キャラから作るコロシアイ学園生活2

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1 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/10/29(日) 23:39:39.58 ID:KNhFZRzu0
注意
この作品は「オリロンパ」です。
オリキャラが苦手な方、ダンガンロンパシリーズのネタバレを避けたい方は注意してください。

1、2、3、v3のネタバレが主に含まれます。
v3に関しては、できるだけ原作の広い解釈を残すため、
この作品内でも真偽不明な情報がいくつか出る場合があります、お気を付けください。

前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1502117188/#footer

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509287979
2 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/10/29(日) 23:41:55.38 ID:KNhFZRzu0
雪水 渓太 超高校級のスノーボーダー
名前と対照的に熱血漢な頼れる兄貴。
……なのだが、実は最年少。しかも最小。ついでに少しビビり。
そのせいでなんか締まらない残念な主人公として設定されていたはずである。

「うおっと…いきなり話しかけてくんな。びっくりすんじゃねえか……
っと、自己紹介がまだだったな。俺は雪水渓太。超高校級のスノーボーダーだ。」

楠見 和 超高校級の幸運
引っ込み思案でおとなしい少女。時にネガティブな言葉を言う。
本人も幸運という才能についてはよくわかっていない。自分を才能のない
平凡な人物だとそのためコンプレックスも強い。たぶん、などと曖昧な言い方を好む
「えっと、楠見、楠見和だよ。みんなみたいにすごい才能は持ってないけど、さ」
ツウシンボ
普段はネットを見ながら過ごすことの多いらしい楠見。何を調べてるかはよくわからない。

須夜崎 準 超高校級の??? DEAD
超テンションで誰もついていけない世界を繰り広げる才能不明の青年。
意味の分からない行動をとることが多い。一見ただの変人だが、多くの知識を持ち合わせていたりする。本人曰く「バカとなんとかは紙一重」、とのこと。自分以外を人間、と呼ぶが?
「ヒャッハー、人間ども!お、れ、さ、ま、が?が!名乗ってやるぜ!須夜崎準っていいまーす!スヤザ・キジュン。スヤ・ザキジュン。お好きなようにどうぞぅ!イェス!」
ツウシンボ 本人曰く、存在が超高校級。しかしあるのかないのか、具体的にはよくわからないらしい。
3 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/10/29(日) 23:42:26.05 ID:KNhFZRzu0
皆守 優等 超高校級の人権委員
温和な青年。普段からいろんな人とかかわるおかげか、情報通。
みんなの心を支えるために他人を心配させるわけにはいかないと考えている。
夢はみんなが幸せに暮らしている世界をつくること。メンバー内の常識人にして一般人
「僕は、皆守優等。超高校級の人権委員に選ばれたんだ。でも、こんなところで満足するわけにはいかない。世界には苦しんでる人がまだたくさんいるからね。悩み事や喧嘩があったら僕に教えてね。すぐに向かうからさ」
ツウシンボ
人々が対等に、平和に過ごすことができるよう日々活動するのが人権委員、らしい。いざというときはプロも呼ぶとのこと

鈴本 花音 超高校級の弓道家
まっすぐなまなざしに凛とした態度。周りを慮る姿勢。
無駄のない動き。美しいという言葉がまさに当てはまる大和撫子。
ただ、見過ごせないと感じたことに対しての態度が強い。
「こんにちは、初めまして。鈴本花音と申します。まだまだ未熟な身ではございますが……
超高校級の弓道家、などと呼ばれております。これからも精進してまいりますので、ぜひ、お見知りおきを」
ツウシンボ
普段は歩射、というものを主においているらしい。弓道に対しての姿勢は真剣そのもの。

唐崎 灰司 超高校級の喧嘩師
荒っぽい言葉遣いに横柄な態度。基本的には単独行動が好きな大男。
言動のわりにけっこうな切れ者で、相手を結構見ているらしい。喧嘩師という才能
もあってか、自分のことを信用していない。
「ん?おめえ、誰だ?って先に俺が名乗ったほうがいいか。唐崎灰司。超高校級の喧嘩師。
おっし名乗ったぞ。てめえも名乗るよな?あ?」

古伏 春留 超高校級の柔道家
ヒーロー願望のあるぽっちゃり系女子。強さは悪。弱きは正義。悪は必ずくじいてみせる。
そんな強い意気込みを持っているが、自分も強者であることは忘れているらしい。
基本唐崎とモノクマを悪分類しているが、実はほかにも悪とみている人はいる模様。
「こんにちは!唐突ですがあなたは正義か悪か!私は悪をくじくもの!あなたが
弱き正義なら強き悪から私がまもってみせますとも!え、名前?超高校級の正義の味方!
いえ、柔道家!古伏春留!気軽にはるるんとでもお呼びください!」
4 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/10/29(日) 23:45:38.57 ID:KNhFZRzu0
数野 三黒 超高校級の数学者
超絶まじめのド天然。人に一部除き平等に接する主義。ついたあだ名はギャルゲの主人公。
本人は知らないうえに、このメンバーの中ではあまり関係ない。見た目は黒髪赤目のイケメン。実はおっさん臭い趣味の持ち主。
「初めまして。私は超高校級の数学者として招かれた、数野三黒だ。趣味は、まあ、数学関連だ。といっても、あまり伝わる気がしないな。ふむ。共通の話題になりそうなものは……
君、ナンプレ、と呼ばれるものを知っているかい。よく新聞紙についているあれだ」

今井 心音 超高校級のコメンテーター
思ったことはストレートに伝える、キャリアウーマン。実行力の高い優秀な人材。
しかし、普段の態度からは全くそのようには見えない。公私は徹底的に分けている。
「あたしは今井心音。超高校級のコメンテーターとかゆう嬉しい称号も
もらったんや。仲良くしていこうとはあるんやけど……女子にセクハラとか、そんなんは
やめてや?やったら、わかっとるよな?」
ツウシンボ 自分でも超高校級という自覚はない。しかし、自分の意見を伝えようとする姿勢はやはり超高校級のもの。

梶原 優馬 超高校級のハッカー
人見知りでドジを踏むこともあるが、心優しい青年。
普段は顔色を窺い本音を隠しているように見える。どもることが多い。
ただ、クラッカーと同列扱いされると思いっきり言い返す。
「あ、ええ、その。おれ、おれは、梶原優馬。ちょ、超高校級のハッカー。
え、ええと、その、その、うん。ハッカーって言っても犯罪してるわけじゃないから、うん」
ツウシンボ 犯罪方面では活躍しないハッカー。いつかは政府に雇われるほどになりたいとのこと

