千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!!」【安価】

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708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 20:02:36.64 ID:Fl1sZ+iRO
ジュナイパー対ゲッコウガは実現するだろうか
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 20:16:35.25 ID:DL7ODEJn0
実現しちゃうとゲッコウガが押し切ってもリザードン戦の時にはそれなりに消耗した状態での対面になるから早めにケリをつけたいところだけど…
ってか今瞬間的に梨子≧穂乃果≧千歌になってるけど、穂乃果更に強くなってしまうん?
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/05(金) 20:19:12.42 ID:ZifMH4680
むしろこんな化け物揃いでも一度全員死亡の未来に行きかけたんだよな
どんなに鍛えても人間はポケモンの技の前には無力なのか・・・
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 00:26:19.17 ID:zbVkNkQiO

ガギィィィィィィィィィィィィィィンッ!



善子「なっ!!?」

曜「えっ!!?」



フクスロー「フルル……!!!」ギギギ……!

ゲッコウガ「コウガ……」

千歌「――――――――!!!」

梨子「よく止めたわね」ニコッ



希「なにが起きたの……!?」

凛「わかんない……!!気付いたときにはゲッコウガが攻撃を……!!」

海未「穂乃果……今の攻撃、どこから見えました……?」

穂乃果「海未ちゃんは……?」

海未「……いいえ。残念ながら、私が知覚出来たのは……いあいぎりとリーフブレードの鍔迫り合いからです……」

穂乃果「うん……。私にも見えなかった」

ことり「穂乃果ちゃんでさえ……?」

穂乃果「……異次元的だね。初速からあのスピード……音もほとんど発てず空気の流れさえ感じさせないない軽やかさ……それに千歌ちゃんとフクスローに意識させないように気配を消してたんだと思う」

ダイヤ「思う……というのは……」

果南「穂乃果さんにも看破出来なかったから……?」

穂乃果「……………………」

曜「これが……梨子ちゃんの本気のその先……」

712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 00:38:27.57 ID:oAJZ0Spi0
絶対今の梨子ちゃんイケメン
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 00:39:22.38 ID:VJ16gs/y0
そんなのと肉薄してるちかっちもほめてあげて
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 01:33:24.23 ID:OEVMqTKvO
ちかっちのちちっちがでかっち
これでおけ?
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 02:00:12.64 ID:zbVkNkQiO

千歌「……………………!!!」

梨子「偶然……なのよね」



鞠莉「誰にも反応出来なかったゲッコウガのいあいぎり……それを防ぐことが出来たのは……ただの偶然……」

花丸「あれは……紛れもない……"防ぐことの出来ない"攻撃だったずら……」



梨子「反射的に振り上げたリーフブレードがいあいぎりを防いだに過ぎない。次は無いわ」スッ

ゲッコウガ「ゲコッ!!!」シュンッ!

フクスロー「フロッ!!?」



ルビィ「また消えた!!」

真姫「どれだけ意識しても目で追えないなんて……こんな……」

716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 02:38:36.48 ID:zbVkNkQiO

梨子「ゲッコウガ、いあいぎり!!!」

シュンッ!

千歌「フクスロー!!左から来る!!!」

フクスロー「フロッ!!!」ギンッ!

ガギィンッ!

梨子「……反射だけでどこまで防げるかしら?」スッ スッ

ゲッコウガ「ゲェアッ!!!」シュシュンッ!

ギギギギギギギギギギギギギギギンッ!



聖良「反射と予測だけでゲッコウガの攻撃を凌いでいる……!!」

理亞「どっちも並外れてる……」

にこ「今更でしょ。それよりフクスロー、ゲッコウガの攻撃を見切るまではいかなくてもちゃんと防げてるわね」

善子「千歌の指示と反射神経が優秀なんでしょ……って、ちょっと待って……!おかしいじゃない……防げてるなんて……!!?」

曜「善子ちゃん……?」

善子「あれだけの速度の攻撃を……反射だけで反応してるのに、まともに防御が成功するなんてあり得るの……!!?」

曜「!!!」



ギギギギギギギギギギギギギギギンッ!

フクスロー「フルルォッ!!!」



善子「攻撃が軽い……!!速度の犠牲に攻撃力を落としてる……!?違う……あれはまだ……!!」



ゲッコウガ「コオッガアアアアアアア!!!」

ガギィ――――――――ンッ!

千歌「――――――――!!!」



善子「本気じゃない……!!!」

717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/06(土) 15:24:12.41 ID:xfozuXISO
ちかっちぱいぱいでかみかん
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 15:41:57.66 ID:vzj79XJ8O

梨子「この一週間の修行で気付いたの」

千歌「!!」

梨子「ゲッコウガの力の本質は身軽さ故のスピードじゃない。忍者のように神出鬼没……捉えられない幻影で相手を翻弄するとにあるって」

ゲッコウガ「ゲコ!!!」

梨子「実際のところ、速度はそれほど上がってない。攻撃力にもほとんど変化は無い。私がゲッコウガと深めたのは……」

ゲッコウガ「コォガアアアアアアアア!!!」ブンッ!

千歌「っ、つるぎの――――――――」

梨子「理解よ!!!」

ズバァ――――――――ッ!

フクスロー「フルォ――――――――!!!!!」

ドォォォォォォォォォォォォン!

719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 16:18:29.97 ID:vzj79XJ8O

フクスロー「フロォ……」バタッ……

千歌「フクスロー!!!」



穂乃果「フクスロー戦闘不能!!!ゲッコウガの勝ち!!!」



梨子「ふぅ……」ホッ

ゲッコウガ「ゲコッ」



果南「……強すぎる」

鞠莉「目に見えて次元が違う……。今よりも未熟だった頃……チャンピオン、穂乃果さんに抱いた畏怖に近いものを感じる……」

海未「わからなくもありません。似ています……強さの得体が知れなかった頃の穂乃果に……」

善子「…………私は自分が一番強いって自負してた」

花丸「……………………」

善子「その自信が揺らいだわ……。断言出来る……今この瞬間、このフィールド……この地方……いいえ、世界で最強のトレーナーはリリーだって」

720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 16:31:50.35 ID:vzj79XJ8O

千歌「頑張ったねフクスロー。ゆっくり休んで」シュイン

梨子「これでお互いあと一体ね」

千歌「だね。スゴすぎるよ梨子ちゃん。理解するだけで……ここまでゲッコウガの力を引き出すんだもん」

梨子「だけとは言ってくれるじゃない。たったそれだけのこと……でも、それがポケモンの可能性を見出だす唯一の方法よ。わかり合うって、言葉にすると呆れるほど単純だけどね」クスリ

千歌「じゃあさ、私にも出来るかな?リザードンのことをもっと理解すれば、今の梨子ちゃんたちに勝てるかな?」

梨子「さあ。それは……千歌ちゃんたち次第よ。ていうか……自信があるからそんなこと言うんでしょ?」ニッ

千歌「まあね」ニッ



ルビィ「当然……なんだよね?」

ダイヤ「ええ。千歌さんはまだ……何一つ諦めていないようですわ」

花丸「勝利を疑わない……純粋で真っ直ぐな覚悟……」

果南「羨ましいくらいのひた向きさだね……。私もああだったら……って考えちゃうな……」クスッ

鞠莉「このラストバトルで決まる」

善子「たった一人の勝者が」

曜「……………………」ギュッ

721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 16:41:30.85 ID:vzj79XJ8O

千歌「……………………」スッ



ヒトカゲ『カゲッ!♪』

リザード『リィザッ!!』

リザードン『リザ!!!』



千歌「なんて言っていいか……わかんないや」

梨子「……!」

千歌「もう全部伝わってる。もう気持ちは一つだよ。もう……感じてることも、考えてることもおんなじ……。だよね……」ニッ

梨子「……クスッ。来なさい、千歌ちゃん」

ゲッコウガ「コォガッ!!!」

千歌「ラストバトル……全力で輝こうっ!!!リザードン!!!サーンシャイーン――――――――!!!!!」シュッ ポンッ!

リザードン「ザアアアアアアアアアアッ!!!」ガアアアアッ!

722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 21:47:57.85 ID:vzj79XJ8O

千歌『私は千歌!ポケモントレーナーです!』



梨子「……………………」



千歌『ポケモンマスターを目指すんだもん。負けっぱなしは……イヤだから』



千歌「……………………」



梨子『心のままにぶつかり合える……最高の仲間であり続けるの!!!』



千歌「梨子ちゃん」

梨子「なに?」

千歌「勝ちたい?」

梨子「!」

千歌「勝ちたい?」

梨子「うん!!」

千歌「だよね……私も勝ちたい!!ううん、絶対に勝つ!!!勝負だよ……梨子ちゃん!!!!!」

梨子「ええ!!!勝つわよ、ゲッコウガ!!!」

千歌「勝って……その先へ!!!」

ちかりこ「手に入れよう……未来を!!!」

ゲッコウガ「コオオッガアアアアアアアアアア!!!!!」

リザードン「リイッザアアアアアアアアアアア!!!!!」

ビリビリ――――――――!

千歌「リザードン!!!」

梨子「ゲッコウガ!!!」

千歌「かえんほうしゃ――――――――!!!」

梨子「みずしゅりけん――――――――!!!」

リザードン「ザアアアアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオ!

ゲッコウガ「ゲェアアアアアアアアアア!!!」シュシュシュシュンッ!

ドガァァァァァァァァァァァァン!

