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GT悟空が幻想入り
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1 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 21:47:03.30 ID:14wT0cCt0
GT悟空が幻想入り 第一話
悟空「ぐっ…あぐっ…」バタッ
ベビーベジータ「くっくっくっ!これで終わりにしてやろう!」ボボボッ
悟空「ま、まずい…このまま…じゃ…」ググッ
ベビーベジータ「消えろ…!リベンジデスボールっ!」ドンッ
悟空「くっ…くそっ…!うっ、ああああっ!」
キビト神「悟空さんっ!…カイカイっ!」シュン
悟空「…か、界王神さま…?」シュン
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1510058822
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/07(火) 21:50:00.54 ID:q5ltGkae0
ゴッドとブルーになれるのか?
3 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 21:55:44.04 ID:14wT0cCt0
キビト神「くっ…技の直撃こそ避けましたが…時空を超えてここまでの衝撃を与えてくるとは…!!」ゴゴゴゴッ
ドゴオォォォォォ
キビト神「くっ…あっ!?ご、悟空さんっ!!」スルッ
悟空「…っ!!お、落ちてんのかっ!う、うわぁぁぁぁっ!!」ヒュゥゥン
キビト神「悟空さんっ!!…まずいっ!あの時空はっ…!」
4 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 21:58:21.16 ID:14wT0cCt0
??? どこかの森
悟空「…いちちっ…こ、ここは…?」キョロキョロ
悟空「見たことねえ場所だなぁ…それにベビーの気も感じられねえ…それどころかみんなの気も…!?いってえ、ここはどこなんだ?」
悟空「見たところ、どっかの森みてえだけどよぉ…ん…?なんか、近くに気を感じんぞ。そんなに大きくねえ気だな…」ガサガサッ
ルーミア「…ガブッ!」スッ
悟空「うわっ!?あぶねえな!何すんだ!!」シュン
ルーミア「おいしそうな人間だったから、つい!」
悟空「オラ、食べてもうまくねえとおもうぞ?」
5 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 21:59:28.67 ID:14wT0cCt0
ルーミア「そう?とってもおいしそう!…それに私、ちょっとイライラしてるんだぁ…だから、食べられてよ!!」ボッ
悟空「っ!?たあっ!」ハジク
ルーミア「まだまだっ!!」ドドドッ
悟空「ちょっと懲らしめる必要があるみてえだなっ!!」タッタッタッ
ルーミア「は、早いっ!?」ギョ
悟空「背中ががら空きだぞっ!」トンッ
ルーミア「はうっ!」バタッ
悟空「ふうっ…こんなもんか…こいつはこの辺に置いといて…」ストッ
悟空「それにしても、どうなってんだ?こんな小せえ奴がオラを食べようとするなんて…おまけにそこそこ強かったしよ」
悟空「界王神さまの手違いで別の星に飛ばされたとかか?ま、なんにしてもそのうち界王神さまの迎えが来るはずだな!」
悟空「それまでちょっと冒険してみっかぁ!」タッタッタッ
6 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:00:40.28 ID:14wT0cCt0
霧の湖 ほとり
悟空「…?こっちの方で大きな気が二つあるみてえだ。いってみっかっ!」ヒュウ
魔理沙「こいつで最後だ!スターダストレヴァリエ!」キラキラッ
チルノ「ひぎゃあっ!おっ、覚えてろぉ〜!!」ヒュゥゥン
魔理沙「ふうっ…こんなもんかな」
