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晶葉「アイドルに個性を追加する装置」
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1 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:45:26.01 ID:H1d1uVHtO
晶葉「よし、できたぞ!」
P「藪から棒になんだよまったく」
晶葉「アイドルに個性を追加する装置だ!」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1511621126
2 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:46:20.53 ID:H1d1uVHtO
P「それ、需要あんの?」
晶葉「!助手は何を言っているんだ!」
晶葉「いくら個性的なキャラでも、絶対的地位を確立できなければ飽きられるのは必然!」
晶葉「つまり今の蘭子やみくも、もしかすると個性を失いかねない、油断を許さないのが現状……!」
P「ああ、まあ確かにそうだが」
晶葉「そのために少しでも皆の役に立てればと思って……」
P「わ、悪かったよ。それで、誰に何の個性をつけるんだ?」
晶葉「ランダムだ」
P 「…は?」
3 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:47:19.71 ID:H1d1uVHtO
晶葉「ランダムなんだ。誰に何の個性がつくのか
私にも分からん」
P「いや、なんで!?いくらなんでもそりゃ無茶ってもんだぞ!?」
晶葉「狙った人に狙った個性を与えるのは思いの外難しくてな。
妥協して今の機能になったというわけだ」
P「駄目じゃねえか!!!」
晶葉「だが助手よ、アイドルが狙った個性をつけてもあざとく感じるだけだと思わないか?」
P「えっ…ひどくない?」(猫の声真似)
晶葉「あいつは努力の結果だから目をつぶってやれ」
4 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:48:58.71 ID:H1d1uVHtO
P「みくの話は別として、確かにあざとく感じるとは思うなぁ」
晶葉「そういうことだ。それじゃあ助手、そのボタン押したら開始だからちゃっちゃと押してくれよ」
P「待って。一応アイドル全員に了解取るから」
晶葉「…そういう所は律儀なんだな助手は」
P「いつだって律儀なつもりなんだが」
〜一時間後〜
P「よし、きらりもOK…っと。これで14人目」
晶葉「…………」
5 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:51:18.06 ID:H1d1uVHtO
晶葉「なあ助手よ、あとどれくらいかかりそうなんだ?」
P「ん〜、短くて2週間くらい…」
晶葉「待てん!!」
カチカチカチカチカカチカチカチカチ!
P「え、あ、おい!おい!!?」
晶葉「おおっと、すまんな助手。手が滑ったから頑張ってサンプルデータ収集に努めてくれ」
P「…何かあったらお前の責任だからな」
晶葉「一向に構わん。8回押したから8人分頼むぞ」
P「はぁ……そうだ、効果の持続時間は?」
晶葉「数日ってところだな」
P「…分かった。今度なんか奢れよ」
6 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:53:13.11 ID:H1d1uVHtO
P「さて、事務所に来てみたが果たしてどうなってることやら」
美嘉「あっ、プロデューサー!おっはよー★」
P「おはよー★っと、美嘉何か用か?」
美嘉「それなんだけど……莉嘉がさ…」
P「莉嘉が?」
莉嘉「Pくん、おはよー☆」ネコミミーン
美嘉「…うん」
P「…oh」
莉嘉「え?どーしたのどーしたの?」
7 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:54:30.75 ID:H1d1uVHtO
莉嘉「な、なにこれぇ!?リカ、ネコちゃんになっちゃったの!?にゃーん☆」ピコピコ
P・美嘉「う、動いたぁ!?」
美嘉「莉嘉、それ本物なの?」
莉嘉「ひゃっ!やめて、くすぐったい!」ジタバタ
P「なん……だと……」
菜々「わけがわからないよ」
美嘉「あ、菜々さん。おはようございます」
菜々「わけがわからないよ」
