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【FGO】マシュ「真名不明の人理修復」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:26:07.63 ID:QPBy19qO0
このSSはFate/Grand Orderの2次創作です
弊カルデア要素や設定の独自解釈を多分に含みますので、苦手な方はブラウザバックをお願いします
また、途中にて亜種特異点のサーヴァントの真名バレがありますので、あわせてお気を付けください
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1511713567
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:26:34.90 ID:QPBy19qO0
【特異点F】
オルガマリー「…………」
マシュ「…………」
〔あの、そろそろ膝が……〕<ポーン
オルガマリー「ア゛ァ゛ン?」
〔すいません! なんでもないッス!〕<ポーン
マシュ「しょ、所長! その、これはマスターの責任ではないかと……」
オルガマリー「いいえ、マシュ、これは間違いなくこいつの責任よ! でなければなんで……」
新宿のアサシン「……」
新宿のアヴェンジャー「……」
新宿のアーチャー「……」
エルドラドのバーサーカー「……」
レジスタンスのライダー「……」
不夜城のアサシン「……」
不夜城のキャスター「……」
アーチャー・インフェルノ「……」
アサシン・パライソ「……」
オルガマリー「なんで、召喚した英霊が全員真名不明なのよ!!! 馬鹿じゃないの!!」
〔面目次第もございません!!〕<ポーン
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:27:19.00 ID:QPBy19qO0
新茶「まーまー、少し落ち着いたらどうかね。あまりカッカしていては美容に悪いヨ?」
オルガマリー「うるさいわね!! 言っとくけど、あなた達も同罪だからね!!」
新殺「おっと、こいつは手厳しい。いったい俺たちの何が悪いのかな? 姐さん?」
オルガマリー「誰が姐さんよ、誰が!!」
〔姉御系所長……そういうのもあるのか!〕<ポーン
オルガマリー「だまらっしゃい!!」
マシュ「あのですね先輩、所長は皆さんが頑なに真名を明かそうとしないので怒っているのです」
〔それが何か問題なの?〕<ポーン
マシュ「……確かにこれが通常の聖杯戦争であれば、真名を秘匿しても問題ないのですが……」
オルガマリー「今回は特異点修復です! 戦力の把握のために真名は必要不可欠じゃない!」
〔へー〕<ポーン
オルガマリー「少しはやる気見せんかい!!」
マシュ「私もマスターを守るためにも、ぜひ皆さんの真名をお伺いしたいのですが……」
全員『いや、それはちょっと……』
オルガマリー「ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
マシュ「所長! 落ち着いて! 髪の毛を引きちぎらないでください!!」
レジ騎「おーおー、女のヒステリーってのは恐ろしいねぇ」
エルバサ「なぜこっちを見る。叩き潰されたいか、貴様」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:29:07.41 ID:QPBy19qO0
オルガマリー「私たちカルデアの使命が、途方もなく尊いものであるっていう自覚はないの!?」
インフェルノ「それは分かってはいるのですが……その、深い事情があって真名は明かせぬのです」
マシュ「深い事情?」
パライソ「はい……真名を明かそうにも、私たちの霊基がそれを許してはくれないのです……」
マシュ「なんと……他の皆さんも同じ理由で真名を明かせないのですか?」
新茶「いや? 少なくとも私は好きで隠しているのだがね」
オルガマリー「はぁ!? なんでよ!!」
新茶「名を明かさぬミドルダンディーってかっこいいじゃないか! そうは思わんかね、レディ?」
オルガマリー「カルデアに帰ったら、所長権限でこの髭親父をレアプリズムに変えるわ」
新茶「ジョーク! ジョークだからネ!! 私にもちゃんと深ーい事情があるよ!!」
オルガマリー「……全員、やんごとない事情があって真名が明かせないのはよーくわかりました」
不夜殺「それはそれは、分かっていただけたようでなによりじゃ」
オルガマリー「それならあなた達の宝具はどうなっているの?」
レジ騎「問題なく使えるぜ?」
不夜殺「断片的な展開という形にはなるがの。所謂、お試しキャンペーンというやつじゃな!」
インフェルノ「よければそこのしゃれこうべ相手に試して見せましょうか?」
<GUGYAAAAAAAAAAAAAAAAA!!
