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かこ「ななかさん、最近疲れてるみたいだなぁ」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 21:12:22.82 ID:R0cAyl5s0
かこ「前も魔法少女の資料を纏めるのに徹夜したらしいし」
かこ「寝不足なのかも……」
かこ「……」
かこ「……」
かこ「……」
かこ「……そうだ、良く眠れるおまじない、教えてあげよう」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1509797542
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 21:17:01.90 ID:R0cAyl5s0
ななか「ふぅ……」
かこ「ななかさん、ななかさん」トテトテ
ななか「あら、どうしましたか、かこさん」
かこ「ななかさん、最近、お疲れみたいで、少し心配なんです」
ななか「かこさん……」
ななか(ああ、本当にかこさんは優しいですね)
ななか(こんな私を、何時も気遣ってくださいます)
ななか(勿体ない事です)
かこ「あの、それで……もしよければ、良く眠れるおまじないを教えてあげようかなって」
ななか「おまじない、ですか?」
かこ「はい、私も試した事があるんですけど、本当によく眠れたんです」
ななか「そうですか、博識なかこさんが言うのであれば、効果が高そうですね」
ななか「良ければ教えていただけますか?」
かこ「はい、このおまじないは絶頂階段のおまじないって言って……」
ななか「ぜっ……え?」
かこ「まず、夜、一人で布団の中に入って……」
ななか「い、いや、少し待ってください、かこさん」
かこ「服を脱いで」
ななか「待って」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/04(土) 21:19:43.37 ID:FAjNR9wwO
かこちゃん13歳以外もイけるのか…
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 21:31:31.16 ID:R0cAyl5s0
アラもう聞いた?誰から聞いた?
絶頂階段のおまじない!
夜の布団のお一人様、イッチャウイッチャウ言ってたら
見えないけどそこにいる!
最後までおまじないを済ませたら、すっかりぐっすり夢の中!
けど、イケないままに寝っちゃうと、連れて行かれてサータイヘン!
無限の階段の天辺で、ずっとイけないままになっちゃうって
神浜市の少女の間ではもっぱらのウワサ!
ヒーコワイ!
ななか「す、少し確認なのですが、そのおまじないは誰から聞いたのですか?」
かこ「フェリシアちゃんです」
ななか「……フェリシアさんは、誰から聞いたのでしょう」
かこ「多分、七海さんだと思います」
ななか(七海やちよ、子供になんておまじないを……)
ななか(……いや、しかし、これは性教育の一環でしょうか)
ななか(間違ったやり方を覚えてしまうと大変だと聞きますし)
ななか(い、いや、しかし……)
かこ「ななかさん?」
ななか「あ、す、すみません、少し考え事をしていまして……」
かこ「やっぱり、疲れてるみたいです……」
かこ「今夜にでも、おまじないを試してくださいね?」
ななか「い、いや、私は遠慮して……あれ」
かこ「はい?」
ななか「さっき、かこさん、このおまじないを試したって……」
かこ「はい、毎晩ぐっすり眠れて、すごく効果がありますよ」ニコ
ななか(え、という事は、かこさん、毎晩、毎晩……)
ななか「……」
ななか「……」
ななか「///」プシュウ
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 21:36:51.71 ID:R0cAyl5s0
〜夜〜
〜常盤ななかルーム〜
ななか「ふぅ……湯浴みもすませましたし、そろそろ床につきましょう」
ななか「時間は……23時50分ですか」
ななか「今日は、ぐっすり眠れそうですね」
ななか「ぐっす……り……」
ななか「……」
ななか「そ、そういえば、今頃、かこさんは」
ななか「あのおまじないをやっているのでしょうか……」
ななか「……」
ななか「……」
ななか「う、ううう///」
ななか「だめです、想像してはいけません///」
ななか「それはかこさんに対して失礼です///」
ななか「早く布団に入って寝てしまいましょう///」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 21:41:09.08 ID:R0cAyl5s0
次の日から、夏目かこの消息が途絶えた
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 21:45:27.16 ID:R0cAyl5s0
〜ななかアジト〜
あきら「駄目だ、電話もラインもメールも反応がない」
美雨「両親はなんて言ってるネ」
あきら「うん、朝起きてこなかったから部屋を覗いたら、布団とパジャマだけが残ってたって……」
美雨「制服や私服はなくなっていたのカ」
あきら「聞いた限りでは、無くなった服はないみたいだよ」