723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/06(土) 21:55:30.82 ID:vzj79XJ8O

希(手に入れよう……か。そうやね……今はもう、うちたちが敷いたレールは無い。みんなの意志が……信念だけが新たな道を……物語を作る。罪滅ぼしにしかならないけど……うちにはもうこれくらいしか出来ないから。せめて受け取って)

スゥー……

希「頑張れ――――二人とも――――――――!!!!!」

にこ「っ!?」ビクッ

絵里「希……」

希「!!」フンス

穂乃果「……クスッ♪千歌ちゃん!!!梨子ちゃん!!!ファイトだよっ!!!!!」

724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/07(日) 00:02:00.31 ID:7z+3g/oEO

リザードン「リザアアアアアアアッ!!!」

ゲッコウガ「コォガアアアアアアッ!!!」

千歌「ドラゴンクロー!!!」

梨子「かわして!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」シュンッ!

千歌「右に飛んだ!!追って!!」

リザードン「ザアアアッ!!!」バサッ!

梨子「反射神経が鋭敏になった……!!つばめがえしで応戦!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

リザードン「ザァドッ!!!」

ガギギギギギギギギギギギン!

ゲッコウガ「ゲアッ!!!」シュンッ! シュシュンッ!



穂乃果「目が慣れてきてるね、千歌ちゃん」

ツバサ「点描みたいだったゲッコウガの動きを、線で捉えられるようになってきてるわ」

海未「フィールドを俯瞰的に見ることの出来る千歌ならば当然です。それにしても……」

英玲奈「外から見ている我々は更によくわかる。ゲッコウガの動きの流麗さが」

あんじゅ「緩やかでかつ滑らか……まるで水だわ。よくもあそこまで一つ一つの所作を磨きあげたものね」

真姫「それを言うなら千歌もそうよ。あのゲッコウガを相手に苛烈に攻め立ててる。今にも呑み込もうとする炎のようだわ」

725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 01:16:51.76 ID:7z+3g/oEO

善子「フッ、地獄の業火には程遠いけど。まあ……悪くないわね」

凛「意思の疎通にそ、そ……」

花陽「齟齬?」

凛「齟齬が無いにゃ」

ことり「うん。まるで自分が動いてるみたいに息が合ってる」

ルビィ「これもキズナ現象の影響なのかな……?」

花丸「そうなんずら?」

善子「……さあね。キズナ現象にたどり着いたあの二人なら、息を合わせるくらいは当たり前に出来るんでしょうけど。今の二人はよりナチュラルな感じね」

曜「ナチュラル?」

善子「キズナ現象は発動してない。けど、キズナ現象の発動中みたいに、見てる景色、聴こえる音……感覚を、完全でないにしろ自然に共有してるのよ。だから指示を出してからのタイムラグが極端に少なくなる。動きにムダが無くなる。より理想的な攻防が可能になるってわけよ」

絵里「よく見えてるわね」

善子「当然でしょ。この魔眼は全てを見通す――――――――」

花丸「それだけ高度なことを自然にやれるなんて……千歌ちゃんも梨子ちゃんもスゴいずらね」

善子「最後まで言わせなさいよ!!」

曜「うん。本当にスゴい……。私も……」



梨子「つばめがえし!!!」

千歌「かみなりパンチ!!!」

ゲッコウガ「コォガアアアアアアアア!!!」

リザードン「リィザアアアアアアアア!!!」

ズドォォォォォォォォォォンッ!



曜「あーもう……」クシャッ

鞠莉「曜?嫉妬ファイヤー?」

曜「……かな。あそこに立ってるのが私じゃないことが……今、物凄く悔しいんだ……」

鞠莉「……………………強くなれるわよ、曜なら」ギュッ

曜「……うん!」

726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 08:13:18.73 ID:KA3u6Goq0
すぐ嫉妬しちゃう生き物曜ちゃんと
すっかり一番濃い解説役が板についた善子ちゃん
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 13:23:29.60 ID:7z+3g/oEO

千歌「もっと激しく!!ドラゴンクロー!!!」

リザードン「リザアアアアアッ!!!」ジャキンッ!

梨子「もっと鋭く!!!つばめがえし!!!」

ゲッコウガ「ゲェアッ、コガッ!!!」ブンッッ!

ドガァァァァァァァァァァァァン!

リザードン「リザアッ!!!」バサッ!

ゲッコウガ「コウガッ!!!」ズザッ!

梨子「どうしたの?こんなものじゃないでしょ!!」

千歌「そっちこそ!!出し惜しみは無しだよ!!」

ちかりこ「!!♪」ニッ



聖良「来ます……!!」



千歌「輝くよ、リザードン!!!」キランッ

梨子「もっともっと熱く!!!」バッ!

ちかりこ「いっくぞぉ――――――――!!!!!」

パアアアアアアアア……

ギュオオオオオオオ――――――――!

千歌「滾れ命の炎!!!世界を照らす輝きになれ!!!」

梨子「やあああああああああ――――――――!!!!!――――――――アアアアアアアアアガ」ゲッコウガ

千歌「リザードン、メガシンカ――――――――!!!!!」

パアアアアアアアア――――――――!

メガリザードンX「ザァアアアアアアアアアア!!!!!」

ギュオオオオオオオオ――――――――ッ!

シュタッ!

リリーゲッコウガ「コォガアアアアアアアア!!!!!」

728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 13:24:16.51 ID:u8/E5PBP0
嫉妬する曜ちゃんてやっぱ可愛いよな
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/07(日) 14:44:17.90 ID:KA3u6Goq0
ここまでの戦績

   梨子              千歌

・ガブリアス 0勝     ・ソルガレオ  1勝

・ランプラー 2勝     ・カプ・レヒレ 0勝

・メロエッタ 1勝     ・ピカチュウ  1勝

・チェリム  0勝     ・ベベノム   0勝

・トゲキッス 0勝     ・モクロー   2勝

こんなところか、600族とUBが意外と仕事してない・・・
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/07(日) 18:00:14.13 ID:7z+3g/oEO

理亞「メガリザードンXと……!!」

ルビィ「リリーゲッコウガ!!」



千歌「梨子ちゃんとゲッコウガのキズナ現象……!!その力を撃ち破ってやる!!」

梨子「やれるものならやってみなさい!!ゲッコウガ、かげぶんしん!!!」

リリーゲッコウガ「コオオッガッ!!!」シュバッ シュバッ シュババババババババ!

千歌「残らず焼き払うよ!!かえんほうしゃ!!!」

メガリザードンX「ザァアアアアアアアアアア!!!」ボオオオオオオオオオオオ!

ボフン ボフン ボフン!

リリーゲッコウガ「ゲアッ!!!」シュタタタタタタタ!



海未「何体か逃しました!!」



梨子「つばめがえしっ!!!」ブンッッ!

リリーゲッコウガ「コゥガアアアアア!!!」ブンッッ!

ドゴォッ!

メガリザードンX「リザッ!!!」グラッ!

千歌「リザードン!!!」



ことり「深く入った!!!」



梨子「まだまだ!!叩き込みなさい!!!」

リリーゲッコウガ「コウガッ!!!ゲェアッ!!!コオオオッ、ガアッ!!!」ドガンッ! ドゴンッ! ズガアッ!

731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/08(月) 01:18:08.06 ID:bLKLUgasO

千歌「っの!!!フレアドライブで一気に吹き飛ばして!!!」

メガリザードンX「ザァドァァァァァァァァァ!!!!」メラッ……ボオオオオオオオオオッ!

リリーゲッコウガ「ゲコッ!!!」

梨子「っつ!!何度見ても厄介な技ね……!!」

千歌「ゲッコウガが怯んだ!!畳み掛けるよ!!かみなりパンチ!!!」

メガリザードンX「ザアアアッ!!!」バチバチッ!

梨子「リザードンと真正面から撃ち合うつもりは毛頭無いわ!!!」バッ!

ギュオオオオオオオオ――――――――!



鞠莉「激流のバリア!!」

果南「水柱が逆巻いてかみなりパンチを防いだ!!」



バチッ!

バチバチッ!

千歌「水の使い方が巧くなってる……!!」

梨子「千歌ちゃんやよっちゃんばかりが……キズナ現象を使いこなせるなんて思わないでよ!!」

リリーゲッコウガ「ガアアアアアア!!!」ギュウウウウウウッ!

バチイ――――ッ!

メガリザードンX「ザアッ!!?」

千歌「かみなりパンチが弾かれた!!?」

梨子「みずしゅりけんっ!!!」

リリーゲッコウガ「コォガアアアアアアアア!!!」ギュオオオオオオオオ…………ズドドドドドドドドドドドドド!

732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/08(月) 11:23:58.09 ID:bLKLUgasO

花陽「みずしゅりけんの弾雨……!!」

ダイヤ「威力も規模も桁違い……!!キズナ現象をああまでコントロールしますか……!!」



千歌「ドラゴンクローで撃ち落とすよ!!」

メガリザードンX「リザァッ!!!」ジャキンッ!

ギギギギギギギギギギギン!

梨子「キズナ現象中のみずしゅりけんは無尽蔵!!迎撃は無意味よ!!けど……」

千歌「やってみなくちゃわからないよ!!!」

梨子「って……千歌ちゃんなら言うわよね!!」スッ スッ!

リリーゲッコウガ「ゲェアァッ!!!」ギュオオオオッ!

シュルシュル……シュルルルッ!

メガリザードンX「リザッ!!?」ガシッ!

千歌「リザードン!!!」



善子「水が触手のようにうねって、リザードンの四肢を絡め取った!!!」



梨子「キズナ現象は想像力次第でどんなことも出来る……!!千歌ちゃんとよっちゃんのバトルを見て学んだの!!!ゲッコウガ、つばめがえし!!!」トンッ……ヒュウンッ!