マシュ「いつの間にこんなに!?」
オルガマリー「ちょっと!? 囲まれてるんなら早くいいなさいよ!!」
新殺「まぁ、そう慌てなさんなって。ほれ、マスターもあぶねえから下がってな!」
マシュ「戦闘開始します!」
オルガマリー「索敵さぼったロマニは減給よ!! 覚えてなさい!!」
ロマン『す、すいません所長! 正直忘れられてたかと思ってました!』
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:29:49.31 ID:QPBy19qO0
〜〜〜戦闘中〜〜〜
<ジュウメンマイフクムエイノゴトク!
<アウトレイジ、アマゾォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!
<ホウグ……ダンペンテンカイ……コヨイハココマデ……
〜〜〜戦闘終了〜〜〜
マシュ「本当に、皆さん宝具を使えていましたね……」
オルガマリー「ええ、そうね。だけど、そこの3人、ちょっとこっち来なさい。話があるから」
エルバサ「ん、よかろう」
新殺「おうさ、了解」
不夜術「はい……なんでしょうか?」
オルガマリー「まずはそこの二人。あんたたち、さっき宝具名言ってたわよね?」
エルバサ「……さて、なんのことやら」シレッ
新殺「姐さんが何を言ってるのやらさっぱりだねぇ」シレッ
オルガマリー「すっとぼけてんじゃないわよ!! 思いっきり叫んでたじゃない!!」
エルバサ「……少しばかり気合を入れすぎただけだ」
新殺「右に同じく」
オルガマリー「嘘つけ、そこの入れ墨男!! どこの世界にジュウメンマイフクムエイノゴトクなんて気合の叫びがあるのよ!!」
新殺「最近流行りのルーティンって奴だよ。知らない?」
オルガマリー「納得できるかぁぁぁ!!!!」
ロマン(あぁ……所長の血圧値が急激に高くなっていく……)ハラハラ
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:30:45.53 ID:QPBy19qO0
エルバサ「とにかく、正式名称を書けなければ宝具名を看破したとは言えん!」
オルガマリー「はぁ!? 何よそれ!! 詭弁もいいとこじゃない!!」
エルバサ「何が詭弁なものか! 重要なのは私たちが納得したかどうかだ!」
ロマン『さすがバーサーカー! 有無を言わせぬ気だ!』
〔まぁ、当てれば問題ないんじゃないですかね〕<ポーン
オルガマリー「無茶言わないでよ!! どんな当て字すりゃいいかさっぱりよ!!」
マシュ「まぁ、大概の宝具が無理矢理感あふれてますからね……」
オルガマリー「あっ、でもアンタは余裕ね!! あなたの宝具は”十面埋伏無影の如く”ね!!」
新殺「んー、残念ながらハ・ズ・レ♪」
オルガマリー「なんでよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ガンガンガンガン!!
マシュ「所長!! 壁に頭を打ち付けないで!! 髪の毛が真っ赤に染まってしまいます!!」
※正解は「十面埋伏・無影の如く」です。中黒が足りないとは是非もないよネ!