美雨「……という事は、かこは夜、パジャマを脱いた状態で行方不明になったって事になるネ」
美雨「誘拐なら、かなり危険な状況ヨ」
あきら「くそっ、何か手掛かりはないのか……」
ななか「……夜、布団、パジャマ」
ななか「まさか……」
あきら「ななか?なにか心当たりあるの?」
ななか「は、はい、実は……」
常盤ななかは仲間たちと情報を共有した
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 21:52:28.71 ID:R0cAyl5s0
あきら「絶頂階段のおまじない……確かに、今回の事件と類似点は多いけど」
美雨「おまじないが本当になるなんて、妙な話ネ」
ななか「はい、私もそう思います……しかし、事実、かこさんは行方不明になっている」
ななか「私は、七海やちよに接触を持とうと思っています」
ななか「おまじないの出所は彼女なのですから、何か知っているはずです」
ななか「あきらさんと美雨さんは、他の方面から調査してみてください」
ななか「誘拐や、魔女の仕業である可能性も捨てきれませんから」
あきら「うん、判った!」
美雨「了解ネ」
ななか(かこさん、今頃どうしているのでしょう)
ななか(私が、あのおまじないを止めていれば、こんな事にはならなかったかもしれません)
ななか(しかし、しかし、どうしても、言えなかったのです)
ななか(……)
ななか(じ、自慰をしてはいけませんよ、とは言えなかったのです///)
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 22:11:38.99 ID:R0cAyl5s0
〜ファミレス〜
やちよ「常盤ななかさん、話というのは何かしら」
ななか「……」
ななか(流石は、古参魔法少女、七海やちよ)
ななか(突然の呼び出しにも動じた様子がありません)
ななか(しかし、事件の重要参考人であるのは事実なのです)
ななか(なんとか情報を引き出さないと……)
やちよ「常盤さん?」
ななか「はい、実は神浜に広がるおまじないについて、お聞きしたい事がありまして」
ななか「そのおまじないに関わって、私の仲間が行方不明になったのです」
ななか「何か、ご存じではありませんか」
やちよ「……そう、貴女もウワサの存在を調べているのね」
ななか「ウワ、サ?」
やちよ「ええ、そうよ」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 22:14:19.79 ID:R0cAyl5s0
やちよ「神浜には、様々な噂話が存在するの」
やちよ「その中には、人間に害を齎す特殊な物が存在するわ」
ななか「それは……魔女のように、実体化する存在、という事でしょうか」
やちよ「ええ、そうよ」
やちよ「今私が把握している範囲で言うと……」
「口寄せのおまじない」
「絶頂階段のおまじない」
「監禁嬢のおまじない」
やちよ「この三つね」
やちよ「これらは、まだ生きている」
やちよ「おまじないをちゃんと済ませれば害はないんだけど」
やちよ「ルールを破ると……」
ななか「破ると……?」
やちよ「何か、えっちな目にあうわ」
ななか「えっちな……とは?」
やちよ「例えば、口寄せのおまじないは、途中で辞めてしまうと、なんやかんやでレズレイプされる」
ななか「レズレイプ!?」
やちよ「ごめんなさい、間違えたわ」
ななか「そ、そうですよね、そんな事が……」
やちよ「集団レズレイプされるの」
ななか「!?」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 22:20:58.27 ID:R0cAyl5s0
ななか「俄かには信じられない話です……」
ななか「そもそも、私が聞いた話では、この噂の出所は七海やちよさん、貴女という事でしたが」
やちよ「それが、ウワサの怖い所なのよ」
やちよ「基本的にウワサは『親しい知り合いから聞いた』と錯覚して広がる物なの」
やちよ「実際には、噂の語り手と呼ばれる使い魔が話を広めてるんだけどね」
やちよ「きっと、貴女の仲間も連中からウワサを吹き込まれたのね」
ななか「……」
やちよ「まあ、信じるか信じないかは、貴女に任せるわ」
やちよ「電話番号は置いておくから、何か聞きたい事があったら連絡してきてちょうだい」
ななか「……はい」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/04(土) 22:48:25.50 ID:R0cAyl5s0
〜ななかアジト〜
ななか「……私が七海やちよから聞いた情報は、以上です」
あきら「魔女とは違う敵、ウワサ?」
あきら「そんなの聞いたことないけど……本当なの?」
美雨「真偽のほどは不明ネ、けど、私達にはもうそれしか頼る情報が無いヨ」
ななか「その通りです、かこさんは恐らく、おまじないを試したのでしょう」
ななか「しかし、ルールを守れず、ウワサに浚われてしまった」
ななか「そう考えると、すべてに辻褄が合います」
あきら「そっか……」
美雨「それで、これからどうするネ、ウワサ……とか言う敵の居場所は判るネ?」
ななか「残念ながら……」
あきら「……」
美雨「……」
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