モバP「おう!じゃあ紗枝、ケガしないようにちょっと見張っててくれ」

紗枝「はーい。仁奈はん一緒にしよか♪」

仁奈「はいでごぜーます!」

モバP「(さぁてこっちは大忙しだ)」

モバP「(俺の本当の力を見せてやる!)」
13 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 06:37:01.28 ID:mdJovYaO0
モバP「……疲れた」

紗枝「はばかりさんどす。ほとんどお任せしてしもてすんまへんなぁ」

モバP「いいよ。それに紗枝が仁奈の面倒見てくれたおかげである程度はスムーズに行けたから」

そう言うて貰うと助かります

紗枝「それにしても……」

仁奈「すげー豪華でごぜーます!!」

モバP「気合い入れて作ったからな」

作り過ぎやあらへん?

うちも仁奈はんもそない食べへんよ?

それに……

紗枝「今日餃子やあらへんかったん?ハンバーグなんていつの間に作りはったん?」

モバP「それ餃子の中の餡の余り。おろし醤油の和風餃子バーグ」

さっきの大根おろし……

まさかこないな風に使われるとは思わへんかったわぁ
14 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 06:40:53.09 ID:mdJovYaO0
仁奈「これなんでごぜーます?」

モバP「ん?あぁそれは餃子の皮を切って揚げたものにあんかけをかけたもんだ」

あ、これさっきの水餃子やあらへん?

仁奈「仁奈の作った餃子はどれでごぜーます?」

モバP「この見事な焼き餃子だ。流石仁奈先生……ッ!」

仁奈「(ドヤァ)」

紗枝「ふふっ、仁奈はんは餃子作りの名人はんやなぁ♪」

嘘も方便……

仁奈はんが笑顔やったらそれでええんや

モバP「では冷めないうちに食うか」

紗枝「せやねぇ」

仁奈「仁奈もお腹ぺこぺこでごぜーます」

3人「「「いただきまーす」」」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 06:44:46.82 ID:pM04xbyDO
あれ?
「私にいい考えがある」
は失敗フラグなような


つまり……
16 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 06:46:13.47 ID:mdJovYaO0
まずは焼き餃子から……ふーっ……ふーっ……

紗枝「あふっあふっ……」

ぱりゅっぱりゅっ!

紗枝「美味しい!」

羽の部分はぱりぱりで皮の部分はもっちりとやらこうて

中からじゅわぁってお肉のお汁が出て来てにらときゃべつの食感もええ感じ

今度はたれにちょんちょんっと……

はふはふっ……

ん……ちょっとらー油入れ過ぎたやろか?

あ、せやけどご飯と一緒に……はふっ……

ちょっと多いかと思たけどこれすぐ食べきってしまいそうやわぁ

ご飯にめっちゃ合うんやもん……
17 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 06:56:57.73 ID:mdJovYaO0
仁奈「はふっはふっ……うめぇです!」

モバP「いっぱい食え。おかわりもあるぞ」

仁奈「おかわりでごぜーます!」

紗枝「ほなよそってくるな」

モバP「上手にメシヨソイ出来るかな?」

仁奈「大盛りでおねげーします!」

紗枝「大盛り食べれるん?」

仁奈「いっぱい食べて大きくなるでごぜーます!紗枝おねーさんもすぐ追い越してやるですよ!」

紗枝「あら、そら楽しみやわぁ♪」

……うちももうちょっと食べた分だけでも大きいならへんかなぁ?
18 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 07:02:34.68 ID:mdJovYaO0
こっちの皮のあんかけはどないやろな?

プロデューサーはんが任しといてとか言うくらいやさかい……

あむっ……ぱりゅっかりゅっ……

あ、美味しい!

揚げた餃子の皮がぱりっぱりでとろ〜っと中華風のお出汁の効いたあんかけが絡まって……

あんかけにもお野菜とかお肉やちゅるんとしたわんたんみたいな餃子の皮が入っとってぼりゅーみーやわぁ

モバP「くっくっく、このあんかけをな……こうやってご飯にかけてだな……」

モバP「美味い!!」(テーレッテレー)

仁奈「???」

モバP「おのれジェネレーションギャップ!!」

紗枝「ふふっ」
19 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 07:08:36.79 ID:mdJovYaO0
仁奈「ハンバーグうめ……うめ……」

はむっ……

お醤油と大根おろしの効いたやらかいお肉

あ、大葉も入っとる!

