他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!!」【安価】
Check
Tweet
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 01:37:46.65 ID:csAR+Dc9O
パアアアアアアアアアアアア――――――――!
穂乃果「!!!」
海未「天から……光が……」
ことり「これ……てんかいのふえが落ちてきたときと同じ……」
絵里「それじゃ……!!」
にこ「!!!」
真姫「!!!」
凛「!!!」
花陽「!!!」
希「奇跡が……起きた……」
パアアアアアアアアアアアア――――――――!
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 01:39:41.19 ID:csAR+Dc9O
ゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
アルセウス「………………………………」
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 01:43:17.69 ID:R4NmwyMN0
いつからアルセウスが味方だと錯覚していた?
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 03:07:17.14 ID:csAR+Dc9O
ツバサ「アルセウス……」
聖良「この世界の……神……」
ボオオオオオオオオオ……
ボオオオオオ……
ボオオ……
フッ――――――――
千歌「……っ!!」
曜「キズナ現象が……!!」
梨子「千歌ちゃんもそうだけど……さすがに……限界……っ」
メロエッタ「メロッ!」
梨子「……ありがと、メロエッタ」ニコッ
善子「アルセウス……」
ルビィ「あれが……」
鞠莉「私たちが……求めていたもの……」
ダイヤ「なんて偉大さ……そして、神々しさなのでしょう……」
アルセウス「……………………」
千歌「……っ」ヨロッ
花丸「千歌ちゃん……!」
千歌「アルセウス……」
アルセウス「……………………」
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 06:26:58.73 ID:F5FByMb40
これから・・・もうここまできたら全員お咎めなしだよ・・・ね?
事態の収拾にも貢献したしどごぞの土管社長も許されたように
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 07:59:18.15 ID:fqaewEXSO
>>197
は?
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 11:20:34.39 ID:csAR+Dc9O
千歌「はあ……はあ……。ユメノトビラを……ウルトラホールを閉じて……。そうしなきゃ……この世界が……メチャクチャになっちゃうの……。お願い……アルセウス。あなたの力を……貸して……」
アルセウス「……………………」
千歌「お願い……」
アルセウス「……………………」
千歌「……………………」
アルセウス「……………………」
千歌「アルセウス……」
アルセウス「なにも……」
千歌「!!!」
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 11:32:27.27 ID:csAR+Dc9O
アルセウス「なにも言わなくていい。全てを理解している。私を呼んだ理由も、意味も……全て……」
千歌「……………………」
アルセウス「千歌」
千歌「!!」
アルセウス「お前の……お前たちの望みを……叶えよう」スッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
曜「ユメノトビラが……」
梨子「閉じていく……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴ……
ゴゴ……
ガシャン――――――――――――――――
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 11:51:36.58 ID:csAR+Dc9O
穂乃果「ユメノトビラが……ウルトラホールが……閉じた……」
ツバサ「アルセウスが応えた……」
千歌「アルセウス……」
アルセウス「……………………」
千歌「ありが――――――――」
ガコン!
千歌「!!?」
花丸「っ!!?」
ルビィ「な、なに……!!?」
善子「方舟が……!!!」
アルセウス「私の力の源たるプレートが、私の元へと戻り、その効力を失った。プレートの力を動力としていたこの舟は間もなく落ちる」
果南「落ちるって……!!」
千歌「っ!!」
アルセウス「案ずるな」キン――――――――!
グラッ……!
ダイヤ「……方舟が……安定して……?」
アルセウス「このまま舟を近くの町の海に浮かべる。それが……この世界を救った者たちに対して私が出来る、せめてもの感謝だ」
千歌「アルセウス……?」
――――――――
――――
――
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 14:58:44.89 ID:R4NmwyMN0
結局希と千歌ママは何がしたかったんだ?UB倒したいだけならヨハネにウツロイド寄生させずに封印したままにすればよかったわけだからこんな騒ぎを起こす必要もないはず
まぁヨハネにウツロイドを寄生させたのがまた別の黒幕な可能性も捨てきれないけど
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2017/11/15(水) 19:36:35.17 ID:i57Z7to00
もうすぐ終わりそうな雰囲気。
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/15(水) 21:18:19.19 ID:YaVCN1L1O
ネクロズマ(俺の扱い悪くね?専用技もらって○○○○化したのに)
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/15(水) 23:57:42.04 ID:csAR+Dc9O
――――――――トチマ近海
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ザバァン……
ザブン……
果南「トチマの……海……?」
花丸「無事に帰ってこられたずら……」ホッ
ルビィ「うゅ……」ヘタッ
ダイヤ「大丈夫ですか?」
ルビィ「うん……なんだか力が抜けちゃった……」
ダイヤ「そういえば私も……」
鞠莉「んっ、なんだかドッと疲れた……かも……」
梨子「キズナ現象の後遺症……だけじゃないわね。九人が一つになったことで、蓄積したダメージや疲労も九人に分散したのかも……」
曜「それじゃ……」
千歌「たしかに……なんかちょっと元気になったかも!!」
善子「気楽なものね……」
果南「まさに痛み分けだね」クスッ
ダイヤ「元気そうですわね、あなたは」
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 00:13:12.40 ID:ed7tTdChO
海未「みんな無事なようですね」
絵里「なによりだわ」
ことり「これで終わったんだね……」
穂乃果「うん。そうだね」
希「……………………」
千歌「……そうだ!!アルセウス!!」
アルセウス「……………………」
千歌「ありがとう、アルセウス。助かったよ♪」
曜「ち、千歌ちゃんっ!」アセッ
梨子「ポケモンだけど、一応神様なんだから……っ!」アセッ
千歌「ええ……」
アルセウス「かまわない。それに、感謝しなければならないのは私の方だ」
千歌「……?」
鞠莉「どういうこと……?」
果南「さあ……」
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 00:38:35.85 ID:ed7tTdChO
アルセウス「お前たちのおかげで、この世界の均衡は保たれた。Aqours、μ's、A-RISE、Saint Snow……改めて、感謝しよう」
千歌「……………………!!」
曜「神様に頭を下げられるって……」
梨子「もしかして……今私たち、大変なことされてるんじゃ……」
アルセウス「頭を下げたくらいでは足りないくらいだ。それほどまでに、お前たちが退けた驚異は大きかった。ウルトラビースト……ネクロズマ……お前たちの力無くして、あれらを倒すことは成らなかっただろう」
善子「言葉を返すようだけど……この世界にどれだけの驚異が迫ってたとしても、あんたなら簡単にどうにか出来たんじゃないの?」
花丸「善子ちゃん!!?」
ルビィ「口が過ぎるよ!!?」
善子「だって本当のことじゃない」
アルセウス「それは出来ぬのだ、堕天使ヨハネ。いや、善子」
善子「なんで……私の名前……」
アルセウス「私は全てを知る者……全てを司る者。私とは、この世界自身。この世界が私なのだ」
千歌「……?」
善子「どういうことよ」
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 00:53:58.36 ID:mlFRrWij0