御開 琴音 超高校級の通訳
異常なまでに落ち着いた人形のような少女。に見える。
実際は余計なことが聞こえてイライラしてたりすることもあるらしい。表には全く出ていない。
通訳という仕事柄か、相手の言いたいことを理解するのが早い。多少擬音語が多くても彼女には通じる。
「ええ、私は超高校級の通訳。唐突にバベルの塔が建築でもされない限り、
ここで才能を活かすことはかなわないのだろうけど。まあ、会話ができない人がいたら呼びなさい。意思疎通くらいはさせてみせるわ
5 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/10/29(日) 23:48:02.88 ID:KNhFZRzu0
鷺宮 彼方 超高校級のドラマー
誰とでも仲良くできるいわゆるリア充。ロックな男。が本人の理想。
仲良くはできるが恋人はできない。ナンパをするとき手が震える。本人は武者震いと言い張る。手先が器用で、かざりつけとか刺繡とかが得意。でもロックじゃない。
「よっと。俺は鷺宮彼方。ちょっとはイカした名前じゃねえか?
ま、よろしくな。かわいい女の子の紹介は受け付けるぜ。
あ、その子のメアドもらってきてくれませんかね?頼みますから」
ツウシンボ 最高にロックでイカした演奏、ソロをするなど夢も多いがその中にはもてたいという願望が混ざっているみたいだ。


野上 空 超高校級の歌手 DEAD
バラードからヘビメタまで歌いこなす天才的な歌手。女の子には優しくふるまうが男子には厳しい。自分にも厳しい。ふらっとどこかに消えてしまうことが多い。どこに行ったか聞くと、男には秘密があるからとはぐらかされてしまう。ちょっとポエマー。
「やあ、僕のことが知りたいかい?ああ、それはね。超高校級の歌手で野上空っていう名前。
これが答えさ。ふむ、もうここには用はない。僕の時間だ。男は必要ない。じゃあね、少年」
ツウシンボ 自己主張が激しいところはあるが、歌への熱意は本物。心のない歌など文字の羅列らしい。

夢川 明日葉 超高校級のピエロ
一人で活動しているらしいピエロの少女。みんなを盛り上げることが生きがい。
雰囲気が暗くなったら、何をしてでも明るくして見せる、とのこと。
普段の話し方のせいか、考えが読みにくい。
「ひゅぅー。やあ僕はピエロ。私は明日葉さ。僕は夢川明日葉。私はピエロ。
僕に話しかけたな!私のショーは一回千円!僕は特別なのさ!私は天才だったのだ!
おろろろ?あれ、もう終わり?僕の出番終わり?私の次の活躍はいつだろね?」

四月朔日 多織 超高校級の着ぐるみ職人
小学生よろしくの行動で回りを振り回す少女。みんなに夢を与えることを使命と自負する。
彼女の着ぐるみは通気性がよく夏でも比較的快適らしい。よく着ぐるみの素材の余りでぬいぐるみを作っている。
「ぴゅっぴゅぴゅー!わたぬきちゃんなのだー!わははー!みんなに夢を!ハローワールドドリームインザトゥルー!よく意味わかんないけど!えへへー。着ぐるみ職人さんだぞー?超高校級なんだぞー!いぇー!」
ツウシンボ 
着ぐるみにされたキャラたちを友達とよび、またそれを様々な人の作り出した本物だという四月朔日。
その思いによって作られた友達は、ほかの超高校級からも評価されるほど。

梓川 麗 超高校級のスタントマン
とんでもない生命力を活かして頑張るスタントマン。が、血液恐怖症。
正しくは、他人の血液恐怖症。そのせいで普段から周りのために体を張ってしまう。
自分の命すら惜しまないところがある。小さいものは守りやすく守りたくなるので好き。
「私は超高校級のスタントマン、梓川麗。女子なのに大丈夫なのかって?女子だから
って理由でそんなこと言われるのはちょっといやかな。私は、私以外の人が傷つくのが怖いだけだから。これは私のためにやっているんだよ」
ツウシンボ
スタントマンの世界は予想以上に危険。よほどの運動能力を持っていないと不可能そうだ。
6 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/10/30(月) 00:06:04.62 ID:RpO9vcgG0
階段前

雪水「ほ、ほかのやつらも呼ばねえと……」

冷静とは言えないが、とりあえずある程度状況を把握して
今取るべき行動を考える、それができる程度には落ち着いた。
まだ朝のアナウンスはなっていないはずだ。自然と人が集まることはない。
いや、どっちにしても人は呼びに行くが……
とりあえず、寄宿舎へ向かうか。

寄宿舎前

梶原「え、ゆ、雪水君?ど、どうしたの?」

雪水「か、階段、階段に……鈴本の、死体が」

走ってきたせいで息は荒いし言葉は途切れ途切れになっている。
それでも俺の言った言葉の意味を理解したらしい梶原は
ただでさえ悪い顔色をさらに悪化させていた。

梓川「え、ゆ、雪水君……今の話って……」

雪水「あ、梓川、いた、のか」

梓川「うん……鈴本さんが、死んだって……」

雪水「……血も結構出てる。ほかのやつを集めてきてくれないか?
まだ寝てるやつもいるかもしれないし」

梓川「わ、わかった……」

夢川「私も聞こえちゃったよ!僕もついていったほうがいいよね?
死体発見アナウンス、確定で流れるでしょ。犯人を含むか含まないかはどうせわからないしアレ」

梶原「そ、そうだね、ご、ごめん」

夢川「私に謝らなくてもいいよ。僕そんな君にいやなことされたわけでもないし」

梶原「……」

雪水「……とりあえず、階段のほうに向かうぞ」
7 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/10/30(月) 00:12:43.22 ID:RpO9vcgG0
階段

梶原「う、う……ひ、ひどいね」

夢川「私としてはまずこの出血量が……僕だってスプラッタが得意なわけでもないし」

雪水「……」

階段の下で、頭から大量の血を流した状態で、鈴本は発見された。
おそらく……突き落とされたか、落ちてしまったか。
前者の可能性のほうが高いが。前こそ事故だったが、それが続くとは考えづらかった。

ピンポンパンポーン
モノクマ「あ、ごめん遅れた。死体が発見されました!一定の捜査時間の後、学級裁判を始めまーす」

……不快な声が学園中に行き届く。
それは、この死が嘘だという可能性を奪う、とどめの一言だった。

8 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/10/30(月) 00:21:40.06 ID:RpO9vcgG0
モノクマ「うぷぷぷぷぷ。やーっと事件だよ!どんだけ日常パート長いんだよ、まったく!」

