千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!!」【安価】

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287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 10:19:47.11 ID:T9+Q7Qoq0
悪の組織戦が普通にジム戦より過酷だった感
そもそもSM以降の要素は後で取り入れたんだから最初の構想ではもっとシンプルな勧善懲悪モノになってたのかな
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 11:26:58.14 ID:H3srdqcAO

ゾロアーク「……………………」

理亜「……………………」

千歌「……………………」

ゾロアーク「……………………」



千歌『ゾロアがしたことは……間違ってる。でも、イタズラされたからイジワルするのも、間違ってると思うの。ゾロアはただ、みんなと遊びたかっただけなんだよ……。寂しかっただけなんだよ……。ちょっとだけ不器用で、どうしたらいいかわからなかっただけなの。ゾロアが許せないなら……私がたくさん謝るから……。だからお願い……ゾロアを許してあげて……』ニコッ

千歌『私ね、ポケモンマスターを目指してるの。一番強くて、一番カッコいいトレーナー。まだまだ初心者で、バトルもそんなにしたことなくて……頼りないところもあると思う。そんな私でよかったら、一緒に行かない?』ニコッ

千歌『私たちはずっと一緒だよ、ゾロア♪』



ゾロアーク「ゾロォ……」

千歌「……………………」ポンッ

ゾロアーク「ゾロ……?」

千歌「……ちゃんとわかってるよ。ずっと一緒だったんだもん。ゾロアークが、なにを考えてるか」

ゾロアーク「……………………」

千歌「私のことや……リザードンたち仲間のことが大切なのはわかるよ。でもね、ゾロアークにとって理亜さんは……同じくらい大切なものだったんじゃないの?」

ゾロアーク「ロア……!!」

千歌「その気持ちに……答えを出してあげて」ニコッ

289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 11:51:39.74 ID:H3srdqcAO

ゾロアーク「ゾ、ロォ……!!」ポロッ……

千歌「これはサヨナラじゃない。私待ってるから……。もっともっと強くなって……今度はライバルとしてバトルするときを……。みんなと一緒に待ってるから……っ!!だから――――――――」

ギュウッ……!

千歌「――――――――!!!」

ゾロアーク「ゾロ……ゾロォ……ッ!!!」ギュウッ!

千歌「……………………泣かないよ」ギュッ

ゾロアーク「……ッ!!!」ポロポロ……

千歌「悲しいお別れじゃあ……ないんだから……」ソッ

理亜「……………………いいの?」

千歌「はい。ゾロアークが選んだことだから」

理亜「……感謝しかない」

千歌「……♪」ニコッ

ゾロアーク「ゾロ……」

千歌「またね、ゾロアーク♪」

ゾロアーク「……ロァ。……ロアッ!!!」

290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 11:56:46.64 ID:T9+Q7Qoq0
とりあえずもう女の子に浴びせられる罵詈雑言を見ずに済む
思えばかなまりの挫折も周囲の暴言から始まったわけだし
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 12:09:53.29 ID:H3srdqcAO

――――――――

――――

――



キン――――――――

ヴンッ!

千歌「……………………」

梨子「行っちゃったわね」

千歌「うん」

梨子「意外だった」

千歌「なにが?」

曜「泣くかと思った」

千歌「泣かないってば。ゾロアークが自分で決めた答えなんだもん。それにお別れじゃないんだよ。ポケモントレーナーを続けてれば、いつかまた会える。Saint Snowさんは、私たちAqoursのライバルなんだもん。私が泣いてちゃダメだよ。リーダーなんだもん。しっかりしなきゃ」

曜「そうだね」

梨子「それじゃ……泣くなら今のうちね。今だけは、誰も見てないんだから」

千歌「もう。だから泣かないってば」

曜「ゾロ?」

梨子「……ゾロッ?」

千歌「!?」

曜「ロアッ♪」ワチャワチャ

梨子「ローアッ♪」ワチャワチャ

千歌「えっ!?えっ!?」

曜「ロアーッ♪」モギュッ

梨子「ロアァッ♪」モッギュー

千歌「〜っ、あーもー!!泣かせにかかってるなー!?泣かないって決めてるんだからなー!?泣かないって……っ、泣かない……グスッ……ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……………………」ポロポロ……

曜「……よしよし」ポンポン

梨子「ほんと、バカな人……」クスッ

292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:22:33.60 ID:H3srdqcAO

――――――――

――――

――



果南「ところで、みんなはどうするの?」

ダイヤ「どうするとは?」

果南「みんな気持ちの整理とかつけたいでしょ?私は一度トチマに戻るつもりだけど」

ダイヤ「そうですわね……。記憶が無いとはいえ、ラボの職員たちのことも気掛かりですし……私も戻ることにしますわ」

ルビィ「うん。じゃあルビィも。お姉ちゃんが帰ってくるなら、所長代理は返上しなきゃね」

ダイヤ「あら、そのまま所長でもいいのですわよ?この旅で、随分と立派になったようですし」ナデ

ルビィ「エヘヘ///」

鞠莉「私もグループに戻るわ。私がいなかった間に、なにがあったのか調べたいし。いろいろ身辺整理もしなきゃだしね」

果南「身辺整理って……」

鞠莉「まあ、想像のとおりよ」クスリ

果南「……………………」

鞠莉「善子たちは?」

善子「ポケモンたちの休養も兼ねて、しばらくはこの里……ああ、今は島ね。この島で過ごすわ。この島がどの位置にあるのかとか、なんでこんなことになってるのかとか、調べることもたくさんありそうだから」

鞠莉「そう……」

善子「少しは……胸のつかえを取っていいのよ。この通り、何もかも無事だったんだから。ね、マリー♪」

鞠莉「……うん///」

ルビィ「花丸ちゃんも?」

花丸「うん。マルたちがいなかった間になにがあったのか……里長をやってるマルのおばあちゃんに話を聞いてくる」

ルビィ「そっか。それじゃ、しばらくみんなバラバラになっちゃうんだね」

ダイヤ「そういえば、千歌さんたちは?」

スタスタ……

スタスタ……

曜「ここだよー」

梨子「すみません。で、なんの話ですか?」

ルビィ「これからどうしようかって話……って、千歌ちゃん?」

千歌「な"に"……?」

善子「なんで泣いてるのよ……」

千歌「泣い"てな"い」

善子「なんの強がりよ……」

293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:35:23.95 ID:H3srdqcAO

千歌「ふぐぅ……ズビッ……」

梨子「アハハ……。それで、これからどうするか……でしたね」

曜「私と千歌ちゃんはトチマに戻るし、梨子ちゃんもおいでよ」

梨子「いいの?」

曜「こっちで行く宛はあるの?」

梨子「まあ……」

海未「なんでしたら、師匠である私のところに来ても構いませんよ?」ニコッ

梨子「じゃあせっかくだし、千歌ちゃんのところにお世話になろうかな」

海未「おかしいですね。聞こえてないんでしょうか」

梨子「ごめんなさい。じつは私の特性はぼうおんなんです」

海未「可愛いげのない弟子です」プクー

千歌「グシグシ……穂乃果さんたちも帰るんですね」

穂乃果「うん。みんなはそれぞれのジムがあるし、私は他に被害が無いか、あちこちを回ってみる」

千歌「そうですか……」

穂乃果「千歌ちゃん」

千歌「……!」

穂乃果「それにみんなも。みんなのおかげで、世界は救われた。なんて……大げさじゃないよ。みんながいなかったら、どうなってたかわからない。あのとき、チャンピオンとして判断したのは間違いじゃなかった。改めて感謝させて。千歌ちゃん、曜ちゃん、梨子ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、ダイヤちゃん、果南ちゃん、鞠莉ちゃん」

ペコッ

μ's「ありがとうございました」

294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 17:42:55.04 ID:H3srdqcAO