P「菜々、あの装置だから!菜々には説明したろ!」
美嘉「えっ何あの装置って」
8 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:55:55.14 ID:H1d1uVHtO
美嘉「晶葉ちゃんまた変な装置作って…」
莉嘉「じゃあ、このネコミミがアタシの『個性』?」
P「そうなるな」
菜々「わけがわからないよ」
美嘉「でもさ、それって不味くない?」
P「えっ?」
美嘉「だってさ、これじゃあみくちゃんの個性が…」
P「本当だ、人の個性潰しにかかってら」
菜々「わけがわからないよ」
P「まあ大丈夫だろ、効果は数日って言ってたし」
9 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:57:05.08 ID:H1d1uVHtO
莉嘉「リカにゃんだぞー!にゃーん☆」
美嘉「にゃーん★」
P(確かにこの状況はみくはそんなに喜ばないかもな…)
ガチャ
乃々「〜♪」トコトコ
幸子「……………」
みく「……………」
P「噂をすれば、ってどうしたお前ら…」
莉嘉「乃々ちゃん、今日は元気いっぱいだね☆」ピコピコ
幸子「もりくぼ……もう、お嫁にいけません……」ズウゥン
菜々「わけがわからないよ」
10 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/25(土) 23:58:40.21 ID:H1d1uVHtO
P「つまり、幸子と乃々が入れ替わった、と?」
乃々「そうなんですよ!いつのまにか仮眠室で寝てたと思ったら、頭にドリルが…」
美嘉「乃々ちゃんのカッコで言われると違和感あるなぁ」
幸子「ドリルとか言わないでくださいぃ……
なんなんですか……いぢめですか……」
P「こっちはこっちで面白いことになってるがな」
幸子「面白いって何ですか…
うぅ……幸子ちゃん……私の体でトイレに行くなんて……」
乃々「も、漏らすよりマシでしょう!
もともと我慢してたのは乃々さんなんですからね!」
莉嘉「え?どーゆーこと?」ピョコン
菜々「わけがわからないよ」
11 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/26(日) 00:00:54.28 ID:2LNL6S3DO
美嘉「ところで、みくはどうしたの?」
みく「あ…いや…えっと……」
みく「2人を仮眠室に運んだの…みくだから……」
P「なるほどな。その時は何か変わったことは無かったのか?」
みく「いや?その時は普通にあそこをこう運んで……」グイ
バシュウゥゥゥ…ン
幸子「……あれ?」キョトン
乃々「……戻ってる…?」オロオロ
菜々「わけがわからないよ」
12 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/26(日) 00:03:00.64 ID:2LNL6S3DO
みく「…なんなのにゃその機械!しかも『触れた二人の中身を入れ替える個性』って!!」
莉嘉「みくちゃんすごーい!カッコいいじゃん☆」
みく「全然よくないにゃあ!って言うか莉嘉チャンのそれ本物だったの!?」シャーッ
美嘉「……」
美嘉(今のみくちゃんの力を使えば…プロデューサーと入れ替わったりできるんだよね…)
美嘉(そしたら、あぅ、あぅあぅ)カァァァ
莉嘉「おねーちゃん、夢中になって観てたもんね、『君の◯は』」
美嘉「そそそれがどうしたって言うのよッ!」アタフタ
P「莉嘉とみく、だな。あと6人か」
菜々「わけがわからないよ」
13 :
◆FQoDTtingY
[saga]:2017/11/26(日) 00:05:00.99 ID:2LNL6S3DO
?莉嘉とウサミンは仕事に行きました?
P「さて、みくにはしばらく大人しくしてもらうしか無さそうだな」
みく「ふん!いいにゃ。みくはここで謹慎しときますよーだ」ドスン
美嘉「コーヒー飲もうっと」トテトテ
みく「…そんなに露骨に避けないでよー」
ガチャ
みく「おはよう、飛鳥チャン!聞いて聞いて、なんかね…」
飛鳥「おはよう。晶葉の装置の話かい?」
みく「うん…ってなんで飛鳥チャンは知ってるの!?」
飛鳥「プロデューサーが電話で了解を取りにきたからね。面白そうだったから承諾したよ」
みく「なんでみくには電話してないのにゃ…」
P「すまん。晶葉が勝手に押しちまったもんで、時間がなかったんだ」
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