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:31:29.18 ID:QPBy19qO0
オルガマリー「ええい、そっちの二人はもういいわ!! 次はあなたよ、不夜城のキャスターとやら!」
不夜術「はぁ、私ですか……私は別に宝具の名前など叫んではいませんが……」
オルガマリー「ええ、確かにそうね。だけどさっきの宝具で呼び出してたの何?」
不夜術「……あれは私が呼び出した、なんの変哲もない使い魔ですが」
オルガマリー「どこがよ!! ”千夜一夜物語”の登場人物にしか見えなかったんですけど!!」
不夜術「……見間違いでは?」
オルガマリー「んなわけないでしょ、この駄肉サーヴァント!!」
不夜術「駄……駄肉……! ショックで死んでしまいそう……!」プルプル
〔所長の口がどんどん悪くなっていく……〕<ポーン
オルガマリー「そこの外野、うるさいわよ!! 大人しく正座してなさい!!」
〔うっす〕<ポーン
ロマン『素直だ……』
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:32:19.06 ID:QPBy19qO0
オルガマリー「とにかくあなたの真名はもうわかったわ!! あなたは”シェヘ……!」
不夜術「いけません!!!!」
オルガマリー「ッ!?」
ロマン『うわぁ!? 急に大声出さないでくれ! ゴマ団子がこぼれたじゃないか!』
マシュ「ちょっと? ドクター?」
不夜術「驚かせてしまい、申し訳ありません……ですが、あなたはその先を”口に出してはいけない”のです」
オルガマリー「は? なんでよ?」
不夜術「こと、物語において、むやみに真実を明かそうとする人物はたいてい碌なことになりません……無粋な詮索は、時に周囲からいらぬ反感を買うことがあります……」
オルガマリー「……つまりどういうことよ?」
不夜術「これらの事実から導き出される答えは一つ……今、私たちの真名を明かすと、あなたは死にます」
オルガマリー「はぁ!?」
不夜術「具体的に言えば、普段から全幅の信頼を寄せている人にこっぴどく裏切られた上に、驚愕の真実を告げられて、絶望の中で死んでしまう……あなたのキャラから、そんな最期が予想されます」
ロマン『えらく具体的だなぁ!!? しかも、失礼だけど容易に想像できる!!』
マシュ「で、ですが、所長はそんな実態のない脅しに屈するような人では……!」
オルガマリー「そそそそそそそそそ、そんな、そんなこと、あ、あ、あるわけないでしょ!? ばばばば、馬鹿も休み休みいいなさいな!! まぁ、私は優しいから、そこまで言われたら真名を明かすのは止めにしてあげてもいいけど? あくまで、親切としてね? ええ!」
マシュ「効果覿面だったのですか!?」
ロマン(まぁこんな状況だし、英霊に死の予言なんかされたらねぇ……)
オルガマリー「いいいいいいから、先に進むわよ!!」カクカク……
パライソ「膝が笑ってからくり仕掛けのようになっていますね」
ロマン『先行きが不安だ……』
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:33:17.12 ID:QPBy19qO0
―――――――――――――――――
マシュ「ふぅ……戦闘終了です、マスター」
〔みんな、お疲れ様〕<ポーン
パライソ「勿体無きお言葉、感謝の極みにございます」
不夜殺「こやつら、骨ばかりで拷問のし甲斐がないのう」
不夜術「私としては、戦闘自体ないほうがいいのですが……死にたくありませんし……」
新茶「私も、膝とか腰が痛むから戦闘は遠慮したいナー……」
オルガマリー「英霊なのにどうして腰痛に悩んでるのよ……大丈夫なの?」
ロマン『まあ、戦力の低下にはなっていないので、納得しては?』
オルガマリー「まあね……でも本来の目的である特異点の調査は一向に進まないわね……」
マシュ「当初の予定では48人で当たるはずのミッションでしたが……」