悟空「おめえ、今のどうやったんだぁ?すっげえなぁ!」
魔理沙「っ!増援かっ!?(こいつ…気配がまったく感じなかったぞ…)」
魔理沙「動くと撃つ!間違えた。撃つと動くだ。今すぐ動く!!」シュン
悟空「早え!ちょっ、ちょっと話を聞けって…!」スッ
7 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:01:33.04 ID:14wT0cCt0
魔理沙「問答無用!だだだだだっ!!」ビュゥン
悟空「くっ!よけっきれねえっ!!」ボンッ ボンッ
悟空「仕方ねえ!はあぁっ!!」ボッ
魔理沙「っ!?金色の…輝き?」
悟空(超サイヤ人)「てやぁっ!!」バババッ
魔理沙「わ、私のマジックミサイルを気合いだけでっ!?な、なら!レーザーでっ!!」ドゴォォ
悟空(超サイヤ人)「かめはめ波っ!!」ドゴォォ
魔理沙「簡単に返しやがって…少しへこむぜ…!」
悟空(超サイヤ人)「今度はこっちからいくぞっ!」シュン
8 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:02:20.62 ID:14wT0cCt0
魔理沙「わっ、たっ、たっ!何かの武術の使い手かっ!なかなかやるなっ!!」ビシッ バシッ
悟空(超サイヤ人)「おめえこそ、結構やるじゃねえか!超サイヤ人についてこれるなんてよ!」ダダダッ
魔理沙「ぐっ…!うぐっ…!ちょ、ちょっと分が悪いか…?こういう時は…!」ポイッ
悟空「っ!?」ボォン
魔理沙「逃げるが勝ちだぜっ!!じゃあな!」ビュゥン
悟空「ごほっ!げほっ!ま、待てよっ!!」ビュゥン
9 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:03:32.08 ID:14wT0cCt0
霧の湖 上空
魔理沙「いてて…あいつ、結構やりやがるな…まさか、ここまでやられるなんて…」
魔理沙「しかも…まだあいつまだ余裕があったように見えるぜ…!あんな奴がいるとはなぁ」
悟空「お〜いっ!待てよぉっ!」ビュゥン
魔理沙「げっ、追ってきてやがる…!このまま逃げ切る…ん?あの館は…?」
悟空「なんだ、急に止まったな…今の内に追いつくぞっ!」ビュウン
魔理沙「…異変のもとを見つけたぜ…!今回は私の方が早かったか?霊夢…」
魔理沙「とは言っても…この館から漂う魔力…尋常じゃないな…私、一人で解決できるか…?」ビュウン
悟空「おいっ!おめえっ!やっと追いついたぞ!!」ビュン
魔理沙「…」ニヤッ
10 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:05:02.88 ID:14wT0cCt0
悟空「何だよ?急に笑い出して…気持ち悪いやつだなぁ・・・オラの顔になんかついてんのかぁ?」
魔理沙「なあお前、外の世界からきたんだろ?」
悟空「外の世界?ああ、多分ここの人間じゃねえなぁ」
魔理沙「お前のもといた世界に帰りたいか?」
悟空「まあ、そうだなぁ…まだやり残したこともあるしよ…」
魔理沙「元の世界に戻る方法を私は知っている。教えてやってもいいぜ!」
悟空「っ!教えてくれんのか?おめえ、いいやつだな!」
魔理沙「そのかわり、少し手伝ってほしいことがあるんだ」
11 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:06:14.02 ID:14wT0cCt0
悟空「手伝ってほしいこと?」
魔理沙「感じるか?あの館から感じるいやな気配」スッ
悟空「…ああ、よくねえ気があの中から感じんな」
魔理沙「最近、幻想郷…この世界のことな。幻想郷が紅い霧で覆われたんだ。それで、その霧は私たち人間にはあまり良くないわけ」
魔理沙「そこで、霊夢の仕事を奪うべく…っと違うな。この異変を解決すべく、私はこうして動いてるわけなんだ!」
悟空「…おめえ、すげえいいやつじゃねえか!」
魔理沙「ああ、ありがとよ!ここまできたら言いたいことわかるよな?」