雪水「モノクマ……!」

何が、日常パートだ。何が、「やっと事件」だ。
人の命を、なんだと思ってるんだこいつは。

梶原「ど、どうせ、も、モノクマファイル、だ、だろ?
そ、それだけもらうから、か、帰れよ!」

モノクマ「あ、どーしたの?そんな陰キャ見たいなキレ方して」

夢川「私もさっさといなくなってほしいかなー。僕だって暇じゃないんだよね」

モノクマ「時は金なり。雄弁は銀。うんうん、いい心がけだね!
でも、ボクも大事な連絡があるんだよね!」

……どうせ、大事と言いながら意味のない話でも始めるつもりだろうが、とりあえず聞いておく

モノクマ「ボクってさ、クロとシロを公平に扱うつもりだし、捜査とか裁判だとかは
できるだけスムーズに進めたいんだよね。というわけで今回は捜査時間をかなり短縮させてもらうよ。
ほかの人が来たら伝えてね」

雪水「はぁ!?お前、それどういう意味で」

モノクマ「じゃあねー!」

……くそっ、先にどっかいっちまった。

梶原「こ、公平に扱うつもりなら……そ、捜査が長引くと、ク、クロが不利になる、ってこ、ことかな」

夢川「私はどっちかっていうと捜査しても意味ないって言いたいと思ったけどなー。
僕達が現場でつかめる証拠は少なくて、議論でなぞを解いてくのがメインなのかも」

二人が捜査に取り掛かろうとしてるのに、俺だけモノクマに怒っている場合でもないか。
捜査時間も短いんだ。はやく捜査を終わらせてしまおう。

捜査開始!
9 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/10/30(月) 00:22:58.20 ID:RpO9vcgG0
すみません今回はここまで。ありがとうございました。
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 00:24:54.94 ID:08FCJbaDO
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/30(月) 00:32:26.27 ID:8qy4YW9sO
乙乙
証拠が少なくてカマかけて情報引き出すとかなんかね
続き待機
12 : ◆nySMeRqtqc :2017/11/05(日) 21:21:19.58 ID:q5sAvXQ60
いつもより時間がずれるかもしれませんが今日更新します
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 21:23:28.19 ID:WwufBoRzo
はい
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 21:24:09.07 ID:o3rM3Fnd0
鈴本ちゃん死んでたのか・・・残念
15 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/06(月) 00:03:10.55 ID:Ob2zl89Y0
更新再開します。
短いです今回…
>>10>>11>>14乙、感想ありがとうございます。
カマをかけたりもしますね。
鈴本さん退場しました…
16 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/06(月) 00:04:58.20 ID:Ob2zl89Y0
モノクマ「ま、捜査って言ったらこれだよね!ザ・モノクマファイルー!2!」

梶原「て、定番みたいに、い、言われても、し、知らないよ」

気に食わねえけど、使うしかねえよな……

ザ・モノクマファイル2
死因 頭部からの出血による失血死
死亡推定時刻 夜12時〜3時頃
体の右肩から腰までに掛けて大きな打撲痕あり。
脚には階段で打ったためできたと考えられる、他箇所より
ひどい鬱血。わずかに出血アリ。外部からの強い衝撃の影響からか、
わずかに内臓も損傷。それ以外には外傷、内傷はない。
薬品などは検出されていない。

コトダマ ザ・モノクマファイル2 ゲット!

なんていうか、やけに詳しくないか?

夢川「私たちにこんなに情報与えていいのー?僕たちとクロは公平にあつかわれているんじゃなかったっけ?」

モノクマ「はい、その通りでございます!いやぁ、あのね。今回のクロが
全く証拠落とす気ないからボクが情報上げなきゃいけないんだよね!
もう面倒だしハッキリ言うとそれ以外証拠になるものなかったし!」

それハッキリ言っていいのか!?
17 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/06(月) 00:06:29.41 ID:Ob2zl89Y0
雪水「お前、何かたくらんでいるのか?」

モノクマ「あのねえ。ボクもちょっと怒ってるんだよ。なんだよあれ!
こんなひどい捜査時間はたぶん後にも先にもないね!少なくともボクは知らないね!
ボクがこれだけ情報落とさないと本気で14分の1を当てることになる裁判とかさ!今でもシロ不利だし盛り上がりに欠ける犯行だったし……」

梶原「う、嘘くさい……」

モノクマ「嘘をつく意味ないよ!証拠がないって結構致命的だしね!
悪魔の証明みたいなやつだしそれこそ証拠はないけどさ。でも、オマエラもわかってるだろ?集団で一応やってるんだよね。簡単に嘘つける立場じゃないし!」

夢川「わかったからうるさいよ」

モノクマ「ムキ―!」

おそらく、嘘は言ってないんだろうが…
モノクマにそれを言わせるほどの犯行って、いったいどういうものだったんだ?
18 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/06(月) 00:07:31.83 ID:Ob2zl89Y0
梶原「…な、なんか、ま、前にも、な、何回も、そ、捜査させたみたいな…」

夢川「私よく聞こえなかったけど、僕に何か言った、梶原?」

梶原「な、なんでもない」

……今の話は、覚えておいたほうが、いい、のか?

コトダマ モノクマの証言? ゲット!

雪水「たぶんこいつの話を聞いてても時間の無駄だろ。捜査しねーと……
って、できるのはアリバイ聞いたりとかそれくらいだけどな」

梓川がほかの人を呼んでくれてるはずだし、その間に少しでも情報を集めておこう。

夢川「私はアリバイないよ。僕は寝てたんだよね。疲れてたし」

梶原「ぼ、僕は……一応、そ、その時間は、さ、作業のさ、最終調整に
は、入ってたよ。しょ、証拠は、パ、パソコンの、り、利用履歴だよ。
い、一応残しておいたし……しゃ、癪だけど、も、モノクマがしょ、
証明してくれるとお、思う」
19 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/06(月) 00:08:04.00 ID:Ob2zl89Y0
コトダマ 夢川のアリバイ ゲット!
コトダマ 梶原のアリバイ ゲット!
雪水「なるほどな。ありがとう二人とも。ちなみに俺もアリバイはないな……
あと、梶原。寝ろって言ったよな?」

梶原「ご、ごめん」

雪水「まあ、今はとやかく言う気はねーけどよ……ん、足音?」

バタバタといくつもの足音がリズム無視して鳴り響く。
皆が集まるのはそれが聞こえてからそう時間がかからなかった

唐崎「……っち」

御開「かなり焦った様子の梓川さんから事情は聞いていたけれど……
本当に、また殺人が行われてしまったのね」

四月朔日「え、嘘、なんでかのんが死んでるの!?」

数野「それに関しては事前に言われていただろう。その反応は正しいものではない!」

楠見「え、えっとさ、知ってても実際見るとそういう反応してもおかしくないかもしれないし」

皆守「うん、それに賛成だけど……あの、古伏さんは?」

そういえば……さっき視界の端にはいたと思ってたんだが……
20 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/06(月) 00:09:35.86 ID:Ob2zl89Y0
今井「見るのつらいらしいわ。ちょっと落ち着いてから向き合うらしいで。
今は梓川と一緒におるわ」

古伏……鈴本と仲良かったから、余計ショックだろうな。
捜査は必要ないと考えると、休んでたほうがいいかもな……

梶原「え、えっと……わ、悪いけど、よ、呼んできて、も、もらえるかな。
ちょ、ちょっと、そ、捜査、い、急がなきゃ…」

雪水「最悪証言だけなら裁判でも聞ける。今回は……物的証拠はない、らしいから」

今井「いや待てそれ、どういう意味や!なんや完全犯罪か何かか!?」

夢川「私がそれを説明するよ……僕もなんか面倒だと思うけど……」

……なんか、話が進んでるのはいいんだが……

唐崎「……」

唐崎のやつ、大丈夫なのか?黙りこくってるし、顔色は悪いし……

雪水「おい、唐崎?無理はするなよ?」

唐崎「なんだよ……くそっ:

今は、そっとしておくべきなのだろうか……?