ロマン『それが気付けば最後の一人だからね……』
エルバサ「下らんな。個々人がそれを補うほど働けばいいだけのことではないか」
オルガマリー「それが出来たら苦労はしないわよ!!」
レジ騎「いいや、人間諦めなければ意外とどうにかなるもんなんだぜ? だからお嬢ちゃんも最後まで諦めねえで前に進むんだぜ」
不夜術「そうですね……私も数十通りの謝罪方法を用意して、最後まで諦めないようにしていますね……」
マシュ「それは、後ろ向きに全力疾走してますね……」
オルガマリー「……私も命乞いの方法を考えておくべきかしら」
ロマン(まだ気にしてる……)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:34:23.95 ID:QPBy19qO0
新茶「ふむ……だが、エルドラド君が言うことはまぎれもなく正解の一つでもある」
マシュ「どういうことです?」
新茶「単純な話さ。人が減ったが進捗は滞らせたくない、というのであれば、単純な話、出力を倍にすればいい」
レジ騎「今回の場合は、頭数が足りない分、倍の速さ、倍の距離、足を動かせばいいってこったな」
ロマン『確かに2倍早く動けば効率も2倍になるって、理屈は分かるけど……』
マシュ「ですが、新宿のアーチャーさん。この瓦礫の山では素早く動こうにも無理が……」
新茶「そこで出てくるのが我らサーヴァントの力というわけサ! ちょうど適任が”一人と一体”いることだしネ!」
オルガマリー「一人と一体って……あなたまさか……」チラッ
新宿狼<グルルルルルルルルルルル…………
パライソ「なるほど……あの体躯であれば、さぞ素早く地を駆けることでしょうね」
オルガマリー「狼にまたがって、冬木の町を飛び回れと!?」
〔ものの〇姫だね! わかるとも!〕<ポーン
マシュ「狼に乗るなんてとても素敵な体験ですね! 所長!」
オルガマリー「あれ!? いつの間にか私が乗ることになってる!?」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:35:31.62 ID:QPBy19qO0
〔さぁ、時間も無いんで早く乗ってくださいよ、所長〕<ポーン
新宿狼「ガルルルルルルルルルルルルルルルル……」
オルガマリー「今にも喰い殺さんばかりの勢いで威嚇されてるんですけど!!」
新殺「まぁ、仮にもサーヴァントなんだから大丈夫だろ!」
不夜殺「うむ! 見てみよ、あの満面の笑みを!」
新宿狼(鋭い牙を見せた満面の笑み)
オルガマリー「性質の悪い魔獣にしか見えないんですけど!?」
ロマン『観測した上では確かに英霊ですよ。……まぁ、エクストラクラスではありますが』
オルガマリー「エクストラクラス!? 本当に大丈夫なんでしょうね!?」ビクビク
新宿狼「グルルル……グワォン!!!!」
オルガマリー「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!? こっち向いて吠えるんじゃないわよ!!」ビクッ
マシュ「あぁ……すっかりおびえきってしまって……」
〔まるでシ〇リス君みたいだね〕<ポーン
オルガマリー「もうやだぁ……私が何したって言うのよぉ……助けてよレフゥ……」ベソベソ
不夜殺「ふむ、なんとも良い声で鳴くのう。拷問のし甲斐がありそうなやつじゃの!」
オルガマリー「やだあああああああああああああああああああ!!」ビエー!
不夜術「……なるほど。幼児退行して無力さをアピールする命乞い……新しいですね」
レジ騎「……参考にする気か?」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:36:24.35 ID:QPBy19qO0
インフェルノ「しかし、今は一刻を争う大事。オルガマリー殿、少々の御無礼、お許しを」ガシッ
オルガマリー「へっ?」
インフェルノ「……首無し騎士殿、魔狼殿!! 後は頼みます!!」ブォッ!!
