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【グリモア】双美心「裏表グリモワール魔法学園」【私立グリモワール魔法学園】
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80 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/11(月) 01:10:21.05 ID:2USlWdHY0
ヤヨイ「兄さーん!あの人たちまだ話し中だから一緒に」
クレプリ「おっと、やらせないさね」
シロー「ぐるるるるるる・・・」
81 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/11(月) 01:11:12.12 ID:2USlWdHY0
今日はこれだけで。インティ出すの忘れてた。
ありすありあり(合言葉)
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/11(月) 01:43:26.27 ID:bREdFDVdo
ありすありあり
兎ノ助、お前もか……
83 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/12(火) 01:33:40.30 ID:iKjPnrn00
卯衣「転校生くん」
転校生「あれ、卯衣。どうしたの?魔力補給?」
卯衣「ええ。お願いするわ」
転校生「ほいほいっと」
卯衣「・・・ありがとう。ところで、転校生くん」
転校生「うん?」
卯衣「随分と他の女の子と一緒にいるみたいだけど」
転校生「まあ我ながらいつものことだけどね。さっきまでちょっと大岡裁きされていて」
卯衣「そう。転校生くんを傷つけたのね」
転校生「傷つけられたって程でもないさ。いつものじゃれあい」
卯衣「そう。患部を見せてもらえないかしら」
転校生「患部って・・・手を引っ張られたから手でいいのかな?」
卯衣「ありがとう。・・・・・・」ギューッ
転校生「・・・何してるの?」
卯衣「今、体温を高めて温熱治療をしているの」スリスリ
転校生「それは胸に手を当てることが必要?」
卯衣「ええ」
転校生「・・・うん。卯衣はいつも通りだな」
84 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/12(火) 01:34:55.76 ID:iKjPnrn00
卯衣「今日は17分2秒転校生くんと話しができた」
卯衣「そのうち直接肌で触れ合えたのは8分27秒」
卯衣「転校生くんと見つめ合えた時間は14分41秒」
卯衣「・・・ふふ」
卯衣「転校生くん自身に異常はあった」
卯衣「転校生くんの手や肩等に軽い腫れ」
卯衣「・・・許せないわ」
卯衣「とはいえ、まっとうな方法で処分を下さないと転校生くんが悲しむのも事実」
卯衣「・・・今度は対抗戦に誘ってみましょう。その時に発生するケガならば、仕方ないのだから」
卯衣「私と、転校生くんのコンビで。また、対抗戦に」
卯衣「そして、そろそろわかってもらわないといけない」
85 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/12(火) 01:35:37.43 ID:iKjPnrn00
卯衣「転校生くんの人生におけるパートナーになるのは私。誰にも、譲らないわ」
86 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/12(火) 01:38:31.98 ID:iKjPnrn00
今日はこれだけで。卯衣は平常運転。
元祖卯衣。帰ってきた卯衣。第一部ラスボス。
分かる人はありがとうございます。
ありすありあり(合言葉)
87 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/13(水) 02:40:03.85 ID:prdp1jv60
結希「転校生君、来てくれてありがとう。時間は大丈夫かしら?」
転校生「ちょうど暇してたからね」
結希「そう。あなたに少し聞きたいことがあって。卯衣のことなのだけれども」
転校生「卯衣がどうかしたの?」
結希「卯衣の行動に違和感を感じないかしら」
転校生「違和感・・・と言われても、今日もいつも通りだったなとしか」
結希「・・・そもそも、卯衣はあんなことをする子じゃなかったはずよ」
結希「少なくとも胸を押し付けたりとかわざと触らせたりだとかそんなことはしていなかったわ」
転校生「うーん、色んな人を参考にしている、とか?」
転校生「ほら、薫子とかあやせとかもよく腕に押し付けてくるし、浅梨とかも結構手を胸に持ってくるし、初音とかアイラは逆に触ってくるし」
結希「そう聞いていると、そこまでおかしな行動でもないのかしら?」
転校生「だと思うよ。前は天文部のみんなの真似をしたとかも聞いたし」
転校生「いろいろ勉強して実践してる最中なんだと思うよ。僕らが出来るのは受け入れることと、修正することかな」
結希「・・・そうね。こう話していると、まるであなたが卯衣の父親のように見えてくるわ」
転校生「実質母親が何を言うか」
88 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/13(水) 02:41:09.65 ID:prdp1jv60
結希「・・・ふふ。そう。卯衣の行動は、正常」
結希「なら、私がしても問題はないということ」
結希「・・・転校生君が父親で、私が母親」
結希「それはつまり、そういうことよね」
結希「・・・そういえば、ウェディングドレスの試着はまだできるのかしら」
結希「転校生君と行ってみるのもいいかもしれないわ。ええ、彼となら」
結希「そう。彼となら、私は裏の私を超えられる。彼となら、私は夢を叶えられる」
結希「そうね、そのためにも」
89 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga !red_res]:2017/12/13(水) 02:42:58.88 ID:prdp1jv60
結希「ハッピーウェディングの邪魔はさせないようにしないといけないわね」
90 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/13(水) 02:45:05.43 ID:prdp1jv60
今日はこれだけで。赤文字を試しに使ってみました。雰囲気、出てるかな。
このスレとは相性がいい気がする。もっと緊迫感のあるセリフ回しができたらベネ。
ありすありあり(合言葉)
91 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/15(金) 01:15:43.16 ID:myIL0PW00
エミリア「転校生君、ドーナツ食べに行こ!」
メアリー「転校生!バーガー食いに行くぞ!」
エミリア「あれ?」
メアリー「お?」
転校生「あの〜、ふたりとも?」
エミリア「・・・転校生君。いつものドーナツ屋で新作フェアをやってるの!全品半額!」
転校生「それ全部食べるつもりだよね」
メアリー「風飛のはずのれ方に新しいバーガー屋ができたって話だ!開店セールで5時間食い放題だとよ!」
転校生「5時間居座るの!?」
エミリア「さあ!」
メアリー「来るんだ!」
転校生「えっと、誘ってもらえるのはありがたいんだけど、今日はこの後小蓮の料理を食べる約束になってて・・・」
エミリア「ええ〜、そうなんだ・・・」
メアリー「ちっ、先約があるなら仕方ねぇな。また今度な」
転校生「うん、エミリアもメアリーも、悪いね」