リリーゲッコウガ「ゲッ!!コオオオ!!!」トンッ……ヒュウンッ!

ドガァァァァァァァァッ!

733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 16:22:01.07 ID:bLKLUgasO

メガリザードンX「リザ――――――――」

ドガアアアアアアアアアアアアン!

千歌「――――――――っ!!!」



パラパラ……

真姫「スタジアムを破壊する勢いね……」

ツバサ「そうまでしないと倒せないってわかってるのよ。梨子さんも、もちろん千歌さんも」

希「みずしゅりけんに意識を向けさせ、死角から水の触手を伸ばしてリザードンの動きを封じる。千歌ちゃんが回避を選択しないことを計算に入れての作戦だったね」

凛「ダメージは大きいにゃ。つばめがえしのハイキックがまともに入った。普通のポケモンならここで終わっちゃうよ」

絵里「普通なら……ね」

734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 16:25:36.86 ID:bAqiu3MO0
この世界のキズナ変化は対応する事象自然系能力者の如く操れるのか
アニポケ出たら速攻で天下取れそう
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/08(月) 17:29:24.21 ID:bLKLUgasO

梨子「手応えはあった。……のに、やっぱりわかるのよね。立ち上がってくる……まだ向かってくるって。心が折れない限り……千歌ちゃんたちならどれだけ倒れても、どれだけ傷付いても勝ちに来る。そんな姿を……ずっと見てきたんだもの」

パラッ……

リリーゲッコウガ「ゲコ」

梨子「ええ」ニッ

ガラッ……

メガリザードンX「リザァ……」

千歌「リザードン」

メガリザードンX「リザァッ」

千歌「うん。これくらいで挫けたりしない。むしろワクワクしてる。もっと燃えられる!高く飛べるって!!身体中が熱くなってる!!それにここで倒れたら……」



ヒトカゲ『カゲ……』パタン……

ケロマツ『ケロッ』



千歌「また同じ思いをする!!あのときの悔しさを晴らすために……私たちが手に入れた輝きと強さを証明するために!!!梨子ちゃんを……!!!」

メガリザードンX「ザガアアアアアドッ!!!」

千歌「越えるんだぁ――――――――!!!!!」

ボオオオオオオオオオ――――――――ッ!

736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 19:00:37.26 ID:bLKLUgasO

ダイヤ「空気を焦がす灼熱の焔!!!」

花丸「来るずら!!千歌ちゃんのキズナ現象!!!」



千歌「うおおおおおおおおお――――――――!!!!!――――――――アアアアアアアアアザ」メガリザードンX

ボオオオオオオオオ――――――――!

チカリザードン「リイッ、ザアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ボオオオオオオオオオッ!



善子「双炎の黒き龍王……!!」

ルビィ「チカリザードン!!!」



737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 19:15:19.58 ID:bAqiu3MO0
かわいそうな人「東條希ィ!所詮君も我々と同じ穴のムジナという事かァ!!!」

マスターク「お前も友達に『正義の美少女戦士ごっこ』をさせてただけじゃねーか」
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 00:10:25.57 ID:sqdpRHy9O

千歌「目の前の今を楽しんで私たちは勝つ!!!梨子ちゃん、ゲッコウガ!!!私たちの輝きを……その目に焼き付けろ!!!リザードン、かえんほうしゃ!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ゴオオッ……ボオオオオオオオオ――――!

梨子「ゲッコウガ、いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガ「コオオガアッ!!!」シャキンッ!

ズバァ――――――――ッ!

ボオオオ……ッ



鞠莉「炎を切り裂いた!!」

海未「いあいぎりに激流を纏わせ、まるで長刀のように……!!」

ことり「バリエーションが広い。キズナ現象が梨子ちゃんの戦い方に幅を与えてる……!」

果南「けど、それは千歌も同じ!!」

穂乃果「キズナ現象は想像力の戦い……」

ダイヤ「すなわち……当初のコンセプト通りですわ……!!」



梨子「今までの輝きじゃ私たちは照らせないわ。本気で私たちを越えようと思うなら……」スッ

リリーゲッコウガ「コウガ」スッ

千歌「!!」

梨子「聴かせてみなさい。私の知らないあなたたちの音をね」

739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 01:06:51.59 ID:sqdpRHy9O

千歌「知らない音?おかしなこと言うじゃん。チカリザードンの本気も、可能性も……全部を見せた覚えはないよ!!!」

チカリザードン「ザァッド!!!」バサッ! ゴオオオオオオッ!

千歌「ドラゴンクロー!!!」

チカリザードン「ザアアアアアア!!!」ジャキンッ! ボオオオッ!

梨子「ドラゴンクローに炎を纏わせて……そんな単調な攻撃はつまらないわよ!!」

千歌「だよね!!!」バッ!

ボオオオオオオオオ!

バサッ!



ツバサ「炎で分身を!!」

善子「あいつ……!!」



ヨハネ『想像力のバトルで私に勝てると思ってんじゃないわよ!!!』

ヨハネダークライ『ラアアアアアアアアア――――――――!!!!!』



善子「ヨハネの技を……!!」

740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 02:18:38.41 ID:sqdpRHy9O

チカリザードン「リィザアアアッ!!!」ブンッ!



英玲奈「分身と共に左右から同時に!!」



梨子「聞こえなかった?単調な攻撃はつまらないわよ!!」

リリーゲッコウガ「コオオオッガッ!!!」ギュオオオオッ!

ドシュッ――――!

千歌「足元から水の槍!!?」



あんじゅ「炎の分身を射ぬいた!!!」



梨子「カウンターよ!!いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガ「ゲッコオオッ!!!」ギンッ!



目まぐるしく入れ替わる攻防……
お互いに相手の予想を越える一手を繰り出す想像力のバトル……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→リリーゲッコウガのいあいぎりが炸裂
偶数→チカリザードンの反撃

741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 02:51:07.56 ID:CfZf1pPBO
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/09(火) 11:49:48.82 ID:sqdpRHy9O

チカリザードン「リザアッ!!!」

梨子「逃げても無駄よ!!そこはまだゲッコウガの間合いよ!!!」

リリーゲッコウガ「ゲアァッ!!!」

千歌「逃げてなんかないもん!!!」バッ!

ゴオオオオオッ!



ことり「上空からもう一体の分身!!」

聖良「いつの間に!!!」




千歌「いけぇっ!!!」

梨子「それも予想してた!!!」

リリーゲッコウガ「コオガッ!!!」シュンッ!

ズバァッ!

ボオオオ……ッ

梨子「それくらいじゃ虚は衝けないわよ!!!」

千歌「知ってるよ!!♪」

梨子「!!!」

ボオオオ……ッ!

ドォォォォォォォォンッ!

743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/09(火) 12:33:04.38 ID:sqdpRHy9O

曜「爆発した!!ってことは……最後の炎の分身は……!!」

穂乃果「力を極限まで凝縮した炎の塊……」

海未「対ウツロイド戦で穂乃果がやって見せたことの応用ですか……」

鞠莉「ベースは善子の技……そこに穂乃果さんの技術を加えてる……。尋常じゃないわね、千歌っちのセンスは……」

果南「至近距離での大爆発……!!あれは避けようがない!!ひとたまりもないよ!!」



シュウウウウウ……

バサッ!

チカリザードン「リザッ」

千歌「やったねリザードン!!」

チカリザードン「ザアッ!!」

梨子「……………………」

744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 18:32:56.79 ID:vQoL5exSO
つばめがえしのハイキックがまともに入ったのに…
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 23:59:43.67 ID:rAMuoSRc0
決まったか?
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/10(水) 00:18:45.68 ID:jopMS50n0
千歌の今までのバトルの集大成がここに・・・
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 10:27:38.54 ID:YZU/H369O

曜「どう思う……?」

善子「爆弾は直撃した。いくらリリーゲッコウガとはいえ、戦闘不能……もしくは大ダメージは必至のはず。なのに……」

花丸「なのに……?」

曜「そう……。私もそれが気になってた……。キズナ現象を発動してるのに、梨子ちゃんにダメージが少しも返ってない……」

ルビィ「!!」



梨子「……………………」


善子「文字通り一つになるキズナ現象は、僅かでもダメージをトレーナー本人にフィードバックさせる。それが無いってことは……」

ダイヤ「それって……!」

果南「リリーゲッコウガはまだ……!!」

鞠莉「倒れていない……!」

花丸「あの爆発を……耐えきった……!?」

748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 14:41:33.57 ID:YZU/H369O

ズァァァ――――――――!

千歌「!!!」



善子「闇が……吹き出た……!!」



千歌「……………………!!」

梨子「さすが……って、このバトルの中で何度言ったかしらね」

ズズッ……

ズズズ……

梨子「かたやぶり……へんげんじざい……。バトルの中で次々と予想と常識を越えてくる。何度力の差を見せつけても、挫けず……抗い続ける。今までも……そしてこれからも千歌ちゃんは、そうあり続けるんでしょうね。私は……そんな千歌ちゃんが越えられない壁になりたい。そのための強さを手に入れたわ」

ズアアアアアアアアア――――――――!

ギュオオオオオオオオ――――――――!