やっと解答編か、個人的には善子が曜に施した「ウツロイドに寄生されたまま意識を保つ方法」の内容が気になるところ
多分それも曜の適合率上げる為に吹き込まれたことなんだろうけど
しかしアルセ様はいきなり皆の名前呼んでくれるな、ウツロイドは結局名前呼んでくれなかったし
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 02:11:02.89 ID:ed7tTdChO
アルセウス「私という存在は、力の強大さ故に、完全な状態で永く顕現することで世界に歪みを生じてしまう可能性がある。だからこそ私は、私の力を複数枚のプレートへと分け、私自身の肉体をこの世界ならざる場所へと潜み、深き眠りについた。この世界に生きる者が、真に私を望み……てんかいのふえの音色によって目覚めるそのときまで」
ダイヤ「つまり……ご自身では今回の件を収束されるには及ばなかったと……?」
アルセウス「少し違う。しかしそう捉えていい。力の強大さにかまけ、事をお前たちに放任したのも一つの見解だ。しかし……それは運命だった」
千歌「運命……」
アルセウス「変えようのない予定調和。過去も、現在も、未来も……そのほとんどは決まっていた。こうなるべくしてある……この瞬間さえも」
梨子「ほとんど……?」
希「……………………」
アルセウス「多くは語るまい。それは、私の口から言うことではないだろうから。……私は、ずっとお前たちを見てきた」
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/11/16(木) 02:48:50.83 ID:ed7tTdChO
曜「ずっと……?」
ルビィ「見てた……?」
アルセウス「Aqoursよ……お前たちが苦難に立ち向かい……絆を信じ、未来を目指す輝き……。かつて……私が愛した者たちと姿が重なった……」
真姫「それって……」
花陽「もしかして……」
アルセウス「宇宙の創生から……あれほどまでに愛しく……尊く……人間に対して深い感情を抱いたことはなかった。長き歴史の中で、その数年は……私にとって一瞬……。しかし、何よりも充足感のある一瞬だった」
穂乃果「……だから、私たちにてんかいのふえを……?」
アルセウス「それが私が干渉出来る、唯一の方法だった。μ'sよ……私にとって、お前たちはまさに奇跡だった。その奇跡が今一度起きたのだ。μ's無き後……μ'sの後継者を担う者たちが現れた。千歌……お前たちAqoursだ」
千歌「……………………」
アルセウス「μ'sとは違う輝き……時代を照らす光……。私は心を動かされ……同じに安心した」
鞠莉「安心……?」
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 03:37:08.29 ID:ed7tTdChO
アルセウス「この世界はまだ、可能性を秘めていると。そう実感した」
千歌「……………………」
アルセウス「願わくば、安定と安寧が永久に続くことを祈ろう。千歌」
千歌「?」
アルセウス「……どうすればみんなが笑って明日を過ごせる未来を作れるか。自分がしたいようにするのが正解だ」
千歌「!!!」
アルセウス「自分の心に正直でいれば、きっと夢は叶う。この輝きは、どんなに凍りついた心も解かす。どんな暗い闇も振り払う。自分を信じて、仲間を信じることで……光になれる」
千歌「それ……その言葉って……」
アルセウス「……………………」
パアアアアアアアアアアアア……
チカ「……………………」
ルビィ「ピギッ!!?」
花丸「ずらっ!!?」
曜「あ、アルセウスが……」
梨子「千歌……ちゃんに……!!?」
千歌「ジーズマガ神殿の……」
チカ「……………………」ニコッ
スウッ……
トンッ……
チカ「千歌」ボソッ
千歌「……!!」
チカ「また、未来で――――――――」
パアアアアアアアアアアアア――――――――!
フッ――――――――
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 06:52:35.24 ID:LY21IU3aO
アルセウス(公野櫻子)
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 16:03:29.42 ID:+Q1nsMDD0
まだオハラグループにウツロイドを渡したのが誰かわかってないな
エーテルが厳重に管理しているはずのUB、しかも最も危険なウツロイドを何故持っていて、何をしようとしていたんだろうな
それと世界を危機にさらしてまで暗躍していた希のことも気になる
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 18:28:04.93 ID:4FxreAr/0
ここで話が終わるならgoodendな感じか
真相解明のtureendへ至るにはさて、何が必要なのか
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 20:09:10.50 ID:ed7tTdChO
――――――――
――――
――
――――――――トチマタウン
――――――――トチマ旅館
千歌「クークー……んへへ、もう……それみかんじゃなくて私の………………クークー……」ムニャムニャ
ドタドタドタドタ……
バターンッ!
曜「おっはヨーソロー!!!」ゞ
千歌「クークー……」
曜「あ、起きないんだ」
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 21:22:49.42 ID:+Q1nsMDD0
>>229
恐らくだけど希が時間を戻さずにちかっちがネクロズマを倒すことだと思う
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 22:26:07.70 ID:ed7tTdChO
梨子「千歌ちゃん起きた?」ヒョコッ
曜「ううん。起きない」
梨子「寝ぼすけね」クスッ
曜「昔からこうなんだよね」クスクス
千歌「クークー……」
曜「大変だったもんね……」
梨子「ええ。あれから三日……か」
曜「……………………」
――――――――
――――
――
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 22:31:11.84 ID:ed7tTdChO
――――――――三日前
――――――――トチマタウン
ザザン……
ザパァン……
鞠莉「……………………」
果南「鞠莉……」
鞠莉「約束だもの。逃げないわ」
ダイヤ「鞠莉さん。私も……」
鞠莉「ダメよ。ダイヤ」
ダイヤ「しかし……」
鞠莉「お願い」
ダイヤ「……………………」ギュッ
善子「ずら丸」
花丸「……なんずら?」
スッ
ルビィ「モンスターボール……」
善子「私がいない間、こいつらの面倒を見てほしいのよ」
花丸「……………………」
善子「罪の重さはわかってる。しばらくは会えないんだから、誰かに預けるしかないでしょ」
ルビィ「……………………」
花丸「……………………やっぱり、どうにもならないの?」
善子「どうにかしちゃいけないのよ。罪と向き合わないと、私は前に進めない」
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 22:39:47.68 ID:ed7tTdChO
千歌「……………………」
曜「千歌ちゃん……」
千歌「やっぱり……二人とも……」
梨子「……穂乃果さんの力で、どうにかすることは出来ないんですか?」
穂乃果「それは……」
海未「……チャンピオンとは、あくまでもポケモンリーグに君臨する者。サミットの件は異例中の異例として……リーグ内においてあらゆる権限を持つチャンピオンといえど、今回の件は……」
ことり「最終的には、国際警察に判断が委ねられる……。もちろん、ことりたちも口添えはするよ。でも……」
千歌「そう……ですか……」
ブロロロロ……
キキッ……
真姫「みんな、来たみたいよ」
ガチャッ……
バタン……
にこ「国際警察のお出ましね……」
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/16(木) 23:04:32.98 ID:ed7tTdChO
現れた国際警察……
車から降り現れたポケモンは……
安価下1
ポケモン(人型のみ)
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/16(木) 23:05:11.30 ID:mlFRrWij0
バリヤード
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 00:01:09.61 ID:MUSBhyulO
バリヤード「バーリバーリ♪」
凛「バリヤード……?」
花陽「あれが……国際警察……?」
真姫「そんなわけないでしょ……」
千歌「……?」
曜「誰も降りてこない……ね……?」
千歌「うん……」
???「♪」
梨子「……………………」
???「♪」ニコニコ
梨子「!!!?」バッ!
???「♪」ニコニコ
梨子「うわああああっ!!?なに!!?おばけ!!?」ビクッ!
ようちか「おばけ!!!?」バッ!