すみません今日はここまで。平日にもう少し更新予定。ありがとうございました。
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:12:45.01 ID:JCc+gXkl0
22 : ◆nySMeRqtqc [sage]:2017/11/06(月) 00:18:51.09 ID:Ob2zl89Y0
https://imgur.com/gallery/0NcDR
遅れました、死体発見シーンイメージです。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/06(月) 00:20:25.01 ID:KD/gnmTCo
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/07(火) 23:23:26.11 ID:kmYtuTQZO
これは濃い学級裁判になりそうで期待
25 : ◆nySMeRqtqc :2017/11/10(金) 23:42:10.96 ID:1OF1zv4T0
すみません更新を切りのいいところで切りたいので
土曜日操作編終了
日曜日裁判編に予定変更させてもらいます。
更新の調子が悪くてすいません
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/10(金) 23:51:13.17 ID:dvdMpwV4O
了解です、乙
27 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/12(日) 00:11:28.32 ID:9pip+DOI0
遅いですが更新再開します
28 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/12(日) 00:18:16.31 ID:9pip+DOI0
……確かに唐崎のことは気になるが……
多分、今どうこうできる問題ではなさそうだし。
それに、今は念のためのアレを優先させたいしな。

雪水「えっと、夢川。今回物的証拠はないっていってるが……
もし、誰かをこの階段付近でこけさせようとするとしたら、どんな道具を使う?」

夢川「私に聞くか―。まあ、僕は芸のためにいろいろ、それこそ犯行のトリックに
使えそうなことはするしねー。うん、いいよ。思いつく限りでいいなら。
よくあるのは糸でひっかけたることかな。普通に物を置いてもいいだろうけど、
それだと見えたら終わりだし」

確かに、普通何か物が置いてあったら避けて通るからな。

夢川「私が思うに、モノを置くだけだったらたまたまそこを避けて通られたら
普通に意味ないし……だから、やるとすれば全体的にトラップがあると思っていいはず、と僕は思う」

雪水「なるほどな。それ以外に何かないか?」
29 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/12(日) 00:22:39.70 ID:9pip+DOI0
夢川「それ以外?私ができること、じゃなくて僕以外でもできることかぁ。
ごめん、証拠の残らない方法なら難しいと思う。トリモチを使うとかそんなのしか出てこない」

逆に何でトリモチという発想が出てきたんだ?

雪水「そうか。ありがとう」

夢川「私は何もしてないよ。僕にできることをしたまでさ」

……矛盾してないか、その発言。もう一つ頼みたいことはあったが……
あいつばっかりに頼むのもどうかという話になるし、梶原に頼むか
30 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/12(日) 00:25:16.99 ID:9pip+DOI0
コトダマ 夢川の推理 を手に入れました。

梶原「ど、どうしよう、み、皆が、あ、集まるまで、と、とりあえず、げ、現場の、か、確認だけ、い、一応……」

雪水「なあ、梶原」

梶原「え、えっと、ど、どうしたの、ゆ、雪水君」

雪水「いくつか確認したいことがあってな。下手したら時間切れになるかもしれねえしアリバイを聞くのをお前と夢川に任せたいんだが」

梶原「え、えっと、い、いい、け、けど」

雪水「悪い。助かった」

梶原「え?あ、う、うん」

とりあえずいるものだけ調達して、モノクマを呼び出せばいいか。
あ、あとその前にあいつに頼んでおかないとな。
31 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/12(日) 00:29:01.21 ID:9pip+DOI0
個室前

えーっと、このあたりにいるはずなんだが……

雪水「あ、いた。おーい、梓川―?」

梓川「あ、雪水君か。な、何か用事?」

雪水「あ、ああ。お前が一番頼みやすいかと思ってな。」

梓川「えっと、私に、だよね。捜査はできないと思うけど……
ほら、血が、出てるんでしょ?」

梓川は血が苦手で死体付近に行くことは無理だ。
だからこそ、梓川にはそれ以外のことを頼むことにする。
ほかのやつが何かしてるのに自分だけ何もしてないのはつらいだろうしな……
まあ何より俺に時間がない、っていう問題なんだがな。

雪水「ああ、そういう話じゃないから安心してくれ。
ちょっと大変だろうが、糸とかロープとか、そういう
紐に近いものが倉庫から減ってないか確認してほしいんだ。
余裕があれば、紐状にできそうなものも頼みたい」

梓川「うん、わかった。雪水君の頼みだし、ちょっと張り切って頑張るよ」

命のかかった捜査だから俺以外に頼まれても張り切ってくれ……

コトダマ 梓川への調査依頼 を手に入れました
32 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/12(日) 00:43:56.31 ID:9pip+DOI0
雪水「……しまった、もう一人つけておかないと怪しまれるよな……」

完全に忘れてたな。しかも一人じゃ捜査が間に合うか怪しいしな。……ん?あそこにいるのは……古伏か?

古伏「あ、雪水さんですか。捜査の際に気を遣っていただいたとは今井さんから聞いています。
ありがとうございます。……そういえば、さっき寝足りないからと言って楠見さんが抜けてましたが、大丈夫ですか?」

さっきまでいたはずなんだけどな……いつの間にそんなことに……

古伏「……実は、さっき彼女に励まされたところでして。もし、ほかの方が腹を立てていましたら伝えておいてください。
まあ、悪はそんなことお構いなしで責めるのでしょうが。どちらの悪も」

いつもの「悪」に対するあたりの強さは変わってないが、やっぱり覇気がない。
いつも元気にふるまっている分、余計に痛々しく感じられた。

古伏「ああ、あとごめんなさい。鈴本さんが死んだというのに、捜査に、参加できなくて。
でも、まだ彼女の死体を見るほど心の整理はついていません……!」

雪水「いや、古伏は鈴本と仲良くしていることが多かったし、仕方ないだろ。
えっと……それに、捜査に参加できないわけではないはずだ」

古伏「えっと、どういう意味でしょうか」

雪水「実は、犯行に糸とか紐みたいなものが使われてないかっていうことを今梓川に調べてもらってるんだが……
一人だと、証言するときに疑われるかもしれないし、何より一人じゃ大変だろ?手伝ってやってほしいんだ」