梨子「ちょっ!!?」アセッ

ダイヤ「みなさんっ!!?」アセアセッ

ルビィ「μ'sが……頭を……」

善子「これって……かなり問題なんじゃないの……?」

梨子「大問題よ!!」アセアセッ

花丸「恐れ多いずらぁ……」

穂乃果「ううん。これくらいじゃ足りないんだよ。みんな頑張ってくれたんだもん」

千歌「私たちだって……μ'sのみなさんに、いっぱいいっぱい助けてもらいました。心構えを教えてもらった。未熟な私たちを鍛えてくれた。ダメなときは叱ってくれた。私たちだって、たくさんのものをもらいました。私たちの方こそみなさんにお礼を言いたいです」

鞠莉「ええ」

果南「めいっぱいの感謝を……だね」

千歌「せーのっ!」

Aqours「ありがとうございました!!」ペコッ

穂乃果「……………………クスッ」

海未「楽しみ……ですね」

花陽「うん♪」

にこ「未来は明るいわね」

真姫「そうね」カミノケクルクル

295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 20:48:47.70 ID:H3srdqcAO

穂乃果「じゃあ、そろそろ行くね」

ことり「またね、みんな♪」

花陽「元気でね♪」

花丸「はい!」

梨子「本当にお世話になりました」

海未「気が向いたらいつでもジムに来なさい。稽古をつけて差し上げます」

梨子「山登りじゃないなら」クスッ

希「落ち着いたら、またみんなで集まろうね」

ダイヤ「ぜひ!」

絵里「みんなとはゆっくり話したいわ」

果南「こちらこそ」

にこ「んーっ、これでやっとアイドル業が再開出来るわねー♪」

真姫「売れない、でしょ」

にこ「あぁん!!?」

曜「応援してます、にこさん」

にこ「あんたも頑張りなさいよ。続けるんでしょ、ジム戦」

曜「はいっ!もちろん!」ゞ

花丸「師匠、しばらく門下生の席を空けるずら」

凛「いつまでも待ってるよ。マルちんはずーっと、凛の一番弟子にゃ♪」

花丸「はいっ!///」

真姫「しっかりやりなさいよ、堕天使」ポンッ

善子「うるさ――――――――……はい///」

鞠莉「本当にありがとう。そして、ごめんなさい」

穂乃果「うん♪それじゃ、またね♪Aqoursのみんな♪」ノシ

千歌「はい!また!!」

296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 21:09:59.94 ID:T9+Q7Qoq0
そろそろよいつむに期待
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 21:23:23.24 ID:H3srdqcAO

――――――――

――――

――



曜「行っちゃったね、みんな」

千歌「うん」

ダイヤ「では、私たちも……」

ルビィ「うん。……って、あれ!!?」

花丸「どうしたずら?ルビィちゃん」

ルビィ「希さんが帰ったら、ルビィたちどうやって帰るの!!!?」

千歌「あ」

Aqours「……………………」





Aqours「希さ――――――――ん!!!!!帰ってきて――――――――!!!!!!!!!」

298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 22:05:02.87 ID:H3srdqcAO

――――――――

――――

――



――――――――現在



梨子「あのときは焦ったね……」

曜「気付いた希さんが戻ってこなかったら……」

梨子「でも、みんな無事に帰ってこられたからよかったじゃない」

曜「帰ってからもドタバタしてたけどね……。千歌ちゃんたら、帰ったとたんに倒れ込んじゃうし」

梨子「私たちもその後、気を失うように寝ちゃったのよね。起きたら一日経っててビックリした。志満さんたちにも心配掛けちゃったわね」

曜「梨子ちゃんはお母さんに連絡したりした?」

梨子「べつに事件を知らせてたわけじゃないから。定期的な報告くらいね。曜ちゃんは?」

曜「私もとくに。心配させるのもなあ……って思っちゃって。けどそれとは関係無くパパと連絡した♪」

梨子「パパ?」

曜「私のパパ、船の船長やってるの♪ガラスノハナゾノ号っていうんだけど」

梨子「乗ったわ、その船」

299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/19(日) 23:03:20.72 ID:H3srdqcAO

曜「それにしても……本当に大変な旅だったね」

梨子「ええ。ツラくて苦しくて……だけど、それ以上にドキドキした」

曜「梨子ちゃんは、これからどうするの?」

梨子「そうね……」

曜「私はジム戦にチャレンジして、千歌ちゃんと同じようにリーグの挑戦権を手に入れる。梨子ちゃんは音楽家を目指すんだよね。千歌ちゃんは……考えるまでもないか」

梨子「……私がこのウラノホシに来たのは、メロエッタに会って、自分だけの音を奏でるためだった。なんの心構えも無くチャンピオンになって……中途半端な強さだけを手に入れて、むなしくなって……子どもの頃から夢だった、世界一の音楽家になるって夢を掲げたの。だけど、この地方に来て……千歌ちゃんと曜ちゃんと出会って、いろんなことがあって……たくさんの音を耳にして思ったわ。世界には、まだまだ私の知らない音があるって。ポケモントレーナーを続ければ、もっともっとステキな音に巡り合える。そんな気がするの。だから、今ポケモントレーナーを投げ出すわけにはいかないわ」

曜「そっか。根っからのトレーナーだよ、梨子ちゃんは」クスッ

梨子「それに、千歌ちゃんとの約束もあるしね」

曜「約束?」

梨子「千歌ちゃんがリーグに挑戦出来るほど強くなったら、私とバトルする……って」

曜「……………………!!」

梨子「曜ちゃんたちと出会ったあのときも、二体一のバトルだった。あれから何度も横に立ってバトルすることはあったけど、向かい合うことはたった一度だって無かった。私ね……思うの。たぶん、今までのどのバトルよりドキドキする。強くなった千歌ちゃんと全力で戦う……。そして……」



千歌「私が勝つ――――――――!!!!!」



ようりこ「っ!!!?」ビクッ

千歌「負けないよー。勝つのはわた……ムニャムニャ……」クークー……

ようりこ「……………………ぷっ♪アハハハハ♪」

300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/20(月) 03:26:39.23 ID:NtuzF7ayO

梨子「ねえ、千歌ちゃんはまだ起きないみたいだし……久しぶりにバトルでもする?」ニコッ

曜「おっ、いいね♪」

梨子「今度はケンカじゃないやつね」クスクス

曜「しつっこい!!///」

梨子「研究所の裏のフィールドを借りましょう。1vs1ね」

曜「負けたら?」

梨子「ショウゲツのメニュー一つ奢り♪」

曜「ノッた!!」

梨子「フフッ♪ぜんそくぜんしーん♪ヨーソロー♪」タタタタ……

曜「かーらーのー♪けいれいー♪」タタタタ……

タタタタ……

301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 06:30:31.62 ID:Rbs/BrTY0
そういや、何の悪の気配もない日常なんて1レス目以来だもんな・・・
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/20(月) 08:42:08.67 ID:NtuzF7ayO

――――――――

――――

――



千歌「クークー……ぅへへ……///」スヤスヤ……

ドガアアアアアアアアアアン!

千歌「ふあぁっ!!!?」ガバッ!

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!

千歌「えっ!!?ええっ!!?なに!!?なんなの!!!?」

303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/20(月) 08:52:47.30 ID:NtuzF7ayO

――――――――トチマ研究所・バトルフィールド



曜「おおおおおおおおおお!!!」

メガレックウザ「ザアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ドガァンッ!

梨子「やああああああああああああ!!!」

メガガブリアス「ガァアアアアアアアアアアアアア!!!」ボガァンッ!

ドガアアアアアアアアアアン!



志満「あらあら……」ニコニコ

美渡「いや……」

志満「スゴいわねえ……」ニコニコ

美渡「なにこの天災……。余波で研究所が潰れかねない勢いなんだけど……」



曜「行くよレックウザ!!!」

梨子「決めるわよガブリアス!!!」

曜「りゅうせいぐん!!!」

梨子「りゅうせいぐん!!!」

メガレックウザ「ザァガァァァァァ……………………!!!!」

メガガブリアス「ガァバァァァァァ……………………!!!!」

キイィィィィィィィィィィィィン……!



