モバP「悪夢は死んでも終わらない」

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52 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 11:48:20.13 ID:9nVMbiotO
晶葉「分かったって助手...一体何を」
 
P「志希、晶葉すまない ここでお別れだ」
 
志希「それって、文香ちゃんと一緒になるって事?ダメだよそんなの!」
 
P「それしかもう道はないんだ!俺だけが犠牲になればいい そうしたらお前らも文香も幸せになれるさ」
 
晶葉「文香の元へ行けばきっと束縛をされ何も自由が無くなってしまうぞ!」
 
P「大丈夫だって、いつも仕事に縛られてきたんだから女の子一人に縛られるくらい」
 
晶葉「...助手がそう言うなら仕方あるまい」
 
P「志希もいいよな?」
 
志希「...仕方ないなぁ でも、これだけは約束して」
 
P「何だ?」

志希「絶対、幸せになってね」
 
P「ああ、約束する」
53 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 11:48:52.44 ID:9nVMbiotO
文香「Pさん、お別れは済みましたか?」
 
P「ああ、今行くよ それじゃあ元気でな志希、晶葉」
 
志希「さよなら、プロデューサー」
 
晶葉「達者でな、助手」
 
2人はそう言うと俺と文香を見送ってくれた
そんな2人の瞳には涙が浮かんでいた
 
文香「Pさん、やっと私達結ばれたんですね...」
 
P「...そうだな」
 
文香「やはり...嫌でしたか?」
 
P「...俺は誰かに決められたり、命令されるのが嫌いだった でも、文香お前の事は嫌いじゃない」
 
文香「...そうですか、その言葉が聞けただけで十分です」
 
P「俺達が一緒になったのもきっと何かの縁さ だから文香 一緒に幸せになろう」
 
文香「はい、もちろん」
54 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 11:49:37.04 ID:9nVMbiotO
〜事件から1年後〜
 
志希「やっぱり、文香ちゃんの具現化は収まったね」
 
P「ああ、だからそんな心配することないよ」
 
晶葉「助手は何でも1人で抱え込むから放っておけないさ」
 
文香と一生過ごすことになってからもプロデューサー業は続けている
そして、志希と晶葉には文香の具現化について調べて貰っている
最近は暴走も見られなくなったし極めて文香との関係も良好だった
 
P「あっ、文香から呼び出し食らった じゃあまたな」 
 
志希「はーい♪ ...晶葉ちゃん良かったよね、文香ちゃんがプロデューサーを束縛しなくて」
 
晶葉「そうだな、そのお陰で私達はまだ助手と関われているのだから」
 
志希「あたし達脇役が出来るのは...」

晶葉「助手の幸せを願うことだけ」

志希「うん、一緒に頑張ろうね 科学者としてもさ」
 
晶葉「分かっているさ」
 
55 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 11:50:28.52 ID:9nVMbiotO
P「文香、ごめん 待ったか?」
 
文香「Pさん遅いですよ...社会人なのですからもう少しちゃんと...」
 
P「ごめんって、ちひろさんみたいなこと言うなよ」
 
文香「...今日は正式に言いに来たんです」
 
P「...ああ」
 
文香「Pさん、ずっと私の傍にいてください 私も貴方の傍に居ますから」
 
P「ああ、ずっと一緒にいよう」
 
俺達は1回道を間違えた
1人は世界を変え、1人は希望を捨てた
そんな間違った2人でも幸せになれることを証明していきたい
悪夢は死んでも終わらなかったが、今の幸せは死ぬまで続いて行く きっと...
 
end
56 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 11:51:24.85 ID:9nVMbiotO
本編(ハッピーエンド)は以上となります
次はバッドエンドを投下します
57 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 13:08:00.04 ID:9nVMbiotO
>>51 からルート分岐
 
P「お前はただ我侭を言ってそれが具現化に繋がっただけじゃないか」
 
文香「我侭?どうしてそんな酷いことを言うのですか?」
 
P「酷くなんかない...俺や他のアイドルまで危害を加えたお前の方が酷いだろう!」
 
文香「この物語の登場人物には私とPさん以外要らないんです」
 
P「何が物語だ...何が運命だ...そんな物あるわけないだろ!」
 
文香「...無かったから作ってあげたんですよ 理想郷を」
 
58 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 13:08:30.54 ID:9nVMbiotO
P「理想郷なんてバカバカしい...お前の理想が俺と一緒に居ることなら 俺の理想はお前と一緒に居ないことだ」
 
文香「...は?どうしてそんな事言うのですか 何時ものPさんはもっと優しいはずですよ
 
文香「まさか...貴方たち私のPさんに何かしたんですね!」
 
晶葉「言い掛かりはよしてくれ 私達は何も...」
 
文香「うるさい!貴方たちの...貴方たちのせいでPさんは変わってしまったんだ!」ギュゥゥ
 
晶葉「い、息が...」
 
志希「晶葉ちゃん!」
 
文香「次は貴方の番ですよ」
 
志希「ひっ!」
59 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 13:08:59.54 ID:9nVMbiotO
P「文香、お前は狂っている どうして自分の仲間を傷付けるんだ!」
 
文香「仲間?ただ邪魔な存在ですよ どうせ彼女達もPさんを狙っていたんです」
 
志希「そんな事...」
 
文香「貴方は黙っててください!」ギュゥゥ
 
志希「うぐ...プロデューサー...逃げて」
 
P「志希!」
 
文香「さて、Pさん 邪魔者は片付けましたよ 一緒に行きましょう」スタスタ
 
P「...来るな」
 
文香「えっ?」
 
P「来るなこの化け物!」
 
文香「っ?!」
60 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 13:09:44.23 ID:9nVMbiotO
文香「なっ?えっ...」
 
P「お前は化け物なんだ だから、この世界を変えることも出来たし思い通りに進められた」
 
文香「あははははは! Pさんも可笑しいことを言うものですね」
 
P「何を...」
 
文香「そんな事言うPさんにはお仕置きですよ」ギュゥゥ
 
P「ぐぁっ!」
 
文香「痛いですか?私の心も凄く痛いです なので、すぐ終わらせますね」ギュゥゥゥゥゥ!!

P「がはっ!こんなことしたってまた生き返れるんだから...」
 
文香「もう生き返る事は出来ませんよ?」
61 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 13:10:13.47 ID:9nVMbiotO
P「えっ?...」
 
文香「やはり、永遠なんて願う必要は無かったのです それなら美しい最期を遂げた方がいいですよね?」
 
P「い、いやだ死にたくない!まだ、俺にはこの世に未練が...」
 
文香「大丈夫ですよ すぐ私も逝きます 私達は一緒に死ぬ運命だったんです」
 
P「運命...」
 
文香「それじゃあ幸せになりましょうね Pさん」ギュゥゥゥゥゥ!!
 
文香「あはははははは!やっぱり私達は運命で繋がっていたんです!」
 
文香「偽りなんかじゃない、本物の運命で!」チャキッ
ザシュッ...
 
end
62 : ◆FFa.GfzI16 [saga]:2017/11/26(日) 13:10:57.24 ID:9nVMbiotO
これでバッドエンドも以上です
それではHTML化依頼してきまふ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 13:11:26.51 ID:wK6B06JA0
この飽くなき意欲よ…
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