多分、じっと一人でいるよりはいいと思う、という言葉は飲み込んだ。

古伏「なるほど……そういうことなら、もちろんのこと!ふさぎ込むばかりでは申し訳が立ちません!
お気遣い感謝します!では!」

雪水「え?あ、ああ、どういたしまして?」

俺の返事を聞いたか聞いてないかわからない。
それくらい早く、あいつは倉庫の方向へ駆けて行った。
少しは前向きになれた……のか?
33 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/12(日) 00:48:53.47 ID:9pip+DOI0
視聴覚室

走っていく古伏を見届けたあと、俺はモノクマを呼ぶ前にあるものを用意しておいた。
まあ、そんな特別なものでもないけどな。

雪水「おい、モノクマー」

モノクマ「はいはーい、珍しいねぇ、そっちからボクを呼び出してくれるなんてさ!」

ほんと、こいつは一体いつもどこから出てくるんだ?
いやもうそれについてはあきらめたほうがいいか。
さっさと本題に入ってしまおう。

雪水「いや、一つ気になってたことがあるんだが……
捜査に必要な情報を、お前はどれくらい教えてくれるんだ?モノクマファイルで」

モノクマ「ん?それってどういう意味?は、ま、まさか!
学園長を利用して裁判で不正をしようと……!?させませんからね!」

雪水「いや、そういう意味じゃないんだが……なあ、モノクマ。
例えば、事件にかかわる情報で、お前しか知りえないこと……
例えば、ここにある備品とか、装置とか。そういうことに関する情報を、
どれくらい教えてくれるのか、って思ってな」
34 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/12(日) 01:25:55.43 ID:9pip+DOI0
モノクマ「あー、うん、それねぇ。具体的な条件は二つだよ」

雪水「二つか。その中身は?」

モノクマ「一つは、オマエラが捜査したり、推理できる範囲かってこと。
調査不足をボクで補おうだなんてさせないからね!ボクはサプリメントじゃないからね!」

そのたとえは一体何なんだ……わかるようでわからないぞ

モノクマ「あとは、公平さだね。ボクのせいでクロが一発でわかるだなんて
マネはさせないよ」

雪水「……なるほどな。こんだけだ」

モノクマ「ふーん……まあいいや、捜査時間もう終わるけど、本当によかったの?」

雪水「ああ、いいぞこれで」

ピンポンパンポーン

モノクマ「はいはーい、もう捜査なんて打ち切りでいいよね!
それでは、前と同じあの場所へレッツラゴー!」

目の前で直接言った……モノクマにマイクが内蔵されているのか?
……考える意味を感じないな。
35 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/12(日) 01:32:38.19 ID:9pip+DOI0
今回はここまで。途中遅くなってすいません。ありがとうございました。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 07:50:51.57 ID:4xTtPSVXo
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 10:32:57.90 ID:nwE+SqWj0
乙です
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/13(月) 22:02:12.34 ID:GhDZF2JxO
裁判は来週かね
期待
39 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/14(火) 02:26:33.15 ID:ecdUNEui0
すみません日曜日は寝落ちしてました。平日中に裁判はいります。
>>38遅くなり本当にすみません。期待ありがとうございます
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/17(金) 22:54:22.30 ID:dG99Hd/2O
前スレ埋まってるけど大丈夫?
学級裁判待機
41 : ◆nySMeRqtqc :2017/11/18(土) 23:40:34.92 ID:rkpnyXl60
すみません明日更新します。
>>40期待感謝です。前スレはすぐにhtml化してきます
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 00:13:41.91 ID:fcW+CIg/O
今日は休みかな
ゆっくり待ってる
43 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:22:57.00 ID:DHa8lZGv0
遅いですけど少しだけ更新します
44 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:23:40.55 ID:DHa8lZGv0
学級裁判場エレベーター前

今井「おっそ!もっとはよしいや!」

御開「捜査中は仕方ないのかもしれないど。もう少しスケジュール管理をしてほしいわね」

雪水「悪い、ちょっと手間取ってな」

意外とモノクマがあそこから動かなかったんだよな……
まあ、何とかなってよかったと思っておくか。

鷺宮「いや、普通にまだ二人来てねえしそこまで攻めなくていいだろ……」

皆守「というより、僕達はそろって行動してたからね……
まあ、今井さんと御開さんは行動が早かったんだけど。
あとは……古伏さんと梓川さんか」

倉庫の捜査を頼んだ二人か。自分が頼んだとはいえ申し訳ないな……

数野「あの体育会系と準体育会系か……全くこれだから」

雪水「いや、体育会系は結構時間厳守だからな?」
45 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:24:08.38 ID:DHa8lZGv0
梓川「え、えっと、皆ごめん!」

古伏「申し訳ございません!悪よりも遅くなってしまいました!」

そこで唐崎を引き合いに出してくるのか……

四月朔日「うららとはるるんも来たし、全員そろった?」

古伏「あ、ありがとうございます!そういって読んでもらえたのは初めてです!」

四月朔日「うっかり噛んだだけなんだけど……はるるんが喜ぶならいいや!」

四月朔日があきれるような顔をしたのってなかなか見ないな、そういや。

モノクマ「お、よかったよかった。まーた新しい殺人事件でも起きたらどうしようかと思ってたよ!じゃ、みんなエレベーターにガツガツ乗ってくださーい!」

唐崎「そんな食いつくようなことでもねえよ」

モノクマの不快な言葉と唐崎の返答は、すぐに緊張と静けさの中に消えていく。
そんな張りつめた空気の中、俺たちはエレベーターに乗り込んだ

学級裁判が、始まる。

命懸けの、裏切りと疑惑と絶望にまみれた、学級裁判が。
46 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:25:40.67 ID:DHa8lZGv0
二本のマイクで描かれた十字と、丸を射貫くように書かれた十字。
以前はなかった血の色で書かれたそれが席を二つ占めていた。

モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!
学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます。
正しいクロを指摘出来れば、クロだけがおしおき。
だけど…もし間違った人物をクロとした場合は…
クロ以外の全員がおしおきされ、
みんなを欺いたクロだけが晴れた卒業となりまーす!」

皆守「まずは……アリバイの話だよね。あの時全員がそろってたわけじゃないし、
そうでなくても確認は大事だから」

古伏「本当に申し訳ないです……」

梓川「私もごめん。そうしてくれるとありがたいよ」

ノンストップ議論開始!