よしまり「!!?」
ルビまる「!!?」
かなダイ「!!?」
???「おばけじゃないよ♪」
梨子「……っ!!?」
千歌「……!!!」
???「久しぶりね、千歌♪」
千歌「お母さん!!!?」
8人「お母さん!!!!?」
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 00:18:01.31 ID:GK8v+9Zs0
果たして彼女は敵なのか味方なのか…
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 00:31:40.56 ID:MUSBhyulO
バリヤード「バリィ♪」
千歌ママ「フフッ♪そうでーす、私が千歌の母です♪よろしくね♪あなたが梨子ちゃんね?美人だねー♪」
梨子「えっ、いやっ……それほどでも……あるかな……///」テレテレ
千歌「……………………」ジトー
梨子「はっ!!///」メノ・ノ◇・;リ
千歌「ていうか……なんでお母さんがここにいるの!!?カントーに行ってたんじゃ……」
千歌ママ「今回の件は私が担当なの。それでウラノホシに戻ってきたのよ」
曜「千歌ちゃんのお母さんが……担当……?」
千歌ママ「経緯は聞いてるよ。恵海ちゃんたちからね」
千歌「えみつんさんたちから……」
千歌ママ「大変だったね」ナデ
希「……………………」
千歌ママ「なんて、我が子を労うために来たわけじゃないって……みんなわかってることだよね」
千歌「……………………」
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 00:37:04.83 ID:GK8v+9Zs0
遂に真相解明か?真の敵は果たして誰なのか…
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 01:14:32.26 ID:MUSBhyulO
ザザン……
ザパァン……
千歌ママ「あなたたちが、善子ちゃんと鞠莉ちゃんね」
善子「……………………」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「……………………」
千歌「待って!!!」
千歌ママ「……………………」
善子「千歌……」
鞠莉「千歌っち……」
千歌「二人とも……ちゃんと、自分のしたことがわかってる!!悪いことしたって、ちゃんと反省してるよ!!ほんの少し……すれ違って、ぶつかっちゃっただけなの……!!誰のせいとか……そういうのじゃないよ!!!」
花丸「……っ!!」
果南「千歌……!!」
千歌「だからお願い……!!二人を連れていかないで!!!」
千歌ママ「千歌」
千歌「っ!!!」ビクッ
千歌ママ「あなたの気持ちはわかる。衝突してわかり合った……大切な仲間だものね。けれど、国際警察が危険生物として定めたウルトラビースト……それがこのウラノホシに現れ、甚大な被害を及ぼした。あなたが考えている以上に、由々しき事態なのよ。そのうえ、自分たちだけでどうにかしようとした勝手な判断。さらにはチャンピオンとジムリーダーによる補佐と加勢……。さすがに目に余ると思わない?ね、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「……………………」
千歌ママ「チャンピオンとして、あなたの意見を訊きたいわ」
穂乃果「私の意見で、国際警察の決定が覆るなら」
千歌ママ「ありえないわ」
穂乃果「じゃあ……そのうえで。今回全員の罪を不問にして、全責任を私が負うことは出来ますか」
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 01:45:27.11 ID:MUSBhyulO
千歌「!!!?」
鞠莉「Just a moment!!なにを言ってるの!!?」
善子「あん……あなたが私たちの罪を肩代わりする意味なんてないでしょ!!?」
穂乃果「意味とかじゃない。そうしたいって、私が思ったの」
海未「穂乃果……」
ことり「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「……これが……次の時代を担うみんなに私が出来ることだって」
千歌ママ「チャンピオンとしての矜持……後進のために身を犠牲にする高尚な精神。立派だわ。畏怖にも似た尊敬を覚える。千歌にもそうなってほしいと……親として、一人のポケモントレーナーとして心から思うわ。でも……それとこれとは話が違う」
穂乃果「……………………っ」
千歌ママ「辛辣な物言いを赦してね、穂乃果ちゃん。事は、あなた一人ごときの進退で片が付くようなものじゃない」
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 02:14:48.18 ID:MUSBhyulO
千歌「お母さん……」
千歌ママ「逃亡を試みてみる?あなたたちが束になったら、私なんて軽く捻り潰される自信があるわよ」
バリヤード「バリ」コクン
千歌ママ「尤も……逃げるつもりはないようだけど」
善子「……ええ。逃げない。罪は甘んじて受けるわ」
鞠莉「その代わり、私が巻き込んだみんなは見逃して」
ダイヤ「……………………!!!」
曜「……………………」
聖良「……………………っ」
理亜「……………………」ギュッ
千歌ママ「真っ直ぐな……いい目をしてるわ」
千歌「……っ、待って!!!」
千歌ママ「待たないわ。これ以上、反抗も反論も赦さない」
千歌「――――――――!!!」
千歌ママ「国際警察の名の下に告げます」
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 06:28:47.78 ID:PzUKSs280
連れて行った後どうするつもりなんだろうか
せいぜい監禁くらいか、流石に女の子に拷問は・・・ないよね?
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 11:04:13.10 ID:GK8v+9Zs0
そりゃ国際警察上層部のSMでの腐敗ぶりをみるにUBに寄生された人間として実験サンプルにされて死ぬまで人体実験とかじゃないの?
リーリエとグラジオも国際警察の目を欺くためにカントーにルザミーネを逃がしたっていう側面もあるわけだし
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 18:10:44.11 ID:MUSBhyulO
善子「……………………」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「……………………」
スッ ゞ
千歌「!!?」
曜「!!?」
梨子「!!?」
花丸「!!?」
ルビィ「!!?」
ダイヤ「!!?」
果南「!!?」
鞠莉「!!?」
善子「!!?」
千歌ママ「ウルトラビーストの撃退、民間への警衛、及びウルトラホールの鎮静化に協力いただいたこと……国際警察を代表して慎んで感謝致します」
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 18:21:19.78 ID:MUSBhyulO
絵里「!!?」
にこ「ちょっと……どういうことよ……」
真姫「撃退……警衛……!?」
善子「な……なんの冗談よ!!」
鞠莉「わけがわからないわ!!」
千歌ママ「あなたたちは、私たちが危険と定めたウルトラビーストを、民間に危害が及ばないよう自分たちで食い止め、さらには力を合わせて撃退し、ウルトラホールの向こう側へと追いやった。その功績を称えているのよ」
善子「功績……!!?ふざけてるの!!?」
鞠莉「そうよ!!私たちは!!」
千歌ママ「私たちが肯定しているものを否定するのも、公務執行妨害と言える。そのことを念頭に置いて話しなさい、善子ちゃん、鞠莉ちゃん」
鞠莉「っ!!!」
善子「なにが……どうなって……」
海未「……横やりを失礼します」
千歌ママ「ソノダのジムリーダー……海未ちゃんね」
海未「二人を貶めたいわけではけしてありませんが、私たちにも納得のいく説明を要求します」
千歌ママ「説明……ね。誰も咎めることなく、収集に向かってるのに……それが必要?」
海未「ええ。彼女たちは、自分の罪と向き合う覚悟をしたのです。易々と無下にするのは憚れるかと思いますが」
希「……………………」
千歌ママ「なるほど……。それじゃあ……少し汚い話をしましょうか」
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 18:29:12.57 ID:MUSBhyulO
花陽「汚い……話……?」
千歌ママ「その様子だと、少しは勘づいているんでしょ?」
海未「……………………」
千歌ママ「そう。察しているとおり、国際警察は……今回の事件を揉み消したいのよ」
鞠莉「!!!」
善子「揉み消したいって……」
梨子「無かったことに……したいってこと……!!?これだけの大きな事件を!!?」
海未「……リーグサミットの件で、そうではないかと思っていましたが」
ことり「あれだけの規模の事件を、ただの自然災害だってメディアは放送した……。ライブ中継のはずのサミットの様子もいっさい流れてなかった……。そんなことが出来るのは……」
絵里「それだけ大きな権力を持った者だけ……。それが……」
千歌ママ「ええ。私たちがやったことよ」
にこ「なんのために……」
千歌ママ「言ったでしょ。あなたたちも体感したとおり……危険なのよ、ウルトラビーストっていうのは。アローラでさえ大変な事態になった。それが他の地方の民間に知れ渡ったときのパニックは想像に容易いわ。それを防ぐためにも、映像データを流出させるわけにはいかなかった」
穂乃果「建前……ですよね」
千歌ママ「ええ。そのとおりよ」
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 18:37:58.22 ID:MUSBhyulO
千歌「……………………!!!」
千歌ママ「本来、ウルトラビーストの存在は、アローラ地方と……国際警察を除く一部の関係者のみ知る秘匿情報。それが今回、その存在はおろか、ウルトラボールに封印し厳重な管理下に置いていたウルトラビースト……さらにはネクロズマの存在までもがこのウラノホシに脅威となって現れた。それがどういうことか……わかるわよね」
海未「何者かがウラノホシにウルトラビーストを横流しした……」
千歌ママ「そう。犯人は不明……。それは私たちがいずれ見つけるけど……断じて赦されることじゃない。国際警察の信用の失墜に関わる重要なこと。それを大々的に知らしめるわけにはいかなかったのよ」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 19:58:29.72 ID:PzUKSs280
姉2人:ポケモン研究者
母:国際警察
この世界のちかっち結構なサラブレッドだな
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/17(金) 20:07:52.49 ID:TqQpJuCl0
無罪放免の流れはよかったけど、マジでなにがどうなってるんだ
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 20:21:07.58 ID:GK8v+9Zs0
やっぱりウツロイドを流した奴が別にいるのか!