12 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:06:57.86 ID:14wT0cCt0
悟空「つまり、オラにその異変ちゅうやつを解決すんのを手伝ってほしいんだな!そういうことなら全然オッケーだぞ!」
魔理沙「助かるぜ!私の名前は霧雨魔理沙、魔法使いだ。よろしく!」
悟空「オラは孫悟空、地球育ちのサイヤ人だぞ。よろしくな!」
魔理沙「サイヤ人?」
悟空「その辺は話すと長くなるんだけどよ…っ!?」
魔理沙「ん、どうした?」
悟空「あの館の門の前に二つ大きな気があるみてえだ」
魔理沙「便利な能力だなぁ…どれどれ、ちょっと様子見に行くか」ビュン
13 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:07:50.50 ID:14wT0cCt0
紅魔館 門前
悟空「さっき感じたのは、あの中華服着てるやつと赤と白の服着た変な奴の気だな」スタッ
魔理沙「げっ、霊夢がいるじゃないか…先を越されてたみたいだな…」スタッ
悟空「何だ、知り合いか?」
魔理沙「ああ、腐れ縁ってやつかな。…さて、どうやってあの館に侵入するかな…門の前にはあいつらがいるしな…」
悟空「正面から行くんはダメなんか?」
魔理沙「まあ、それしかないか…悟空、私の後ろに乗れ!」
悟空「…?乗ったぞ!」ズッ
魔理沙「いくぜっ!しっかりつかまってろ!!」ビュゥン
悟空「うわっ!わぁぁぁっ!!」ビュゥン
14 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:08:52.66 ID:14wT0cCt0
紅魔館 門
美鈴「…」スッ
霊夢(…隙がない…なかなかできるわね)スッ
美鈴「どうかした?こないのならこちらからいくわよ!」グッ
霊夢「やれやれ…肉弾戦は得意じゃないのだけど…っ!?「どけどけぇっ!!」」スッ
美鈴「っ!?ぐっ!!」ドゴォォ
霊夢「ま、魔理沙!?突っ込んでくるなんて危ないじゃないのよ!!」ストッ
魔理沙「どけって言ったぜ?避けれたんだからいいじゃないか」ヒュゥン
悟空「魔理沙、気を抜くなっ!あいつ、全然気が減ってねえぞ!」タッ
15 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:10:10.10 ID:14wT0cCt0
美鈴「…いきなり吹っ飛んでくるなんてね。面白くなってきたわ」ガラッ
霊夢「ねえ魔理沙、いろいろとツッコミたいんだけど…あの子供は?」
魔理沙「お前の質問はあとでまとめて聞いてやるよ。今は…」チラッ
美鈴「…3対1か…久しぶりに、楽しめそうねっ!!」ボォ
悟空「…!魔理沙、それとそこの赤いやつ!ここはオラにやらせてくれねえか?」
魔理沙「ん?別にいいけど…」
霊夢「赤いやつって何よ!…勝手にすれば。妖怪相手に戦いを挑むなんてどうなっても知らないけどね」
悟空「サンキュー!よっしぁっ!オラが相手だ!」ストッ
16 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:11:17.25 ID:14wT0cCt0
美鈴「…私もずいぶんと舐められたものね。どうなっても、知らないわよ!」タッタッタッ
悟空「ぐっ!」グッ
美鈴「甘いっ!たあっ!」ケリ
悟空「うぐっ!…おぉ〜いちちっ…!」ドンッ
美鈴「まだまだっ!」ダダダッ
悟空「とっ、とっ!足元がお留守だぞっ!」ストッ
美鈴「っ!?この子供っ!」ステンッ
悟空「今度はこっちの番だ!」ダダダッ
霊夢「あの子…なかなか、やるわね。外見で判断してはいけないっていうのはこのことかしら」
魔理沙「ああ、私も驚いた。私は実際に悟空と戦ったからなぁ。ついでに悟空はまだ、全然本気じゃないぜ」
17 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:12:20.20 ID:14wT0cCt0
