NEW GAME 番外編「事件って、身近にでも起きるもの、なんですね!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/28(土) 01:37:45.48 ID:22iReQ2N0
ある日

はじめ「♪」

ゆん「おや、はじめぇー? 朝からご機嫌やな、どないした?」

はじめ「おっ、良く聞いてくれた。これを見てよ?」

「あるアニメキャラのフィギュア」ジャーン

青葉「フィギュア、ですか? それにこれって、確か大人気のアニメに出てくるキャラクターですよねっ??」

はじめ「そうなんだよぉー♪ しかもこれ、かなりのレアフィギュアで、国内で100体しか作ってない限定品で、つまりはレア中のレア、なんだよ!!」キラッ

ひふみ「レア・・・。それは、すごい・・ね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509122265
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/28(土) 01:50:06.68 ID:22iReQ2N0
はじめ「ひふみ先輩もそう思いますよね! こんなものを手に入れる私、凄いですよね♪」

ひふみ「え、えぇっと、言ったのは・・・フィギュアの・・方・・だけど」

ゆん「こないなもん、どう手に入れたんや」

はじめ「最近知り合ったオタク仲間が購入したのを、「譲ってくれ」って一生懸命土下座した・・」

青葉「えぇっ、手に入れる為だけに土下座なんて、したんですかっ!?」

はじめ「もちろん。で、その後金を払えば譲るって事になって最初は15万を提示されたんだけど、高すぎるから、粘った交渉の末に10万に負けさせて、それで手に入れたって訳だよ!!」ドヤッ

ゆん「そないなことで、ドヤ顔すなー! ていうか、額も凄まじいやないかぁーっ!?」

ひふみ「生活・・とか・・・大丈夫、なの?」

はじめ「まぁ、給料日までは大変になりますけど、欲しかったレアフィギュアが手に入ったから、それで良しとしようかな、なんてさぁ♪」

青葉(ほんとにオタクって凄いんですねぇ・・・)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/28(土) 01:56:32.80 ID:22iReQ2N0
ところが、翌日

はじめ「おはようございまーす」

青葉・ゆん・ひふみ「「「おはようございます・(おはようさーん)・(おはよう・・・)」」」

はじめ「んっ・・・・・・あぁ〜〜〜っ!?」

ひふみ「っ!?」ビクッ

青葉「はじめさんっ、どうしたんですかっ!?」ビクッ

はじめ「ない・・・」

ゆん「なんやて?」

はじめ「私の、私のレアフィギュアが・・なーーーーーーーーいっ!!??」ガーン

一同「えええぇぇぇっっっーーーーーーー!!!??」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/28(土) 02:07:32.84 ID:22iReQ2N0
青葉「ほ、本当に、レアフィギュアが無くなったんですかっ!?」

はじめ「もちろんだよ。昨日、デスクのフィギュアたちと一緒に並べておいたはずなのに・・来てすぐに見たら、無くなってたんだよっ!」

ゆん「どうせ、家に持ち帰ったとか、そんなんちゃうの?」

はじめ「いや、家には絶対に持ち帰らないよ。だって、フィギュアはいつもデスクに並べておくでしょ、私?」

ひふみ「そう・・だね。はじめちゃん、デスクに必ず・・フィギュア、並べてる・・ね」

青葉「あのう、良く探しましたか?」

はじめ「もちろん、無いのに気付いて、すぐにデスクの下や周りを見たけど、見当たらなかったよ!」

青葉「そうですか」

はじめ「あぁ〜、なんでだーーー!? どうして、昨日皆に見せたばかりのレアフィギュアが無くなるんだよっ、おかしいだろーー!! ハッ、もしかして、誰かが盗んだとか・・・誰だ、どこの誰が私のフィギュアをっ!?」

ゆん「は、はじめ、落ち着くんやっ!?」

コウ「なんだー? さっきから、騒がしいぞ??」

ひふみ「あっ、コウ・・ちゃん」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/28(土) 02:18:38.84 ID:22iReQ2N0
コウ「成る程。昨日まであった、はじめのレアフィギュア?ってヤツが、今日の朝、無くなっていたねぇ・・。」

青葉「それも、はじめさんによれば10万円で購入した代物、らしいですよ」

コウ「なっ、じゅ、10万だとっ!?」

はじめ「いや〜、絶対に欲しかったので。無理しましたよ!」

コウ「はじめー、フィギュアとかアニメが好きなのは結構だが、たかがフィギュアに普通10万もかけるか?」

はじめ「た、たかがって、なんですかっ!? 私にとっては、必需品なんですよっ! どんなに高くてもお金をかける、金に糸目を付けないなんて、当たり前じゃないですかっ!!」