千歌「うるさ――――――――――――――――い!!!!!」ドガァァァァァァァァァァァァァ!



ようりこ「!!!!」ビクッ!

304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/20(月) 23:13:43.45 ID:NtuzF7ayO

メガレックウザ「レザァ……」

メガガブリアス「ガバ……」

千歌「二人ともバカなの!!?なんでこんなところで全開バトル!!?旅館の方にまで爆音が轟いたよ!!?」

曜「いやぁ……」

梨子「ついバトルが白熱して……」

千歌「周りのこともちょっとは考えなさい!!!」

メガレックウザ「レェザ……」シュン

メガガブリアス「ガァブ……」シュン

千歌「まったくもう!!志満姉たちもだよ!!一緒にいたなら止めなさい!!」

美渡「私は止めたよ」

志満「研究者が目の前の研究対象を前にやめろなんて言えるとでも?」

千歌「知らないけども!!もう!!ゆっくり寝てもいられないよ!!」

梨子「もうお昼過ぎてるんだけど」

千歌「私の辞書に寝過ぎという言葉は無ーい!!」

曜「ドヤ顔でなに言ってるの」



果南「やってるねー」ヒラヒラ



梨子「!」

千歌「果南ちゃん!」

果南「やっほー♪ご機嫌いかがか――――――――」

梨子「だいぶいい感じです♪」

曜「じゃあハグしよ♪」ギュー

梨子「きゃー♪」

果南「二人とも嫌い」

305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 01:06:24.21 ID:L7IHtkRSO
>>302
ちかわいい
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 01:20:17.61 ID:j85Pmdv4O

千歌「そういえば、どうしたの果南ちゃん?」

果南「どうしたって、あれだけ激しいバトル……町のどこにいても気付くと思うけど」

曜「お恥ずかしい」

果南「まあそれはそれとして……これ」スッ

梨子「メール?」

果南「穂乃果さんから」

千歌「穂乃果さんから?果南ちゃんに?」

果南「ううん。Aqoursのメンバー全員に送られてるっぽいよ?メール来てなかった?」

千歌「さっき起きたから」

果南「不摂生がスゴいね」

梨子「なんて書いてあるの?」

果南「ああ、えっとね……」



穂乃果『みんな、久しぶり。穂乃果だよリ`・ヮ・)』



千歌「なにそれ可愛い」

果南「百回スクショした」

曜「ファンだね」

梨子「いや、いいから続きは……」

307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 01:22:36.37 ID:MNV8SO2e0
そういや、カプ・レヒレはどうすんだろう?
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 01:38:06.88 ID:j85Pmdv4O

穂乃果『みんな元気にしてるかな?私はスッゴく元気です♪リザードンたちも元気だよ♪まあ相変わらずリーグの挑戦者はいないんだけどね……アハハ……リ`;ヮ;)』



梨子「いや笑いづらいです……」



穂乃果『まあ冗談はさておき、もうそろそろみんなで集まってもいい頃かなーって思って。本当はすぐ会いたかったんだけど、海未ちゃんがまだダメです!……って。三日も待ったんだからいいよね。私はよく我慢した。てことで、みんな揃って遊びに来ない?近況報告も兼ねて、ご飯でも食べながらワイワイやろーよ♪急に誘ってもみんな都合がつかないだろうし、ウラノホシのポケモンリーグが設営されてるコウサカタウンに、一週間後に……ってことでどうかな?みんなと会えるのを楽しみにしてるよ♪それじゃあね♪P.S.……もし来られない人は……仕方ないけど……うん……全然平気だから……みがわりにんぎょうを置いて……あなただと思って……話し掛けるね……』



曜「文末が怖すぎる」

梨子「招待状っていうか、ほとんど脅迫文じゃない……」

果南「ま、そんなわけで……一週間後にコウサカタウンに集合らしいんだよね」

千歌「一週間後か〜……」チラッ

梨子「……?なに?」

千歌「んーん。みんなに会うの楽しみだなーって」

梨子「……?そう、ね……?」キョトン

309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 01:59:23.96 ID:j85Pmdv4O

曜「うん♪楽しみだね、みんなに会うの♪」

梨子「って、まだ三日しか経ってないけど」クスッ

果南「一週間か〜。まだ先だね〜」

曜「コウサカタウンって、どの辺だっけ?」

果南「ミナミシティとソノダシティの中間だね。待ち遠しいなぁ」

千歌「果南ちゃんは、ダイヤさんや鞠莉ちゃんと連絡取ってなかったの?」

果南「ダイヤとはちょくちょく連絡してたけど……鞠莉とは一度も」

曜「一度も?」

梨子「鞠莉さんもトチマの出身なんですよね?町には戻ってきていないんですか?」

果南「まあ、鞠莉は鞠莉でやることがあったってことだよ」

千歌「やること?」

果南「まあね」

千歌「それって――――――――」

クウゥゥ……

果南「あ……///」

曜「果南ちゃん、お昼まだなの?」

果南「じつは私もさっき起きた……///」

千歌「不摂生がスゴい」

梨子「千歌ちゃんが言わないの」

曜「それじゃ、今からみんなでショウゲツ行こ♪梨子ちゃんの奢りで♪」

梨子「はあっ!?」

曜「だってさっきのバトルはあのまま続けてたら私が勝ってたしー」

梨子「なんでよ!!そんなのわからないでしょ!!」

果南「梨子ちゃん、ゴチです♪」

梨子「ええっ!!?」ガーン

曜「それじゃーショウゲツまで!!全速前進――――――――♪」タッタッタッタッ……

果南「ヨーソロー♪」タッタッタッタッ……

梨子「あっ!!ちょっと!!待ちなさ――――――――い!!ああもう……足が速いんだから……」

千歌「二人とも体力お化けだからね」ケラケラ

梨子「もう……。とりあえず行きましょ。千歌ちゃんも」

千歌「あ、私はいいや。ちょっとやることあるから」

梨子「やること?」

千歌「やること♪ていうかほら……私、まだパジャマなので///」

梨子「……はやく着替えてきなさいよ」

310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 02:00:54.86 ID:j85Pmdv4O

千歌「おみやげはミカンどら焼きがいいなー」

梨子「はいはい。それじゃ、行ってくるね」

千歌「はーい」ノシ





千歌「一週間……」

ヒュウウウウ……

千歌「見つかるかな……。私の、新しいパートナー……」

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 02:06:37.37 ID:j85Pmdv4O

――――――――



梨子「千歌ちゃんのやることって……なんだろう……」

ピッピッ……

梨子「あ、本当にメール来てる。……穂乃果さんおチャメだなぁ……」

ピッピッ……

梨子「わざわざP.S.まで付けて……」

ピッピッ……

梨子「……?P.S.の向こう側……まだスクロール出来る……。なに……か……………………!!」

ピタッ……

梨子「これって……」



穂乃果『梨子ちゃんへ。この連絡は梨子ちゃんにしかしていません。一週間後……希ちゃんのことで、お話があります』

312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 02:15:50.84 ID:j85Pmdv4O

――――――――ショウゲツ



曜「んー♪やっぱりショウゲツのケーキ最高〜♪」モグモグ

果南「本当だね〜♪」パクパク

梨子「本当に奢らされるなんて……」

曜「ご馳走さまであります♪」

梨子「まったく。それにしても……」チラッ



レックウザ「レザァ♪」ムシャムシャ

ジュカイン「ジュカ♪」ムシャムシャ

ラグラージ「ジラァ♪」パクパク

ゲッコウガ「コウガ」パクリ

メロエッタ「メロォ♪」パクパク



梨子「オープンテラスとはいえ……伝説のポケモンが普通にケーキを食べてる姿っていうのは……なんとも異質な光景ね……」

果南「道行く人がみんな驚いていってるもんね」

曜「さっき通った人なんか三度見してた」

果南「いやー、みんなそれぞれいいポケモンを持ってるね」

曜「果南ちゃんもね」

313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 06:17:20.63 ID:j5shWf3SO
これは、エピソード:ムーンかな
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 06:25:15.03 ID:7tTtLHoM0
善子に負け、一度死にかけ、ゾロアークと別れる・・・
結構コンマ合計で損をしてるちかっち
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 07:40:05.96 ID:6rbjhd6rO