穂乃果「激流と……闇が……」

ツバサ「混ざり……融けていく……!!」



梨子「千歌ちゃんが太陽のように輝くなら……私は光を呑み込む闇になる」

ズオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

リリーゲッコウガ「ゲアァ……」

チカリザードン「リザッ!!!」

梨子「千歌ちゃんとよっちゃんが"そう"だったように……。これが……私たちの答え。キズナ現象の到達点よ」

749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 14:57:33.97 ID:YZU/H369O

千歌「梨子ちゃんとゲッコウガの……」

チカリザードン「ザァァ……!!!」

千歌「キズナ現象の……到達点……!!!」







リリーゲッコウガ・ノクターン「コォガ……コオオガアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!!!!!」

750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 15:41:57.84 ID:YZU/H369O

ことり「深い黒……まるで夜を切り取ったみたい……」

海未「桜のみずしゅりけんを背負い、闇を纏ったゲッコウガ……」

絵里「なんて静かな佇まい……。けれど、今にも爆発しそうなくらいの力を感じるわ……」

凛「うん。対峙しなくてもわかる……。梨子ちゃんたちが強さのステージを駆け上がったことが……」



梨子「これが私たちの最強の力。リリーゲッコウガ・ノクターンよ」

千歌「リリーゲッコウガ・ノクターン……」

梨子「私たちのキズナ現象をベースに、ウツロイドたちとの戦いでよっちゃんから受け取った力の一部を混成させた」

千歌「それって……」

梨子「そう。千歌ちゃんとリザードンがやったことよ」

リリーゲッコウガN「コウガッ!!」

チカリザードン「リザッ……!!」

梨子「千歌ちゃんたちに惹かれて、一緒に旅をして……いろんなことを経験して、いろんな人たちやポケモンたちに出会って……本当、奇跡のような瞬間だった」



希「……………………」

穂乃果「……………………」



梨子「私ね……ウラノホシに来たのは……運命だったんだって、心からそう思ってる。こんな奇跡に巡り合えたこと……こんなに素晴らしいライバルに、仲間に巡り合えた。これを運命と呼ぶなら……私は、神様に感謝するわ」



希「……………………!!!」



梨子「私たちの旅は、得てきたもの全ては、今ここに繋がってる。この力で千歌ちゃんを倒して、私は私の音を掴み取ってみせる!!!」グッ!

751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 16:29:26.43 ID:YZU/H369O

千歌「神様に感謝……か。うん……私も同じだよ。私たちはずっと……手を取り合って、前を向いて、一歩一歩踏み出してきた。誰かに支えられながら、見守られながら、助けられながら」



穂乃果「千歌ちゃん……」

希「……………………」



千歌「自分一人じゃ、絶対にここまで来ることは出来なかったし、胸が躍るような冒険なんて夢のまた夢だったよ。笑い合える仲間がいて、競い合えるライバルがいることが、私はスゴく……スゴく嬉しいっ!!」ニコッ

梨子「……うん!!!」

千歌「このバトルは次に進むためのバトルで……今まで私たちを育ててくれた人たちに贈る感謝のバトルでもあるだよ!!だから負けられない……負けたくない……!!!」

メラッ……

ボオオオオオオオオオッ!



ルビィ「千歌ちゃんのキーストーンから炎が!!!」



千歌「梨子ちゃん!!!」

梨子「ええっ!!!」

千歌「今この瞬間!!!全身全霊……最ッ高に輝こう――――――――!!!!!」

パアアアアアアアア――――――――!



曜「炎と光が入り交じって……!!これって……!!」

ことり「穂乃果ちゃんの光を取り込んだ……リザードンの最強形態……!!!」

善子「光を纏ったリザードン……!!!」



チカリザードン・フューチャースタイル「リィザアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!!!!!」

752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/10(水) 17:01:02.50 ID:YZU/H369O

梨子「チカリザードン……フューチャースタイル……!!!」

千歌「やり残したことなんて無い……そう言いたい!!いつの日にか……そこまではまだ遠いけど、だから私たちは頑張って挑戦する!!熱くなる意味をわかりかけて、心が求める誇らしさも!!走り続けて掴める未来も!!たくさんの……消えない夢を追いかける!!!」



曜「……………………!!!」



千歌「ドキドキもワクワクも……全部を詰め込んで!!!最後の最後までキラキラしてみせるよ!!!」

梨子「いいわ……!!決着をつけましょう、千歌ちゃん!!!」

チカリザードンFS「リザアアアアアアアア!!!!」

リリーゲッコウガN「コォガアアアアアアアア!!!!」

753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/11(木) 03:35:05.82 ID:3eKoieELO

千歌「リザードン、かみなりパンチ!!!」

梨子「ゲッコウガ、いあいぎり!!!」

チカリザードンFS「ザアアアアアアアアッ!!!」バチッ! バチバチッ!

リリーゲッコウガN「ゲコオオオオオオオオオオ!!!」シャキン――――ッ

ズガァァァァァァァァンッ!

チカリザードンFS「リィザ……!!!」グググ……!

リリーゲッコウガN「コゥガ……!!!」グググ……!

バッ!

梨子「かげぶんしんっ!!!」

リリーゲッコウガN「ゲコッ!!!」シュババババババババ!

梨子「つばめがえし!!!」トンッ ブンッッ!

リリーゲッコウガN「ゲアアアアアアアアアアッ!!!」ブンッッ!

ドガガガガガガガガッ!

千歌「つっ!!っおおおおおおおおおおお!!!」ガアッ!

チカリザードンFS「リザアアアアアアアア!!!!」ジャキンッ!

ズババババババババババ!

ボフン!

ボフン!

ボフン!

千歌「地面に向けてかみなりパンチ!!!」ゴオッ!

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアア!!!」バチバチッ! ドゴォッ!

バチィ――――――――!

梨子「跳びなさいっ!!!」

リリーゲッコウガN「コウガッ!!!」シュバッ!



鞠莉「ジャンプして地面への放電を避けた!!」

754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2018/01/11(木) 03:43:39.83 ID:3eKoieELO

梨子「空中でなら避けられないって!!?」ニッ

千歌「今さらそんな甘いこと考えないよ!!」バッ!

チカリザードンFS「リザアアアアアアッ!!!」

ボオオオオオオオオオッ!



真姫「キズナ現象の力で炎の剣を造り上げた!!」



千歌「やあああああああっ!!!」ブンッ!

梨子「いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガN「コォガアッ!!!」ジャキンッ!

ガギィンッ!

梨子「剣を軸に身を翻しなさい!!!」

リリーゲッコウガN「ゲコォッ!!!」ガギギギ……!

クンッ――――

チカリザードンFS「リザッ!!!」グラッ!

梨子「背中ががら空きよ!!!」

千歌「どうかな……っ!!!」バッ!

チカリザードンFS「ザアアアアアッド!!!」キイイイイイイン……!

755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 06:19:14.89 ID:Jkc9VoWL0
すっかりキズナ変化専門家ポジションが板についたヨハネ
敵対してた頃からリリー呼びしてたのはこの闇コウガの資質感じ取ってたからかな
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/11(木) 11:38:50.36 ID:3eKoieELO

梨子「尻尾に光が収束して……!!」

チカリザードンFS「リザアアアアアアッ!!!」ブンッ!

リリーゲッコウガN「ゲアァッ!!!」ヒュンッ!

ドォォォォォォンッ!



ルビィ「尻尾の炎が、光の槍に……!!」

鞠莉「千歌っちもあの力を使いこなしてる……!!」

海未「二つのキズナ現象の力を合わせる……言葉にすれば容易けれど、それがどれだけ高度な技術なのか、キズナ現象を使えない私たちには図りかねます。どうなのですか?」

善子「そのまんまよ。トレーナーとポケモンの絆で発動させるキズナ現象……ただでさえ到る者の少ないそれに、第三者の異なる力が混ざるのよ?千歌もリリーも、高い次元でキズナ現象を使いこなしてるとはいえ、同居させ更なる力に昇華させるなんて芸当、左右の手で別々の文字を同時に書くより難しいはずよ。あんなの、そう長く保つはずがないわ」



リリーゲッコウガN「ゲコッ!!!」

梨子「っ……少し掠めただけでこの威力……。あの力の影響ね……。ただの光じゃない……あれはフェアリータイプ……?」

757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/12(金) 00:18:50.77 ID:cuqgIPFMO

理亞「フェアリー……?」

にこ「ああ、やっぱりそうなのね。なんとなくそうなんじゃないかとは思ってたけど」

真姫「どういうこと?」

にこ「べつにあげつらうことでもないけど、チカリザードンが纏ってる光のタイプの話よ。ほのおともでんきとも様子が違ってたから、どうも気になってたのよ。穂乃果がリザードンと発動させた光のキズナ現象……タイプに分類するとフェアリータイプに相当するってこと」

絵里「なるほど。それじゃあ、リリーゲッコウガの闇は……」

善子「この私の力よ?混じり気の無い純黒の闇……白亜を塗り潰すあの力は、私に相応しいあくタイプ以外の何物でもないわ」

聖良「つまり、チカリザードン・フューチャースタイルはほのお、ドラゴン、フェアリーを……リリーゲッコウガ・ノクターンは、みず、あくタイプを持ち合わせていると……そういうことですね」

ツバサ「見事に対極ね。このバトルの全容を表しているかのようだわ。強いて言えば、タイプが一致してるリリーゲッコウガの方が力を発揮しやすいのかしら」

海未「バトルの有利不利はタイプの相性だけでは一概に決まりません。とくに、ここまで勝ち上がってくるだけのトレーナーとポケモンには」

果南「どれだけ力を使いこなせるか……」

穂乃果「それもある。けど……このバトルはそれだけじゃ決まらない。意志と意志、覚悟と覚悟のぶつかり合い。勝ちたいって意地を貫き通した方が勝つ」

758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 01:12:17.88 ID:9xc6/xMSO
ヤムチャ視点
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/12(金) 01:21:33.21 ID:cuqgIPFMO

梨子「いいわね……ゾクゾクする……っ!!」

千歌「まーた……何回火が着くのさ……!!」

梨子「千歌ちゃんが私に屈するまで!!ゲッコウガ、いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガN「コオオオガアアアアアッ!!!」シャキンッ!