92 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/15(金) 01:16:56.37 ID:myIL0PW00
エミリア「・・・もうっ。私が転校生君を誘ってる時に誘わないでくれる?」
メアリー「あー、悪い悪い。気付かなかったんだよ。相撲レスラーが歩いてるのかと思って」
エミリア「はあ!?」
メアリー「お前の、えーと、なんだったっけ?どすこい部か?」
エミリア「歓談部よ!か・ん・だ・ん・ぶ!」
メアリー「そうそう、その食っちゃ寝部。そこで散々豚の餌食ってんだろ?これ以上肥えてどうするんだよ」
エミリア「これだからアメリカ人は品性のカケラもないわね。ほら、あっちにあんたらの大好きな泥水が溜まってるわよ」
メアリー「HAHAHA!相変わらずイギリス人のジョークはセンスのカケラもねぇな!」
メアリー「で、お前はいつ精肉所に出荷されるんだ?」
エミリア「メアリーがピザになったころかしらね」
メアリー「それじゃあ一生出荷できねぇじゃねえか!なんとかDASHに引き取ってもらえよ」
エミリア「いいわね、それ。ちょうど外来種の駆除もできそうだし」
93 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/15(金) 01:18:55.65 ID:myIL0PW00
メアリー「Fuck you!!(クソッたれが!!)」
エミリア「Two fingered salute!!(死にさらせ!!)」
94 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/15(金) 01:23:05.74 ID:myIL0PW00
今日はこれだけで。昨日は風でダウンしてました。毎日更新宣言してたのに申し訳ない・・・
そろそろヒーター解禁しようかな。
あと全く関係ないですが、やんちゃ色フェローチェをゲットしました。
ゴージャスボールに入れたかったのですが、4個しか残って無いことに気付いたのは捕まえる直前になっての事。
結局普通にウルトラボールに入れることに。うっかりやの方を色ゴージャスボールで粘ってみようかな・・・
でも伝説色厳選は二度とやりたくない。
ありすありあり(合言葉)
95 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/16(土) 02:40:23.72 ID:A0VSmMaj0
小蓮「転校生!やっと来たネ!遅いヨ!」
転校生「ごめんごめん、ちょっと野暮用で」
明鈴「こっちはずっとまってたアル!小蓮、ごはん!」
小蓮「明鈴も手伝うヨロシ!転校生、あなたは座ってることヨ!」
転校生「いや、遅れたのは僕だし何もしないってのは」
明鈴「君は働きすぎなのだ。たまにはしっかり休むアル」
転校生「いや・・・うん、わかった。大人しく待たせてもらうよ」
小蓮「ちゃんとそうしてるネ。明鈴、つまみ食いはダメヨ」
明鈴「うぐっ、わ、わかってるアル」
96 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/16(土) 02:41:42.76 ID:A0VSmMaj0
明鈴「・・・ねえ、小蓮」
小蓮「うん?」
明鈴「転校生、どうやったらクニに来てくれると思う?」
小蓮「まあ、今のままじゃ無理ネ。でも、チャンスはあるヨ」
明鈴「そうだね。今はまだ、分が悪いけど・・・」
小蓮「虎千代も風子もいなくなる・・・だけどワタシたちは残る。3年後」
明鈴「連れて帰るんだね。わかってるアル」
小蓮「あとは、まあ・・・帰る手段が無かったら村に残るしかないヨ」
明鈴「急いては事を仕損じるって花梨も言ってたアル。ゆっくりやろうよ」
小蓮「そうネ」
97 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/16(土) 02:43:09.74 ID:A0VSmMaj0
小蓮「絶対に連れて行くヨ。一生離さない」
明鈴「絶対に連れ帰る。一生逃がさない」
98 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/16(土) 02:45:28.31 ID:A0VSmMaj0
今日はこれだけで。今更ながら、アンケートにはいつも通りありす・卯衣・結希の順に入れておきました。ありすかわいい。
後好きなエピソードは思いつく限りのありすのエピソードを書きました。ありすかわいい。
最近ありすを書いてないなぁ。ありすかわいい。そろそろ出番を作ってもいいかもしれない。ありすかわいい。
ありすかわいい。これだけありすかわいいって言っておけば、ありすかわいい、ありすにアンケートを入れたくなると思うんですありすかわいい。
サブリミナルありす。ありすかわいい。
ありすありあり(合言葉)
99 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/17(日) 02:32:52.69 ID:NvFPPNo+0
千佳「おいすー、転校生」
転校生「あれ、千佳、律、ゆえ子、とみちる?めずら・・・しくもないか」
律「まあ基本アタシら放課後教室で駄弁ってるしな」
みちる「陸上部の練習も今日はないしねー。はっきり言って暇」
ゆえ子「ですのでゆえたちは今日も今日とて友情をはぐくんでいるわけです」
転校生「なるほど。じゃあ僕もその女子トークに混ざらせてもらってもいい?暇だし」
千佳「うちは別にいいけど?」
律「まあ断る理由もないしな」
みちる「転校生君一名様ごあんな〜い」
ゆえ子「それだと転校生さんは複数いるみたいな・・・魔法ならできるんでしょうか?」
律「それって、すっげぇロックだな!」
千佳「いいんじゃない?てか、クエスト用・雑用用・遊ぶ用の3人は欲しいよね」
転校生「そんな便利屋扱いされても飴しかでないよ?」
みちる「え、そこ喜ぶところなの?」
律「ジェンニが伝染ってきてねーか?」
千佳「うげっ、思い出させないでよ・・・あー、サルミアッキ・・・」
ゆえ子「え、おいしくないですか?」
みちる「えっ」
ゆえ子「えっ」
100 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/17(日) 02:38:26.53 ID:NvFPPNo+0
千佳「それで、転校生もどっか行ったし、さっきの続きなんだけど」
千佳「うちと転校生ってさー、すいぞくかんとか、クリスマスとか、バレンタインとか、いろいろ済ませてるし・・・」
千佳「これってもう実質恋人みたいなもんよね?」
みちる「えー、違うと思うなー。だって転校生君誰とでもそういうことするし」
律「むしろ毎日楠木に構ってる様見てたら千佳とか眼中になさそうだし」
ゆえ子「転校生さんはおそらくロリコンさんなので分が悪いですね。ゆえ以外は」
みちる「あれは妹みたいな感じで見てるだけだって。いっつも転校生君妹的姪的娘的存在とか言ってるし」
みちる「ほら、立華さんとかの水着に興奮してるみたいだし?普通にそっちの方がいいと思うんだけどなぁ」
律「つまり裸で転校生の部屋に押しかけて興奮されたやつの体形がいいってことか?」
千佳「あんたバカでしょ」
ゆえ子「そうですね。転校生さんの部屋で脱いだ方がいいです」
千佳「そういうことじゃなくて」
みちる「痴女ってどうなんだろうなー」
千佳「いや、ウケないっしょ。・・・ウケない、よね?」
101 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/17(日) 02:40:27.67 ID:NvFPPNo+0
律「まあとりあえず行くか!」
ゆえ子「むにゃむにゃ・・・転校生さんは夜にお部屋に戻っているでしょう・・・」
みちる「夜かー。やっぱそのまま訓練に突入したりするのかなー」
千佳(てか、さらっとうちの話流されてない?)