悟空「こいよ。本気で!」ヒョイヒョイ
美鈴「…私は、紅魔館の門を守る門番、紅美鈴。あなたは?」
悟空「オラは孫悟空だ」
美鈴「孫悟空、あなたにも能力があるように私にも一つ、能力がある」
悟空「能力?」
美鈴「そう、普段の戦いで使うのはあまりにも危険な能力。だから、これまでは抑えて戦ってきた」ゴゴゴッ
悟空(…気が高まってる?いよいよ、本気ってやつか…)
美鈴「あなたには加減の必要はないみたい。気を開放するわっ!!」ボッ
霊夢「…!おびただしいほどのオーラね。あれがあいつの能力…!」
魔理沙「気を使う程度の能力、か…」
18 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:13:15.71 ID:14wT0cCt0
悟空「それがおめえの全力か。こいっ!」グッ
美鈴「…こうなってしまったからにはあなたとは」シュン
悟空(早え!)クルッ
美鈴「力の差がありすぎる!」ドンッ
悟空「ぐあっ!!」ドゴォ
霊夢「かなりのスピードよ!あれは大丈夫なの?あの子、このままじゃ…」
魔理沙「ああ〜…悟空の性格がわかってきたぜ…あいつ、楽しんでやがるな」
霊夢「えっ?」
魔理沙「まあ見てろ。悟空の戦いをな」
19 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:14:14.60 ID:14wT0cCt0
美鈴「…!」ダダダッ
悟空「…」ドサッ
美鈴(…手ごたえがなさすぎる。攻撃は確実に当たっているはずなのに…)
美鈴「…はあっ!なっ!受け止められた!?」グッ
悟空「にっ…おめえの強さはよくわかった。おめえじゃオラには勝てねえ」
美鈴「図に乗るな!!」ダダダッ
悟空「おめえの動きはすべて見切ったぞ!」スッ スッ
美鈴「くっ!なぜっ!」
悟空「気を使うことはおめえだけができることじゃねえっ!おりゃあっっ!!」バッ
美鈴「っ!?ぐはっ!!」ドサッ
20 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:15:05.87 ID:14wT0cCt0
美鈴「…ふっ、ふふっ!なるほど、同じ能力ということね…!はあっ!!」ゴゴゴッ
魔理沙「体を覆っていたオーラが手に集まっている!」
美鈴「この一撃で決める!極彩颱風!!」ボォォォ
悟空(超サイヤ人)「…はあっ!!」ボッ
魔理沙「きた!あの黄金の輝き…!」
霊夢「っ!なんてでたらめなパワーアップなの!?」
悟空(超サイヤ人)「かめはめ波っ!!」ゴォォォ
21 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:16:17.62 ID:14wT0cCt0
美鈴「っ!?ま、まさか…相殺されるなんて…!」
悟空(超サイヤ人)「最後の攻撃はなかなかだったな!」シュウゥ
美鈴「まさか、そんなものを隠してたなんて…私の、負けね…」シュゥン
悟空「こんなわくわくした戦いは久しぶりだったぞ!今度また戦おうな!」スッ
美鈴「ふっ、ふふっ…そうね…!」バタッ
魔理沙「いやぁ、いい戦いだったぜ!じゃあ、先にいこうか」
霊夢「い、いやっ!ちょっと待ってよ!まず、ツッコませて!」
霊夢「まずこの子は何なの!?」
22 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:18:48.56 ID:14wT0cCt0
魔理沙「ん?こいつは孫悟空、外来人だ。あっ、外来人っていうのはお前みたいに外から来た人間な」
霊夢「外来人…まあ、そうとは思ったけど…次!魔理沙、あんたは何でここにいるのよ!」
悟空「魔理沙は里の人間が苦しんでんのを見て、助けようと思ったんだろ?」
魔理沙「えっ?…ああ、そうだぜ!決して、お前の仕事を奪ってやろうとか考えていたわけじゃあないぜ!!」
霊夢「はあっ…まあ、いいけど…この異変は異変解決のスペシャリスト。この博麗霊夢が解決するわ!いいっ?くれぐれも邪魔だけはしないでよね!」ビシッ