コウ「わ、分かったっ!? そう熱くなるな!」

ゆん「まるで、典型的な成金やな・・・」

コウ「とりあえず、まだ就業まで時間はあるし、一人ずつ別れてはじめのフィギュアを探すぞ! あっ、一応、りんも呼んでおくか!!」

ひふみ「なんか、ごめんね・・・」

コウ「いや、別にひふみんが何かした訳じゃないから、謝らなくてもいいよ・・」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 02:21:47.12 ID:OjRXHBVh0
青葉(ですが、結局は見つかりませんでした・・・。そして・・・)

はじめ「あぁ〜、どうして見つからないんだよぉー!?」

りん「おいといた物が見つからないなんて、不思議な事があるのね」

コウ「はじめ、ひとまず後にしよう。もう就業時間になるからさ」

はじめ「誰が盗んだんだ? ゆんか、青葉ちゃんか、ひふみ先輩か、それとも八神さん、遠山さんか!!」

ゆん「う、うちじゃ、あらへんよ!?」

青葉「私だって、違いますよ?!」

ひふみ「わ、私も・・・」

コウ「つーか、なんで私が盗まなきゃならないんだよ? それにはじめのフィギュアの事だって、さっき知ったばかりだし」

りん「コウちゃんもそうだけど、私も同じよ」

はじめ「あぁ〜、こうなったら、意地でも犯人を見つけてやるーーー!!! 犯人め、見つけたら絶対にただじゃ済まさないからなぁっ!!」

ゆん「あないな、はじめ、初めて見たわ〜・・・」

コウ「そうだな。普段のはじめってあんまり怒らないし、怒っても軽い感じだから、あそこまで真剣に怒るのも珍しいな」

りん「大事なものが絡んでいるから、気持ちは分かるわ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/29(日) 09:34:40.43 ID:PrS0pvVA0
もずくか
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 16:42:17.55 ID:OjRXHBVh0
青葉(はじめさんは、あの後も意気込んで、仕事に励み、休憩になると必死にフィギュアを探しましたが、結局は見つからず、そのまま帰宅しました。明日も、必死になると思われましたが・・・そんな事には、なりませんでした・・・。まさか、あんなになるなんて・・・)

翌日

青葉「今日もはじめさんに振り回されそうだな・・んっ?」

ファンファンファン♪

青葉「あれは、パトカー・・・しかも、イーグルジャンプの前に!? それに人だかりも?!」

ガヤガヤ

青葉「うぅ〜、野次馬が凄いですっ! ぷわぁっ、最前列に出れたっー!!」

コウ「あっ、青葉っ!?」

青葉「あっ、八神さん、おはようございます! この騒ぎは、一体なんですかっ!?」

コウ「・・・・」グッ

青葉「八神さん?」

りん「コウちゃん、私が説明するわ」

青葉「あっ、遠山さん、おはようございます」

りん「おはよう、青葉ちゃん・・」

青葉「遠山さんまで、落ち込んだような表情をっ!? ほ、本当に、何があったんですか!?」

りん「・・・はじめちゃんが・・殺されたのっ!」

青葉「えっ?!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 16:42:45.96 ID:OjRXHBVh0
青葉(はじめさんは、あの後も意気込んで、仕事に励み、休憩になると必死にフィギュアを探しましたが、結局は見つからず、そのまま帰宅しました。明日も、必死になると思われましたが・・・そんな事には、なりませんでした・・・。まさか、あんなになるなんて・・・)

翌日

青葉「今日もはじめさんに振り回されそうだな・・んっ?」

ファンファンファン♪

青葉「あれは、パトカー・・・しかも、イーグルジャンプの前に!? それに人だかりも?!」

ガヤガヤ

青葉「うぅ〜、野次馬が凄いですっ! ぷわぁっ、最前列に出れたっー!!」

コウ「あっ、青葉っ!?」

青葉「あっ、八神さん、おはようございます! この騒ぎは、一体なんですかっ!?」

コウ「・・・・」グッ

青葉「八神さん?」

りん「コウちゃん、私が説明するわ」

青葉「あっ、遠山さん、おはようございます」

りん「おはよう、青葉ちゃん・・」

青葉「遠山さんまで、落ち込んだような表情をっ!? ほ、本当に、何があったんですか!?」

りん「・・・はじめちゃんが・・殺されたのっ!」

青葉「えっ?!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 16:44:32.09 ID:OjRXHBVh0
↑間違えて、二つ投稿してしまいました! すみません。
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 16:58:30.89 ID:OjRXHBVh0
続きです!