梨子「ジムリーダーや四天王特有のタイプ一致型のパーティー。それもそのほとんどがパワータイプのアタッカーなんですよね」

果南「ゴリ押しするの好きなんだよね。アタッカーじゃないのなんてプルリルと、今はもう手持ちじゃないけどカプ・レヒレくらいだったかな」

梨子「カプ・レヒレ……。今はすっかり千歌ちゃんのパートナーですね。果南さんから譲り受けたときは、まるで言うことなんか聞かなくて」クスクス

曜「うすぼんやりと覚えてる。アヤセ島でドラヒオンを倒したときのこと」

梨子「私を毒で苦しめたことも、でしょ?」ニコニコ

曜「イジワル……」ブスゥ

梨子「フフッ♪」

果南「二人はタイプが不一致のパーティーだね」

曜「だね」

梨子「とくに気にしてはいないですけど。見事にバラけました」

果南「千歌にも言ったけど、その方が戦略には幅が出るよ。タイプなんて、結局はトレーナーの選り好みなんだから」

曜「それと、どんなポケモンに会えるか……だね」

果南「千歌にもいい出会いがあるといいね。ゾロアークがいなくなって、やっぱり寂しそうだし」

316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 18:53:48.05 ID:6rbjhd6rO

曜「梨子ちゃん的には、千歌ちゃんがどんな子をゲットするのか気掛かりなんじゃない?」ニシシ

梨子「気にはなるけど……あまり考えたくはないかな」

果南「どうして?」

梨子「千歌ちゃんは、たとえどんなポケモンをゲットしても、その実力を最大以上に引き出せる。ポケモンを愛して、ポケモンに愛される才能を持ってるから。それが千歌ちゃんの強さ……だけど、バトルの相手からすればそれは得体の知れない恐怖でしかないから」

曜「バトルの中で進化する……ってやつ?」

梨子「トレーナーの完成形なんていない。たとえそれが、メガシンカとZワザ、キズナ現象を完全に体得した千歌ちゃんだとしても」

果南「まだまだ伸び代がある……か」

梨子「だからあまり気にしたくないのよ。ヘタすると気圧されちゃうかもしれないし。それに……」

曜「?」

果南「それに?」

梨子「クスッ……どんなポケモンをゲットしたのか。バトルのときまで知らずにドキドキしていたいから」

317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 19:34:18.50 ID:l9vACVfQ0
千歌ちゃんの新ポケか…
さすがにこれ以上の伝説級はパワーバランス崩壊しそうですね
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/21(火) 19:48:31.04 ID:6rbjhd6rO

――――――――

――――

――



――――――――トチマ旅館前



果南「んー♪満足満足♪」

梨子「それはどうも」

果南「ごちそうさまでした♪」ハグッ

梨子「こちらこそ」

曜「このあとどうする?」

果南「あ、それならさっきの続きは?私も二人とバトルしたい♪」

梨子「いいですね」

曜「1vs2?それとも交代で1vs1?」

果南「バトルロイヤルでもいーよ♪」

曜「おっ、言いますなぁ♪」

果南「気兼ねなくやりたいし、水上のフィールド使わない?トチマ沖の」

梨子「はい。その方が周りを気にしなくて済みそうですしね」

曜「決まりだね。さっそく行こう♪」

果南「船……は余波で転覆しそうだし、ラプラスに乗っていこうか」

曜「わーい♪」

梨子「あ、忘れてた。ショウゲツのおみやげを千歌ちゃんに渡してくる。ちょっと待ってて」タタタタ……

319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 20:40:53.23 ID:L7IHtkRSO
ラプラスにのって
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 00:55:54.64 ID:oCCYR5jS0
>>317
確かに
正直伝説のポケモンはもう結構お腹いっぱいだからできれば通常ポケモンがいいかな
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 01:41:54.65 ID:rb9urQPFO

――――――――トチマ旅館



トントントン……

梨子「千歌ちゃーん。ミカンどら焼き買ってきたわよー」

スゥーッ



襖を開け、梨子が見たものは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→千歌のいない空っぽの部屋(UB捕獲可能性有りルートへ)
偶数→ポケモン図鑑を読み耽る千歌の姿(UB捕獲可能性無しルートへ)

322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 01:43:36.01 ID:p+pnwMI5O
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 02:15:02.29 ID:rb9urQPFO

シン……

梨子「……?千歌ちゃん……?」

シン……

梨子「部屋にいないってことは……お風呂……とか?」

ピラッ

梨子「?」スッ

カサッ……

梨子「書き置き……?」



千歌『梨子ちゃんへ――――――――』



梨子「――――――――!」



――――――――

――――――――

――――――――



梨子「……………………」パサッ



梨子「勝手なんだから」

324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 02:44:09.31 ID:rb9urQPFO

――――――――マツウラダイビングショップ



ザザーン……

曜「梨子ちゃんたち遅いね」

果南「千歌が二度寝でもして起こすのに手間取ってるんじゃない?ね、ラプラス」ナデ

ラプラス「プーラ♪」

曜「……お、来た来た!おーい!」ノシ

梨子「お待たせ」

果南「あれ、梨子ちゃんだけ?千歌は……?やっぱり二度寝?」

梨子「これ……」ピラッ

かなよう「?」



千歌『梨子ちゃんへ。突然だけど、しばらく一人で旅に出ます从c*?ヮ?§』



曜「……穂乃果さんの見て気に入ったのかな?」



千歌『なにも言わずにゴメンね?でも話したら一緒に来てほしくなっちゃいそうだったから。一週間後のパーティーには間に合うようにするから安心して。なんていうかさ、じっとしてられなかったんだよね。こんなに近くに……まだ一度も勝ったことがない相手がいるって思ったらさ。ガマン出来なくなるって、なんだか子どもっぽいけどね。私、強くなったよ。バッジをゲットして、リーグに挑戦出来るくらい強くなった。約束だよ、梨子ちゃん。私とバトルして』



果南「バトル……」

梨子「……………………」

325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 03:05:33.25 ID:rb9urQPFO

千歌『手加減無し。6vs6のフルバトル。場所は集合場所のコウサカタウン。当然断らないよね?みんなの前で、どっちが強いかハッキリさせよう。私は梨子ちゃんと戦うために、新しいパートナーを探しに行ってくる。梨子ちゃんなんかもうボッコボコ……は、かわいそうだから……ポポッコだね。梨子ちゃんなんかポポッコにしちゃうから!!』



曜「だとしたらワタッコに進化しちゃうね」



千歌『今、ワタッコに進化しちゃうねってツッコんだ人、普通怪獣ヨーソロー』



曜「なにこの手紙!!///」



千歌『とにかく!!一週間後、私たちの"しゆう"を決するよ!!!』



果南「雌雄って漢字で書けなかったんだね」



千歌『逃げないよね?ていうか、本気で来てよ。私は……本気の梨子ちゃんに勝ちたいんだから』

326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 03:32:51.52 ID:rb9urQPFO

――――――――



ヒュウウウウ……

千歌「そろそろ読んだかな。って、考えてなかったけど追い掛けてきたらどうしよ」

ソルガレオ「レガ」

千歌「まあ、ソルガレオには追い付けないか♪長い距離だけど、大丈夫?」

ソルガレオ「レェガ」コクン

千歌「頼りにしてる♪」ナデナデ

ポンッ

ピカチュウ「ピカッ♪」

千歌「ピカチュウ!どーしたのー?」ナデッ

ピカチュウ「ピーカッ♪」スリスリ

千歌「なんか急に甘えんぼだね♪いいよ、じゃあしっかり捕まっててね♪お願いソルガレオ。仲間探しの旅に〜っ、出発だー♪」

ピカチュウ「ピーカーチューッ♪」

ソルガレオ「ガァルァ!!!」ダンッ!