ズズッ……

ズズズ……シャキン!



凛「水でコーティングしたいあいぎりと……」

花陽「闇で造った刀……」



千歌「二刀流……!!」

梨子「行きなさいっ!!!」バッ!

リリーゲッコウガN「コウガッ!!!」シュバッ!

千歌「リザードン!!地面に尻尾を突き立てて!!!」

チカリザードンFS「ザアッ!!!」ガシンッ!

千歌「くらえっ!!!」

チカリザードンFS「ザアアアアアッド!!!」

ドガガガガガガガガガガ!

梨子「地面から光の刃……!!今のゲッコウガには当たらないっ!!!」

リリーゲッコウガN「ガアアアアアアッ!!!」シュンッ! ヒュンッ! ズバッ!

バキン――――!

760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/12(金) 01:38:56.75 ID:cuqgIPFMO

千歌「かえんほうしゃ!!!」

チカリザードンFS「リイッ、ザアアアアアアアアアアアアア!!!!」キイイイイイイン……ボオオオオオオオオオッ!

梨子「光を吸収するのが闇……だったっけ!!!」バッ!

リリーゲッコウガN「ゲェアッ!!!コオオオッガアッ!!!」ギュオオオオオオオオッ!



善子「闇で光を遮った!!」



梨子「てやああああああああっ!!!」ブンッ! ブンッ!

リリーゲッコウガN「ガァアアアアアアッ!!!」ブンッ! ブンッ!

千歌「ドラゴンクローで受け止めて!!!」

チカリザードンFS「リザッ!!!ザアッ!!!」ガギンッ! ガギンッ!

梨子「防戦一方じゃない!!手も足も出ない!!?」ニィッ

千歌「冗談は善子ちゃん!!!」



善子「ヨハ――――――――」ムグムグ

花丸「やめるずら」クチオサエ



千歌「防戦一方……そんなわけないじゃん!!ここまで誘き寄せたんだよ!!逃げられない距離までね!!!」ニヤッ

梨子「なっ!!」

カチッ!

パアアアアアアアア――――――――!

梨子「Zワザ……!!!」



曜「ピカチュウのバトルで一度使ってる!!なのにまだ撃つの!!?」



千歌「これくらいしなきゃ勝てないよね!!!リザードン!!!」

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアア!!!」

761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:50:26.36 ID:cuqgIPFMO

梨子「くっ……ムチャは千歌ちゃんの専売特許だったわね!!!」ビッ!

リリーゲッコウガN「コガッ!!!」シュンッ!

ガキンッ!

ガシン! ガシン! ガシンッ!

リリーゲッコウガN「ゲコッ!!?」

梨子「光の格子!!?」

千歌「逃がすかあっ!!!」

パアアアアアアアア――――――――ッ!

千歌「轟け、私たちの鼓動!!!世界を照らす光になれ!!!」

チカリザードンFS「リザァアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオ!

千歌「アルティメット――――ドラゴンバーン――――――――!!!!!」

チカリザードンFS「ザァガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

ギュオオオオオオオオ――――ゴオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



鳴動する龍の咆哮……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→直撃
偶数→回避

762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 02:55:28.01 ID:rCDoE1jmO
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 06:24:14.04 ID:AYxQb/Su0
マサラ人「何か俺らより高度なバトルやってないか?」

ここはBGM:タイプワイルドだな(タイヤコウカンの方じゃない)
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 09:26:18.42 ID:9xc6/xMSO
>>763
くさい
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 15:02:20.88 ID:TEvgZJbU0
リリーゲッコウガ・ノクターンの語感の良さ
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 19:35:40.35 ID:mL3SV+8t0
ちかりこ「最高の戦術は己自身がポケモンとなることだ!」
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 00:24:37.53 ID:uYR8dWd8O

リリーゲッコウガN「ガアアアアアアアアアアアアア!!!」

梨子「っ!!ゲッコウガ!!!」

千歌「まだまだぁ!!!」カチッ!

パアアアアアアアア……!

梨子「また……っ!!!」

千歌「希望の光……聖なる輝き!!!世界を導く――――奇跡の炎となれ――――――――!!!」

梨子「何度も何度もくらわないわよ!!!」

リリーゲッコウガN「コゥガ……コオオガアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

ズアァァァァァァァァァァァァァッ!

シャキンッ!

シャキンッ!

シャキン――――ッ!



海未「天蓋を覆う無数の黒刀!!」

英玲奈「あれを全てリザードンに向ける気か!!」



梨子「くらいなさい――――――――!!!」バッ!

千歌「焼き尽くせっ!!!ダイナミックフルフレイム――――――――!!!!!」

ズガガガガガガガガガ――――――――ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!



穂乃果「黒刀の雨を一瞬で焼いた……!!」

真姫「なんて熱量……!!」

768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 00:44:38.05 ID:uYR8dWd8O

千歌「うぉああああああああああああああああ!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

リリーゲッコウガN「ガ、ア――――――――!!!」

チカリザードンFS「ザァドォォォォォォォォォォォォッ!!!」

千歌「怯んだこの一瞬!!!絶対に逃さない!!!かみなりパンチ!!!」

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアアッ、ダアアアアアアッ!!!」バチッ! バチバチッ!

ドゴァァァァァッ!

リリーゲッコウガN「ゲアッ!!!」ビリビリッ!

梨子「ちっ!!!」クラッ……

リリーゲッコウガN「ガアアアアアアアアアアアアア!!!」

梨子「はああああああああああああああ!!!」

ドガァンッ!

チカリザードンFS「リィザアアアアアアアアアアアアア!!!」

千歌「がああああああああああああああ!!!」

ズガァン!

千歌(私が一度のバトルで撃てるZワザは三発が限界……!!これ以上は善子ちゃんとバトルしたときみたいに意識が遠退いちゃう!!だけど……!!梨子ちゃんに勝つには、それでも足りないッ!!!)

梨子(もっと速く……もっと鋭く……!!!これだけじゃ千歌ちゃんたちは折れない!!!)

千歌「っ!!!」

ちかりこ「負けるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――――――――!!!!!」



曜「……………………!!!」

ギュッ……

曜「いいな……」ボソッ

鞠莉「……!」

曜「もっと見ていたい……もっと続いてほしい……。二人には後悔の無いようにバトルしてほしい……そして……私も、あんなバトルがしたい……!!」

769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 00:50:43.97 ID:uYR8dWd8O

曜「私わかった……!!私はやっぱりバカ曜で、不器用で、意気地無しで、二人が仲良くしてたら嫉妬しちゃう!!!でも……でもっ、それ以上に二人のことがだーーーーーーーーーーい好き!!!!!」

鞠莉「曜……!!」

曜「二人に憧れるし、二人のことを羨ましいって思う!!!だからっ!!!大好きな二人のバトルは、最高にキラキラしたものであってほしい!!!」

果南「うん……!!」

ダイヤ「その通りですわ……!!」

善子「未来に語り継がれるバトルを!!」

花丸「胸が躍るようなバトルを!!」

ルビィ「力いっぱい……!!!」

鞠莉「命を燃やして!!!」

曜「限界まで……やっちゃえ最後まで――――――――!!!!!」





千歌「せやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――っ!!!!!」

梨子「とおりゃあああああああああ――――――――!!!!!」

770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 01:54:05.37 ID:uYR8dWd8O

千歌「ドラゴンクロー!!!」

梨子「かげぶんしんっ!!!」

チカリザードンFS「リィザアッ!!!」

リリーゲッコウガN「コオガッ!!!」

シュシュシュシュシュンッ!

千歌「聞こえた!!?梨子ちゃん!!!」

梨子「ええ!!!曜ちゃんの……みんなの声が!!!」

千歌「バトルしてる私たちだけじゃなく、観てるみんなのこともドキドキさせられる!!!そんなバトルが出来てるってことだよね!!!私たち今……輝いてるよね!!!かえんほうしゃっ!!!」

チカリザードンFS「ザアアアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

梨子「輝いてるっ!!!最高の音を奏でてる!!!いあいぎりっ!!!」

リリーゲッコウガN「コオオオッガアアアアッ!!!」ズバァッ!

千歌「私ッ、旅をしてよかった!!!あのときも……!!!」



千歌『私は千歌♪今日からよろしくね、ヒトカゲ♪』

ヒトカゲ『カゲッ♪』



千歌「あのときも!!!」



千歌『私ね分かった気がするの。あの時、どうして私がポケモントレーナーを始めようと思ったのか。ポケモントレーナーじゃなきゃダメだったのか』

千歌『私にとって輝くということは、自分一人じゃなくて……誰かと手を取り合い、みんなと一緒に輝くことなんだよ』

千歌『梨子ちゃんや曜ちゃん、出会ったポケモンたち、普通のみんなが集まって、一人じゃとても作れない大きな輝きを作る』

千歌『その輝きが他のみんなに拡がっていく。繋がっていく……』

千歌『それが、私がやりたかったこと』

千歌『ポケモントレーナーの中に見つけた……輝きなんだ……………………』

771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 02:06:33.23 ID:uYR8dWd8O

千歌「何度も何度も立ち止まった!!後悔もした!!苦しんだ!!!でもっ!!!諦めなくてよかった!!!ここまでたどり着けてよかった!!!」

チカリザードンFS「リッ、ザアアアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

リリーゲッコウガN「ゲアアアアアアッ!!!」ダンッッ! ドゴォッ!

