ちひろ「プロデューサーさんが記憶喪失!?」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 18:20:50.39 ID:SkECS+gXO


ちひろ「...そうですか」

モバP「気を遣わせてしまって申し訳ないです」

ちひろ「いえ、ゆっくり思い出していきましょう」

ちひろ「不安でしょうけど私が協力してあげます」

モバP「そういっていただけると安心します」

ガラガラ

凛「プロデューサー!」

モバP「ぷろ...誰ですか?」

凛「え....」

ちひろ「実はね凛ちゃん」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 18:30:36.35 ID:SkECS+gXO

....

ちひろ説明中

凛「嘘でしょ....」

ちひろ「それが本当なんです」

モバP「すみません」

凛「そんな....」

凛「プロデューサー覚えてないの?」

凛「私の飼い主だったこと」

ちひろ「え」

モバP「え」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 18:31:44.20 ID:sagH+Y9DO
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 18:37:05.84 ID:PAp0r164o
平常運転かよ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 18:39:31.33 ID:SkECS+gXO

モバP「僕はあなたの飼い主....ああ!」

モバP「雇い主の間違いですよね!」

モバP「僕は社長か何かなんですかね?」

凛「違うよ。文字通り飼い主」

モバP「」

ちひろ「いやちが.....もごごご!」

凛「公園で首輪を付けて散歩とかしたの覚えてない?」

モバP「僕そんなことしてたんですか?」

モバP「それもこんな可愛らしい学生相手に....」

モバP「僕はやばいやつなのかもしれない....」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 18:47:41.67 ID:r8I3tURDO
>>14
これから本物(意味深)にするからへーきへーき
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 19:21:59.08 ID:CXdNExD9O
まだジャブみたいなもんだろ慌てんな
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/01(水) 19:32:10.03 ID:jGxhrpMYO
こっからだぜだぜ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 20:39:56.17 ID:1+epilWlo
え、シャブ?
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 21:11:55.94 ID:r5c+ZPO60
シャムさん!?
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 21:46:23.12 ID:7SzucrIx0
キャラがやばいことになってまう
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 23:09:42.98 ID:BSjcknSdo
アイドルたちは、これぞチャンスと刷り込み始めるのか
いいぞもっとやれ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/01(水) 23:18:12.42 ID:0NBOJDeBO
まっさらな状態から汚していく(意味深
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 23:38:38.09 ID:SkECS+gXO

ちひろ「ちょ、ちょっと凛ちゃんなに言ってるの!」ヒソヒソ

凛「止めないで。今がチャンスなんだから」ヒソヒソ

ちひろ(あ、これはプロデューサーさん距離置くわ)

ガラガラ

まゆ「話は聞かせてもらいましたぁ」

ちひろ(ああ面倒なのがもう1人!)

まゆ「その人に騙されないでください。プロデューサーさんの彼女であったまゆの話を聞いてください」

モバP「ええ! 僕、彼女がいたんですか!?」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 23:49:38.32 ID:SkECS+gXO

まゆ「証拠に....このキス写真です♪」

モバP「ほ、ほんとだ....」

まゆ「もしかしたらぁキスをすれば記憶が戻る可能性があるのでまゆと___」

凛「このストーカーの話は信じなくていいから」

凛「写真もただのコラだし」

まゆ「うふふ、ワンちゃんがなにか言ってますけど畜生は無視してまゆとキスしましょう」

凛「は?」

モバP「えっとあの」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 00:33:35.27 ID:8BC6MSiLO
週刊誌の記者さーん!ここに特ダネが転がってますよー!
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 01:03:05.63 ID:EdES45Y7O
ちひろ(いけないこのままだとプロデューサーさんが……)

ちひろ(それにまた他のアイドルがここにやって来たらさらに地獄絵図に……)

ちひろ「……!」ガバ

凛「ちひろさん!?」

まゆ「まゆの邪魔するんですかぁ?」

ちひろ「わ、私が取り押さえている間にプロデューサーさんはどこか遠くに逃げてください!」

ちひろ「着替えは私のカバンの中に入っているので!」

モバP「え……でも……」

ちひろ「いいから! ここにプロデューサーさんがいると血の雨が降るかもしれません!」

モバP「わ、わかりました!」タッタッタ

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:06:00.41 ID:EdES45Y7O
……

道路

モバP「とりあえず公衆トイレで着替えたけど」

モバP「ここはどこなんだろう」

モバP「それにぼくは一体……」

モバP(あの二人の話を聞くと僕は女子高生のペットを飼っていて)

モバP(凄くラブラブ? だった女子高生っぽい彼女がいたらしい)

モバP「……僕はもしかしたら性犯罪者なのか?」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:11:02.03 ID:EdES45Y7O

薫(あ、せんせぇだー!)

薫(ちょうど今からじむしょに行くところだったから一緒に――)

薫(……最近せんせぇかおると全然遊んでくれなかったしおしごとで忙しいのかも)

モバP「……」オロオロ

薫(でもなんだか困ってるみたいだしかおるが助けてあげよう!)

薫「せんせぇ!」

モバP「!」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:14:30.33 ID:EdES45Y7O

モバP(このランドセルを背負った少女は……)

モバP(そういえばさっき僕のことを先生って)

モバP「!」

モバP(そうか! 僕は教師なんだ!)

モバP(きっとさっきの子達は元教え子で、記憶喪失をいいことに僕をからかったんだ)

モバP(あの大人の女性の方もきっと教員の同僚だ)
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/02(木) 01:20:10.92 ID:o8gtyG5jo
そうだよ
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:26:39.43 ID:EdES45Y7O
薫「せんせぇ……考え事?」

モバP「あ、うん。実は先生はね。昔のことを全部忘れてしまったんだ」

薫「えぇー! じゃあ、かおるも覚えてない?」

モバP「ごめんね」

薫「そんなぁ……」

モバP「そんな顔しないで。今思い出すからさ」

モバP「僕についてなにか答えられる?」

薫「せんせぇについて……? んー、優しかった!」

モバP「も、もっと具体的なのはないかな?」

薫「いっぱい遊んでくれた!」

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:32:02.63 ID:EdES45Y7O
モバP「……質問を変えようか」

モバP「僕はえっとー薫ちゃんでいいのかな」

モバP「薫ちゃんになにを教えていたのかな」

薫「んーおとな(のおしごと)について!」

モバP「大人について?」

モバP(このくらいの年齢の子の教師が大人についてを教えるなんてこと……)

モバP「!」

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:34:29.80 ID:EdES45Y7O
……

モバP「かおる、今日も大人について教えてやるよ」グヘヘ

薫「せんせぇ! 今日もしっかり教えてくださいねっ!」

……

モバP「あわあわわわわ!」

薫「せんせぇ?」

モバP(この子にとって僕は夜の教師だったのか!)

モバP(く……! やはり僕は性犯罪者だ!)

モバP「すまない! これ以上君とは一緒にいられない!」

薫「あ、せんせぇ! どこいくのー!?」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:42:50.30 ID:EdES45Y7O
公園

キーキー

モバP「……」

モバP(ブランコに座ってもう何時間が経っただろう)

モバP「僕はこの世にいてはいけない存在なのかもしれない」

モバP「いっそ、ここから見えるあのビルから」

智絵里(あ……プロデューサーさんだ……)
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 01:51:23.01 ID:nrPl76mkO
おらワクワクすっぞ!
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:52:05.62 ID:EdES45Y7O
智絵里「ぷ――」

智絵里「……」

智絵里(そういえば私最近プロデューサーさんに嫌われてるんだった……)

智絵里(プロデューサーさん……最近一緒に四葉のクローバー探しを手伝ってくれなくなって)

智絵里(避けられてる気がするし……)

モバP「……」

智絵里(でも……なにか思いつめた様子……)

智絵里「プロデューサーさん?」

モバP「ん? 君は……」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:00:00.30 ID:EdES45Y7O
モバP「そうですか。君も僕の被害者なんですね」

智絵里「被害者……? ごめんなさい……よく、わからないです……」

モバP「実は今の僕は記憶喪失なんです」

智絵里「え……? そんな……」

智絵里「私のことも……忘れてしまったんですか……?」

モバP「どうやらその様です。それでこの性犯罪者である僕に君はなにをされたんですか?」

智絵里「性犯罪者……いえ……プロデューサーさんはそんな人じゃ……」

モバP「じゃあ僕は一体なにものだって言うんですか!」

智絵里「プロデューサーさんは……」

智絵里「……」



智絵里「四葉のクローバーを見つける仕事をしている人でした……!」



モバP「は!? え!?」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:04:43.34 ID:/OGvrcDaO
ほぼ無職じゃねーか!
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:04:55.66 ID:EdES45Y7O
モバP「なんとも……生産性のないことをしていましたね」

モバP「それにそんな仕事がこの世にあるわけが」

智絵里「本当です……! 試しに私と一緒にそこで四葉のクローバーを探しましょう……!」

モバP「……わかりました」スタスタ

モバP(四葉のクローバーを見つけるなんてそんな簡単なことじゃ……)

モバP「あ」

智絵里「早速、一つ見つけましたね……」

モバP「いや、これはたまたま」

モバP「あ、こんなところにも」

智絵里「さすがプロデューサーさん……」ウットリ

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:09:02.22 ID:EdES45Y7O

モバP(見える見えるぞ! 四葉のクローバーの位置が!)

ボクラハココダヨ

モバP(いや、違う。声が声が聞こえる! 四葉のクローバー達の囁き声が!)

モバP「そうか……僕は四葉のクローバーを見つけるのを生業にしていた人間なんだ!」

モバP(でも待てよ。こんな生産性のない一銭にもならないことを毎日のようにやっていた僕は……)

モバP「!」

モバP(無職! ニート! 現代社会が生んだ癌!)