青葉「えっ、嘘です、よね? はじめさんが、死んだなんて?!」

コウ「本当だよ・・。私が第一発見者なんだけど、朝一番に来たら、私らのブースが荒らされてて・・・。そしたら、はじめのデスクの近くで、はじめが倒れてたんだっ!」

青葉「・・・・」

コウ「声を掛けても動かないし、それに息もしてないから、急いで救急隊と一応、警察も呼んだんだけど」ポロ

りん「はじめちゃんはもう手遅れだったの・・。警察の話では、強盗が入って室内を荒らしている時に、強盗と出くわして、突き飛ばされた拍子に自分のデスクに頭をぶつけて、それが元で・・・というらしいの」ポロポロ

青葉「そ、そんな・・。じゃあ、本当に・・はじめ、さんは・・」ポロポロ

青葉(その後、ひふみ先輩、ゆんさんが来ました。皆さん、事情を知り、それぞれが涙を見せました。そして、一通り、警察の調書が始まり、私たちのブースは、全員終わりました・・。)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 17:18:02.54 ID:OjRXHBVh0
会議室

刑事「ご協力ありがとうございました。まだ、実況見分が済んでませんので、関係者のあなた方はこちらの会議室で待機して貰ってもよろしいですか?」

りん「分かりました」

刑事「では!」

バタン!

ゆん「うぅ、はじめぇ〜、なんでや、なんでこないな事に・・」ポロポロ

ひふみ「・・・・」ポロポロ

青葉「ひふみ先輩、ゆんさん・・・」

りん「強盗が入るなんて、初めてよ。ましてや、セキュリティもしっかりしていたし、どうやって侵入したのかしら? それに監視カメラもあるのに、どうして私や警察が確かめた時に犯人の姿は映ってなかったのかしら?」

コウ「確かに、ただ私らのブースの前の廊下だけは、監視カメラが故障中だったからしょうがないけど、他の階はしっかりしてるから、映るはずだよな?」

青葉「んっ?(侵入方法、監視カメラに映らなかった??)」

りん「はぁー、私達で気にしてもしょうがないでしょうけど、話を聞いたらなぜか頭に引っかかってしまうわ」

コウ「まったくだな。強盗の奴も、どうやって侵入して、カメラに映らずにどうやって出たんだよって、気にはなるよね」

青葉(・・・そうですよね。犯人の侵入経路と映らなかった仕組みが怪しくなってきますね・・・)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 19:04:27.16 ID:OjRXHBVh0
青葉(・・・よしっ、はじめさんの為にもこの事件は、私が!!)

コウ「青葉? どうしたー??」

青葉「えっ?」

りん「さっきから、深刻そうな顔になってるわよ?」

青葉「あっ、じ、実は、トイレに・・」

コウ「おぅ、それなら近くの場所なら使えるらしいから、行ってこい!」

青葉「は、はい! それでは行ってまいりますー」

廊下

青葉(まずは、侵入経路ですが、一体どこから・・・んっ?」

ドア(非常口)

青葉(これって、非常階段に続くドアですよね? あっ、そういえば、一週間前に・・・)

回想

青葉「えっ、朝のゴミ出しですかっ!?」

コウ「そう! 会議で、前の日に会社全体のゴミを集めて、翌日の朝早くにゴミ出しを行う事とそれを一週間だけそれぞれの班が毎朝一人ずつ担う事が決まったんだけど、私らが次の週に行うって事、覚えておいてくれ!」

ひふみ「・・・」コクンッ

りん「ちなみに、すぐにゴミを出せるように非常階段を使って良い事が許されたから、帰る時に一緒に鍵も持ち帰って、次の朝にまた持ってきてね!」

ゆん「つまりは、当番は朝、会社の玄関ではなく非常階段から入るって意味やな」

回想終了

青葉(って、話がありましたね・・・もしや、犯人はここから!? 非常階段には監視カメラがないし、監視カメラのある玄関や中を通らなくてもここまで来れますし!!)
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 19:33:01.06 ID:OjRXHBVh0
青葉(でも、そうなると、強盗はゴミ出しの事とその手順を知っていた人物となりますが、もしかして強盗は外部の人間じゃなくて・・・社内ってことになりますよねっ!? ですけど、どうして、社内に・・・。いや、それ以前に良く考えてみますと、犯人はどうして私達の班のブースだけを荒らしたんでしょう・・・? もし、強盗が侵入したとしても普通は金庫とか金のありそうな社長室に入るはずですよね?!)

青葉(う〜ん・・・ハッ、まさか、犯人は強盗目的ではなく、最初からはじめさんを狙ったものじゃっ!? それだったら、ブースを荒らしたのも、強盗の仕業に見せかけるためだと納得がいきますね!!)