魔理沙「へえへえ…んじゃ、いくとするかっ!」
悟空「おうっ!へへっ、オラ、わくわくしてきたぞ!」
23 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:20:10.60 ID:14wT0cCt0
GT悟空が幻想入り 第二話
紅魔館 ロビー
霊夢「…中は結構広いわね…しかも暗いし」キョロキョロ
悟空「この中じゃ気も感じられねえな…」
霊夢「異変を起こした奴の本拠地だし、何か結界でも貼られているのかもね」
魔理沙「こりゃあ探索するのも一苦労だなぁ…ほれっ灯りだ」ボッ ヒュン
悟空「何だ?今の音は…?」
霊夢「っ!?みんなっ!散って!!」スタッ
魔理沙「っ!ナイフが飛んでくる!!」タッタッタッ
24 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:21:11.70 ID:14wT0cCt0
悟空「くっ!どこからだっ!?」キョロキョロ
魔理沙「うわっ!!落とし穴・・・!」ヒュゥゥ
霊夢「魔理沙!?罠か…!戦力が分断されたわね!」
悟空「・・・そこかっ!!」ボンッ
???「いえ…ここよ」スッ
霊夢「孫くん!後ろっ!!」
悟空「っ!いつの間に…!!」クルッ
???「遅い。まず一人!」ブゥン
霊夢「…とは、いかないわよ!」カキンッ
悟空「た、助かったぞ。霊夢、サンキュー!」
25 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:22:06.80 ID:14wT0cCt0
???「結界…?そう、あなたが博麗の巫女ね」
霊夢「あんたは…見たところメイド?みたいだけど…」
咲夜「私は十六夜咲夜、メイド長の咲夜よ」ヒュン
霊夢「ふん、ここら辺一帯に霧を出しているのあんたたちでしょ?迷惑なのよ、何が目的?」カキンッ
咲夜「ここのお嬢様は日の光が苦手なの。それが理由ね」
悟空「ずいぶんと変わったやつだなぁ、太陽の光が苦手だなんてよ」
霊夢「私達には関係ないわ。霧出すの、止めてくれる?」
26 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:24:24.28 ID:14wT0cCt0
咲夜「ふっ、それはお嬢様に言ってもらえるかしら。まあ、もっともそれは不可能だけどね」
悟空「なんでだ?」
咲夜「死人に口なし、よ!」バババッ
悟空「別に死んでても口はあるけどなぁ?オラ、あったし」
霊夢「えっ、そうなの?まるで経験したかのような口振りね・・・じゃなくて、そんなことはどうでもいいわ!くるわよ!!」
咲夜「あなたたちの時間は私のもの…あなたたちじゃ私に勝ち目はない」スッ スパパパッ
悟空「あのナイフ、いつの間に置いたんだ?オラ、見えなかったぞ!」カキンッ
霊夢「孫くんも?…私も見えなかった。それにあいつの動きも変よ」カンッ
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/07(火) 22:24:33.31 ID:q5ltGkae0
もう超サイヤ人出しちゃうのか
28 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:25:48.34 ID:14wT0cCt0
霊夢「消えたり出てきたり・・・これがあいつの能力なのかもしれないわ…!試してみましょう!」スッ
咲夜「向かってくるなんてね…串刺しにしてあげるわ」クスッ ザザザザッ
悟空「霊夢にすげえ数のナイフがっ!あぶねえっ!!」
霊夢「二重結界!」ガガガガッ
咲夜「防いだ…!?くっ!」
霊夢「そこよっ!」ケリ
咲夜「ふっ、遅いわね」
霊夢「まだまだ!」ダッ ダッ
咲夜「ふふっ…あなたの、動きなんて止まっているみたいに見えるわ」スッ
霊夢(すべて軽くいなされている…!でも…)
29 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:27:26.34 ID:14wT0cCt0