オハラグループの関係者なのか或いはベンテンの里の何物かなのか
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 20:26:27.15 ID:PzUKSs280
いずれにせよ女性比率の高いウラノホシに流したのは正解だな
女同士の方が嫉妬とか劣等感とか煽りやすいし
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 20:28:02.41 ID:gXqHFAgIO
>>251
むしろ今回は罪に問われた方がマシな状況
UBに対する情報規制は勿論、事件は何一つ解決していない、それどころかまたウルトラホールが開く可能性がある
もしかしたらソルガレオ徴収の流れもワンチャン…
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 20:51:19.03 ID:MUSBhyulO
希「赦されることじゃない……ね」ボソッ
穂乃果「……………………」
千歌ママ「それが、今回の件を……あなたたちの罪を不問にしようとする理由よ」
善子「……………………」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「合理的処置と……そう考えていいわ。尤も、実害を受けている曜ちゃんが意義を申し立てれば、少なからず話は変わってしまうけど」
曜「私は……」
千歌ママ「罪を受け入れようとする……受け入れている姿勢は感服するけれど、そうすることで悲しむ人の方が多いのも事実。そうでしょ?」
千歌「……………………」コクン
花丸「……………………」コクン
果南「そう……だけど……」
千歌ママ「私に……いいえ、国際警察にメリットが無い。連行する理由も無い。一応言っておくけれど、理由をでっち上げて法の下で裁くなんてこと、驚くほど簡単に出来る。けどその逆となるとそうはいかない。これは、国際警察という組織が総力を上げている案件なのよ。もう、この決定はけして覆らない。あなたたちは無罪よ。たとえ誰がなにをしたとしても……ね」
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 21:19:44.96 ID:MUSBhyulO
善子「……………………」
鞠莉「……………………」
ルビィ「えと……よ、よかった……でいい……の?」
ダイヤ「おそらくは……。ですが……」
果南「やりきれないね……」
花丸「素直に喜べないずら……」
曜「うん……」
千歌ママ「でしょうね。でも、これも大人であるということなの」
千歌「お母さん……」
千歌ママ「……母親としては、あまり見られたくない姿だけどね」
善子「でも……」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「……もしも、これを不条理だと思うのなら……私を薄汚い大人だと思うのなら……こうならないよう、あなたたちは自分たちの信念を貫きなさい」
よしまり「!!!」
千歌ママ「罪を……愚かさを……後悔を……全て背負って生きなさい。そうした先にだけ、あなたたちが報われる未来がきっとあるはずだから」
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 21:23:31.31 ID:GK8v+9Zs0
この発言…やっぱり希が犯人?
だとしたら何のために?
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/17(金) 22:22:09.08 ID:MUSBhyulO
善子「……………………罪さえ……償えないなんて、予想もしてなかったわ」
鞠莉「私もよ……」
善子「全て……背負って……か。そうよね……。どのみち……ベンテンの里を失ったことには……変わりないんだもの」
鞠莉「……………………」
千歌ママ「ベンテンの里……。いい所だったわね」
善子「当然でしょ。私たちの……自慢の故郷だったんだから……」
花丸「……………………」
千歌ママ「そういえば、これは極秘の情報なんだけど」
希「……………………」
千歌ママ「ウラノホシのとある海域に、ある日突然小さな島が現れたの」
梨子「島……?」
曜「なんの話……?」
千歌ママ「そこは地殻の変化で現れたにしては、発見当初から緑が生い茂り、すでにポケモンの生息も確認してる摩訶不思議な島なの」
善子「それがなによ」
千歌ママ「いいえ。ただ、そっくりだったなと思って。昔一度だけ立ち寄った、あの里に」
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/17(金) 22:26:00.09 ID:GK8v+9Zs0
まるで空間を転移したみたいな話だがウルトラホールの影響か?
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 00:54:13.11 ID:2JPIrb+7O
善子「!!!!!」
花丸「ベンテンの里に……そっくりな……島……!?」
善子「っ!!!」ダッ!
ガシッ!
千歌ママ「……………………」
ダイヤ「善子さん!!?」
ルビィ「ピギッ!!?」
千歌ママ「手は出しちゃダメでしょ」クスッ
善子「どこよ……どこなのよそれは!!!」
千歌ママ「……希ちゃん」
希「はい」
千歌ママ「フーパの力で、みんなを移動させてもらえる?場所は――――――――」
――――――――
――――
――
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:02:29.09 ID:gQwQ2u+I0
ってか考えてみれば天界の笛吹いてネクロズマが現れるきっかけ作ったのも千歌ママじゃねーか!
ん?待てよ…原作のちかっちの家は旅館でオハラグループのメイン市場はホテル産業…まさかね?
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:03:00.01 ID:egzjUzrSO
メノ^ノ。^リ
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 01:04:35.19 ID:2JPIrb+7O
ザブン……
ザザン……
キン――――――――
ヴンッ――――――――!
フーパ「ついたよー♪」
善子「……っ!!!」タッタッタッ……!
花丸「待って!!!善子ちゃん!!!」タッタッタッ……!
ルビィ「善子ちゃん!!花丸ちゃん!!」
曜「とにかく、私たちも行こう!!」
果南「うん!!」
タッタッタッ……!
梨子「……………………」
千歌「梨子ちゃん?」
梨子(島の外側が浜辺じゃない……。パッと見た感じ、森が弧を描いて外周を覆ってる……。これは……)
千歌「梨子ちゃん。みんな行っちゃうよ」
梨子「あ、うん!今行く!」タッタッタッ……!
