他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【安価】桃太郎がわらしべりながら鬼退治を目指す
Check
Tweet
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/15(金) 19:48:21.31 ID:DT2KZUP3o
待ってる
183 :
◆5Xp2MHTzaI
:2017/12/15(金) 21:01:01.96 ID:mG4aa7hZ0
その後クマとはぐれ道に迷っていた竜の子太郎も確保した。
金太郎「竜宮城に居たくて竜共々隠れていた、と」
クマ「申し訳ございませぬ」
桃太郎「何も隠れなくてもひとこと言ってくれればよかったのに。まあ良い。それで」
クマ「乙姫様の案内で隠れた先は厨房でした。そこで鬼達の下働きをさせられておりました」
竜の子太郎「騙されたと気づいたときにはどうしようもなかった」
クマ「来る日も来る日も掃除に洗濯、やれ野菜を洗えだの魚をさばけだの」
金太郎「聞く限り普通に下働きだな」
桃太郎「殴られたりしなかったか」
クマ「んー、脱走しようとしたりサボったりする奴は殴られてたな……」
竜の子太郎「真面目に働いていたら火や包丁の扱いも教えてくれたし、機嫌のいい日はお小遣いをくれた」
桃太郎「労働環境自体は案外まともだな」
金太郎「とはいえ騙して強制的に働かせるなど許せん。乙姫を探そう」
乙姫「あら私に御用?」
猿「おおっ誰やこのべっぴんはんは」
ポチ「そういえば猿さんはまだいませんでしたね」
猿「この人が乙姫さんかいな。もうお知り合いやなんてうらやましいで」
サンバ「エロ猿ですね」
桃太郎「というか……ここどこ?」
乙姫「鬼ヶ島は地下7階、竜宮城スタッフルームでございます」
千代女「なぜこんなところに竜宮城が?」
乙姫「そもそも、竜宮城は鬼ヶ島の鬼である私が作ったのですよ」
金太郎「なんと……」
乙姫「そして私の父は先代の鬼王でしたが、鬼ヶ島の上層でクーデターが発生し、父は殺されました」
乙姫「私は復讐の機会を伺っていました。そしてその時が来ました。人間の村から鬼退治の旅に出た青年がいると聞き、私は紅という部下に暗示をかけ密かに操ることにしました」
乙姫「その部下というのが貴方です、千代女」
千代女「私が……紅!?」ハッ
乙姫「どうやら記憶を取り戻したようですね」
桃太郎(信じたくないが、あの鏡に映った鬼の姿……無意識に発動させる妖しい術……だいたい納得がいく)
乙姫「ところが紅は島を出奔するととんだドジっ子でしたね。崖から落ちて記憶を失い、偶然見つけたBL本にハマり人買いにさらわれる始末。なんとか桃太郎さんに近づけることはできたのですけどね」
乙姫「さて秘密を知られた以上生かして帰すわけにはまいりません」
金太郎「いや勝手に語っておいてそれはないだろ」
乙姫「冗談です」
桃太郎「なんだ冗談かあ(ホッ)」
乙姫「無論、秘密とは関係なく消えてもらいます。開け、照宝戸!」
ポチ「ですよねー」
乙姫が空中に現れた照宝戸の向こうに消えると轟音とともに地面が揺れだした。
桃太郎「うわっ!」
金太郎「竜宮城もろとも壊す気か」
↓1
1.とにかく逃げる
2.千代女ならなんとかしてくれる
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/15(金) 21:02:40.02 ID:To4cBj3k0
1
185 :
◆5Xp2MHTzaI
:2017/12/15(金) 21:48:45.98 ID:mG4aa7hZ0
桃太郎「逃げよう、出口はどこだ」
ポチ「僕にまかせてください」
桃太郎「頼む」
千代女「……」
桃太郎「千代女、お前も早く」
千代女「ですが桃太郎様、私は……」
桃太郎「話は脱出してからだ、今はとにかく皆で逃げよう」
なりふり構わず階段を駆け上がるが、一回り大きめサイズの鬼達が待ち伏せていた。
大きい鬼「ここは通さんぞ」
桃太郎「そんなことしてる場合か、お前らも潰されるぞ」
大きい鬼「乙姫様の野望を実現するためならこの命惜しくはない」
猿「うっわー鬼のくせに無駄に忠誠心高いな……」
千代女「ごめんなさいこきねしす」