チカリザードンFS「ガアッ!!!リザアアアアアア!!!」

梨子「まるでゴールみたいな言い方するじゃないっ!!!」ブンッ!

リリーゲッコウガN「オオオオオオオオオッ!!!」ブンッ!

ドガアアアアアアッ!

チカリザードンFS「ザアッ!!!」バサッ!

千歌「わかってる!!!ゴールじゃない!!!これからだよ!!!何もかも全部が!!!」

梨子「つばめがえしっ!!!」

千歌「かみなりパンチっ!!!」

ズガアアアアアアアアアアア!

千歌「ずっとこのバトルが……楽しい瞬間が続けばいいって思ってる!!それじゃダメなんだよね!!きっと旅立ってくってわかってる!!だから……このときを楽しくしたい!!!新しい場所……新しい世界へ……!!!次の輝きへと海を渡ろう!!!やりたいことたち……見つけに行こう!!!」

梨子「ええっ!!!」

リリーゲッコウガN「コウガアアアッ!!!」

チカリザードンFS「リィザアアアッ!!!」

772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 14:55:40.01 ID:uYR8dWd8O

千歌「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

梨子「でやああああああああああああああああああああ!!!!!」

ガギィンン!

ズガァッ!

ドゴォン――――ッ!

チカリザードンFS「ザアアアアアアアアアッ!!!」

サアァ……

リリーゲッコウガN「コォガアアアアアアッ!!!」

ズズッ……

千歌「!!!」

梨子「!!!」



ことり「光と闇が霧散し始めてる……!!」

あんじゅ「キズナ現象の限界が近いようね……!!」

ツバサ「決着までそう遠くない!!」

穂乃果「決まる……!!このバトルの勝者が!!!」



ドクン!

ドクン!

ドクン――――!

梨子(心臓の音がうるさいっ!!身体中の血が沸騰してる!!!細かい作戦なんかもう考えられない!!!)

ドクン!

ドクン!

ドクン――――!

千歌(もうカラッカラ……!!全部出し切ってるこの感じがたまらない……っ!!!あと少し……あと一滴……!!!)

梨子(力の限りを出してぶつける!!!きっと千歌ちゃんも――――――――!!!)ニィッ!

千歌(灰になるまで燃え尽きてやる!!!梨子ちゃんも……同じだよね!!!)ニィッ!

773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 19:32:42.85 ID:uYR8dWd8O

聖良「最高だと言われたい……」

理亞「姉様……」

聖良「私たちもいつか……彼女たちのように……!!」グッ!

理亞「……うん!!」



梨子「いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガN「ゲェアッ!!!コオオオオオオオッ!!!」シャキンッ! ギュオオオオオッ!

千歌「ドラゴンクロー!!!」

チカリザードンFS「ザアダアアアアアアアアッ!!!」ジャキンッ! ボオオオオオオオオオッ!

ズバッ!

チカリザードンFS「リザッ!!!ガアアアアア!!!」

ズバッ!

リリーゲッコウガN「ゲコッ!!!コォガアアアアアッ!!!」



千歌『一歩一歩踏みしめた先に、ポケモンマスターがある!最っ高のキラキラがある!やるよヒトカゲ!私と一緒に!ポケモンリーグを目指そう!!』



梨子『ケロマツ、私があなたを勝利へと導いてあげる。聴いてみない?あなただけにしか奏でられない音を』



チカリザードンFS「ザアアアアアアアアア――――――――――――――――ッ!!!!!ッ――――――――――――――――アアアアアアアアアガ」リリーゲッコウガN

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!

774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 19:45:28.97 ID:uYR8dWd8O

ポロッ……

ルビィ「あ、あれ……っ?」

ダイヤ「ルビィ……」

ルビィ「なんだろ……悲しくないのに涙が溢れてくる……」ポロポロ……

曜「千歌ちゃんと梨子ちゃん……二人と一番長く旅をしたのはルビィちゃんだもんね」ポンッ

ルビィ「二人が……自分の全てを懸けてバトルしてる……。そう思うとね、今までの旅を思い出すの……。二人は今……一つ一つの思い出を噛み締めて戦ってるんだ……」

曜「うん。私たちには二人がどんな思いをぶつけ合ってるのかわからない。だからせめて、思いっきり応援しよう!どっちが勝っても、どっちが負けても、笑って迎えよう!!」

ルビィ「曜ちゃん……!うんっ!!」

7人「いけ――――――――!!!二人とも――――――――!!!!!!!」

775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 21:15:53.53 ID:uYR8dWd8O

千歌「梨子ちゃんっ!!!!!」

梨子「千歌ちゃんっ!!!!!」

ちかりこ「これが……最後の攻撃だぁ――――――――!!!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



海未「炎と光……!!!」

ことり「水と闇……!!!」

穂乃果「二つの力が……極限まで高まり合っていく……!!!」



千歌「この一撃に!!!」

梨子「万感の思いを込めて!!!」

リリーゲッコウガN「コォガアアアアアアアア――――――――!!!!!」

チカリザードンFS「リザアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

梨子「言ったわよね!!!ゴールじゃないって!!!じゃあ……ゴールはどこ!!!」ニッ

千歌「どこだろう!!!わからないっ!!!わからない……でもね、楽しそうだよっ!!!」ニコッ

梨子「じゃあ……始めないとね!!!!!」

千歌「始めようっ!!!青い空が――――待ってる――――――――!!!!!」

776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 21:28:15.73 ID:uYR8dWd8O

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

リリーゲッコウガN「ゲコオオオオオオオオオオ――――――――!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」



善子「黒い……桜の花びら……!!!」

曜「光のオーラが龍みたいに……!!!」



梨子「奏でなさい!!!」

千歌「輝けぇ!!!」

キン――――――――

梨子「みずしゅりけん――――――――!!!!!!!」

千歌「ダイナミック――――フルフレイム――――――――!!!!!!!」

リリーゲッコウガN「コオオオオッ、ガアアアッ!!!!!」ヒュンッ!

チカリザードンFS「リイィッ、ザアアアアアッ!!!!!」ゴオオオオオオッ!

キイイイン――――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



花丸「ずらっ!!!」

ルビィ「ピギッ!!!」



ちかりこ「うぉああああああああああああああああ――――――――!!!!!!!」

バチッ!

バチバチッ!

ズガァァァァァァァァ――――――――ッ!

777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 21:48:21.83 ID:uYR8dWd8O

千歌「決まれ!!!」

梨子「決まれぇっ!!!」

ボオオオオオオオオオッ!

ギュオオオオオオオオッ!

パアアアアアアアア――――――――!

ズアアアアアアアア――――――――!

千歌「勝つんだ!!!」

梨子「絶対に!!!」

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアア!!!」

リリーゲッコウガN「ガアアアアアアアアアアア!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

梨子「負けられないっ!!!!!」

千歌「負けてたまるか!!!!!」

梨子「千歌ちゃんだけには!!!!!」

千歌「梨子ちゃんだけには!!!!!」



ちかりこ「負けたくない――――――――!!!!!!!!!」



譲れない思いを手に……夢を駆けてきた……
ボケモントレーナーとして……友だちとして……ただの一人の人間として……
負けたくない……
それは本能……または純然たる意地……
怪獣と捕食者……自らの持てる全てを懸けた激闘の果てに……勝利を手にするのは……

安価下1〜5 コンマ合計 00は100扱い
250未満→梨子勝利ルート
250以上→千歌勝利ルート
ただし安価1〜5でコンマ00を除くゾロ目(11.22.33.44.55.66.77.88.99)が一度でも出た場合、共に戦闘不能。引き分けルート

778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 21:55:12.34 ID:bndzwBLL0
どっちだ
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/13(土) 21:58:00.65 ID:PQQAZfy90
いけっ!!
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 21:58:13.57 ID:EnqGao4L0
age
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 22:26:48.48 ID:7qS6SYbG0
せいっ
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/13(土) 22:44:50.63 ID:DrKrmPAb0
負ける…ものかぁぁぁぁ!
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 23:54:59.05 ID:uYR8dWd8O

千歌(出会ったときから……ずっとスゴかった……!!!)



梨子『私の勝ちね』ニコッ



千歌(強くて……!!キレイで……!!カッコよくて……!!)



千歌『私に足りないものってなんだと思う?』

梨子『経験でしょ』

千歌『だよね……』



千歌(一緒にいるとドキドキした……!!!)



梨子『みんな誰しも才能って呼ばれる種を持っていて、努力という水をあげてそれを咲かせる。種の数も、どんな才能が咲くかなんて誰にもわからない。誰もが普通で、でも特別で。どんな才能を秘めた人だって、努力しなきゃそれは絶対に芽吹かない』



千歌(一番近くにいた憧れだった……!!!)



梨子『私たちは……パートナーだから――――――――!!!』



千歌(どのくらい走ったのかな……!!どこまで来たのかな……!!どこまで続くのかな……!!分からないけど……あの時と、今思っている事……全てがあって、ここに辿り着けたんだと思う……!!!)



梨子『……♪』ニコリ



千歌(全部ぶつける……!!!今までの気持ちと……想いと……ありがとうを……!!!全部乗せて――――――――!!!!!)