悟空「これならどうだっ!はぁっ!!」ボンッ
咲夜「っ!?」
霊夢「死角からの攻撃…これなら…があっ!?」ドンッ
悟空「霊夢!?いつの間に霊夢の後ろに…!」クルッ
咲夜「残念、あなたたちの動きなんてすべてお見通しなのよ」ナイフナゲ
霊夢「っ!」サクッ
霊夢(今の攻撃を避けたのはおそらく奴の能力…死角からの攻撃をいとも簡単にかわしたうえで私の背後に回り込み、攻撃するなんて…)グググッ
悟空(超サイヤ人)「はあっ!」ボッ
咲夜「それはさっき美鈴との戦いでしたパワーアップね。それでも私には敵わない…」ニヤッ
悟空(超サイヤ人)「やってみなきゃ、わかんねえぞ!!」ダッ
30 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:28:32.21 ID:14wT0cCt0
霊夢(…奴は能力に絶対の自信を持っている。それは何故?)ポタッ
悟空(超サイヤ人)「だだだだっ、だりゃっ!!」ドドドッ
咲夜「結構なスピードね…でも…」
悟空(超サイヤ人)「あ、当たらねえ!どうなってるんだ!!くっ、ナイフがっ!」ガガガッ
霊夢(あの孫くんの攻撃ですら当たらない…すべてを綺麗にかわしている…!)ポタッ
霊夢(それにあの移動方法…途中まではとらえられるのに、いつの間にか別の場所へ一瞬で移動してる…)ポタッ
霊夢「…」チラッ
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/07(火) 22:29:28.03 ID:UmD0kttQO
超サイヤ人になったり戻ったり忙しいなw
32 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:29:45.86 ID:14wT0cCt0
咲夜「ふっ、遅いわね」シュン
悟空(超サイヤ人)「ぐっ…!どこだっ…うわっ!?」ドサッ
咲夜「ここよ。力の差がわかったかしら?」スッ
霊夢「ええ、わかったわよ。あんたの倒し方がね!」
悟空(超サイヤ人)「ほんとか!?霊夢!」
咲夜「へえ、面白いわね…どう倒してくれるのかしら!」チャキ
霊夢(…あいつは戦う前にこんなことを言ってたわね。あなたの時間は私のものって…)
霊夢(あの移動も攻撃方法も回避も、すべてがあいつの言葉通りのことだとしたら?)
霊夢「…そのナイフ、私の血がついてるわね」
33 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:31:19.04 ID:14wT0cCt0
咲夜「…?そうね、それがどうかしたかしら」
霊夢「ナイフはすべて回収してるのね。あんたのその「時を止める能力」で!」
悟空(超サイヤ人)「時を…止める!?」
咲夜「…よくわかったわね…」
霊夢「移動方法もむちゃくちゃだし、この孫くんの攻撃をきれいにかわすから、あんたの能力に謎があると思ったのよ」
霊夢「それで私に投げたナイフにわざと血をつけて、そのナイフをずっと見てた」
咲夜「なるほど、それを私が回収したから、時を止める能力と断定したのね。お見事よ」
咲夜「…ふふっ、だけどね…わかったところでどうにかなるのかしら?この能力に弱点はないわ!」
34 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:32:29.65 ID:14wT0cCt0
悟空(超サイヤ人)「また消えたっ!どこだっ!?」キョロキョロ
霊夢「ネタがわかればこっちのものよ!孫くん、私のそばから離れないで!」
霊夢「封魔陣!!」ゴゴゴッ
咲夜(何をしようと時を止めて…)ゴォォォ
咲夜「なっ!…逃げ道が…ないっ!?くっ…!」
霊夢「そう、たとえ、時を止めたとしても動ける場所を封じられていれば何もできないし、どこにも行けないわ」
悟空「す、すげえっ!」スッ
霊夢「そして、このまま結界に封じる!!」カシャン
咲夜「っ!」カシャン