青葉(そうなると、犯人ははじめさんの顔見知りとなりますね! だけど、あのブースで死体が見つかって、あそこだけ荒らされていたという事は犯人は私たちキャラ班の中にいるって事になりますよね!? 流石に疑いたくはありませんが、・・・しょうがない事だし・・)

青葉(ひとまず、鍵を持った人物だとすれば、確か今日の当番は・・・はじめさんですね・・。それが違うとなれば、はじめさんが一番に出社してすぐに同じ非常階段から入り、ブースにいたはじめさんを・・・その方が納得ですね! でも、本当に誰が犯人なんだろう、それに動機も分からないですし・・・)

コウ「青葉?」

青葉「あっ、八神さん?! ど、どうしてここにっ?」

コウ「それはこっちの台詞。私もトイレに行こうかなって出たら、青葉がいたから声を掛けたんだけど。何をしてるんだ? それより、トイレは済んだのか?」

青葉「は、はい。もちろん、済みました!(本当は嘘だけど・・・)」

コウ「じゃあ、早く会議室に戻れ。そこで、待機してろって刑事にも言われたろ?」

青葉「そ、そうですね。すぐに戻ります!」

コウ「そういえば、はじめも強盗に遭うなんて、気の毒な事になったな。まぁ、あいつが今日、ゴミ出し当番だったから、運が悪いってせいもあるけど。」

青葉「そうですね・・」

コウ「それに信じられないよなぁ・・・。昨日までフィギュアがどうとかって、騒いでたばかりなのに・・」

青葉(んっ、フィギュア・・・あっ、そっかぁ!? もし、動機が、それに関するものなら・・・)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 20:13:18.52 ID:OjRXHBVh0
青葉(昨日、はじめさんは、私の中にフィギュアを盗んだ犯人がいるって睨んでましたが、それがもし本当ならば・・・盗まれたタイミングははじめさんが帰った後、と考えるのが自然ですね。ハッ、そういえば、八神さんは・・・)

青葉「あの、八神さん?」

コウ「なに?」

青葉「八神さんって、私たち班がゴミ出しの当番になった時、会社に泊まらずに帰宅していますよね?」

コウ「もちろん。りんから、私が会社にいたら、当番を決めた意味がなくなるって言うから、敢えて帰宅してるけど、それがどうしたんだ?」

青葉「けど、八神さんは会社を出る時も、班の中では最後か、最後に一人を残して出るかが、大抵なんですよね?」

コウ「う、うん。そうだけど・・・それが?」

青葉「すみません。もう一つ聞きたいんですけど、はじめさんのフィギュアが無くなった前の日、帰宅される時って、八神さんと誰か他に残っている人っていませんでしたか?」

コウ「えっ、どうして?」

青葉「その、話はまた後でお聞かせしますので、今は私の質問にお願いします!」

コウ「えぇと・・・確か、あの日は私と・・・そういえば、もう一つ・・いたな」

青葉「誰なんですかっ?!」

コウ「カクカクシカジカ・・・だよ!」

青葉「!?(ど、どうして、あの人がっ・・!?)」

コウ「?、青葉ー?」

青葉「あっ、いえ。ありがとうございます、八神さん。それでは!」ダッ

コウ「お、おーいっ? ・・・なんだったんだ??」ポカーン
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 20:32:37.08 ID:OjRXHBVh0
青葉(でも、なんで、あの人が・・はじめさんと仲が良かったはずなのに・・。それに、盗む理由だって・・・ハッ!?)

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はじめ「で、その後金を払えば譲るって事になって最初は15万を提示されたんだけど、高すぎるから、粘った交渉の末に10万に負けさせて、それで手に入れたって訳だよ!!」ドヤッ

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青葉(売却・・・それが狙いだとすれば・・。それだったら、証拠が見つかるはずっ!!)

ダッダッダッ!!!

青葉「刑事さーん!」

刑事「んっ、君は、確か、涼風青葉さんだったね?」

青葉「はい。」

刑事「聴取は終わったんだがね。まだ、なにか?」

青葉「その・・・調べてほしいことが」

刑事「はっ? あ、あのね、私達、警察は民間人に言われて捜査はしないんだよ」

青葉「で、ですが、犯人に繋がる、重要な・・」

刑事「なにっ、犯人だって!? そ、それは、どういう」

青葉「だから、その、調べてほしいんですっ!?」

刑事「うーん、けどねぇ・・」

青葉「お願いします。私は、篠田はじめさんの無念を晴らしたんです! 民間人が警察に言うのも、厚かましい事は分かっておりますが、どうかお願いします!!」

刑事「・・・・分かった。それで、調べてほしいっていうのは、なんなんだね?」

青葉「あ、ありがとうございます!! えぇと、それは・・・カクカクシカジカ」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 20:54:53.87 ID:OjRXHBVh0
会議室