327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 06:23:48.65 ID:rZ3LwJT30
UBか・・・結局価値観の相違で対立しちゃったし彼等が「千歌」という「個」を認めるのも悪くはない・・・のか?
それにしても一回手持ちポケモンだけのエピソードも見てみたい(ピカチュウのなつやすみ的な奴)
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 07:12:22.12 ID:Ezo0omsT0
さて、ラスト一匹は誰になるか
個人的には、進化するあのUB狙いかな

ウルトラネクロズマとの決着とかも見てみたいかも
ウルトラ発売時期的に最終決戦は日食止まりだったし
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/22(水) 20:51:42.56 ID:rb9urQPFO

――――――――マツウラダイビングショップ



果南「……なんていうか」

曜「千歌ちゃんっぽいね」クスッ

果南「次に会うのは一週間後か」

曜「楽しみだね、梨子……ちゃん……」

梨子「……………………」ニッ

果南「っと……」ゾクッ

梨子「千歌ちゃんがやる気なのに、私が一週間なにもしないはずなんてない……だよね」ニコリ

曜「だ、だね……」



千歌に触発され、梨子もまた静かに闘志を燃やす。
安価下1〜3まで多い方 連投無し
1.梨子「二人とも、これから一週間……私のバトルパートナーをよろしくね」
2.梨子「私も武者修行の旅に出てくる」

330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 20:53:13.06 ID:2WNw+0Ca0
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 20:59:14.70 ID:niUhRtxsO
1

レジギガスイベントはどっちに来るんだろうな
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/22(水) 21:01:31.99 ID:3FCqCs8X0
2
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:06:35.98 ID:tUEGt600O

梨子「私もちょっと旅に出てくる」

曜「旅!!?梨子ちゃんも!!?」

果南「また急な……。武者修行ってとこ……?」

梨子「ですね。あちこちを回って、一週間みっちり鍛えてきます」

曜「わざわざそんなことしなくても……特訓なら私たちが相手するよ」

果南「そうそう♪」

梨子「いや……正直一週間も同じ相手と戦うとトラウマが甦るというか……」



海未『アハハハハハハ♪』

海未『ほら、もう終わりですか?』

海未『ウフフフフ♪山頂アタックですよぉ〜♪』



梨子「うぅ……」ブルッ

334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:43:04.96 ID:tUEGt600O

果南「……?よくわからないけど、まあ一週間も同じ相手とバトルしたら変な癖もついちゃいそうだし、行くっていうなら止めないけど」

曜「宛はあるの?まさかウラノホシのジムに殴り込みとか?」

梨子「曜ちゃんより先にバッジを集めるのは悪いじゃない」

曜「勝てる気ではいるんだね」ムカッ

梨子(ジム巡りも考えたけど、穂乃果さんのメールを無視して希さんと会うのも気が引けるし……)

果南「じゃあ、どうするの?」

梨子「とりあえず、いろんな場所へ行ってみます。ワンダフルラッシュバレーやラブアローマウンテンみたいに、ウラノホシにはまだまだ野生のポケモンが多く住む場所もあるでしょうから」

果南「それなら……」



梨子の修行場所にと果南が提案したのは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→星の降る洞窟、ハイドアンドシーク・ギャラクシー
偶数→巨人の眠る遺跡、シャドウゲート

335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 01:52:34.00 ID:mgDV/yOdo
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 02:05:16.06 ID:AHo67T9SO
シャドウゲイト…だと…
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 02:30:31.84 ID:JZDHitLT0
前者がジラーチ
後者がレジギガス
かな?
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 06:26:20.81 ID:XrFwmXld0
うみりこの所業風景気になる
そういや最近ガブが噛みつきスキンシップしなくなったの寂しいな
多分手持ちで一番主人の事大好きだろうし
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 13:14:12.70 ID:mQVuB8IH0
ゲッコウガ すなお、まじめ
ガブリアス ようき、いじっぱり
ランプラー むじゃき
チェリム やんちゃ
トゲキッス おだやか、がんばりや
メロエッタ きまぐれ
読んでるとこんな感じ
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 20:44:41.49 ID:tUEGt600O

果南「シャドウゲートに行ってみたら?」

梨子「シャドウゲート?」

曜「あー、なんだっけ。トチマタウンとアヤセ島の中間くらいの島にある遺跡だよね?」

果南「そっ。レベルの高い野生ポケモンが多く住む島の古代遺跡、シャドウゲート。別名、巨人の眠る棺」

梨子「巨人……?」

果南「そういう伝説があるんだよ。強いポケモンとトレーナーの前だけに、山のような巨人が姿を見せる……ってさ」

曜「果南ちゃんは見たことあるの?」

果南「ううん。シャドウゲートに行ったのは駆け出しの頃だったからね。野生ポケモンにすら歯が立たなくて、尻尾を巻いて逃げちゃったよ」アハハ

梨子「巨人……か。行ってみる価値はありそうですね」

曜「やる気だね。あーあ、梨子ちゃんも旅立ちかぁ……」

果南「寂しいなら曜ちゃんも旅立ったら?ていうかそうしようよ♪私も付き添うからさ♪」

曜「暇なの?」

果南「うん♪」

曜「んー……じゃあそうしようかな。千歌ちゃんと梨子ちゃんに差をつけられるのも癪だし」

梨子「じゃあ、次に会うのはコウサカタウンね」

果南「楽しみにしてるよ、強くなった梨子ちゃんを♪」

梨子「ええ♪」

曜「梨子ちゃん」

梨子「?」

曜「私もすぐ、二人に追い付くからね♪」ゞ

梨子「……!……うんっ♪」ゞ

341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 23:34:02.28 ID:tUEGt600O

ヒュウウウウ……

梨子「――――――――♪」スッ

グッ!

梨子「全力でバトルよ……千歌ちゃんっ!!!」

342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/24(金) 00:05:18.49 ID:zuAFx5KaO

――――――――一方その頃



千歌「……………………」

イトマル「……………………」カサカサ

クルミル「……………………」コソコソ

ピカチュウ「……………………」

ソルガレオ「……………………」

千歌「ここどこぉ――――――――――――――――!!!!?」



千歌は迷っていた。

343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/24(金) 02:47:20.07 ID:zuAFx5KaO

――――――――

――――

――



――――――――一日後

――――――――パラドクスフォレスト



千歌「はあぁ……」クウゥゥ……

ピカチュウ「ピーカ……」キュルル……

ソルガレオ「ガァ……」グウウ……

千歌「お腹すいたね……」

ピカチュウ「ピーカ。ピカチュ」

千歌「なにがどうしてこうなったんだろ……」

ソルガレオ「ガァル……」

千歌「こんなことある?出発して五分で遭難したんだけど」

ピカチュウ「ピカァ……」

千歌「ホント、なんだったんだろうね。出発のときにテンション上がって、ライジングフェーズになったのは覚えてるんだけど」

ソルガレオ「レェガ……」

千歌「ソルガレオ、新しい技でも覚えた?」

ソルガレオ「ガルル」フルフル

千歌「でもワープしなかった?」

ソルガレオ「ルガァウ……」

千歌「一瞬ウルトラホールみたいなのが見えた気がしたけど…………………………まあいっか」

ピカチュウ「ピカ」

344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/24(金) 03:12:51.15 ID:zuAFx5KaO

千歌「あれこれ考えてもわかんないし、遭難した事実は変わらないしね。問題なのはここがどこなのかだよ。ウラノホシなのかな?それとも別の地方?違う世界とかだったら、どうすれば元の世界に戻れるんだろうね」

ソルガレオ「ガアア……」

千歌「大丈夫。ソルガレオのせいじゃないよ」

ソルガレオ「ガル……」

千歌「にしし♪とりあえず、もう一度この森を散策してみよ。かなり広いし、どこかに木の実くらいはなってるでしょ。危険は無い……といいな。ていうかそんな気がする♪なんかいいことありそうな予感。もしかしたらこの場所は、ソルガレオが私と新しいパートナーを出会わせるために、連れてきてくれた場所かもしれないしね♪」ナデナデ