千歌「いっ――――けぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

チカリザードンFS「リザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/13(土) 23:58:42.87 ID:uYR8dWd8O

梨子「――――――――!!!!!」

リリーゲッコウガN「――――――――!!!!!」

ボオオオッ……

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――ッ!

――――――――ン



絵里「!!!」

花陽「!!!」

にこ「!!!」

海未「!!!」

凛「!!!」

真姫「!!!」

ことり「!!!」

希「!!!」

穂乃果「!!!」



ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン――――――――!!!!!

785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 00:07:20.83 ID:PIipTAMNO

善子「!!!」

鞠莉「!!!」

果南「!!!」

ダイヤ「!!!」

ルビィ「!!!」

花丸「!!!」

曜「!!!」



シュウウウウウウウウウウ……

千歌「はあ……はあ……っ!!!」

梨子「はあっ……はあっ……!!!」



英玲奈「どっちだ……!!」

あんじゅ「どっちが……!!」

聖良「……………………!!!」

理亞「……………………!!!」



チカリザードンFS「……………………」ボオオッ……

リリーゲッコウガN「……………………」ズァァッ……

千歌「梨子……ちゃん……」ハァ…ハァ…

梨子「なに……?」ゼー…ゼー…

786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 00:17:34.23 ID:PIipTAMNO

千歌「最後……なに考えてた……?」

梨子「……千歌ちゃんのこと、たくさん。始めて出会った時から今まで……千歌ちゃんはずーーーーーーーーーっと千歌ちゃんのままだったって……♪」

千歌「もう、なにそれ……」クスッ

梨子「ずっと変わらない。真っ直ぐで……キラキラ輝いて……太陽みたいに熱くて……。ちょっとおバカなところもあって……♪」

千歌「むぅ……」

梨子「それと……どのくらい走ったのか……。どこまで来たのか……。どこまで続くのか……。分からないけど……あの時と、今思っている事……全てがあって、ここに辿り着けたんだと思う……。なんて、そんなこと」

千歌「……そっか」



曜「……………………!!!」



千歌「梨子ちゃん。私も同じこと考えた。そして思ったの。雲の上だって……空を飛んでるみたいだって!!」

梨子「そう……」

千歌「思いっきり楽しんだよ……!!弾けたよ……!!!梨子ちゃんは!!!?」

梨子「……………………っ」ギリッ

ポロッ

千歌「梨子ちゃんはっ!!!?」

ズズッ……ズズズ……

リリーゲッコウガN「ゲコ……」

ギュオオオオオ……

ギュオオ……

フッ――――――――

ゲッコウガ「ゲ、コ――――――――」バタッ

梨子「――――――――っ!!!!!」ポロポロ……

787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 00:24:45.03 ID:PIipTAMNO

梨子「〜っ!!!楽しかったわよ――――――――!!!!!」ポロポロ……

千歌「うん……っ!!うんっ!!!!!」

パアアアアアアアア……

リザードン「リザ……ッ!!!」



穂乃果「ゲッコウガ、戦闘不能っ!!!リザードンの勝ち!!!よって勝者――――――――チャレンジャー、千歌――――――――!!!!!」



千歌「勝っ……た……」

リザードン「リザ!!!」

千歌「勝ったんだ……っ!!!ぅうおぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 01:05:20.60 ID:PIipTAMNO

梨子「っああああああああ!!!ヒグッ……グスッ……!うああああああああああああん!!!」

ガンガン!

梨子「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ボロボロ……



ルビィ「梨子ちゃん……泣いてる……」

ツバサ「負けたくないバトルっていうのは……そういうものなのよ。勝ちたかった、悔しい、あのときああしていれば、もっとこうしていれば……後腐ればかりが出てくるの。負けた方はもちろん……勝った方もね」

花丸「勝った方も……?」



千歌「はぁ、はぁ……………………やりきったなぁ……」

リザードン「リザ……」

千歌「強かったね……梨子ちゃん……」

リザードン「リィザ……」コクン

千歌「勝ったんだよ……私たち……」

ポロッ……

千歌「勝ったんだ……っ。勝ったのに……笑っていいのに……っ。嬉しくて……涙が出てくるよ……」ポロポロ……

リザードン「リザ……」ギュッ……

千歌「泣いちゃダメだ……泣くもんか……っ!!……………………っ!!!」ボロボロ……



曜「二人とも……」

789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 01:12:55.16 ID:PIipTAMNO

パチ……パチ……



千歌「……!!!」

梨子「……!!!」



曜「……………………」パチパチ……

パチパチ……



千歌「曜……ちゃん……」

梨子「……っ」



曜「千歌ちゃん!!!梨子ちゃん!!!スッゴく……スッゴく!!!いいバトルだったよ!!!!!」



千歌「――――――――!!!」

梨子「――――――――!!!」



パチパチ……

パチパチ……!

パチパチパチパチ……………………!

海未「二人ともよく頑張りましたよ!!!」

ことり「ことり、感動しちゃった!!!」

鞠莉「Exciting!!最ッッッ高に!!!シャイニーだったわ!!!」

善子「あなたたち二人を、私の上級リトルデーモンにしてあげるっ!!!♪」ギランッ

790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 01:16:56.59 ID:PIipTAMNO

千歌「みんな……!!!」

梨子「……っ」スクッ

千歌「梨子ちゃん……」

梨子「これだけの歓声をもらっておいて……いつまでも嘆いてるのはみっともないわね……」

スタスタ……

スタスタ……

スタッ……

梨子「負けた悔しさは……震えるほどだけど……。握りこぶしは……ほどかなきゃね……」ゴシゴシ……

スッ

梨子「千歌ちゃん。最高の音を聴かせてくれて……ありがとうっ」ニコッ

千歌「こちらこそ。梨子ちゃんたちも……最高に輝いてたよ!!!」スッ

ガシッ!



パチパチ……

パチパチ……!

パチパチパチパチ……………………!

791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 01:45:04.05 ID:PIipTAMNO

――――――――



降り注ぐ拍手の雨の中で、私と梨子ちゃんはどちらからでもなく小さく吹き出した。

きっとこの後、すぐに倒れて眠っちゃうんだろうな……なんて思いながら、涙がうっすら浮かんだまま、楽しかったね、またやろうね……って、ほんの少しだけ言葉を交わした。

そしたら観客席にいたみんながフィールドになだれ込んできて、私も梨子ちゃんも揉みくちゃにされちゃった。

お尻触るの誰ー?って言ったら、スッゴい笑われた。

おめでとう、お疲れさま、頑張ったね……頭を撫でられたり、ほっぺたをつつかれたりしてるうちに、いつの間にか眠っちゃったみたい。

梨子ちゃんも善子ちゃんにもたれるように意識を失っちゃったんだって。

夢のような時間だったな……きっとあの時間も、大人になったときの私たちは口を揃えて言うんだろうな。

今はそれさえ笑い話……ずいぶん強くなったみたい……いろんなことがあったね……って。

怒ったり泣いたり忙しいかもしれない……。

だけど……右手に残ったあたたかさを、私は今も覚えてる。

この先もきっと忘れない。

私たちの輝いた証は……

792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 01:45:19.31 ID:8iqwC43wO
ここでライバルの歌詞か
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 01:53:10.24 ID:PIipTAMNO

――――――――



千歌「絶対に消えない…………っと」

カリカリ……カリッ

千歌「んっ♪よしっ、でーきたっ♪」ノビー

コンコン

千歌「ん?はーい!」

ガチャッ

曜「千歌ちゃん、もう準備出来た?」

梨子「のんびりして……もうみんな待ってるわよ」

千歌「ああゴメンっ!今行く!!」ドタバタ

梨子「まったく……。いつになっても、千歌ちゃんは千歌ちゃんね。それでも……」

曜「うわっ!もうこんな時間!千歌ちゃんっ、梨子ちゃんっ!急いで急いで!!」

梨子「はやくしないと置いてっちゃうから」

千歌「まっ、待ってよー!!!」

ドタバタ……ドタバタ……











ヒュウウウウ……

ペラッ……

『PTD〜Pokemon Trainer Diary〜μ'sからAqoursへ』

794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 01:59:51.39 ID:PIipTAMNO

ダイヤ「……………………っ」イライラ

タッタッタッ……

ルビィ「あっ、来たよ!」

千歌「おっ、お待たせ〜!!!」ノシ

梨子「ごめんなさ〜い!!」

曜「おっはよしこ〜♪」ゞ

善子「善子言うな!!」

ダイヤ「こんな大事な日に遅刻とは……どういう了見ですの!?ああん!?」

千歌「ひいいっ!!!」

果南「まあまあ♪ちゃんとみんな揃ったんだし♪」

鞠莉「もーうダイヤったら〜♪そんなに怒るとシワが増えるわよ?」

ダイヤ「お黙りなさい!!」

千歌「鞠莉ちゃんだけに?」

鞠莉「おだ、鞠莉……?ププーッ♪ダイヤジョーク最高デース♪」

果南「めちゃくちゃ寒くない?」

ダイヤ「あーなーたーたーちーぃ!!!?」ガーッ!

善子「いつまで経っても騒がしいわね、みんな。変化が無いったら」

花丸「そういう善子ちゃんも」

善子「ヨハネ!!!」

花丸「変わらないずら♪」

ルビィ「うゅっ」

795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 02:12:57.23 ID:PIipTAMNO

梨子「いや……って、こんなことしてる場合じゃないよ!!」

曜「そうだよ!!はやくしないと始まっちゃう!!」

ダイヤ「ああもうっ!!なんで私たちはいつもこうなんですの!?」

果南「リーダーがリーダーだからね♪」

鞠莉「私たちはそういうグループなのよ、ダイヤっ♪」

ルビィ「でも、それが楽しいよねっ♪」

花丸「どたばたでハチャメチャだけど♪」

善子「退屈はしないわね♪」

千歌「にっししっ♪」

梨子「さあっ!!」

曜「千歌ちゃんっ!!」

千歌「うんっ!!!ネクストステージへ……行っくぞ――――――――!!!」

ダッ!