コウ「ふぅ、ただいまー」

りん「あっ、コウちゃん、青葉ちゃんを見なかったかしら?」

コウ「えっ、青葉? さっき、廊下で会ったけど、どうかしたのか?」

ひふみ「まだ、戻って・・・ない、の」

コウ「なんだとっ!?」

ゆん「でも、八神さん、会ったとちゃいますか?」

コウ「会ったけど、すぐに行っちゃってさ。てっきり、会議室に戻ったのかと・・。一体、どこに行ったんだ、あいつは?」

ガチャッ!

青葉「すみません。ただ今、戻りました」

りん「青葉ちゃんっ、どこに行ってたのっ!?」

青葉「すみません。けど、これから、皆さんに聞いてほしい事がありまして?」

ひふみ「き、聞いて・・・ほしい・・・こと?」

青葉「はい。この事件の真相です!」

一同「えぇっーー!?」

ゆん「し、真相って、なんや?!」

青葉「真相は、真相です! 今回の事件は、強盗ではなくはじめさんを狙ったもので、しかも外部ではなく、この会社の社員による犯行です!」

ひふみ「!?」

コウ「えぇっ!?」

りん「えぇと、青葉ちゃん? 何を言っているの、かしら?」

青葉「そして、はじめさんが殺されたのは、私たち班のブースであり、犯人は私たちの中にいます!」

ゆん「な、なんやてぇっーーー!?」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 21:15:07.43 ID:OjRXHBVh0
ひふみ「あ、青葉ちゃん・・・わ、分かる・・・の?」

青葉「はい。犯人ははじめさんが、今日ゴミ出しの当番であることを予め知っていて、はじめさんが出社して非常階段から会社に入ったのを見届けてから、犯人も非常階段を上がって、会社の中に入りました。あの非常階段なら、監視カメラもありませんし、私たちのブースの前の廊下の監視カメラは故障中でしたので、撮影されることなくブースへの侵入も可能になります!」

青葉「犯人は、はじめさんを殺した後、偽装工作として強盗に見せかける為に室内を荒らし、後は非常階段から外に出れば、OKです!」

りん「で、でも、誰かに非常階段から、行くところや出るところを目撃でもされたら・・・」

青葉「それも大丈夫です。私も朝早く出社した事がありますが、この周辺は朝早くだと人があまり通らないみたいなので、まず目撃される心配はありません!」

ゆん「でも、逆に、その時間に別の人が出社しはったら、どうするんや?」

青葉「でも、ゴミ出しの当番は、朝早く・・それも他の社員がまだ出社しない時間に指定されてましたし、それも視野に入れていたんでしょう!」

ひふみ「け、けど・・・それ・・だと、犯人・・が、分からないん・・・じゃ」

青葉「犯人を明かす決め手は、動機です!」

コウ「動機?」

青葉「はじめさんが殺された動機は、おそらく昨日、無くなったと言っていた「レアフィギュア」が関係すると思うんです」

ひふみ「レア・・フィギュア・・・が?」

青葉「はじめさんのレアフィギュアは、はじめさんが高値で買ったものです! それを知った、犯人が売却が目的で盗んだ・・・それで無くなったとしたら、どうですか?」

りん「ぬ、盗んだ!? も、もしかして、青葉ちゃん、私たちの中に、はじめちゃんのフィギュアを盗んだ犯人がいて、それが今回の事件の犯人だと、行っているのかしら?」

青葉「そうです!」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 21:28:51.01 ID:OjRXHBVh0
ゆん「ちょ、ちょい待ちや!? あ、青葉ちゃん、そないな事、本当なんかっ!?」

青葉「間違いありません」

ひふみ「そ、それで・・・は、犯人・・・は?」

青葉「その犯人は・・・八神さんも良く知っている人です!!」

コウ「わ、私っ!? ・・・あっ、もしかして青葉、さっき廊下で私に聞いた事ってっ!?」

青葉「はい。そういうことです!」

コウ「まさか・・・犯人って・・」チラッ

青葉「はい。犯人は・・・」

ひふみ「」ゴクッ

ゆん「」ゴクリッ

りん「」ゴクッ

コウ「」

青葉「貴方です・・・飯島ゆんさん!!!」

ゆん「え、えぇぇっっーーー!? う、うちぃっ!?」

ひふみ「ま、まさか・・・ゆんちゃん・・・が!?」

りん「!?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/29(日) 21:39:10.37 ID:OjRXHBVh0
ゆん「ちょ、ちょい待ちや、青葉ちゃん! なんで、うちが、犯人なんやっ!?」