皆守「じゃあ、まず全員のアリバイの確認からだね」

夢野「私たちが現場に集まっているひとに聞いたときは、
【誰もアリバイがなかった】よ。僕も含めてね」

数野「なら、その当時いなかった【古伏と梓川、そして雪水】はどうなんだ?」

古伏「その時間は就寝していたため【アリバイはありません!】
[休養もまた修行]です!」

梓川「私も同じだよ。[アリバイはなかった]よ」

雪水「俺もさすがに寝てたぞ、その時は」

鷺宮「じゃあ、【アリバイのある奴がいない】ってことでいいのか」
【】反論ポイント
[]同意ポイント
|夢川のアリバイ>
|梶原のアリバイ>
|梓川への調査依頼>
47 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:26:07.69 ID:DHa8lZGv0
雪水「それは違うな!」

確か……梶原には完成されてないとはいえアリバイに近いものはあるはずだ。

鷺宮「いや、だって誰もアリバイがあるって言ってなかった……
あれ、そういや梶原から何も聞いてねえな」

梶原「え、あ、ごめん……ま、まだ、あ、アリバイにできるか、
わ、わからなくて」

楠見「それって、どういう意味?」

梶原「え、えっと、こ、これ見て……わ、わかる、かな?」

そういって、梶原はおもむろにパソコンの画面をこちらに向ける。

今井「いやそれどこから出してきてん!?」

梶原「え、えっと……ご、ごめん。と、とりあえず、こ、これを見てくれると、
た、助かるんだけど」

御開「何かのプログラムのようだけど、それがどうしたの?」

楠見「多分、そのパソコンでいつ何していたかの記録、ってことだよね。
なんとなくわかるけど、確証はないし……何より、偽装できるよね」

梶原「う、うん……だ、だから、しょ、証明できると、し、したら……」

四月朔日「モノクマしかいないってこと?ゆうま」

皆守「だけど、それをモノクマが了承してくれるかな?」

……微妙なところだな。なんとかモノクマを誘導できれば……
48 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:27:32.80 ID:DHa8lZGv0
モノクマ「えー、するわけないじゃん。面倒だしさ!」

こういうだろうなとは思ってたが。
やるだけ、やってみるか。

雪水「なあ、モノクマ。本当にいいのか?」

モノクマ「なんだよ!反抗期なの、雪水クン!」

雪水「お前、確か言ってたよな?推理も捜査もできない範囲で、
公平さがあると判断した場合は設備とかの情報をわたすって」

モノクマ「そうだね!確かにそういったけど、それがどうかした?」

雪水「この証拠に関しては俺たちが考えたり調べたりできる範囲だったか
とは言われると違うはずだ。パソコンはこの学園の所有物の一つだしな。
それに、公平性もそこまで問題ないはずだが?」

モノクマ「それが、この学園のルールなのだ!」反論!





モノクマが何か言っていますね……
ですがみなさん、ちょっとでも証拠はほしいでしょう?
そんなあなたに押切反論ショーダウンです。
え、なんのことかわからない?
仕方がありません。私めがお教えいたしましょう。
この押切反論ショーダウンでは、基本的に明確な証拠は一切ありません。
というより、貴方の主張が正しいものであるかもわかりません。
しかし、今回はそこが問題ではないのです。
貴方の主張を無理にでもおしきって、必要な情報を手に入れること。
これが目標となります。
しかし、習うより慣れよという言葉もあります。
見たほうが早いかもしれません。
49 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:28:53.91 ID:DHa8lZGv0
モノクマ「公平性に問題がない?どの口が言うのさ!
アリバイ付きのシロができるんだぞ!」

今井「あーらま」

四月朔日「……」

御開「……早速にもほどがあるわね」

梶原「ア、アリバイ付きの……」

皆守「今シロって言ったよね?」

……まあ、当然の反論だよな。無理のある主張をする羽目になるが、
多少ごり押しすることになっても、クロ候補を絞れるなら絞りたい。
いや、もう絞れたようなもんだが。

雪水「なあモノクマ。この事件自体かなりクロ有利に傾いてたはずだろ?
ある意味お前にとってもイレギュラーな事態。本当に公平っていうなら
通常ならあり得ない判断だとしても、それくらいの情報はあっていいだろ」

モノクマ「うぐっ!で、でもやっぱり最低限<裁判としてのマナー>みたいなものがあるからね!」

雪水「証拠が少なすぎて13分の1を勘で当てるゲームとかしているんだが、それでも<裁判>だと言い張れるのか?」

数野「確かに客観的に見れば13分の1かもしれんが参加者である私たち
の視点から考えると12分の1になるのだが」

楠見「今はそこはどうでもいいと思う……」
50 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:29:39.17 ID:DHa8lZGv0
モノクマ「ふぐぅ!でも、そこから<議論>を発展させていくのはオマエラの仕事でしょ⁉」

雪水「その<議論>のために必要な情報だ。もしかしたら、そのアリバイのウラをつくようなトリックかもしれないしな」

モノクマ「あーもう!ああいえばこういう!」

もうここまでくれば強引に持っていけそうか?

雪水「クロが一発でバレるようなことじゃないだろ?
たかが候補が一人減るだけ。……それとも、これのせいでクロがわかるのか?
その場合ほぼ梶原がクロなんだが」

モノクマ「いや、クロが【ボク、そんなこと言ってないんですけど!】
そんなこと【いつ言ったのさ!】」

???

モノクマ「あとは、公平さだね。ボクのせいでクロが一発でわかるだなんて
マネはさせないよ」

最後の駄目押しをしろ!

確かこの発言があったのは……

1 捜査前
2 事件前
3 捜査終了直前

それに、このままだと言い返されそうだよな。
……近いセリフに変えておくか。

セリフを改変しろ!

ボクのせいでクロが一発でわかるだなんてマネさせないよ

〔ボクは〕〔わかる〕〔だけは〕〔クロが〕〔一発で〕〔証言をする〕〔しないよ〕
51 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:30:54.38 ID:DHa8lZGv0
捜査時間終了前
ボクはクロが一発でわかる証言だけはしないよ