ソルガレオ「ガァウ……」スリッ

千歌「よしっ♪知らない場所だけど、みんなと一緒だと思ったら元気出てきた♪」フンス

ピカチュウ「ピッカ」

千歌「なんとかなるよ♪さー行こー♪おーっ♪」



ガサガサ……

ヒョコッ

???「……………………」ジーッ



千歌「……?」クルッ



ガサッ



千歌「……気のせいか」



コソコソ

???「……………………」ジーッ

345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 06:31:27.98 ID:i94Vrh2G0
このままではちかっちの手持ちの半分が伝説級に・・・
他3匹萎縮しないといいけど(レヒレは付き合い長いから大丈夫だろうけど)
とゆうか曜ちゃんのドラピオンも元は無理矢理持たされたっぽいし友達傷つけたから形見狭いだろうな・・・
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 07:05:48.15 ID:PnqIllbm0
最後の一匹はUBにしたいなぁ

ソルガレオはどっちかと言うと禁止伝説だし
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/24(金) 21:10:09.76 ID:zuAFx5KaO

――――――――

――――

――



ツツケラ「ケラァー」

バタフリー「フィリィ♪」

千歌「野生のポケモンがいっぱいだなー」テクテク

キャタピー「……………………」ノソノソ

千歌「〜♪」

カサカサ……

千歌「?」

ガサッ!

チリーン「チリィン!」バアッ!

千歌「うわあっ!!?」ビクッ

チリーン「リリリッ♪」ケラケラ

千歌「うぅ……こらーっ!!」

チリーン「チリリーン♪」スィーッ

千歌「いたずらっ子め……やいっ、可愛いぞー!!」

チリーン「チリィ〜♪」

千歌「ふんす!!」

ピカチュウ「ビカ」

千歌「ねえ、今バカって言わなかった?」

ピカチュウ「ピーカ」プイ

千歌「むう……」

ソルガレオ「レェガ……」

千歌「……ん?」

ピカチュウ「ピーカ?」

千歌「この先三本道だ……」



どの道へ進む?
安価下1コンマ
1.4.7→森の奥へ(くさ、むしタイプポケモンが出現)
2.5.8→森を抜けた先の荒野へ(じめん、いわタイプが出現)
3.6.9→森の中の湖へ(みず、ひこうタイプが出現)
0→安価下2で上のルートから一つ

348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 21:18:41.29 ID:SdJvEteqO
(ベベノム狙いだったのに選択肢ねぇ)
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 22:49:47.11 ID:JA783bpf0
あれ?UBって水タイプいなくない?
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 23:11:04.80 ID:g0cRNei40
ただの野生ポケモン安価だろ
そもそもUBも可能性ってだけで確定ではない件
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/25(土) 02:58:57.44 ID:zWKd0IF6O

千歌「どうしよっかなー……」

サアァ……

千歌「!」

ソルガレオ「ガル?」

千歌「気持ちいい風……。こっち!こっちの道に行ってみよう!」

ピカチュウ「ピーカ?」

千歌「いいからいいから♪」

352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/25(土) 03:22:01.58 ID:zWKd0IF6O

千歌「ほわぁ……///」

キラキラ……

ピカチュウ「ピカァ♪」

ソヨソヨ……

ソルガレオ「ガルァ……」

千歌「キレイな湖……///空気も水も澄んでる……///身体がリフレッシュしてるって感じ……///」

ピカチュウ「ピィカ♪ピカチュ♪」

千歌「エッヘヘ♪ピカチュウとソルガレオも気持ちいい?♪」

ソルガレオ「ガァウ」

千歌「あ、そうだ!みんなも一緒に……♪出ておいでっ♪」シュッ ポンッ

リザードン「リザッ!」

モクロー「フルルッ」

カプ・レヒレ「レィヒ」

千歌「〜♪」

353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/25(土) 11:19:04.26 ID:zWKd0IF6O

ソヨソヨ……

千歌「ふあぁ……。気持ちいいね〜……」

リザードン「リザ」

千歌「なんか……こうしてのんびりするの、久しぶりな気がする。平和だね。あの戦いがまるで嘘だったみたい」

ソルガレオ「ガル……」

千歌「けど、嘘じゃない。たくさんのものを手に入れた。友だち、仲間、パートナー♪みんなみんな、かけがえのない宝物だよ♪もうここにはいないけど、ゾロアークのことも♪」

カプ・レヒレ「……………………」コツン

千歌「……慰めてくれるの?」コテン

カプ・レヒレ「レァ」

千歌「ありがと♪カプ・レヒレはひんやりして気持ちいいね〜♪」

カプ・レヒレ「レーア……」

モクロー「フルル」ピョン

ピカチュウ「ピカ」トテテテ

千歌「モクローの羽は柔らかくて……ピカチュウの毛並みはちょっとくすぐったい♪ずっとスリスリしてたいよぉ♪」

モクロー「フロォ♪」スリスリ

ピカチュウ「ピッカ♪」スリスリ

354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/26(日) 01:27:29.06 ID:suRRQaDtO

千歌「ソルガレオはお日様みたいにあったかい♪」

ソルガレオ「ガル……」スッ

千歌「リザードンはトチマの匂いがして……一緒にいると安心する……♪」

リザードン「リザ……」

千歌「私、いっつも思ってるんだ。みんなが私のポケモンでよかったなーって♪出会って、ゲットして、人からもらって……形はそれぞれだけど、これってさ……運命なんだよね」

ピカチュウ「ピカァ?」

千歌「うんっ♪この広い世界で、たくさんの人とポケモンがいる中で、こうして出会って……繋がって。最初からそうなることが決まってたみたいじゃない?♪」

カプ・レヒレ「レヒァ」

千歌「出会うべくして出会った。私は、そんな気がする♪」

モクロー「フロォッ♪」

千歌「出会いは運命で、みんなそれぞれの運命があって、それが重なったほんの一瞬に絆は生まれる。どんな相手とだって」

リザードン「リザ……?」

千歌「そう考えると、もしかしたらさ……ウツロイドとも繋がることは出来たのかもしれないね。もっと別の出会い方をしてたら……もっとわかり合えたのかな」

ソルガレオ「……レェガ」スリッ



平穏を感じ、ポケモンと語り、可能性を呟く千歌……
そんな一時を破るかのように、千歌たちに怪しい影が忍び寄る……
現れたのは……
安価下1コンマ 00は100扱い 連投無し
奇数→水中から何者かが飛び出てきた!(みずタイプ限定)
偶数→空から何者かが襲撃してきた!(ひこうタイプ限定)

安価下2
安価下1のタイプのポケモン(UB無し)

355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 01:36:47.22 ID:a75pDW7c0
はい
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 01:37:28.04 ID:jt9EamSI0
グライガー
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 09:07:23.85 ID:eyFo4dDa0
飛んで火に入りすぎだろ
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 14:47:03.62 ID:HXuQX9Cu0
じゃれつきにきたのかもしれん
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/26(日) 18:17:21.61 ID:suRRQaDtO

ソヨソヨ……

ビュンッ!

千歌「!!」

バッ!

千歌「うわっ!!」

リザードン「リザ!!」

カプ・レヒレ「レアァッ……!!」キッ!



グライガー「グラァイ!!」ケタケタ



千歌「グライガー!!?」

ソルガレオ「レガ!」



グライガー「グラァ♪」スッ



千歌「……!?ああっ!!私のバッグ!!!」



グライガー「グーラァー!」スィー



千歌「ちょっ!!その中にはバッジとか図鑑とかいろいろ!!〜っ、返せーっ!!!」ダダダダ……!