102 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/17(日) 02:44:03.22 ID:NvFPPNo+0
シャルロット「転校生様、ごきげんいかがですか?」
転校生「あ、シャルロット。うん、元気かな。シャルロットは?」
シャルロット「わたくしも元気です。ありがとうございます」
焔「・・・英語の教科書かよ」
転校生「How are you?」
焔「えっ、あ、アイムファイン・・・?」
転校生「よし」
焔「なにがだよ」
シャルロット「いいですね」
焔「だからなにがだよ!」
転校生「焔・・・さいっこうにかがやいてるよ!」
焔「なんでだよ!」
シャルロット「You are shining!」
焔「それだとアタシがハゲてるみてーに聞こえるだろ!」
転校生「禿げてねーよ!ふさふさだよ!」
焔「みりゃわかるよ!」
シャルロット「日本にはわかめがありますからね」
焔「髪はわかめじゃ増えねーよ!変に勘違いした外国人かよ!」
転校生「月詠といい、焔といい・・・ああ、浅梨とメアリーのせいか」
焔「やめろよ、納得しちまうだろ」
シャルロット「主よ、迷える子羊をお導きください」
焔「迷ってねーよ。むしろ明快だよ」
103 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/17(日) 02:49:23.69 ID:NvFPPNo+0
焔「・・・へへ。今日も転校生といっぱい話せた・・・明日も話せるかな・・・」
シャルロット「来栖さん」
焔「!」ビクッ
焔「い、今の、聞いてたのか!?」
シャルロット「はい。転校生様のことを大変お慕いになられてるようですね」
焔「う、うっせーな!いいだろ!別に・・・アタシだって・・・」
シャルロット「そんな来栖さんに、これを」ピラッ
焔「・・・転校生教入信申込書?なんだこれ?」
シャルロット「わたくしは、気付いたのです。転校生様の生き様こそ、我々人類が規範とすべきものではないかと」
シャルロット「大いに学び、大いに遊び、友のため、人のために尽くす」
シャルロット「友のために泣き、友のために叱り、友のために怒り、友のために戦う」
シャルロット「魔力譲渡を抜きにしても、かの方は十分な・・・いえ、十全な活躍をしています」
シャルロット「ですから、わたくしは転校生様の生き様を広め、皆さんの心の拠り所にしていただければと」
焔「ヴィアンネって多神教だったっけ?」
シャルロット「転校生様は神ではありませんから」
焔「随分てきとうだな、おい」
シャルロット「今なら洗剤が無料でついて来ます」
焔「新聞の勧誘かよ」
シャルロット「あとはカステラと・・・」
焔「謎のチョイスやめろよ」
104 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/17(日) 02:51:24.53 ID:NvFPPNo+0
シャルロット「転校生様の水着抱き枕カバーが」
焔「住所って女子寮のやつでいいのか?」カキカキ
105 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/17(日) 02:53:09.68 ID:NvFPPNo+0
今日はこれだけで。今日は闇方面じゃない方向の裏をかいてみました。
これも一応裏の顔・・・になるんじゃないのかな。
ありすありあり(合言葉)
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 13:44:02.94 ID:hqdhJI4Mo
ありすありあり
残りも少なくなってきたな
107 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/18(月) 00:53:20.36 ID:Q2sdzfwJ0
―訓練所―
転校生「あれ?真理佳とつかささん?」
真理佳「あれ、先輩?どうしたんですか?」
転校生「いや、アイラに魔法の特訓に付き合ってもらうことになってるんだよ」
真理佳「なるほど・・・でも、センパイって」
転校生「まあ、はっきり言って魔法は苦手、というよりも使えないに等しいよ。けどさ」
転校生「それでも、やれるだけのことはやらないと。僕自身が納得できない」
真理佳「流石センパイです!」
つかさ「ふむ・・・東雲が来るまで時間はあるんだな」
転校生「はい、まだありますけど」
つかさ「組手に付き合え。安心しろ、魔法は一切使わん」
真理佳「えっ」
転校生「わかりました。つかささんとやるのも久しぶりですね」
真理佳「ひ、久しぶり!?そんなになんどもやってるんですか?」
つかさ「ククク・・・貴様はタフネスに関しては学園随一だ。だからこそ、東雲が来るまでに動けなくさせる」
転校生「僕の方はとりあえず一発まともに当てることからかな」
真理佳「・・・・・・はっ!こうしていちゃダメだ!センパイ!生天目センパイ!僕も混ぜてください!」
108 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/18(月) 00:57:01.24 ID:Q2sdzfwJ0
つかさ「円野。貴様、どういうつもりだ」
真理佳「どういうつもりも何も、僕も組手を一緒にやりたかった。それだけですよ?」
つかさ「ほう。たかがそれだけの理由で、私とヤツの時間を邪魔したというのか」
真理佳「邪魔なんかしてませんよ。訓練していただけですって」
つかさ「ほう。ならば来週また、ここに来るがいい。転校生はその時間にまた来る」
真理佳「そうなんですか?わかりました、ありがとうございます」
109 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/18(月) 00:57:53.25 ID:Q2sdzfwJ0
つかさ「容赦はせんぞ」
真理佳「負けませんよ。だって、僕はヒーローだから」
110 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/18(月) 01:01:02.96 ID:Q2sdzfwJ0
今日はこれだけで。今まで出てないのは龍季、七撫、花梨、ゆかり、アイラ、絢香、虎千代、チトセ、紗妃、心、薫子、聖奈、ましろの13人。
スレタイが心なのに最初にちょこっとモノローグさせただけで全然出てきてません。
ある意味原点回帰且つグリモアの正しいメインの使い方。
ありすありあり(合言葉)
111 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/19(火) 01:33:50.66 ID:5xEchTdj0
アイラ「おう、少年。待たせたな・・・って随分疲れとるの」
転校生「ちょっとつかささんと組手をね」
アイラ「生天目とか・・・相変わらず無茶するのう」
転校生「大丈夫。体力には自信があるから」
アイラ「うむ。ならばよし。では早速経過を」
チトセ「あら、転校生君に東雲さん」
転校生「あれ?チトセ?珍しいね」
チトセ「ええ。生徒会の仕事でちょっと見に来たのだけれど・・・何してるの?」
アイラ「少年の訓練に付き合っておるんじゃ」
チトセ「・・・逆じゃなくて?」
転校生「少しでも魔法が使えるよう、アイラに教わってるんだ。入学当初よりはマシになった・・・はず」
アイラ「まだまだ先は長いんじゃ。焦ることはない。確かに遅い足取りではあるが、しっかりと進んでおるからの」
チトセ「へぇ。それって、私も一緒にやってもいいのかしら?」
転校生「へ?まあ、僕はいいけど・・・」
アイラ「念のため聞くが、どっち側じゃ」
チトセ「転校生君に教える側。亀の甲より年の功、魔法に関しては一日の長があるから・・・」
チトセ「ね?転校生君。お姉さんもま・ぜ・て」
転校生「アイラ。目の前で自分がこういうことしてるのってどう思う?」
アイラ「ぶっちゃけキモイ」
チトセ「あら、手厳しいわね」
112 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/19(火) 01:39:44.49 ID:5xEchTdj0
アイラ「・・・ふん。ババアが色づきおって。どうしたんじゃ?こじらせたんか?」
チトセ「いやね、東雲さん。転校生君も子供の相手ばかりじゃ大変でしょうから、たまには大人が構ってあげないとね」
アイラ「心配せんでいい。あいつは真性のロリコンじゃ。年増が寄るな、しっしっ」
チトセ「ふふ、小児性愛は病気だから・・・ちゃんと治してあげないといけないわよね?」
チトセ「なら矯正のためにもやっぱり頼りになる大人の女が近くにいてあげないと・・・」
チトセ「東雲さんは近くにいると転校生の病気が治らないから接触禁止ね」
アイラ「人の性癖は他人に言われたからとて直るもんじゃないじゃろ」