雪水「これで決めるしかない……!」

雪水「捜査時間終了前。その時確かにお前は、クロが一発でわかる証言だけはしない、
そういう趣旨の発言をしてたよな?」

モノクマ「証拠がないよ証拠が!」

……やっぱり、そうなるか。

雪水「……あの時の音声、録音してあるんだよな」

モノクマ「は⁉え、ちょっと、やめてよね!プライバシーの侵害だよ!」

梓川「モノクマが言うの……?」

雪水「お前を視聴覚室で呼び出した理由もそのためだ」

鷺宮「そういや、あそこは音楽にも使える機材が多かったしな。
録音機も少し拝借したぜ」

……その時、楽しそうにドラムの話や……野上と一緒に共演したいっていう話もしてたからな。印象に残ってる。

雪水「そういうわけだ。こんな話が長引くのも面倒だろ?
梶原のアリバイは成立するのか?どうなんだ?」

モノクマ「あーもういいよ!梶原クンはその時間ずっとパソコンをいじってたよ!」

唐崎「……」

古伏「もはやお察し、でしたがね!確定したのはいいことです!」

今井「勢いでやりおったなー。個人的にはもうちょっとあれや、小手先でちょちょい、とやるみたいにしてほしかったんやけどなー」

夢川「私はプロと比べるのはかわいそうな気がするけど。僕もそういうときあるけどさー」

梓川「ま、まあとりあえずいったん片付いたしよしとしよう?」

梶原「そ、そうだよ、え、あ、ごめん。あ、ありがとう」

雪水「どういたしましてだな……」

まだ裁判は始まったばかりだってのにどっとつかれたぞ……
52 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/20(月) 01:32:26.36 ID:DHa8lZGv0
今回はここまで。ありがとうございました。
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 08:09:35.12 ID:fcW+CIg/O
乙です
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 10:10:04.79 ID:FEAh2ryT0
モノクマを論破するゲームだったか…
続き待機
55 : ◆nySMeRqtqc :2017/11/26(日) 23:42:37.34 ID:vMMSEi2t0
すみません明日明後日で小分けにして更新します。グダグダですいません
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 00:49:14.48 ID:L33BmjZ20
報告乙です
待ってる
57 : ◆nySMeRqtqc :2017/11/27(月) 22:52:58.11 ID:Wo55CeSN0
半くらいから更新再開します
58 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/27(月) 23:40:55.71 ID:Wo55CeSN0
更新再開します
59 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/27(月) 23:42:14.96 ID:Wo55CeSN0
雪水「あー、なんというか、とりあえず梶原のアリバイが確定したところで、
ほかに議論することはないか?」

御開「ないほうが問題なのだけれど…情報量も少ない上に、死因などは記載済み。
議論できることが少ないのも事実ね」

四月朔日「えぇ!?まだわたぬきちゃん犯人わからないよ!?」

古伏「当然です!これだけの証拠で犯人がわかるはずもありません!
このままではクロが勝ってしまいます!」

鷺宮「ほぼ運任せじゃねえか……全員やっぱ鈴本が死んじまって様子が変な奴もいるけどよ……誰とは言わねえが。でもいつもと調子が違えのはクロだからとは思えねえしな…」

そうなんだよな。殺人した後ならもうすこし動揺していてもいいと思うんだが。
……いや、もう腹をくくっているのかもしれない。
動機ビデオを見たからか、それとも時間のおかげか、そこまでは知る由もないが。

楠見「本当、どうしたらいいんだろう。もう今ある有力な情報って多分私が
犯行現場を目撃したこと以外ないと思うし……」

ほぼ手詰まり状態か……って、ん?
60 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/27(月) 23:44:02.66 ID:Wo55CeSN0
夢川「私たちはどうすればいいのさ。僕だってまだこんなところで終わりたくないんだけど、……ってちょっと待って、今なんて言ったの、楠見」

楠見「いやだからおそらく私が犯行現場を見たこと以外情報がないって言ったんだよ」

四月朔日「待って待ってー!え?あれれ?おっかしいよー?かなえがそんなこと知ってただなんて初耳だよ?」

楠見「そりゃあ、今まで言ってなかったはずだし、初耳だと思うけど」

今井「いやいやいやいや待たんかい!」

楠見「私何回待たされてるんだろう……」

今井「そんだけあんたがが一足も二足も、いやもう百足くらい先行ってもうとるからや!」

楠見「人をムカデみたいに言わないでくれるとうれしいかな」

今井「漫才しにきとるんやないねん!」

数野「やめておけ、そいつは人をからかいだすと止まらないタイプだ」

今井「そんなん知らんわ!てかなんや、内弁慶かあんた!」
61 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/27(月) 23:45:20.66 ID:Wo55CeSN0
楠見「そんなことは多分今要らないと思うよ。ちゃんと真面目に議論しようよ。
命がかかってるんだよ?えっと、犯行現場を目撃した話だったよね?」

今井「だー、せやな、正論やな!でもイラつくわー!」

数野「なんだ、コメンテーターと聞くからもっと口が上手いものだと思っていたが。
意外と乗せられやすいのか」

今井「あたいはボケにツッコミとオチがないと許せんタイプなんや!
関西ローカル出身で悪いかああああ!」

結局またからかわれてるな……
62 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/27(月) 23:46:47.22 ID:Wo55CeSN0
御開「本格的に関係ない話になっているわ。少し静かにして頂戴数野くん。
で、犯行現場を見た、というのは本当かしら?そして、いつどこでだれが、はわかっているからなぜなにをどこまで、どうやって目撃したのか、それを伝えて頂戴」

数野「いやどういうことだ、なぜ私が黙る側なのだ!?」

楠見「多分、さっきまでのうるささがどうとかじゃなくて、
今井さんは黙るべきだとわかったら黙れるタイプで、
数野君はそれが苦手なタイプだからじゃないかな」

数野「……否定はしない」

梶原「し、しないんだ……」

まあ……空気が読むのは苦手そうだよな、数野。
ただ御開の言い方がわかりにくすぎただけで……
63 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/28(火) 00:02:04.02 ID:zO5FglHu0
楠見「それはともかく、質問に答えると、
『私が眠れなくてちょっと散歩してた』から薄暗くてよく見えなかったけど
『犯人の顔と服装と……ってまあ、特定できるくらいの人間』を、
『犯行が始まってから終わる』まで、
『階段の上からちょうど見えない死角にいる』ことで目撃したんだよ。
まあ、壁があって助かったよね。なかったら口封じに殺されてたかも」

……犯人がわかってるのか。
じゃあ、なぜそれを今まで黙ってたんだ?

梓川「え、見てたの犯人!?」

数野「何故言わない!?非合理的かつ無意味だ!」

今井「いや、さすがに理由言うやろ……黙っとき」

数野「ならなぜすぐ言わない?時間の無駄だ」

今井「あんたは自分の納得いかへんもん受け入れられへんタイプか…」

皆守「で、ねえ、楠見さん。それをどうして言わなかったの?」
64 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/28(火) 00:05:35.50 ID:zO5FglHu0
楠見「うーん、ひとつ気になることがあったんだよね。たぶんこれはこの裁判でしか
解決しないと思うし……犯人への切り札はもうあると思うし、あとはいくつか
ピースがそろえば……だね」

梓川「その気になることって何なの?」

楠見「えっと、質問責めにされてもコミュ障にはきついんだけどな……
まあ、今は言えない。でもちゃんと後で言うし、犯人も投票前にはいうからさ。
この裁判で死ぬってことはないんだし。私たちは。だから、」

そういった後ひとつ、楠見は間をおいて。
65 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/28(火) 00:06:04.87 ID:zO5FglHu0
楠見「私を信用してほしいんだ」