モバP「そうか……僕は性犯罪者で四葉のクローバーを見つけるのが仕事と言い張るニートだったんだ!」タッタッタ

智絵里「あ……! プロデューサーさん……!」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:11:36.04 ID:j9emvoRk0
こんなんクローバー生えるわ
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:22:36.67 ID:rGDGYNuMO
四つ葉のクローバーをつかった栞職人かもしれないだろ!
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/11/02(木) 02:27:44.99 ID:isI963d/o
葉っぱ取って年収1千万とかいう人もいるし四つ葉のクローバー採取職人もへーきへーき
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:29:22.60 ID:EdES45Y7O
――

事務所 屋上

モバP「たまたま駆け込んだこのビルの空が最後の僕の景色か……」

モバP「早く楽になろう。僕はこの世界では行けてはいけない人間なんだ」

小梅「プロデューサーさん……?」

モバP「……君も僕の知り合いですか」

小梅「そ、そんなところにいたら……危ないよ……?」

モバP「今から死のうとしている人間にその言葉は通じませんよ」

小梅「え……プロデューサーさん……あの子と同じようになっちゃうの……?」

モバP「どの子ですか」

小梅「そうなれば……ふふ、プロデューサーさんを独り占め……」

モバP「……」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:32:23.91 ID:EdES45Y7O
小梅「でも……私……プロデューサーさんに死んでもらいたくないよ……?」

モバP「え?」

小梅「プロデューサーさんが死んだら……なんでだろう……悲しい……」

モバP「そうか。君は僕の死を惜しんでくれるんですね」

モバP「少し僕の話を聞いてください」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:35:29.13 ID:wS0cqvWHo
四葉のクローバー(押し花やドライフラワー)実際に売ってるんだよなあ
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:40:11.28 ID:EdES45Y7O

モバP「僕はどうやら記憶喪失なんです」

小梅「え……」

モバP「はい。私という人間はどうやら」

モバP「女子高生のペットと彼女がいて、女児に対し大人の授業をし、四葉のクローバー集めを職業と言い張るニートだったんです」

小梅「……プロデューサーさんってそうだったの……?」

モバP「間違いなくそうみたいなんです」

モバP「こんな人間、もう死ぬしかないじゃないですか!」

モバP「だから止めないでください。安らかに逝かせてください」

小梅「……」

小梅「プロデューサーさんはそんな人間じゃないよ……」

モバP「じゃあ、僕はどういう人間だって言うんですか!」


小梅「ゾンビだよ……」


モバP「……人間じゃないじゃないですか」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:50:50.92 ID:EdES45Y7O
モバP「それにゾンビなんてありえません」

モバP「私はこのように人体が腐ってませんし、損傷も見られません」

小梅「再生能力のおかげ……腐敗は死んでからまだ時間が経ってないから……」

モバP「そんなわけ……」

モバP「!」

モバP(そういえば僕は病院のベッドで目を覚ました)

モバP(もしかして交通事故かなにかで搬送されていたんじゃないのか!?)

モバP(本来であれば体がバラバラになっていたけど、ゾンビの力に目覚めて再生……)

モバP(その時に脳の再生が不完全で記憶喪失になった……と!)

モバP「なんだよそれ」

モバP「もう死んでるなんて…・…」

モバP「僕は死ぬことすら許されないのか……」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:55:39.47 ID:EdES45Y7O
モバP「現世に残り続けて自らの罪に向かい合わなければならない……」

小梅「とりあえず……事務所に戻ろ……?」

小梅「ここは……ちょっと…・…さむい……」

モバP「……君は優しいんですね」

小梅「プロデューサーさんには……勝てないと思うけど……」

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:59:38.94 ID:kDgHNkEq0
四葉のクローバー達の囁き声が聞こえる。って
どっかで聞いた事あると思ったら探偵ナイトスクープか
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:02:38.16 ID:EdES45Y7O
>>55

え 
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:03:49.86 ID:EdES45Y7O
――

事務所 休憩室

モバP「……」

モバP「これから僕はどうすればいいんだ」

モバP「死ぬことが許されない。でも生きていることは確実に罪だ」

モバP「僕は……」

菜々(あそこにいるのはプロデューサーさん……)

菜々(最近避けられてるみたいだったから声をかけづらいんだけど)

菜々(落ち込んでいる様子だからナナが元気づけてあげないと!)
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 03:04:02.83 ID:kDgHNkEq0
>>56
四葉のクローバーの声が聞こえる少女
でググルと出るで。
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:06:28.24 ID:EdES45Y7O
>>58

彼女は将来いいプロデューサーになるでしょう。



脱線して失礼しました。すぐに続けます。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:09:30.65 ID:EdES45Y7O
菜々「プロデューサーさん、どうかしたんですか?」

モバP「君は……」

菜々「安部奈々! 17歳です! キャハ✩」

モバP「……また僕の知り合いの女子高生ですか」

菜々(あ、あれ? いつもと反応が違う気が……)

菜々(それに喋り方とかも……)
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:17:50.80 ID:EdES45Y7O
モバP「あなたは僕になにをされたんですか?」

菜々「え? なにをって特になにもされてないと思いますけど……」

モバP「いいんです。言ってください!」グワ

菜々「え、え、、え」

菜々(ちょっと……近い!)

菜々「ど、ど、どちらかと言えば菜々がプロデューサーさんになにかしてたと思うんですけど」

モバP「そうか。なにかさせていたんですね。記憶のあったときの僕は」

菜々「記憶?」


62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:23:27.97 ID:EdES45Y7O
……

菜々「なるほど……記憶を失ってしまった、と」

モバP「はい。そうなんです」

モバP「しかも僕は――」

菜々「え? そうなんですか?」

菜々「……」

菜々(たぶんみんながあることないことプロデューサーさんに吹き込みまくったみたい)

菜々(まったくもう! みんな子供なんだから!)

菜々(でも最近まったく構ってもらってなかったし……)

菜々(ちょ、ちょっとくらいナナもイタズラしよっかな?)
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:25:18.12 ID:EdES45Y7O

訂正

……

菜々「なるほど……記憶を失ってしまった、と」

モバP「はい。そうなんです」

モバP「しかも僕は女子高生のペットと――それとゾンビらしいんです」

菜々「え? そうなんですか?」

菜々「……」

菜々(たぶんみんながあることないことプロデューサーさんに吹き込みまくったみたい)

菜々(まったくもう! みんな子供なんだから!)

菜々(でも最近まったく構ってもらってなかったし……)

菜々(ちょ、ちょっとくらいナナもイタズラしよっかな?)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:29:08.20 ID:EdES45Y7O
菜々(どうやら今のプロデューサーさんは物事を信じやすいようだし)

菜々「ごほん。プロデューサーさんはみんなに騙されています」

モバP「え?」

菜々「プロデューサーさんは……」

モバP「僕は……」


菜々「ナナと同じウサミン星人です!」


モバP「いや、それはないですよ」

菜々「え」

モバP「ウサミン星人がどういうものかわからないですけど、宇宙人がこの世界にいるわけないじゃないですか」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:35:00.80 ID:EdES45Y7O
菜々「ちょっと待ってください」

モバP「どうぞ」

菜々「プロデューサーさん。ゾンビ、なんですよね?」

モバP「そうみたいですね」

菜々「ゾンビは信じるのに宇宙人は信じないんですか?」

モバP「はい」

菜々「おかしくないですか?」

モバP「おかしいと言われましても……そう感じてしまったので」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/02(木) 03:40:11.14 ID:kYViWknr0
支援
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:41:39.72 ID:EdES45Y7O
モバP(待てよ。なんかおかしくないか?)

モバP(なぜこの人はこんな見え透いた嘘を……)

モバP「!」

モバP「ちょっと手を貸してもらってもいいですか」

菜々「え……?」

サワサワ

菜々「あ……くすぐったい……」

モバP「間違いない」

菜々「なにかわかったんですか?」

モバP「安部さん。あなた17歳じゃないですね」

菜々「」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:46:55.34 ID:EdES45Y7O
菜々「じゅ、じゅじゅじゅじゅじゅななさいですよ……」ガクガク

モバP「この肌の感触はおそらく――」

菜々「うわぁぁ! 実年齢だけは言わないでください!」

菜々「ど、どうしてプロデューサーさんナナの年齢を!?」

モバP「どうしてかわかりませんけど、僕には肌を触ることによって年齢がわかるようです」

菜々(そ、そんな特技持っていたんですか)

菜々(そういえば初めて会った時ナナが17歳って言ってもすぐに見破ってましたね……)

モバP「!」

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:47:41.52 ID:EdES45Y7O
訂正

モバP「どうしてかわかりませんけど、僕は肌を触ることによって年齢がわかるようです」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:52:09.98 ID:EdES45Y7O

モバP(彼女はきっと詐欺師なんだ!)