35 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:33:24.39 ID:14wT0cCt0
悟空「おめえ、やるなぁ!」
咲夜(…私が敗れるなんて…でも、お嬢様ならあるいは…)
霊夢「ふふっ!これが博麗の巫女の実力よ。それにしても、魔理沙が心配ね」
悟空「魔理沙はきっと大丈夫さ!あいつも結構やるじゃねえか」
霊夢「…そう、ね、まあ、しばらくしたら合流するか」
悟空「そうそう。じゃ、先に…っ!?」ボンッ
霊夢「孫くんっ!?」
???「美鈴を破り、咲夜まで退けるか…正直、お前たちを舐めていたわ」ゴゴゴッ
霊夢(このおぞましい威圧感…こいつが…)キッ
36 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:34:44.09 ID:14wT0cCt0
霊夢「あんたが異変を起こした張本人ね。迷惑だから、霧を止めなさい」
レミリア「この誇り高き吸血鬼のレミリアが、人間の言うことに従うとでも?」
悟空「おめえ、なんかベジータみてえなやつだな…いちち…」ガラガラ
霊夢「よかった…大丈夫?孫くん」
レミリア「まだ、息があったの。人間はもろいと思っていたけど、なかなかしぶといわね」クスッ
悟空「おめえ、ちいせえ体なのにすげえパワーだな!さっきの攻撃、なかなか効いたぞぉ!」
レミリア「小さいは余計よ。ふっ、やっぱり人間は楽しいわね…それともあなたは人間じゃないのかしら?」
悟空「オラは宇宙人だけんど、地球育ちのサイヤ人だっ!」
37 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:35:27.50 ID:14wT0cCt0
霊夢「そんなことはどうだっていいのよ!霧を止めないっていうなら力づくでも止めにかかるわよ!!」
レミリア「力づく?…人間がこのレミリアに敵うと思っているの…?」ゴゴゴッ
悟空(超サイヤ人)「すげえ力感じんぞ…!今までのやつとは格が違うみてえだ!」ボッ
霊夢(孫くんがいきなりその姿でいくなんて…)
霊夢「ふふっ、一筋縄じゃいかなそうね」グググッ
レミリア「ああ、こんなにも月が紅いから本気で殺すわよ」ゴゴゴッ
霊夢「こんなにも月が紅いのに…」キッ
「楽しい「永い」夜になりそうね」
38 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:38:09.82 ID:14wT0cCt0
一方そのころ…落とし穴に引っかかった魔理沙は…
紅魔館 大図書館
魔理沙「う〜ん、結構歩き回ってみたが…周りは本、本、本…」
魔理沙「普段なら大歓迎なんだが、状況が状況なだけにな…まあ良さそうな本は借りていくがな」
魔理沙「ん?あれは…地下へ続く階段か?…ちょっと気になるな」
???「そっちは出口じゃないわよ?」
魔理沙「誰だっ!?」ゾクッ
39 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:39:38.82 ID:14wT0cCt0
魔理沙(この尋常じゃない魔力量…こいつ…私とは比べ物にならないほどの高レベルな魔女か…!!)
パチュリー「私はパチュリー、覚えなくてもいいわ。そこは出口じゃないから引き返しなさい」
魔理沙「…お前、霧を起こしてる連中の中の一人だろ?そんな奴の言うこと…聞くと思うか?」
パチュリー「引き返さないと後悔することになるわ。そっちには化け物がいる…引き返しなさい…!」ポォォォ
魔理沙「おお〜怖い怖い。よほどこっちには見られたくない何かがあるってことだな」ニッ
パチュリー「引き返せ…!」ゴォォォ
魔理沙「…ふっ、私のスピードについてこれるか!?」ビュゥン
パチュリー「くっ…まずいことになったわ…早くあの馬鹿を止めないと…!」
40 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:41:03.27 ID:14wT0cCt0
紅魔館 ???