アイラ「なら、理解し受け入れることができるものが側にいてやらんとな」
アイラ「もっとも、根っこから否定するお主にはわからんじゃろうが・・・」
113 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/19(火) 01:44:59.02 ID:5xEchTdj0
アイラ「ボケるなら一人でやってるんじゃな」
チトセ「おままごとなら一人でやっていなさい」
114 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/19(火) 01:48:43.02 ID:5xEchTdj0
転校生「ん?あれは・・・龍季とゆかりと、紗妃?珍しい組み合わせというか・・・」
転校生「怒る側と怒られる龍季って感じかな?」
紗妃「あ、転校生さん!こっちに来てください!」
転校生「え?なになに?」
龍季「転校生か、ちょうどよかった。なんとか言ってやってくれ」
ゆかり「転校生君、説得手伝って!」
転校生「えっと、話が見えないんだけど、何があったの?」
紗妃「あそこに、子猫がいるのわかりますか?あの木のところです」
転校生「どれどれ・・・あ、ほんとだ」
紗妃「登って助けようと思ったのですが、かなり高い位置ですし、枝も細いので私だと上手く出来るかどうか・・・」
龍季「んで、俺がさっと登ろうとしたら椎名に止められたんだよ」
ゆかり「脚立でも持ってきたらそれで済む話でしょって言ってるの。子猫も自分も危ないんだから、無茶なことしないでって」
転校生「ふう、なるほど。じゃあさ、紗妃。緊急事態ってことで、魔法の使用許可をくれないかな?」
紗妃「へっ?」
転校生「んで、ゆかりが風の魔法で子猫をおろしてあげればいいんじゃないかな。まあ何か言われたら僕が責任持つし」
龍季「巻き込まれといてそれはないだろ。責任は俺が持つ。説教されるのは慣れてるからな」
紗妃「いえ、緊急事態ですからここは私が許可を出したと話を通します。ですから責任は私が」
ゆかり「いや、実際に魔法を使うのは私だから、そこは私がとるべきでしょ」
転校生「・・・オーケー、わかった。このままじゃ話が平行線だ。僕らは今何も見ていない、誰も見ていない。だから責任なんて発生しない。それでいいね?」
紗妃「・・・わかりました。私は何も見ていません!」
龍季「いや、目を瞑る必要はねぇだろ」
115 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/19(火) 01:53:34.63 ID:5xEchTdj0
龍季「・・・ったくよ。あいつが責任云々を被るって言いだすのは目に見えてただろ。なんで呼んだんだよ」
紗妃「あのままだと話が平行線なのは確かでしたし、適切な判断だと思いますけど?」
ゆかり「そうよね。だってなにかあったら自分が庇えるから、そうやって株をあげたいのよね」
龍季「はっ、そういうことかよ」
紗妃「何を言いたいのかわかりませんが、そんなこと考えてすらいませんよ。むしろ、そうやって思いつくあなたの方が・・・」
ゆかり「卑しい女ね。図星だからって他人に擦り付けようとするんだ」
龍季「ま、お前らみたいなのは結局頭の中ピンク一色ってことだな。おーこわいこわい」
紗妃「真っ黒な人よりはいいと思いますけど?」
ゆかり「あら、認めるんだ。自分が脳内ピンクだってこと」
116 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/19(火) 01:54:47.62 ID:5xEchTdj0
ゆかり「やっぱり、あなたたちみたいな人は転校生君に近付けちゃだめね」
龍季「やっぱり、テメーらみたいなのは一回ぶっとばしとかねぇとな」
紗妃「やはり、あなたたちのような方は一度懲罰房に入れないといけませんね」
117 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/19(火) 01:56:04.79 ID:5xEchTdj0
今日はこれだけで。昨日さらっとエレンのことを忘れてた。特に伏線でもないです、はい。
SSRイヴは手に入らなかったよ・・・ミニノエル撫でて癒されよう。
ありすありあり(合言葉)
118 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/20(水) 02:31:23.46 ID:C055hhEE0
今日、明日は忙しいので更新できないかもです。
119 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/21(木) 02:19:07.79 ID:Bz5tPq8o0
??「だ〜れだ?」
転校生「七回撫でる子」
七撫「それだと七撫子にならない?」
転校生「要は伝わればいいんだよ、七撫子」
七撫子「七撫っ!私七撫!浦白七撫!」
七撫子「ああっ、名前のとこも七撫子になってるし!」
七撫「・・・よしっ!これで戻った!」
エレン「・・・浦白、何をやっている」
七撫「え?こう、男の子を後ろからこうするのが青春の定番だって漫画に・・・」
エレン「そうか。それはいいとして、時と場合を考えるんだ」
転校生「そうだね。今僕見ての通り体幹鍛えてるところだから、後にしてほしかったな」
七撫「あ、ごめんね?特殊魔法隊だと体幹って妨害を受けながらやるものだったから・・・」
転校生「ってことは妨害の意思はあったんだね」
七撫「そっか、普通はしないんだ・・・ねえ、隣でやってもいい?」
転校生「僕はいいけど」
エレン「邪魔をしないのなら構わない」
七撫「よし、それじゃあまずベンチプレスを」
エレン「特殊魔法隊式のものを自分に課すのもなしだ」
120 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/21(木) 02:22:13.59 ID:Bz5tPq8o0
エレン「浦白。率直に言う。邪魔をするな」
七撫「うん?邪魔?」
エレン「常識のない貴様にはわからんかもしれんが、転校生の訓練内容は奴にあった十全なものだ」
エレン「そこに貴様が手を加える余地も必要もない」
七撫「やだなぁ、私は別に転校生君に訓練を付けようとかそんなつもりはないですよ」
七撫「ただ私は、青春を謳歌したいだけ。青春って言えば、男女でしょ?」
エレン「そうか。貴様が青春をどうこうするのは勝手だが、それに転校生を巻き込むな」
七撫「ダメですよ。だって特殊魔法隊に所属していた私と、普通に接してくれる男子は転校生君くらいだから」
七撫「それに・・・」
121 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/21(木) 02:22:41.31 ID:Bz5tPq8o0
七撫「やっぱり男の子って、恋人がいたりした方が訓練にも身が入るんじゃないですか?」
エレン「貴様のような考えの持ち主が相手だと手につかないだろうな」
122 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/21(木) 02:24:20.64 ID:Bz5tPq8o0
今日はこれだけで。できないと思っていたけれどそんなことなかった。
相変わらずお助け少女たちは硬いな・・・
ありすありあり(合言葉)
123 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/22(金) 01:50:34.37 ID:GA3ekg0b0
聖奈「すまないな、転校生。貴様も忙しいだろうに、呼びつけてしまって」
転校生「大丈夫大丈夫、ちょうど訓練が終わって暇してたとこだから」
聖奈「それが本当ならいいのだが・・・」
虎千代「転校生、聞いたぞ。つかさと組手したらしいな」
転校生「あ、会長も僕と今度やります?」
薫子「ええっ!?」
転校生「魔法無しだからね」
薫子「あ、ああ、いや、でも・・・」
虎千代「ううむ、そうだな・・・いつなら空いてるんだ?」
転校生「明後日以降なら大丈夫ですよ」
聖奈「本気で会長とやるつもりなのか」
転校生「打たれ強さを鍛えるためには打たれるのが一番と誰かが言っていたので」
薫子「ただでさえ魔力と体力があるのに・・・」
転校生「いくら魔力があってもいくら体力があっても打たれ弱かったら生かしきれないからね」
聖奈「貴様がそういうのなら何も言わんが、身体は壊すなよ」
薫子「そうですよ。やりすぎて倒れる、だなんてことはないように」ムニュッ
転校生「大丈夫大丈夫、グリモアには優秀な保健委員がいるから」
虎千代「アタシもやりすぎるつもりはないぞ」
薫子「そういうことじゃありません!」