モバP(僕が若い子が好きな男だと調べ近づいてきた)

モバP(わざわざ○○歳なのに17歳と偽って)

モバP(そして知り合いのフリをして話しかけ、その後僕の記憶喪失を利用してきた)

モバP(同じ星出身ということで同調意識を持たせて僕を取り込もうとしていたんだ)

モバP「あなたは……詐欺師ですね」

菜々「え」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 03:52:55.28 ID:AzqJGimh0
この扱いの酷さよ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:58:38.10 ID:EdES45Y7O
モバP「きっと僕を自分に惚れさせて色々と貢がせようとさせてたのでしょう」

モバP「それで金がなくなったらポイ」

モバP「危うく騙されるところだった……!」

モバP「こうしちゃいられない! ここのビルから出ないと!」タッタッタ

菜々「ちょ、ちょっと! ナナは詐欺師じゃありません!」

菜々「待ってください! 待ってくださいってばー!」

菜々「言っちゃった……」

菜々「ナナが詐欺師なんてプロデューサーさんひどいですよ」

菜々「!」

菜々(でも待って。ナナはファンの皆に17歳と確かに偽って活動をしていて)

菜々(ファンのみんなはナナを17歳だと思ってグッズを色々買ってくれている……)

菜々「……」

菜々「ナナはもしかして詐欺師!?」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:59:23.49 ID:EdES45Y7O
とりあえずもう寝ないと色々まずいんで寝ます
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 05:13:35.48 ID:nYRxWOVZ0
こんな時間までおつ
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 06:21:27.27 ID:U0UpMYZqO
菜々さんが永遠の17歳だなんて皆知ってるからヘーキヘーキ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 06:39:09.65 ID:fWsb4RSYO
あんなピチピチ(死語)なのに17歳じゃないわけないだろ!いい加減にしろ!
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 07:20:19.71 ID:tASLKlocO
プロデューサーって呼ばれてるのに自分の職業きがつかないの?(小声
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 08:05:09.76 ID:3C633db4O
>>77
女の子に近づくために騙った肩書きの一つだと思ってんじゃないかな?
さもなきゃ本名がプロデューサー(またはそれに近い発音)だと勘違いしてるとか
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/02(木) 08:07:28.94 ID:AQJEW5vLO
>>60
自己紹介で字を間違えるドジっ子ウサミン
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 08:17:15.82 ID:aqYYL+1SO
>>79
発音だけはあってるからセーフ(白目)
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 08:32:11.65 ID:4BPsQVVyO
>>80
やっぱり詐欺師じゃないか
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 08:32:13.20 ID:wX9lwMYMO
ウサミン星ベースで17だから合ってる理論
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/02(木) 08:45:17.94 ID:AtAqu2yvO
??「プロデューサーはガチホモなんだじぇ」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 09:56:43.41 ID:SNLozE0OO
これ最終的にガンダムパイロットなウルトラマンとか言われそう
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 10:04:32.43 ID:YQhm003DO
マザコンでロリコンでシスコンなエゥーゴの赤い大尉みたいだな
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 11:37:39.97 ID:O/MONFQfO
>>79
改めて自己紹介で恥ずかしくてテンパっただけだから(震え声)
87 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 14:37:29.54 ID:I16t5MAaO

携帯で投稿するので一時的なIdが変わります
88 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 14:54:52.04 ID:fkBCflZHO

........

事務室

モバP「出口は....出口はどこだ!?」

輝子「.......」

輝子「な、なにしてるの?」

モバP「うお!」

モバP「な、なぜあなたはデスクの下にいるんですか?」

輝子「いつものことだよ.....」



89 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 15:06:31.52 ID:fkBCflZHO

モバP「は! 君もまさかウサミン星人とグル....!?」

輝子「なにを、言ってるんだ」

モバP「......」

モバP(どうやら彼女は違うようだな)

モバP「すみません。ちょっと動揺していたようです」

輝子「別にいい。し、親友だしな...フヒヒ」

モバP「親友!?」

90 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 15:20:10.18 ID:fkBCflZHO

モバP「僕について教えてもらってもいいですか?」

輝子「急に、どうしたんだ?」

モバP「実は_____」

......

輝子「記憶喪失....か」

モバP「はい。どうやらそのようなんです」

モバP「しかも女子高生のペット____ゾンビらしいんです」

輝子「モバPは...そんなやつじゃないぞ」

モバP「いえでも他の人たちが....」

91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/02(木) 16:22:35.59 ID:gj54dSUm0
記憶どころかどんどん色んなモン喪失していってるぞPさん
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 16:35:15.56 ID:ovGnOIT+O
記憶思いだしたとしても失ってる間のこと覚えてたらどうなるのかな(ゲス顔)
93 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 17:47:16.55 ID:aAwPhdkCO

輝子「そんなに不安なら、こいつらに聞いてみろ」

モバP「こいつらってそのキノコですか?」

輝子「ああ、これもまたモバPの親友だ....フヒヒ」

モバP「そんなはず....」

モバP(だけどなんでだろう。こいつらを見ていると懐かしい気分になる)

モバP(そんな...じゃあこの子が言っていることはほんとうなのか?)

モバP(キノコが親友なんて僕はどんな人生を送って.....)

モバP(いや、しかし性犯罪者でニートでゾンビである俺ならあり得るな)
94 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 17:51:07.54 ID:aAwPhdkCO

訂正

輝子「そんなに不安なら、こいつらに聞いてみろ」

モバP「こいつらってそのキノコですか?」

輝子「ああ、これもまたモバPの親友だ....フヒヒ」

モバP「そんなはず....」

モバP(だけどなんでだろう。こいつらを見ていると懐かしい気分になる)

モバP(そんな...じゃあこの子が言っていることはほんとうなのか?)

モバP(キノコが親友なんて僕はどんな人生を送って.....)

モバP(いや、しかし性犯罪者でニートでゾンビである僕ならあり得るな)
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 17:54:52.97 ID:EVo3V63GO
私の散歩が誤植じゃないとは…
96 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 18:05:45.42 ID:RoLucermO

モバP「....その手のキノコを貸してもらってもいいですか?」

輝子「フヒヒ.....い、いいぞ」

モバP「.....」

モバP「なんだこの我が子を抱いているような感じは....」

輝子「モバPと私で育てた奴らだからな....フヒッ」

モバP(そうか....僕は生命を育てる喜びを感じられる人間だったんだ!)

モバP(やっと僕のいいところを.....)

モバP「!」

モバP(いや待てよ)
97 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 18:10:40.84 ID:RoLucermO

モバP(僕は性犯罪者だ)

モバP(もしかしたら.....)


......

モバP「ぐへへ今日は俺の息子について教えてやるよ」キノコを持ちながら

薫「せんせぇ....かおる怖いよ....」

......


モバP「....」

モバP(なんてこった! 我が子を抱いているような感じとはそういうことだったのか!)
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 18:31:07.91 ID:cwaUSsxjO
このP元々そういう気があるのね?
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 18:32:05.92 ID:JoGn3C2x0
エロ同人誌に頭ぶつけたのかな?
100 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 18:43:41.18 ID:RoLucermO

モバP(僕はここでキノコを栽培しそれを女の子たちに使っていた.....)

モバP「ド外道が......」

輝子「ど、どうかしたのか.....?」

モバP「やはり僕はこの世から消えなければ!」

モバP「ゾンビの死に方を調べないと!」

モバP「君もこれ以上僕に関わってはいけないです!」

輝子「ど、どうしたんだ....?」

モバP「犯罪に加担するのは良くないことですよ!」

モバP「僕のことは忘れて楽しく生きてくださーい」タッタッタ

輝子「.........?」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 18:59:00.67 ID:oV+nQFI8o
四つ葉にキノコか、なかなか自然派だな
茄子とか育ててそう
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 19:25:40.72 ID:wX9lwMYMO
茄子じゃなくて茄子ですよ〜
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 20:24:32.01 ID:Ibbs9emso
キノコでチンポ想像するのはなかなかないわ
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 21:32:28.88 ID:TZaIz8yc0
生きる事こそ背負いし罰だから
死んだらあかんで(悪乗り)
105 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 22:01:36.44 ID:aAwPhdkCO

......


モバP「はぁ......はぁ.......!」

モバP(出口は本当にどこにあるんだろう)

仁奈「遊んでくれやがれですっ!」

千枝「いいよ。なにして遊ぼっか」

モバP「!」




106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 22:46:48.04 ID:v4XJSCn5O
スタート地点が変態プレイを強要する性犯罪者になってるからそっち方面にばかり考えがいっちゃうんじゃない?
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 23:07:53.60 ID:uavC/A11o
なんで自首しようって発想にならないの?
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 23:09:41.32 ID:kDgHNkEq0
内面がこんなんだからこそモバPとして…
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 23:16:27.20 ID:v4XJSCn5O
記憶喪失の人が警察いったら保護されて話終わりになるだろ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 23:18:05.87 ID:uavC/A11o
自分でもう性犯罪者だって結論出てるんだから普通自首しない?
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 23:37:11.58 ID:CsFqkDLFO
モバP(僕の数時間足らずの経験が囁いている)

モバP(きっと彼女たちも僕の被害者に違いない!)

モバP(謝罪をしたいが怖がらせてしまうかもしれないし……)

モバP(とりあえずここは見つからないように)

仁奈「あ! モバPでごぜーます!」

千枝「え!?」

モバP(ばれた!)

112 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/02(木) 23:52:33.98 ID:CsFqkDLFO

モバP「……!」タ

千枝「プロデューサーさん!? なんで逃げるんですか!?」

仁奈「追いかけっこでごぜーますね!仁奈負けねーです!」

千枝「ちょっと仁奈ちゃん!」

……

モバP「ぜぇ……ぜぇ……」

仁奈「捕まえやがったです!」

千枝「に、仁奈ちゃん……早いよぉ……」
113 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 00:30:18.48 ID:eyUNhSGgO
仁奈「次はなにして遊ぶやりがますかっ?」

モバP「や、休ませて……」

千枝「千枝も疲れちゃいました………」

仁奈「遊んでくれねーですか……?」シュン

モバP「あ、遊んであげるからちょっと待っててね!」

……

モバP「それでえっとー君は?」

千枝「え? 千枝と仁奈ちゃんですけど……」

仁奈「なに言ってるでごぜーますか?」

モバP「その……実は自分のことを全部忘れてしまったみたいなんだ」

二人『え!』

114 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 00:38:19.33 ID:eyUNhSGgO

モバP「それで、記憶があった頃の僕は君たちに嫌なことをしたりしなかったかい?」

千枝「嫌なことですか?」

仁奈「仁奈はとくにねーでごぜーますよ?」

モバP「それはよかった」ホ

千枝「千枝は……」モジモジ

モバP「もしかして僕がなにかしてしまったのかい?」

千枝「あ、あの! 千枝は……最近避けられているのが嫌だったなぁ……って」

モバP「僕が……避けていた?」

モバP(ということはこの子にも僕はなにもしていないのか?)
115 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 00:57:56.92 ID:eyUNhSGgO
モバP(よかった! 僕はこの子達に関しては白なんだ!)

