【ミリマス】P「おーい、志保―」

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1 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 13:08:22.30 ID:Uw+dEf5P0
御覧になったことのある方はお久しぶりです。

初見の方は初めまして。

アイドルマスターミリオンライブのssになります。

書き貯め無し、更新不定期。

ネタが思いついたら書き進めていきます。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510978102
2 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 13:21:32.02 ID:Uw+dEf5P0
志保「はい」

P「今時間いいか?」

志保「大丈夫です。お仕事の話ですか?」

P「そうだ。真面目な話だし、場所を変えようか」

志保「分かりました」

P「そうだな、気分転換がてら喫茶店にでも行こう」

志保「仕事を放り出してもいいんですか?」

P「今日はずっと事務仕事で机とにらめっこだったんだ。これくらいは見逃してくれ」

志保「冗談です。プロデューサーさんが頑張ってくれているのは、その、知ってますから」

P「嬉しいこと言ってくれるな」

志保「っ、あくまで、客観的に見てですからっ」

P「それでも嬉しいものは嬉しいさ。ありがとな」

志保「〜もうっ、打ち合わせするんですよね!早く行きましょう!」

P「お、おい、待てって。あ、音無さん。少し出てきますね」

小鳥「はい、いってらっしゃい。プロデューサーさん」
3 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 13:30:02.50 ID:Uw+dEf5P0
喫茶店

志保「プロデューサーさん」

P「も、もうちょっと待ってくれ」

志保「いつまで迷ってるんですか」

P「いや、フレンチトーストかホットケーキかどっちにしようかと思ってな」

志保「店員さん呼んだら決まりますよ。すいませーん」

P「ちょっ」

店員「はい、お決まりでしょうか?」

志保「この紅茶をホットで。あと…フレンチトーストください」

P「! 志保」

志保「ほ、ほら。プロデューサーさんはホットケーキを頼めばいいんじゃないですか」

P「そうだな。すいません、コーヒーのブラックをホットで。あと、ホットケーキください」

店員「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」

4 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 13:39:39.76 ID:Uw+dEf5P0
P「志保」

志保「な、なんですか」

P「ありがとな」

志保「べ、別に。私がフレンチトースト食べたいと思っただけですから」

P「それでもだよ」

志保「まぁ、プロデューサーさんと半分こする、なんて一言も言ってませんし」

P「半分こ」

志保「っ、二等分する、なんて一言も言ってませんから!」

P「もう一回『半分こ』って言ってくれないか」

志保「プロデューサーさん?」ギロリ

P「わかった、俺が悪かった」

志保「ったく、すぐ調子に乗るんだから…」
5 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 13:55:42.71 ID:Uw+dEf5P0
志保「プロデューサーさん」

P「ん。あ、そろそろホットケーキと交換するか?」

志保「あ、いただきます。…じゃなくて」

P「仕事の話だろ?」

志保「…分かってるんじゃないですか」

P「それが目的だったしな」

志保「それで、お仕事はどんな内容ですか?」

P「ドラマのオファーが来てる。それも志保をご指名だ」

志保「! ドラマ、ですか」

P「あぁ。以前、少しだけ出演したドラマあったろ。そこのディレクターさんが志保を覚えていてくださってな」

志保「光栄ですね」

P「本当にな。どうする?受けるか?」

志保「もちろんです。受けさせてください」

P「即答だな」

志保「はい。せっかくいただいたお仕事ですから」

P「志保の意思は分かった。じゃあここからが本題だ」

志保「? ここからが本題、ですか?」

P「あぁ、実はなーーーー」
6 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 14:08:21.51 ID:Uw+dEf5P0
北沢家

志保母「志保ー」

志保「あ、えっと。なにお母さん」

志保母「どうしたの、ぼーっとしちゃって。なにか悩み事?」

志保「…うん。悩み事、かな」

志保母「お仕事のこと?」

志保「そう、だね。仕事のことで、悩むことがあって」

志保母「そうなの。お母さん、アイドルのお仕事のことは分からないけど、話を聞くことぐらいはできるわよ?」

志保「…うん、ありがとうお母さん。…実はね、ドラマの出演のオファーを受けてるの」

志保母「まぁ、凄いわね志保。それはおめでとう」

志保「ありがとう。でも、そのオファーには、条件があってね」

志保母「条件?」

志保「うん、その条件っていうのがーーーー」
7 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 14:32:23.69 ID:Uw+dEf5P0
喫茶店(回想)