124 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/22(金) 01:55:42.11 ID:GA3ekg0b0
虎千代「・・・副会長。さっきのはなんだ」
薫子「なんのことですか?」
虎千代「あの場面で転校生に胸を押し付ける必要はなかっただろう」
薫子「転校生さんには癒しが必要だと思いましたので」
聖奈「迷惑になってますよ、副会長。会長も転校生のスケジュールを埋めるのに協力しないでください」
虎千代「転校生の方から誘ってきたんだ。断るのも失礼だろう」
聖奈「あれは社交辞令ですよ」
薫子「会計。口が過ぎますよ。言わぬが仏というじゃないですか」
虎千代「口に出ているぞ、副会長」
薫子「あら、失礼しました、会長」
虎千代「まったく・・・」
125 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/22(金) 01:56:58.01 ID:GA3ekg0b0
虎千代「そんなに虎の尾を踏みたいのか?」
薫子「あら、明日は槍でも降るのかしら」
聖奈(では私は虎口を逃れるとするか)
126 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/22(金) 02:00:05.18 ID:GA3ekg0b0
今日はこれだけで。超難関である花梨が控えてる・・・口調も苦手だし性格もこのスレの主旨とは程遠いんだよぅ。
最後まで残してしまった自分を恨む。
ありすありあり(合言葉)
127 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/23(土) 03:33:21.64 ID:kJ1Rl4aj0
転校生「・・・ふぅ。ごちそうさま、花梨。おいしかったよ」
花梨「そうか、あんがとなぁ。全部食ってくれたすけ、おらも嬉しいべ」
ましろ「お皿、お下げしますね。さらっと洗ってしまいましょう・・・ふふ」
転校生「ふたりとも悪いね、こんな時間なのに無理言っちゃって」
花梨「転校生がいつもがんばってるのは皆しってるっきゃ、文句なんか言うやつはいねぇすけな」
ましろ「わたくしはわがままを聞いてもらっていますから、あなたのならばいくらでも聞き入れますよ」
転校生「うん、ありがとう。元気出たよ」
花梨「ん、よかったすけ。またいつでも言ってけろ」
ましろ「あなたが元気になれるよう、現金を用意してお待ちしています・・・ふふふ」
転校生「生々しいな!」
128 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/23(土) 03:35:10.31 ID:kJ1Rl4aj0
花梨「ん、転校生、なんか悩んでるみたいだべ」
ましろ「そうですね。里中さん、何か知りませんか?普段から転校生さんのお部屋に侵入したりしてるようですが」
花梨「掃除してるだけだべ。まあ、転校生の部屋にはなにもなかったな」
ましろ「そうですか・・・それでですね、里中さん」
ましろ「いつまで私の転校生さんの母親気取りをしているつもりですか?」
花梨「転校生はましろのもんじゃねぇすけな。それに、おらがやれることはこれくらいだすけ」
花梨「掃除。洗濯。料理。転校生は忙しいすけな、誰かが代わりにやらないといけねぇべ」
花梨「ましろも、たまには何かした方がいいと思うべ。まあ、でも・・・」
129 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/23(土) 03:40:53.05 ID:kJ1Rl4aj0
花梨「邪魔にはならないように気をつけてけろ」
ましろ「勝手に部屋を掃除する母親は疎まれますよ、里中さん」
130 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/23(土) 03:48:43.47 ID:kJ1Rl4aj0
転校生「心ー、お見舞いに来たよー」
心「て、転校生さん、ありがとうございます。わたしなんかのために・・・」
心「やはり、今の状態で自転車に乗るのは不安定でしたか。主導権がこう、ころころと変わっていると・・・」
心「そうですね・・・もうちょっと訓練してからで・・・あ、でもこの歳で自転車の練習は嫌だなぁ・・・」
転校生「はい、りんご向けたよ」
心「ありがとうございます・・・もぐもぐ・・・」
転校生「まあ骨が折れてなかっただけでもいいと思おう。鼻の骨折とかすごく痛いらしいし」
心「そうなんですか?」
転校生「そうそう。部分麻酔をした状態で、金属の棒か何かで鼻を外からぐりぐりと元の位置に戻して・・・」
心「ひいぃ!」
心「や、やめてください転校生さん。無意味に心ちゃんを脅かさないでください」
転校生「まあ、表に出てない方は眠っていれば普通の麻酔と変わらないと思うから・・・」
心「そ、そそそうですね。ところで、私の鼻はそこまで形が変わってしまったとかありませんよね?」
転校生「まあ、多分」
心「多分ってなんですか!」
心「わ、わたし、痛いのは嫌です・・・」
転校生「まあ最悪保健委員に言えば緊急処置ってことで回復魔法とか」
心「だ、ダメですよ!」
心「こんなひどい顔、他の人には見せられません!」
心「現場にいた転校生さんぐらいしか、こんな顔・・・」モジモジ
転校生「まあ、心がそういうなら僕はなにも言うつもりはないけど」
転校生「ま、これくらいはさせてね」ビビビ
心「あ、魔力・・・すいません、ありがとうございます」
・・・・・・
心「『心ちゃん』は眠りました。なんだかんだ、この生活は疲れますから」
転校生「そっか。心も、何かあったら遠慮なく言ってよ?」
心「ありがとうございます。その時が来たら、頼らせてもらいます」
心「さて、転校生さん。少し話したいことがあるのですが、いいですか?」
転校生「・・・うん、いいよ」
131 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/23(土) 03:55:18.22 ID:kJ1Rl4aj0
心「人間というものは、だれしも必ず裏と表が存在しています」
心「話をすると気さくな人でも、裏では人の悪口ばかり考えていたり」
心「普段おとなしい人でも、家に帰ると激しく怒鳴ってばかりいたり」
心「普段は謝ってばかりでも、裏ではバリバリの仕事人だったり・・・」
心「・・・そう考えると、どんな人でも多重人格であるといえるかもしれませんね」
心「いえ、ギャグではありませんよ?」
心「それに、あなたも薄々感づいているはずです」
心「この学園の裏と表を」
心「だって、あなたはこの学園の中で、一番学園生と接していて、一番心の距離が近いんですから」
心「気付かないわけないですよね」
132 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga !red_res]:2017/12/23(土) 03:59:47.55 ID:kJ1Rl4aj0
心「ね、転校生さん」
133 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga !red_res]:2017/12/23(土) 04:02:02.20 ID:kJ1Rl4aj0
今日はこれだけで。そろそろ大詰めです。クリスマスぐらいには終わると思います。
今年もありすとのクリスマス楽しみです。
ありすありあり(合言葉)
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/23(土) 08:08:48.98 ID:dud22XFy0
クリスマス?日本にはそんな文化無いよ?(棒)
ありすありあり
135 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga !red_res]:2017/12/24(日) 00:48:44.58 ID:JivFxdFO0
転校生「・・・うん。そりゃあね」
転校生「僕がいるときと、いないとき。明らかに態度が違うんだ」
心「でしょうね。いくら鈍感なあなたといえど、ここまでの人の好意に気付かないほどではないはずです」
心「そして、多数の生徒の他生徒に対する不審な行動・・・」
心「あの時の自転車もおかしかったです。いくら不注意だったとはいえ、電柱に激突するなんてありえませんから」
転校生「いや、あれは普通に心が余所見を・・・」
心「・・・こほん」
心「不自然な怪我をする生徒が増えています。生徒の外出回数が不自然に減っています。外に出る時は、決まってあなたが外出しているときだけ」
心「もう、おわかりでしょう。彼女たちにとっては、あなた以外は邪魔なんですよ」
心「だから隙を伺う。だけれども、あなたには悟られないように、裏で動く」
