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レナ「喧嘩売ってきたのはそっちでしょ!?」 かえで「それ蛙さんだよレナちゃん」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/07(火) 14:58:10.06 ID:iiuwvobv0
蛙「……」ピョンビョン
レナ「黙ってないで何とか言ったらどうなのよ!」
かえで「レナちゃん、止めようよ、蛙さん可愛そうだよ……」
レナ「かえでは黙ってて!これはコイツと私の問題だから!」
かえで「ふゅぅ……」
蛙「ケロケロ」
レナ「ふざけてないで、ちゃんと質問に答えろっての!」
かえで「ごめんね、蛙さん……」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1510034289
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/07(火) 15:23:07.83 ID:iiuwvobv0
蛙「別にふざけては居ません、水波レナ、私は喧嘩を売ったつもりはないのです」
レナ「人の足を汚しておいて、喧嘩売ってないワケないじゃない!」
蛙「その点については謝罪します、貴女に私の存在を気づかせる為、仕方なく足に飛びついたのです」
レナ「ぜんっっっぜん謝られてる気がしないんだけど!」
かえで「レナちゃん、大きな声で独り言するのやめようよ……」
レナ「はあ!?誰が独り言なんて……!」
蛙「私の声は、水波レナ、貴女にしか聞こえません」
レナ「……は?」
蛙「先ほど飛びついた時に、対話の為の魔力を繋げさせてもらいました」
蛙「今、私と貴女は魔力で作られた糸で繋がっていて、会話できているのです」
蛙「当然、魔力の糸が繋がっていない他の方には私の声は聞こえません」
レナ「……あんた、何者よ」
蛙「私は、貴女と同じ……」
「魔法少女です」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/07(火) 15:32:12.04 ID:iiuwvobv0
レナ「あははは、かえで、聞いた今の」
かえで「え、何を?」
レナ「こいつ、今、自分の事を魔法少女だって言ったじゃない、傑作よね!」
かえで「うわあ……」
レナ「誰かの悪戯かしら、この蛙が玩具で、マイクを仕組んでいるとか」
蛙「止めなさい、足を掴むのは止めなさい、水波レナ」ジタバタ
レナ「うわっ、本物じゃない、キモっ」ポイッ
蛙「きゃっ……」
レナ「あら、旨く着地するわね」
レナ「凄いじゃない、蛙に芸を仕込むなんて」
かえで「レナちゃん……」
レナ「棒で突いてみよっと」
蛙「やめなさい、やめるのです」
かえで「レナちゃん!」
レナ「わっ、な、なによ突然大きな声出して」
かえで「……レナちゃんがクラスで苛められてるのは、ちょっと知ってるよ」
かえで「けど、レナちゃんはずっと平気そうにしてたし、大丈夫だと思ってた」
かえで「けど、けど辛かったんだね、ごめんね、レナちゃん、気づいてあげられなくて……」
レナ「かえで?」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/07(火) 15:44:15.37 ID:iiuwvobv0
かえで「大丈夫!皆に相談して、きっと何とかしてあげるから!」
レナ「え、な、なにを?」
かえで「心配しないで!レナちゃん!私達に任せて!」
レナ「う、うん、何だか良くわからないけど、あの、ありが、と」
かえで「それと、そのシュレーゲルアオガエルさんを苛めちゃ駄目だよ!」
レナ「シュレ……何?」
かえで「シュレーゲルアオガエルさん!少しの間だけ、レナちゃんの心を守ってあげて!」
蛙「はい」
かえで「えっと、まずももこちゃんの所へ行って事情を話して……」タッタッタッ
レナ「……行っちゃった、何なのよ」
蛙「きっと、友達想いなのでしょうね」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/07(火) 16:06:26.95 ID:iiuwvobv0
レナ「それで、アンタは何なの?どっかから魔法少女が操ってるんでしょ?」
蛙「いいえ、私は魔法少女本人です」
蛙「遠隔で蛙を動かしていたり、幻聴や幻覚を貴女に齎している訳ではありません」
レナ「……ひょっとして、変身能力?」
レナ「私以外にそんな力持ってるヤツ、居たんだ……」
蛙「流石は水波レナ、察しが良いですね」
蛙「しかし、半分は間違っています」
蛙「私は、確かに蛙に変身してしまっていますが、自分でそのような能力を持っている訳ではありません」
蛙「魔女との交戦中に、何故か蛙になってしまったのです」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/07(火) 16:49:45.81 ID:iiuwvobv0
レナ「魔女との戦いの最中に?魔女の攻撃で蛙になったって言いたいの?」
蛙「……或いは、それ以外の介入があった可能性も否定できません」
レナ「魔女以外に、誰がそんな事できるのよ」
蛙「貴女は知っているはずです、魔女以外でも、このような事を出来る可能性がある者達がいる事を」
レナ「魔女以外にって……そんなの……」
レナ「……」
レナ「……」
レナ「魔法少女の誰かが、アンタを蛙にしたって事?」
蛙「可能性の一つとしては、ありえる話です」
蛙「水波レナ、貴女のように『自分が他人になる能力』を持つ方が居るように」
蛙「他人を蛙に変えてしまう能力を持つ方が居ても、不思議ではありませんよね」
レナ「……はっ、そんなのありえないでしょ」
レナ「魔女の力だって言われても眉唾な話なのに、それを魔法少女の仕業だなんて……」
蛙「……それは、調べていくうちに自ずと判っていくことでしょう」
レナ「調べるって、誰が?」
蛙「それは当然……貴女と私が、です」
レナ「はあ?」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/07(火) 17:00:58.86 ID:iiuwvobv0
レナ「アンタの話を聞いてあげただけでも感謝して欲しいんだけど?」
レナ「何で私がそんなことしなくちゃならないのよ!」
蛙「報酬は払います」
レナ「はっ、別に今はお金には困ってないし!」
蛙「グリーフシード10個で如何でしょう」
レナ「グリーフシードにも困ってない!」
蛙「では、神浜駅前のスイーツバイキング入場券では如何でしょう」
レナ「スイ……ツ……入場券って、あのとんでもなく高いお店の?何時も予約でいっぱいだって言う……」
レナ「い、いや、やっぱり駄目よ!どう考えてもアンタの話は厄介事の匂いしかしないもの!」
レナ「私をハメようとしてね可能性だってあるんだし、そんなの気軽に受けるわけには……!」
蛙「貴女が推しているアイドルの限定握手券では如何で」
レナ「やる!」
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