仁奈(モバPは本当になにも覚えてねーでごぜーますか……)

仁奈「!」

仁奈「モバPは仁奈のことも忘れちまったんですか?」

モバP「どうやらそうみたいなんだ」





仁奈「……仁奈のパパだったこともですか?」





モバP「え」

千枝「え」
116 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 01:06:55.98 ID:eyUNhSGgO
モバP「パパァ!? 僕子持ちだったの!?」

仁奈「そうでごぜーます! ひでーです!」

モバP「ご、ごめんね」

千枝「に、仁奈ちゃんいくらなんでも――」

仁奈「そしてママはここにいる千枝ちゃんでごぜーます!」

モバP「き、君がママなのか!?」

千枝「い、いや千枝は……」

千枝「……」

千枝「そ、そうですよ! 千枝が仁奈ちゃんのママです!」
117 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 01:15:54.22 ID:eyUNhSGgO
モバP(そ、そんな……僕は女子高生のペットと彼女がいて女児に夜の授業をしていて)

モバP(四葉のクローバー採取を仕事と言い張るニートでゾンビでキノコを卑猥な道具として扱い)

モバP(子持ちでこんな幼妻がいる男だったなんて――!)

モバP(い、いやさすがにこんな小さな子がママなんてありえないよな)

モバP(僕はからかわれているのか?)

モバP「もしかして僕に嘘をついていないかい?」

仁奈「信じてくれねーですか?」ウルウル

千枝「わ、私がお嫁さんじゃダメですか? もっとオトナの人のほうがいいんですか?」ウルウル

モバP「……!」

モバP(こ、こんなの反則だ……!)
118 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 01:19:25.30 ID:eyUNhSGgO
モバP(僕はこんなことを言う資格はない!)

モバP(本来であれば死ぬすべを探さなければならない時なんだが……)

モバP「……」

モバP「ああ! そうなのか! 僕は君のパパで君の旦那さんだったのか!」

仁奈「そうでごぜーます!」パァ

千枝「プロデューサーさん!」パァ

119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 01:29:36.91 ID:TH7sPoZL0
エロい人は言いました
千枝ちゃんは合法
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 01:32:27.52 ID:O5eBXye0o
ウサミンは冷たく切り捨てたのに……
121 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 01:44:28.03 ID:eyUNhSGgO

仁奈「千枝ちゃんあみものうめーですし、すげー、ママでごぜーます!」

千枝「そ、そんな仁奈ちゃん恥ずかしいよー」

モバP(この子達は子供だ)

モバP(ちょっと付き合えばすぐに飽きてくれるだろう)

モバP「それで、僕と……千枝ちゃんはパパとママなんだよね」

モバP「なにか僕と千枝ちゃんにしてほしいことはある?」

仁奈「仁奈、ずっと弟か妹がほしかったですよー!」

仁奈「だから、仁奈に弟か妹をくだせー!」

モバP「」
122 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 01:55:14.53 ID:eyUNhSGgO
仁奈「そうすれば家でも寂しくねーですよ!」

千枝「仁奈ちゃん……」

千枝「千枝、作り方わからないのでプロデューサーさん教えてください!」

千枝「それに子供が出来れば千枝も立派なオトナです!」

モバP「いや……あの……」

モバP(ど、どうするべきなのか)

モバP(こ、ここは適当に…‥・)

仁奈「……」キラキラ

千枝「……」キラキラ

モバP「……」
123 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 02:02:29.65 ID:eyUNhSGgO

モバP「パパはお仕事を思い出したから出かけるね!」

千枝「え、でもさっき記憶がないって……」

モバP「それじゃ!」タッタッタ

仁奈「あー! どこへ行きやがりますか!?」

千枝「そ、そんなに慌てて走ったら危ないですよーっ!」

モバP(すまない……! うまい返しが思いつかないパパを許してくれ……!)
124 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 02:02:59.82 ID:eyUNhSGgO
寝ます
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 02:14:22.99 ID:lvIqgTNk0
千枝は知ってる
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 02:55:45.36 ID:J1nN8fXoO
正直千枝ちゃんの年齢なら保健の授業全コマバックれたりしない限り絶対性教育受けてるはずなんよなぁ
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 03:33:04.38 ID:EEplkLAlO
睡眠代行頼んだから続きはよ
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 05:40:46.55 ID:I38A7M8zo
このPのネガティブ方向への発想が天才的すぎる…。
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 06:36:22.90 ID:ySH9xPsKo
Pはつむつむだった……?
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 07:09:18.02 ID:zAkedqiTo
P(なんなん、俺の知り合いは変態しかいないん?)
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 15:50:13.55 ID:yaykwrW70
某ジョースター卿「逆に考えるんだ、『全てのアイドル達を虜にする女誑し野郎になってもいいんだ』と」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 17:43:37.17 ID:0cyEWNtx0
自分の名前は忘れているのにそういう知識や一般常識は忘れてないのね、不思議
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 18:23:27.44 ID:glMxn8PgO
>>132
そりゃ失われたのは「自分に関すること」だけだし…
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/03(金) 20:53:10.69 ID:LAKZsGgXo
記憶喪失ってそういうもんだろ
135 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 23:51:10.74 ID:PiT5l0EIO
――

レッスン室

マストレ「今日はここまでだ」

愛梨「あ、ありがとうございました!」ハァハァ

マストレ「徐々に完成度が上がってきたな」

愛梨「はい! 家でも特訓してましたから♪」

マストレ「いい心がけだ!」

ガチャ

モバP「こ、ここはどこだ!?」
136 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/03(金) 23:55:41.01 ID:PiT5l0EIO

愛梨「あ、プロデューサーさん! おはようございます」

マストレ「む? モバP殿か。仕上がりの確認に来たのか?」

モバP「え? あ、いやあの」

モバP「あなたたちはどちら様でしょうか」

マストレ「え?」

愛梨「え?」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 23:58:07.13 ID:ooAVoMIb0
エピソード記憶と意味記憶は別定期
なにで知ったんだっけかな
138 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 00:00:34.50 ID:A3MZyPqjO

愛梨「じょ、冗談はやめてくださいよ〜」

モバP「いや冗談ではなく本当に記憶がないんです」

マストレ「……記憶喪失というやつだな」

愛梨「え、ええ!?」

愛梨「あ! じゃあ、お菓子作ったんで食べてください!」

愛梨「きっとこの懐かしい味で昔のこと思い出すかもしれません!」

愛梨「とは言っても最近あんまり食べてもらえなかったんですけど……」

モバP「い、いえ。遠慮しておきます」

モバP「記憶が戻ったら僕はまた取り返しのつかない人間に戻りそうなので……」
139 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 00:07:59.11 ID:A3MZyPqjO
マストレ「取り返しのつかない人間?」

マストレ「君は自分のことをどう認識しているのだ?」

モバP「女子高生のペットと彼女がいて女児に夜の授業をしていて」

モバP「四葉のクローバー採取を仕事と言い張るニートでゾンビでキノコを卑猥な道具として扱い」

モバP「先程小学生くらいの嫁と娘が出来ました」

マストレ「どうしたらそんなエキセントリックな認識になるのだ……」

愛梨「ぷ、プロデューサーさん娘さんができたんですか!?」

愛梨「おめでとうございます!」

モバP「は、はい。ありがとうございます」
140 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 00:18:12.85 ID:A3MZyPqjO

マストレ「どういう思考でそうなったのかわからないが君はそんな人間じゃない」

マストレ「君はアイドルの……」

マストレ「アイドルの……」

マストレ「……」

マストレ「!」



マストレ「君はアイドルだったんだ!」



モバP「僕が……アイドル?」

愛梨「ええええ!? そうだったんですか!?」
141 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 00:23:09.63 ID:A3MZyPqjO

マストレ(前々から思っていた)

マストレ(彼にはアイドルの才能があると)

マストレ(顔は平凡だが……あの、人を引きつける能力!)

マストレ(トップアイドル達でさえ引きつけてしまう彼は)

マストレ(きっとステージに経てばあらゆる人間を魅了するはずだ!)

モバP「でも、信じられませんよ。僕がアイドルなんて」

マストレ「ふむ。では、まずこの曲で踊ってみてくれ」
142 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 00:36:39.09 ID:A3MZyPqjO

テレレーテレレー

愛梨「これって『お願い! シンデレラ』ですか?」

モバP「この曲は……」

マストレ(モバP殿が去年の事務所忘年会で披露して評判が良かったらしいからな)

マストレ(きっと踊りは体が覚えてくれているだろう)

マストレ「そうだ。では、最初から流す」

マストレ「歌えるのなら歌ってもいいぞ」

テレレー♪

モバP「……」

モバP(なんだろうこの曲は……)

モバP(僕には記憶がないはずなのに)

モバP(この曲の歌詞と振りらしきものが頭の中に……)
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 00:54:09.40 ID:mHyD4xvz0
理由あってアイドル
144 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 00:54:16.26 ID:A3MZyPqjO

モバP「!」

モバP「おーねがいーシンデレラー♪」

モバP「夢はゆーめでおーわれーない♪」

モバP「うごきはじーめてるー♪」

モバP「かがやくひのーためにー♪」キラン

マストレ「!」

愛梨「!」

マストレ(こ、これは……!)

