ちひろ「プロデューサーさんが記憶喪失!?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/01(水) 15:22:44.51 ID:Ztn8VpUBO

注意書き

キャラ崩壊

誤字脱字

お前いっつも記憶なくなってんなというツッコミはなしで

以上が大丈夫な人で

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509517364
2 :saga :2017/11/01(水) 15:35:33.95 ID:SkECS+gXO

まゆ「まゆお弁当作ってきましたぁ」

モバP「あー今日は弁当を持ってきてるから...悪いな」

........

桃華「Pちゃま本日はわたくしとディナーをご一緒しませんか?」

モバP「すまん。今日は接待があってだな」

.......

楓「折角2人で帰るんですからお酒でも飲んで行きませんか?」

モバP「この後まだ仕事があるんで.....」

.......

凛「プロデューサー。私の散歩に行こうよ」

モバP「頼むから1人で行ってくれ」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 15:38:03.87 ID:SkECS+gXO


ちひろ「.....プロデューサーさん凄く気になってることを聞いてもいいですか?」

モバP「なんでしょう」カタカタ

ちひろ「なんかアイドルのこと避けていませんか?」

モバP「....」

モバP「やっぱりわかりますか?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 16:11:05.46 ID:SkECS+gXO

ちひろ「アイドルが入り始めの頃はそんなことなかったじゃないですか」

モバP「最初は俺も普通に接したんですけど徐々にアイドルたちの行動がエスカレートしていってる気がしたんで....」

モバP「このままだと週刊誌に書かれたりとかして大変かなって思ったんですよ」

モバP「俺の自意識が過剰なだけなんですかね?」

ちひろ「いえプロデューサーとしては間違ってはいないと思いますけど」

ちひろ「ただアイドルの中ではプロデューサーさんに嫌われたんじゃないかという声が....」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 16:37:17.54 ID:SkECS+gXO

モバP「難しいものですね。俺の口からそれを伝えても傷ついてしまうだろうし」

ちひろ「大丈夫ですよ。私からそれとなく伝えておきます。

モバP「いいんですか?」

ちひろ「このままあの子達が落ち込んでいるのも見て入られませんし」

モバP「すみませんお願いします」

モバP「じゃ、今からスタジオに顔を出しに行くので」

ちひろ「はい。いってらっしゃい」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 17:00:54.44 ID:HSn4ZtA6o
お前いっつもアイドルに好意寄せられてるな
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 17:24:40.87 ID:SkECS+gXO

......

数時間後

ちひろ「......」カタカタ

プルルルル



ちひろ「はい。○○プロの千川です」

ちひろ「え?? スタジオのセットが倒れてうちのプロデューサーが下敷きに!?」

ちひろ「はい。はい。搬送先の病院は....かしこまりました」



ちひろ「プロデューサーさん.....」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 17:38:29.04 ID:SkECS+gXO

......

病院

ガチャ

ちひろ「失礼します」

医者「あなたがモバPさんの会社の人ですか?」

ちひろ「はい」

医者「本来ならばご家族の方に聞いてもらいたい話なんですけど」

医者「連絡がとれないということなので代わりにお願いします」

ちひろ「はい。それでプロデューサーさんは....」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 17:39:30.91 ID:F10S00+aO
凛…間違って私のって言っちゃったんだよな?!
私のじゃなく私との間違いだよな?!
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 17:47:11.23 ID:SkECS+gXO

医者「そんなに構えないでください。軽症ですよ」

医者「外傷は頭を少し切ったくらいです」

医者「搬送中に意識が目覚めましたし」

ちひろ「そうなんですね。よかったぁ」

医者「ただ.....セットに押し倒される際に頭を打ったようで」

医者「記憶に混乱が見られます」

ちひろ「混乱.....」

医者「記憶喪失というやつですね」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 17:52:26.41 ID:hN69LnsM0
どう考えても重症じゃん!なんで!?
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 18:07:40.92 ID:SkECS+gXO

医者「一時的なものですぐに記憶は戻ると考えられます」

医者「ただ頭を打っているので精密な検査は必要かと」

ちひろ「えっとなにもかも忘れているってことですか?」

医者「はい。あなたのことも自分のことも」

ちひろ「そんな....」

医者「本人の方が辛いでしょうから優しく接してあげてください」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 18:16:57.17 ID:SkECS+gXO

.....