鬼達は千代女の念動力に操られ氷漬けになった。
桃太郎「念動力はわかるけどなんで氷漬けになるんだ」
ポチ「セリフが寒かったんじゃないですかね」
地上に戻った桃太郎達と鬼達は要塞が崩れ去る様子を眺めていた。
乙姫「よくぞ逃げおおせましたね」
鬼「あっ乙姫様」
乙姫「決着をつけましょうか」
桃太郎「望むところ」
だが、突然鬼達が乙姫を取り囲み金棒を振り上げた。
乙姫「な、何をする?」
ポチ「あのー乙姫さん、お忘れですか」
乙姫「なんじゃ」
ポチ「今の貴方は鬼のみなさんにとって反逆者ですよ」
乙姫「なっ」
鬼王「話は聞いたぞ、乙姫よ」
乙姫「オワタ\(^o^)/」
鬼王「勘違いしているようだが、お前の父は死んでおらん」
乙姫「えっ」
鬼王「島流しにはしたがな」
乙姫「……」
鬼王「どんな事情があろうと、これほどの狼藉を見過ごすわけにはいかん。お前も反逆の廉で島流しの刑に処する」
乙姫「それじゃあ……」
鬼王「父ともども末永く暮らすがよいだろう」
ポチ「すっごい温情措置!?」
鬼王「さて桃太郎よ、わしはもう疲れた。代わりにこの島を治めてくれないか」
↓1
1.はい
2.いいえ
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/15(金) 22:03:55.58 ID:qeE0kidMo
2
187 :
◆5Xp2MHTzaI
:2017/12/15(金) 22:38:51.46 ID:mG4aa7hZ0
桃太郎は千代女を連れて故郷に帰ってきた。
桃太郎「申し訳ございません、鬼共は想像を絶するほど強く、まるで太刀打ちできずほうぼうの体でなんとか逃げ帰ってきてしまいました」
爺「なあに、それでもお前はうちの自慢の子じゃ」
婆「あたしゃ桃太郎が無事に帰ってきてくれただけでもうれしいよ。ところでその娘さんは」
↓1
1.鬼です
2.迷子です
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/15(金) 22:49:49.98 ID:oGMubVz70
2
189 :
◆5Xp2MHTzaI
:2017/12/15(金) 23:07:40.38 ID:mG4aa7hZ0
桃太郎「鬼ヶ島で鬼に捕らえられているところを助け出したものの、故郷がわからず連れ帰った次第であります」
爺「それならば、身元がわかるまでここにおりなされ、いいじゃろ婆さんや」
婆「もちろんですとも……そうじゃ、桃太郎もいい歳じゃ。そろそろ嫁さんを見つけてやらねばと思っておったが……」
桃太郎「え、えっ!?お婆さん、妙なことを仰らないでください」
千代女「不束者ですがよろしくお願いいたします」
桃太郎「え……」
千代女「あら、桃太郎様、私ではご不満ですか?」
↓1
1.千代女と結婚する
2.しない
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/15(金) 23:47:22.47 ID:Mj+5Pkm7o
1
191 :
◆5Xp2MHTzaI
:2017/12/16(土) 00:22:58.03 ID:c5TnBfkh0
金太郎「おーい」
千代女「あら金太郎さん」
桃太郎「忍びの里に戻ったんじゃなかったのか」
金太郎「ああ。昆と楽しく暮らしているよ。今は修行の旅をしているところだ」
桃太郎「相変わらずだな」
金太郎「筋斗雲があればもっとしょっちゅう遊びに来たいものだがな」
千代女「こちらに帰ってきたとたんに溶けてしまいましたからね」
金太郎「桃太郎もはやく嫁さん捕まえたほうがいいぞ」
桃太郎「ああ、それなんだが」
千代女「」ポ
金太郎「ああわかったもう何も言うな」
千代女「そんな」
金太郎「それじゃ達者でな」
千代女「あら、もう行ってしまわれるのですか」
金太郎「これでも一応は修行の旅だ、あまりゆっくりしているわけにもいかない……またいつか来るさ」
桃太郎「ああ、お前も達者で暮らせよ」
桃太郎が鬼退治に失敗したという噂は国を駆け巡り、一時は人々を落胆させた。
時に心無い民衆が桃太郎達に罵声を浴びせることもあった。
しかし、鬼ヶ島の鬼達が人々に迷惑をかけるようなことはほとんど無くなり、