愛梨(プロデューサーさん!)

マストレ(歌唱力は某歌が下手なアイドルレベルだが…・…)

マストレ(どうして……どうしてこんなにも……)

愛梨(目が離せないんだろう!)
145 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 01:07:05.11 ID:A3MZyPqjO

モバP「――♪」

マストレ「十時、どうして目が離せないのかお前に分かるか?」

愛梨「ど、どういうことなんでしょうか」

マストレ「アイドルに大切なのは歌やダンスましてやトーク力ではない」

マストレ「勿論ないよりはあったほうがいいだろう。だからレッスンをしているんだ」

マストレ「だがレッスンなどでは身につかないアイドルにもっとも大切なもの……」

マストレ「それはこの輝きなんだ!」

愛梨「輝き……!」
146 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 01:15:33.56 ID:A3MZyPqjO

マストレ(想像以上だ……)

愛梨(プロデューサーさん……)

愛梨(プロデューサーさんは私達にアイドルだったことを隠していたんですね!)

モバP(なんだこの感じは)

モバP(僕はなぜこんなにも踊れて歌えるんだ)

モバP(なにもかもを忘れているはずのに……)

モバP「!」

モバP(そうか……僕が……僕こそが……)



モバP(アイドルなんだ!)キラン



愛梨「……!」ドキ

マストレ「……!」ドキ
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 01:16:39.00 ID:1PbzBleBO
>>137
コナンの映画
148 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 01:27:18.46 ID:A3MZyPqjO

モバP(だが待てよ……)

モバP(僕はこの人たちにおそらく自分の本性を教えていないはずだ)

モバP(僕の正体を伝えた時に困惑していたし……)

モバP(ということは、僕は自分の本性を隠してアイドルをやっていた……?)

モバP(きっと巧妙に偽り続けていたんだろう)

モバP(こんな……こんな男がみんなの夢であるアイドルでい続けていいはずがない!)

モバP「すすーもーうー♪」

シーン

パチ……

パチパチ!

愛梨「プロデューサーさん! 凄いですね」

マストレ「ふふ、当然といったところか?」

モバP「僕……僕、アイドルやめます」

愛梨「え?」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 01:30:21.02 ID:fmvuOUiV0
禁書目録じゃね?
150 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 01:31:16.15 ID:A3MZyPqjO

モバP「きっと僕がこのままアイドルを続けていたら皆さんに迷惑になります!」

モバP「週刊文春に僕の悪事を暴露されて」

モバP「ワイドショーなどにも連日取り上げられ事務所に鳴り止まないコールの音……」

モバP「ダメだ! やはり僕は生きていてはいけない!」

モバP「すみません! 失礼します!」タッタッタ

愛梨「プロデューサーさん!?」

愛梨「行ってしまいました……」

マストレ「……」

マストレ「今後入ってくる新人アイドルの目の前で、必ず踊ってもらうよう記憶が戻ったら交渉してみるか」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 01:38:30.22 ID:ptD7/d5L0
周りにまともな人が居ないな
今は亡きちひろくらいか
152 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 01:52:04.63 ID:A3MZyPqjO
―――

公園

モバP「やっと戻ってこれた……」

モバP「なんて広さなんだあそこのビルは」

モバP「はぁ……」

モバP「それにしてもどうやって死ねばいいのか」

奈緒「プロデューサー……?」

モバP「君は……」

奈緒「プロデューサーじゃん! え!? セットが倒れて病院に運ばれたって…・…」

奈緒「ま、まさか幽霊……」

モバP「いや、幽霊っていうよりかゾンビかな」

奈緒「は?」
153 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 01:58:15.50 ID:A3MZyPqjO

奈緒「いやいや、モバPさん小梅に影響され過ぎでしょ」

モバP「実は……」

……

奈緒「記憶喪失……?」

モバP「そうみたいなんです」

奈緒「え!? なおさらなんでここにいるのさ!」

奈緒「早く病院に戻らないと……」

モバP「青い瞳の子とリボンをした子が揉め始めて」

モバP「蛍色のジャケットを着た人に逃げてと言われたので……」

奈緒「……」
154 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 02:02:52.89 ID:A3MZyPqjO
奈緒「あのさ。その二人になんか言われた?」

モバP「はい。僕は青い瞳の子をペットに飼っていたらしいです」

奈緒「」

モバP「リボンの子とはカップルだったらしくて…・…」

奈緒「あの二人は……」

奈緒「モバPさんはさ。自分はどういう人間だって認識してるの?」

モバP「女児に対して――」

モバP「そしてアイドルらしいんです」

奈緒「色々突っ込み所が多すぎるよ!」
155 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 02:05:51.48 ID:A3MZyPqjO
モバP「え! でもだって……」

奈緒「わかったよ。じゃあ、私が一つずつ否定してってやる」

奈緒「まず青い瞳の子だけどえっと……こいつだろ」

モバP「そうですそうです!」

モバP「この写真に僕が写ってますけど……」

モバP「なにかを嫌がっている?」

奈緒「凛が無理矢理私の散歩をしてって迫ってたときの写真だよ」

奈緒「普通に断ってたけどな」

モバP「なるほど……」

奈緒「雰囲気見れば断ったってわかるだろ?」
156 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 02:08:52.50 ID:A3MZyPqjO
奈緒「それからまゆについては――」


奈緒 説明中


モバP「……」

奈緒「どうだ?」

モバP「全部……嘘だったんですね」

奈緒「まぁ、みんなちょっとおふざけしたくなっただけだよ。きっと」

奈緒「最後にモバPさんの正体だけどさ」

奈緒「実はアイドルのプロデューサーなんだよ」

モバP「……そういえばみんな僕のことをプロデューサープロデューサーって」

奈緒「今頃か……」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 02:10:14.90 ID:WQAyOVr90
奈緒とかいう天使
158 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 02:17:32.48 ID:A3MZyPqjO
モバP「でもよかったです。後もう少しで自殺しているところでした」

奈緒「それは本当によかったな……」

奈緒「しっかし、どうするかな。病院には戻れないし」

奈緒「んー」

モバP「……」

モバP「凄く僕のことを真剣に考えてくれてるんですね」

奈緒「当たり前だろ。モバPさんはあたしにとって……」

奈緒「まぁ……その……なんだっていいだろ!」

モバP「……」

奈緒「とりあえずモバPさんもなんか考えろよな」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 02:20:17.18 ID:re5fyZtHO
記憶云々をレミニセンスで知ってごめんよ…
160 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 02:23:14.31 ID:A3MZyPqjO

モバP「……もしかしてなんですけど」

奈緒「なんだよ」

モバP「僕とあなたは付き合っていませんでしたか?」

奈緒「は、は、はぁ!? 何言ってんだよ! バカじゃないのか!? バカじゃないのか!?」

モバP「で、ですよね! いや、なんか無条件に凄く優しくしてくれるし」

モバP「あなたを見ているとなんていうか……」

モバP「で、でも違うんですもんね!」

奈緒「そ、そ、そうだよ! あたしとモバPさんはアイドルとその担当! それ以上でもそれ以下でもないし!」

モバP「そっか……そうですよね」シュン

奈緒(なんだよ……なんなんだよその反応はぁ!)

161 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/04(土) 02:23:47.75 ID:A3MZyPqjO
寝ます
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 02:28:55.53 ID:ORo8Vp5yO
代行だしておくか
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 02:34:23.59 ID:JL6YXU+Yo
>>137
魔探偵ロキ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 02:47:26.89 ID:ugnj+Xwho
小学生の嫁がいるのに女子高生と不倫してたんだよな
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 05:41:03.07 ID:MVIiR9cNo
奈緒とかいう天使
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 14:31:55.79 ID:tkW2qfX2O
これは巧妙な奈緒スレ
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 16:42:10.50 ID:ihOMEhpko
はやくしろ部屋でも寒いぞ
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 23:46:26.79 ID:5nxE8qvzO
二十歳越えのやばいやつらに会わなくてよかったな
169 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 14:52:03.70 ID:N+2xTtKbO

また携帯からです
170 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 14:56:31.99 ID:N+2xTtKbO

モバP「.........」

奈緒「..........」

奈緒(どうすんだよこの空気)

奈緒「そ、そうだ! 記憶を取り戻す方法を探そう!」

モバP「そ、そうですね!」

奈緒「アニメとかだともう一度強い衝撃を与えると治ったりするみたいだけど....」

モバP「い、痛いのは嫌です」

奈緒「だよなぁ」
171 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 15:11:23.97 ID:N+2xTtKbO

奈緒「じゃ、モバPさんの家に行くとか」

奈緒「ほら、自分の持ち物とか見たら思い出すかも」

モバP「でも自分の家の記憶が....」

奈緒「大丈夫! 私が覚えているからな!」

奈緒「あ、でも鍵か....」

モバP「それらしきものならポケットに」

奈緒「おお。それはモバPさん家の鍵で間違いないはず」

奈緒「よし。タクシー捕まえるか」
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 16:52:37.92 ID:vXbLIV/0o
記憶喪失ってただでさえ精神的ストレスやばいのに嘘の記憶とかやられたらマジで大変だろうな
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 17:18:24.42 ID:DkwXFUIOO
誰の鍵かな?
174 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 17:34:55.24 ID:xOuSgKnAO

..........