希「……………………」
穂乃果「希ちゃん」
希「……んー?」
穂乃果「浮かない顔だね」
希「そう?なんだろ、うちも疲れてるのかな」
穂乃果「……………………」チラッ
千歌ママ「♪」ニコリ
穂乃果「……………………」
希「……穂乃果ちゃん」
穂乃果「……後にするよ。今はまだ、そのときじゃないんでしょ?」
希「……ありがと」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 01:19:39.00 ID:egzjUzrSO
ほのかっこいい
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 01:55:58.83 ID:2JPIrb+7O
タッタッタッ……!
タッタッタッ……!
善子「この森の匂い……!!」
タッタッタッ……!
タッタッタッ……!
善子「吹き抜ける風……!!」
タッタッタッ……!
タッタッタッ……!
バッ――――――――――――――――!
チルット「チルゥ♪」フワフワ
エイパム「エイッ♪」キャッキャッ
善子「――――――――!!!!!」
花丸「――――――――!!!!!」
ルビィ「はぁ……はぁ……………………うわぁ……///」
ダイヤ「なんと……キレイな景色……///」
チェリンボ「チェリッ♪」ランラン
プラスル「プーラッ♪」
マイナン「マーイマーイ♪」
善子「……ずら丸」
ポロッ
善子「夢じゃ……ないわよね……?」
花丸「オラにも……見えてるずら……」
善子「あの丘も……あの山も……みんな……覚えてる……」
花丸「うん……うん……!!」
善子「本当に……夢じゃないのよね……っ」
花丸「夢じゃないずら……。ここは……ベンテンの……里ずら……」
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 02:25:05.08 ID:gQwQ2u+I0
何者かがこの海域に転移させてと考えるべきか
ところで最高責任者マリーと現場責任者ヨハネのあずかり知らぬところでの開拓に加えてUBの機密保持までしてるとなるとオハラグループの中に反乱分子がいる可能性が高いな
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 02:31:29.42 ID:2JPIrb+7O
果南「ベンテンの里……ここが……」
鞠莉「善子たちの故郷……。オハラグループが奪ってしまった……"はず"の……」
タッタッタッ……
梨子「……!!」
千歌「キレイなとこ……。空気がおいしい……」
ルビィ「でも……なんで……」
善子「どうだっていいわ……。私が……私のせいで……失くした場所が……。今、目の前にある……。理由なんていらない……。私の大切なものが……」
???「善子……?」
善子「――――――――!!!!!」バッ!
???「善子……でしょ?」
善子「お、かあ……さん……?」
善子ママ「ええ……。どうしたの?そんなにボロボロになって……」
善子「お母さん……」タッ……
タッタッ……
善子「お母さん……!!」
タッタッタッ……!
善子「お母さん……!!!」ポロポロ……
タッタッタッ……!
善子「お母さんっ!!!」ポロポロ……!
ギュウッ!
善子ママ「きゃっ!善子……?」
善子「ううっ……!!うああ……!!……っ、ぅああああああああああん!!!うあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ん!!!!!」
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/18(土) 02:38:40.88 ID:2JPIrb+7O
善子ママ「善子……」
善子「ヒグッ……わだっ……私……っ、私が……!!!お母ざん……っ!!!っああああああああああ!!!!!」ポロポロ……
善子ママ「……………………」
ギュッ……
善子ママ「大変だったのね……」
善子「ううう……っ!!!」ポロポロ……
善子ママ「おかえりなさい、善子」ニコッ
善子「――――――――っ、ぅああああああああああ――――――――ん!!!!!」
ルビィ「……………………グスッ」ポロポロ……
ダイヤ「涙を……っ、拭きなさい……」ポロポロ……
果南「ダイヤもね……」ポロッ
花丸「よかったずら……本当に……っ」ポロポロ……
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 04:38:42.85 ID:XyQxYsQfO
ベンテンの里はある意味マボロシ島になってしまったね
弧を描いてってことはフーパとか?もしくはシンオウの三体か
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 08:33:30.79 ID:wBJyIKYI0
>>266
というか指示するトップのいない現場作業員だけならどうにか追い返せなかったのか
善子このままだったら生きてた母親すら〇すとこだったな
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 09:11:19.84 ID:m8cyAHB0O
現場作業員追い返すのは無理だろ...上からの指示がない限り勝手なことしたら怒られたり給料減らされるんだから絶対話聞かないし、トップいなくなったら新しいトップが来るの待つだけだし
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 09:31:43.84 ID:wBJyIKYI0
そうか・・・でもその人達15〜18の小娘にデカイ顔されて鬱憤溜まってそうだよね
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 11:19:27.43 ID:gQwQ2u+I0
ましてや社長までその年齢の小娘と来たもんだ
現場で若者にでかい顔されてしかも社長まで若者じゃそりゃ鬱憤もたまるわ
そして忘れがちだけどマリーはあくまでこの地方の社長だからこの会社にはもっと上がいてそこから指示が飛んできた可能性はある
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/18(土) 15:54:22.04 ID:20DA78k10
感動した
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 01:39:42.19 ID:H3srdqcAO
千歌ママ「……………………」クルッ
バリヤード「バーリ♪」
海未「どこへ……」
千歌ママ「帰るのよ」
ことり「帰る……?」
千歌ママ「部外者の余計な言葉を並べて、大団円に余計な水を差したくはないから。……ああそうだ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「はい」
千歌ママ「国際警察上層部はせめてもの誠意として、今回功績を残し携わった人たち全員の栄誉を称え、表彰する考えなんだけど……」
穂乃果「結構です」
絵里「そんなもののために、私たちは戦ったわけじゃありません」
海未「この戦いに、英雄はありません。皆……口を揃えて言うはずです。友のために……戦ったと」
千歌ママ「……クスッ。そうよね」
スタスタ……
千歌ママ「自分たちに都合の悪いことを隠匿するくせに、英雄として祭り上げるなんて……あなたたちに対するただの侮辱だわ。ここに英雄なんていない。無くていい。あの子たちも……あなたたちも……叶えたい夢がある、ただのポケモントレーナーだものね」
千歌「お母さん……」
千歌ママ「……………………」
千歌「……………………」
スタスタ……
ピタッ……
千歌ママ「……………………千歌」
千歌「!」
クルッ
千歌ママ「……………………」
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 02:04:01.43 ID:H3srdqcAO
千歌「……?」
千歌ママ「……………………ぁ」
希「……………………」
千歌ママ「……………………」
千歌「お母さん……?」
千歌ママ「……………………今日は久しぶりに、家族揃ってご飯だからね」ニコッ
千歌「……………………っ///うんっ!」
千歌ママ「♪」ニコッ
クルッ
スタスタ……
スタスタ……
スタスタ……
スタスタ……
千歌ママ「頑張ったね……お疲れさま……ありがとう……。……………………どの面下げて……そんなこと言うつもりだったのかしらね。私は……」
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 02:26:56.94 ID:bL9Jtxk00
やっぱり千歌ママには国際警察以上の裏が?
ウルトラホールを開く必要があったってことか?