青葉「フィギュアを盗めるタイミングは、無くなる前の日、それもはじめさんが会社を出た後しかありません。それで、さっき八神さんにその日、八神さん以外に他にいた人物を訪ねたんです! そうですよね、八神さん?」

コウ「あぁ。青葉から、それを聞かれてさ・・・確か、あの日、ブースに残っていたのは、私とゆんだけだけど、私は先に出たから、最後にブースに残ったのは、ゆんで間違いないよ!」

ゆん「なぁっ!?」

青葉「そうやって、ゆんさんは誰もいなくなった所ではじめさんのフィギュアを盗み、その日の帰り、どこか途中のおもちゃの店か何かにそのフィギュアを売ったんですよねっ?」

ゆん「え、えぇと、なにを言うとるんや、青葉ちゃん? うちははじめのフィギュアなんて、盗んどらんよぉ〜!」

青葉「いえ、証拠はあります!」

ゆん「えっ?」

青葉「すみません。入って来てもらえますか?」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/30(月) 02:00:14.68 ID:QJgcnAuh0
刑事「失礼します」

ひふみ「えっ?」

りん「ど、どうして、刑事さんが?」

青葉「私が頭を下げて、ある事を調べてほしいと頼み、こちらの刑事さんが了承して頂いたんです。そして、その結果を知らせに来てくれたんです!」

コウ「なんとっ!?」

ゆん「・・・・」

青葉「ゆんさん、貴方がフィギュアを盗んだ事にシラを切るなら、盗まれる前の日の帰りにおもちゃ屋とかには行ってませんよね?」

ゆん「も、もちろんや! 弟と妹と一緒に行く事があるやもしれへんけど、大抵は一人では行かんわぁ〜」

青葉「本当ですね?」

ゆん「当たり前やろ!! 青葉ちゃん、しつこいねん!」

青葉「じゃあ、これはどうなんですか、刑事さん!」

刑事「失礼。実は、涼風さんに言われた通りに、飯島さん・・あなたの通勤経路をお調べしたら、家路の途中におもちゃ屋があることが分かりまして・・・。そこで、店員に貴方の写真をお見せしたところ、確かに貴方が来たと、証言してくれましたよ!」

ゆん「うっ!?」

刑事「ちなみに、貴方がレアフィギュアってヤツを売った事も、証言しましたよ! もちろん、それを示す記録もありましたし、まず間違いないでしょう!」

ゆん「うぅっ・・!?」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/30(月) 02:13:25.19 ID:QJgcnAuh0
コウ「本当なのか、ゆん?! お前がはじめのレアフィギュアを盗んだなんて・・」

りん「ど、どうして、かしらっ?!」

ゆん「うぅぅ・・・」

青葉「これで少しずつはっきりしましたね、ゆんさん! 貴方は、フィギュアを盗んだ上に売却した事をはじめさんに知られるのを恐れて、さっき私が行った方法で会社にこっそり侵入し、ブースではじめさんを殺害した。違いますか?」

ゆん「違う・・・」

青葉「えっ?」

ゆん「うちは、はじめを殺してなんかあらへん!! はじめは、強盗に殺されたんや! むしろ、それが正しいはずやろ!」

ひふみ「ゆんちゃん・・・」

青葉「まだ、シラを切る気ですね!」

ゆん「シラも何も、うちを犯人だと疑うなら、はじめを殺したって証拠を見せてもらおか?」

青葉「いいですよ! 証拠を見せましょう、刑事さん、もう一つ頼んだ調べ物の結果をお願いします」

刑事「これですよ、飯島さん。」スッ

ひふみ「しゅ、シューズ・・・?」

コウ「これが証拠なのかっ!?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/30(月) 02:28:58.64 ID:QJgcnAuh0
ゆん「あ、あぁっ・・!?」

りん「ゆんちゃん?」

青葉「見覚えますよね、ゆんさん?」

刑事「事件現場のげそ痕を確認したところ、犯人が事件当時に履いていたのがシューズであることが分かりました。」

青葉「強盗の仕業に見せかける為に、部屋を荒らすだけでなく、足跡から調べられるようにわざわざ靴まで履き替えて犯行に及んだんですね!」

刑事「そして、その後、このシューズがどこで見つかったか、ご存知でしょうか?」

ゆん「・・・・」

刑事「会社近くのゴミ集積所です! しかも、他の住民が出したゴミと混ぜて、捨ててありましてね・・。いやあ、我々が急いで駆け付けた時に、ちょうど回収する寸前でしたので、業者さんに頼んで回収を待って頂き、一つひとつのゴミを探ったところを、案の定見つかりまして。」