モバP宅 前

カチャ

モバP「あ、本当に僕の家の鍵だったんだ」

奈緒「なんだよ。信用してなかったのか?」

モバP「いえ、そういうわけではなかったんですけど....」

モバP「それにしてもなぜ奈緒さんは僕の家の場所と鍵を?」

奈緒「た、たまたまだって! 変な勘違いとかすんなよな」

モバP「で、ですよねー」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 20:28:11.08 ID:E6B8LmBbO
そうだよ、たまたまストーカーしてただけだって
176 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 22:07:03.85 ID:y0+OmOBlO
――

モバP宅

モバP「ここが僕の家……」

奈緒「そうだな」

モバP「……」

奈緒「……」

ガラーン

モバP「なにもなくないですか?」

奈緒「た、確かにそうだね……」
177 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 22:11:15.59 ID:y0+OmOBlO

モバP「ベッドにテレビと机だけって……」

奈緒「まぁ、前来た時もこんな感じだったよ」

モバP「前とは?」

奈緒「事務所の忘年会の二次会を無理矢理ここでやったんだよ」

モバP「無理やりって……」

奈緒「あの時の年長組の圧力は凄かったなぁ」

モバP「当時の僕は大変だったでしょうね」
178 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 22:14:50.73 ID:y0+OmOBlO

奈緒「とりあえずなにかないか探してみる?」

モバP「んーそうですね。なにかありそうなのはベッドの下……ですかね」

奈緒「!」

奈緒「い、いや! そこはやめておいたほうがいいんじゃないかなーなんて」

モバP「どうしてですか?」

奈緒「ど、どうしてってモバPさんがそんなの一番よく知ってるじゃん!」

モバP「記憶喪失なものですから……」

モバP「出来れば説明して頂けるとありがたいです」

奈緒「む、無理だって! 私の口から言えるわけないよ!」
179 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 22:24:31.30 ID:y0+OmOBlO

モバP「では、自分の目で確かめてみますね」

奈緒「うわー! ダメだって!」

モバP「これは……」

モバP「CD、ですね」

奈緒「え?」

モバP「ニュージェネレーション初地上波映像……」

奈緒「どういうことだ……?」ゴソゴソ

奈緒「あ! こっちは私が始めてテレビに出た日の日付が書いてある!」
180 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 22:49:00.64 ID:y0+OmOBlO
モバP「それで……ここを漁るのをなんでやめたほうがよかったんでしょうか」

奈緒「あ、あはは! そうだ! これ見ればなにか思い出すかも知れないから早速みようよ!」

モバP「そうですね。えっとレコーダーは……」

奈緒(う、上手く誤魔化せた)

モバP「あ、映りましたね」

奈緒「よし。じゃあ、モバPさんの記憶が戻るまで耐久レースだ!」
181 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 22:51:51.81 ID:y0+OmOBlO

……

奈緒「はぁ……これでもダメか」

モバP「すみません」

奈緒「モバPさんさっきから謝ってばっかじゃん」

モバP「いえあの……僕のためにわざわざ申し訳ないなって」

モバP「もうこんな夜の遅い時間ですし」

奈緒「気にしないでよ。私だって好きでやってるんだから」

奈緒「モバPさんには早く記憶取り戻してもらいたいし」

モバP「そうですよね。早く昔の僕に戻ってもらいたいですよね」
182 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:01:37.64 ID:y0+OmOBlO

奈緒「まぁ、それは別にいいかな」

モバP「え?」

奈緒「勿論戻って欲しいって気持ちもあるけど……」

奈緒「記憶があってもなくてもモバPさんはモバPさんだよ」

モバP「でも僕は自分のこと、あなたのこともその思い出さえも忘れているのに……」

奈緒「それは……そうなんだけどさ」

奈緒「私に関してはこれからまた思い出を作っていけばいいよ」

奈緒「春が来てお花見して、夏はそうだな……海はだめだよ! なんか恥ずいし……」

奈緒「そうそう。花火とかがいいな。秋は美味しいものでも一緒に食べてさ」

奈緒「冬は朝までアニメ鑑賞会……なんて」

奈緒「まぁそうやってまた新しく思い出を作っていけばいいよ」
183 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:05:34.99 ID:y0+OmOBlO
モバP「……」

奈緒「あああ、なんか変なこと言っちゃったな!」

奈緒「深夜テンションだから大目に見てね」

モバP「好きです」

奈緒「は?」

モバP「僕はあなたに恋をしました!」

奈緒「へぇ? あ、なんだって?」

モバP「好きです僕と付き合ってください!?」

奈緒「だ、ダメだって! 私はアイドル……っていうか未成年だし!」

モバP「18歳になるまで待ちます!」

モバP「僕は性犯罪者ではないので!」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:09:31.41 ID:LT25u89A0
必然
185 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:16:37.63 ID:y0+OmOBlO
奈緒「で、でもさ! 記憶が戻った時はどうするのさ!」

モバP「それは……きっと大丈夫です!」

奈緒「てきとうだなおい!」

モバP「あなたは、あなたは嫌なんですか?」

奈緒「嫌……ではない……けど……」

モバP「じゃあ、お試しでもいいんで付き合ってください!」

奈緒「え、ちょ、近いって」

モバP「奈緒さん……」ジー

奈緒「で、でもでもでも私可愛くないしモバPさんならもっと選り取りみどりだろうし……」

モバP「僕は奈緒さんがいいんです!」

186 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:19:34.71 ID:y0+OmOBlO

奈緒「……」

奈緒「ちょ、ちょっと考えさせてくれー!」

モバP「奈緒さん!」

――

トイレ内

奈緒「ど、どういうことだ……私のなにがよかったんだろう」

奈緒「それよりも付き合うって……私とモバPさんが?」

奈緒「あ、ありえないありえない!」
187 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:25:16.75 ID:y0+OmOBlO
奈緒「だって私とモバPさんが付き合ったら……」

……

車内

モバP『お疲れ。さ、早く帰るぞ』

奈緒『あんまり飛ばしすぎんなよー?』

モバP『……ちょっと寄り道してもいいか?』

奈緒『寄り道?』

モバP『ああ、お前と一緒に夜空を見に行きたくてな』

奈緒『夜空って……この時期寒いぞ?』

モバP『大丈夫だよ。寄り合えば暖かいさ」

奈緒『モバPさん……』

……

奈緒「……」

奈緒「悪くないな……」

188 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:38:27.83 ID:y0+OmOBlO
奈緒「ってー! なにまじになってんだよ!」

ピロロロ

奈緒「電話? 誰からだろう……」


『渋谷 凛』


奈緒「……凛?」

ピ

奈緒「なんだよ。どうかしたのか?」

凛『……ラブコメの波動を感じたんだけど』

奈緒「なんで凛がそんな言葉知ってるんだよ」
189 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:45:01.96 ID:y0+OmOBlO

凛『どうでもいいことなんだけどさ。奈緒って今どこにいる?』

奈緒「どこって……自分の家だよ」

凛『ふーん。これもまたどうでもいいことなんだけどさ』

凛『プロデューサーの家の電気が点いてるんだけど奈緒なにか知ってる?』

奈緒「は、はぁ!? そ、そりゃ家に帰ってれば電気くらい点けるだろ」

凛『……奈緒って確かプロデューサーの状況知ってたはずだよね?』

凛『ていうか私が教えてたし』

奈緒「あ」
190 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:48:04.33 ID:y0+OmOBlO

奈緒「い、いや! 今のは勘違いしてて――」

凛『そういえば奈緒ってさ』

凛『最近プロデューサーがアイドル避けてる話知ってた?』

奈緒「あ、ああ。風の噂程度だけど」

凛『そのプロデューサー。なぜか奈緒だけはあんまり避けてなかったよね』

奈緒「……」

凛『ねぇ。奈緒は私のこと裏切らないよね。ね?』

奈緒「」

凛『今からそっちに――』

ピ

191 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:50:03.82 ID:y0+OmOBlO
奈緒「……」

奈緒「やばいことになったぞ……」

ピロロロ

『佐久間 まゆ』

奈緒「ああああ、もっとやばいやつから電話が!」

奈緒「い、一応出ておくか」

ピ

まゆ『動かないでくださいね』

ツーツーツー

奈緒「……」

奈緒「あ、私死んだなこれ」
192 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/07(火) 23:50:34.79 ID:y0+OmOBlO
寝ます
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:51:31.01 ID:TAbHpjot0
(奈緒が永遠に)寝ます
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 00:00:21.54 ID:P5qIAjcz0
月のある夜も気を付けな
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 00:53:38.13 ID:B7t42E1d0
選び放題ではあるけど中身がヤバイ
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 01:25:59.70 ID:G4n/EQLpO
北風と太陽
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/08(水) 08:15:52.83 ID:Mtk0wPOlO
当然のようにプロデューサーの家を知ってる2人……燃やすためかな?
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 09:23:55.38 ID:vw3s91gn0
千川と神谷、接する態度は似たり寄ったりなのに何故差がついてしまったのか
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 14:44:05.15 ID:bWCpVsgIO
妄想ピュアすぎか やっぱ奈緒かわ
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 15:52:18.73 ID:zTNxeCMlo
奈緒よ向こうでも加蓮と仲良く眠ってくれ
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 20:15:11.27 ID:4/uLZQFlO
加蓮は死んでないよ!?
202 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 20:39:49.36 ID:UXbVXviWO
奈緒(とりあえずここを出よう!)

奈緒(あいつらに捕まったらなにされるかわからないし)

ガチャ

奈緒(付き合う付き合わないの話はその後だ!)