いつしか桃太郎の功績として知られることとなったそうな。
めでたし、めでたし
192 :
◆5Xp2MHTzaI
:2017/12/16(土) 00:29:26.82 ID:c5TnBfkh0
なんかすっきりしないけど、ひとまず完結です
何か思いついたら外伝かなにか書くかも
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/16(土) 00:36:34.68 ID:uBzuvIrgo
鬼ヶ島は鬼達に任せて和解エンドかと思ったら敗北扱いになってて驚いた
鬼の王になってたらどういうエンドになってたんだろう
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/16(土) 18:51:34.92 ID:vHn8GFexo
乙乙
面白かった
サンバとかポチとか動物たちはどうしてるのか
195 :
◆5Xp2MHTzaI
:2017/12/17(日) 16:13:00.83 ID:W7WDzqzt0
レスありがとデース
>>193
桃太郎がうまく立ち回れば和解はできたと思うけど、メタ的に言えば書き手の力不足でした。
脳内がごちゃごちゃになってしまった。
桃太郎が新しい鬼王になっていたら鬼ヶ島運営編に突入していた……かも。
>>194
サンバは神様の使いのようなので天界に帰ったようです。
のちほど後日談をはじめようとおもいます。
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 18:16:45.89 ID:AOk1DvHHo
楽しみにしてマース
運営編とか面白そうやん
197 :
◆5Xp2MHTzaI
:2017/12/17(日) 22:20:55.60 ID:W7WDzqzt0
・おまけ1 サンバの帰郷
天使課課長「今回の任務、誠にご苦労であった」
サンバ「はっ。しかしながら鬼王を討ち果たすに至らず……」
課長「それは桃太郎君の問題だ。君はよく働いてくれた。それに今回の遠征、無駄にするつもりはない」
サンバ「と、申しますと」
課長「鬼王……今や前鬼王だが……桃太郎君の力量を認め、王とは別の立場から人間との和平の道を探るようだ」
サンバ「うーん、なんだかうますぎる話ですが、だとしても難しいでしょうな。鬼達が早々おとなしくするとも思えませんし、人間側も恨み辛みがあるでしょう」
課長「そこで我々は彼の後押しをしようという話になった。今一度、鬼王に会い書状を届けてほしい」
サンバ「ははっ」
課長「では頼んだよ、サンバ君」
サンバ「えっ、その呼び名は……」
課長「何をかくそう、私も桃太郎君のネーミングセンスを気に入っていてね」
サンバ「勘弁してくださいよう」
雀「おーいサンバー」
鶯「あらサンバちゃんまたおでかけ?」
サンバ「もうやだこの天界」
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/17(日) 22:49:24.46 ID:AOk1DvHHo
サンバ編来た
鬼たちがどういう風に人間と共存してるか面白そう
199 :
◆5Xp2MHTzaI
[saga]:2017/12/18(月) 00:10:28.58 ID:vwFz7liX0
ごめんなさいサンバ編は1レスで終わりです
次は
>>5
を拾ってみました
・おまけ2 鬼ヶ島と交換
桃太郎「ん?誰だ……うわっ鬼!?」
鬼「待って桃太郎さん。僕は人間をさらったりしません」
桃太郎「はぐれ鬼か……」
鬼「桃太郎さん、私にひとつきびだんごを戴けませんか。代わりに鬼ヶ島を差し上げます」
桃太郎「えっ!?」
鬼「それでは私はこれにて。健闘を祈っております」
桃太郎「ふむ……なるほどこれは間違いなく島の土地権利書だ」
桃太郎「……って、鬼に占拠されてるんだから奪還しなきゃ意味ないじゃないか……」
所持品:
【きびだんご×9】
【鬼ヶ島の権利書】
千代女が登場しない……
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/18(月) 12:23:28.07 ID:kTUsTVD0o
裁判すれば勝てるんちゃうか?