ちひろ「.....」

コンコン

ちひろ「失礼します」

モバP「.....どちら様、ですか?」

ちひろ(ああ、覚悟をしていたつもりだけどやっぱり効くわ)

ちひろ「初めまして、になるんですかね」

ちひろ「千川ちひろです。思い出せませんか?」

モバP「....すみません」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/01(水) 18:19:43.81 ID:q6Y/5w5a0
嘘の記憶を刷り込むやつだな
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 18:20:50.39 ID:SkECS+gXO


ちひろ「...そうですか」

モバP「気を遣わせてしまって申し訳ないです」

ちひろ「いえ、ゆっくり思い出していきましょう」

ちひろ「不安でしょうけど私が協力してあげます」

モバP「そういっていただけると安心します」

ガラガラ

凛「プロデューサー!」

モバP「ぷろ...誰ですか?」

凛「え....」

ちひろ「実はね凛ちゃん」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 18:30:36.35 ID:SkECS+gXO

....

ちひろ説明中

凛「嘘でしょ....」

ちひろ「それが本当なんです」

モバP「すみません」

凛「そんな....」

凛「プロデューサー覚えてないの?」

凛「私の飼い主だったこと」

ちひろ「え」

モバP「え」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 18:31:44.20 ID:sagH+Y9DO
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 18:37:05.84 ID:PAp0r164o
平常運転かよ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 18:39:31.33 ID:SkECS+gXO

モバP「僕はあなたの飼い主....ああ!」

モバP「雇い主の間違いですよね!」

モバP「僕は社長か何かなんですかね?」

凛「違うよ。文字通り飼い主」

モバP「」

ちひろ「いやちが.....もごごご!」

凛「公園で首輪を付けて散歩とかしたの覚えてない?」

モバP「僕そんなことしてたんですか?」

モバP「それもこんな可愛らしい学生相手に....」

モバP「僕はやばいやつなのかもしれない....」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 18:47:41.67 ID:r8I3tURDO
>>14
これから本物(意味深)にするからへーきへーき
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 19:21:59.08 ID:CXdNExD9O
まだジャブみたいなもんだろ慌てんな
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/01(水) 19:32:10.03 ID:jGxhrpMYO
こっからだぜだぜ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 20:39:56.17 ID:1+epilWlo
え、シャブ?
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 21:11:55.94 ID:r5c+ZPO60
シャムさん!?
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 21:46:23.12 ID:7SzucrIx0
キャラがやばいことになってまう
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/01(水) 23:09:42.98 ID:BSjcknSdo
アイドルたちは、これぞチャンスと刷り込み始めるのか
いいぞもっとやれ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/01(水) 23:18:12.42 ID:0NBOJDeBO
まっさらな状態から汚していく(意味深
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 23:38:38.09 ID:SkECS+gXO

ちひろ「ちょ、ちょっと凛ちゃんなに言ってるの!」ヒソヒソ

凛「止めないで。今がチャンスなんだから」ヒソヒソ

ちひろ(あ、これはプロデューサーさん距離置くわ)

ガラガラ

まゆ「話は聞かせてもらいましたぁ」

ちひろ(ああ面倒なのがもう1人!)

まゆ「その人に騙されないでください。プロデューサーさんの彼女であったまゆの話を聞いてください」

モバP「ええ! 僕、彼女がいたんですか!?」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/01(水) 23:49:38.32 ID:SkECS+gXO

まゆ「証拠に....このキス写真です♪」

モバP「ほ、ほんとだ....」

まゆ「もしかしたらぁキスをすれば記憶が戻る可能性があるのでまゆと___」

凛「このストーカーの話は信じなくていいから」

凛「写真もただのコラだし」

まゆ「うふふ、ワンちゃんがなにか言ってますけど畜生は無視してまゆとキスしましょう」

凛「は?」

モバP「えっとあの」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 00:33:35.27 ID:8BC6MSiLO
週刊誌の記者さーん!ここに特ダネが転がってますよー!
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 01:03:05.63 ID:EdES45Y7O
ちひろ(いけないこのままだとプロデューサーさんが……)

ちひろ(それにまた他のアイドルがここにやって来たらさらに地獄絵図に……)