ちょっと濃い味が続いたとこにさっぱりした味のハンバーグはあかんなぁ

ご飯……無くなってしもたわぁ……

仁奈「紗枝おねーさんもおかわりでごぜーますか?」

紗枝「どないしよかなぁ?」

あんまし食べ過ぎるんも何やしなぁ

モバP「じゃあ俺は遠慮なくO☆KA☆WA☆RI☆DA」

紗枝「あぁっ!う、うちも!!」

仁奈「……何だか2人共パパとママみてーでごぜーます」

モバP「けふっ!?」

紗枝「に、仁奈はん!?(///)」
20 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 07:11:24.54 ID:mdJovYaO0
紗枝「はぁ……お腹ぱんぱんやわぁ……」

モバP「本当ならチーズとトマトを詰めた餃子とか皮に餡子とバター乗せてトースターで焼いたのとか色々作る予定だったんだがな」

紗枝「あかんて。そないなん全部食べたら絶対肥えてしまうさかい……」

仁奈「仁奈……なんか眠くなってきたでごぜーます」

仁奈「プロデューサー……ご本読んでくだせー」

モバP「いいぞ。じゃあ片付け終わったら……」

紗枝「あ、せやったらうちが片付けしとくさかい」

モバP「そうか?じゃあ本は……これでいいか」

モバP「むかーし昔、あるところにお爺さんとお婆さんが居ました」

何やろ?桃太郎やろか?

モバP「お爺さんは山へ隣の芝刈りに」

あ、これ桃太郎やな

モバP「お婆さんは川へ味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられた」

お婆はん!?

モバP「ギルガメス軍の一兵士キリコ・キュービィーは……」

お婆はんは!?
21 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 07:13:31.31 ID:mdJovYaO0
仁奈「スヤァ……」

モバP「ウド編でリタイアか」

紗枝「ふふっ、かいらしい寝顔やわぁ」

モバP「子供はこれくらいよく動いて、よく食べて、よく寝るんでいいんだよ」

紗枝「うちにも子供おったらこないな感じなんやろか?」

モバP「誰との?」

紗枝「…………」

紗枝「……やらしいわぁ(///)」

モバP「なんで!?」
22 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 07:17:41.83 ID:mdJovYaO0
モバP「んじゃ俺は仁奈送って来るから」

紗枝「もう夜遅いさかい気ぃつけてな」

モバP「あいよ……うおっ寒ッ!」

紗枝「……」

紗枝「ちょっと待っとって」

モバP「?」














紗枝「はい」

モバP「マフラー?」

ほんまやったらもうちょっと後で渡す予定やったんやけどなぁ

まぁ最近寒いさかい丁度ええやろ

……千枝はんに教わりながらやけど上手に出来とるやろか?

モバP「これは……手編み?」

紗枝「……」

紗枝「(コクリ)」

モバP「そっか、ありがとな(顔赤いの隠せてない……)」(ナデナデ)

紗枝「(///)」

モバP「んじゃ、お休み」

紗枝「はい、お休なさい。また明日な〜」
23 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 07:18:54.09 ID:mdJovYaO0
紗枝「嫌やわぁ……」

紗枝「こない寒いのに」

紗枝「……」

紗枝「……顔熱い……汗びっしょりやわぁ(///)」



おわり?
24 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2017/12/03(日) 07:21:12.34 ID:mdJovYaO0
決してPC版のデュエルリンクスで遊んでたから書くの遅くなったわけではない(震え声)

ということで一旦寝るのでおまけは夜にでも
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 07:33:44.67 ID:pM04xbyDO
おっつおつ

最近、話の節々が埼玉化してきましたな(遠い目

とりあえず紗枝にお肉をつけても、かな子みたいにはならず、太った藍子にしかならないように思えるのは気のせい?
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