千歌「世界中のトレーナーが集まる場所!!世界で一番輝ける場所!!ラブライブ!の……あの大きな舞台で戦って!!!私たち、一番になろう!!!」

8人「おおおっ!!!」

796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 07:07:31.07 ID:PIipTAMNO

千歌「なんかドキドキする!」

曜「どんくらい大きいんだろう!」

梨子「全然っ、想像つかないわねっ!」

花丸「ずら!!」

ヨハネ「今こそ……堕天使の真の力を解放するとき!」

ルビィ「この先にあるんだよね、ドームが!」

ダイヤ「その通りですわ!」

果南「アキバドーム、全国でも有数の規模を誇る会場!」

鞠莉「そこで……ラブライブがある!!」

千歌「なにがあるんだろう!!なにが待ってるんだろう!!私たちはそこで輝きを見つけられるかな!!世界中のみんなを……ドキドキさせられるかな!!!」

曜「出来るよきっと!!!」

梨子「うんっ!!!だって……私たちは――――――――!!!」

千歌「夢をかけてきた……!!」

よしまるビィ「私たちの!!!」

千歌「物語……!!」

ダイかなまり「いっぱいの!!!」

千歌「思い出からはメロディーが流れてくる!!新しい夢が聴こえる!!!夢見る日々に向かって……さあっ、行くよ!!!」

797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 07:11:15.91 ID:PIipTAMNO

普通の私の日常に、突然訪れた奇跡。

何かに夢中になりたくて、何かに全力になりたくて、わきめも振らずに走りたくて……

でも、何をやっていいかわからなくて。

くすぶっていた私の全てを吹き飛ばし――――舞い降りた―――――――

それが――――――――――――――――

798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 08:56:57.68 ID:PIipTAMNO

千歌「1!!!」

曜「2!!!」

梨子「3!!!」

花丸「4!!!」

ルビィ「5!!!」

善子「6!!!」

ダイヤ「7!!!」

果南「8!!!」

鞠莉「9!!!」

千歌「0から1へ!!!1から――――その先へ――――――――!!!!!Aqours――――――――――――――――!!!!!!!!!」







Aqours「サーンシャイーン――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 13:35:03.46 ID:PIipTAMNO

――――――――そして、数年後



???「……………………」



千歌『行けっ!!リザードン!!かえんほうしゃ――――――――!!!』

曜『ジュカイン!!リーフストーム――――――――!!!』



???「……………………」

ジラーチ「ラーチ」フヨフヨ

???「かっこいいな……」

ジラーチ「ジラア?」

???「私もあんな風に……」



???「おーい、歩夢ー!」



歩夢「!!」

愛「飛行機出ちゃうよー」

歩夢「待って愛ちゃん!今行くー!!」ダッ!

ドンッ!

???「わっ!」

歩夢「きゃっ!ごっ、ゴメンなさいっ!!私慌てててっ!!」

???「ううんっ♪大丈夫だよ♪」

ジラーチ「ジーッ」ジトー……

歩夢「なっ、なによジラーチ……わかってるわよ……」

???「ジラーチだ♪モンスターボールを持ってるってことは……もしかしてポケモントレーナー?」

歩夢「あ、はいっ!私は歩夢!この子はパートナーのジラーチ!」

ジラーチ「ラァチ♪」

???「歩夢ちゃんか……よろしくね♪」

800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 14:33:38.26 ID:PIipTAMNO

???「ポケモントレーナーってことは……もしかして未来のチャンピオンだったりするのかな?♪」

歩夢「チャンピオンだなんて!私なんかじゃ……。バトルも弱いし……みんなには負けてばっかりだし……。ポケモントレーナーになった頃は、私もいつか……って思ってたんですけど……」

???「歩夢ちゃんは、どうしてポケモントレーナーに?」

歩夢「それは……その……憧れたからです」

???「憧れた?」

歩夢「会ったこともなくて……テレビ越しでしか見たことないけど……。その人は……なんていうか……上手く言えないけど、キラキラしてたんです……!!バトルの全てがワクワクして……観てるだけでドキドキして……!!私もいつか……あんな風になりたいって!!あんな風に……みんなをドキドキさせてみたいって……そう思いました!!そんな夢を持ってポケモントレーナーになったけど……」

???「けど?」

歩夢「現実は厳しくて……。遠すぎる夢は叶わないって……」

???「……………………」

歩夢「私みたいな普通な人に、そんなの無理だって……」

???「そっか。……じゃあ、やめる?」

歩夢「!」

???「やめちゃうの?夢を追いかけるの」

歩夢「それは……」

トンッ

歩夢「!」

???「悩んだこと。あなたがまだポケモントレーナーであること。それが答えでしょ?」

歩夢「答え……?」

???「やりたいならやればいい。失敗したら、それはそのとき考えればいい。やってみて笑顔になれたら、そのときはめいっぱい喜べばいい。やる前から諦めるなんてこと……私はしなかったよ」ニコッ

歩夢「お姉さん……?」

801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 14:41:48.69 ID:PIipTAMNO

千歌「♪」

歩夢「――――――――!!!」



梨子「千歌ちゃーん!迎えの車来たわよー!」



愛「歩夢ー!!飛行機出ちゃうってばー!!」



歩夢「あっ!!」

千歌「今行くよ。それじゃあね、歩夢ちゃん♪」ヒラヒラ

クルッ……

歩夢「あ、ああ、っ……!!」



愛「歩夢ー!!」



歩夢「あっ、あのっ!!!」

ピタッ

クルッ……

千歌「なに?」

歩夢「あの……その……えっと……」

千歌「ねえっ♪」

歩夢「は、はいっ!!」

千歌「あなたの夢は?」

歩夢「私の……夢は……」

千歌「うん♪」

歩夢「私の……」

ジラーチ「ジラァッ♪」ニパァ

歩夢「……!!……っ!!私の……私の夢は……ポケモンマスターになることです!」

千歌「……………………♪」スタスタ……

ポンッ

歩夢「!!」

千歌「魔法の言葉を教えてあげる。迷ったときは……素直な自分に訊いてごらん♪」

歩夢「魔法の……言葉……」

千歌「うんっ♪君の心は――――――――――――――――」





――――――――

――――

――

802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/14(日) 14:47:42.62 ID:PIipTAMNO

〜fin〜

803 :あとがき [saga]:2018/01/14(日) 15:03:08.82 ID:PIipTAMNO

約一年と四ヶ月に渡る、Aqoursとポケモンの物語……
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」は、これにて完結となります。
今まで御愛読いただいた方々、並びに安価に参加していただいた方々に、心よりお礼申し上げます。
まさか書き始めた頃は、6スレに及ぶ超長編になるとは夢にも思っていませんでした。書いていくうちに辻褄合わせや、SMの新要素を加えたためですね……。読み返すと直したい箇所でいっぱいです。
チカリザードンやヨハネエルレイド……オリジナル要素は控えようと思いながら出来上がってしまったのが、メガシンカとキズナ現象を掛け合わせた彼らです……。これらのオリジナル要素で萎えてしまった方々へ、申し訳ありませんm(__)m最初はやってもダークライのメガシンカくらいかなぁ……の気持ちでしたが、よもやここに行き着くとは……
中盤、敵キャラ……黒幕として登場させたキャラについては、途中で幾度か書いた通りけしてアンチやディスったわけではありません……m(__)mラブライブ!もサンシャイン!!も大好きですm(__)mファンミも行きましたm(__)m
ポケモンもアニポケやゲーム要素をごちゃ混ぜにしましたが、アンチではありませんm(__)mポケモン大好きです、無印から観てますm(__)m赤、緑もやってましたm(__)m

804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 15:14:03.57 ID:FtWncPAU0
超乙
最後に質問
敵キャラにあてがった子に罵詈雑言吐かせたり、UBに下等呼ばわりさせたのも本当は辛かったんですか?

805 :あとがき [saga]:2018/01/14(日) 15:21:28.64 ID:PIipTAMNO

書き終えてみれば、これでよかったのか……と後ろ髪を引かれています。
本編はこれで終わりですが、スピンオフという形で短編ストーリーをいくつかダラダラと書いてこうかなとは考えています。
本編にて明かされていない曜ちゃんの手持ちポケモンゲットの経緯や、事件以降の善子とダークライの関係……etc
思い起こせば書きたいことはまだまだありそうです。
やり残したことなどない……そう言えるように書いてきたつもりでしたが……
機会があれば、またお付き合いいただけることを願って……一年以上の間、本当にありがとうございましたm(__)m



千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」

806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/14(日) 15:27:27.68 ID:PIipTAMNO

>>804
正直セリフ考えるのも難しかったです。
ウツロイドに関してはバカみたいに下等種下等種繰り返させてましたからね……
元々悪役もここまで過激なものにするつもりもなかったので……

807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 15:30:10.62 ID:FtWncPAU0
>>806
お応えありがとうございました。
スピンオフなら黒澤姉妹とマーイーカの出会いとか
お姉ちゃんへのサプライズとしてルビりあVSゆきありの妹バトルが見たいですね
参考程度にどうぞ
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