201 :
◆5Xp2MHTzaI
[saga]:2017/12/19(火) 00:05:08.46 ID:o/kquj3o0
裁判で勝っても鬼の耳に念仏でありまして……
お次はポチ後日談。
・おまけ3 ポチと再会
それは桃太郎たちが野良仕事をしていた昼下がりのことだった。
ポチ「桃太郎さーん」
桃太郎「ポチ!うわあ久しぶりだなあ」
ポチ「急に桃太郎さんに会いたくなって来ちゃいました」
千代女「あらいらっしゃい、ポチ」
桃太郎「ちょうどいい。そろそろお茶にしようと思っていたんだ」
ポチ「ごちそうになっていいんですか」
桃太郎「ははは、犬が遠慮するなよ」
ポチ「わあきびだんご!懐かしい味だあ」
桃太郎「……?」
千代女「桃太郎様……」ヒソヒソ
桃太郎「わかった。ここは任せてくれないか」
爺「桃太郎や、今日は畑のほうはいいから散歩でも行ってきなさい」
桃太郎「お爺さん、ありがとうございます。そうだポチ、このへんの眺めのいい場所に行こう。いろいろ話したいこともあるし」
ポチ「えっ……」
……
住職「おや桃太郎。この犬は……?」
桃太郎「……お願いします」
住職「あいわかった」
ポチ「えっどういうこと……」
桃太郎「ポチ、お前はもう死んでいる」
千代女「さっききびだんごを食べているふりをしながらポチ自身が『食べているふり』に気づいていない様子でした。まるで死んでいることに気づいていないように」
ポチ「そんな!?」
桃太郎「どうか安らかに眠ってくれ」
千代女「それがポチのためでもあるのです」
ポチ「いやだ、桃太郎さんや千代女さん達と二度と会えなくなるなんて」
住職「こんな往生際の悪い犬ははじめて見ますなあ」
千代女「貴方、桃太郎に会えたら成仏するつもりだったのでしょう?」
ポチ「……お見通しでしたか。ええ、薄々は気づいていたんです。もしかしてもう死んでいるんじゃないかって。だからせめて桃太郎さんにお別れを言いたくて……」
千代女「一度会うと名残惜しくなって」
住職「だがこのままでは悪霊となって皆に迷惑をかける犬になってしまうぞ」
ポチ「わかりました……」
ポチは成仏した。
桃太郎「ありがとう、ポチ。お前のことは忘れないよ」
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 07:46:49.05 ID:EOKkaufto
ポチ逝ったか・・・
サンバのいる天界と天国は別物なのかな
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 08:06:49.74 ID:p2+tMuSXo
後日談暗いよ!普通に楽しく暮らしてるでいいんじゃ
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/19(火) 21:41:53.23 ID:EOKkaufto
暗いというよりしんみりの方がしっくりくる
個人的にはけっこう好き
205 :
◆5Xp2MHTzaI
[saga]:2017/12/19(火) 22:24:44.16 ID:o/kquj3o0
後日談を書こうと花咲か爺さんの話を読み直してみたら、
すっかり忘れてたけどポチは中盤ぐらいで殺されるんですよね(しかも不可避)
……ということを考えてみてこういう話になりました。
次の猿編はスカッと仕上げたい。
206 :
◆5Xp2MHTzaI
[saga]:2017/12/20(水) 21:12:54.28 ID:bCRfG+/r0
猿「なんや騒がしいな」
龍太郎「大変だ、子供が高枝に引っかかってる!」
村人A「うちの子が……」
村人B「どうやってあんな高い木に登ったんだ」
村人C「誰か助けを……」
猿「よっしゃわいがなんとかしたろ」
村人A「本当かい!ぜひお願いします」
猿「太郎、あの子の真下まで行ってくれ」
龍太郎「おう!」
猿「気弾!」
村人C「木の棒を振り回しただけで木の枝が折れたぞ!なんと不思議な」
龍太郎「オーライオーライ!」
猿「よっしゃナイスキャッチや」
村人A「おお、ケンタ……本当にありがとうございます」
村人D「旅のお方、あなたの腕を見込んでぜひお願いがございます。もちろんお礼はいたします」
龍太郎「猿、行ってみようよ」
龍太郎「猿と一緒に旅をしながら働いたりいろんな人を助けたりしているうちに、僕たちを探しているという人に出会った」
男「殿の使いの者だ。殿がそなたらに興味があると仰せられておる」
猿「お殿様が?」
龍太郎「すごい、これは大変な名誉だよ」
殿「力自慢の龍太郎。それと猿、そなたは不思議な術を使うと聞くが一体どのようなものじゃ」
猿「えー、空気の弾をーえー作りーですねえー遠くに飛ばしますという術でござりまして」シドロモドロ
側近「殿ー!」
殿「なんじゃ騒々しい」
側近「たった今このような文が」