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 02:37:08.50 ID:H3srdqcAO
善子「グスッ……」
善子ママ「落ち着いた?」
善子「うん……」
善子ママ「よかった。ところで……」
善子「?」
善子ママ「そちらの人たちは?」
善子「はっ!!///」`¶cリ;・◇・)|
梨子「♪」ニコニコ
曜「♪」ニコニコ
善子「〜〜〜〜//////」カアアアア……
善子ママ「お友だち……?」
善子「〜///……紹介するね///」
花丸「♪」
ルビィ「♪」
ダイヤ「♪」
果南「♪」
鞠莉「♪」
梨子「♪」
曜「♪」
千歌「♪」
善子「私の……大切な仲間よ……///」
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 02:50:50.10 ID:H3srdqcAO
――――――――
――――
――
ツバサ「それじゃあね、みなさん」
千歌「もう行っちゃうんですか?」
ツバサ「事件も片付いたみたいだし、私たちは一旦リーグに戻るわ。四天王とチャンピオンがいつまで経っても空席じゃ、示しがつかないしね」クスッ
鞠莉「ツバサ……さん……」
ツバサ「……?もしかして、まだ気にしてるの?」
鞠莉「……………………」
ツバサ「だったら、その後悔は……いずれバトルで決着をつけましょう」
鞠莉「バトルで……?」
ツバサ「形はどうあれ、あなたの掲げた理想にゼクロムは共感した。黒き英雄とまで謳われるゼクロムが手を貸したのは、あなたの理想の中に純真さを垣間見たからだと、私は思うわ」
鞠莉「……ゼクロム」スッ カチャッ
英玲奈「くだらない理想は虚妄に過ぎない。鞠莉……あなたはけして、虚妄を追い掛けるだけの愚か者ではなかったということだ」
あんじゅ「それを知るきっかけになったと思えば、なんてことないわ♪」
ツバサ「鞠莉さん、あなたとバトルする日を楽しみにしてるわ。そのときは、白と黒……レシラムとゼクロムの力を存分にぶつけ合いましょう」ニコッ
鞠莉「……Thank you」
ツバサ「千歌さんも」
千歌「はい!」
ツバサ「ガラスノハナゾノ号でのリベンジマッチね。リーグで待ってるわ。最強の挑戦者を……ね」
千歌「はい、よろしくお願いします!!」
ツバサ「ええっ♪それじゃ、行くわよ。聖良さん、理亜さん」
聖良「はい!!」
理亜「……!!」
千歌「聖良さんたちも?」
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 03:06:39.98 ID:H3srdqcAO
聖良「私たちは……まだまだ未熟だと知りました。まだまだ強くなれる。そのために、私たちが憧れたA-RISEのみなさんに弟子入りを希望しました」
千歌「弟子入り……」
理亜「……Aqours」ビッ!
千歌「……!!」
理亜「最強は……私と姉様だから」
聖良「鍛練を積み……ポケモンを知り、ポケモンと共に高みを目指します。ライバルの名に恥じぬように」ニコッ
スッ
千歌「!」
聖良「お互い頑張りましょう。千歌さん」
千歌「はいっ!!」ギュッ
理亜「……………………」カチッ ポンッ
ゾロアーク「ゾロッ!」
千歌「ゾロアーク……」
ゾロアーク「……………………」
理亜「これも……決めなきゃいけないこと。でしょ?」
千歌『言いたいことも……思いも、この気持ちは全部、そのときになったら伝えるよ。それでいいよね、ゾロアーク』
千歌「……今が、そのときだね」
ゾロアーク「ローア……」
千歌「ゾロアーク。あなたはどうしたい?」
ポケモンの数だけの出会いがあり……ポケモンの数だけの別れがある……
ゾロアークが出した答えは……
安価下1〜3コンマ合計 00は100扱い
コンマ合計180以上→千歌の手持ちへ
コンマ合計180未満→理亜の手持ちへ
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 03:09:07.95 ID:22ms/oY0O
あ
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 03:27:28.02 ID:e3j12zEmO
ていっ
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 03:34:03.66 ID:I3CdzAcTO
あ
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 07:58:57.44 ID:T9+Q7Qoq0
さよならゾロアーク・・・梨子とのフルバトルのお約束もあるしこれは新規加入ルート・・・?
しかしもう終わりそうなのに真相の半分も解明されてない感
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 08:57:04.19 ID:LRJkw0+F0
今の千歌ならネクロズマを御することも出来るんじゃ?と思ったけど国際警察が許さないか…
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 09:55:53.06 ID:bL9Jtxk00
終わったと思っていたのか?
まだバッジ8個集めた後の悪の組織壊滅のシーンが終わったとこでちかっちはポケモンリーグに挑戦どころか足すらつけてないよ
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 10:19:47.11 ID:T9+Q7Qoq0
悪の組織戦が普通にジム戦より過酷だった感
そもそもSM以降の要素は後で取り入れたんだから最初の構想ではもっとシンプルな勧善懲悪モノになってたのかな
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 11:26:58.14 ID:H3srdqcAO
ゾロアーク「……………………」
理亜「……………………」
千歌「……………………」
ゾロアーク「……………………」
千歌『ゾロアがしたことは……間違ってる。でも、イタズラされたからイジワルするのも、間違ってると思うの。ゾロアはただ、みんなと遊びたかっただけなんだよ……。寂しかっただけなんだよ……。ちょっとだけ不器用で、どうしたらいいかわからなかっただけなの。ゾロアが許せないなら……私がたくさん謝るから……。だからお願い……ゾロアを許してあげて……』ニコッ
千歌『私ね、ポケモンマスターを目指してるの。一番強くて、一番カッコいいトレーナー。まだまだ初心者で、バトルもそんなにしたことなくて……頼りないところもあると思う。そんな私でよかったら、一緒に行かない?』ニコッ
千歌『私たちはずっと一緒だよ、ゾロア♪』
ゾロアーク「ゾロォ……」
千歌「……………………」ポンッ
ゾロアーク「ゾロ……?」
千歌「……ちゃんとわかってるよ。ずっと一緒だったんだもん。ゾロアークが、なにを考えてるか」
ゾロアーク「……………………」
千歌「私のことや……リザードンたち仲間のことが大切なのはわかるよ。でもね、ゾロアークにとって理亜さんは……同じくらい大切なものだったんじゃないの?」
ゾロアーク「ロア……!!」
千歌「その気持ちに……答えを出してあげて」ニコッ
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 11:51:39.74 ID:H3srdqcAO
ゾロアーク「ゾ、ロォ……!!」ポロッ……
千歌「これはサヨナラじゃない。私待ってるから……。もっともっと強くなって……今度はライバルとしてバトルするときを……。みんなと一緒に待ってるから……っ!!だから――――――――」
ギュウッ……!
千歌「――――――――!!!」
ゾロアーク「ゾロ……ゾロォ……ッ!!!」ギュウッ!
千歌「……………………泣かないよ」ギュッ
ゾロアーク「……ッ!!!」ポロポロ……
千歌「悲しいお別れじゃあ……ないんだから……」ソッ
理亜「……………………いいの?」
千歌「はい。ゾロアークが選んだことだから」
理亜「……感謝しかない」
千歌「……♪」ニコッ
ゾロアーク「ゾロ……」
千歌「またね、ゾロアーク♪」
ゾロアーク「……ロァ。……ロアッ!!!」
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 11:56:46.64 ID:T9+Q7Qoq0
とりあえずもう女の子に浴びせられる罵詈雑言を見ずに済む
思えばかなまりの挫折も周囲の暴言から始まったわけだし
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 12:09:53.29 ID:H3srdqcAO
――――――――
――――
――
キン――――――――
ヴンッ!