そう言い切った。
66 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/28(火) 00:07:53.43 ID:zO5FglHu0
今回はここまで。明日も更新します。ありがとうございました。
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 00:11:54.79 ID:MBGPg9+xo
乙です
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 18:30:51.13 ID:FOunb+DG0
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 21:59:02.80 ID:Jt7lK1FwO
乙です
70 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/29(水) 02:57:29.26 ID:DeQTbz5g0
遅いですが更新再開します
71 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/29(水) 02:59:36.31 ID:DeQTbz5g0
纏めてしまってすいません。みなさん乙くださってありがとうございます。


鷺宮「……どう信じろっていうんだよそういわれてもよ……」

梓川「でも、いったん信じるしかないと思う。このまま黙ってるわけにもいかないし」

鷺宮「わかってんだけどな……まあ、悪い」

梓川「私も気持ちはわかるよ……」

四月朔日「んー、あ!でもそのピース、ってなんなのー?」

楠見「たぶんあると思うんだけどわかんなくてさ。
……うーん、じゃあさっき御開さんが言っていた5W1Hに倣って
ああ、もう誰がいつどこで何をどうやった、っていうのはわかってるんだっけ」

夢川「私たちもそこは議論したしね。じゃあ、僕達に残されたのはなぜ犯行を犯した
のか、その動機……これを一旦考えたほうがいいかもしれない、そういうことかな」

古伏「私はそういうことに疎いのでわかりませんが……おそらく、それでいいのでは?
悪が使う言い訳を推測することで特定することができるかもしれませんし」

まあ、他に話すこともないしな。何か少しでも手掛かりがありそうなら、
ひとまず議論したほうがいいとは思う。
72 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/29(水) 03:00:03.95 ID:DeQTbz5g0
皆守「……ちょっと待って」

数野「今度はなんだ!いつになったら議論は始まるのだ!」

皆守「え、あ、うん。ごめん。でも、僕達の動機がわかってもそんなに意味がないと思うんだよね」

四月朔日「え、でもじゃあわたぬきちゃんたちは何を話せばいいの?」

御開「収穫が少ないのは百も承知よ。でも、だからと言って何もしないわけにもいかないわ」

皆守「それはわかってるよ。だけど、動機ビデオは僕達の根底的な部分関係している、と思ってる。だからむやみに触れるべきじゃない。それに、僕達にとっては些細なことでも、本人にとってはそうでないことなんてよくあるから……わかったところで犯人にはつながらないと思うし」

梓川「じゃあ、何を話せばいいの……?」

皆守「うーん、あれだよ。よくある話なんだけど。実は犯人じゃなくて被害者のほうに何らかの原因があって……みたいな。実は被害者の動機ビデオを見た被害者が思い詰めてしまって信頼してくれていたはずの人を利用した殺人計画を実行、しかし部屋にあったとある武器で返り討ちによって殺されてしまう、とか」

梶原「や、やけに細かいね……」

皆守「あ、ごめん。でも実際被害者がどういう心理状態だったかは重要な情報だと思うよ。それに、僕達の知らない秘密が関係しているかもしれないし。鈴本さんには悪いけど……」

……鈴本の動機か。考えてなかったな。確かに人間関係が関係してる、とかなら
動機も重要か。でも、なんでそんな細かいんだ……しかもどっかで聞いたことある感じなんだが……なんだったか忘れたが。
73 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/29(水) 03:00:31.44 ID:DeQTbz5g0
今井「あー、まあ、それもそやなー。下手に動機に突っ込んで後々こじれてもめんどいしな。みんでええならそれが一番やわ。でな、その動機とやらどうやって見るん?」

梓川「それは元からどうするのかなとは思ってたけど……自己申告すらできないよね、
これだと」

雪水「それに関しては問題ないんじゃないか?」

古伏「問題ないって、何がですか?」

雪水「ほら、モノクマがいるだろ。まあ……あれだが。」

渡してくれるかどうかなんだよな。プライバシーが云々言われたら言い返せねえし。

梶原「さ、最悪、ハ、ハッキングするけど……」

鷺宮「できんのかよ!いやできるならもっと早くしろよ!」

梶原「じ、時間かかる、し、そ、それに、じゅ、重要なところは、
か、かなり厳重、み、みたいで」

鷺宮「あー、まあ、そうか。悪い無理言って」
74 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/29(水) 03:00:57.26 ID:DeQTbz5g0
梶原「気、気にしないで」

夢川「私たちの中ではこういう話だけど、実際どうなのモノクマ?
僕達に動機ビデオを見せてもいいの?」

モノクマ「渋ってもいいんだけどね。ハッキングとかされるとボクも面倒だし。
それにずっと議論が始まらなくて退屈極まりないし別にいいよー?」

御開「案外あっさり認めるのね。よほど退屈だったのか、それとも……」

モノクマ「そういう下手な勘繰りはよくないと思うなあ!
あ、パソコン貸して」

梶原「お、お前が、も、モニターで、う、うつしたほうが、み、見やすいだろ……」


モノクマ「あーもう!あれってちょっと面倒だから貸してくれたほうが早いの!」

梶原「し、信用できないんだよ……」

モノクマ「だーもう!貸しなさい!」

もしかして梶原、何か、都合の悪いことでもあるのか?
いや、というより。モノクマが何かしようとしているのか?

雪水「いや、いいだろ別に。俺もそろそろ触れたほうがいいかと思ってたこともあったしな」

鷺宮「……」

モノクマ「うぬぬ……いいよ別に!ふん!」

これ、止めて正解だったかもな。絶対何かたくらんでただろこいつ。
75 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/29(水) 03:03:34.71 ID:DeQTbz5g0
梓川「で、言っておきたいことって?えっと、疲れたならおんぶしてあげようか?」

雪水「まだ疲れてないし疲れても絶対頼まないからな。……鷺宮、お前が言っていいぞ」

今までの議論で、「そのこと」に関して少しだけ気にかけてるような発言をしてたのは、鷺宮だからな。

鷺宮「……俺が言っていいなら言うぞ?」

数野「なんだ、何の話をしている?」

楠見「それを今から言うんだよ今は静かにしろって。
っていうか、そうか。それを一番先に言うのが雪水くんか。まだ予想だけど」

二人の雑談をよそ眼に、鷺宮は滅多に見ないような、怒気を含ませた顔をして。
一人をにらみつけていた。


鷺宮「……なあ、いつまでだんまり決め込んでんだ、唐崎」

76 : ◆nySMeRqtqc [saga]:2017/11/29(水) 03:04:11.54 ID:DeQTbz5g0
今回はここまで。ありがとうございました。
遅くなりすいません
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 06:16:03.19 ID:CEDTTpXTO
乙です
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 08:12:44.00 ID:07qLoTyk0
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