志保『一か月間、一人暮らしをすることが条件…ですか?』

P『あぁ。志保がオファーを受けているのが、女優になるという夢を叶えるために、高校入学と同時に上京してきた女の子、っていう役柄でな』

志保『高校入学、って、私の年齢より上の役柄ですけど』

P『あぁ、まぁそこは志保の大人っぽい言動を評価してくれてのことだろう。問題はそこじゃない』

志保『役作りのために、一人暮らしを実際にしなければならない、というところですか』

P『そう。このドラマの監督さんの意向でな。リアリティが欲しいそうだ』

志保『年齢はいいんでしょうか』

P『年齢なんてものは努力しても変えられないからな』

志保『それもそうですね』

P『それで、改めて志保の意思を聞きたいと思うが、すぐには決められないだろ。明日、また聞いてもいいか?』

志保『…あの、一つ質問してもいいですか?』

P『どうした?』

志保『この話、お母さ、いえ、母には、もう通してあるんですか?』

P『いや、連絡してないよ。一般的には親御さんの許可を取るのが先のほうがいいんだが、守秘義務とかいろいろあってな』

志保『…分かりました」
8 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 14:57:01.46 ID:Uw+dEf5P0
再び北沢家

志保「−−−−っていう感じなんだけど」

志保母「なるほどね」

志保「うん」

志保母「志保の考えていること、当ててあげようか」

志保「えっ?」

志保母「せっかくのオファーだし受けてみたいけど、お母さんは忙しいし、あの子の面倒も見ないといけない。一か月も家を空けて、二人は大丈夫かな。こんなところかしら?」

志保「…凄い、お母さん」

志保母「伊達に十四年間、志保の母親やってないからね」フフン

志保「…うん」

志保母「志保」

志保「! なに?」

志保母「あなたは本当にいい子で、あの子や私に気を使ってくれているけど、時には自分の気持ちを優先してくれてもいいのよ?」

志保「自分の気持ち…」

志保母「そう、うちのことはお母さんに任せておけばいいの。あなたは、どうしたいんだっけ?」

志保「…ありがとう、お母さん。私はーーーー」
9 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 15:03:57.93 ID:Uw+dEf5P0
事務所

志保「プロデューサーさん」

P「お。おはよう志保」

志保「おはようございます」

P「うん。その顔つきを見ると、答えは出たみたいだな」

志保「はい。ドラマのオファー、受けさせていただきたいと思います」

P「分かった。先方には連絡しておく」

志保「はい、よろしくお願いします。私はレッスンに行ってきますね」

P「あぁ。頑張りすぎるなよ」

志保「分かってます。では」
10 : ◆mLDidKKbwk [saga]:2017/11/18(土) 15:32:26.03 ID:Uw+dEf5P0
P「音無さん」

小鳥「はい?」

P「音無さんって、マンション住まいでしたよね」

小鳥「そうですね」

P「空いている部屋があるか、確認していただいてもいいですか?」

小鳥「それって、私と同じマンションに住みたいっていう遠回しの告白ですか?」

P「違いますよ。志保とのやりとり、聞いていたでしょう」

小鳥「半分冗談ですよ」フフッ

P「残りの半分は聞かないでおきますね」

小鳥「聞いてくれても構いませんけどね。それで私のマンションですか?」

P「はい。できたら、音無さんと同じマンション。欲を言えば、同じ階に空室があれば理想ですね」

小鳥「こちらで志保ちゃんの住居を指定して構わないんですか?」

P「えぇ。先方からは、未成年だし、信頼関係のある事務所の方々と相談して住居を決めたほうがいいだろう、と」

小鳥「それもそうですね」

P「音無さんのマンションに空室がなければ、このみさんに相談したいところですね」

小鳥「なるほど。生活上の不便が出た場合に、頼れる人物が近くにいたほうがいい、ということですね」

P「話が早くて助かります」

小鳥「優秀な事務員ですから」エッヘン

P「ほんとにそうですね」

小鳥「今のは百パーセント冗談なんですけど…」カァァ

P「いえいえ、ご謙遜を」

小鳥「そ、それで!条件としては、信頼できる人物が近辺に住んでる住居であれば問題ない、ということですね?」

P「はい、できたら同じ階が好ましいですね」

小鳥「分かりました。じゃあその手続きとかはこちらで進めておきますよ」

P「いいんですか?」

小鳥「はい。プロデューサーさんは他にもやることがたくさんあるでしょう?」

P「…そうですね。スイマセン、志保の住居の件はお願いしてもいいですか?」

小鳥「はい♪あと、志保ちゃんのお母さまへの説明にも私が伺いますね」

P「いや、そこまで任せるわけには…」

小鳥「女同士のほうが、話がスムーズに進むこともあるんですよ?」ニコッ

P「…それもそうですね。失礼しました。すいませんが、よろしくお願いします」

小鳥「はい♪」

小鳥(ふふっ、せっかくの機会だし、志保ちゃんにはご褒美をあげなきゃね♪)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/18(土) 17:01:43.23 ID:ewSdpbBn0
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