千歌「……………………」
梨子「行っちゃったわね」
千歌「うん」
梨子「意外だった」
千歌「なにが?」
曜「泣くかと思った」
千歌「泣かないってば。ゾロアークが自分で決めた答えなんだもん。それにお別れじゃないんだよ。ポケモントレーナーを続けてれば、いつかまた会える。Saint Snowさんは、私たちAqoursのライバルなんだもん。私が泣いてちゃダメだよ。リーダーなんだもん。しっかりしなきゃ」
曜「そうだね」
梨子「それじゃ……泣くなら今のうちね。今だけは、誰も見てないんだから」
千歌「もう。だから泣かないってば」
曜「ゾロ?」
梨子「……ゾロッ?」
千歌「!?」
曜「ロアッ♪」ワチャワチャ
梨子「ローアッ♪」ワチャワチャ
千歌「えっ!?えっ!?」
曜「ロアーッ♪」モギュッ
梨子「ロアァッ♪」モッギュー
千歌「〜っ、あーもー!!泣かせにかかってるなー!?泣かないって決めてるんだからなー!?泣かないって……っ、泣かない……グスッ……ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……………………」ポロポロ……
曜「……よしよし」ポンポン
梨子「ほんと、バカな人……」クスッ
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 17:22:33.60 ID:H3srdqcAO
――――――――
――――
――
果南「ところで、みんなはどうするの?」
ダイヤ「どうするとは?」
果南「みんな気持ちの整理とかつけたいでしょ?私は一度トチマに戻るつもりだけど」
ダイヤ「そうですわね……。記憶が無いとはいえ、ラボの職員たちのことも気掛かりですし……私も戻ることにしますわ」
ルビィ「うん。じゃあルビィも。お姉ちゃんが帰ってくるなら、所長代理は返上しなきゃね」
ダイヤ「あら、そのまま所長でもいいのですわよ?この旅で、随分と立派になったようですし」ナデ
ルビィ「エヘヘ///」
鞠莉「私もグループに戻るわ。私がいなかった間に、なにがあったのか調べたいし。いろいろ身辺整理もしなきゃだしね」
果南「身辺整理って……」
鞠莉「まあ、想像のとおりよ」クスリ
果南「……………………」
鞠莉「善子たちは?」
善子「ポケモンたちの休養も兼ねて、しばらくはこの里……ああ、今は島ね。この島で過ごすわ。この島がどの位置にあるのかとか、なんでこんなことになってるのかとか、調べることもたくさんありそうだから」
鞠莉「そう……」
善子「少しは……胸のつかえを取っていいのよ。この通り、何もかも無事だったんだから。ね、マリー♪」
鞠莉「……うん///」
ルビィ「花丸ちゃんも?」
花丸「うん。マルたちがいなかった間になにがあったのか……里長をやってるマルのおばあちゃんに話を聞いてくる」
ルビィ「そっか。それじゃ、しばらくみんなバラバラになっちゃうんだね」
ダイヤ「そういえば、千歌さんたちは?」
スタスタ……
スタスタ……
曜「ここだよー」
梨子「すみません。で、なんの話ですか?」
ルビィ「これからどうしようかって話……って、千歌ちゃん?」
千歌「な"に"……?」
善子「なんで泣いてるのよ……」
千歌「泣い"てな"い」
善子「なんの強がりよ……」
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 17:35:23.95 ID:H3srdqcAO
千歌「ふぐぅ……ズビッ……」
梨子「アハハ……。それで、これからどうするか……でしたね」
曜「私と千歌ちゃんはトチマに戻るし、梨子ちゃんもおいでよ」
梨子「いいの?」
曜「こっちで行く宛はあるの?」
梨子「まあ……」
海未「なんでしたら、師匠である私のところに来ても構いませんよ?」ニコッ
梨子「じゃあせっかくだし、千歌ちゃんのところにお世話になろうかな」
海未「おかしいですね。聞こえてないんでしょうか」
梨子「ごめんなさい。じつは私の特性はぼうおんなんです」
海未「可愛いげのない弟子です」プクー
千歌「グシグシ……穂乃果さんたちも帰るんですね」
穂乃果「うん。みんなはそれぞれのジムがあるし、私は他に被害が無いか、あちこちを回ってみる」
千歌「そうですか……」
穂乃果「千歌ちゃん」
千歌「……!」
穂乃果「それにみんなも。みんなのおかげで、世界は救われた。なんて……大げさじゃないよ。みんながいなかったら、どうなってたかわからない。あのとき、チャンピオンとして判断したのは間違いじゃなかった。改めて感謝させて。千歌ちゃん、曜ちゃん、梨子ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、ダイヤちゃん、果南ちゃん、鞠莉ちゃん」
ペコッ
μ's「ありがとうございました」
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 17:42:55.04 ID:H3srdqcAO
梨子「ちょっ!!?」アセッ
ダイヤ「みなさんっ!!?」アセアセッ
ルビィ「μ'sが……頭を……」
善子「これって……かなり問題なんじゃないの……?」
梨子「大問題よ!!」アセアセッ
花丸「恐れ多いずらぁ……」
穂乃果「ううん。これくらいじゃ足りないんだよ。みんな頑張ってくれたんだもん」
千歌「私たちだって……μ'sのみなさんに、いっぱいいっぱい助けてもらいました。心構えを教えてもらった。未熟な私たちを鍛えてくれた。ダメなときは叱ってくれた。私たちだって、たくさんのものをもらいました。私たちの方こそみなさんにお礼を言いたいです」
鞠莉「ええ」
果南「めいっぱいの感謝を……だね」
千歌「せーのっ!」
Aqours「ありがとうございました!!」ペコッ
穂乃果「……………………クスッ」
海未「楽しみ……ですね」
花陽「うん♪」
にこ「未来は明るいわね」
真姫「そうね」カミノケクルクル
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 20:48:47.70 ID:H3srdqcAO
穂乃果「じゃあ、そろそろ行くね」
ことり「またね、みんな♪」
花陽「元気でね♪」
花丸「はい!」
梨子「本当にお世話になりました」
海未「気が向いたらいつでもジムに来なさい。稽古をつけて差し上げます」
梨子「山登りじゃないなら」クスッ
希「落ち着いたら、またみんなで集まろうね」
ダイヤ「ぜひ!」
絵里「みんなとはゆっくり話したいわ」
果南「こちらこそ」
にこ「んーっ、これでやっとアイドル業が再開出来るわねー♪」
真姫「売れない、でしょ」
にこ「あぁん!!?」
曜「応援してます、にこさん」
にこ「あんたも頑張りなさいよ。続けるんでしょ、ジム戦」
曜「はいっ!もちろん!」ゞ
花丸「師匠、しばらく門下生の席を空けるずら」
凛「いつまでも待ってるよ。マルちんはずーっと、凛の一番弟子にゃ♪」
花丸「はいっ!///」
真姫「しっかりやりなさいよ、堕天使」ポンッ
善子「うるさ――――――――……はい///」
鞠莉「本当にありがとう。そして、ごめんなさい」
穂乃果「うん♪それじゃ、またね♪Aqoursのみんな♪」ノシ
千歌「はい!また!!」
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/19(日) 21:09:59.94 ID:T9+Q7Qoq0
そろそろよいつむに期待
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 21:23:23.24 ID:H3srdqcAO
――――――――
――――
――
曜「行っちゃったね、みんな」
千歌「うん」
ダイヤ「では、私たちも……」
ルビィ「うん。……って、あれ!!?」
花丸「どうしたずら?ルビィちゃん」
ルビィ「希さんが帰ったら、ルビィたちどうやって帰るの!!!?」
千歌「あ」
Aqours「……………………」
Aqours「希さ――――――――ん!!!!!帰ってきて――――――――!!!!!!!!!」
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 22:05:02.87 ID:H3srdqcAO
――――――――
――――
――
――――――――現在
梨子「あのときは焦ったね……」
曜「気付いた希さんが戻ってこなかったら……」