転校生「・・・そうだね。意を決して相談した人たちも、そうだったよ」
心「そうでしょう。・・・裏表のない人間なんていないんですよ」
心「だから」
心「最初から」
心「裏だけの人間ならば」
心「裏切られることはない」
心「そうですよね?」
136 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga !red_res]:2017/12/24(日) 00:51:26.86 ID:JivFxdFO0
転校生「心・・・」
心「でも、心ちゃんをないがしろにするのはだめですよ」
心「私たちは、表と裏がはっきりしていますし・・・」
心「あなたはそのどちらも知っていますよね」
心「他の人達みたいに隠さない」
心「あなたはありのままの私たちを受け入れてくれた」
心「転校生さん」
心「私たちはあなたのことが好きです」
転校生「えっ・・・」
137 :
やべぇ、赤消すの忘れてた
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/24(日) 00:52:19.02 ID:JivFxdFO0
心「・・・って、な、なんで言っちゃうんですか!?」
心「すいません。心ちゃんが起きちゃいました」
心「眠っている間に事を成そうかと思ってたのですが・・・」
心「そんな大事なこと、眠ってる間にしないでくださいよぅ!」
転校生「えっと、心、大丈夫?」
心「ああ、えっと、転校生さん!」
心「すぅー、はぁー・・・よし!」
心「わ、わたしも!転校生さんのことがしゅきでしゅっ!」
転校生「・・・・・・」
心「・・・・・・ごめんなさいごめんなさい!肝心なところで噛んでしまってごめんなさい!」
心「・・・心ちゃんはこれだから・・・かわいいですよね」
転校生「あ、そこは同意」
心「転校生さんも『わたし』もやめてください・・・穴掘って埋まりたいです・・・」
138 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/24(日) 01:04:48.68 ID:JivFxdFO0
転校生「・・・でも、ごめん。僕は、心を受け入れることは出来ない」
心「えっ・・・」
心「ど、どうしてですか?」
心「や、やっぱりわたしが愚図でのろまだから・・・」
転校生「いや、そうじゃなくて」
心「それとも、やはり多重人格というのは気持ち悪いですか?でしたら私がすぐにでも消えてしまえば」
転校生「だから、そうじゃなくて」
心「誰か特定の人と恋人関係になると学園内に軋轢が生じるからとか」
転校生「違うって!別に心が嫌いだとか、学園の平穏の為とかそんなことじゃないんだ」
心「な、ならどうして!」
転校生「んー、本当は言っちゃだめなんだけど、ここは言わないと納得してもらえないよね」
心「言ってはいけない事情って、なんなんですか!」
139 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/24(日) 01:08:06.99 ID:JivFxdFO0
転校生「僕、絢香と付き合ってるんだよね」
140 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/24(日) 01:12:11.30 ID:JivFxdFO0
今日はこれだけで。心スレなのに心がメインヒロインになれない件。
クリスマスセリフは去年から変更なしみたいですね。これで心置きなく2日ともありすからプレゼントをもらえます。
あ、間ヶ岾とか樹さんは出ないです。ホモじゃないです。兎ノ助も恩義的なあれです。
ありすありあり(合言葉)
141 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/25(月) 02:16:26.84 ID:9ybsEkDG0
転校生「ふぅ・・・今日も一日が終わった」
転校生「ジェンニ、は寧々の部屋に泊まりだったか」
転校生「久しぶりに一人でゆっくりできる気がする・・・」
転校生「ふぅ・・・」
転校生「とりあえずお風呂に入ろう。そして温かくしてゆっくり寝よう」
転校生「今日も疲れた・・・」
142 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/25(月) 02:18:01.36 ID:9ybsEkDG0
転校生(・・・本当に)
転校生(なんで一日に100人近くの人間と話をしなきゃいけないんだ)
転校生(どいつもこいつも・・・よっぽど暇なんだな)
転校生(絢香は、学園生が何か変だって言ってたけど・・・)
転校生(どこが変なのか、さっぱりわからなかったな)
転校生(心もいきなり裏がどうだの表がどうだの・・・今更なこと言って来るし)
転校生(あー、めんどくせぇ)
転校生(しかも)
転校生(24時間365日誰かしらに見張られてるから、おちおち愚痴も言えやしない)
転校生(ジェンニがいるのもあって、部屋で【禁則事項です】もトイレで【見せられないよ!】もできない)
転校生(なのに彼女たちはお構いなしに近づいてくる)
転校生(はっきりいって地獄だ)
転校生(ああ・・・)
143 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/25(月) 02:20:37.29 ID:9ybsEkDG0
転校生「あいつら、面倒臭い・・・」
144 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/25(月) 02:23:13.38 ID:9ybsEkDG0
絢香「ふんふふんふふーん♪」
絢香(ロケが長引いて1週間も学園に来れなかった・・・けど!今日からしばらくはオフ!)
絢香(とりあえず転校生君と一緒に抜けてた分の勉強を・・・)
心「皇さん」
絢香「こんばんは、双美さん。こんな夜遅くにどうしたの?」
心「少し聞きたいことがありまして。今は大丈夫ですか?」
絢香「うん、だいじょう・・・っ!」
心「どうしました?どこか具合でも・・・」
絢香「ごめんなさい。ちょっと用事を思い出しちゃって・・・」
心「へぇ・・・それは」
145 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga !red_res]:2017/12/25(月) 02:25:36.01 ID:9ybsEkDG0
心「転校生さんとの用事ですか?」
146 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/25(月) 02:26:38.83 ID:9ybsEkDG0
絢香「・・・いや、そうじゃないよ。一週間も空けちゃったから、そのことについて一応報告が必要なのよ」
絢香「だからその書類をちょっと書かないといけないんだよね。忘れたらいけないから・・・」
絢香「ごめんね、こんな夜遅くまで待たせちゃってたのに」
心「・・・いえ。それは仕方ありませんから。私の都合ですし」
絢香「今日はもう遅いし、また時間が出来そうなら連絡するね」
心「はい、お願いします」
絢香「うん、ばいばい」
147 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/25(月) 02:27:21.79 ID:9ybsEkDG0
絢香(もう、転校生君言っちゃったんだ)
絢香(ちゃんと内緒にしててって言ったのに。・・・でも、あの状況ならしかたないか)
絢香(相変わらず、優しい人。相手に納得してもらうために、ぼかしちゃいけないところはぼかさない)
絢香(・・・・・・でも、自分の本心だけはずっと隠してるんだよね)
絢香(だれもかれも、転校生君が何を思って、どうしたいのかを知らない)
絢香(・・・・・・あたし以外は)
絢香(私は、転校生君にしか本当の自分を晒せない)
絢香(そして転校生君は、あたしの前では自分を偽れない)
絢香(共依存って言うのかな。お互いがお互いににガス抜き役を頼んでいて、気が付いたら・・・)
絢香(・・・・・・うん。とりあえず今日は早く戻ろう。そして明日また)
148 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/25(月) 02:30:11.22 ID:9ybsEkDG0
絢香(転校生君と一緒に考えよう)
149 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/25(月) 02:35:43.58 ID:9ybsEkDG0
今日はこれだけで。明日がラストになると思います。
正直最近のグリモア本編での絢香のヒロイン具合はメインレベルになってると思う。ところでグリモアのメインヒロインって誰だっけ?
