夕美・美波「甘えるよ!!」カッ!! 文香「…ええ」

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1 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/11/13(月) 14:58:49.48 ID:/1Zhxejo0
夕美「プロデューサーさんに甘えるよ、美波ちゃん!」カッ!

美波「プロデューサーさんに甘えようね、夕美ちゃん!」カッ!

2人「「やるよ!!」」ガシッ!!

夕美「ところで美波ちゃん!」

美波「どうしたの!」

夕美「『甘える』って具体的にはどうやるの?」

美波「…」エ-ト

夕美「…」

美波「…」

夕美「…」


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2 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/11/13(月) 14:59:14.29 ID:/1Zhxejo0
美波「…甘えさせてくださいって直接頼んでみる…とか?」

夕美「…でもさ、そもそも『甘える』って何?」

美波「…」

夕美「…」

美波「…」

夕美「まずはそこから話し合おうか!」カッ!

美波「そうだね!  作戦会議だね!」カッ!
3 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/11/13(月) 14:59:46.70 ID:/1Zhxejo0
美波「まずはディスカッションの基本。『甘える』ということを私たちなりに定義付けるところから始めたいと思います!」ビシ-

ドサ-

夕美「すごい量の本だね!  山積みだね!」

美波「文献の提供は鷺沢文香さんによるものだよ!」

文香「…あの…よろしくお願いします」ヒョッコリ

夕美「美波ちゃん。文香さんもプロジェクトのメンバーに?」

美波「ええ、心強い味方でしょう。そして何より…!」

文香「…私も『甘える』という行為に興味を持っていますので…」

夕美「つまり同志だね…!」

文香「ええ…同じ志を持つ者ですから…お互いに高め合うことが最も良いかと…」

美波「だね!」

2人「「やるよ!!」」カッ!

文香「やりましょう…」キラ-ン
4 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/11/13(月) 15:00:28.95 ID:/1Zhxejo0
夕美「でも、甘えるってどういうなのかな?」

文香「…」

ペラリ...ペラリ...

文香「…こちらの恋愛小説が参考になるかもしれません…この方面には明るくないのでメジャーなものを選んだつもりですが…」

美波「それは何の本なのかな?」

文香「『源氏物語』です…」

美波「ふ、古い!」
5 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/11/13(月) 15:00:56.90 ID:/1Zhxejo0
夕美「…ごめんなさい。私、どういう話かよく知らないんだけど、どんな話なの?  簡単に教えてほしいな」

文香「…光源氏という美形の完璧超人の男性が人妻から幼子まで食い散らかす恋愛小説です」

美波「参考に!!」

夕美「ならないね!!!」

文香「…ですね」

美波「甘ったれてはいるけどね!」

夕美「私たちの目指す『甘える』とは違うね!」

文香「…文学的には素晴らしい作品なのですが」

美波「かもしれないけどテーマから外れているのでボツですよ!  文香さん!」

文香「…」ショボ-ン

夕美「気を落とさず次行きましょう!!  次っ!」

文香「…そうですね。挫折を乗り越えることで私たちは成長していくのですから」

美波「そうだね!!」

2人「「やるよ!!」」カッ!

文香「…おー」ビシ-
6 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/11/13(月) 15:01:24.77 ID:/1Zhxejo0
(次の日)

タッタッタッ...!!
バタ-ン!!

夕美「2人とも!!  甘えの極意を収めた映像資料を持ってきたよ!」

美波「本当!?」

文香「…!」

夕美「ふっふっふ…とくと見よ!  だよ♪」

夕美「では、上映開始!」ピッ
7 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/11/13(月) 15:01:52.94 ID:/1Zhxejo0
唯『プロデューサーちゃーん♪  ちゃーっす♪』ダキ-

唯『あはは☆  抱きついたくらいで照れんなー♪  唯とプロデューサーちゃんの仲じゃん☆』

唯『ん♪  何か当たってんのが気になるの…♪』

唯『えへへ…☆  いいじゃん、いいじゃん。ちょっとの間だけこうしてようぜ〜♪』ムギュ-

唯『2人きりなんだからさ…甘えさせてよ…♪』スリスリ

夕美『…』

夕美『唯ちゃん。おはよう』ゴゴゴ

唯『…あ、あれ?  ゆ、夕美ちゃんいつからいたん!?』

唯『あ、あはは…ちょーっと恥ずかしいとこ見せちったかな///』

ピッ
8 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/11/13(月) 15:02:43.17 ID:/1Zhxejo0
夕美「以上です」

美波「…」ガタガタガタ

文香「…」フルフルフル

夕美「…いかがでしょうか。お二人とも」

文香「こ…これはいけません…!」フルフルフル

夕美「高速で首を横に振ってるね」

美波「…こ、これはハードルが高い…かな」

夕美「戦慄してるね。美波ちゃん」

美波「だって!! 抱きついたり!  胸を押し付けたり!  あ、あああんな風に…その…頭をこすりつけたりだなんて!!」カッ!!

夕美「気持ちはわかるけど落ち着こうよ。美波ちゃん。冷静になってから問題を考えよう」キリッ
9 : ◆hAKnaa5i0. [saga]:2017/11/13(月) 15:03:16.68 ID:/1Zhxejo0
文香「…夕美さん」

夕美「何かな?」

文香「…先程から脚が震えているように見えますが」

夕美「…」カタカタカタ

夕美「し、仕方ないでしょ!  朝からあんな極意を目の前で見せつけられちゃったんだもんー!」ヒ-ン

美波「…夕美ちゃんよく頑張ったね。おいで」ウェルカム

夕美「うぇーん!  美波ちゃーん!」ダキ-

美波「よしよし♪」ナデナデ
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