梨子「でも、みんな無事に帰ってこられたからよかったじゃない」
曜「帰ってからもドタバタしてたけどね……。千歌ちゃんたら、帰ったとたんに倒れ込んじゃうし」
梨子「私たちもその後、気を失うように寝ちゃったのよね。起きたら一日経っててビックリした。志満さんたちにも心配掛けちゃったわね」
曜「梨子ちゃんはお母さんに連絡したりした?」
梨子「べつに事件を知らせてたわけじゃないから。定期的な報告くらいね。曜ちゃんは?」
曜「私もとくに。心配させるのもなあ……って思っちゃって。けどそれとは関係無くパパと連絡した♪」
梨子「パパ?」
曜「私のパパ、船の船長やってるの♪ガラスノハナゾノ号っていうんだけど」
梨子「乗ったわ、その船」
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/19(日) 23:03:20.72 ID:H3srdqcAO
曜「それにしても……本当に大変な旅だったね」
梨子「ええ。ツラくて苦しくて……だけど、それ以上にドキドキした」
曜「梨子ちゃんは、これからどうするの?」
梨子「そうね……」
曜「私はジム戦にチャレンジして、千歌ちゃんと同じようにリーグの挑戦権を手に入れる。梨子ちゃんは音楽家を目指すんだよね。千歌ちゃんは……考えるまでもないか」
梨子「……私がこのウラノホシに来たのは、メロエッタに会って、自分だけの音を奏でるためだった。なんの心構えも無くチャンピオンになって……中途半端な強さだけを手に入れて、むなしくなって……子どもの頃から夢だった、世界一の音楽家になるって夢を掲げたの。だけど、この地方に来て……千歌ちゃんと曜ちゃんと出会って、いろんなことがあって……たくさんの音を耳にして思ったわ。世界には、まだまだ私の知らない音があるって。ポケモントレーナーを続ければ、もっともっとステキな音に巡り合える。そんな気がするの。だから、今ポケモントレーナーを投げ出すわけにはいかないわ」
曜「そっか。根っからのトレーナーだよ、梨子ちゃんは」クスッ
梨子「それに、千歌ちゃんとの約束もあるしね」
曜「約束?」
梨子「千歌ちゃんがリーグに挑戦出来るほど強くなったら、私とバトルする……って」
曜「……………………!!」
梨子「曜ちゃんたちと出会ったあのときも、二体一のバトルだった。あれから何度も横に立ってバトルすることはあったけど、向かい合うことはたった一度だって無かった。私ね……思うの。たぶん、今までのどのバトルよりドキドキする。強くなった千歌ちゃんと全力で戦う……。そして……」
千歌「私が勝つ――――――――!!!!!」
ようりこ「っ!!!?」ビクッ
千歌「負けないよー。勝つのはわた……ムニャムニャ……」クークー……
ようりこ「……………………ぷっ♪アハハハハ♪」
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/20(月) 03:26:39.23 ID:NtuzF7ayO
梨子「ねえ、千歌ちゃんはまだ起きないみたいだし……久しぶりにバトルでもする?」ニコッ
曜「おっ、いいね♪」
梨子「今度はケンカじゃないやつね」クスクス
曜「しつっこい!!///」
梨子「研究所の裏のフィールドを借りましょう。1vs1ね」
曜「負けたら?」
梨子「ショウゲツのメニュー一つ奢り♪」
曜「ノッた!!」
梨子「フフッ♪ぜんそくぜんしーん♪ヨーソロー♪」タタタタ……
曜「かーらーのー♪けいれいー♪」タタタタ……
タタタタ……
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/20(月) 06:30:31.62 ID:Rbs/BrTY0
そういや、何の悪の気配もない日常なんて1レス目以来だもんな・・・
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/20(月) 08:42:08.67 ID:NtuzF7ayO
――――――――
――――
――
千歌「クークー……ぅへへ……///」スヤスヤ……
ドガアアアアアアアアアアン!
千歌「ふあぁっ!!!?」ガバッ!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
千歌「えっ!!?ええっ!!?なに!!?なんなの!!!?」
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/20(月) 08:52:47.30 ID:NtuzF7ayO
――――――――トチマ研究所・バトルフィールド
曜「おおおおおおおおおお!!!」
メガレックウザ「ザアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ドガァンッ!
梨子「やああああああああああああ!!!」
メガガブリアス「ガァアアアアアアアアアアアアア!!!」ボガァンッ!
ドガアアアアアアアアアアン!
志満「あらあら……」ニコニコ
美渡「いや……」
志満「スゴいわねえ……」ニコニコ
美渡「なにこの天災……。余波で研究所が潰れかねない勢いなんだけど……」
曜「行くよレックウザ!!!」
梨子「決めるわよガブリアス!!!」
曜「りゅうせいぐん!!!」
梨子「りゅうせいぐん!!!」
メガレックウザ「ザァガァァァァァ……………………!!!!」
メガガブリアス「ガァバァァァァァ……………………!!!!」
キイィィィィィィィィィィィィン……!
千歌「うるさ――――――――――――――――い!!!!!」ドガァァァァァァァァァァァァァ!
ようりこ「!!!!」ビクッ!
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/20(月) 23:13:43.45 ID:NtuzF7ayO
メガレックウザ「レザァ……」
メガガブリアス「ガバ……」
千歌「二人ともバカなの!!?なんでこんなところで全開バトル!!?旅館の方にまで爆音が轟いたよ!!?」
曜「いやぁ……」
梨子「ついバトルが白熱して……」
千歌「周りのこともちょっとは考えなさい!!!」
メガレックウザ「レェザ……」シュン
メガガブリアス「ガァブ……」シュン
千歌「まったくもう!!志満姉たちもだよ!!一緒にいたなら止めなさい!!」
美渡「私は止めたよ」
志満「研究者が目の前の研究対象を前にやめろなんて言えるとでも?」
千歌「知らないけども!!もう!!ゆっくり寝てもいられないよ!!」
梨子「もうお昼過ぎてるんだけど」
千歌「私の辞書に寝過ぎという言葉は無ーい!!」
曜「ドヤ顔でなに言ってるの」
果南「やってるねー」ヒラヒラ
梨子「!」
千歌「果南ちゃん!」
果南「やっほー♪ご機嫌いかがか――――――――」
梨子「だいぶいい感じです♪」
曜「じゃあハグしよ♪」ギュー
梨子「きゃー♪」
果南「二人とも嫌い」
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/21(火) 01:06:24.21 ID:L7IHtkRSO
>>302
ちかわいい
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/21(火) 01:20:17.61 ID:j85Pmdv4O
千歌「そういえば、どうしたの果南ちゃん?」
果南「どうしたって、あれだけ激しいバトル……町のどこにいても気付くと思うけど」
曜「お恥ずかしい」
果南「まあそれはそれとして……これ」スッ
梨子「メール?」
果南「穂乃果さんから」
千歌「穂乃果さんから?果南ちゃんに?」
果南「ううん。Aqoursのメンバー全員に送られてるっぽいよ?メール来てなかった?」
千歌「さっき起きたから」
果南「不摂生がスゴいね」
梨子「なんて書いてあるの?」
果南「ああ、えっとね……」
穂乃果『みんな、久しぶり。穂乃果だよリ`・ヮ・)』
千歌「なにそれ可愛い」
果南「百回スクショした」
曜「ファンだね」
梨子「いや、いいから続きは……」
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/21(火) 01:22:36.37 ID:MNV8SO2e0
そういや、カプ・レヒレはどうすんだろう?
576.76 KB
Speed:0.3
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)