刑事「もちろん、かんしきに回した結果、指紋と僅かな血痕が見つかりました。指紋はまだ分かりませんが、犯人のもので間違いないでしょう! 血痕に関しては篠田はじめさん本人の血液である事が分かりました。ちなみに、このシューズの足跡と現場のげそ痕も一致しています」

青葉「どうですか、ゆんさん? その指紋とゆんさんの指紋が一致すれば、犯人という証拠になりますよ!! さぁ、反論はありますか?」

ゆん「・・・・・」

コウ「ゆん、何をしてるんだっ? 答えろっ!?」

ゆん「・・・・・」

りん「ゆんちゃん、お願い!」

ゆん「・・・・・」

ひふみ「私からも・・・お願い。」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/30(月) 02:35:57.35 ID:QJgcnAuh0
ゆん「ふっ、ふふっ・・」

青葉「えっ?」

ゆん「はははははっ!」

コウ「おい、ゆん!?」

ゆん「ははっ・・・正解や! お見事やな、青葉ちゃん・・ウチの負けやっ。」

りん「正解という事は・・・」

ひふみ「自白・・・だよ・・ね?」

ゆん「そぅです! うちがやりはったんです・・・はじめのフィギュアを盗んだのも、はじめを殺ったのも、みんなうちです〜・・・」

りん「そっ、そんな、嘘でしょ、ゆんちゃんっ?!」

ゆん「嘘じゃありまへんわ、遠山さん。正真正銘、うちですわ!」

コウ「なっ!?」

ひふみ「!?」

青葉「やっと、認めましたね・・」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/30(月) 17:24:56.74 ID:QJgcnAuh0
コウ「ど、どうしてなんだよっ、ゆん!? あんなにはじめと仲が良かったのに、それに同期だろっ!!」

ひふみ「それに、どうして・・・はじめちゃん・・の、フィギュア・・を、盗んだ・・の?」

ゆん「初めのフィギュアを盗んだんは、どうしても欲しかったブランドの服を買う為です〜。」

りん「えっ?」

ゆん「はじめからレアフィギュアを自慢される前の日、前から欲しかったブランド物の服を見つけはって、どうしても欲しかったんやわ。でも、高くて買えんかった・・・。そないな時や、次の日にはじめかがレアフィギュアの自慢をして、そのフィギュアに高値が付いているを知ってっ!! それで・・・」

ひふみ「じゃあ・・自分の欲しい物を・・・手に入れる為・・に、お金に・・替える・・・為にフィギュアを・・?」

ゆん「そうなんです〜・・。後は、青葉ちゃんの言う通りや。その日の夜、八神さんが帰った後にすぐにはじめのフィギュアを持ち出し、その日の夕方に途中のおもちゃ屋に売って、お金を手に入れ、ブランド物の服を買うたんや!」

青葉「はじめさんを殺したのは、それがバレるのを恐れて・・・」

ゆん「違うんや!」

りん「違う?」

ゆん「バレるのを恐れて、殺ったんじゃないわ〜」

青葉「じゃあ、なんでですか?」

ゆん「次の日、はじめが騒いだのを見て、魔が差した自分を反省して、すぐにでもはじめに返そうと思うて・・・。そんで、その日の夕方無理して金を借り、すぐにフィギュアを買い戻したんや!」

一同「・・・・・」

ゆん「翌日、はじめがゴミ出しで早う出社をすることを把握した上ではじめに気付かれないようにこっそり出社し、はじめが非常階段から会社に入った後、うちも非常階段から入り、はじめが別の階に移動した事を確認してから、フィギュアをはじめのデスクに戻そうとしたんや。けんど・・・」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/30(月) 18:08:43.84 ID:QJgcnAuh0
ひふみ「けんど・・?」

ゆん「あっ、その前に補足やけど、シューズだったんは、いつものを履いてくと、非常階段を上がる足音が響いて、はじめに聞こえると思うたんや。シューズだったら、こっそりあがっても音はしないしなぁ〜」