マシュ「なっ……所長の頭を掴んで……!」
〔投げたぁーーーーーー!!?〕<ポーン
オルガマリー<いやああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………
新宿狼「ワォ――――――――――ン!!!」ダダダダダダダダダ……
マシュ「まるでフリスビーみたいにキャッチして、そのまま走り去っていきました!」
新茶「これで万事OK。後は偵察結果を待つだけ、というわけだね!」
パライソ「忍以上に手段を選ばぬお方にござるな」
レジ騎「お前ら鬼かよ……」
インフェルノ「はて、なんのことやら? 鬼だなんて人聞きの悪い」シレッ
新茶「どちらかといえば悪魔ではないかね?」シレッ
スタッフ『大変です!! Dr・ロマンが泡吹いて倒れました!!』
ダ・ヴィンチ『ええい、誰かバケツに水と氷を入れてきたまえ! ロマンの顔にぶっかけて起こしてやる!』
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:37:13.80 ID:QPBy19qO0
―――――――――――――――――
新宿狼「ワフッ、ワフッ」
オルガマリー「おぇぇぇぇ……」タパー
マシュ「戻ってくるなり、川辺につっぷして嘔吐してしまいました……」
〔Oh……〕<ポーン
レジ騎「あんまり愉快な乗り心地じゃなかったみてぇだな」
不夜術「そのようですね……死にたくないので、私は絶対に乗らないようにしましょう」
新殺「まぁ、気分が悪くなった原因はそれだけじゃあないかもしれないがね」
パライソ「そうですね、ここの景色は常人には些か”こたえる”やもしれませぬ」
マシュ「それは……この無数の石像のことですか?」
エル騎「間違いなく”元人間”だったもんだがな。ひでぇことしやがるぜ……せっかくの労働力を……」
不夜術「この表情……じわじわと殺されていったのでしょうか……苦悶に満ちていますね」
不夜殺「ぐぬぬ……それではまるで妾の考えた凌遅刑のパクリではないか!! 著作権の侵害で訴えてやるー!」
???「人聞きが悪いですね。これは私のオリジナルですので……非難される謂れはございませんよ」
インフェルノ「ッ!? 何奴!!」
シャドウランサー「名前なんて、これから死にゆくあなた達に言ってもしょうがないでしょう?」
<オエエエエエエエエエエエエエ……
<ワンッ
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:37:55.67 ID:QPBy19qO0
マシュ「危ないマスター! 私の後ろに!!」
影槍「遅いですよ。その命もらい受けました!」シュバッ!
???「そりゃこっちのセリフだ!! アンサズ!!」ゴオォォォォォッ!
新茶「おお、やったかネ!?」
???「あんた、分かって言ってやがんな!? まだ仕留めてねえよ!」
影槍「聖杯戦争の生き残りですか……随分としぶといこと」
???「おかげさまでな!! おい、そこのマスター、援護してくれねえか!」
〔応ッ!! えぇっとセイバークラスの英霊は……〕<ポーン
現状の戦力:弓×2、騎×1、術×1、殺×3、狂×1、讐×1
ロマン『あらためて見るとバランス悪っ!?』
〔しょうがないからエルサちゃん、お願いします!〕<ポーン
エルバサ「任せるがいい……って、おい! なんだその珍妙なあだ名は!!」
〔ありのままの腹筋を見せてくれているので……つい〕<ポーン
エルバサ「この戦闘が終わったら覚悟しておけ、マスター!!」
???「なんでもいいから早く手伝え!! 俺も相性厳しいんだよ!!」
影槍「……なんだかぐだぐだしてきた気がしますね……」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:38:26.10 ID:QPBy19qO0
オルガマリー「……あれ? 私もしかして忘れられてる!?」
首無し騎士「ポンポン(肩を叩いてドンマイのポーズ)」
オルガマリー「同情なんかいらないわよ!!」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/27(月) 01:39:06.59 ID:QPBy19qO0
〜〜〜戦闘中〜〜〜
<ニクカイニナリハテルガイイ!!
<チョッ、ミサカイナシカヨ! ヤメッ、ア゛ア゛ー!
ドグシャア!
<ルーンダケッテノモ……ヤリニクイ……モンダ……
<キャスターガシンダ!!
<コノヒトデナシ!!
〜〜〜戦闘終了〜〜〜
エルバサ「下らん……ただの弱者であったか」
マシュ「敵性反応の消滅を確認。お疲れ様です」
不夜術「あのキャスターの尊い犠牲によって、なんとかなりましたね……」
不夜殺「せめて、あやつの名前は忘れんようにしておこうかの!」
パライソ「それはよいのですが……そもそも、まだ名乗っていませんでしたよ?」
不夜殺「では、妾が名付けてやろう! どことなく犬っぽかったから阿旺(アワン)というのはどうじゃ?」
???「いや、お断りだよ!!」
マシュ「なんと、キャスターさんが生きてました!」
エルバサ「ふむ、手加減はしていなかったのだがな」
???「まさかの確信犯!?」
エルバサ「まだ味方と決まったわけでもないのに、なぜ気を遣わねばならん」
ロマン(思ったよりも正論だった……)
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