ちひろ「……!」ガバ

凛「ちひろさん!?」

まゆ「まゆの邪魔するんですかぁ?」

ちひろ「わ、私が取り押さえている間にプロデューサーさんはどこか遠くに逃げてください!」

ちひろ「着替えは私のカバンの中に入っているので!」

モバP「え……でも……」

ちひろ「いいから! ここにプロデューサーさんがいると血の雨が降るかもしれません!」

モバP「わ、わかりました!」タッタッタ

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:06:00.41 ID:EdES45Y7O
……

道路

モバP「とりあえず公衆トイレで着替えたけど」

モバP「ここはどこなんだろう」

モバP「それにぼくは一体……」

モバP(あの二人の話を聞くと僕は女子高生のペットを飼っていて)

モバP(凄くラブラブ? だった女子高生っぽい彼女がいたらしい)

モバP「……僕はもしかしたら性犯罪者なのか?」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:11:02.03 ID:EdES45Y7O

薫(あ、せんせぇだー!)

薫(ちょうど今からじむしょに行くところだったから一緒に――)

薫(……最近せんせぇかおると全然遊んでくれなかったしおしごとで忙しいのかも)

モバP「……」オロオロ

薫(でもなんだか困ってるみたいだしかおるが助けてあげよう!)

薫「せんせぇ!」

モバP「!」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:14:30.33 ID:EdES45Y7O

モバP(このランドセルを背負った少女は……)

モバP(そういえばさっき僕のことを先生って)

モバP「!」

モバP(そうか! 僕は教師なんだ!)

モバP(きっとさっきの子達は元教え子で、記憶喪失をいいことに僕をからかったんだ)

モバP(あの大人の女性の方もきっと教員の同僚だ)
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/02(木) 01:20:10.92 ID:o8gtyG5jo
そうだよ
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:26:39.43 ID:EdES45Y7O
薫「せんせぇ……考え事?」

モバP「あ、うん。実は先生はね。昔のことを全部忘れてしまったんだ」

薫「えぇー! じゃあ、かおるも覚えてない?」

モバP「ごめんね」

薫「そんなぁ……」

モバP「そんな顔しないで。今思い出すからさ」

モバP「僕についてなにか答えられる?」

薫「せんせぇについて……? んー、優しかった!」

モバP「も、もっと具体的なのはないかな?」

薫「いっぱい遊んでくれた!」

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:32:02.63 ID:EdES45Y7O
モバP「……質問を変えようか」

モバP「僕はえっとー薫ちゃんでいいのかな」

モバP「薫ちゃんになにを教えていたのかな」

薫「んーおとな(のおしごと)について!」

モバP「大人について?」

モバP(このくらいの年齢の子の教師が大人についてを教えるなんてこと……)

モバP「!」

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:34:29.80 ID:EdES45Y7O
……

モバP「かおる、今日も大人について教えてやるよ」グヘヘ

薫「せんせぇ! 今日もしっかり教えてくださいねっ!」

……

モバP「あわあわわわわ!」

薫「せんせぇ?」

モバP(この子にとって僕は夜の教師だったのか!)

モバP(く……! やはり僕は性犯罪者だ!)

モバP「すまない! これ以上君とは一緒にいられない!」

薫「あ、せんせぇ! どこいくのー!?」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:42:50.30 ID:EdES45Y7O
公園

キーキー

モバP「……」

モバP(ブランコに座ってもう何時間が経っただろう)

モバP「僕はこの世にいてはいけない存在なのかもしれない」

モバP「いっそ、ここから見えるあのビルから」

智絵里(あ……プロデューサーさんだ……)
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 01:51:23.01 ID:nrPl76mkO
おらワクワクすっぞ!
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 01:52:05.62 ID:EdES45Y7O
智絵里「ぷ――」

智絵里「……」

智絵里(そういえば私最近プロデューサーさんに嫌われてるんだった……)

智絵里(プロデューサーさん……最近一緒に四葉のクローバー探しを手伝ってくれなくなって)

智絵里(避けられてる気がするし……)

モバP「……」

智絵里(でも……なにか思いつめた様子……)

智絵里「プロデューサーさん?」

モバP「ん? 君は……」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:00:00.30 ID:EdES45Y7O
モバP「そうですか。君も僕の被害者なんですね」

