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【ミリマス】女子力が招いた悲劇
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1 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:19:23.22 ID:koUfysdDo
「なるほどっ!」
ここは芸能プロダクション、765プロの所有している専用のライブ劇場
その劇場の控室に元気な声が響く
声の主は高坂海美、三つ編みが可愛らしい元気一杯の可愛らしい765プロのアイドルだ可愛らしい
そんな海美は今、劇場の控室で珍しく女性用週刊誌を読んでいた
使い込まれたのか、微妙によれているその週刊誌の表紙にはデカデカと
「究極の女子力特集!これを身に着ければあなたの女子力にみんなメロメロ!気になるあの人も振り向いてくれるかも!?」
と書かれている
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1511443162
2 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:21:01.18 ID:koUfysdDo
因みにこの雑誌はとある所沢大好きアイドルが置き忘れていったもので、デートスポットや男が喜ぶ事など至る所に付箋が貼られていた
海美「つまり、料理が出来たら女子力が上がる!」
海美は握り拳を作り、顔を上げた
海美「こうしちゃいられない!すぐに美奈子先生に教えて貰わなきゃ!」
ガタッと立ち上がり、雑誌を置いて駆け出す海美
思い立ったら即行動がモットーの彼女らしい素早さだった
3 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:21:55.05 ID:koUfysdDo
しかし
海美「えーっ!美奈子先生今日撮影なの!?」
P「ああ、夜まで掛かるはずだから直帰の予定だぞ」
海美「うーん…どうしよ」
P「美奈子に用事があるなら伝えとくぞ?」
海美「いや、いい!自分で伝える!」
P「わかった、それじゃあ俺は立合に行くから留守番よろしくな」
海美「任せて!」
4 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:22:34.16 ID:koUfysdDo
元気よくプロデューサーを見送った海美は考える
美奈子がいないなら他の人に頼もう
でも料理が出来る人がぱっと思い浮かばない
海美がうーんと唸っていると
「海美ちゃん、どうしたの?」
海美「あ、歌織さん!」
エレガントな23歳のアイドル、桜守歌織が海美に声をかけてきた
5 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:23:07.17 ID:koUfysdDo
海美「実は…」
事情を説明しようとして、海美はある考えに至った
歌織さんは大人の女性→大人の女性は女子力が高い→女子力が高いなら料理も出来るはず!
海美「歌織さん!」
歌織「な、なに?」
海美「私に、料理教えて!」
歌織「えっ」
6 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:25:02.03 ID:koUfysdDo
海美「というわけで、よろしくお願いします!」
歌織「ふふ、よろしくね?」
ジュリア「なんであたしまで…」
不満げに口を開いたのはジュリア
控室でギターを弾いていたところを海美に強制連行された
海美「暇そうだったし、ジュリアも料理出来ないでしょ?」
ジュリア「あたしは無人島で人並みに出来るようになったんだけど」
海美「歌織先生!まずは何するの!?」
ジュリア「聞けよ」
7 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:26:10.97 ID:koUfysdDo
歌織「歌織先生…!うん、まずはよく手を洗いましょう」
海美「その後は!?」
歌織「海美ちゃんは、何を作りたいの?」
海美「なんか女子力高そうなやつ!」
ジュリア「女子力高そうな料理ってなんだ…?」
歌織「それならマドレーヌなんてどうかな?」
海美「マドレーヌ!前に1回作ったことある!」
歌織「なら今回はアレンジしてみない?」
海美「うん!可愛く美味しくアレンジする!」
ジュリア「な、なんだ…急に嫌な予感が」
8 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:27:25.88 ID:koUfysdDo
手を洗い、いよいよ調理に取りかかる海美と歌織
歌織「海美ちゃんは、どういうものが可愛いと思うの?」
海美「ピンク色とか、ハートとか!」
歌織「じゃあ粉に混ぜ込んでみましょう」
海美「うん!」
言うが早いか、手当たり次第にハート型のチョコや桃のペーストをぶち込んでいく海美
ジュリア「ちょ、ちょっと待て海美!ちゃんと分量を」
歌織「見事な手際だわ、海美ちゃん」
ジュリア「えっ!?」
9 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:28:30.80 ID:koUfysdDo
目の前の奇行を褒める歌織に、ジュリアの嫌な予感が更に増していく
ジュリア「な、なあかお姉…かお姉は料理、したことあるんだよな…?」
歌織「もちろん、父に作ってあげたこともあるのよ?」
ジュリア「ちなみに、反応は?」
歌織「それはもう美味しそうに食べてくれてね、でも食べ過ぎちゃったのか何日かお仕事をお休みしていたわね」
ジュリア「ああ…もう駄目だ…お終いだ…」
10 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:29:28.64 ID:koUfysdDo
その後も
海美「砂糖を適量って?」
歌織「思うように入れるってことだと思う」
海美「わかった!」
ジュリア「違う!しかもそれ塩じゃないか!?」
11 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:29:59.02 ID:koUfysdDo
歌織「卵を入れると風味が増すみたい」
海美「わかった!」グシャァ
ジュリア「殻!殻入ってる!」
12 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:30:33.04 ID:koUfysdDo
歌織「後は牛乳を入れて」
海美「うん!」
ジュリア「1パック丸ごと…ああなんかもうどうでもいいや」
歌織「少し混ぜたら焼いて完成」
海美「頑張った−!」
ジュリア「そうだな…」
13 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:31:19.12 ID:koUfysdDo
歌織「海美ちゃんは、このマドレーヌを誰にあげるの?」
海美「プロデューサー!」
歌織「プロデューサーさんに?」
海美「うん!だっていつもお世話になってるし、男の人に手作り料理を振る舞えば女子力アップ間違いなしって雑誌に書いてたから!」
歌織「ふふ、プロデューサーさんきっと喜んでくれると思うわ」
海美「楽しみっ!」
ジュリア「今のうちに逃げろってメールしておくか…?」
14 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:33:26.06 ID:koUfysdDo
歌織「焼き上がったわね」
海美「うん!」
ジュリア「嘘だろ…あれだけ滅茶苦茶だったのに見た目はちゃんとしてる…」
歌織「それじゃあ早速包みましょう」
海美「よーし!」
ジュリア「…なあ海美、かお姉…味見はしないのか…?」
歌織「え?」
海美「味見したらプロデューサーが食べる分減っちゃうよ?」
ジュリア「…そうか…」
ジュリア(プロデューサー、死ぬなよ…)
15 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/11/23(木) 22:34:23.70 ID:koUfysdDo
マドレーヌを袋に詰めた海美と歌織は、プロデューサーに渡すために事務室に向かう
そしてその道中
星梨花「あ、海美さん、歌織さん、ジュリアさん!」
茜「おやおや〜?こんなところで何をやっているのかにゃ〜?」
哀れな子羊が二人、今最も出会ってはいけない二人に遭遇してしまった
歌織「星梨花ちゃん、茜ちゃん、実は今マドレーヌを作ったのでプロデューサーさんにプレゼントしようと思って」
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