360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 21:31:16.80 ID:a75pDW7c0
案の定サトシのグライガーの同類のようです
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/27(月) 00:14:27.42 ID:1bzxxIHsO

グライガー「グーラァー!」スィー

千歌「ん待てーい!!」ダダダダ!

グライガー「グラー♪」ベー

千歌「この森にはいたずらっ子が多いみたいだね……!!なら容赦しないよ!!モクロー、このは!!」

モクロー「フルオッ!!」ビュウウッ!

グライガー「グァラッ!!」ビュン! ビュンッ!

モクロー「フロッ!?」

千歌「アクロバット!!?モクローの攻撃を避けるなんて……それなら……!!ピカチュウ、でんこうせっか!!」

ピカチュウ「ピカッ!!」ダンッッ!

ダダダダダダダダ!

バッ!

ピカチュウ「ピッカ!!」

千歌「アイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピィカッ!!ピッッ、カッ!!!」ギンッ! ブンッ!

グライガー「グアァラッ!!!」スッ

千歌「っ!!?」

ブンッ!

ピカチュウ「ピカッ!!?」

ドガァッ!

ピカチュウ「ピカアッ!!!」

千歌「ピカチュウ!!!」

ソルガレオ「ガルッ!!!」ダンッ!

パクッ

ピカチュウ「ピカァ……」クテッ

千歌「ピカチュウ!!大丈夫!!?」ギュッ

ピカチュウ「ピーカ……」

千歌「今の……カウンター……。野生のポケモンの動きじゃない……?」

362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 00:49:24.48 ID:gzTZaQmf0
これが主人公が経験するリセット現象というものか・・・
大きな戦いの後は何でもないポケモンに苦戦する
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 01:27:42.06 ID:HUfA/SJIo
そういったことは現実でもあるからな

相手が強大すぎるとわかってるといつもより力が出たりとかもあるんだろうし
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/27(月) 01:47:06.93 ID:1bzxxIHsO

リザードン「リザッ!!」ボオッ……!

ソルガレオ「レェガッ!!」メラッ……!

千歌「うん、お願いっ!!……って、いやいやいやいや!!ストップ、ストーップ!!!」

リザードン「ザァ……!?」

千歌「かえんほうしゃなんか使ったらバッグも一緒に燃えちゃうでしょ!!ソルガレオも、こんなところでニトロチャージなんか使ったら森ごと燃やしちゃうよ!!」

ソルガレオ「ガルル……」

千歌「ここは慎重に……カプ・レヒレ、かげぶんしんでグライガーの誘導を……」

カプ・レヒレ「レアァ……」フアァ……

千歌「え?あくび?」

カプ・レヒレ「レーファ……」ネムネム……

カチッ

シュイン

千歌「はあぁ!!?嘘でしょ!!?眠たくなったからって今帰る!!?さあ出番だよっていうこのタイミングで!!?きまぐれにも程があるよ!!!そういえばそういう子だったねカプ・レヒレ!!!」

ピカチュウ「ピーカァ……」

365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 03:29:28.24 ID:F+7Xbw6bO

モクロー「フルルッ!!」

千歌「……!!モクロー、行ける!?」

モクロー「フロォッ!!」

千歌「よしっ!!モクロー、リーフブレード!!」

モクロー「フルルオッ!!!」ジャキンッ!

ビュン――――ッ!

グライガー「グラァッ!!」ズバッ!

モクロー「クロオオッ!!」ズバッ!

ガギィィィィンッ!

千歌「シザークロス……!!負けないで!!このは!!」

モクロー「モオッ、クッ!!!」ビュウウッ!

グライガー「グアァラッ!!!」ビュンッ! ビュウンッ!

千歌「またアクロバットで……!!」

グライガー「グラァ!!!」ゴオッ!

千歌「来るよモクロー!!まもる!!」

モクロー「フルルッ!!!」ヴンッ!

グライガー「グラァッ!!」ゴオッ……ピタッ!

千歌「!!?」

グライガー「グァラァァァァッ!!!」ドゴォッ!

モクロー「フロオオオ!!!」

千歌「モクロー!!!」カチッ シュイン!

366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 03:40:53.79 ID:3wURzF2g0

千歌「カウンターだけじゃなくフェイントまで……!!?レベルがかなり高い……!!っていうか……やっぱり……動きが訓練されてる感じ……。やっぱり野生のポケモンじゃない……」

グライガー「グラァ……♪」ニヤニヤ

千歌「こんのぉ……!!」ムグググ……

リザードン「リザ!!」

ソルガレオ「レガ!!」

千歌「ムムムム……!!」



スタスタ……

???「あらあら。少し休んだだけで、ずいぶん鈍ってるんじゃない?千歌」



千歌「!!?」

???「そんなことじゃ、ポケモンマスターなんて夢のまた夢ね」

千歌「お、お母さん……!!?」

千歌ママ「……………………♪」ニコッ







ガサガサ……

ヒョコッ

???「……………………」コソコソ

367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 06:19:28.17 ID:4y0gznhP0
ちなみにマサラ人はかわせをしやすくするためにあえて進化前を採用しているとか
まぁXYメンバーは進化しても素早い連中ばかりなので問題なかったけど
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 15:22:26.53 ID:rfh25dhn0
ほう
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 19:06:07.16 ID:nzd2XYKuO

千歌「なんで……お母さんがこんなところに……?」

千歌ママ「こっちのセリフ……って、言いたいところだけど。どうやってここに来たのか……ソルガレオを見れば一目瞭然ね」

千歌「……?」

ソルガレオ「……………………」

千歌ママ「ここは……私たちが住む世界とは違う場所。ウルトラホールの向こう側なの」

千歌「ウルトラホールの……!?」

千歌ママ「ソルガレオには、ホールを開きこちら側とあちら側を往き来することの出来る力がある。その様子だと、意図せずしてそれが発動したみたいね」

千歌「なんで、ソルガレオにそんな力が……」

千歌ママ「ソルガレオには……アローラの神と呼ばれるポケモンは、こちら側からやって来た命が進化したものと言われる説がある。ポケモンというより、ウルトラビーストに近い存在だと思ってもいいかもしれない」

千歌「ソルガレオが……ウルトラビースト……?」

ソルガレオ「ガァル……」

千歌ママ「そう考えられないこともない……そんなレベルの話よ」

千歌「……………………ソルガレオを……奪うの?ウルトラビーストだから……」

千歌ママ「……………………」

千歌「……………………」

千歌ママ「……まあ、だからと言ってここでソルガレオを没収することもしないけれど」

千歌「えっ?」

千歌ママ「力ずくでどうにかなる相手じゃない。それに、抵抗されたりして自分の娘を逮捕なんてしたくないもの」

千歌「ありが……とう……で、いいの?」

千歌ママ「感謝は筋違いね。黙認であって、容認ではないわ」

千歌「そっか……。あれ……?ここがウルトラホールの向こう側なら、なんでお母さんはここに来られたの?」

千歌ママ「自分の娘といえど、トップシークレットを易々と口には出来ないわ。これでも立場があるんだから」

千歌「ふーん……」

千歌ママ「納得のいかない顔をしてるわね」クスッ

千歌「お母さんさ……」

千歌ママ「?」

千歌「私になにか隠してない……?」

370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 19:27:23.88 ID:jkhlzKNSO
>>367
為替?
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 21:57:20.33 ID:4y0gznhP0
>>367
かわせ!です

にしても千歌ママのあの容姿とくぎゅうボイスで真剣な話してるの想像すると割とシュール
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 22:40:43.91 ID:nzd2XYKuO

