友「ハーレムエンドっていいよな」

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185 : [sage]:2018/01/19(金) 22:53:09.40 ID:isaEaBNA0
>>184
その作品は別の方の作品かと……。私自身、ハーレム物のSSは書いたことがありませんので……
期待させてしまったのなら申し訳ありません。
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/19(金) 22:53:53.83 ID:isaEaBNA0



男「……」

後輩「……」


男(朝に後輩と偶然会った日から数日後の放課後。現在、俺は後輩と二人で街へ買い物に来ている)

男(まさかこんなにも早くこんな機会が来るとは思っていなかったが……しかし、俺達はある重要な用事を済まさなければいけない)


後輩「……先輩?」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:54:47.36 ID:isaEaBNA0

男「――おっと……悪い、少し考え事をしてた。んで、どうした?」

後輩「あ、いや……先輩の顔が少し困っているようでしたので……」

男「そうだな……。心配をかけて悪いとは思うがこればっかりはな……」

後輩「いきなりあんな事を言われても、少し無理難題な気がしますからね……」

男「だよなあ……」


男「まさか、幽霊部員の巣窟になっている文芸部が文化祭で喫茶店をやろうなんて無理があるよなあ……」


男(……事の発端は今から一時間前である)
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:00:30.23 ID:isaEaBNA0

〜〜〜〜





男「……」コンコン


シーン……


男(……あれ、珍しいな。今日は後輩は来ていないのか)

男(仕方がない。また明日にでも顔を出そう――)


ガチャ


男「……ん?」

「お……?」


男(こ、この声はっ……!)
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:01:26.24 ID:isaEaBNA0

「あっ、男クンじゃーん!! ひっさしぶりー!!」

男「お久しぶりです……部長」


男(文芸部に似つかわない騒が……明るい性格。……そして金色に輝かく髪を持った彼女こそ俺らの所属する文芸部の代表である部長だ)

男(なぜ文芸部に所属しているか、なぜ部長になっているかはささやかに噂されている高校の七不思議の1つである)


部長「どう?最近黒とはうまくやれてる?」

男「それなりにやってますよ」

部長「そうかー! なら良し!」


男(……そして中学生から黒髪の親友であるが為に割と付き合いがある)
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:01:55.04 ID:isaEaBNA0

後輩「あっ……」

男「……おっす」

後輩「……」ニコ


部長「う〜ん?」ジロジロ

男「……どうしたんすか先輩」

部長「へぇ〜?」

部長「……別に私は君が誰を選んでも何も言わないけどね〜?」

男「……は?」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:02:25.94 ID:isaEaBNA0

部長「ま、そんなことはどうでもいい!」

部長「今日は部長として部員に伝える事があって来たんだよねぇ〜」

男「は、はあ……」

部長「そこのおそらく勤労賞の後輩ちゃん!」

後輩「は、はいっ」

部長「メイドは好きかね?」

後輩「好きか嫌いかで言われれば、好きですが……」

部長「うんうん、なるほどね〜」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:04:08.10 ID:isaEaBNA0

部長「男クンはどうかなー?」

男「別になんとも」

男(メイド服は好きですけど)

部長「……そっかー」

男「その質問は今日伝える事と関係があるんですか」

部長「あるかないかで言うと、超あるね」

部長「何を隠そう、我々文芸部は来る文化祭にて――」



部長「メイド喫茶を出店することに決定したからね!!」

193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:04:44.96 ID:isaEaBNA0



後輩「……えっ」

男「……は?」


部長「クラスで提案して、あと一歩で決まる所だったのに……。ずばり男クン、君のせいだぞ!」

男「それはいくら何でも暴論っすね」

部長「いーや、違うね。だってあの黒の一声がメイド喫茶を陥れる原因だしねー」

部長「あの黒が頑なに反対するもんだから理由聞いたらさー」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:05:41.79 ID:isaEaBNA0


黒髪『メイド服なんて着たくないもの……。それに、私のメイド服姿を見せてあげるのは一人しかいないわ』


部長「なーんて事言ってねえ……」

男「……」

部長「絶対君だろぉ!! 返せよぉ私のメイド喫茶ぁ!! そして黒のメイド服すがたぁ!!」

男「そんな事俺に言われましても……」

部長「……という事で悔しいので部長特権で文芸部はメイド喫茶の開催を決定いたしました。この決定は絶対に覆りません」

部長「うちの所、わりと可愛い娘いるじゃん? 絶対メイド服着せたら可愛いじゃん? 燃えるじゃん?」

男「ほぼ幽霊部員ですけどね」

部長「そこは私がうまくやるから大丈V!! とりあえず、そこの後輩ちゃんがメイド第一号だっ!」

後輩「……え?」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:06:13.98 ID:isaEaBNA0

男(いや、後輩は無理だろう。接客とかに向いてなさそうだし、第一本人もメイド服を着るのは嫌だろう)

男(しかし後輩のメイド服姿か。あの綺麗な艶のある黒髪にカチューシャが足される事でほのかに可憐な雰囲気を――)

後輩「せ、せんぱい……?」

男「……」

男「大丈夫だ、問題ない」

部長「それで? 後輩ちゃんはメイドになってくれるのかなあ?」

後輩「わ、私は……人と上手く話せないので、それに私にメイド服なんて……」

男「そんなことはないと思うぞ」

部長「ないね。超合うね」

後輩「は、はう……」カァァ
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:07:17.83 ID:isaEaBNA0

後輩「……で、でも私はやりません。迷惑はかけられませんから」

部長「絶対いいと思うけどなあ……でも、人の嫌なこと無理やりやらすわけにはいかないしね」

男(確かに非常に残念ではある。しかし、後輩がそう言うのなら仕方がない)

男(……ところで部長。俺達は既にメイド喫茶を無理やりやろうとしている点については何か考慮しないのか)

部長「じゃあ後輩ちゃんには調理の方の担当を任せるね」

後輩「わかりました」

部長「男クンは……メイド喫茶だし男性陣にも調理に入ってもらうか」

男「まだ参加できるとは限らないですけどね!!」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:07:43.26 ID:isaEaBNA0

部長「君は強制参加だ」

部長「……参加しないなら黒に色々と」ブツブツ

男「やはりメイド喫茶のいろはを教えるのは俺しかいないようですね、部長」

部長「よろしい」


後輩「……」ジトー


部長「……ということで。早速調理班に任命された二人には一緒に街の喫茶店に視察に行ってもらおうか」ニヤニヤ

男「……なっ」  後輩「――!」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:08:17.83 ID:isaEaBNA0

男「それは部長、後輩に迷惑が――」

部長「シャラップ! 男クンの意見は聞き入れられないよっ! 後輩ちゃんがどうしても嫌って言うなら別々でもいいけど……」チラッ

後輩「……」


後輩「いえ、大丈夫です」

男「そうだよなー。やっぱり俺みたいなのと一緒なんて……え?」

部長「なら、よろしくねー! 私は他の部員に連絡するからーっ!」

後輩「わかりました」

男「……えっ?」


後輩「……それでは早速向かいましょう、先輩」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23:09:00.40 ID:isaEaBNA0
今回は以上。すっごくSSに不向きなストーリーな気がしてきました
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 12:28:08.69 ID:iXtcTKAI0
構成が似てるんだけど、違ったか。

内容は全く違うので、完結まで続けてください。
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