ありすありあり(合言葉)
150 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:38:24.98 ID:hrqaHFzW0
―翌日―
絢香「・・・よし。誰もいないわね」キョロキョロ
絢香「おまたせ、転校生君」
転校生「大丈夫だよ。今来たところだから」
絢香「こら。すぐにそういうこと言う。あたしにはバレバレなのわかってるでしょ」
転校生「ごめん、つい」
絢香「まったく・・・それじゃ、行きましょ」
転校生「うん。風飛のカラオケでよかったよね」
絢香「勉強に向いてるとはいいがたいけど、人に見られにくくて長くいれるとこってそこぐらいなのよね」
絢香「まあ、アイドルの宿命だけどね」
転校生「まあ今はアイドルのことは忘れて、普通の学生としてやればいいんだよ」
絢香「普通の学生ねぇ」
151 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:39:15.94 ID:hrqaHFzW0
さら「こんにちはぁ!」
秋穂「こんにちは、先輩。皇先輩」
ノエル「やっほー!何してるのー?」
転校生「さら、秋穂、ノエル。ちょっと絢香に頼んで買い物に付き合ってもらってるんだ」
絢香「・・・・・・」
さら(転校生さんとあやかさん、すっごく仲良さそうですねぇ)
秋穂(いいなぁ、先輩とデート。いいなぁ。いいなぁ)
ノエル(アイドルが男子とお買い物、か。いったいどこに行くんだろうね)
絢香「ほら、もうすぐセール始まっちゃうよ、転校生君」
転校生「あ、そうだった。ごめん、じゃあ急いでるから。またね!」
さら「・・・・・・」
秋穂「・・・・・・」
ノエル「・・・・・・」
152 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:40:04.55 ID:hrqaHFzW0
紗妃「あら、転校生さん、と皇さん?」
転校生「あれ、紗妃。そっちは・・・いつものか」
紗妃「いつものってなんですか!・・・いや、実際そうですけど!」
絢香「あはは・・・それだけ袋いっぱいにスコーンを持ってたら誰でもね・・・」
紗妃「こほん。お二人とも、どちらへ行かれるのですか?男子と女子が2人きりというのはいささか問題があるように思えますが」
転校生「ちょっと服をね。ほら、絢香ってそういう業界の人とかいっぱい見てるから服とかにも詳しいと思って、頼んだんだ」
絢香「絢香に聞いても女の子向けしかわからないんだけどなぁ。でも、任されたからにはしっかりとプロデュースするからね!」
紗妃「そうですか。・・・今度、服見せて下さいね」
転校生「え、見たいの?」
紗妃「ええ、参考までに」
紗妃(あなたの好みを把握しておきたいですから)
絢香「あ、ほらほら。もうすぐセール始まっちゃうよ」
転校生「そうだね。そういうことだから、またね、紗妃」
紗妃「ええ、また」
紗妃「・・・・・・」
153 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:41:15.60 ID:hrqaHFzW0
智花「あ、転校生さーん!」
みちる「やっほー!二人でどこ行くの?」
転校生「あっちのデパートまで。冬服を揃えようと思ってね」
絢香「南さんと松島さんは?」
みちる「私たちはふつーにブラブラしてただけ」
智花「さっきこの前テレビでやってたクレープ屋さんに行ってきたんです。思ったより並んでなかったので、時間が余っちゃって」
智花(転校生さんと絢香ちゃん、距離近いなぁ。・・・チカイナァ)
みちる(いいなあ、転校生君とお出かけか。私なんてもう2ヶ月近く行けてないのに。羨ましいなぁ。妬ましいなぁ)
絢香「ほら、早く行かないと服売り切れちゃうよ」
転校生「おっと、ごめんごめん。それじゃあ、またね」
智花「・・・・・・」
みちる「・・・・・・」
154 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:42:45.91 ID:hrqaHFzW0
絢香(・・・・・・おかしい)
絢香(今日に限って、学園生との遭遇率が高すぎる)
絢香(双美さんが情報を流したとしても、私たちのことを知らないのは不自然ね)
絢香(・・・・っと、カラオケについたわね)
絢香(これでもう誰かに会うことはないでしょ。とりあえずは落ち着けるかしら)
(先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩)
絢香(!?)
もも「いらっしゃいませ、2名様でよろしいでしょうか?」
転校生「はい、そうです」
絢香(桃世さん!?しかも、変装までして・・・転校生君も気付いてない)
絢香(・・・あたしも、ここは気付かなかったふりをしとかないと)
絢香(それにしても、わざわざ遠いカラオケ選んでるのにどうしてピンポイントで・・・)
もも「・・・・・・」
155 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:49:05.44 ID:hrqaHFzW0
律「おっ、転校生もカラオケか?」
あやせ「あらあら、転校生さんたちもですか〜」
転校生「あ、あれ?律?あやせ?どうして・・・」
律「ちょうどここのカラオケが半クーポン配ってるんだぜ!」
あやせ「そうなのよ〜。わたし、カラオケってあまり行ったことなくて・・・それで、音無さんたちについてきたんです」
絢香(嘘。今日ここでそんなものやってない)
転校生「マジか、あちゃー取り損ねたかな」
絢香「ちなみに、他に誰がいるの?」
律「他?そりゃあいつものメンツだろ?それと、さっき天文部と合流した」
絢香「双美さんも?」
律「来てるぜ」
絢香「っ!」
律「あ、部屋番教えてくれよ!あとで凸するから!」
転校生「あ、えーと・・・そんなに長居するつもりはないんだ。絢香の声が潰れても大変だし、さっと歌って終わりにしようかなって」
律「えー、つまんねぇの」
絢香(こうなったら、そう長くはいられないわね。それにしても、誰がどうやってあたしたちのことを・・・)
律「・・・・・・」
あやせ「・・・・・・」
156 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:50:09.44 ID:hrqaHFzW0
転校生「よし、404はここか・・・」
絢香(なんだか、妙に不吉な数ね・・・そもそも今日はおかしいことばかりだけれど)
転校生「・・・よし。とりあえず、どうする?ああ言っちゃったからには、勉強するほどの時間はとれないけど」
絢香「もう仕方ないわよ。そもそも、今日はおかしいのよ」
絢香「だから・・・ちょっとだけの間、絢香の独占ライブをやっちゃおうかな」
絢香「あ、でも転校生くんも歌ってよね」
転校生「大丈夫。コールは全部覚えた」キリッ
絢香「ありがと。それじゃあ一曲目、いっくよー!」
転校生「いぇーい!」
ありす「・・・・・・ぉー・・・」
157 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:52:30.48 ID:hrqaHFzW0
絢香「ふふ。カラオケに来て自分の曲を歌うのって、なんだか変な感じ」
絢香「・・・でも、いいなぁ。こういうの」
転校生「・・・うん、いいね。さて、次は何入れようかな」
絢香「あたし、転校生君のあれ聞きたいなぁ〜」
転校生「それじゃあそれで」
ありす「じゃ・・・のあとは・・・ぁたしが・・・」
絢香「オッケー。順番だよ、その後はあたしので」
転校生「持ち歌ずるいなぁ」
158 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:54:58.78 ID:hrqaHFzW0
ありす「あーやつーるいーとをはずーしてー♪おどおーってー♪マリオネット♪」
絢香「楠木さんも意外としっかり歌えるのね」
転校生「逆再生部分もしっかり歌うとこはちょっとびびるけどね」
ありす「どりょ・・・・・・てます・・・ら・・・」
転校生「さすが僕のありす」
絢香「努力で逆再生はなんとかならないって」
絢香「・・・・・・」
絢香「!?」
159 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:57:02.97 ID:hrqaHFzW0
絢香「く、楠木さん!?いつのまに!?ていうかどうして!?」
ありす「?」
転校生「え?・・・・・・ありす!?」
絢香(どうして!?気づかなかった、あまりにも自然だった、不自然なほどに自然だった!)