千歌ママ「……なにかって?」

千歌「わかんない」

千歌ママ「わからないのに言ったの?」

千歌「なんとなく……かな。隠してるっていうか、言いたくないことがあるみたいな……。なんとなく、そんな気がしただけ」

千歌ママ「もし、それがあるとしたら?」

千歌「言ってくれるなら聞くし、言いたくないなら聞かない」

千歌ママ「寛容なのね」

千歌「かんよー……か、どうかはわからないけど……。誰にだって、何か事情はあるよね……って」



鞠莉『……………………』

ヨハネ『……………………』

ウツロイド【――――――――】



千歌「旅を通して……そう思ったから」

千歌ママ「……そう」

千歌「でもね、それを全部知るのは難しいのかもしれないけど……全部受け入れてあげられたらなって、そうも思ったよ♪」ニコッ

千歌ママ「……………………」

千歌「だから、もしもお母さんになにか秘密があっても……お母さんが言ってくれるまで待つよ♪」

千歌ママ「……………………そう」

千歌「うん♪」

千歌ママ「……………………」グッ……

373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 22:52:36.33 ID:nzd2XYKuO

千歌「ところで……どうやってここに来たのかはともかく、なにをしにここに来たの?それくらいはいいでしょ?」

千歌ママ「……国際警察として、ある捕獲対象の捜索をね」

千歌「捕獲……対象……?」

千歌ママ「ええ」

スィー

グライガー「グラァ♪」

千歌「あっ!グライガー!!私のバッグ!!」

千歌ママ「おかえり、グライガー。千歌を見かけたから、ついイタズラをね」クスクス

千歌「もー……」

千歌ママ「私程度のポケモン使いに、結構苦戦していたわね。鈍ってる証拠よ」クスクス

千歌「うぅ……」

リザードン「リィザ……」

千歌ママ「フフッ♪」

ガサガサ……

千歌「!」

千歌ママ「……下がって、千歌」



揺れる草むら……
茂みの中から姿を現したのは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→千歌の母が捜す捕獲対象
偶数→それ以外のポケモン

安価下1が偶数の場合
安価下2コンマ 00は100扱い
奇数→安価下3で野生ポケモン(伝説、準伝説、UB無し)
偶数→安価下3で千歌ママの手持ち(伝説、準伝説、UB、バリヤード、グライガー無し)

374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 22:57:57.87 ID:jr9cQ59no
てい
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 23:10:23.16 ID:nzd2XYKuO

ガサガサ……

千歌「ね、ねえ……」

千歌ママ「なに?」

千歌「お母さんが捜してるのって……」

千歌ママ「……すぐにわかるわ」

リザードン「リザ……!!」

ソルガレオ「レェオ……!!」

ガサガサ……

バッ!

千歌「!!!」



二人の前に姿を現したものは……
安価下1〜3まで多い方 連投無し
1.進化の可能性を秘めた小さな白い獣
2.毒々しさを蓄えた幼い紫の獣

376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:11:34.12 ID:4y0gznhP0
1
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:13:22.94 ID:NScajfkQ0
2
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:17:33.70 ID:lq7kRs64O
2
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 23:17:36.90 ID:3wURzF2g0
2
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/28(火) 23:24:06.50 ID:nzd2XYKuO

???【――――――――】



千歌「……………………?」

千歌ママ「見つけたわよ……STICKY……」

千歌「スティッキー……?この子……この感じ……」



???【――――――――】



千歌「ウルトラビースト……?」

千歌ママ「そう。UB:STICKY……通称、ベベノム」

千歌「ベベノム……」



ベベノム【――――――――】

381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 01:22:45.62 ID:KXgqtM9SO
UBつかい の ちかっち が しょうぶ を しかけて きた !
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/29(水) 01:48:16.45 ID:fjV6cr2fO

千歌「この子が……お母さんが捜してた……?」

千歌ママ「そう。ウツロイドたちとは違い、自らの意思で国際警察の管理下から逃亡したウルトラビースト」

千歌「……?ウツロイドたちとは違い……?」

千歌ママ「ベベノム。いい子だから、こっちに戻ってきなさい」

ベベノム【――――――――】

千歌ママ「酷いことはしないわ。さあ……」スッ

ベベノム【――――――――】プイッ

千歌ママ「……………………」

千歌「……なんか、ウツロイドたちとは違う感じ。なんていうか……赤ちゃんみたい……」

千歌ママ「こっちの世界ではトレーナーが旅をするときにポケモンをもらうでしょ?ウルトラホールの向こう側……ウルトラビーストや、あちら側の人間の住む世界では、このベベノムを最初に連れていくそうよ。それだけ感情が豊かで知性が高いの」

千歌「へえ……」

ベベノム【――――――――】スィー

千歌「!」

ベベノム【――――――――】ジーッ

千歌「……?」

ベベノム【――――――――】キャッキャッ

千歌「……なんか、なつかれてる?」

千歌ママ「好奇心が旺盛なのよ。本当に子どもみたいで、娘を三人育ててきた私でも手を焼かされるわ」

千歌「ふーん……」ソッ

千歌ママ「その子の頭部には毒液がいっぱいだから気を付けてね」

千歌「おわっ!!」バッ!

ベベノム【――――――――】キャッキャッ

383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/29(水) 02:01:07.41 ID:fjV6cr2fO

千歌ママ「ベベノム、お願い。私たちのところへ戻って」

ベベノム【――――――――】プイッ

千歌ママ「困ったわね……」

千歌「べつにそんなに気にすることもないんじゃないの?危険な感じはしないよ?」

千歌ママ「今は……でしょ。無邪気で幼いベベノムだけど、時間が経てばそれだけ知識や力を得る。ただでさえウルトラビーストは、簡易的とはいえウルトラホールを広げることが出来るのよ?強大になったウルトラビーストが、いつまた人間やポケモンたちの世界を侵略しないとも限らない」

千歌「するとも限らないよ」

千歌ママ「可能性を摘むのが国際警察の仕事なの」

千歌「むぅ……」

ベベノム【――――――――】

千歌「こんなに可愛いのにね……」

ベベノム【――――――――】?

千歌「私はあなたの言葉がわかるよ。退屈だったんだよね。ボールの中に閉じ込められて。ちょっと遊びたかっただけなんだよね」

ベベノム【――――――――】

千歌「私、千歌。よろしくね♪」ニコッ

ベベノム【――――――――ノ」

千歌ママ「!!」

ベベノム「ベ、ノ……」

千歌「ベベノム?」

ベベノム「ベノ……ベノッ♪」ギュー

千歌「うわわっ!!」

ベベノム「ベーノッ♪ベノォ♪」スリスリ

千歌「アハハハ♪くすぐったいよぉ〜♪」

千歌ママ「私にも……声が聴こえるように……。この短時間で……成長したの……?」

ベベノム「ベーノォ……」クウゥゥ……

千歌「お腹すいたの?」

ベベノム「ベノッ♪」コクン

千歌「私も〜///」クウゥゥ……

ベベノム「ベノノノノッ♪」

千歌「エッヘヘヘヘ♪」

384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 02:58:29.67 ID:FOaFfnaIo
1の場合のポケモンってなんだろ
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 06:34:58.38 ID:AkEF1TFO0
初代からいるあの子では
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/29(水) 14:42:28.17 ID:fjV6cr2fO

千歌ママ「……やっぱり、危険ね」ボソッ

千歌「……!危険って……ベベノムのこと……?」

千歌ママ「……千歌。その子をこっちへ渡して」

ベベノム「ノォム……」サッ

千歌「あ……」

ベベノム「ベノ……」コソコソ

千歌ママ「……………………」

千歌「……ねえ、お母さん」

千歌ママ「ダメよ」

千歌「まだなにも言ってない」

千歌ママ「言わなくてもわかる。それはダメ」

千歌「ベベノム……私に面倒見させて」

ベベノム「ベノ……?」

千歌ママ「ダメだと言っているでしょ」

千歌「なんで?」

千歌ママ「理由を言わなきゃわからない?」

千歌「わからない」

千歌ママ「危険だから。それ以外は無いわ」

千歌「危険じゃないよ。こんなになついてる」

ベベノム「ベェノ……」

千歌「無邪気に笑うこの子のことを、危険だとは思わない」

千歌ママ「今は……でしょ。いずれウルトラビーストとして脅威になり得る可能性だってあるのよ」

千歌「先のことなんて誰にもわからない。違う?」

千歌ママ「……………………」

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