りん「そ、それで、どうして、そこで何があったのかしら?」

ゆん「あっ、話を戻しますね。そこでやな・・・」

回想

ゆん「よし、ここにおいといて・・」

はじめ「ゆん!」

ゆん「あっ、は、はじめぇっ!?」

はじめ「・・・何やってるのさ?」

ゆん「いや、な、なんでもないんや!?」

はじめ「私のデスクに何か置いたようだけど・・・それ、レアフィギュア、だよね?」

ゆん「うぅ・・」

はじめ「もしかして、ゆんが盗んだの? 昨日、うちじゃないって言ったのに、どうして!?」

ゆん「す、すまんや、はじめ! うちも欲しい物があって、それで売る為に魔が差したんや。」

はじめ「ゆん・・・」

ゆん「せ、せやけど、うちも反省して、買い戻して返しに来たんや。こ、これで、勘忍したってな、はじめ」

はじめ「無理だよ・・・」

ゆん「えっ?」

はじめ「ゆんは、私が欲しくて高値で買ったレアフィギュアを、大切にしようとしたフィギュアを勝手に売ったんだよ! しかも盗んでない、なんて嘘ついて、後になって反省したから買い戻して返しに来た、なんて、そんな軽々しく言わないでよ!!」

ゆん「はじめぇ・・・」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/30(月) 18:24:35.49 ID:QJgcnAuh0
はじめ「それにそんな事じゃ私の腹はおさまらないよ! だから、ゆんがやった事全て、今から出社してくる青葉ちゃんにひふみ先輩、八神さんと遠山さんに話すよ!」

ゆん「!?」

―――――――――――――――――――――――――

コウ「まさか、私らに知られるのが嫌で、はじめを!?」

ゆん「こ、[ピーーー]つもりはなかったんや。せやけど、うちがやった事が知られれば、八神さんたちにどういう目で見られるか・・・それだけは怖かったんです〜! そやて、うちは・・・」

再び回想

ゆん「は、はじめ、ちょい待ち!? そ、それだけは、堪忍してぇや!!」

はじめ「な、何すんのっ、ゆん!? は、離してよぉっ!!」

ゆん「ほ、ほんまに、堪忍しとってや〜!?」

はじめ「だから、離してって・・・わぁっ!?」クラッ

ガンッ!!!

ゆん「はじめっ!?」

はじめ「」ドサッ

ゆん「は、はじめ・・・・?」

はじめ「」

ゆん「ど、どない、したんや!? は、はじめぇ・・・あぁ・・!?」

はじめ「」

ゆん「し、死んどる・・・」

回想終了

りん「そ、そんなぁ・・」

コウ「な、なんてことだっ!?」

ひふみ「・・・・」

ゆん「後の事は青葉ちゃんの言う通りや。疑われるのが怖くて、強盗の仕業に見せかける事を思い付き、部屋を荒らした後に急いでここを出た、次第ですわぁ〜」

青葉「それが、全てなんですね・・・」

ゆん「そうや・・・」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/30(月) 23:59:46.89 ID:QJgcnAuh0
ゆん「でも、青葉ちゃん、ウチが履いていたシューズなんて、よう見つけたなぁ?」

青葉「犯人は、わざわざ履いていた靴を現場に持ち込む前に処分するんじゃないかと思いつきまして! それで、私たちの中に犯人がいると睨んだ場合、そう遠くまで処分しないで、近くで処分できる場所を探すのではないかと考え、すぐに集積所を閃いて調べてもらったら、案の定犯人が使用したとされたシューズが見つかった訳です!」

ゆん「成る程やな。青葉ちゃん、ただの新入社員? それにしても、凄いわぁ・・」

刑事「さぁ、署までご同行、願います」

ゆん「はい・・」

コウ「くっ・・」

りん「・・・」

ひふみ「ゆんちゃん・・・」

青葉「ゆんさん、真実は変える事が出来ない。変えようとすれば、するほど、後がつらくなるだけ、です・・」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/31(火) 00:17:57.06 ID:HX+9Ejba0
ねね「と、いうのが私が徹夜で考えた、あおっちと八神さんたち班のをベースにしたミステリーです!」

うみこ「最初から、長々とあったのは、全部桜さんの作り話ですか?」

ねね「そうです! いかがですか、うみこさん? 次回作は、ミステリーを題材にしたゲームを出すと考えて、私が作ったミステリーを元に・・」

うみこ「却下」

ねね「えぇっ、即答っ!?」

うみこ「確かにミステリーゲームはいいですけど、桜さんの考えたミステリーを元にするのは、まず無理ですね!」

ねね「そ、そんなぁっ、うみこさぁんっ!? そんな、バッサリと」

うみこ「はぁ、そろそろ休憩も終わりますので、私は先に戻って作業してますよ」

ねね「あっ、行っちゃった・・」

ねね「あぁ〜、デバックだけど、本当は、ゲームの企画も担当したいな〜」

おしまい、ゾイ
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 11:50:04.43 ID:X12hAl8+o
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