智絵里「被害者……? ごめんなさい……よく、わからないです……」

モバP「実は今の僕は記憶喪失なんです」

智絵里「え……? そんな……」

智絵里「私のことも……忘れてしまったんですか……?」

モバP「どうやらその様です。それでこの性犯罪者である僕に君はなにをされたんですか?」

智絵里「性犯罪者……いえ……プロデューサーさんはそんな人じゃ……」

モバP「じゃあ僕は一体なにものだって言うんですか!」

智絵里「プロデューサーさんは……」

智絵里「……」



智絵里「四葉のクローバーを見つける仕事をしている人でした……!」



モバP「は!? え!?」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:04:43.34 ID:/OGvrcDaO
ほぼ無職じゃねーか!
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:04:55.66 ID:EdES45Y7O
モバP「なんとも……生産性のないことをしていましたね」

モバP「それにそんな仕事がこの世にあるわけが」

智絵里「本当です……! 試しに私と一緒にそこで四葉のクローバーを探しましょう……!」

モバP「……わかりました」スタスタ

モバP(四葉のクローバーを見つけるなんてそんな簡単なことじゃ……)

モバP「あ」

智絵里「早速、一つ見つけましたね……」

モバP「いや、これはたまたま」

モバP「あ、こんなところにも」

智絵里「さすがプロデューサーさん……」ウットリ

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:09:02.22 ID:EdES45Y7O

モバP(見える見えるぞ! 四葉のクローバーの位置が!)

ボクラハココダヨ

モバP(いや、違う。声が声が聞こえる! 四葉のクローバー達の囁き声が!)

モバP「そうか……僕は四葉のクローバーを見つけるのを生業にしていた人間なんだ!」

モバP(でも待てよ。こんな生産性のない一銭にもならないことを毎日のようにやっていた僕は……)

モバP「!」

モバP(無職! ニート! 現代社会が生んだ癌!)

モバP「そうか……僕は性犯罪者で四葉のクローバーを見つけるのが仕事と言い張るニートだったんだ!」タッタッタ

智絵里「あ……! プロデューサーさん……!」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:11:36.04 ID:j9emvoRk0
こんなんクローバー生えるわ
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:22:36.67 ID:rGDGYNuMO
四つ葉のクローバーをつかった栞職人かもしれないだろ!
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/11/02(木) 02:27:44.99 ID:isI963d/o
葉っぱ取って年収1千万とかいう人もいるし四つ葉のクローバー採取職人もへーきへーき
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:29:22.60 ID:EdES45Y7O
――

事務所 屋上

モバP「たまたま駆け込んだこのビルの空が最後の僕の景色か……」

モバP「早く楽になろう。僕はこの世界では行けてはいけない人間なんだ」

小梅「プロデューサーさん……?」

モバP「……君も僕の知り合いですか」

小梅「そ、そんなところにいたら……危ないよ……?」

モバP「今から死のうとしている人間にその言葉は通じませんよ」

小梅「え……プロデューサーさん……あの子と同じようになっちゃうの……?」

モバP「どの子ですか」

小梅「そうなれば……ふふ、プロデューサーさんを独り占め……」

モバP「……」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:32:23.91 ID:EdES45Y7O
小梅「でも……私……プロデューサーさんに死んでもらいたくないよ……?」

モバP「え?」

小梅「プロデューサーさんが死んだら……なんでだろう……悲しい……」

モバP「そうか。君は僕の死を惜しんでくれるんですね」

モバP「少し僕の話を聞いてください」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:35:29.13 ID:wS0cqvWHo
四葉のクローバー(押し花やドライフラワー)実際に売ってるんだよなあ
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:40:11.28 ID:EdES45Y7O

モバP「僕はどうやら記憶喪失なんです」

小梅「え……」

モバP「はい。私という人間はどうやら」

モバP「女子高生のペットと彼女がいて、女児に対し大人の授業をし、四葉のクローバー集めを職業と言い張るニートだったんです」

小梅「……プロデューサーさんってそうだったの……?」

モバP「間違いなくそうみたいなんです」

モバP「こんな人間、もう死ぬしかないじゃないですか!」

モバP「だから止めないでください。安らかに逝かせてください」

小梅「……」

小梅「プロデューサーさんはそんな人間じゃないよ……」

モバP「じゃあ、僕はどういう人間だって言うんですか!」


小梅「ゾンビだよ……」


モバP「……人間じゃないじゃないですか」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:50:50.92 ID:EdES45Y7O
モバP「それにゾンビなんてありえません」

モバP「私はこのように人体が腐ってませんし、損傷も見られません」

小梅「再生能力のおかげ……腐敗は死んでからまだ時間が経ってないから……」

モバP「そんなわけ……」

モバP「!」

モバP(そういえば僕は病院のベッドで目を覚ました)

モバP(もしかして交通事故かなにかで搬送されていたんじゃないのか!?)