ドンドン

奈緒「……!」ピク

モバP「誰かいらしたんですか?」

奈緒「モバPさん! 出ちゃダメだよ!」

凛『ふーん。やっぱり奈緒そこにいたんだ』

奈緒「ヒッ!」
203 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 20:44:50.43 ID:UXbVXviWO

まゆ『うふふ、いい子ですから鍵を開けてもらってもいいですかぁ?』

奈緒「モバPさん逃げよう!」

モバP「逃げると言ってもどこへ――」

?「こっちです!」

モバP「あなたは!」

奈緒「ち――」

ちひろ「さぁ! このベランダのロープから外へ!」

奈緒「ちひろさん!」
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 20:52:06.41 ID:T9mETpbP0
サンキューちっひ
205 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 20:53:15.24 ID:UXbVXviWO
奈緒「どうしたんだよ! そんなボロボロで……」

ちひろ「あの二人を相手にしてたらね」

ちひろ「それよりも! ここは私にまかせて先に行って!」

奈緒「でも……」

ちひろ「大丈夫。必ず追いつくから」

奈緒「……わかった」

奈緒「モバPさんほら」

モバP「は、はい」
206 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 20:54:52.41 ID:UXbVXviWO

ちひろ「あ、プロデューサーさん。記憶が戻ったら……」

モバP「なんでしょう」

ちひろ「いえ、なんでもありません」

ちひろ「さぁ早く!」

奈緒「絶対追いついてよ!」

モバP「よくわかりませんがここは頼みます!」

ちひろ「……」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 20:56:14.08 ID:t4fFwD75o
珍しくちひろが頼もしい
208 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 20:59:05.16 ID:UXbVXviWO

ちひろ「私も馬鹿ね。こんな一銭にもならないこと」

ちひろ「まぁ、プロデューサーさんを守るためだから仕方がないか」

ガチャ

まゆ「うふふ、開けてくれないから無理矢理開けてしまいました」

凛「……プロデューサーがいない」

ちひろ「ふふ、あの二人を追いたいならまずはこの私を倒してからにしなさい!」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 20:59:39.20 ID:eCSG8oMYo
だって記憶戻らなかったらお金巻き上げれないじゃないですか!
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 21:00:41.76 ID:HLkNoV3yo
なんだよこの少年漫画的展開は
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 21:06:45.85 ID:P5qIAjcz0
さよならちっひ、君の事は忘れない…
212 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 21:09:24.66 ID:UXbVXviWO

……

奈緒「はぁ……はぁ……!」

奈緒「どこか遠くまで逃げよう!」

モバP「!」

モバP「愛の逃避行というやつですね!」

奈緒「あ、愛って!」

モバP「大丈夫です! 僕が絶対あなたを守りますから!」ギュ

奈緒「て、手ぇ握んなし……」

モバP「二人で誰も知らない土地に行きましょう!」

モバP「そして奈緒さんが仰ってたみたいに二人だけの思い出を作りましょう!」

奈緒「二人だけの……思い出」

213 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 21:14:49.30 ID:UXbVXviWO

モバP「僕ら二人なら絶対上手くやっていけます」

モバP「新しい土地でも力仕事ならすぐに雇ってくれると思いますし」

モバP「そうしたら二人で家を借りて暮らしましょう!」

奈緒「暮らす……」

モバP「最初は貧しいでしょうけど、僕凄い頑張るんで!」

モバP「そうしたら子供も作って……幸せになりましょう!」

奈緒「……」

奈緒「ずっと私を見ててくれなきゃ嫌だからな」

モバP「! は、はい! わかりました!」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 21:16:03.37 ID:Esvi3XF4o
えんだああああああ
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 21:19:33.46 ID:x/EmSqKA0
いやァァァァァwww
216 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 21:27:14.00 ID:UXbVXviWO

一同『ちょっと待って』

奈緒「ん?」

?「わかるわ。学生結婚なんて憧れるものね」

?「P君を誑かすなんて奈緒ちゃんタイホしちゃうぞ♪」

?「記憶喪失を内緒にしているなんてそりゃないっしょ(内緒)ー」

?「プロデューサーは絶対野球やったほうがいいよ! 今からキャッツの一員になろう!」

奈緒「あ、アナタ達は……!」

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 21:30:46.61 ID:tVqJN2XDO
楽しい惨劇《パーティー》の始まりだー!!
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 21:38:58.62 ID:P5qIAjcz0
悪魔が来りて…
219 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 21:48:17.88 ID:UXbVXviWO

奈緒「川島さん! 早苗さん! 楓さん! 友紀さん!」

瑞樹「奈緒ちゃん。悪いことは言わないからプロデューサーをこっちに渡しなさい」

瑞樹(これを逃したらまた私の婚期が……既成事実を作らないと)

早苗「迷い人はちゃんと警察が保護しなきゃだからね」

早苗(P君を上手く丸め込んで朝までハシゴ酒……)

楓「なんだか面白そうだったので」ニコ

友紀「プロデューサー運動神経いいんだから早くキャッツのプロテストを受けに行こう!」

友紀(そうすればコネが出来ていい席で試合観戦とかできるかも!)

奈緒「約一名を除いて邪な感情が強い……」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 21:49:00.55 ID:Xzl83FrQO
三十路と言う
221 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 21:51:29.55 ID:UXbVXviWO

凛「皆ちょっと落ち着いてよ」スタスタ

ズルズル

まゆ「そうですよぉ。うふふ、まゆがプロデューサーさんを守ってあげないと」スタスタ

ズルズル

奈緒「ふ、二人共早すぎないか!? ちひろさんは……」

ちひろ「……」チーン

モバP「あ……」

奈緒(首輪にリボンを付けられて引きずられてる……)
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 21:53:57.85 ID:36lWoz+ho
あのちひろを倒しただと?
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 21:57:40.92 ID:P5qIAjcz0
課金をしないから…
224 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 22:05:11.38 ID:UXbVXviWO

瑞樹「お子様はもう帰る時間よ」

早苗「そうよ。補導しちゃうわよ?」

楓「歩道で補導……ふふ」

凛「いい年した大人が寄ってたかって記憶喪失の人間を襲おうとしているなんて」

まゆ「見ていられませんからねぇ」

奈緒(どの口が言っているんだ)
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 22:05:23.12 ID:ciM50FdfO
制裁を奈緒にして
奥さん:千枝
娘:仁奈
彼女:まゆ
ペット:凛
愛人:他全員
にすれば全て解決だ
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 22:07:53.37 ID:tVqJN2XDO
>>225
奈緒になんの恨みがあるんだ
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 22:08:23.96 ID:G9HCj9PrO
>>225
?「正妻を制裁…ふふっ」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 22:16:08.01 ID:wdnGvLv5O
だ、大丈夫だ、このちひろを倒しても第2第3のちひろが…(震え声)
229 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 22:17:41.69 ID:UXbVXviWO
凛「それよりも奈緒だよ。抜けがけしてプロデューサー独り占めしてさ」

一同『……』チラ

奈緒「あ、いや。これは成り行きというか……」

奈緒「ていうか! 元はといえばお前らが問題で色々無茶苦茶になったんだろうが!」

凛・まゆ『記憶にございません』

奈緒「こいつら……」

モバP「奈緒さんをいじめないでください!」バ

奈緒「モバPさん……」キュン

一同『……』イラ
230 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 22:23:48.70 ID:UXbVXviWO

モバP「安心してください。さっき約束した通り僕があなたを守りますから」

奈緒「そ、そういう恥ずかしいこと皆の前で言うなよ!」

モバP「す、すみません。思わず」

奈緒「べ、別にいいけどそういうのは二人だけの時にしてくれよな……」

モバP「奈緒さん……!」

奈緒「なんだよその顔は! 馬鹿にしてんだろ」ポカポカ

モバP「はははは」

イチャイチャイチャイチャ

一同『いちゃいちゃすんなやゴラァ!』

モバP・奈緒「…」ピクン
231 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 22:30:21.29 ID:UXbVXviWO

凛「あーあ。久しぶりに切れちゃったよ」

瑞樹「一時休戦ね。わかるわ」

まゆ「ҖҚՂԺԹՒՒՂҖ」

早苗「まずは奈緒ちゃんから逮捕ね」

楓「ふふ……ふふ」ニコニコ

友紀「とりあえず奈緒ちゃんには報復死球を……」

奈緒(や、やべぇ……絶対死んだわこれ)

232 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 22:43:21.45 ID:UXbVXviWO

奈緒「とりあえずモバPさんはどこかに逃げて!」

奈緒「あいつらの狙いは私だから!」

モバP「いえ! 奈緒さんを置いてはいけませんから!」

モバP「奈緒さんこそ逃げて――」

奈緒「いいから! ……モバPさんの言葉嬉しかったよ」

奈緒「でもさ、こうなっちゃうんだよ」

233 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 22:47:14.02 ID:UXbVXviWO

モバP「奈緒さん……」

奈緒「そんな顔すんなよ。さすがに命だけは大丈夫……のはずだからさ」

奈緒「落ち着いたらまた色々と話そうよ」

モバP「けど!」

奈緒「女のワガママを聞くのも男の甲斐性ってどっかの漫画に書いてあったぞ」

モバP「……」

モバP「誰か……誰か仲間を連れてきます!」タッタッタ


234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 22:48:03.79 ID:V6akGzQm0
なおなお…ええ女や
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 22:50:27.90 ID:P5qIAjcz0
仲間って誰かおるやろか?
236 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 22:52:40.07 ID:UXbVXviWO

凛「覚悟はいいよね?」

奈緒「ただでやられるつもりはないからな」

奈緒「同じグループだからって手加減しないぞ!」


……


ギュ

モバP「おわ!」ビタン

モバP「いてて……」

モバP「誰かが僕の脚を……」

ちひろ「……」

モバP「あなたは……」

ちひろ(這いつくばって追いかけてきました)

モバP(直接脳内に!)

237 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 22:55:47.76 ID:UXbVXviWO

ちひろ(力が……力がほしいですか?)

モバP(奈緒さんを助ける力がもらえるんですか?)