ありす「ぁたし・・・・・・っと、ぃました・・・・・・」
絢香「ずっと!?でも、あたしたちは二人で・・・」
転校生「あ、ありす?クレプリは・・・?」
ありす「ぉにんぎょ・・・さ・・・ぇすか?きょ・・・は、ぉるすばん、ぇす」
絢香(どうして、どうして読めないの!?楠木さんが何を考えているのか、全く読めない!)
転校生「ありす、首筋に糸くずが」
ありす「!」
転校生「え、これ・・・直接、ありすの首から、のびて」
ありす「・・・・・・」
ありす?「ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ」
絢香「ひっ!」
転校生「絢香、下がって!これはありすじゃない!」
160 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:58:51.67 ID:hrqaHFzW0
バツン
161 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 04:59:23.96 ID:hrqaHFzW0
?????u?????A?????A?d?????A?d?C????????v
?]?Z???u???A?????????????E?E?E?v
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?????u????I?v
?]?Z???u???????v
???
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162 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 05:01:12.48 ID:hrqaHFzW0
絢香「ひっ!」
絢香「えっ、なんで、電灯が、電気が消えて」
転校生「一瞬、テレビになにかがうつったように見えたけど・・・いったいなにが・・・」
転校生「あぐっ」
ドサッ
絢香「転校生君!?ね、ねぇ、どうしたの?ねえ!」
163 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 05:01:12.48 ID:hrqaHFzW0
絢香「ひっ!」
絢香「えっ、なんで、電灯が、電気が消えて」
転校生「一瞬、テレビになにかがうつったように見えたけど・・・いったいなにが・・・」
転校生「あぐっ」
ドサッ
絢香「転校生君!?ね、ねぇ、どうしたの?ねえ!」
164 :
>>163はミスです
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 05:02:39.01 ID:hrqaHFzW0
プツッ
絢香「え・・どうして、テレビの、画面が、ついて」
絢香「画面に、なにかが・・・」
絢香「・・・・・・・・・・・・」フラッ
バタッ
『・・・・・・・・・・・・』
165 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga !red_res]:2017/12/26(火) 05:03:25.40 ID:hrqaHFzW0
『・・・ダメですよ、皇さん』
『いくら感づいたからって、調べたりしたら』
『大人しくしていれば、なにもなかったのに』
『人の裏なんて、見ていい物じゃないんですから』
『それに、転校生さんを独占するのはいただけませんね』
『おっと、つい裏が出てしまいました』
『転校生さんも』
『だめじゃないですか』
『グリモアが平穏でいられるのは、あなたが表を鎮めてくれるから』
『でも、人というのは表裏一体なんです』
『いくらあなたが表にいるからといって』
『裏を切るのは、ダメですからね?』
166 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 05:03:59.84 ID:hrqaHFzW0
―心「裏表グリモワール魔法学園」 完―
167 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 05:06:53.77 ID:hrqaHFzW0
ありす「てんこぅせ・・・さ・・・」
ありす「きょ、は・・・・・・ぉでかぇ・・・・・・ぇすね」
転校生「うん、そうだね。・・・・・・」
転校生「ねえ、ありす。昨日、カラオケに行ってなかった?」
ありす「・・・・・・?」
ありす「ぁたし、きの・・・は、りょ・・・・・・に・・・・・・」
転校生「そっか。いや、気のせいならいいんだ」
転校生「・・・そういえば、絢香が体調を崩してるみたいだけど、大丈夫かな」
ありす「・・・みま・・・ぁって、かぇ・・・ましょ・・・」
転校生「うん、そうだね。さ、行こうか」
ありす「ぁぃ」
ありす「・・・・・・」
ケタケタケタケタ
168 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/26(火) 05:19:18.93 ID:hrqaHFzW0
以上です!最後にミスで二重投稿をしたのが痛い・・・でも書き込むボタン一回しか押してないはずだけどなぁ
もはや恒例と化したありす人形。ありすを最後に出せて満足です。
一応次回作は↓のどれかで考えています。やるとしても年明けからになるかな。
@安価スレ(自由安価) 来栖焔「恩返しをする」
転校生に恩返しをしたい焔ちゃんがアイラの【アンカーの魔法】を使って恩返しする話。ほむほむ。ありすありあり。
ノエル「ロードローラーだッ!」イヴ「エメラルドスプラ・・・・・・転校生さん!?」
A非安価スレ(コメディ)武田虎千代「それでは部活動・委員会代表会議を始める」
ボケと変態の巣窟でノエルがツッコミまくる話。ありすは転校生とお出かけ中。
ノエル「まともにはじめようよ!」イヴの出番はありません
B非安価スレ(コメディ)遊佐鳴子「成績が落ちた」
色んな人の成績が下がったり上がったりする話。ジェンニちゃんに寝技を教えてあげたい。ありすありあり。
ノエル「お姉ちゃん、どうしたの?」イヴ「生まれ変わったらナマコになりたい・・・」
C仲月さら「転校生さんはロリコンなんですか?」
ロリコン疑惑のある転校生がいろいろと誤魔化そうとして誤魔化せない話。ロリコンじゃないです。ありすありあり。
ノエル「おっぱい!」イヴ「のえるんだーーーー!!!!!」
D生天目つかさ「弱い、弱すぎる!」
スペランカーばりに弱い転校生が生き抜く話。雑巾は人を殺せる。ありすありあり。
ノエル「お兄さーーーーーーーーーん!!!」イヴ「じ、人工呼吸はキスに入らない・・・わよね?」
明日以降に安価出します。とりあえず今日はこれで終わりです。
ありすありあり(合言葉)
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/26(火) 05:25:04.23 ID:QNlFDUrpo
乙、ありすありあり
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/26(火) 12:36:39.03 ID:RTmxBkUq0
Dが良いなぁ ありすありあり
171 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/27(水) 01:04:02.14 ID:TSlHJw/E0
いつもの安価というかアンケートというか。@〜Dの中から一番数が多いのをやります。
期限は日付が変わるまでで。このレスからスタートです。
ありすありあり(合言葉)
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/27(水) 03:48:59.48 ID:RNpufRal0
C
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/27(水) 06:43:08.21 ID:OfcVIfwh0
C
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/27(水) 07:05:14.47 ID:6x9tD7aoO
4
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/27(水) 09:11:19.75 ID:/qoyP5HBO
5
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/27(水) 18:16:34.87 ID:JjpotsI30
4
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/27(水) 19:44:01.30 ID:kMDWd/H+O
5
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/27(水) 20:33:25.99 ID:coomZGvH0
そら全部よ(強欲)
179 :
◆GiMcqKsVbQ
[saga]:2017/12/28(木) 00:14:42.50 ID:b6tj3H7P0
と言うことで、次回は
仲月さら「転校生さんはロリコンなんですか?」
をお送りします。
ロリコンの気持ちを理解するためにしばらくかかりますので年明けぐらいから始めようと思います。
それでは、よいお年を。
ありすありあり(合言葉)
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