モバP(本来であれば体がバラバラになっていたけど、ゾンビの力に目覚めて再生……)

モバP(その時に脳の再生が不完全で記憶喪失になった……と!)

モバP「なんだよそれ」

モバP「もう死んでるなんて…・…」

モバP「僕は死ぬことすら許されないのか……」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 02:55:39.47 ID:EdES45Y7O
モバP「現世に残り続けて自らの罪に向かい合わなければならない……」

小梅「とりあえず……事務所に戻ろ……?」

小梅「ここは……ちょっと…・…さむい……」

モバP「……君は優しいんですね」

小梅「プロデューサーさんには……勝てないと思うけど……」

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 02:59:38.94 ID:kDgHNkEq0
四葉のクローバー達の囁き声が聞こえる。って
どっかで聞いた事あると思ったら探偵ナイトスクープか
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:02:38.16 ID:EdES45Y7O
>>55

え 
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:03:49.86 ID:EdES45Y7O
――

事務所 休憩室

モバP「……」

モバP「これから僕はどうすればいいんだ」

モバP「死ぬことが許されない。でも生きていることは確実に罪だ」

モバP「僕は……」

菜々(あそこにいるのはプロデューサーさん……)

菜々(最近避けられてるみたいだったから声をかけづらいんだけど)

菜々(落ち込んでいる様子だからナナが元気づけてあげないと!)
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 03:04:02.83 ID:kDgHNkEq0
>>56
四葉のクローバーの声が聞こえる少女
でググルと出るで。
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:06:28.24 ID:EdES45Y7O
>>58

彼女は将来いいプロデューサーになるでしょう。



脱線して失礼しました。すぐに続けます。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:09:30.65 ID:EdES45Y7O
菜々「プロデューサーさん、どうかしたんですか?」

モバP「君は……」

菜々「安部奈々! 17歳です! キャハ✩」

モバP「……また僕の知り合いの女子高生ですか」

菜々(あ、あれ? いつもと反応が違う気が……)

菜々(それに喋り方とかも……)
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:17:50.80 ID:EdES45Y7O
モバP「あなたは僕になにをされたんですか?」

菜々「え? なにをって特になにもされてないと思いますけど……」

モバP「いいんです。言ってください!」グワ

菜々「え、え、、え」

菜々(ちょっと……近い!)

菜々「ど、ど、どちらかと言えば菜々がプロデューサーさんになにかしてたと思うんですけど」

モバP「そうか。なにかさせていたんですね。記憶のあったときの僕は」

菜々「記憶?」


62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:23:27.97 ID:EdES45Y7O
……

菜々「なるほど……記憶を失ってしまった、と」

モバP「はい。そうなんです」

モバP「しかも僕は――」

菜々「え? そうなんですか?」

菜々「……」

菜々(たぶんみんながあることないことプロデューサーさんに吹き込みまくったみたい)

菜々(まったくもう! みんな子供なんだから!)

菜々(でも最近まったく構ってもらってなかったし……)

菜々(ちょ、ちょっとくらいナナもイタズラしよっかな?)
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:25:18.12 ID:EdES45Y7O

訂正

……

菜々「なるほど……記憶を失ってしまった、と」

モバP「はい。そうなんです」

モバP「しかも僕は女子高生のペットと――それとゾンビらしいんです」

菜々「え? そうなんですか?」

菜々「……」

菜々(たぶんみんながあることないことプロデューサーさんに吹き込みまくったみたい)

菜々(まったくもう! みんな子供なんだから!)