殿「……何だと!猿よ、かつて近隣の村々を荒らしておったというのはそなたか」
猿「それは……」
龍太郎「事実でございます。しかし今は心を改め世のため人のために尽くそうと」
殿「もうよい。残念だがそのような者を取り立てるわけには参らぬ」
猿「すまん……わいの過去の悪行のせいで」
龍太郎「気にしないでくれよ。だいたい考えてみれば僕らにあんな堅苦しいところは性にあわないよ」
猿「それもそうや。じゃこれからもずーっと気の向くままに旅しよか」
二人の楽しい旅はまだまだ続く……
若羊「と思ったら大間違いだっちゃ」
猿「わあっ若羊!?」
若羊「乙女の胸をさらした責任とって結婚してもらうっちゃ」
龍太郎「えっそんなうら……ひどいことしたの?」
猿「あれは事故やー!」
207 :
◆5Xp2MHTzaI
[saga]:2017/12/20(水) 21:19:20.36 ID:bCRfG+/r0
↑1行目訂正
・おまけ4 猿と龍の子太郎のゆかいな旅
行数制限が気になりすぎてサブタイトル入れ忘れてた。
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 21:47:27.80 ID:fBaNo81Co
若羊たん(;´Д`)ハァハァ
猿爆発しろww
209 :
◆5Xp2MHTzaI
[saga]:2017/12/22(金) 22:14:03.04 ID:HemSD7O60
おまけ5 熊出没注意
昆「金太郎さん、大変です!」
金太郎「どうした」
昆「熊が山から下りてきたのですが、金太郎さんに会いたいらしいのです」
金太郎「あいつか」
昆「そうですね」
クマ「どうもご無沙汰しておりました」
金太郎「熊一頭で山を下りてくるなんてお前、鍋に放り込まれちまうぞ」
クマ「やだなあ僕ももう大人ですよ。銃弾ごとき掴んでポイってなもんです」
金太郎「まさか。それにしてもずいぶんとこう……深みが出てきたように見えるが」
クマ「ええ、あれから僕は修行をしていたのです」
金太郎「ほほう。お前が修行したからにはさぞ強くなったのだろうなあ」
クマ「いえいえ、修行といいましても料理のほうでしてね」
金太郎「料理?」
クマ「鬼の板前の仕事を見ているうちに料理の魅力に目覚め、あの後は各地で修行しておりました」
昆「ユニークな熊さんですのね」
金太郎「いやしかし実に立派ではないか。そうだ、もしよかったら何かご馳走してくれないか」
↓1
1.はい
2.いいえ
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/22(金) 22:15:54.89 ID:BSUiDG0lo
1
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/22(金) 22:21:43.51 ID:c4KTeWDho
まさかの料理人
212 :
◆5Xp2MHTzaI
[saga]:2017/12/22(金) 22:45:08.82 ID:HemSD7O60
クマ「ええ喜んで。実はそのつもりで食材も用意いたしておりまして」
金太郎「そのようだな、さっそくこの鍋に飛び込むが良い」
昆「月の兎じゃないんですから」
クマ「勘弁してくださいよ。捕りたての川魚を塩焼きにしてみました」
金太郎「うむ、なんとすっきりとした味わい」
昆「生臭さを全く感じませんわ」
金太郎「これは実に丁寧な仕事だ。素晴らしい。この腕を生かさない手はないな」
時は流れ、金太郎達は村に居酒屋をオープンした。
旅人A「へえ、熊料理の店だとさ」
旅人B「いいねえ」
クマ「へいらっしゃい」
旅人A「お、おい厨房にクマがいるぞ!?」
金太郎「熊が料理するから熊料理店にございます」
金太郎とクマのお店はなぜか旅人には不評だったそうな
めでたし、めでたし
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/22(金) 23:15:47.53 ID:c4KTeWDho
ほっこりした!
214 :
◆5Xp2MHTzaI
[saga]:2017/12/23(土) 00:58:19.03 ID:Np6cNmng0
これにて本当に終了
ご愛読&安価ありがとうございました
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/23(土) 07:05:48.38 ID:tKbZnor0o
おつ
面白かった
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/23(土) 13:49:03.67 ID:iHfQ4pe+o
乙
95.74 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)