ちひろ(あなたが欲すれば……)

モバP(是非……是非ください!)

ちひろ(ならば授けます)

ちひろ(具体的にはあそこにあるコンビニでプリペイドカードを)

ちひろ(五万円分くらい私にお布施をすれば力を与えます)

モバP(なんでそんな生々しいんですか)

モバP「まぁいいです! 買ってきます!」
238 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 22:58:17.38 ID:UXbVXviWO

モバP「とりあえず服の中に入ってた財布全額プリペイドカードに変えました!」

ちひろ(ではこのドリンクを……)

モバP「これは……」

ちひろ(スタドリスーパーです)

ちひろ(それを飲めばたちまち髪の毛が金髪になってあんなことやこんなことができます)

モバP「そうなんですね!」

モバP「では早速……!」

モバP「う……」

モバP(なんだろう。このドリンクを見ていると頭が……)
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 22:58:56.60 ID:zGK4SJxYO
やっぱりちっひはちっひだったか
240 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:03:25.94 ID:UXbVXviWO

モバP(マラソン……サバイバル……)

モバP(あ……なんかおぼろげな記憶の断片が……)

モバP(と、とりあえずこれを飲もう!)

モバP(そして奈緒さんを……!)

ゴキュ

モバP「!」

モバP「一口飲んだだけで体中に力が……力が!」

モバP「……」

モバP「……」ピ ピ ピ

モバP「きらりか。今からいうメンバー全員事務所に集めてくれるか」

モバP「報酬は杏を一日好きに出来る券だ」
241 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:07:20.32 ID:UXbVXviWO

―――

モバP「……」

アイドル一同『……』

モバP「まずは智絵里だな」

智絵里「はい……」

モバP「なんていうか。うん。四葉のクローバー集めをしたいがためにあんなことをもう二度としないように」

智絵里「すみません……」

242 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:10:51.38 ID:UXbVXviWO
モバP「小梅はありがとうな。危うく死ぬところだった」

小梅「うん……危なかった……」

モバP「ゾンビの件は不問にしておくな」

モバP「菜々は……」

菜々「……」

モバP「ごめんなさい」

菜々「普通に謝らないでください!」

モバP「必要であれば文章にしてしっかりとした謝罪を致しますがどうなさいますか?」

菜々「その敬語が逆にナナのハートに効くんですよ!」
243 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:14:32.08 ID:UXbVXviWO
モバP「輝子は……なにもしてないな」

輝子「フヒヒ……そ、そうだな。最初はびっくりしたけど……戻ってよかったな」

モバP「マストレさん。愛梨」

マストレ「あれはあれで新しい発見だったろう」

愛梨「はい! 勉強になりました!」

モバP「愛梨は置いといてマストレさんふざけ過ぎなんですよ!」

マストレ「ふざけてなんかいないぞ。モバP殿のアイドル計画……」

マストレ「これは常務に相談すべきかもしれん」

モバP「やめてください」
244 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:19:41.93 ID:UXbVXviWO
モバP「川島さん、早苗さん、楓さん、友紀」

モバP「アナタ達いい年してなにやってるんですか」

瑞樹「その……」

早苗「ちょっとしたイベントみたいで……」

楓「気分が高揚して……」

友紀「とりあえず朝のスポーツニュース始まるからテレビつけていい?」

モバP「友紀以外は反省の色が見られるので不問にします」

モバP「友紀は一週間断酒な」

友紀「そ、そんなぁ!」
245 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:22:15.15 ID:UXbVXviWO
モバP「小学生組は悪気は一切なさそうだったし叱る必要はないとして」

モバP「お前ら二人は完璧悪意があっただろ」

凛「悪意じゃないよ」

まゆ「好意です」

モバP「お前ら……」
246 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:27:42.40 ID:UXbVXviWO

モバP「お前らは一ヶ月俺とは違うPに現場を回ってもらうからな」

凛「そんな!」

まゆ「酷いですよぉ」

凛「誰に散歩を連れてってもらえばいいの!?」

モバP「一人でやってくれ」

まゆ「まゆのお弁当は誰が食べてくれるんですか?」

モバP「ハナコが食べてくれるってさ」

モバP「お前ら本当に反省してないのな」ハァ

モバP「お前ら。ちひろさんをあんな目に合わせておいて」

ちひろ「私がなんですか」ツヤツヤ

モバP「……」

ちひろ「なんだかお金もらったあたりで一気に回復しちゃいました♪」

凛「ピンピンしてるじゃん」

モバP「ごほん」

モバP「とりあえずお前らには反省してもらう以上だ」
247 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:31:36.40 ID:UXbVXviWO

……

ちひろ「これで一段落ですね」

モバP「ご迷惑をおかけしました」

ちひろ「私は別になにもしてないですよ」

モバP「いえ、あの病院の一件と自宅の件は凄い助かりましたよ」

モバP「しかしスタドリを飲んで記憶が戻るとは……」

ちひろ「スタドリは記憶の混乱を抑える作用もあったようですね」

モバP「いや、単純にあの味のおかげで思い出しただけのような…・…」
248 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:34:10.72 ID:UXbVXviWO

ガチャ

奈緒「……おう」

モバP「な、奈緒か」

ちひろ「……」

ちひろ「あーいけない。そういえば朝ごはんを買いに行かないと」

ちひろ「事務所の留守番はプロデューサーさんと奈緒ちゃんに頼みますね」

ガチャ

バタン

奈緒「……」

モバP「……」
249 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:36:07.60 ID:UXbVXviWO

モバP「怪我とか大丈夫か?」

奈緒「うん。平気」

「……」

奈緒「あのさ。記憶がなかったときのやつなんだけど」

モバP「ごほん」

奈緒「ごめん」

モバP「謝るな」

奈緒「あ、じゃあさ。凛から聞いたんだけど私だけ避けなかったのって……」

モバP「なにも答えられない。いいな?」

奈緒「……そうだよな」
250 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:38:07.35 ID:UXbVXviWO
奈緒(なんだよ……なんでそんな冷たい感じなんだよ)

奈緒(さっきまであんな私を……)

奈緒(って、昔に戻っただけなのになに寂しがってんだよ)

奈緒(プロデューサーは大人としてアイドルのPとしてしっかりとした態度をとってるだけじゃん)

奈緒(ああ、もうなんでこんなにもやもやすんだよ!)

モバP「奈緒」

奈緒「え?」
251 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:40:17.03 ID:UXbVXviWO

モバP「ほら」

奈緒「これ……指輪の折り紙?」

モバP「さっき急いで折ったんだ」

奈緒「ど、どういう意味だよ!」

モバP「まぁ……その……なんだ」

モバP「記憶がなくてもああいうことを言ってしまった手前責任を取らないのもどうかと思ってな」
252 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:43:38.80 ID:UXbVXviWO

モバP「ただ本物は渡せないぞ」

モバP「お前の年齢もあるしなによりアイドル」

モバP「俺は今までと変わらずお前と接していくつもりだ」

モバP「ただ……年齢も適齢になってなおかつアイドルを卒業して」

モバP「その指輪を持ってたら……」

モバP「本物に交換してやるよ」

奈緒「……」

モバP「……俺とそういう風になるのは嫌か?」

奈緒「……」フルフル

モバP「だったら笑えよ」
253 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:52:37.13 ID:UXbVXviWO

奈緒「わ……わらえる……笑える訳ないだろ!」ポロポロ

モバP「はは、そう言うなって」

奈緒「馬鹿……! キザ……! 仕事マシーン! 女子高生に手を出す変態……!」

奈緒「でも……でも……」

モバP「ゆっくりでいいぞ」

奈緒「自分でも恥ずかしいくらい今、幸せだって思っちゃってるよ……」

モバP「…・…そっか」

end
254 : ◆tsGpSwX8mo [saga]:2017/11/08(水) 23:56:10.07 ID:UXbVXviWO
ということでこれを見た人は皆さん神谷奈緒の恒常SSRが出るまでガチャを回しましょう。
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/08(水) 23:59:27.74 ID:aJZvYKQg0
記憶がなくなるのは怖い
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 00:01:27.06 ID:SkR2D9Vxo
257 : ◆tsGpSwX8mo [sage]:2017/11/09(木) 00:02:43.27 ID:XLxGFHynO
もしよかったら前作も

モバP「金がないからオークションに私物を出品することにした」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509122789/
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 00:05:40.63 ID:f1zgKa3b0
既に持っている俺
高見の見物
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 00:15:56.84 ID:gRkrgmwfo
>>258
そんな貴方に限定奈緒
ちひろはフルボッコにされても復活するとか化け物か
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 01:05:33.67 ID:pmH3ueN7o
1度でもちひろを倒した渋谷と佐久間を誉めるべき
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 01:15:34.48 ID:NpFhTKdWo
一度倒してからが本番なのが
りゅうおう
ハーゴン
ちひろ
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 01:57:42.70 ID:FYbi4jgq0
記憶無くしたのもちひろさんの謀略だろうな
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 06:45:16.95 ID:IXHdh+ZoO
財布の中身程度で助けてくれるちひろさんマジ天使
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/09(木) 09:47:55.45 ID:r2eAhEjD0
おつ
さて祝儀袋にお金入れて礼服用意しなきゃ
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 10:55:40.49 ID:dQERBX+/0
このスレを読んで
みんなも限定奈緒に備えよう
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 15:06:52.87 ID:bZWf2BkjO
スタドリスーパーの味で記憶が戻った
つまりちひろが普段からモバPに買わせてたのは…
これ以上は詮索しないようにしよう(恐怖心)
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/09(木) 21:13:21.83 ID:bgzsJeg00
乙!や奈N1
今月は限定奈緒復刻だよみんな回そう
85.46 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)