菜々(でも最近まったく構ってもらってなかったし……)

菜々(ちょ、ちょっとくらいナナもイタズラしよっかな?)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:29:08.20 ID:EdES45Y7O
菜々(どうやら今のプロデューサーさんは物事を信じやすいようだし)

菜々「ごほん。プロデューサーさんはみんなに騙されています」

モバP「え?」

菜々「プロデューサーさんは……」

モバP「僕は……」


菜々「ナナと同じウサミン星人です!」


モバP「いや、それはないですよ」

菜々「え」

モバP「ウサミン星人がどういうものかわからないですけど、宇宙人がこの世界にいるわけないじゃないですか」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:35:00.80 ID:EdES45Y7O
菜々「ちょっと待ってください」

モバP「どうぞ」

菜々「プロデューサーさん。ゾンビ、なんですよね?」

モバP「そうみたいですね」

菜々「ゾンビは信じるのに宇宙人は信じないんですか?」

モバP「はい」

菜々「おかしくないですか?」

モバP「おかしいと言われましても……そう感じてしまったので」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/02(木) 03:40:11.14 ID:kYViWknr0
支援
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:41:39.72 ID:EdES45Y7O
モバP(待てよ。なんかおかしくないか?)

モバP(なぜこの人はこんな見え透いた嘘を……)

モバP「!」

モバP「ちょっと手を貸してもらってもいいですか」

菜々「え……?」

サワサワ

菜々「あ……くすぐったい……」

モバP「間違いない」

菜々「なにかわかったんですか?」

モバP「安部さん。あなた17歳じゃないですね」

菜々「」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:46:55.34 ID:EdES45Y7O
菜々「じゅ、じゅじゅじゅじゅじゅななさいですよ……」ガクガク

モバP「この肌の感触はおそらく――」

菜々「うわぁぁ! 実年齢だけは言わないでください!」

菜々「ど、どうしてプロデューサーさんナナの年齢を!?」

モバP「どうしてかわかりませんけど、僕には肌を触ることによって年齢がわかるようです」

菜々(そ、そんな特技持っていたんですか)

菜々(そういえば初めて会った時ナナが17歳って言ってもすぐに見破ってましたね……)

モバP「!」

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:47:41.52 ID:EdES45Y7O
訂正

モバP「どうしてかわかりませんけど、僕は肌を触ることによって年齢がわかるようです」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:52:09.98 ID:EdES45Y7O

モバP(彼女はきっと詐欺師なんだ!)

モバP(僕が若い子が好きな男だと調べ近づいてきた)

モバP(わざわざ○○歳なのに17歳と偽って)

モバP(そして知り合いのフリをして話しかけ、その後僕の記憶喪失を利用してきた)

モバP(同じ星出身ということで同調意識を持たせて僕を取り込もうとしていたんだ)

モバP「あなたは……詐欺師ですね」

菜々「え」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 03:52:55.28 ID:AzqJGimh0
この扱いの酷さよ
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:58:38.10 ID:EdES45Y7O
モバP「きっと僕を自分に惚れさせて色々と貢がせようとさせてたのでしょう」

モバP「それで金がなくなったらポイ」

モバP「危うく騙されるところだった……!」

モバP「こうしちゃいられない! ここのビルから出ないと!」タッタッタ

菜々「ちょ、ちょっと! ナナは詐欺師じゃありません!」

菜々「待ってください! 待ってくださいってばー!」

菜々「言っちゃった……」

菜々「ナナが詐欺師なんてプロデューサーさんひどいですよ」

菜々「!」

菜々(でも待って。ナナはファンの皆に17歳と確かに偽って活動をしていて)

菜々(ファンのみんなはナナを17歳だと思ってグッズを色々買ってくれている……)

菜々「……」

菜々「ナナはもしかして詐欺師!?」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/02(木) 03:59:23.49 ID:EdES45Y7O
とりあえずもう寝ないと色々まずいんで寝ます
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 05:13:35.48 ID:nYRxWOVZ0
こんな時間までおつ
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 06:21:27.27 ID:U0UpMYZqO
菜々さんが永遠の17歳だなんて皆知ってるからヘーキヘーキ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 06:39:09.65 ID:fWsb4RSYO
あんなピチピチ(死語)なのに17歳じゃないわけないだろ!いい加減にしろ!
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 07:20:19.71 ID:tASLKlocO
プロデューサーって呼ばれてるのに自分の職業きがつかないの?(小声
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