魔理沙(この先に異変に対する手掛かりがあると見たぜ…!)
魔理沙「このまま…っ!うわっ!?」ボンッ
パチュリー「止まりなさい!この先にはいかせないわ!!」ポォォォ
魔理沙「ふう…あいつを倒さねえことには先には進めないか。こいよ、魔女!現代の魔法使いの戦い方を見せてやるぜ!」グッ
パチュリー「ふん、馬鹿ね…燃えなさい!アグニシャイン」シュゥン
魔理沙「おっと、あぶねえ!炎の魔法か…!」シュン
パチュリー「まだよ。プリンセスウンディネ!」ジョワァ
41 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:42:14.62 ID:14wT0cCt0
パチュリー「まだよ。プリンセスウンディネ!」ジョワァ
魔理沙「水の魔法…!ちっ、イリュージョンレーザー!!」ドゴォォ
パチュリー「甘いわ、シルフィホルン!」ブゥゥン
魔理沙「くそっ!なんて速さの詠唱だ…!追いつけねえ!ぐうっ!!」ブゥゥン
パチュリー「ふうっ…レイジィ…トリリトン!」ゴォォン
魔理沙「うぐっ…!避けることで、精一杯だ…!さすがは魔女だぜ」ドサッ
パチュリー「はあ…はあ…メタル、ファティーグ!!」カシャン
魔理沙「マジックミサイル!!…?なんだ、あいつ…様子が…」ドォォン
42 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:44:10.95 ID:14wT0cCt0
パチュリー「…ごほっ…ごほっ!…くっ、まだよ…シルバー、ドラゴン…!」ゴォォォ
魔理沙「スターダストレヴァリエ!!…もしかしたら、あいつ、満足に魔法を詠唱できないんじゃないか?」
パチュリー「ぐうっ…はぁっ…げほっ…!!」ゴフッ
魔理沙「やっぱりそうだ!こんな高度な魔法を連続で唱えまくったんだ。ある程度の負荷がかかるはず…狙うなら、今だ!!」
パチュリー「くっ…エメラルドメガ…」ポォォォ
魔理沙「させねぇっ!くらえっ!!」ドスッ
パチュリー「うっ…!!ぐっ…げほっ!はあ…はあ…」バタッ
魔理沙「お、おい?大丈夫か…?わ、悪い、ここまでやるつもりは…」
43 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:46:33.28 ID:14wT0cCt0
パチュリー「わ、私も…衰えた、ものね…はあ、はあ…こんな、こんな子供に…」
魔理沙「…魔法使いとしての実力はお前の方がはるかに上さ。お前の魔女としての力が全盛期のものであったら、私は確実にやられてたよ」
パチュリー「…あなたの…名前は…?」
魔理沙「霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜっ!」ニッ
パチュリー「魔理沙…覚えたわ。あなたの…名前…」
魔理沙「ああ、偉大な魔法使いの名前をしっかりと胸に刻んでな」
???「すごい、すご〜いっ!」パチパチパチ
魔理沙「!!??」ゾワッ
パチュリー「こ、この声は…地下室から出ていたの…!?」ハッ
44 :
◆37K26PBUng
[sage saga]:2017/11/07(火) 22:47:34.50 ID:14wT0cCt0
???「魔理沙、強いね〜!あのパチュリーに勝っちゃうなんて!」
パチュリー「に、逃げて…あの子には…敵わない…ごほっ!」
魔理沙(ああ、私にだって力の差はわかる…あいつは化け物だ…!)
魔理沙「お前は誰だ…?」
フラン「私の名前はフランドール!フランって呼んで〜!」ニコッ
魔理沙「フラン…お前は何者だ…?」ゾクッ
フラン「私?私はね、吸血鬼!」
魔理沙「吸血鬼…ほんとに何でもありだな。16年生きてきたけど、吸血鬼を見るのは初めてだぜ」
フラン「そう?私もこの495年間で生きた人間を見るのは初めて!」
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