【安価】吹雪「ドラム缶風呂から」叢雲「抜けられなくなった…」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:12:12.17 ID:X+q+OfAt0
吹雪「ついに、ついに長年の夢がかなうよ…!」

吹雪「私の長年の夢…それは、ずばり! この使われなくなったドラム缶でお風呂を作ってそこに入ること!」

吹雪「テレビとかで見て、一度やってみたかったんだよね!」


吹雪「よし、それじゃあ早速作ろうかな…」

吹雪(できれば、一人でのんびり入りたいから…艦娘寮の裏手で作業しようかな。あそこなら、司令官や憲兵さんは入ってこれないし、艦娘のみんなもほとんど来ないもんね)

吹雪「そうと決まれば、とりあえずこのドラム缶にお水を入れて運んで…」ヨイショ


〜艦娘寮裏手〜


吹雪「よし、水の入ったドラム缶と、薪とレンガとブロックの準備オッケー!」

吹雪「後は、火をつけるだけ…」

吹雪「あ…火、どうしよう…」

吹雪「艤装………いや、さすがにダメだよね」

吹雪「私の部屋にマッチとかあったかなぁ…とりあえず探してみよう」

〜吹雪型部屋〜

吹雪「えーっと、マッチマッチ…」ガサゴソ

叢雲「何さがしてるの?」

吹雪「あっ、叢雲ちゃん。ちょっとマッチを探しててね…」ガサゴソ

叢雲「マッチ? なんでマッチなんか探しているのよ」

吹雪「あー、ちょっとドラム缶風呂を…」ガサゴソ

叢雲「ドラム缶風呂…?」

吹雪「うん」

叢雲「ふーん、そうなのね。それで、マッチだっけ? マッチならここにあるわよ」ヒョイ

吹雪「わっ、ありがとう叢雲ちゃん!」(マッチを取ろうとする)

叢雲「ちょっと待って」パッ


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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:14:59.62 ID:X+q+OfAt0
吹雪「えっ、どうしたの?」

叢雲「ドラム缶風呂…私も入っていいかしら?」

吹雪「叢雲ちゃんも…?」

叢雲「えぇ、実は私、昔、テレビで見て一度やってみたかったのよね。…ダメかしら?」

吹雪(叢雲ちゃんも一緒に、か。できれば、一人でのんびり入りたかったけど、叢雲ちゃんなら騒がしくなるようなこともないよね?)

吹雪「うん、もちろんいいよ! 一緒に入ろ!」

叢雲「…! ありがとう、吹雪」

吹雪「じゃあ、早速いこっか!」


〜鎮守府裏手〜


吹雪「じゃーん! 1人で準備したんだよ!」

叢雲「あら、意外としっかりしてるのね」

吹雪「えへへ、そうでしょ」ドヤ

叢雲「ん…そういえば、すのこは?」

吹雪「すのこ?」

叢雲「えっと、ドラム缶の底は火が直接当たるからとっても熱くなるの」

叢雲「だから、ドラム缶の底に直接肌が触れないようにするための木の蓋(?)みたいなものよ」

吹雪「ご、ごめん、準備してなかったよ…どうしよう…」

叢雲「はぁ…良かったわ、一応持ってきておいて」ジャーン

吹雪「こ、これは…!」

叢雲「そうよ、ちゃんと準備しておいたわ!」

吹雪「さすが叢雲ちゃん! ありがとう!」

叢雲「ま、まぁ、この程度当たり前よ! それじゃあ、早速火をおこしましょ」

吹雪「うん!」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:16:22.26 ID:X+q+OfAt0

〜火おこし後〜

ぴちゃぴちゃ…

吹雪「そろそろ、大丈夫そうだね」

叢雲「そうね。じゃあ早速入りましょうか」

吹雪「じゃあ、どっちから入る?」

叢雲「えっ? 一緒に入ればいいじゃない、このドラム缶そこそこ大きいし」(決して私たちが小さいわけではないわ)

吹雪「あっ、そういえばそうだね! なんかドラム缶風呂と言えば一人で入るってイメージがあったからさ」アハハ

叢雲「確かにそういうイメージもあるわね…まぁ、とりあえず入りましょ」ヌギヌギ

吹雪「そうだね」ヌギヌギ


叢雲「うっ、やっぱりこの時期は結構寒いわね…」ブルブル

吹雪「そ、そうだね…さ、早く入ろう!」ブルブル


吹雪「よいしょ…」ポチャ

叢雲「よいしょ…」ポチャ


吹雪叢雲「「ふぅ〜…」」


吹雪「気持ちいい〜…」フニャァ

叢雲「確かに…これは、いいわねぇ」トロン

吹雪「はぁ〜…」ゴクラクゴクラク

叢雲「んん〜…」ゴクラクゴクラク


吹雪「…」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 22:17:50.79 ID:X+q+OfAt0

叢雲「…」


吹雪「そういえば、叢雲ちゃんと二人だけでお風呂なんて初めてだね」

叢雲「そういえばそうね。いつもは他の姉妹もいるものね」

吹雪「…ふふっ。なんだか嬉しいな」ニヨニヨ

叢雲「…あんた、いますっごく間抜けな顔してるわよ?」

吹雪「えっ、そ、そう? ま、まぁ、それだけリラックスしてるってことだよ」

叢雲「うふふっ」


叢雲「ん、それにしても、やっぱり二人だとちょっと狭いわね」

吹雪「そうだね…ん?」

叢雲「どうかした?」

吹雪「い、いや、なんか今、肩までしっかり使ってるからかな? 腕が外に出せないみたいなんだけど…」グイグイ

叢雲「えっ…」グイグイ

叢雲「ちょっ、私も抜けないみたいなんだけど…。というよりも、これ…」グイッグイッ

叢雲「お風呂から出られないみたいなんだけど…」

吹雪「そ、そんな…えいっ! えいっ!」グイグイ

叢雲「きゃっ!? ちょ、ちょっと、変なとこ触らないでよ!」

吹雪「あっ、ご、ごめん」

吹雪「で、でも、どうにかして抜け出さないと!」

叢雲「とはいっても、これ、自力じゃ抜けられそうもないし…」

吹雪「…大声で助けを呼ぶしかないってことだね」

叢雲「ドラム缶風呂に姉妹ではまったなんてかっこ悪いけど…しょうがないわね」

吹雪「じゃあ、せーの…!」


「「助けてー!!!」」


吹雪「うぅ、これで誰か来てくれるかな…」

叢雲「…多分、来てくれると思うわ」


>>5(艦娘限定)「なんだか、こっちの方から声が聞こえたような…」
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